みんなの議会

むかわ町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月10日

むかわ竜(総称)と決定され、呼ばれていることについて

2018年6月10日、むかわ町議会の一般質問で、舞良喜久議員が「むかわ竜(総称)と決定され、呼ばれていることについて」質問し、町長 竹中喜之、支所長 田所隆、恐竜ワールド戦略室主幹 櫻井和彦が答弁しました。

質問者
舞良喜久 議員
答弁者
町長 竹中喜之、支所長 田所隆、恐竜ワールド戦略室主幹 櫻井和彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 舞良喜久

通告により、2番議員、舞良が質問をさせていただきます。私の質問内容は3番議員と重なる部分がありますので、なるべくダブらないように違った観点から質問をさせていただきたいと思います。1項目のむかわ竜(総称)と決定され、呼ばれていることについてということで、旧穂別町は、首長竜の化石が発見されて以来、40年余りにわたって化石とロマンの里のまちづくりを進めてまいりました。むかわ竜の呼び名がなぜついたのか多くの疑問を抱きながら今日に至っております。鵡川地区と穂別地区のお互いの文化を尊重し合い、今後の町の発展を思い、命名の経緯について改めて伺いたいと思います。まず第1点には、私もそうですが、今さらなぜ、新聞報道にもありますけれども、これまでやってきて一丸になってきたのに水を差すんじゃないかとか、そういうのも新聞報道されております。じゃ、その原因は一体どこにあったのかということはやっぱり避けては通れないんじゃないかと。今後の鵡川地区、穂別地区のこれから長い行政を行う上に当たって、そう思い質問させていただきます。まず第1点、今現実に起きている問題であります。命名についてですが、町は発見者を考慮して、あとは尊重してという、大体考慮という言葉が多いんですが、考慮して総称といたしましたと。これは聞き方によっては、発見者にも、命名したんじゃないかとか、責任があるんじゃないかとか、解釈の仕方によってはそう捉えられても仕方ないと思います。それで何が起きているかというと、今そういう意味では発見者が町と住民の間で板挟みになって大変だということなんですね。まさかこういう名前がつくとは思わなかったとか、そういうような話もあるわけですよ。それはやっぱり最終的には町が命名したんだと思いますので、それについてこれまで、先ほど前文に言いましたが、本当に穂別は化石とロマンの里として一生懸命そういうふうにやってきた文化、歴史があるわけですから、そういうものをやっぱりきちんと尊重していくということが一番大切であったのではないかと。そういう観点におきまして、例えば穂別の地域協議会、私も傍聴に行きましたけれども、かなり化石の問題についてはやっておりましたよね。それから、少なくても元町長さんの合併した当時の横山さん初め、原町長も長い間博物館に携わってきたわけですから、そういう人たちの御意見、または学芸員の人たちの意見をなぜ聞かなかったかということ、その点についてまず1点お聞きしたいと思います。

答弁 町長 竹中喜之

舞良議員の通告に基づいて御答弁をさせていただきたいかと思います。むかわ竜命名の経緯に関しましては、3番議員の答弁で私が申し上げたとおりであります。答弁の内容については差し控えさせていただきたいと思います。むかわ竜命名の経緯に関しましては、3番議員の答弁で申し上げたとおりでございますから、改めて命名について全国の事例を調査したところ、恐竜発見者の方が名づけ親になっているケースが多いことを確認させていただいているところでもございます。そこで、2016年10月にハドロサウルス科恐竜の発見者の意向というのも確認した上、同年12月に通常の呼び方、通称の呼び名をむかわ竜と決定したところでもございます。むかわ竜は、ちょうど合併10周年を迎えた新町のシンボルとして、そして町内全域をステージにした旧町時代から引き継いでいる恐竜化石のまちづくりというのをさらに未来にも続けるため、恐竜ワールド構想というのを町民一丸となって取り組む上でもふさわしい呼び名であると考えているところでもございます。以上、簡潔ではありますが、命名の経緯等について質問要旨に基づきながら答弁をさせていただきました。

答弁 支所長 田所隆(支所長は2019年3月まで)

議員の質問の中で、町民が納得する公の機関等で議論して決めるべきではないかというようなニュアンスのお話があったかと思います。それについてお答えを申し上げたいと思います。今回のむかわ竜の命名については、町が決定しておりますが、その根拠は、今、町長が答弁したとおり、発見者の意向を確認した上での決定であり、命名の専権事項は発見者にあるとの判断に立った上での処理をしたところであります。いずれにしても、議会の決議行為、あるいは学識経験者の意見を聞く等の行為は必須事項ではないと判断しているところであります。なお、今後、議会において特別委員会等で意見を求められれば、改めて御説明をしていきたいという考え方でおりますので、御理解願います。

