みんなの議会

中札内村議会 令和4年3月定例会 2022年3月11日

中札内村第6期障がい福祉計画について

2022年3月11日、中札内村議会の一般質問で、大和田彰子議員が「中札内村第6期障がい福祉計画について」質問し、村長 森田匡彦、福祉課長 高桑佐登美、副村長 山崎恵司が答弁しました。

質問者
大和田彰子 議員
答弁者
村長 森田匡彦、福祉課長 高桑佐登美、副村長 山崎恵司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 大和田彰子

それでは、質問をさせていただきます。中札内村第6期障がい福祉計画についてお聞きいたします。本村では、令和3年度から令和5年度までの第6期障がい福祉計画が策定されております。ノーマライゼーションの理念のもと、障害の種別や程度を問わず、障がいのある方が必要とする福祉サービスや支援を受けながら、自立と社会参加の実現が図れるよう、そして住み慣れた地域で暮らせることを基本理念としております。そのための体制整備として、総合的な相談窓口「中札内村基幹相談支援センター」が設置されております。幼少期、学童期から大人になるまで一貫した援助や相談などを行うほか、引きこもりの方も見守り支援をしていくとの内容になっております。また、就労支援や障がい者の生活を地域全体で支えていく体制整備についてもあげられております。障がいがあっても地域の中で暮らしていける体制づくりは大変重要であると感じております。そこで次の点についてお伺いします。1つ目、障がい福祉計画を読みますと、村内では一定数の障がい者がいらっしゃいますが、それ以外に障がい者手帳までには至っていない方や、引きこもりの方については把握されているのかお伺いします。2つ目、村内事業所における障がい者の雇用状況、就労継続支援A型、B型と、中札内役場における障がい者の雇用状況をお伺いします。3点目、障がい者の日中における活動やその家族の負担軽減、親同士の交流の場などを目的とし、サロン的に利用できるような地域活動拠点が本村にはなく、帯広まで通っている方がいるのが現状です。今後、中札内村にもこのような拠点が必要と思いますが、村はどのように考えられているのかお伺いします。4点目、総合的な窓口として、平成26年に「基幹相談支援センター」を設置しましたが、現在までどのような活動や相談を受けたのか、その概要をお伺いします。また障がい者施設を運営している「ポロシリ福祉会」とも連携していくのが望ましいと考えますが、現在、どの様な状況なのかお伺いいたします。

答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)

中札内村第6期障がい福祉計画について、それぞれの項目ごとにお答えいたします。はじめに、1点目の障がい者手帳を取得していない方やひきこもり状態の方の把握状況についてですが、まず、障がい者手帳をお持ちでない方で、医療費が1割負担となる自立支援医療受給者証の手続きをし、精神科へ通院している方が33名いるほか、障害福祉サービスを利用されている方が6名おります。なお、障害者手帳の種類には、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者手帳があり、村において手帳をお持ちの方は、重複している分を含め、2月末現在で258名となっております。次に、引きこもりの方の状況でありますが、成人及び高齢者につきましては、把握している引きこもりの方が3名おり、民生委員やケアマネジャー、保健師と連携をとりながら、家庭訪問や生活保護への支援などを行っているところであります。しかしながら、支援を必要とするひきこもり状態の方をすべて把握できている状況ではありませんので、今後も民生児童委員や福祉関係機関等と情報共有を図りながら、広報等により相談窓口の周知等に取組んでまいりたいと考えております。次に、2点目の村内事業所における障がい者の雇用状況等についてでありますが、村内の就労継続支援事業所は、A型及びB型の事業所が各1カ所ずつあり、村において支援費の支給決定をした上で通所していただくことになっております。A型事業所につきましては、7名の方が事業所と雇用契約を結び通所されております。B型事業所につきましては、雇用契約を結ばず福祉的就労により作業工賃が支払われる形態となっており、2名の方が通所されております。役場における障害者雇用の状況につきましては、現在1名となっております。次に、3点目の障がい者の日中における活動や交流の場としての地域活動拠点についての考え方でありますが、現在、障がい者ご本人の利用及び家族の負担軽減などが必要な場合は、村外の障がい福祉サービスを紹介し、利用に向けての支援を行っております。村内における交流や活動の拠点につきましては、まずは相談や訪問の場面を通して、個々の課題に対応する支援を重視し、優先して取組んでいきたいと考えております。その中で、障がいを持つ方やご家族の方から、課題やニーズを把握するとともに、他の町村や民間の支援団体の拠点づくりの活動状況などを情報収集して、村における必要性を研究してまいりたいと考えております。また、障がいのある人の重度化・高齢化や「親亡き後」を見据え、障がいのある人や子どもが、地域で暮らしていけるようさまざまな支援を提供できる仕組みとして、「地域生活支援拠点」を市町村へ設置することが求められており、南十勝においては、広域での設置について検討が始まる予定であります。グループホームへの体験入居や緊急時の受け入れなど、地域の資源を活用しながら構築していけるよう計画的な取組みが進められることになります。次に、4点目の「基幹相談支援センター」の活動の概要と障がい者施設を運営する「ポロシリ福祉会」との連携の状況について回答いたします。基幹相談支援センターにおける活動は、相談業務が中心となっております。相談内容としましては、A型及びB型就労継続支援事業所への通所やグループホームへの入所相談のほか、対人関係に関する悩みや生活困窮の相談などがあります。さらに、住民の方以外にも障害福祉サービス事業所から、利用者への対応方法などに助言を求められることもあります。また、今年度は、障害についての理解を深めるため、聴覚障害がある方とのコミュニケーションツールであるUDトークの活用について、住民の方や自立支援協議会の委員を対象に学習会を行いました。そのほか、村の広報誌において、「福祉のことば」というタイトルで、障害にかかわる内容を掲載するなど、普及啓発に取組んでいるところであります。ポロシリ福祉会との連携につきましては、みのり園の相談支援専門員とA型就労継続事業所を利用されていた方の一般就労への移行支援を行ったほか、のぞみ園から自立支援協議会の委員を選出していただき、村の障がい福祉計画策定にご協力をいただいているところであります。ポロシリ福祉会は、グループホームや就労継続支援事業所の運営のほか、障がい者の方を支援する専門的な知見を持った人材がおられることから、今後、障がい者の生活を地域で支えていくための課題を共有し、地域の中で暮らしていける体制づくりに、連携して取組んでいくことが大変重要であると考えております。

