みんなの議会

中札内村議会 平成31年3月定例会 2019年3月8日

村の指定無形文化財、石見神楽に関して

2019年3月8日、中札内村議会の一般質問で、中西千尋議員が「村の指定無形文化財、石見神楽に関して」質問し、教育長 髙橋雅人、村長 森田匡彦、教育次長 阿部雅行が答弁しました。

質問者
中西千尋 議員
答弁者
教育長 髙橋雅人、村長 森田匡彦、教育次長 阿部雅行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 中西千尋

それでは、質問させていただきます。中札内村には、村の有形無形文化財に関する多方面から調査、話し合いを検討する委員会として、文化財専門委員会が設置されており、会議、話し合いが数多くなされておられると思います。会議の中でいつも話されておられると思いますけれども、意見報告があったかと思います。村の指定無形文化財、石見神楽に関して、何点かお聞きをいたしたいと思います。先日、3月1日に上札内小学校において、上小フェスティバルが開催された折、午後からの部で全校児童14名、それから、石見神楽保存会の会員の方々の指導のもとに、上演されたことでございます。今回は、ちょうど村の広報にもこの案内がありましたし、多方面からのこのフェスティバルを見に来られる方々、多くありました。保存会と児童たちとのメンバーによる上演、非常に感動させられた一人でもあります。しかしながら、これを拝見させていただいた折、この現状の中で、高齢化の進む現在に至って、この村の大切な伝承芸能、このことを思うときに、現状のままでは保存会単独での伝承、存続にも限界があると思われます。早急に何らかの対策が必要と思われます。現在の元札内地区、石見神楽の現状と、今後、村として認定しているこの村唯一の伝承芸能、無形文化財に対して、具体的な取り組みとバックアップ体制がどのように考えられているのか、村と教育委員会の見解を、対応をお伺いいたします。

答弁 教育長 髙橋雅人(教育長は2021年3月まで)

元更別大国神社石見神楽についてですが、大正6年、元更別地域に入植しました島根の団体が伝えた出雲神社の能神楽で、当時の娯楽として郷土神楽の上演を行ったのが始まりでございます。終戦直後、衣装などの盗難があったと。上演がその後できなくなりましたが、有志が衣装などの工面を行い、古老らの指導により神楽は再び演舞されるようになったと伺っております。この元更別地域の石見神楽の存在は、北海道ではとても珍しく、貴重であることから、昭和37年6月29日、村の無形文化財に指定しております。その後、昭和40年代の後半なのですけれども、神楽の中心だった方々のご高齢化や離農されたことにより、継続の危機があったことから、地域の住民が中心となりまして、昭和59年12月に元更別石見神楽保存会が発足し、今に伝承されております。教育委員会としましては、「中札内村文化財保護条例」に基づき、毎年保存会の活動へ補助を行い、今年度は、いわゆる大蛇、おろちの購入に対して、文化振興奨励事業を活用し助成をしております。伝承の取り組みでは、小学校3年生、4年生の社会の副読本において、伝えていきたい文化として「石見神楽」を紹介し、子どものころから地元の伝承文化に関心を持ってもらい、大切なこととして理解が深まれば、将来地元に戻ってきたときに、石見神楽の担い手になってくれる、そういうことも期待しているところでございます。今、手元に副読本の現物がございます。非常に素晴らしいイラストの表紙をめくりますと、74ページ、カラーで1面を使いまして、これいわゆる副テキストとなりまして、これを使って授業を展開しておるのですが、石見神楽を市の観光の目玉にしている島根県浜田市からは、遠く北海道の地で石見神楽が受け継がれていることに感謝していますという手紙がやってきたというようなストーリーが展開して、横の吹き出しのところにこう書いています。島根県では、現在も23市町村で中札内村と同じ神楽が伝承されているそうだよと、イラストが付いていまして。島根県の石見神楽は、大阪の万博、この万博を機に海外にも出て公演もして、日本の文化の交流にも役立っているのだよという形で、小学校3年生、4年生に、実際に村で行われている文化伝承のことを取り上げて、教材としてしっかり紙面を割いている状況でございます。また、上札内小学校の「ふるさと学習」、これは総合学習のことなのですけども、や、中札内コミュニティスクールの上札内小学校部会では、地域文化の継承に取り組み、地域に伝わる芸能に触れることで、それを守り伝えてきた人々の思いを知り、地域に対する思いを深めて、郷土愛を育む活動などに取り組んでいただいております。非常に感謝でございます。後継者問題につきましては、地域の人材だけでは限界があることから、広く声をかけ始め、昨年から複数の村民が上演に加わり、また、さらに広げていこうと、今、中西議員からご指摘ありました先日の3月1日の上演、「上小フェスティバル」における石見神楽演舞の開催を村の広報紙に折り込み、全戸に周知を行い、石見神楽に少しでも関心を持っていただきたいと実施したところでございます。このような取り組みは、ご質問のあったとおり、「中札内村文化財専門委員会」での話し合いの中で行ってきたものであります。今後も、教育委員会の内に設置しております文化財専門委員会の意見を伺いながら調整し、より効果的な石見神楽の存続・伝承についての検討を進め、先人の営みを伝える文化財が今後のまちづくりに活かされるよう、この先も着実に次代に継承されていくように宣伝、広告なども踏まえまして、取り組んでいきたいと思っております

