中札内村議会 令和元年6月定例会 2019年6月10日
小中学校の冷房設備導入検討について
2019年6月10日、中札内村議会の一般質問で、宮部修一議員が「小中学校の冷房設備導入検討について」質問し、教育長 髙橋雅人、教育次長 阿部雅行、村長 森田匡彦が答弁しました。
- 質問者
- 宮部修一 議員
- 答弁者
- 教育長 髙橋雅人、教育次長 阿部雅行、村長 森田匡彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 宮部修一
それでは、最初の質問をさせていただきます。小中学校の冷房設備導入検討について。年々、温暖化の影響で気温の上昇が続いておりますが、本年十勝でも5月末時点で猛暑日を二日記録し、全国の中で最も高い気温を記録とありますが、最も高かったのはオホーツク海側の佐呂間町ということで、訂正を願います。今までの最高気温を更新いたしました。道内でのエアコン普及率は26.6%(平成26年調査)と全国の中では低い方ですが、帯広市は48.8%と道内の中でも一番普及率が高い市となっており、平成30年度では50%を超えていると推察します。道内でも各家庭での普及は進んでおりますが、学校での普及は進んでいないのが現状であります。そこで以下の3点について伺います。1点目、小中学校も耐震化、冬の寒さ対策は十分に対策をとられているわけですが、夏場の暑さ対策としての冷房設備は、現場からの声として要望は上がっていないのか。2点目、政府は全国の公立小中学校で冷房設備の設置を進める方針を示したが、道内の学校冷房設備も補助対象に含まれるのか。3点目、今後、村としては、暑さ対策を現状のままで乗りきろうと考えているのか、冷房設備の導入も検討する考えがあるのか伺います。
答弁 教育長 髙橋雅人(教育長は2021年3月まで)
小中学校の冷房設備の導入検討についてですが、1点目の夏場の暑さ対策としての冷房設備設置の現場からの要望について、近年の夏場の異常な高温に対して、冷房設備の要求ではございませんが、各学校から暑さ対策への要望があり、中学校は平成30年度に扇風機を全学級分購入し、小学校は今年度に入り、各教室に設置できる扇風機を購入設置いたしました。また、さらに、小中については、特別教室に、風通しをよくするために、網戸の設置を行う予定でございます。2点目の補助対象事業についてですが、現行制度では、国庫補助3分の1の「学校施設環境改善交付金」と、さらに、補助対象外の部分に対して75%の地方債を併用して設備を設置することができます。ご参考までに、昨年度におきましては、ブロック塀の倒壊防止等の安全対策と熱中症対策において、さらに地方負担分を軽減して空調設備を設置できる、いわゆる「ブロック塀・冷房設備臨時特例交付金」が年度の途中に補正予算として、1年限りでございましたが、新たに設置されておりました。これらの事業については、全国の公立小中学校などを対象にしていますので、地域による違いはございません。3点目の導入についての考え方ですが、まず、北海道の状況についてご説明いたします。文部科学省の調査によりますと、平成30年9月1日現在、北海道内の公立学校における小中学校の空調設備の設置状況は、普通教室・特別教室の全3万5,631教室のうち704教室で、設置率は2.0%になります。また、体育館については、平成29年度4月1日現在の設置状況は、1,810施設のうち6施設で、設置率は0.3%であり、教室における全国平均は約50%となっておりますが、寒冷地域とされている北海道の設置率はきわめて低いのが現状でございます。近年、全国的に見ても、夏の猛暑で子どもたちの熱中症が心配される中、健康保持と学習環境の向上は注視すべき課題といえます。より良い教育環境を整備する上で、冷房設備の導入は効果的と考えますが、利用期間や初期費用、ランニングコストなどを考慮すると、早急な導入には至らないのが現状でございます。また、暑さ対策については、扇風機の活用や窓を開けて風通しをよくすること、カーテンで日差しを遮ることなどにより、教室環境を調節したり、水筒を持参させ水分補給をさせるなど熱中症事故の防止に努めているところでございます。児童生徒に対しましては、服装はできるだけ薄着にすることと、自分自身の判断で適宜休憩や水分を補給すること、体調に異変を感じた際にはすぐに教員に申し出ることなどの指導を徹底してまいります。国に対して必要な財源の確保や地方財政措置について要望することと併せまして、いろいろな工夫をしながら、暑さに対応できる力を養うことも重要であると考えております。
再質問 7番 宮部修一
それでは、再質問をさせていただきます。この一般質問を考えたときにはちょうど暑かったときなもので、子どもたちが学校で暑い中大変だろうなと思って、どのような暑さ対策をされているのかなというふうに思いましたので、今回質問させていただきました。しかし、6月に入りましてから、急に気温が下がりまして、何かちょっと冷房施設についての質問がちょっと合わなかったのですけれども、今後また、夏本番に向けて徐々に温度も上がってくると思いますので、何点かお聞きをさせていただきます。昨年、中学校に扇風機を全学級分購入されたということでございます。扇風機、どのような設置方法か分かりませんけれども、扇風機ですと、ある程度近い方といいましょうか、部分的にはある程度冷やせれるのかなというふうには思うのですけれども、その辺の設置の方法などもお聞きしたいと思いますし、また、昨年設置した後、子どもたちの反響といいましょうか、反応といいましょうか、何かそういった子どもたちの声がどのような声が上がっているのか。その辺をまずお聞きいたします。
答弁 教育次長 阿部雅行(教育次長は2022年3月まで)
私の方からご説明いたします。中学校のまず設置状況ですけども、中学校はまず、普通教室が1、2、3各一つありますので、扇風機の方は、各教室大きいのを一つ、そして小さいのを二つという形で、教室がなるべく空気が循環するような形を取らせていただいております。そのほか、支援室ありますけども、それは生徒の数に応じて1台もしくは2台設置しております。併せて、保健室等ありますので、そちらの方にも当然扇風機の設置をしている状況でございます。あと、子どもたちの状況なのですけども、子どもたちの状況については、ちょっとそこまで聞き取りは行ってはいない状況です。
再質問 7番 宮部修一
大きいのが一つと小さいのが二つということでございます。ないよりは、かなり効果はあったのではないかなというふうに思うのですけども、中学校の校舎、数年前に耐震化工事、また、長寿命化工事で大規模な改修がされました。それで、かなり以前よりは窓の面積が減って、壁の面積がかなり増えたのかなというふうに思います。そんな中で、ちょっと風の通り抜けが悪いといいましょうか、ちょっとそういったことで暑いのだというような声もお聞きするのですけども、その辺はどのようにお聞きしているのかお聞きします。
答弁 教育次長 阿部雅行(教育次長は2022年3月まで)
ただいまの質問ですけども、宮部議員おっしゃったとおり、以前の校舎に比べますと、北側の窓が減って、そして開放部分が下側10センチメートル程度になって、風の抜け具合は以前に比べたら悪い状況になっています。それの状況によって熱がこもるということで、扇風機等を導入しているわけですけども、そのほかに、東西の教室、西側はパソコンの教室、そして、東側は音楽の教室。使用に支障がない場合は、そこを開けていただいて、風通しをよくするような形を取っていただくようにお願いというか、そのように使ってもらうようにしています。
再質問 7番 宮部修一
十勝での暑さのピークというのは、7月から8月中旬ぐらいまでがピークなのかなというふうに思うのですけども、最近は、5月末にありました猛暑日があったり、また、6月等もこれからまた回復して暑くなったりしていくのかなというふうに思います。温暖化の関係で、段々と北海道の方も平均気温が上がってきているというのが現状ではないのかなというふうに思います。子どもたちは7月下旬ぐらいから8月中旬ぐらいまで夏休み期間に入るので、その場については学校に来られないのであまり影響がないのかなというふうに思うのですけれども、教職員の方々におかれては、多分休み期間中も勤務をされているのかなというふうに思うのですけども、そういった教職員の職員室の方ですか、そういったところもやっぱり扇風機で凌がれているというのが現状なのでしょうか。
答弁 教育次長 阿部雅行(教育次長は2022年3月まで)
職員室についても、教室と同様、扇風機で暑さ対策をしていただいております。
再質問 7番 宮部修一
十勝管内の小中学校の中でも、何件かエアコンが導入されているところもあるのですけれども、見てみますと、大体は普通教室ではなくて特別教室が多いと。帯広市の場合は、若干普通教室何室はありますけれども、幾つかの町村で導入をされているということで、管内の中では足寄町が一番設置率が高いのですけれども、足寄さんあたりはかなり気温も上がるところでもありますけれども、まだまだ学校としての冷房施設の設置については、あまり進んでいないのが現状かなというふうに思います。先ほど答弁の中で、3分の1の国庫補助金や特例交付金の創設に伴い、1年限りでの創設だったのですけれども、そういった補助金等の創設に伴って、学校にエアコンを導入する場合の試算などというのはうちの委員会の方ではされたことはあるのでしょうか。
答弁 教育次長 阿部雅行(教育次長は2022年3月まで)
昨年の補正予算が11月に出ました。情報として、10月ぐらいに入りましたので、10月の段階で、中札内中学校大規模改修した業者通じて試算いたしました。試算した結果、経費等を含めまして、普通教室に設置した場合、2,900万円を超える金額でした。
再質問 7番 宮部修一
試算はされたようでして、2,900万円というかなり大きな金額が必要になってくるということでございます。今、家庭の方でのエアコンは、十勝でもかなり普及が進んでいるわけですけれども、どうしても学校の教室等に設置するということになると、かなり大きなものの機材になるということで、多分高額なものになるのだろうなというふうに想像はいたします。道内の学校での設置率は、普通教室・特別教室合わせて2%という低い数字なのですけれども、道内の中でもやっぱり帯広や旭川については、やっぱり内陸部についてはかなりエアコンの各家庭、職場等での普及率というのは上がっていると思うのですけれども、以前、エアコンというのは贅沢品というふうに言われていたのですけれども、十勝で50%ほどの普及率ということになると、もう今では必需品というようなものではないのかなというふうに思います。今、新築の家庭等でも、家を新しくされる場合には、最初からエアコンを設置するのも大体通常になってきておりますし、また、職場の各オフィス、そしてまた飲食店等でもほとんどエアコンが設置されているのが現状ではないのかなというふうに思います。村の施設の中でも、文化センターはクーラーが入っているのかな。また今後、新庁舎においても、冷暖房両方が導入されるような予定だというふうに思うのですけれども、大人が働く場所といいましょうか、どちらかというと大人の社会の中での普及は進んでいるのですけども、子どもたちの学び舎である学校への導入が非常に遅れているのではないのかなというふうに感じるところであります。小中学校の建物も、小学校ももう20年以上築年数が経過はしておりますけれども、まだまだ今後も維持修繕をして、何十年も使っていく建物だというふうに思います。また、中学校においても、大規模な改修をされましたので、建ててからはかなり古くなっていますけれども、まだまだ今後も使用していくものだというふうに理解をしております。そんな中で、今後やっぱり温暖化現象というのは、なかなか止まらないというのが現状ではないのかなと。今の経済活動が続く限り、今後、2度から4度の平均気温の上昇が見込まれるという中で、やはり子どもたちの教育環境の改善といいましょうか、向上といいましょうか、やっぱりそういったことを考えますと、なかなか北海道でも扇風機だけで凌げれる状況では段々なくなってきているのではないのかなというふうに思うのです。また、普通教室にいる時間というのはやっぱり非常に長いと思いますので、やはり今後はこういったエアコンの導入というのも検討していくべきではないのかなというふうに考えるわけでございます。かなりの初期の投資の金額もかかるということで、なかなか財源を見つけるのも大変かとは思うのですけれども、やはり国からの補助金ですとか、また、独自の財源を見つけるといいましょうか、ふるさと納税の寄付金などの活用といいましょうか、昨年ピアノを購入したように、何か目的を持って寄付金を募るというような形も一つの方法ではないのかなというふうに思うのですけども、その辺、なかなか子どもたちというのは声を上げてこれないと思うのです。やっぱり教員の方や教育委員会の方々が声を上げて、ようやく執行者の方に届いていくのかなというふうには思うのですけども、村長自身も教育には非常に力を入れておられる方だと思いますので、その辺、村長としてもどのように、そういった教育環境の向上についてお考えになっておられるのか、ちょっと考えがあればお聞かせ願いたいと思います。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
村長としての考えということでお尋ねいただきました。最初の教育長の答弁にもございましたとおり、暑さに対応できる力を養うということも一つの教育の手法だというところで、私はそれについては共感する部分がありまして、とは言え、非常に、先ほど宮部議員がご質問あったとおり、温暖化進んでいると。北海道といえども、本当に命を脅かされるような暑い日が襲ってくることがあるということは十分認識しておりまして、ただ、機器を導入するには非常にコストがかかる。その中で、教育現場と、今現状でどういう対応ができるのかというのを十分に意見交わしながら、共有しながら、子どもたちの安全、そして、夏においても、しっかり学べるような対応を、これから教育委員会の方にはしっかり意見、情報収集していただきながら、進めていただく。それでもなおやはり、子どもたちの安全が懸念されるということであれば、それについては早急に対応してまいりたいというふうに思っております。現状については、教育委員会の方針で、まずは今の中でできることはないのか。それを十分に精査した中で、その上で、その後の展開というのを考えてまいりたいというふうに思っております。
答弁 教育長 髙橋雅人(教育長は2021年3月まで)
追加でちょっと若干コメントをさせていただきたいのですが、私の手元に、47都道府県の最高気温が表になっておりまして、一番下の方が、涼しいところが断トツ47位が北海道。その次が青森県、そして宮城県、秋田県、岩手県と。これらが設置率が5%以下の状況になっています。ただ、5%以下とお話しても、数字が設置しているではないかということなのですが、北海道内でも、必ず学校をリフォームとかつくるときに、エアコンを設置する場所があるのですよね。それは、実はコンピューター室なのですよ。コンピューター、今ほとんど配置されていまして、教職員の仕事にも使っていますし、生徒のプログラミング教育、情報教育でも使っていますけども、パソコン等々をその1カ所の教室に設置するときに、業者さんの方で、温度が上がるといわゆるダウンしてしまって機能が落ちたり、電源落ちたりしますので、エアコンを付けてくださいとなりますので、必ず設置の数値はその部分は増えてまいります。逆に体育館のような強烈に屋根の高いところ、設置しているところは道内ではまずないかと思うのですよね。そのような状況でございます。また、宮部議員おっしゃっておりました今般の5月の末の3日間の高温ですよね。いわゆる5月25日土曜日、26日日曜日、27日月曜日の3日間、この土曜日に、実は中札内中学校の体育祭が当たっておりました。委員会等も中学校と連携を取りながらという中で、これが保護者に流した文章でして、いわゆる暑さ対策を、今までどおりでは通用しませんよと。今回の3日間はかなりな気温になりますよということで文章を流しております。簡単にお話しますが、第57回体育祭を25日土曜日に開催する予定ですということで、23日に文章が発出されております。1番、ご家庭での体調管理をお願いします。朝から水分補給をお願いいたします。2番、飲み物、水、お茶、スポーツドリンクを多めに持たせてください。学校側、生徒に持ってきなさいよ、持ってきていいよとやったほかに、自由に飲める冷水タンクを当日準備いたしました。これも初めての状況だと思っております。また、親にこうも書いています。凍っている飲み物を持たせる際には、すぐ飲める溶けた飲み物も同時に併せて持たせてくださいと。3番目、可能であれば帽子を持たせてください。今年また新しい取り組みで、生徒が競技のないときに、学年ごと、クラスごと座って待っているのですけどね、待機するところの上にテントを張りました。いわゆる日陰の部分を確保しますと。このような状況になっていますが、よろしくお願いしますと。また最後に、昼食時、お弁当の時間には、体育館、屋内を開放しますのでご活用ください。食中毒対策も考えられますので、このような形になりました。暖房もそうなのですが、冷房も同じようなことが言えまして、実は、涼しいと感じる方もいるし、寒いなと感じる方もいるし、ストーブも同じでございます。ちょうどいい、温かいなという方もいますし、暑いという方もいますので、なかなか一辺倒にできないところであるのですが、着実に、暑いというニュースが流れる昨今なものですから、これからも注目しながら見ていきたいなと考えております。
再質問 7番 宮部修一
分かりました。いろいろな調査の中で、本州の方と北海道と比較しても仕方がないのかもしれませんけれども、本州の方の学校では、エアコン設置した学校では、全国の学力学習状況調査の結果が徐々に上昇しているというような結果もあるのでございますけれども、本州の方は、夜もなかなか気温も下がらないということで、常時暖まった状態というのが続いているというふうに思うのですけども。北海道の方は、期間的にも本州から見るとかなり短いということもあって、なかなかエアコンの導入も進まないのかなというふうに思います。しかし、この温暖化というのは徐々にまだ上がっていくというふうに思いますので、やはり今後やっぱり検討していかなければならない問題ではないのかなというふうに思うわけであります。子どもたちの健康保持もあわせて、また後、学習環境の向上などを考えて、教育環境の改善も図っていただきたいというふうに思いますし、また、教職員の方々の職場の環境改善も図るということで、ぜひ、委員会と、また、村も協議を重ねていただいて、今後の暑さ対策について検討をしていっていただきたいなというふうに思います。以上、意見として最後言わせていただいて、私の質問を終わらせていただきます。