中札内村議会 平成29年3月定例会 2017年3月10日
鳥インフルエンザ対策について
2017年3月10日、中札内村議会の一般質問で、宮部修一議員が「鳥インフルエンザ対策について」質問し、村長 田村光義、産業課長 成沢雄治が答弁しました。
- 質問者
- 宮部修一 議員
- 答弁者
- 村長 田村光義、産業課長 成沢雄治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 宮部修一
それでは、鳥インフルエンザ対策について、質問をさせていただきます。昨年12月に十勝管内でも高病原性鳥インフルエンザが発生し、道内の養鶏場では初めての発生ということで、道内関係者のなかでも大きな衝撃が走りました。28万羽という大量の殺処分と埋却を終えるのに、国が示す基準内に作業が終わらず多くの課題が残りました。冬期間でもあり防寒対策、人員確保、資材調達、鶏舎の形状や羽数、埋却場所の選定など道内では初めての対応ということで、作業経過でさまざまな問題点が浮き彫りになったところです。中札内村も昔から多くの採卵鶏、ブロイラーが飼われ、養鶏業の盛んなまちであります。平成28年12月末現在飼養羽数は、採卵鶏19万2,000羽、ブロイラー15万5,000羽、合計で35万羽弱の鳥が飼養されていると聞いております。十勝管内でも清水町につぐ大きな産地であります。中札内といえば卵、鶏肉のまちという事で管内、全道にも中札内村の認知度を高めていただいている産業でもあります。この冬に猛威を振るった高病原性鳥インフルエンザは、国内では7道県10農場で発生しましたが(2月末現在)、隣国、韓国、中国では現在も発生が確認されており、今後も気温の上昇に伴い渡り鳥の移動も5月ごろまでは活発になり、気が抜けない状況が続くと予想されます。そこで、一つ目といたしまして、病気を発生させないために、行政としてどのような対策をとられたのか。二つ目として、発生してしまった場合の対処方策を道などと連携して防疫計画ができているのか伺います。
答弁 村長 田村光義(村長は2017年6月まで)
鳥インフルエンザ対策についてでありますが、昨年12月16日十勝管内で発生した状況を踏まえ、本村での発生があった場合の対応を考え、12月19日に普及センター、中札内村農協、家畜自衛防疫組合の担当者を招集し、発生現場の状況確認や情報の共有を図るとともに、平成23年にまとめた発生時を想定した防疫演習資料を参考にして、移動制限区域の確認・防疫資材・消毒ポイント・人員確保などの協議を行いました。鳥インフルエンザについての対応は、基本的に各都道府県が行うこととなっておりますが、担当者会議では、現地での初動体制が円滑に進むよう、事前に確認する事項や村としての防疫対応を協議しております。1点目の行政としての対策につきましては、十勝管内での発生情報を受け、家きん飼養者へ情報が通達されているか、家畜保健衛生所に確認するとともに、危機意識を持って飼養管理されるよう促し、敷地内の消毒強化を図っていただくため、自衛防疫組合から石灰の配布を行っております。また、村ホームページを活用し、一般住民や鳥類を飼育している方への注意喚起を行っております。2点目の防疫計画の作成につきましては、村として平成13年に中札内村家畜伝染病防疫対策本部設置要領により、各種伝染病が発生した際の対応などを定めております。鳥インフルエンザにつきましては、基本的に北海道の対応となりますが、村も独自に平成23年に対策会議を開催し、家きん飼養者へ防疫対策マニュアルの配布や防疫演習の実施、平成26年には家きん農家への立入検査などを行い発生時に備えております。今回初めて北海道で発生した状況から、村としても机上でのシミュレーションと実際の現場対応の違いに課題が多くあり、次なる対策が必要と認識しております。現在、北海道として課題整理のため、現場の再確認を行い各関係機関との連携により防疫計画を作成中でありますので、村としましては、より多くの情報を収集し、中札内村家畜伝染病防疫対策本部設置要綱の見直しと、鳥インフルエンザ発生の際に、農場ごとに対応ができる防疫計画を早期に作成してまいります。
質問 6番 宮部修一