質問 4番 大和田彰子

それでは、1点目からお聞きいたします。障害者手帳ですね、持っている方々の人数や種類ですね、その辺のことはよくわかりました。ただ、先ほど言った手帳を持っていない方や引きこもっている方については、村との連携やつながりが途切れてしまっているような状態になっておりますので、各地区の民生委員やそういった方々と情報共有はとてもこれから大事だと思いますし、広報等でも周知していくという内容も書いてありましたけども、そういった方々に対しての相談窓口ありますよというような周知の強化ですね、それに取組んでいただきたいと強く思います。次に、②番の事業所ですね、雇用状況。A型事業所は7名の方がいるということと、B型事業所には2名が通所されているというお話を聞きました。そのほかに、役場での雇用状況は現在1名ということでしたけれども、障がい者の雇用促進に関しては、地方公共団体では職員の人数に対して2.5%の雇用となっております。現在1名ということでしたので、今後、採用する予定はあるのかをお聞きいたします。

答弁 福祉課長 高桑佐登美(福祉課長は2026年3月まで)

1点目のお話の内容ですけれども、引きこもりの方ですとか、実際窓口に相談に来られない方の状況については、なかなか担当課でも把握できない、そんな状況になっています。議員おっしゃられるように、相談窓口の周知ですとか、広報あるいは民生委員さん等々と連携をしまして、支援が必要な人を把握していけるように努めていきたいなというふうに思います。

答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)

障害を持っておられる方の役場としての雇用ですが、これまでも数年に渡って募集を行い、面接もまた、応募があって面接を行ったケースがございます。通常なかなか応募がないというのが実態で、応募されたときについても、採用には、面接等を行った結果、採用には至らなかったという状況でございます。今後も、今はもう会計年度任用職員という制度もありますから、そういった形ででも採用ができないかということも、今後検討していく考えでありますし、採用試験、面接、こういったものも随時取組んでいこうというふうに考えているところであります。

質問 4番 大和田彰子

わかりました。ちなみに、中札内養護学校では、村内において体験実習をたくさんされております。それで、卒業後もできれば地元で働けることが理想だというのを聞いているのですね。ただ、何らかの援助が必要な生徒さんなので、やはりそういう方々が住む場所はグループホームなのかなと思っています。村には3つのグループホームがあります。新築されたひばり荘、今建設中のかしわ荘、そしてあと女子専用のさくら荘と。それぞれ定員がありますけれども、養護学校を卒業した生徒が、今後入居できる枠があるものなのかとか、空きが出るものなのかというところが、ちょっと私はわからないものですから、わかる範囲で教えていただきたいと思います。

答弁 福祉課長 高桑佐登美(福祉課長は2026年3月まで)

グループホームの状況ですけれども、昨年度末、ちょうど1年前ですが、ひばり荘が新築ということ、改築されております。そのときに、前段、そのひばり荘に1名ほど高等養護の方と連絡を取って、入居の調整をしたというような話も伺っております。かしわ荘、さくら荘については、今ちょっと調整中のようではありますけれども、若干お部屋の枠といいますか、出てきそうだという情報は掴んでおります。ただ、そこに高等養護の方が入られるかどうかというところまでは、私確認はできておりませんけれども、今の段階では、多少受け入れの状況に枠があるのではないかなというふうに思っています。

質問 4番 大和田彰子

わかりました。高等養護学校は、卒業後3年間は、いろいろと学校と生徒がつながって、いろんなフォローができると、就職に関しての相談だとか、そういうのができる制度があるので、先生たちは地元にすると、子どもにとってもいいのですけどねというような話をされていました。そのグループホームも必要な生徒さんたちなので、そういう情報も中札内高等養護学校と連携をしながら、そういう障がい者の社会参加の場をぜひ提供していってあげてほしいなと思っております。次に3番目のサロン的な地域活動拠点というのがないという話ですね。引きこもりの方々の。引きこもりの方は、今、10代から80代までいると言われている時代です。よく8050問題も取り上げられておりますが、80代の親が50代の子どもさんを見ているという。社会問題にもなっております。安心して過ごすことができる場所や、社会参加の第一歩となる居場所づくりはとても大切で、本人だけでなく、その家族同士が共有できる場所として必要と考えておりますが、まずは、先ほどの答弁にもありましたように、それぞれの家庭へのサポートや家族支援に力を入れていただけるようお願いしたいと思います。南十勝における地域生活支援拠点ですか、それの設置なのですけれども、今後計画されるようですが、どのような内容になるか、もう少しわかる範囲で教えていただきたいと思います。

答弁 福祉課長 高桑佐登美(福祉課長は2026年3月まで)

3つ目のところですけれども、まず、引きこもりの方の居場所づくりというところなのですが、議員もおっしゃられましたように、個々のつながりとか、把握した方たちとのお話の中から、どういうものが必要なのか。うちにとってそういう居場所が身近なところにあった方がいいのか。ケースを通して検討はしていきたいなというふうに、また、各町村の情報も集めてはいきたいなというふうに思っています。2つ目の地域生活支援拠点の関係になりますけれども、これは、この設置の趣旨としましては、障がい者の方の重度化ですとか高齢化、親御さんが亡き後を見据えて、主としては居住支援のための機能が大きいかとは思いますけれども、相談ですとか、グループホームなどに体験してみるですとか、緊急的に受け入れるような体制だとか、専門的な相談を受けられる体制づくりということで、そういう生活を支えるような支援をしていけるような体制をつくっていくというものでございます。ただ、小さな町村というか、1カ所の町村でグループホームもつくって何もかれもというのは、非常に難しい状況ですので、広域的な取組みがどうかということで検討され始めているところです。例えば、中札内村はグループホームがございますけれども、ほかの町村にはないところもありますので、そういったものをカバーし合えるような、そんなイメージでございます。ただ、今ちょっとまだなかなか進んできてはいない状況ですが、2カ月に一度、南十勝のそういう関係者が集まる南十勝生活支援ネットワーク会議というものを実施しておりまして、少しずつその中で、南十勝でどんな形をつくっていったらいいのかの手前の、どういう状況なのかというところから意見交換が始まっています。少し時間がかかるかもしれませんけれども、少しずつ取組みは進められていくのかなというような認識でございます。

質問 4番 大和田彰子

わかりました。ぜひ、地域生活支援拠点を楽しみにしております。今後も障害のある子どもが大人になっても住み慣れた地域で安心して暮らしていけるようなまちづくりを期待しております。次に4番目ですが、基幹相談支援センターですね。どんなことをやっているかというのを、先ほどの説明で大体の活動内容がわかりました。学習会、先日ありました。それ私も行きましたけど、UDトークですか。聴覚障害の方との会話を、アプリを使って文字化するという方法を実際に見てきましたけれども、そのほかにも、引きこもりの理解を深めるためのセミナーや当事者からの話などを聞くこともとても有効だと思いますので、ぜひそういった講演会等もお願いしたいと思います。あと、ポロシリ福祉会との連携のことについてもお聞きしますが、私も福祉会について知らないことが多かったので、今回、福祉会の方に行ってお話を聞かせていただいたのですけども、さまざまな取組みや活動をとおして福祉を支えていることが改めてわかりました。その中で、上札内にある事業所の場所についても、中札内の市街地に移し、地域の人とふれあいながら就労できればというような話もされていて、いろいろ課題もあるようでした。今後、役場といろいろ連携を取りながら、そういった意見交換などもし、より良い福祉のまちづくりを期待しております。意見で終わるのですが、何かあればお願いします。

答弁 福祉課長 高桑佐登美(福祉課長は2026年3月まで)

当事者の方の声などを講演会の企画もということでございましたけれども、先日、UDトークの学習会もさせていただいて、こういう機会大事だなというふうに思ったところです。具体的に講演会どのようなものを企画できるかどうかというところありますけれども、こういう活動は少しずつ取組んでいきたいなというふうに思っています。ポロシリ福祉会との連携ですけれども、自立支援協議会、障がい者福祉計画を策定に当たって、メンバーになってくださっている方、ポロシリ福祉会からも出てきていただいておりますし、先ほど言った南十勝生活支援ネットワーク会議の中にも、これは市町村の職員のほかに、事業所の方も参加していただいていて、中札内からはみのり園、のぞみ園の職員、高等養護学校の先生も来られていますので、そういう機会も通じて、村内の課題を共有するというようなこともしていきたいなというふうに思います。

出典:中札内村議会 令和4年3月定例会 2022年3月11日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる