みんなの議会

中頓別町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月19日

バランスシート等を取り入れた自治体財務の確立について

2006年6月19日、中頓別町議会の一般質問で、星川三喜男議員が「バランスシート等を取り入れた自治体財務の確立について」質問し、町長 野邑智雄、総務課長 安積明が答弁しました。

質問者
星川三喜男 議員
答弁者
町長 野邑智雄、総務課長 安積明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 星川三喜男

それでは、柳澤さんの後押しをもらいまして、ご質問させてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。今回は、本当に大きな課題といたしまして1点質問させてもらいます。バランスシート等を取り入れた自治体財務の確立についてでございます。平成11年度の地方自治法の大改正によって、国や道と町村の関係は対等になり、自治権の範囲は大幅に拡大されました。自治体の自己責任は大きくなったわけですが、今日の借金、緊縮財政の中ではこれまでの財政という考え方から、今ある財源をどのように使うべきか、新たに先ほど柳澤さんも言っておられました財務という考え方を取り入れて運営していくべきだと私も考えております。中長期行財政運営計画で財政シミュレーションが立てられましたが、現在の財務状況を説明し、その実現性を裏づけるためにも、私はバランスシート、行政コスト計算書作成が急務と考えますが、取り組みについて状況をお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

星川議員さんのバランスシート等を取り入れた自治体財務の確立について、総務課長に答弁をいたさせます。

答弁 総務課長 安積明(総務課長は2007年3月まで)

それでは、お答え申し上げます。バランスシート、行政コスト計算書については、監査委員による平成16年度各会計歳入歳出決算審査意見書や中長期行財政運営計画に関する最終報告書などを踏まえ、現在作成方法などを研究中でありまして、さらにこれらの認識を深めるため、8月に予定されている本町議会の議員会のバランスシートに関する勉強会にも参加させていただきながら、できるだけ早い時期の作成に取り組んでまいりたいというふうに考えております。

再質問 1番 星川三喜男

それでは、再質問させてもらいたいと思います。ただいま課長の答弁の中で作成方法などをただいま研究中とありましたが、研究の内容をできれば教えてもらいたいと思いますし、私なりにちょっと言わせてもらいたいと思います。バランスシート、どのような方式でやるつもりか、それとその中で、言われておりますように昭和44年から電算化されました決算統計をベースにしてやるのか、それかもしくは平成になってからか、またもしくは現町長が就任してからか、どの時点から作成にかかるのかお伺いしたいと思います。それと、議員会の勉強会の方に職員も参加の意向を示されましたが、町が積極的にバランスシート、行政コスト計算書の作成に取り組む姿勢のあらわれとここで評価したいと思いますが、その勉強会に対して基礎データがこれは必ず必要でございますし、そのときに町側として惜しみなくその基礎データたるものを私たち勉強会の席に着く方々に提出してもらえるのかなと思いますし、よろしくそこら辺もお願いいたします。先ほどから言っておられますように、平成12年度に総務省がマニュアルを、私もここに持っておりますけれども、マニュアルをつくってから急速にこれは普及していますし、これは普通会計を対象としたバランスシートは16年度末で、総務省のホームページを開いたところ全国市町村の約56%が作成済みと書かれておりましたし、私たちが昨年議員会で視察しました津南町や、あと北海道では白老、それと管内では猿払村が既に作成済みでございます。これは、3町村ともいわゆる総務省方式でつくられているものでして、これは先ほど言いましたように昭和44年をベースにして、小規模な町村でもつくられるようになっていますし、退職引当金の計算ルールと有形固定資産の査定の仕方も総務省のマニュアルに載っております。私は、住民になるべく正確な資産、それと負債の額を伝えるためにも、少なくとも総務省方式で今年中につくるべきと私は考えておりますが、町長の考えもお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

答弁 総務課長 安積明(総務課長は2007年3月まで)

研究中の内容でありますが、議員おっしゃられたとおり、バランスシートの方式としては総務省方式あるいは独自の方式あるいは積み上げ方式といったようなことがあるようであります。ただ、一番とられている方式としては総務省方式、今おっしゃられた44年の決算以降の資料をベースにして、その数字を積み上げるといった方式が多いようであります。管内的にいいますと、管内的にも稚内市と猿払村においてそれぞれバランスシートや行政コスト計算書が、16年度版ですが、作成をされておりまして、道内ではバランスシートで言えば総務省方式で18市、行政コスト計算書が総務省方式で9市、ほかに1市が独自方式などの状況であります。町村で言えば、バランスシートは、道内ですが、48町村が総務省方式、ほかに1町が独自方式、それと行政コスト計算書が16町村で総務省方式、独自方式が1町という状況であります。こうした状況も踏まえながら、考え方としてはよりよいものをというふうには目指すのは当然かもしれませんが、現状ではやはり総務省方式によってバランスシートを作成してみたいなというふうに考えているところであります。いろいろ作業上の問題等もあるかもしれませんが、できるだけ早い機会にそのこと、バランスシートや行政コストについて作成していきたいということであります。なお、議員さんの勉強会に対する基礎データについては、そろっているものについては提供してまいりたいというふうに思います。以上です。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