昨年、初めて十勝管内で鳥インフルエンザが発生したということで、数年前までですと国内でも発生はしていたと思うのですけれども、どちらからというと本州の方の、西日本側の方での発生があったのかなというふうに思います。しかし、昨年秋ぐらいから段々東北の方でも発生し、そしてまた、12月には北海道でも発生してしまったということで、本当に大きな衝撃を受けているわけですけれども、中札内村の養鶏業、本当に昔から盛んに行われてきたわけですけれども、鶏舎あたりも、団地の鶏舎を見ましても、今、かなりウィンドウレス化で密閉された鶏舎で飼養されているというふうに思います。生産農家もかなり神経をとがらせて徹底した対策を取られているとは思います。しかしながら、そういった飼われている方のお話も聞きますと、なかなか、本当に小動物の侵入を防ぐというのは非常に難しいと。どうしてもやっぱり糞を出すところのコンベアですとかそういったところの隙間というのはなかなか塞ぎきれないというような話も聞いたことがあります。そんなことで、新聞報道でも家畜保健衛生所ですか、そこあたりが道内の養鶏場の方に立ち入りをして指導点検を行うというような報道も載っておりましたけれども、そういった村での家畜保健衛生所などの立入検査というのはまだ行われてはいないのでしょうか。
答弁 産業課長 成沢雄治(産業課長は2017年3月まで)
家畜保健衛生所の点検調査につきましては、まず、10万羽以上というところの調査に今入っているところですが、中札内においては、10万羽を超えている農家については2件ございます。1件については、2月23日にすでに終えておりますし、もう1件は3月2日、最近ですが、2件とも終わっているところでございます。
質問 6番 宮部修一
その家畜保健衛生所の立入検査の折に、村の方の畜産担当の方も一緒に同行されて検査を行ったのか。その辺もちょっとお聞きしたいと思います。あと、12月19日に早急に村内の各関係機関を集められて対策の協議を行われたということでございまして、その中で、発生現場の状況確認も行ったということですけれども、これは清水町さんの方にも行かれて確認をされたのか。その辺もちょっとお伺いしたいと思います。
答弁 産業課長 成沢雄治(産業課長は2017年3月まで)
まず1点目の立入検査につきましては、必ず市町村に連絡がありまして、随行し行くことになってございます。今回の立入検査につきましては、十勝振興局、家畜保健所、市町村というような形で調査をしておりますので、報告をさせていただきます。対策協議会の中で、現地の確認ということはありますが、これにつきましては、普及センターの職員が現地に行ってございます。その状況をどうだったかという形で聞き取りをしてございます。実を言いますと、村、さらに農協さんに招集はかかったところではございますが、基本的に中札内も大きい養鶏場があるということで、今回については、申し訳ないけれども、市町村の対応があるので、そういう清水町への派遣についてはしていないということなので、現地に行った人たちに確認をしているところでございます。
質問 6番 宮部修一
この鳥インフルエンザというのはやっぱり発生してしまうと本当に大変なことになると思うのです。本当に生産者の方々にとっては、殺処分されたものについては国の方からほとんど補償されるのかもしれませんけれども、なかなかそれをまた今度再生産ということになっていきますと、本当に生産者の方々にとっては、多くの労力や資金繰り、そしてまた、再生産までに時間も要しますので、本当に大きなダメージを与えるということになります。そういったことから、やっぱり予防対策というものに、本当に重点を置いていかなければならないのでないかなというふうに私は考えるところでございます。あとは、ちょっと今気になっているのは、答弁の中でも謳っておりましたけれども、村内の中でも、小数羽の鶏を飼われている方もおられるというふうに聞いております。鶏やらチャボやら、また、一部はちょっと自分の方の地域の中では、多分ブロイラー系の鶏だと思うのですけれども、以前は牛を飼われていた牛舎の中で、そこを改造してそういった鶏を飼われている方もおられます。そういった方の対応について、農協の方としても、組合員さんのところであれば入っていってある程度指導など点検もできるのですけれども、そういった組合員さんでない一般の方々のところというのは農協としてもなかなか入っていけないと。そういうことで、やっぱりその辺は、私は行政の方である程度把握をされて、点検指導などを行っていくべきではないかなというふうに思うのですけれども、その点はいかがでしょうか。