質問 4番 中西千尋

お聞きをいたしました。当日、私も参加をさせていただき、上演を見させていただいたことでありますけれども、教育委員会からも何名も方も見えておられました。村長は当日、ご都合がつかないということで、先に行われた最終的な発表の総練習の折に見ていただいているということでもございますけれども、今回は、今申されましたように、非常に上札内地区以外からも、村内いろんなところからこの上演を見に来られておることでありますけれども、それは教育委員会が申されましたように、パンフレットの村内全戸配布が非常に功を奏したのではないかなと思われます。その中にあって、今、教育長が言われましたように、伝承芸能については、非常に近年、どの地区を見て、全国的に、これは少し早い時期の統計かと思うのですけれども、全国にこういう神楽等の無形文化財として伝承しているところが8,000カ所ぐらいあるかというふうに書かれておった書物があります。そのうちの全体の70%弱のところが伝承状況が何らかの形で悪化している。そしてまた、その中にあって、若年層の後継者がいないと答えた団体が、その中でもまだ30%以上あるということが書かれてあった。これが10年ぐらい前の統計でありますけども、それから10年経っていますので、もう少しこの数字が若干変わっておるのではないかと思います。今、考えますに、伝承の問題が、今、新しく次へと伝えていかなければ衰退してしまう。そういうところで、行政サイドの対応をもう一度お伺いをしたいと思うことでありますけれども、従来の文化財保護の行政施策ばかりでなく、先ほど申されましたように、地域振興という観点から、ハード面だけではなくてソフト面、人材、会員の確保、養成・育成を早期に取り組まなければならないと思いますけれども、何か具体的な策をお持ちであったらお聞きしたいのですけれども。

答弁 教育長 髙橋雅人(教育長は2021年3月まで)

私、今、手元にポロシリ大学の修了式のご案内というのあるのですけども、その下のスペースに、石見神楽、演舞、披露しますから来てくださいと。ポロシリ大学と直接関係ないのですけども、教育委員会でつくっているちらしなものですから、いろんな形で人の目に触れて、それで一人でも多く見てきてもらって、見て関心を持ってもらう。大蛇なのか、僕も今回見させてもらって、大人が入っている大蛇と子どもが入っている大蛇があるのですね。最後に演舞が終わって、この小さめの大蛇にはお子さん方が入っていたのですよと。ああ、そうかと。あの子たちが入っていたのかと。また、大正町から協力をいただいて、笛の演奏者は大正町からご協力いただいてと。ああ、そうかと、村だけでやっているのではないのだというようなところも含めて、見る者の心を訴えるところはあるのかなと。小さな広告、告知なのですけども、こういうことも含めて、まず関心を持ってもらうということが必要ではないのかなと感じているところでございます。

