むかわ町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月20日
鵡川河口について
2019年6月20日、むかわ町議会の一般質問で、北村修議員が「鵡川河口について」質問し、町長 竹中喜之、産業振興課参事 太田剛雄が答弁しました。
- 質問者
- 北村修 議員
- 答弁者
- 町長 竹中喜之、産業振興課参事 太田剛雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 11番 北村修
次に、3つ目の問題について質問をさせていただきます。鵡川河口についてということで頭出しをさせていただきましたが、中身は非常に複雑なものがあろうかというふうに思います。まず、鵡川河口にかかわっての問題ですが、御存じのように鵡川河口は本流とそれから、鵡川地区市街地と言われるところから出ている6線排水、さらには、鵡川川と言うんですか、この役場の横を通っている昔のナナシ川ですが、これらの小河川が河口付近で合流するという形になっております。先日、住民の方から、その河口が下がったと、それによって水位が増して、その付近の牧草地が浸水しているというお知らせがあって、私もその現地を見に行きました。その折に、非常にこの河口の変化を改めて知ることになります。お聞きしますと、この数十年間でこの河口を中心とした付近の海岸線は400メートルほど陸地が削られているんだという状況でございます。潮の流れが変わって河口の閉鎖も続くというような状況にあるようでございます。これらについてこういう状況がやはり、我が町の大事な産業であります漁業資源、とりわけシシャモ等に非常に大きな影響を与えるんじゃないか、与えていると思うとこれまでも言われておりますが、そうした問題、あるいは私の記憶では、あの苫東開発が始まるころに、大きな話題を呼んだ干潟の問題ですね。これは非常に貴重な自然の宝でありますが、これもかなり小さくなって、わずか残るというような状況になっております。これらの問題をとことん保存していくという必要があろうかというふうに思っているんですが、これらについて、町としての直接的な問題ではありませんが、やはり、関係機関等との対応はこれまでも協議されていると言っていますが、それらについてどのように対応されてきたのか、改めて伺いたいと思うのであります。2つ目には、河川にかかわってでありますが、本町として、鵡川の上流穂別川そして穂別川上流の穂別ダム、ここにこの上流の国有林が乱伐されたという状況の中で、土砂が相当穂別ダムに流入するそれが流れ出て、むかわの養殖漁業として期待されていたホタテ漁が壊滅したというのが過去の水害の経験としてあります。そういうことが、再び心配されるような状況が私はくるのでないかというふうに、今、不安視をしています。それは、ことし国のほうで、国会で改正が進められたいわゆる国有林野法の改正であります。これは、この国有林野法の改正によって国有林の一定の部分、50ヘクタールぐらいと言われておりますが、そういう規模で特定の大規模な事業者にこの事業委託できるっていうのは、法改正が行われました。これについては森林関係者や専門家の皆さんからは相当危険な内容だという厳しい指摘も出されているんでありますけれども、しかし、法は通されました。残念ながら。こういうことになると私たちの町として、穂別ダムの上流にある国有林で同じようなことが起きた場合に、さらに、川を荒らしていく、それがやがて海へというこの過去の苦い教訓も再びつくり出すような状況が心配されるわけであります。これらの問題について、川を守る、清流を守るという立場から我々としてもいろいろとその対応を図っていかなきゃならないんじゃないかと思っているわけでありますが、その辺についてどのような見解を持っているか伺っておくものであります。
答弁 町長 竹中喜之
①の鵡川、過去についての関係機関との対応、この関係について私のほうからお答えをさせていただきたいかと思います。②の山からの土砂流入につきましては、担当のほうに後ほどお答えということで御理解をいただきたいと思います。現在、一級河川、鵡川河口につきましては、町魚のししゃもなど産卵のため海から川に遡上する上で重要な連絡路でございます。また、渡り鳥等の餌場として貴重な場所となっております干潟の形成箇所、そして鵡川市街地においての雨水排水路の放流口が接続しているカ所でもございます。鵡川河口につきましては、河川管理者の室蘭開発建設部、定期的に河川パトロールを行っており、毎測、形状の変化の際は状況に応じて維持管理に対応してきているところでございます。また、町としましても、この箇所におきましては天候状況、定期的なパトロールを実施しておりまして、管理者である室蘭開発建設部と情報共有に努めてきているところでもございます。関係機関との対応でございますが、鵡川漁協との情報の交換、共有、そして、鵡川河口干潟につきましては、御存じのとおり町内の自然愛好者による団体、さらには、国そして道、そして町とこの中での4者間での意見交換、勉強会を定期的に開催し、干潟での除草活動だとか自然学習による地域づくりの人材の育成など、さまざまな面にわたり活動に取り組んできているところでもございます。また、国、北海道、町さらに、研究機関、この4者におきまして、鵡川周辺海岸の保全について意見交換というのをこの間継続しているところでもございます。海岸侵食、そして干潟などの情報の収集、今後の課題解決に向けた連携強化というのを図っているところでもございます。今後の対応につきましても、それぞれの取り組みというのを踏まえ、状況把握をした中で、関係機関と連携を行い、鵡川河口部における機能、確保に向けた維持管理に努めてまいりますので、御理解を願いたいかと思います。
答弁 産業振興課参事 太田剛雄
②の御質問については、私のほうからお答えさせていただきます。御質問は、今月5日に国会においてその一部改正が成立した、国有林野の管理経営に関する法律についてのことと思います。この改正により、国は基準に適合した林業経営者に対し、10年を基本とし、50年を上限とした期間について国有林野内の指定した区域内の樹木を採取する権利を設定できることとなったところです。当面、全国で10カ所程度、計数千ヘクタールの区域を想定しているとのことですが、国有林を管轄する森林管理署に確認したところ、むかわ町内の国有林が対象となるかどうかといった情報は今のところ入っていないという情報です。同改正の施行は令和2年4月1日であり、詳細については今後検討が行われるということから、森林管理署等との連携の中で積極的に情報の入手に努め、必要に応じ国に対して申し入れを行うなどの対応をとってまいりたいと考えております。以上です。
質問 11番 北村修
まず、2つ目の国有林の国有林野法の改正に基づいてのことでありますが、私が危惧しているのは、確かに今のところ、当地域でのそういうものはないだろうというふうに思いますけれども、これがどんなふうになるかというの定かではないんですよね。それから、今答弁されたように、50年スパンにわたって、これらを特定の事業者に預けるっていうようなことができるという内容なんですよね。この地域でも山でそういう事業を行うのは大きいのじゃないんです。みんな小さな業者なんです。特定の業者ということになれば、地元関係ではとらないと思います。そういう、その大規模な、大手会社といいますか、そういう事業者にあるということなんで、これらが本当にそのまま進められて我が町に関係するような国有林でやられたら、本当に大変なことになるというふうに思っております。太田さんは新しく来た人ですから、わからないかと思いますけれど、我が町として10数年前に、鵡川漁協が最大のこれからの漁場、漁業となるであろうというホタテ養殖事業、非常にすばらしいものになった、これが、あの大雨災害の土砂流入、海への流入で全滅した。漁業8,000万、飼料代だけどもこれはパーになったんです。大変な思いをしたという経過があるんです。これ、ぜひ学んでいただいて、そういうことが繰り返さないように、ぜひとも注意をして働きかけをお願いしたいというふうに思っております。それが第1点です。それは答弁はなくて結構です。鵡川河口の問題についてでありますけれども、私も久々に行ってみて、現地を見てびっくりしたのは、干潟の部分が非常にこう小さくなって、ゴ貝はたくさんあるようなんで小鳥たちは寄ってくるということにはなっているんですけれども、現状のままでいくと、もう、いわゆる、鵡川からの小河川が出ている部分が海岸とほぼ接しているという状況までになっちゃっているんですね。これでは早晩干潟のところまで削られていくような、そういうことも、心配されるという事態があります。やはり今、町長の答弁の中でいろいろ関係機関との情報共有等々がやられているということでありますけれども、やっぱり、ひとつの今、この災害の中でいろんな課題はありますけれども、やはり将来的なものを見ながら、こういうものについてを関係機関等々、強くやっぱり働きかけをしながら、町としては大変なことですからできませんけれども、やはりその対応を図っていく必要があるんじゃないかというふうに思っております。ぜひ、その点での努力をお願いしたいと、御答弁があれば伺っておきたいというふうに思います。
答弁 町長 竹中喜之
何度か、もう議会で鵡川河口等も含めてやりとりがあったかと思います。最初答弁で述べましたように、国、北海道、町そして研究機関の4者、この、鵡川周辺海岸の保全についての意見交換会でございますが、10年ほど前から継続して実施が行われております。鵡川海岸の侵食干潟などの情報収集、課題解決に向けた活動を行ってそれをもとにしながら、苫小牧地方総合開発期成会等々で国に現状と要望を行ってきているところでもございます。このような4者間での取り組みというのは、調べたところ北海道では唯一鵡川海岸だけであるというふうなことも情報提供されております。また、自然愛護団体などとの連携している鵡川河口干潟に係る勉強会、こういった中にも国も積極的に意見交換の場に入っていただいているところでもございます。こういった日ごろからの顔の見える関係づくりを通しながら、よりその環境保全に向き合うような活動に努めていければなと思います。あわせて、今回、災害を受けた町として、震災前よりも災害により強い河川であり、そして海岸であるというんでしょうか、まちづくりの環境づくりに向け国土強靱化の観点からも海岸の保全対策の活動に今後も取り組みながらその推移というのを見定めて、国、北海道への要望提案に引き続き行っていきたいなと思っております。御理解願いたいと思います。
質問 11番 北村修
これからの課題として3つの点で今回質問させていただきました。最初の日高線の問題でも、もっと力を入れてお願いしたいと思いますし、ただその中で、一つ質問するの忘れていた問題を最後につけ加えて終わりたいと思いますが、この負担、2年間に限ってということで、報道の中には全体として40億程度になるんじゃないかという報道すらあります。しかし、そうはならないだろうというふうに思っておりますが、きちっとその辺のところを明確にしていただきたいというふうに思いますし、何よりも、やるにしても2年間ということを町長述べられました。しかし、今心配されているのは、これが2年だけではなくて、恒久化されてはかなわないぞというのが道内多くの皆さんの願いだというふうに思っております。本当に、そういうだまし討ちみたいなことにならないように、ぜひとも頑張っていただきたいということを最後に申し上げて終わりたいと思いますが、何か私のほうは、もうこれで質問終わりますが……〔「なし」と言う人あり〕
質問 11番 北村修
よろしいでしょうか。では、終わります。────────────────────────────────────────────◎散会の宣告