みんなの議会

むかわ町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月14日

2番目の道立穂別高校存続のための町行政の協力姿勢について

2021年12月14日、むかわ町議会の一般質問で、東千吉議員が「2番目の道立穂別高校存続のための町行政の協力姿勢について」質問し、教育振興室長 田口博、教育長 長谷川孝雄が答弁しました。

質問者
東千吉 議員
答弁者
教育振興室長 田口博、教育長 長谷川孝雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 東千吉

2番目の道立穂別高校存続のための町行政の協力姿勢についてでございます。現在コロナ禍にあり、穂別高校の生徒募集は一定の自粛状況にあると伺っております。1学年10名を下回ると存続の危機を迎えると言われる中、知的財産を活用した教育の検討は有効であると考えます。この地域のこの地層から海と山の両方の恐竜化石等が発掘され、カムイサウルスにおいては、ほぼ全身骨格という世界でもまれに見る貴重な財産と思います。これらを地域の財産とする一方で、穂別高校での教育課程とし、日本中からの生徒募集方法を検討する場を持てないかを伺いたいと思います。

答弁 教育振興室長 田口博(教育振興室長は2022年3月まで)

質問要旨に沿って説明できればと思います。むかわ町教育委員会としまして、これまで間口確保対策として、札幌、石狩を中心とする中学校訪問により進学PRを行ってきましたが、コロナ禍で一定の自粛状況にある中、通常の学校訪問はできませんので、Zoomを活用したオンライン形式の学校訪問を実施し、「むかわ学穂星寮編」ユーチューブ動画を活用し、穂別高等学校体験入学と穂星寮見学会の周知を実施しており、その結果、昨年度は6組だった見学会参加者が今年度は13組と一定の成果が出ていると考えています。穂別高校は、少人数であっても、生徒の学習ニーズに応じた教育課程の編成を工夫して実施しており、今年度の卒業する3年生10名は、国公立大学3名、私立大学3名、就職4名という進路予定であり、進学率60%となっています。また、北海道の高校魅力化事業を受けて、穂別高等学校でも総合学習の中で「むかわ学」の授業を行ったり、ふるさとキャリア教育連携事業として地元の農業従事者や民間企業の代表を講師として招き講習会を実施するなど、地域と一体となって子どもたちを育む「地域とともにある学校」に向けた取組も実践してきております。御指摘のあった恐竜化石資源等の活用についてですが、平成25年、恐竜化石が発見され記者発表し、その後、恐竜化石発掘調査実施やほぼ全身骨格が発掘されたこと、カムイサウルス・ジャポニクスと命名されたことなどなど、様々な報道が行われ、化石の町むかわ町として知れ渡りましたが、穂別高校の志望動機として、恐竜化石を勉強したいという生徒の確保にはつながっていないものと考えられます。穂別高校は道立高校であり、教育課程の議論につきましては北海道教育委員会が決定するものであり、むかわ町として提案、検討することはできません。全国、全道的に少子化が続く中で、どこの高校も生徒を確保することが難しい状況が続いています。教育委員会としましては、これまで実施してきた取組を充実し、穂別高等学校の魅力化を図り、むかわ町として穂星寮を管理運営し、高校振興対策支援を継続していきますので、御理解をお願いします。

質問 1番 東千吉

今、室長の答弁、承りました。行政としてどういうふうに捉えているかということをお伺いしたいと思いましたけれども、まず一つ、穂別高校の1学年10名をどこまで、あるいはまた、それを増やしていける、どういうふうにしていくかというところを、行政として高校との協議もあるのかなというふうに思っておりますけれども、教育委員会としてはその辺はどういうふうに見ているのかお伺いしたいと思います。穂別高校は、ずっと穂別地区の大事な高校というふうに私は捉えていて、その存続については非常に続けていきたい、その存続を危惧している一人でございます。地域住民においても、地域経済に、ささやかながらではありますけれども、経済的な部分の影響もありますし、また、今、先ほどから言っています知的財産をいわゆる高校の場所で、例えば北海道でいう三笠高校とか特色のある高校みたいなところと同じような、そういうふうなことでの知的財産の利用をやっていけるような、そういう協力姿勢等は教育委員会のほうで今持ち合わせていないというふうに伺ったということになるんでしょうか。

