みんなの議会

中札内村議会 平成27年9月定例会 2015年9月18日

新興住宅地の臭い対策について

2015年9月18日、中札内村議会の一般質問で、宮部修一議員が「新興住宅地の臭い対策について」質問し、村長 田村光義が答弁しました。

質問者
宮部修一 議員
答弁者
村長 田村光義

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 宮部修一

新興住宅地の臭い対策について、質問させていただきます。8月号の広報でも、悪臭防止の協力にお願いの記事が載っておりました。中札内村は昔から有機農業宣言の村ということで、有機質の投入が多い地域でありますが、そのおかげで今現在の高い生産性にも結びついてきているところであります。市街地周辺の農地には、新元気な畑づくり事業等で堆肥化施設の完熟堆肥の助成を行うなど、村としても臭い対策に努力をされてきているところであります。農業者側も、堆肥散布後はなるべく早く鋤きこむなど、努力もされてきているところでありますが、畜産農家から毎日出る糞尿については、なかなか臭い対策が難しい状況にあります。風向きにもよりますが、ときわ野団地等、臭いに悩んでおられる方々も多く、今後の対策が必要と考えます。これから先、何十年もこの地で生活をされる方々のためにも、少しでも改善し、良い環境の中で生活していただくために、村としても更なる改善策を検討していく必要があると考えますが、村長の所見を伺います。

答弁 村長 田村光義(村長は2017年6月まで)

新興住宅地の臭い対策についてですが、ときわ野団地などの振興住宅団地にとどまらず、市街地周辺の耕作地での堆肥等の散布、畜産農家での糞尿の排出時や堆肥盤での切り返しなどでは、天候や風向きによって異なりますが臭気が漂い、その臭いに悩まれている住民の方も多いと認識しております。農業が基幹産業である本村にとって、堆肥などの有機質による土づくりは非常に重要でありますが、一方では住民が快適な生活を営むための生活環境を維持していくことも重要です。ご質問の臭気対策についてですが、一つは市街地近隣の畑に堆肥化処理施設で製造した完熟堆肥を投入する場合に、その購入費用に対して助成し、悪臭の発生元となる未完熟堆肥の散布を減少するよう誘導しております。また、二つ目としては、地域担い手育成総合支援協議会や悪臭防止に関する庁内検討委員会の取り組みとして、スラリー散布時における臭いの抑制対策として、散布機械の調査や十勝総合振興局の協力による臭気調査の実施、臭気抑制資材や香料などによる対策を試験的に実施している先進自治体の調査などを行っております。しかし、現状では、どの方法もコストが高く作業効率も悪く、更に、確実に臭気を軽減できる方法は見当たらない現状にあります。以前は、農業関係工場からの臭気が長い間問題となっていましたが、施設への処理システムの整備により大きく改善されております。しかし、このような機械的な脱臭方法には多額の資金が必要であり、個々の畜産農家に導入することは困難であります。今後も臭気対策の情報収集に努めるとともに十勝農業試験場や畜産試験場、大学とも連携しながら対応方策の調査研究に努めてまいります。さらに、ときわの団地第4次分譲地造成後の境界への植樹、防臭林としての効果も期待できる保安林の維持などにも努め、一般住民と農業経営との共存を図るための堆肥散布のルールづくりやその啓発など、今後も広報等による住民周知に取組んでまいります。

質問 6番 宮部修一

この臭いの問題なのですけども、大変難しい問題だと私も理解をいたしております。堆肥等の散布等で、多くの住民の皆さん方にもいろいろ臭い問題で悩ませてきているところもあるわけでございますけれども、畜産農家におかれましても、住宅がだんだんと近寄ってくることによって、いろいろ悩まれている点も多いのではないかなというふうに思います。それと、これといった改善策が今のところなかなかないものですから、そういうことで、こういう畜産農家の方も非常に頭を悩まされているのではないかなと、そういうふうに思うところでございます。この答弁の中にもありましたように、多額な設備投資をすれば、少しは改善できる方法もあるのかもしれませんけれども、なかなか1農業者がそこまでの多額の投資をしてまでやれるものではないというふうに私は思います。そこで、なるべく費用がかからないような方法で、農業者とも連携しながら、行政としてもいろんな情報を持っておられると思いますので、いろんな試験をされていってはどうかなというふうに思うのです。私も職業柄、農業新聞を取っているのですけれども、農業新聞の7月18日だったと思いますけども、釧路管内白糠町のこの臭い対策の取組みの記事が載っておりました。その中で、家畜環境対策協議会なるものを白糠町では設けられて、いろいろな取組みをされてきた経過がありました。その中で、消臭剤等も使われて実験をされたみたいですけれども、なかなか効果が上がらない。そこで発想を転換して、香水の原料を利用して、香水の何種類かの匂いと、この堆肥スラリーとの臭いを合体させて、違う臭いに変えてしまおうというような取組みもされて、新聞上ではかなりの効果があったというような書かれ方をしておりましたけれども、やはりそういった農業者と行政、そしてまた、各試験期間、大学等なども一緒になって現地で試験をしていくときになってきているのではないかなというふうに思いますが、その辺どのようにお考えでしょうか。

答弁 村長 田村光義(村長は2017年6月まで)

具体的に白糠の話がありました。私も、ちょっと戻りますけども、一番最初の風船だか何かに入れて何とかとか、そのことも、先ほどの報告の中でさせていただきましたけども、普及センター通じて、向こうの普及センターからその試験の状況などもお聞きをして、今、ご意見の中にありましたように、なかなか難しいということも聞きましたし、その後の香料に変えるというのも、今、情報収集することでやってくれているはずだと思います。公表されるされない部分は、メーカーとやっておりますので、この後、情報収集したいと思いますし、この問題は、近年の問題ではなくて、数十年ずっと付きまとっていまして、私も就任してから、このことについては何らかの方法でということで、常にそういうようなアンテナを張って情報を入れたいということで、今、そのご提案のようなものを試験ができる状況までいけば、この先ほどの協議会では毎年このことについて論議もしていますし、いい情報があれば、このことばかりでなくて、調査も行っておりますので、そういった中から実施可能なものについては実験することもやぶさかでありませんし、そのことは村のほうでその協議会に助成をして、試験圃を設けるなりしてやれるシステムというか、そのための協議会でもあるものですから、今、ご意見のように、可能な可能性があれば、本当に同じ気持ちでございますので、やっていきたいということだけ申し上げます。ただ、今、現実にはこれが可能性あるというところまで絞れたものもないのも、また現実ですので、この後も情報収集努めることかなということを、今まで過去たくさん出てきているのですけど、日の目を見ているものないというぐらい難しいということも何かあるようですから、あきらめずにそういったものをどこかでやっていただければ大変ありがたいなと、こんな思いも持っております。

質問 6番 宮部修一

この臭い問題、いつまでもやっぱり住民の皆さん方にご迷惑をかけるわけにはいきませんので、やはりできる限りいろんな情報を収集され、そしてまた、畜産農家の方々の協力も得ながら、一緒に行政がいろんな情報も提供しながら、少しでも改善していくような方策を考えていっていただきたいなというふうに思うわけでございます。これからも宅地造成が進んでいくわけでございますけれども、私も移住定住政策には大変賛成でございます。どうしても宅地造成となりますと、農地を造成して広げていくことがほとんどだと思うのですけれども、今後もまたそういった問題等も出てくる可能性もあるかと思いますので、ぜひ、前向きにそういった試験等もされながら、この臭い対策が少しでも改善されるように期待をするところでございます。以上をもちまして、私の一般質問に代えさせえていただきます。

答弁 村長 田村光義(村長は2017年6月まで)

先ほどの白糠の話も、情報は今取るべく努力はしているようです。それがもし、そういった実験をやることで、いろんな私どものほうでもやれることであればやりたいということも今思いますし、それだけではなくて、いろんな技術ですから、出てくる可能性もありますので、そういったことを情報適格に捉えて、今、議員おっしゃられたようなことで、一体として地域の中で皆さん生活されるわけですから、一歩でも二歩でも解決に向けてやっていきたいということを申し上げて答弁とさせていただきます。

出典:中札内村議会 平成27年9月定例会 2015年9月18日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる