中札内村議会 平成27年12月定例会 2015年12月11日
大規模育成牧場冬期間舎飼の増頭対策について
2015年12月11日、中札内村議会の一般質問で、宮部修一議員が「大規模育成牧場冬期間舎飼の増頭対策について」質問し、村長 田村光義、産業課長 成沢雄治が答弁しました。
- 質問者
- 宮部修一 議員
- 答弁者
- 村長 田村光義、産業課長 成沢雄治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 宮部修一
それでは二つ目の質問をさせていただきます。大規模育成牧場冬期間舎飼の増頭対策について。中札内村の酪農も25戸程の経営体で、年間40億円程の生産高を上げ中札内農業の中でも大きなウエイトを占める部門であります。非常に生産レベルも高く、今後も増頭傾向にあると思われます。今現在、大規模育成牧場には、500頭規模の施設に640頭程の育成牛を受け入れていると聞いております。その他にも預託の希望があるようですが、入りきらないのでお断りをしているようでありますが、現状過密化による受胎率低下や、増体率の悪化が心配されますが、今後現有施設の改修もしくは増築の検討が必要と考えるが今後の対応策についての考えを伺います。
答弁 村長 田村光義(村長は2017年6月まで)
大規模草地育成牧場冬期舎飼の増頭対策についてでありますが、大規模草地育成牧場は、昭和51年から昭和58年で実施しました国営草地開発事業及び平成8年から平成15年で実施しました道営公共牧場整備事業等により整備され、冬期舎飼は、平成15年に600頭の飼育が可能として、受け入れを行っております。現状では、酪農家の預託希望頭数が多く、入牧頭数の調整を行っている状況にあります。また、受胎率の低下など畜主の声もあり、昨年牧場運営審議会において、酪農家との意見交換会を行い、草地改善のための土壌診断による植生調査や冬期舎飼時の栄養の見直しを行うとともに、1年間の発育調査を実施しております。現有施設の改修・増築の対応策についてですが、関係機関等との協議の中で、新たな施設の必要性を念頭に、増頭の場合の施設規模及び概算事業費をまとめ、有利な制度や財源確保の道筋を模索してまいりましたが、現時点では、資金の借入以外に選択肢が見当たらない状況にあります。この施設増築に伴う財源として、借入金を充当した場合の償還財源の一部に、牧場使用料の引き上げを前提としていることから、牧場運営審議会で意見をいただくとともに、牧場を利用する酪農家を対象に、新たな牛舎整備の要否、利用料引き上げに対する意向調査を実施しており、今月14日には、酪農家との意見交換会を予定しております。一方、TPPが大筋合意に至り、現在の経営規模拡大の意欲が維持される状況が続くのか。また、加工輸入品の影響など、現時点では酪農経営に及ぼす影響を予測しきれない状況下にあることから、農協関係者、酪農家等と十分協議・調整を行い、牧場施設の老朽化対策も視野に入れながら少し時間をかけて、施設整備の方向性をまとめてまいりたいと考えております。
質問 6番 宮部修一
私がちょっと聞いていたのが、500頭規模と聞いていたのですけども600頭ほど飼育が可能ということでございます。私も一度11月の末に、現状を見に行ってきたのですけれども、かなり過密化というか、詰め込んでいるなというような状況が見られました。また、入りきらない部分については、一部堆肥舎等も利用しながら飼われているのが現状かなというふうに思います。そんなことで、今、中札内の酪農家の皆さん方、ここ数年見ていますと、どうしても増頭傾向にあるのかなというふうに見えるわけでございます。この増頭傾向が一時的なものであれば、現有の施設の改修等でも間に合うのかなと思うのですけども、どうもいろいろ酪農家の声を聞くと、増えることはあってもなかなか減ることはないのではないかというふうな声も聞きます。そんな中で、なんとか酪農家の皆さん方の声を聞きながら、施設の増設というものも考えていかなければならないのではないかなというふうに思うのですけども。どうしても施設投資をすると、預託料、利用料に跳ね返ってくるところがちょっと心配になってくるのですけれども。今後、答弁にもありましたように、酪農家の皆さん方と意見交換会をする中において、どのぐらいまでの利用料であれば預けていただけるのか。その辺もよく、農協さんも入っていただいて、検討されて進めていっていただきたいなというふうに思います。今現在でどのぐらいの、お断りをしている部分もあるかと思いますので、どのぐらいの牛が入り切っていないのか。もしその辺がわかればお答えいただきたいと思います。
答弁 産業課長 成沢雄治(産業課長は2017年3月まで)
今の質問についてお答えをさせていただきたいと思います。指定管理者であります農協の方で、冬季舎飼の入牧希望を取ります。その時点で720頭という規模をいただいておりますので、現在660頭から670頭ぐらい受け入れているというふうに聞いておりますので、今の状況の中でいけば、60頭から70頭ぐらい受け入れができていない状況なのかなというふうに判断をしております。
質問 6番 宮部修一
酪農家の皆さん方は、最近牛の頭数が増えてきているので、なるべく育成牛については預けて、あと、搾乳に専念をしたいという考えが主体なのかなというふうに思います。そんな中で、どうしても増頭対策というのはこれから考えていかなければならないと思うわけでございますけれども。ぜひ、あまり預託料が上がらないような状態を皆さんと考えていただいて、前向きに対策を練っていっていただきたいなと思います。あと、その増頭、全部引き受けた場合の飼料対策といいますか、餌対策については、現状の面積等で十分間に合うのかどうか。その点についてお伺いします。
答弁 産業課長 成沢雄治(産業課長は2017年3月まで)
現在、計画を立てています増頭規模の牛舎になりますと、740頭程度入るのかなと、全体で。そういったときに、飼料については、まず足りないというのが現状になると思います。今検討しているのは、一部放牧地を採草地に変更するだとか、残りについては購入飼料により対応していくようなことになるかなというふうに考えております。
答弁 村長 田村光義(村長は2017年6月まで)
ちょっと全体のご質問いただいたということではないのですけど、もうちょっと村の今の考え方も申し上げたほうがいいかなというふうに思います。先ほど少しだけ触れましたけど、以前はいわゆるかなり有利な事業のもとに整備をしてきて、そのことでの投資した分を料金に跳ね返したということは、過去、運営費をいただいたということで、投資については、今までは幾らかかったからこの分を転化したということは過去なかったと思います。最近の事業を見ると、当然、今ちょっと餌の話ありましたけど、餌とともに増えるということがうまくいけばかろうじてあるぐらいで、いわゆる単に牛舎を建てるだとか、単に更新をするだとかというのは、ほとんど事業化をするのは無理な状況で、先ほどいわゆる借り入れしかありませんということでした。ちょっと金額算定が正式ではありませんけど相当大きな金額の、やるとすれば、投資ということで今、概算の事業費を叩いています。これからのこの財政の状況で、先ほど言いましたように、いいものがあれば圧縮はできるのですけども、当然やはり、生産の一環として、そのことを、牧場という育成のための場所といえども、一定程度負担をいただかないと、無理な、そういった全体の運営になってきているというスタンスを持っているものですから、先ほど、できるだけ払うほうは安くといいましょうか。経営全体も、以前のように過大な投資で大変苦労されていた時代から見ると、ここのところ、大規模な経営になって安定もしているということからすれば、この分はやはり、先ほど言いましたように、皆さんにも振って、その中で合意を得ながらやっていきたいという基本線を持っていることをちょっと付け加えさせていただきたいと思います。
質問 6番 宮部修一
なかなかいい資金というか、そういったものが難しい状態だということなのですけれども。今、酪農も本州方面の酪農家がかなり減少して、北海道の酪農に対する期待というのは非常に大きいのではないかなというふうに思います。今後も多分、うちの村の酪農家の方々も増頭傾向に行くのではないかと思うわけでございますけれども。そこで、今、公共の育成牧場の場所、どうしても雪が多い地帯でございますので、あまり華奢な建物ではもたないということもわかります。そんなことで、どうしても建築費等も高めになってしまう可能性があると思いますけれども、なるべく低コストでそういった建物が増設できる方法をさらに検討されて、増頭対策に取組んでいただきたいなというふうに考えます。