みんなの議会

むかわ町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月11日

本町水産業の現状に対する考え方について

2024年3月11日、むかわ町議会の一般質問で、東千吉議員が「本町水産業の現状に対する考え方について」質問し、町長 竹中喜之、農林水産課主幹 飛岡雅幸が答弁しました。

質問者
東千吉 議員
答弁者
町長 竹中喜之、農林水産課主幹 飛岡雅幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 東千吉

続いて、2点目の、本町水産業の現状に対する考え方についてです。ししゃもふ化場稼働について改めて伺います。何回も一般質問でさせていただいておりますけれども、本年2月19日付、北海道新聞の第1面に、令和5年の鵡川ししゃもの遡上が前年比約4倍の13万5,000匹との報道がありました。親魚の捕獲数から、ふ化場稼働率は5.8%と聞いております。前年の遡上率は3万5,000匹でございましたけれども、そのときのふ化場稼働率は5.5%でございました。いわゆる遡上が4倍も、ししゃも遡上しているにもかかわらず、せっかく造ったふ化場率はたった0.3%しか伸びておりません。町民一丸となって、当然期待もし、応援しているししゃもの回復、ふ化場およそ9億円の巨費を投じて町民の期待を背負っているふ化場施設の稼働率を、町は一体どういう方針を立てているのか。年次計画と現状の大きな差について認識しているのかを伺いたいと思います。また、なぜ親魚がしっかり確保できないか調査検討されていると思いますけれども、反省点とか、今後の方向性の指針について伺いたいと思います。

答弁 町長 竹中喜之

ししゃものふ化場の親魚確保に関する質問につきましてお答えをいたします。ししゃも親魚捕獲の方針についてでございますが、これまでも何度か議員とはやり取りしているのかなと思いますが、改めて、施設の設置者の町としましては、計画放流数が1億尾となっており、その子魚を放流することのできる親魚を確保して、ししゃも資源の安定確保を図っていくことが重要であると捉えているところでございます。実際の親魚の捕獲につきましては、これは主体である鵡川漁協と胆振管内ししゃも漁業振興協議会が協同で実施をしてきております。この間、調査研究を進めながら、平成30年度から現在のモアベターなふくべ網で遡上量調査に合わせた親魚の捕獲というのを行ってきているところでもございます。実際に、親魚の確保についてはししゃも資源の状況だとか気象状況に影響されることになりますが、そのような中でも、できるだけこの親魚というのを確保できるよう、漁協において、来年度以降もふくべ網を増設することを検討しているところでございます。資源状況の厳しい中ではございますが、ふ化場に収容する親魚のさらなる確保、これに向けて取り組んでいくということも伺っておりますので、御理解をお願いしたいと思います。

質問 5番 東千吉

私、一般質問等で何度も御指摘をさせていただいておりますけれども、町長、今、おっしゃったふくべ網、このふくべ網のメリットとデメリットについて本当にしっかりと分析されているのかというところが非常に疑問でございます。私は一応、曲がりなりかもしれませんけれども、調査している中でのふくべ網の欠点というのは、鵡川が増水をしたときは、なかなかふくべ網の捕獲は難しい。それから、ふくべ網は当然ふくべですから、浅いところでの設置がやっぱり優先されるというふうなことだと思っております。一般的にししゃも、川に遡上をしたときに、どういう群れ方でししゃもが遡上をするかということをお伺いもしたし、私も実は、昔は釣りが大好きな人間でございましたから、実はししゃもも、中学校ぐらいのときにはよく捕獲をさせていただきましたけれども、そのときに、捕獲するときに、いっぱい上がっているときは当然ふくべでも大丈夫なんです。ところが、あまり上がってないときのししゃもの性質は、深いところ深いところを狙って遡上をしてくるんです。そういう部分を含めたら、プロの専門の魚捕りの方は言っておりましたけれども、深いところで一気に刺し網で捕ることは、もう非常に有効なんだと、そういうふうにすることで、親魚の確保は意外と簡単に捕れるんだよというふうな話をしておりました。僕は、自分の過去の経験から、そうだよなというふうな思いをしておりますけれども、そのことを今、町長、ふくべ網の増設を検討していると言っていましたけれども、じゃ、これからどこに増設するんでしょうか。あの状況の中で増設するとしたら、どこかなというふうに考えたときに、それで例えば、今、去年5.5%の稼働率ですよ、3万5,000匹で。今年4倍いて13万5,000匹上がってきても、5.8%の稼働率ということにしかなっていないんですよ。僕は、ししゃもは本当に、町長いつもおっしゃっているとおり、非常に我が地域においては大事な資源ということは当然だと思うんです。その5.8%の去年の稼働率を、どうこう言うわけじゃないんですけれども、4倍遡上してきたら最低でもそれぐらいは捕ってほしかったと僕は思っておりました。聞いてみたら、担当所管に聞いたら、いや、結構捕れているのだけれども、最終的には5.8%でしたと言うから、もっとやっぱり、せっかくですから、多く親魚確保してほしいというふうに思うんです。そこそこに上がってきたら、わざわざ人工的なというか、ふ化場なんか要らないんで、自然ふ化で十分なんですから、今、この足りないときだからこそ、ふ化場の真価が問われるわけで、このときに、いや、やっぱりそのときも5.8%でしたとか、10%以下でしたという話は、これは町民としても僕としても納得いきませんよ。やっぱり、しっかりと親魚を捕って計画どおりの1億尾を放流して、しかも、ししゃもの帰ってくる回帰率は、94%は駄目なんですよ。6%しか帰ってこない。1億尾やったって6%とは何匹でしょう、ちょっと計算できないので申し訳ないんですけれども、ほんの少ししか帰ってこないんですよ。それは自然ふ化でも、今のふ化場でやっても同じなんですけれども、そういうことを考えたときに、1尾でも多く放流をしていくことをやっぱり考えていかなきゃいけないなというふうに思うんです。皆さん知っていると思いますけれども、ししゃも1キロで何尾だと思いますか。雄で大体30から33、4です。雌で40から45匹なんですよ、1キロで。そういうふうに考えたときに、意外と、この、うまく捕ること。今、町長が言っている1億尾を放流できる可能性は、僕はあるんじゃないかと思っているんですが、それについてもう一回お伺いしたいと思います。ふくべ網と、それからほかの親魚の確保について検討できるのかできないのか、するのかしないのかお伺いしたいと思います。

答弁 農林水産課主幹 飛岡雅幸

それでは、私のほうから、まず、ふくべ網の、今、実施している経過についてお話をさせていただきたいと思います。ししゃものふ化事業につきましては過去から行っておりますけれども、これまで川を地引き網で親魚を捕獲していたという経過がございます。ただ、その地引き網も昔はよかったんですけれども、大体平成16年ぐらいまではそれなりの数、捕れていたということなんですけれども、その後、川の流れが変わったり、資源の状況等によりまして、平成20年から26年まで実際に親魚が捕れたのは2か年しかなかったと。そのほかについては、河床の状況ですとか、遡上量が少なくて捕獲ができなかったということがございまして、それと並行して別で行っておりました親魚の遡上量調査、これはふくべ網でもともと行っていた部分がございます。それでいきますと、ふくべ網でも結構な数が捕れていたということがございました。それで平成30年度から、地引き網のほうはやめて、全てふくべ網のほうに移行をして親魚の確保になってきたという経過がございます。また、この親魚の、過去、ふくべ網で行った分ですけれども、平成30年には約8万尾のししゃもが確保できたと。平成元年には5万5,000尾を確保したということで、十分な数が確保できたところなんですけれども、実際この親魚の確保につきましては、やはり資源量の状況ですとか、天候によりましても相当影響を受けるということがございますので、そこは御理解いただきたいと思います。なお、ふくべ網の増設につきましては、今、3基、利用して捕獲をしておりますけれども、改めて数については1基か2基かということかと思いますけれども、数につきましては、はっきり申し上げられませんが、2基程度ということで、この間は聞いております。この後、具体的な場所等については検討していくということになろうかと思いますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 5番 東千吉

そうですか、分かりました。鵡川ししゃものブランドですけれども、全国的にも非常に有名ですよね。その先には、我が町の経済の要にもなり得ると、私は実は思っております。一刻も早い資源回復で、我が町の経済の先陣を切ってほしいとも思っております。常任委員会でも所管の調査をしていますけれども、ふるさと納税の代表格としてししゃも、町の特産品のししゃも及びその他の特産品の牽引役として、しっかりししゃもが頑張ってくれれば、道東の白糠、別海、中標津町に劣らない納税がされてくるのではないかと期待をするものと私は思っております。資源が少ないからこそのふ化場施設ですから、その順調な稼働に本気で取り組んでいるかという姿を改めて見せてほしいものだというふうに思いまして、この質問についてはこれでやめたいと思います。

出典:むかわ町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月11日 議事録 PDF(59ページ) 間違いを知らせる