答弁 教育長 長谷川孝雄

ただいまの質問にお答えしたいと思います。町として今取り組んでいること、そして博物館として取り組んでいること、混ざりますので、私のほうから答弁させていただきます。穂別博物館として、穂別高校との教育連携につきましては、穂別の化石群を生かした活動といたしまして、学校授業の支援を中心に、ここ3年間の実績としましては、令和元年度に4件、8日間延べ55人、令和2年4件、6日間延べ41人、令和3年度に6件、10日間延べ53人に対応してきました。また、博物館普及事業である子ども化石くらぶ「ハドロキッズチーム」には、高校生ボランティアとして参加されたこともあります。さらに、町としては、今年の2月に道立高校、自治体では初めてとなる連携協定を穂別高校と締結しております。「むかわ学」の充実や発展、そして人材育成など、様々な分野で協力し合うことを改めて確認しております。加えて、今年11月からは夢叶輪公営塾も開講し、穂別高校の生徒も対象とし、学力向上はもとより希望する進路の実現に向けたサポートも行っていきます。むかわ町恐竜ワールド構想推進計画の中には専門的な学科の新設などは言及していませんが、今後とも、研究者の方々との交流や高校生の学習機会の確保等に考慮し、地域の特色ある学習を深めることのできるよう引き続き協力してまいりますので、御理解をお願いしたいと思います。

質問 1番 東千吉

高校の存続と同時に、恐竜の、いわゆるむかわ竜のやっぱり知名度を上げる、あるいはまた、将来の子どもたちが、この間、12月に四季の館で恐竜展やりましたけれども、非常に僕は行ってみて大盛況だったというふうに感じております。もっと広く子どもたちにそういう部分を知らさめてみて、そして子どもたちが小学校、中学校に行ってもっとそういういわゆる古代のいろんな歴史について学びたい、あるいはまた、恐竜について非常に学びを深くしたい、現場に近いところでしっかり学びたいという、そういう子どもたちが日本中探すと結構いるのではないかと僕は思っているんです。そういう部分では、行政も大胆に、きちっと高校の教育課程のほうにも組み入れるような検討、あるいはまた、それと一方で経済産業としての恐竜の活用もありますけれども、両方踏まえて、町としてしっかりとやっていけるような体制取らなきゃならないんじゃないかなというふうに思っておりましたので、大胆に穂別の高校の教育課程に入れることについてどうでしょうという伺いです。もう一度お願いいたします。

答弁 教育振興室長 田口博(教育振興室長は2022年3月まで)

先ほども答弁させていただきましたが、穂別高等学校は道立高校でありまして、教育課程の議論につきましては北海道教育委員会が決定するものでございまして、むかわ町としては提案、検討することはできないというお答えになります。

質問 1番 東千吉

それは重々承知で質問等させていただいているつもりでおります。今後とも、そういうこともいろんな形で頭に入れながら、地域の教育等について、ぜひとも、高校は確かに道立でございますけれども、児童生徒も含めた教育の一貫性を考えた中で、やっぱりしっかりと持っていける体制がひとついただきたい。そのために、せっかくの地域の財産を有効に利用できるような、そういう体制も含めていければいいのかなというふうに思います。やっぱり恐竜ワールド戦略室なんかも、いろんな形でいろんな苦労をしながら知的財産の知名度を上げるために努力していることは十分承知でありますし、高校教育等についても、行政として先ほど言った内容でしっかりと協力姿勢を持ちながらやっていることは十分承知です。そういった中で、さらに大胆にそれを進めていけるような方策を各担当の方がしっかりと頭に留めてもらった中で、いわゆる行政執行をしっかりとやっていただきたいという内容で質問させていただきましたので、この点何とぞよろしくお願いしたいというふうに思います。次の質問でございますけれども、育てる漁業による地域経済の活性化についてでございます。ししゃものふ化場が第一歩ということで、さらなる地域経済発展のためにということで質問させていただきたいと思います。まず1つ目に、育てる漁業が叫ばれて久しいが、例えば猿払のホタテのように、小さな行政と漁師のチームが大成功を収める場合があります。我が町においては、ししゃもが町の魚でもあり、全道的にも知名度は高いと思われます。しかし、近年ししゃもの漁獲量は激減し、令和3年においては1.5トン程度と取るに足らない状況にあり、漁業だけでは食べていけない漁協の組合員もいます。資源保護の観点もあると思われますが、我が町には、現在、ししゃものふ化場建設の計画が順調に進んでいます。そこで、このふ化場でふ化したししゃもの回帰率はどのぐらいと想定しているか、まず一つで伺いたいと思います。

出典:むかわ町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月14日 議事録 PDF(44ページ) 間違いを知らせる