答弁 産業課長 成沢雄治(産業課長は2017年3月まで)
実は愛玩で飼われている部分についてはちょっと把握をしていないのですが、業としてなしている養鶏場と言いましょうか、そういうところについては全部把握をしてございます。今回の、十勝の鳥インフルエンザの発生に伴って、そういった部分についても家畜自衛防疫組合として、村内の防疫をしていくという観点から、今回については把握をしている2件につきましても、石灰の配布だとか、防疫に協力していただくということと、そういった部分については、個々に連絡を取りまして対応をさせていただいているところでございます。ただやっぱり、愛玩で飼われている部分まではなかなかちょっと把握ができないということで、こういった部分、今後の課題になってくるかなというふうには考えております。
質問 6番 宮部修一
今、ちょっと雪も鶏舎のまわりにあって、なかなかそういった隙間の点検などというのもしづらいのかなというふうには思うのですけれども、やっぱりまだ5月ぐらいまでは本当に渡り鳥飛来してきますし、まだまだ注意が必要かなというふうに思うのですけれども、そういった各関係機関と連携を取って、産業課の方でも一緒に生産者とともに隙間などの点検も一緒に行っていくべきではないかなというふうに思います。自衛防さんの方から石灰の配布なども行われているということでございますけれども、飼料の運搬車等については、工場内も多分消毒されているでしょうし、飼料の運搬車等も消毒をされて入ってはきていると思うのですけれども、そのほかにも一般の方々も養鶏場さんの方に入ってこられることも結構あると思うのですね。やはり、そういった対策というものを今後考えていかなければならないのではないのかなというふうに思います。あと、ある本州の方の県では、小動物の侵入経路というのは、頭の中ではこういったところが危険かなと分かっていても、なかなか見ることが出来ないということで、鶏舎の中にセンサーカメラなどを設置して、見える化して対策を取られている県もあるという記事も載っておりました。そういったことが必要なのかなとも思いますけれども、そういう見える化することによって、侵入経路ですとか小動物の動向が分かるということで、修繕の方策にも役立つということで、やっぱりそういった対策等も今後考えていかなければならないのではないかなというふうに思います。今まで中札内の農業に対しまして、村としてもかなりな支援をしてきたところでありますけれども、大きいのはやはり畑作と酪農関係については、かなり今までずっと支援をされてきたと思います。しかし、こういう小家畜といいましょうか、そういったところの支援というのは、自分は、まだ議員経験も浅いのでちょっと過去のことよく分からないのですけれども、あまりなかったのかなというような気もするわけです。しかしながら、この中札内村の卵、肉というのは本当に中札内村の知名度アップに大きく貢献されている産業だと思いますので、今後はそういった、こういった小家畜を飼われている生産者に対しても、やっぱりある程度支援を考えていくべきではないかなというふうに思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。
答弁 村長 田村光義(村長は2017年6月まで)
考え方も含めてのご質問ですので、私の方から。ちょっと振り返りますと、家畜自衛防疫組合、特に中小と養豚、一部酪農も入っているのですけれども、農協、村で、一部生産者も出していますけれども、このことについては非常に、体制として理解、やっていることも含めて、レベルは高いなというふうにずっと思っていて、ただ、そうは言いながら、今、鳥インフルエンザの関係について、起きたときにどうかなと言われたときに、入ってくる原因等がはっきりしないことも含めて、非常にやっぱり、同じような気持ちで不安を持つところですし、対応についても、起きたら本当に大変だなということが、清水町の例を見ても感じています。この後、それぞれの、先ほど課長の方から答弁しましたように、それぞれのいわゆる経営者の対応含めていろいろ出てくると思いますし、防疫組合の中には、農協も普及センターも、当然村も、関係者が入って作っていますから、当然指導する立場の人間も雇用していますし、その中で、今分析がされて出てきたことで、農業政策の話ありましたけれども、やるべきということが整理されてきたときには、そこを通してやっぱり、会員さんは皆さん入っておられますから、徹底してやることを確認しながら、防ぐことが一番だなというふうに、ご意見聞いて感じておりましたので、この後、その辺が整理されて、必要なものが出てくるとすれば、農協とも話し合いながら、かかるものが出てくるとすれば、それは入れていくことが一番ベストだなということでご意見聞いておりましたので、もう少し清水のケースもはっきりしないところも何かあるようですし、言われている下からというのが、多分そうだろうというこんなこともあるものですから、みんなでチェックして、うちの自衛防疫組合として、起こる起こらないではなくて、そういった活動というか、チェックというか、そういうことも防疫対策の中にきちっと折り込むような意見も出していただければ、そういうこともやることが一番いいのかなというふうに、私もちょっと考えているところありますので、今後そういうことが少し整理されて、先ほど課長が言いましたように、その対策のマニュアルもきちっとつけて、そしてそのことに必要なものについては、話し合ってやっぱり付けていくべきという考え方がいいのではないかなというふうに、今思っています。
答弁 産業課長 成沢雄治(産業課長は2017年3月まで)
基本的には、それぞれの農家さんの方で確認をしてもらうという形になりますので、侵入、搬出含めて自己防衛に努めてほしいということがまず始めでありますので、石灰配布後につきましての対応については、個々にお願いをしているところでありますし、会議であったときにちょっとお話もさせてもらったのですが、やっぱりそれぞれのかなりの対策を取られているという話も聞いておりましたので、そういうところで対応しているというふうに考えております。
質問 6番 宮部修一
村としても、机上でのシミュレーション等もされているのかなというふうに思うのですけれども、なかなか実際の現場対応との違いに課題が多くあるということで、さらなる対策が必要という答弁がされているのですけれども、本当に今回の清水町さんの例を見ますと、冬場ということもあって大変だったこともあるでしょうし、なかなか指揮系統にも非常に問題もあったのかなというふうに思います。今後やっぱり、村としても独自に鶏舎の配置図ですとか形状ですとか、また、どの鶏舎にどのぐらいの羽数が飼われているですとか、やっぱりそういった細かなところまでも一度調査をされて、記録として残しておくということが必要ではないかなというふうに思いますが、その辺はいかがでしょうか。
答弁 産業課長 成沢雄治(産業課長は2017年3月まで)
ご質問あったとおりだというふうに考えております。先ほど話した10万羽以上の2件につきましては、鶏舎ごとの図面等も作成しておりますし、鶏舎ごとの羽数、対策についても、1件についてはもうすでに作成済みということになってございます。ただし、10万未満のところがまだ数件ありますので、そういったところも村独自で立入検査をして、図面作成と、それぞれの鶏舎に何羽入っているか。それをもとに個々の発生したときの防疫計画を立てていこうというふうに考えておりますので、そういったところは今後調査をして、進めていく予定になってございます。
質問 6番 宮部修一
なるべく早急に進めていただきたいと思います。本当にこの鳥インフルエンザ、先ほども申しましたように、やっぱり予防対策が大変重要だというふうに思いますので、今後につきましても、あらゆる予防対策について、各関係機関、農協、また家畜保健衛生所、それと自衛防さんなど、普及所さんも入っていただいて、本当に万全な予防対策計画を立てていただきたいなというふうに思います。私の質問は以上でございます。