質問 2番 舞良喜久

わかりました。これは個人感覚で、そういう専門的な知識はということで、必須条件ではないと言いますけれども、これは個人差がありますけれども、少なくても学芸員とかそういう人たちに諮って決めるべきだったんじゃないかという、これは私の意見でもありますが、多くの穂別住民の御意見でございます。もう一つ、修正を受けましたので、通告していませんでしたので、具体的にないので、私のほうからちょっと説明させていただきます。多くの化石が、自治体名等、市町村名等が多いと言っていますが、調べてみましたんだが、全国で約35個ですか、そのうちの通称名がなっているのが大体25ですか。そのうちの13がやっぱり自治体と同じ名前になっているのはありますけれども、特にむかわ竜初め、ヒロノリュウ、トバリュウ、丹波竜、ミフネリュウの、これが大体自治体名になっているのが重なっているのが、私が調べた限りではこの5竜ぐらいなんですよね、通称が13あるうち。それで、学名まで調べたら7化石ぐらいです。そのうち1985年に発掘された福井県勝山市の福井竜、キタダニリュウは、最初は通称を使っていましたが、最近では通称名は全く使っていないということです。それから、ヒロノリュウというのは、これは自治体名と、ヒロノリュウというのが、これは福島県の広いと書いて野という字で広野竜ですね。これは福島県の化石でありますが、これは江戸時代からの陸前浜街道というか、宿場町で広野宿として栄えた、そういう由緒ある町ということで、自治体名で、やっぱりそういう地名を大事にして、逆にそこにやっぱり自治体名をつけていったという、そういう経過があるんですね。あと、トバリュウなんかもそうですよね。三重県総合博物館では、この化石が発見されたときには、鳥羽で発見された恐竜だからというので、トバリュウというのはやっぱり鳥羽地区で発見されているんですよね。そういう意味で鳥羽を伝えていくと。これまで江戸時代に鳥羽藩が置かれたその以前から海上交通の要所として栄えた地の名前だということで、やっぱり地名を優先しているんですね。これは化石の問題じゃなくて、逆に市とか何かをつけるときに昔の歴史をつけて市につけていったということですね。それを重んじて化石もやっぱり地名を優先していったというわけですね。あとは、問題になっているのは丹波竜ですか。確かに丹波も調べてみたんですけれども、これすごく広いんですね、丹波というのは。確かにこれは丹波市になっていますが、丹波市になる以前はどうだったかということなんですよね。これは本当に古いんですよね。丹波国造という話が出てきますから、西暦701年前の話ですね。これは兵庫県の北部、大阪府の一部、あと京都府を含んでおるんですね。私もちょっと調べてみましたけれども、そういう広い地区全体を丹波ということで言っているんですね。そしてこれは、丹波竜というのは地名じゃなくて、これは発見者2人がつけているというのは私が調べたけれども、皆さんも知っていることだと思いますけれども、これは地名じゃなくて発見者がつけたんですよね。そういうことです。問題のもう一つはミフネリュウですね。確かに御船というのはありますよね、調べたら。ミフネリュウというのは、これは……

質問 2番 舞良喜久

だけれども、通告していなかったもので、わからないと思って私が先に説明したんです。

質問 2番 舞良喜久

わかりました。そういう意味で、調べてみましたが、自治体とか市町村名がついたというのはないんですよね。それは解釈の上で多少かぶっているときもありますけれども、ミフネリュウも御船(おんふね)といって、これ調べてみれば、ヤマタノオロチのヤマトタケルノミコトの前のお父さんの天皇の時代からそこを、「御」というのは着岸したということで、天皇家で、そこで「オン」を「ミフネ」に変えて地名にしたというぐらいですから、そういうやっぱり地名を物すごく大事にしているんですよね、思想とか。そういう意味においても、やっぱりなぜ穂別のそういう文化とかそういうものを本当にもうちょっと考えてやっていただけなかったのかということで、そういうことでどうですかということで、もうちょっと説明を受けたいと思います。

答弁 支所長 田所隆(支所長は2019年3月まで)

議員の御意見の中で、過去の根拠あるいは経過、理由などお話をいただきました。町の担当のほうの調べでは、いずれにしても現在その自治体名と同名の呼び名となっているという通称名で呼ばれている恐竜化石は、今こちらのほうで調べた結果では12ほどあります。先ほど議員が13とおっしゃっていますので、議員のほうが多いのかなと思っています。いずれにしましても、自治体名イコールとなっている通称名、過去の経過、根拠は別にしてですよ、なっているのは12、13あるということで、我々は多くの自治体で自治体名を使った通称名があるんだということを押さえた上で、むかわ竜という名前も妥当ではないかというふうに思ったところございます。

質問 2番 舞良喜久

それで、今後ともむかわ町から発掘されたらむかわ竜という総称をつけるような、広報なんかにも書いておられますけれども、今もそのように考えておられるんですか、ちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 支所長 田所隆(支所長は2019年3月まで)

通称むかわ竜、そして総称もむかわ竜とするという一定の見解を過去してきております。その点について改めて答弁をさせていただきたいと思います。むかわ竜の総称として呼ぶ部分ですけれども、現在のところ、町内で発見された恐竜化石は今回のむかわ竜1個体しかございません。今現在1個体しかございませんので、通称も総称も混乱はないものの、今後発見されるだろう第2の恐竜化石、これにも総称してむかわ竜と呼ぶのかどうか、呼ぶとすれば、我々のほうとしましても、個体判別を難しくしてしまう可能性があるなと、あるいは混乱を招くおそれがあるものと現在のところは判断をしているところであります。ついては、現在発見されているハドロサウルス科恐竜の1個体のみについてはこれまでと同様に通称むかわ竜と、これを命名したいと。一方、混乱を避けるために、今後総称という表現は使用しないこととしましたので、御理解を願いたいと思います。

質問 2番 舞良喜久

穂別住民の声でありますけれども、できれば発見されたときには、本当に住民とか学芸員とか、そういう人たちときちんと話し合いをして決めていただきたいというのが、これは穂別住民全体の意見でもあり私の意見でもあります。そういう意味では、そういうことで、やはり本当に、少なくても、むかわ竜ありきで、なぜそんなに急いできたのかと、そういう意見がやはり多いんですよね。もうちょっと、特に名前をつけるとか、合併をするという、そういうときのネーミングというのは物すごく大事なことですから、今後とも、そういう意味では、むかわ町民は少なくとも鵡川穂別竜とつけてもらいたいというのが、本当は地域名でいうと発見されたところは稲里でありますが、少なくとも鵡川穂別竜にしてもらえれば、これは双方納得するんじゃないかというようなことはあります。そういうことでこの命名についての質問は終わらせていただきます。2番についてですけれども、ジオパークについてでございますが、北海道にもジオパークがあります。洞爺湖を含めたオホーツク海方面にありますが、長年の将来のとして、スパンが長いと思います。そういうジオパークを立地して本当に発展していこうという構想があるかどうか伺います。特に、学者たちも言っていますように、この穂別の地層というのは、海の化石、そして陸の化石、そしてスパンが長いということで、これは世界的にも学者にも、化石の軌跡がわかるということで、大変学者たちにも尊重され、世界にも今広がっている状態でございます。今いろいろとワールド構想で出ておりますから、すぐそういうことはできないのはわかりますから、長い目で見てこういう構想もあってもいいんじゃないかということでお伺いしました。意見をお聞きしたいと思います。

答弁 恐竜ワールド戦略室主幹 櫻井和彦

お答えさせていただきます。御存じと思いますが、ジオパークというのは大地の公園とも訳されるもので、地球を学び、丸ごと楽しむことのできる場所であるとされています。平成30年4月現在、43の日本ジオパークがあり、さらに18の地域がジオパークを目指しています。この日本ジオパークのうち9つが世界ジオパークとして認定されています。北海道にも、先ほど御紹介ありましたが、5つのジオパークがありまして、そのうち洞爺湖有珠山と様似町アポイ岳が世界ジオパークとして認定されています。ジオパークの対象となるものは、まず岩石、化石、地層、地形、火山などの地質資源、そしてそれらに根差した動物、植物、生態系などの自然環境、さらにはそれらに基づいた歴史、文化、産業などの人の営みのこの大きく3つとなります。さらに、ジオパークを形づくるものは大きく3つあります。まずは見学対象となる地質資源です。2つ目は見学者に情報を提供する拠点施設となります。3つ目は案内板や現地ガイドなどの見学の受け入れ体制となります。当町における地質資源としましては、貴重な化石が御存じのとおり豊富にありますけれども、現地での見学可能な場所となりますと限られてしまいます。また、道路の整備や見学地の造成など大規模な整備が必要になると考えています。2つ目の拠点施設については、穂別博物館をさらに整備する必要があると考えています。3つ目の受け入れ体制については、こちらが今後一からの整備が必要になる部分と考えておりまして、現地への案内板ですとか説明板、そして専門知識を有して多言語にも対応できる、こういう現地ガイドの育成が大きな課題になると考えます。このように当町にはジオパークを開設するとなると大規模かつ抜本的な整備が必要になりますので、ちょっとこのようにさまざまな課題がありまして、実現は困難ではないかと考えております。以上になります。

質問 2番 舞良喜久

そういう意味で、恐竜を生かして、ロマンのむかわ町というのを、私もそういう意味では同じ気持ちでおりますので、ぜひそういう意味で本当にむかわ町が発展していく方向で思っています。これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。────────────────────────────────────────────◎会議時間の延長

出典:むかわ町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月10日 議事録 PDF(89ページ) 間違いを知らせる