質問 4番 中西千尋

今、おっしゃられましたとおりでありますけれども、先日、上映された演目、『ヤタ』という演目だそうです。私も詳しいことは分からなかったのですけども、今申されましたように、大蛇が8匹出て、それをスサノオの尊(みこと)が退治をするという昔からの伝承でありますけれども、これに関して、人数、全校生徒14名参加しました。それと、元更別地区から保存会のメンバー、更別地区だけではなく、先ほどから申されましたように、他地区からも昨年度から3名、4名ぐらいの会員参加があるというふうに聞きましたけれども、人数として、大蛇が8匹出ましたから、今まで最高の数字が出たのですね。8匹出ました、これで8人舞い手が必要です。そのほかに、それを退治するスサノオの尊、神様が1名、それで9名ですね。そのほかに、ご覧になって、ご承知のように、老夫婦が二人、それにそれの娘たち、姫と名乗っていましたのが二人、それから、それをする使者、伝えていく使者がおりますので、この大蛇退治するのだけでも、舞い手が14名必要なのですね。それに、先ほど申されましたように、笛と太鼓と小太鼓、それから鳴り物を含めると、その他大勢を含めると、相当数これに必要なのですね。それを考えたときに、先ほど申しましたように、もう地元だけではどうにもならない継承、今、メンバーの中では、会長をはじめ、皆80歳を超えた方、若い方でも60代後半、私たちと同期の人たちということでありますので、もっと何か本腰を入れて、この伝承を村の財産として伝えていくには、何か大きな取り組みをしていかなくてはならない。ただ単に地区の問題ではなく、保存会の問題ではなく、村として何か大きな取り組みができないのか。村長も総練習をご覧になっておりますので、何かお考えがありましたら、お聞きしたいと思います。

答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)

中西議員、お話ありましたとおり、私も総練習見させていただきました。去年と今年と2回見させていただいて、本当に子どもたち、そして地域の方々が一体となった素晴らしい演技というか、内容だなというふうに思っておりまして、一般村民の方も、今興味のある方参加されていて、ちょっと盛り上がりが出てきているというふうに受け止めております。この素晴らしい取り組みは、やはりしっかり守っていかなければいけない。それでどうするのかというような今ご質問だったと思います。まず、石見神楽がそうやって地域で演じられているということを知らない方も結構いらっしゃるのではないかと思いまして、まず、広報をしっかりするということ。広報誌等で過去特集したことあるのかな。広報誌で特集するようなことも考えられるでしょうし、何か体験会みたいなものを企画するであるだとか、まず知ってもらう。そして誰でも参加できるのだということを、やっぱり広く知ってもらいたいなというふうに考えております。私も今回総練習ではありましたけれども、少しでもPRになればと思いまして、フェイスブック、それとツイッター、それとインスタグラムでそれぞれ情報発信させていただいております。このSNSのいいところは動画でご覧いただけるということと、また、若い方も見られる。特にツイッター、インスタグラムなどは若い方が利用されているケースが多いので、少しでも興味持っていただければいいなというふうに思っております。そういった面で、SNS、広報誌、さまざまな広報媒体を通して、村民に広く知っていただけるような形で今後も精一杯努力してまいりたいというふうに考えております。

質問 4番 中西千尋

村長のお考えもいろいろとフェイスブック等で知らされておると思いますけれども、この伝承芸能、先ほど、教育長が申されましたように、島根県の地区、当時、入村当時では邑智郡比和村というところからの入植のように伺ってもおりますし、現在は平成の合併等々があって、今は邑南町という町名にこの地区が変わっておるかと思います。こことの交流事業も非常に、この保存会、やっておられて、向こうからも何度も足を運ばれていますし、こちらからも本場の伝承を伺ってもおります。こういう交流事業に関しては、何か具体的なもの、保存会だけではなく、村としては教育委員会も通してお考えがあるか、1点お聞きしたいと思いますけども。

答弁 教育次長 阿部雅行(教育次長は2022年3月まで)

私の方からご説明いたします。これまでもオロチの購入等に当たって文化振興基金を活用していますので、そのような交流事業がこの伝承文化にふさわしいという判断になれば、当然、そういう補助事業の対象としていきたいと考えております。

質問 4番 中西千尋

こういう交流事業も、もし可能であれば、組まれることを望んでおることでありますけれども、先ほどから申しますように、非常に演舞をするのに、鳴り物を含めて、演舞者を含めて、大人数が必要だということで、今、上札内小学校が、先ほど申されましたように、授業の中で取り組まれ、フェスティバルで毎年、2年に1回か、ほとんど毎年これを上演しておるのですけれども、例えば、上札内小学校に限らず、この伝承をほかの学校へのお考えがあるのか。中学校あたりは非常に、今、授業等々が組まれて、クラブ活動の時間さえ減らされているときでもありますけれども、何かこれに対して、クラブなり何かをもって伝えていく。そういう場が持てるかどうか、1点お聞きしたいと思いますけれども。

答弁 教育長 髙橋雅人(教育長は2021年3月まで)

上札内小学校は伝統的にずっと総合学習の枠でこれをやるという形で組んでおりますけども、中札内小学校併せて中札内中学校はそれが入っておりません。ただ、私、それこそ3月1日見させてもらって、文化創造センターのホールでもし公開することがあれば、多分より一層数多い住民の方の目に触れるのかなと。ただ、そう考えたときに、先日の上小フェスティバルのために、生徒たち、時間を割いて、先生方も指導を受けて、それがまた別個にやるとなれば負担にならないのかなと思いながらも、保存して興味を持っていただける人を増やしたい。しかしながら、またそれを回数を増やすというところが苦しいところかなと思いながらも、これからもその辺悩みながら検討するというのは意味のあることではないかと思います。

質問 4番 中西千尋

今、その件もお話いただきましたけれども、一時途絶えた伝承芸能が、昭和60年代に入ってから、非常に数多く上演されています。上地区では、今申しましたように、平成20年から小学校でずっとありますけども、そのほかにも、今申された文化創造センターでも上演がありますし、早い時期にはNHKでも取り上げがあったり、他町村へ行って発表をしている数が相当数、見させていただくとあるのですよね。そういう中で、村も文化創造センターができたときとか、何か記念行事に何回かやっていますけども、なかなか周知の問題があって、本当に先ほど申されましたように、村内にあって、これだけの伝承芸能が大正6年、その後からですから100年近くもなるのですけども、なかなか村内に在住の方々も、他地区の方々は、この伝承芸能を知らないという方が数多いわけですので、ぜひ、もっと村としてもPRをして、また、発表の場を、小学生がお手伝いをしなければならない時期になっていますので、保存会だけでの上演がなかなか厳しい状況にもなっていますけれども、大きな場所で、今回みたいなオロチが8匹舞うというのが、今回最初だったわけですけども、そういう発表の場がどんどん増えればというふうにも思います。あと、3月1日に、このときに占冠村から来られておりました。占冠村にもこの石見神楽、占冠村のは広島地区からの神楽の伝承だということでありますけれども、同じような神楽の伝承が占冠村にあって、占冠の取り組みはお聞きしたところ、小学4年生ぐらいのクラスを毎年対象にというようなことも聞きましたけれども、占冠村、中札内村も占冠村も村としての何かそういう、今回は何も教育委員会を通しての、こちらに来られるあれはなかったと思うのですよね。保存会からの何か連絡で、わざわざビデオを撮りに何名かの方が来られていたということですけれども、そういうことも含めて、やはりこういう伝承芸能、神楽を持っているところは道内では2カ所、ここと占冠村、ほかに松前の方に、函館の方に神楽の伝承がありますけど、これはまた違う神楽かと思います。そういうことで、2カ所しかないこの伝承芸能、ぜひ、今後とも力を入れて、教育委員会も村も、そして保存会のバックアップも考えていただければと思いますが、このことを通して、村のPRもなされることかと思います。先ほどから申しました伝承者の継続、高齢化に伴って、今、『ヤタ』という演目だけしかほとんど上演されていませんけれども、元更別の伝承の中には、あと、四つほど演目がやれるという伝承があるのですけれども、それは人数の問題で伝承がなされていない。しかし、これを今伝えなければ、ほかの『ヤタ』以外の神楽も伝承しなければ、もう残らない時期に来ておるかと思いますけども、改めて、次世代への伝承、具体的な取り組み、何かお考えがあったら、村を通してでもいいですし、教育委員会も先ほどのPRだけではなく、何かほかに取り組みが持てるのかどうか。もう1回だけお聞きします。

答弁 教育長 髙橋雅人(教育長は2021年3月まで)

やはり地元の保存会の方と情報交換と実態を、我々が報告を受けるのではなくて、直接職員の方に派遣をしながら、打合せで意見を交換したいと。昨年の5月、2回ほど職員3名派遣して話を伺っています。それで、忙しい中、保存会の方とやってくれていることの状況と、悩みですとか、うまくいかないとかこうなんだとか、心配ごととかを直接うちのスタッフの方が会議に入ってという形になろうかと思います。また、先ほど中西議員から占冠村の件、昨年は広尾町から150周年の式典行事に出演してもらえないかということでお話いただきまして、実は昨年、全然違うところで、私の顔を見て話をかけて来られる方がおりまして、中札内村の教育長さんですねと言われまして、すみません、どちら様ですかと言ったら、広尾町の住民ですとおっしゃるのですね。私は名乗る者ではないと。ただ、お伝えしたいのは、150周年の広尾町の式典のときに、中札内村の石見神楽を見させてもらったと、非常に感動したので、関係者の方にぜひ伝えてくださいと。私は名乗るほどでもないと。しかし私はすごく感激しましたし、温かい気持ちになりました。多分、村議会の皆さんも呼ばれて行ったかいがあったのかなと思いながら、こういうことはコツコツと広めながらというのも大事かなという感想は持っております。

答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)

繰り返しになりますけれども、本当に素晴らしい伝承芸能でありますので、本当により多くの人たちに魅力を知っていただきたい。私も本当に見て、オロチの中に入って僕も演じたいなと思うぐらい素晴らしい内容でしたので。例えば、全ての演目を演じるということでなくても、本当に体験会的な、子どもたちの負担がかからない中で保存会の方々と協力しながらそういったことはできるのではないかなというふうに思っております。先ほど、教育委員会の方から、教育長の方からお話ありました保存会の方との意見交換ということもありましたので、そういった方々との声をきちんと吸い上げ受け止めながら、どうすればもっともっと村民の方々に知っていただけるのか、しっかり研究して、この伝承芸能をしっかり引き継いで、続くようにご支援してまいりたいというふうに、改めて重ねて申し上げたいと思います。

質問 4番 中西千尋

最後になると思います。ちょうどポロシリ福祉会、社会福祉法人ポロシリ福祉会も一時この保存に協力しておりました。ただ、保存会のメンバー並びにのぞみ園、みのり園の入所者が保存会から指導を受けてやった経緯があるのですけども、そこの入所者たちも高齢化をしてきておりまして、昨年、この保存会、こちらの保存会は、ポロシリ福祉会で持っていた保存会、石見神楽伝承保存会を解散しております。そういうこともあって、のぞみ園、みのり園でも伝承していた、それが伝承できなくなってしまった、高齢化によってという、こういう大きな問題もございますので、今、この時期にやらなければ、保存会のメンバーの高齢化もあります。そして、地域性もありますし、全村上げて、この無形文化財、石見神楽の伝承をぜひ協力的に何か大きなバックアップをいただければと思うことでありますし、上演する場所、何かの機会に文化創造センターのあの大舞台で、あの8匹が出ての上演、村民の皆さんにぜひ見ていただければと思うことでもあります。最後に、私、社会教育の関係に関わっていた折、この島根県で全国大会があった折、全国の社会教育委員の方々が、万を数える方々が大きなイベントホールへ集まって、島根の伝承神楽、この八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を、あそこは本場ですから、何組も、10組近い神楽団が出て、それが一気に上演されたのを見た経緯がございます。その折には、これは消防法の問題かと思うのですけれども、本来、口から火を吹いたり煙を出す上演なのですよね。保存会に聞きますと、これは現在の建物の中の上演では、火災報知器の問題があって、一切禁止になっているのではないかということで、煙を吐いたり火を吹いたりということの上演ができないようでありますけれども、もしそういう煙を吹いたり火を吐いたりするような、あの8匹のオロチの演舞が村民の皆さんに見ていただける場所があれば、ぜひ、そういうことも検討していただければと思います。

出典:中札内村議会 平成31年3月定例会 2019年3月8日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる