みんなの議会

むかわ町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月10日

アイヌ政策推進交付金事業について

2019年12月10日、むかわ町議会の一般質問で、東千吉議員が「アイヌ政策推進交付金事業について」質問し、町長 竹中喜之、地域振興課主幹 長谷山一樹、産業振興課参事 太田剛雄が答弁しました。

質問者
東千吉 議員
答弁者
町長 竹中喜之、地域振興課主幹 長谷山一樹、産業振興課参事 太田剛雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 1番 東千吉

1番議員の東 千吉でございます。よろしくお願いをいたします。まず初めに、アイヌ政策推進交付金事業について、アイヌ政策推進交付金事業地域計画について、事業内容、事業費等の具体的な計画と進捗状況について伺いたいと思います。その上で、老朽化した地域生活館の集約検討と新たな穂別中央地区への検討計画を立てられないのかどうかを伺いたいと思います。

答弁 町長 竹中喜之

1点目のアイヌ政策推進交付金事業についてでございますが、5月にアイヌの方々の誇りが尊重される社会、これを実現するための施策の推進に関する法律というのが、いわゆるアイヌ新法が施行され、総合的なアイヌ対策を推進するためのアイヌ施策推進地域計画というのを作成し、国に認定書を提出し、先日、これは12月6日でございますが認定がおりたところでございます。計画年度につきましては、令和元年度から5年間、総事業費は概算で約3億5,400万円を見込んでおります。事業内容につきましては、アイヌに関する文化公演事業、アイヌラッピングバス事業、生活館の整備事業で、特に生活館につきましては、アイヌ文化等を発信する拠点施設として位置づけるため、今回の補正予算に生活館新築に係る実施設計分を計上し、令和2年度、建設を予定しているところでございます。2点目でございますが、このたびのアイヌ政策推進交付金につきましては、地元のむかわアイヌ協会、鵡川アイヌ文化伝承保存会等と協議を行い、地域計画を作成し、事業を進めてきているところであります。地域計画以外の部分につきましては、アイヌ政策推進交付金事業の該当にならないと考えておりますので、御理解をお願い申し上げます。

質問 1番 東千吉

今、町長の御答弁いただきました。今までも、多分アイヌ政策推進関係の国の事業の部分と、新たにできた新しい法律の部分との違いはあるのかなというふうに私も認識しておりますけれども、現状、むかわ町のいわゆる生活館の施設の状況を考えていたときに、この内容等を見ますと、地域のコミュニティ活動を通して、地域の共生社会の実現を図るという内容のものになっているかと思われますので、そういう部分を含めて、各地域でそういうコミュニティのいわゆる活動をできるような拠点としての整備が、むかわ町全体として必要なのだろうというふうに感じるわけでございます。そうした中で、今まで私も各地域における葬儀を含めたセレモニーに参加、出席をしておりまして、ずっと見ていきますと、どうしても穂別の地区の穂別の中央より稲里側について、何らかの対策が必要かなということをこの地域の共生社会の実現の部分で感じているものがございます。そのところについて、今後についてもどういう考えなのかを伺いたいと思います。

答弁 地域振興課主幹 長谷山一樹(地域振興課主幹は2020年12月まで)

穂別市街地地区の集会施設の部分では、穂別町民センター、あと各自治会の管理しております自治会館がございます。葬儀の部分は、主に寺院で行われている部分が多いんですけれども、そのほかの部分につきましては、柏コミュニティセンター、人数が多い場合は穂別中央生活館ということで行われている状況でございます。今のところ支障はないものと考えますので、このまま進んでいきたいと思います。

質問 1番 東千吉

今、恐らく地域の生活館については、老朽化が問題になってくるやに思います。加えて、また生活館を町の財産として管理する場合も、場合によっては出てきているというふうにお伺いをしております。そういった中で、今答弁ありましたけれども、鵡川地区で葬儀に私、出席をさせていただいた部分と、それから穂別地区でやっている部分とでは、地域住民の利便性に差異があるのではないかというふうに感じているところもございます。いわゆる全体で見てみますと、非常に各地域にポイント的に網羅されている鵡川地区と、それから穂別のように、先ほど寺院で葬儀もやっているというお話でございましたけれども、大事な寺院も現在使えない寺院もございますし、それぞれの檀家も非常に減っているということで、今後いろんな形で危惧がされている部分というふうに思います。そうした中で、地域振興も含めた共生の社会という部分では、ぜひとも、ちょうどピンチであった部分、解体をされた空き地等がある今が、この部分では検討の用地としてちょうどいいのではないかという思いがあったので、そういう質問をさせてもらっているわけです。いずれにしましても、老朽化の生活館をどうするかも含めて、再度ちょっと答弁をいただきたい。町長、いただけますでしょうか。

答弁 町長 竹中喜之

ちょっと質問の趣旨が、今回のアイヌ新法に基づくその事業の延長として、地域で所有している生活館をどうするのかという、かなり広がりがあるかと思うんですけれども、あくまで今回のアイヌ新法に基づくこれまでの事業認定については、先ほど答弁させていただいたとおりでございます。もう一度申し上げますが、今回のアイヌ政策の推進交付金の事業に臨むに当たりましては、地元のむかわアイヌ協会及び鵡川アイヌ文化伝承保存会等のアイヌの皆さんとの連携協議を図り、この間に至っている、そしてその事業申請についても、この間進めてきているということを御理解まず願いたいと思います。

質問 1番 東千吉

町長の答弁をいただきましたので、今後の部分については、後ほど全体の中で意見を述べさせていただきたいと思いますので、次の質問に移っていきたいと思います。第1次産業振興についての部分、漁業の関係でございます。ししゃものふ化事業の具体的実施設計と、その進捗状況について伺います。その上で、実際に操業開始時期も含めて伺いたいと思います。