私から最後にお答えをいたしますけれども、昭和44年以降の普通会計の電算化に伴う財務関係については、これはほとんど問題なく私ども確保することができるのかなと思いますけれども、ただ施設等の価格の問題等が十分把握できるのかなという心配がちょっとあるわけであります。また、退職手当の引当金の関係については、私ははっきり認識しているわけでありませんけれども、北海道の市町村退職手当組合に負担金を支出をしていると、そういう中で退職金の交付が町の会計を通らない、個人の口座に真っすぐ入る、こういう仕組みに今なっていますから、そういうものの取り入れというのですか、バランスシートの中に取り入れる方法がどうなるのかと、こういう面も勉強しないとちょっと即答するわけにもいかないのかなと思います。しかしながら、そういう中にあって、できるだけ町の財産、または負債、それからそれぞれの会計年度の収支等々も含めて総務省方式が一番やりやすいのかなと思いますけれども、十分担当と、またはいろんな指導を受けるそれぞれの機関等と連携をとりながら内部で十分詰めて、期待に沿えるようにやってまいりたいと、このように考えております。(「データは何年からのやつ」と呼ぶ者あり)

答弁 総務課長 安積明(総務課長は2007年3月まで)

多くの町村では、自治体では総務省方式を取り入れているようですから、それらを基本に考えたいと。したがって、44年以降の決算統計に基づくものというふうに認識をしておりますが、先ほど町長も言われたとおりどういった具体的な支障があるのかわかりません。さらに研究を進めないとそこら辺はわからない部分もありますので、基本的にはそういうふうに考えているということであります。

再質問 1番 星川三喜男

今総務課長と町長から答弁ありましたけれども、私たちとともに今度勉強会の中で聞くところを聞いて、その講師たる先生は物すごいこちらの方には優秀な先生とも聞いておりますので、お互いにわからない点を出し合って勉強会を進めていきたいと思います。そのときに何年度からやっていくべきかも多分指導があろうかと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは、再々質問にさせてもらいます。町長は、本年度の行政執行方針の中で行政評価制度の導入に向けた執行に取り組むと言っておられますが、行政評価を行うためにもどれだけのコストを投入し、どれだけの効果があったのか検証することが私は重要な一つだと思います。その中で、行政評価の質を高めようとすればコストの正確な把握が必要であり、発生主義的な考え方に立った将来のコストも計算しなければならないと思います。行政コスト計算書の導入は、少なくとも行政評価と同時かそれ以前に行わなければならないと私は思います。ですから、ただいま言われましたように、私も言っているとおり、バランスシート、行政コスト計算書の作成を先行していって、中長期行財政運営計画や先ほど来から言われておりますように、柳澤さんも言われましたように今年策定されるだろう後期の総合計画の実現性とも密接な関係があるのでなかろうかと思います。今年度中に急ぐべきだと考えますが、最後に具体的な期限を再度言ってもらえれば幸いかと思いますけれども、このバランスシートは行政の成績表だと私は前も言っております。これで町長のできぐあいが、悪いですけれども、はっきり町民にわかると。本当に収支バランスがとれて、安心して町民が生活していけるようなバランスシートを早急に仕上げてもらえれば町の経営状況がはっきりわかります。将来の町民に残された負債の額などもその中でわかれば、町民が本当にもっともっと頑張っていきたいとみんな思うのでなかろうかと思いますし、そういう意味を込めまして再度今年中、要するに12月までにつくり上げたいという意向も言ってもらえればなと思います。再度お願いいたします。

答弁 総務課長 安積明(総務課長は2007年3月まで)

初めての取り組みでありますので、なかなか期限をいついつまでということを私からはちょっと限定できないというか、大変申しわけないのですが、とりあえず8月の初めに予定されている勉強会にも参加をさせていただきながらそこら辺は見きわめていきたいというふうに思います。

再質問 1番 星川三喜男

何か腰砕けで終わってしまうような感じで申しわけないのですけれども、確かに町長も総務課長も言うように人も少なくなり、新しいものに取り組むに対しては時間はかかるとは思いますけれども、このバランスシートの件は総務省から平成12年度から言われております。そして、前にも私たちも何回か言っておりますので、今後これからやるということでなくて、もう既に本当であれば何らかの形で動いていなければならなかったのかなと思います。先ほどの柳澤議員さんへの答弁にもありましたけれども、何か引き延ばしというような、確かに重要ですから、時間をかけてというのもわかります。その前に、ここまでやって、申しわけないのですけれども、もうちょっと突っ込みが足りないから、もう少し時間をかけさせてくれという答弁であるならまだしも、何か物足りなさを感じます。バランスシートをつくらなければ、先ほど言ったように総合計画も中長期財政計画も本当に絵にかいたもちになってしまうのかなと、そして町民に説明責任を果たさないでいってしまうのかなというようなことを考えながら一般質問を終わらせてもらいたいと思います。どうもありがとうございました。

出典:中頓別町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月19日 議事録 PDF(31ページ) 間違いを知らせる