答弁 産業振興課参事 太田剛雄

ししゃものふ化場につきましては、建設に向けまして、平成30年7月に実施設計業務を発注したところでございます。当初は、業務期間を平成31年6月末までとしておりましたが、震災による業務の中断等を考慮いたしまして、期間を令和2年3月20日までに延長し、現在具体的な施設の配置、構造などについて漁協及び河川管理者である室蘭開発建設部と協議しながら設計を進めているところでございます。今後につきましては、実施設計終了後、室蘭開発建設部に対して水利権取得及び河川区域に係る占用の申請等を進めてまいります。施設の稼働時期についてでございますが、令和3年度に施設を建設、令和4年度から施設稼働の予定で事務をとり進めております。

質問 1番 東千吉

今の答弁ですと、令和4年の秋からということでしょうか。

答弁 産業振興課参事 太田剛雄

秋から、ししゃもの親魚を入れまして卵を採取いたしまして、その子どもが次の春にかえっていく、そういった形になろうかと思います。

質問 1番 東千吉

先般11月3日に、本町のししゃも祭りがございました。その際に、私もちょうどその場所におりましたけれども、町長、副町長、教育長と3人で、その場所でいろいろと実感されている部分だと思います。この観光の人口を見たときに、非常に大きなイベントであるというふうに自分で実感をいたしました。しかしながら、今ししゃもの資源関係の漁獲量を見てみますと、平成27年10トンを切ってございました。その前、五、六年は本当に少ない量の漁獲量でございました。平成21年以前は100トン以上の漁獲量を維持できていたものと思います。近年は、ここ二、三年は50万トンを超えているということでございますけれども、ことしについては白糠を含めた向こうの産地も、非常にししゃもの資源、ししゃものとる量が少ないということでございます。資源量としては、資源調査をしていて、そんなに遜色ないということでございますけれども、やはり戻ってくるししゃもの量が少ないということでございますから、もっとししゃもの資源の維持・回復に力を入れていく必要があるのではないかというふうに私は思っております。加えて、むかわ町のブランドとして、ししゃもがあれだけ町内外、道外からも来て楽しんでいる姿を見たときに、このイベント、そしてまた、そういう人たちを満足させる、その大事な量、漁業者の生活、あるいは経営安定を含めた地域産業振興の大事な部分と思ってございます。そうした中で、やはり水利権を取るのになかなか時間がかかるというふうに言われておりますけれども、少しでも早い操業、少しでもそういう操業開始が早まるような形を進めていっていただきたいというふうに思っているわけで、確かに震災がありまして、いろんなことを考えながら前へ進まなきゃいけないという部分があったと思いますけれども、何とか一年でも令和3年とかに進められるような、いわゆる水利権に時間がかかるということでございますけれども、そういう方向性で少しでも短縮できるような方法はないんでしょうか。

答弁 産業振興課参事 太田剛雄

1年前倒しのような手段は、ちょっと今からは難しいかと思います。水利権取得に当たりましては、いきなり申請を出すわけではなくて、今現在も河川事務所ですとか、室蘭開発建設部治水課等と協議を進めまして、申請してからできるだけ時間をとらないような形になるように、事前の協議を進めながら行っておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 1番 東千吉

当初の説明を受けました実施計画の中の資源の、いわゆるふ化の事業量については変わりはないんですよね。

答弁 産業振興課参事 太田剛雄

資源量といいますか、ししゃもの親魚の生産量ということでしょうか。

質問 1番 東千吉

はい。

答弁 産業振興課参事 太田剛雄

計画どおり変更ございません。

質問 1番 東千吉

すみません、ちょっとほかのことに頭いったので、今、質問があれだったんですけれども。たしか最初の設計の段階では、多分使う量が少し、ほかのししゃものふ化事業所よりも水量が多かったような気がしているんですが、そうでしたよね。

答弁 産業振興課参事 太田剛雄

はい。今の検討中のふ化場につきましては、隣の沙流川のふ化場をベースに検討していっているんですが、検討の中で水量を増やして泥を排除したり、あるいは鵡川の中で産卵数が多いような地点の環境に近づけるような検討がなされまして、その結果、他の施設等よりも使う水量は増えている形になります。

質問 1番 東千吉

その部分で、水利権の申請で時間がかかっているということではなくて、通常の申請の中での時間のかかり方ということで理解してよろしいんですか。

答弁 産業振興課参事 太田剛雄

はい。水量が増えたことによって時間がかかっているわけではなくて、実施設計が固まらないと水利権申請ってできませんので、水量が増えたことによっておくれているということではございません。

質問 1番 東千吉

わかりました。なるべく早い段階で操業ができて、地域のいわゆる活性化につながることを期待しております。ぜひともよろしくお願いをしたいというふうに思います。町長、多分町長の言葉であります「ピンチをヒントとして捉えてチャンスを得る」ということを町長、前に言っておられました。いっぱい獲物がいるからといっても、目をつぶって鉄砲を撃ったのでは大きな獲物は得られないというふうに思います。鹿が解禁になったら鹿をとる、あるいはまた、ししゃもの時期はしっかりとししゃもをとっていくということだと思います。野球で例えるならば、点数をとるときには一打でしっかりとやっぱり点数をとっていかなきゃいけないといことだと思います。ヒットを打つことは、個人プレーとしては非常に評価の高いものではありますけれども、ワンチームとして目標をしっかりと掲げて、確実にその成果を得るということが非常に重要なことだというふうに思いますので、次年度の予算編成等も含めまして、そのことを心肝に染めていただいてやっていただきたいということを進言させていただきまして、質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。

出典:むかわ町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月10日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる