みんなの議会

むかわ町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月5日

ししゃもについて

2017年3月5日、むかわ町議会の一般質問で、中島勲議員が「ししゃもについて」質問し、町長 竹中喜之が答弁しました。

質問者
中島勲 議員
答弁者
町長 竹中喜之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 中島勲

通告に基づきまして、2点についてお伺いしたいと思います。まず第1でございますけれども、前段、午前中に町長の執行方針でも触れられておりましたけれども、ししゃもについてでございます。このししゃものふ化場建設の経過、今までの経過と今後について見通しでございますけれども、これをお伺いしたいと思います。まずその中で、行政はこのししゃもというものをどのように位置づけをしているのかということです。それからその次は、これは平成26年の4月の定例議会で私が質問したわけですけれども、その答弁の中で建設場所について元浄水場跡地とする方向で漁協と協議をすると、こういう回答でございました。それからもう一つは、取排水位置の検討で、必要であれば北海道開発局と協議をしたいと、こういう回答でした。それから、たくさんあるわけですけれども、3つ目としては鵡川漁協の浜の活性再生プランを見極めながら建設を考えていると、こういうことでございました。これらの項目について、これは2年前の話ですから現在までどのように変わってきているのか、進展があったのかということをお伺いします。それから、次に3点目は、今までの経過を踏まえましてふ化場の建設に対して見通しをどういうふうに持っておられるのかということでございます。それから、次に4番目でございますが、水産振興基金の使途につきまして同じく質問したわけですけれども、このときの答弁では、これはこの基金はししゃものふ化場、活魚の水槽、海水殺菌装置等の施設整備に運用するという考え方でございましたけれども、これに今も相違ないか、この点についてお伺いいたします。

答弁 町長 竹中喜之

ししゃものふ化場建設にかかわるこの間の経過と今後についての御質問にお答えをしたいと思います。1点目のししゃもに対する行政の捉え方についてでございます。ししゃもにつきましては、旧町において平成7年7月、町魚に制定され、恐らく全国で初めてだと思います。合併後も引き続き町魚として制定されているところでございます。制定の趣旨としましては、かつてアイヌの人たちに神がくれた魚としてとうとばれ、町民の皆さんに限りない恵みを与えてくれたことに感謝するとして、ししゃもを町の資源、未来永劫に残していくという町民の皆さんの決意を象徴するものであるかと思います。また地域団体商標として鵡川ししゃもが認定されている背景も踏まえまして、漁業という産業振興面での枠を超えて、地域ブランド名も含めた町の資源として重要な位置として認識しているところでございます。2点目の平成26年第4回定例会での一般質問以降についての進展についてお答えをしたいと思います。ししゃもふ化場の建設に関しましては、平成25年に示されております鵡川ししゃも新ふ化場基本計画、これを基本としながら、ししゃもふ化場検討委員会での協議を踏まえ、建設場所につきましては洋光町の旧浄水場跡地南側の町有地、または花園二丁目地先の国有地を候補地として、さらに取排水箇所につきましては鵡川橋の上流、鵡川大橋下流における3カ所ほどを想定し検討してきたところでございます。昨年8月に、ししゃもふ化場検討委員会を開催し、建設予定にかかわる現状及び課題を説明するとともに、北海道開発局苫小牧河川事業所とも数回協議を行ってきているところでもございます。ふ化場の建設場所選定にかかわる調査結果、現在行われております建設場所及び施設規模等につきましては、これを調査結果というのを踏まえ、関係機関及び関係団体とも協議を行いながら、建設に向けた一定の方向性を整理してまいりたいと存じます。また、浜の活力再生プランとのかかわりにつきましては、同プランにおける基本方針として、ししゃもふ化場の実施及び資源管理の徹底による資源の維持増大とあわせ、関連施策として鵡川ししゃも新ふ化場建設関連事業というのがプランに位置づけられているところでございます。3点目のふ化場の見通しにつきましては、建設場所及び施設規模等が確定後、一般的にはいわゆる基本計画というんでしょうか、これに1年、実施設計に1年、水利権等の占用許可申請に1年、認可に1年から2年を要するものとされ、早くて四、五年後に工事施工とされるものと押さえております。最後に、水産振興基金に関する質問でございますが、同基金につきましては水産業の振興を図るための必要な事業に要する経費の財源に企てるため、むかわ町水産業振興基金条例の制定により管理運用しているところであり、使途についてはこの条例上、明確に区分けをしているものではございません。以上でございます。

質問 3番 中島勲

今の説明受けまして、ししゃもに対する計画あるいは心構えといいますか、こういうものは大体わかりましたのですが、大体私の調べたところと一緒でございますので私は省略しますけれども、ただその中で、このししゃもというのは鵡川という町あるいは集落といいますか地域といいますか、こういうところにどうかかわってきたかということを、まずもう一回考えなきゃならんと。これは今町長の説明ありましたようにアイヌの方々が神から頂いた魚ですよと、食料ですよということで大事に育ててきた、そして獲得したと。それともう一つは、平成7年の6月に確かに定例議会で町魚というものを決定しまして、それを受けて翌月でしたかね、むかわ町の100周年記念に町魚の宣誓をしております。その後、商標登録を民間団体がしていると、こういう流れなんですけれども、ここで大事なのは行政がししゃもに対する考え方を議会で町魚として決めているということは、非常にこれ重いと思うんですね。ですから私の感覚ですけれども、最近ずっと四、五年収穫が落ちていると。1.何トンですか、今年は5倍ぐらいあったんですけれども、それで、いや、獲れなくて困ったと、何とかしなきゃならんということで4年、5年過ぎてきているわけです。しかし今言ったように議会でもって、議会というのは言うに及ばず町民総意の代表の機関ですから、そこで決定したことは全町民が入っていることなんですよ。それにしては頑張ってはおられるんでしょうけれども、私から見たらもう少しスピード感を持ってこの問題に取り組んでいただきたいというふうに思います。先ほどの説明、いろいろ経過あって、4年から5年後にはそのししゃものふ化場ができそうな話も聞いておりますけれども、今までの経過から見ますと、協議をしたい、検討しますということでその成果が出ていないわけなんですよ。1つだけお伺いしますけれども、一定方向で方向性を定めたいという先ほどの町長の説明なんですけれども、この一定の方向というのはどういう方向なんですか、今の答弁の中で。

答弁 町長 竹中喜之

前段にですけれども、先ほど私、町魚について触れたかと思うんですけれども、その貴重な資源という関係においては御理解願っているかと思います。それとあわせて動きが鈍いんではないかということでございますが、議員御案内のとおり、この間、一昨年ようやく新魚というのが、5年ぶりですか、6年ぶりにようやく好漁という実態になって、まだいまだししゃもの生態系というのは不明とされております。あわせてその新魚の捕獲というのが漁獲量も著しく減少していることから、町内において検討協議とともに、その時点でございますけれども、平成27年度から、先ほど経過に漏れておりますので、あえて加えますが、苫小牧地方総合開発期成会を通しながら、改めて町も努力するけれども国も道に対しての要望活動ということで、重点要望項目として頭出しをしてきているところでもございます。要望内容につきましては、水産試験場などの関係機関との連携によるししゃもの先ほど言いました生態解明あるいは漁場環境の推進、調査、ししゃも資源の維持、そして回復に向けての重点要望項目として項目整理をしてきたところでもございます。そういったところも含めながら、新魚につきましては漁方式が変更されるというか、そういった効果も出てきているのかなと捉えているところでもございます。ししゃもの資源の確保を図る補完として、先ほど出ていた依頼あります新ふ化場でございますけれども、これは町内においても重要な取り組みとされておりますので、まず新魚の確保、これを安定的に実施できる、それを優先課題としてこの間に来ているということは御理解をしていただきたいと思います。それと、ふ化場の選定場所にかかわる調査結果という、今まさにふ化場にかかわる選定に向けての調査が年度内、行われているところでもございます。これを受けて漁協、それからししゃもふ化事業検討委員会、さらに北海道開発局等の関係機関、そして関係機関団体との協議を図りながら、執行方針にあります建設に向けた一定の方向性を示していきたいと考えているところでもございます。

質問 3番 中島勲

四、五年後には、これはできると。これは未来のことですから断言はできないと思いますけれども、現時点ではそこに焦点を当てて作業を進めている、あるいはしたいということにとってよろしいんですか。

答弁 町長 竹中喜之

年度内に今行われている調査結果というのが出てきます。それを受けて先ほどの関係機関、団体との協議を進めて、新年度の早い時期に一定程度の方向性は出していきたいと思います。

質問 3番 中島勲

方向性というのは、どうも私は何回も聞いているんですけれども、どうもどこまでを方向性というふうにしているのか、その定義というのはちょっとオーバーですけれども、もう少し……〔「善意にとっていただきたい」と言う人あり〕

答弁 町長 竹中喜之

先ほどから言っていますように、ベースとしては平成25年の基本計画というのがございます。それを受けて場所の選定というのも、この間来ているところでもございます。基本計画を具体的に移す次の段階というのは、基本設計というのがあるかと思います。先ほど言いました一定方向というのは、新年度内においての基本設計に結びつくようなアプローチをしていきたいというふうに捉えていただければよろしいかと思います。

質問 3番 中島勲

大体わかりました。それでその協議は段階的に進めるということなんでしょうけれども、ただ先ほども言いましたけれども議会で町の魚に指定しているということにはすごく重みがあると思うんですね。ですから、ああ、獲れなかったな、残念だなということで終わらないと思いますんで、そこはやっぱり行政として一番先を走ってほしいんです。確かに漁協もあるだろうし、いろんな魚がとれた後は加工業者もおりましょうし、町内の産業にもかかわるわけですから、その先端をやっぱり走っていただきたいということで、その決意を再度くどいようですけれども、もう何年来の懸案でございますので、やっと明るくなったかなということがわかりましたので、再度ひとつお願いします。

答弁 町長 竹中喜之

決意ということでございますけれども、ようやく、重複するかと思いますけれども、旧ふ化場が利用できないできた原因というのは新魚でございます。ようやっと新魚もとれて、そして6年ぶりの好漁ということでございます。こういったところの勢いに乗りながら、この波を具体的に次の段階に進めていけるよう誠心誠意努力させていただきたいと思います。

質問 3番 中島勲

最後ですけれども、なかなかししゃもっていうのは獲れる場所が限定されているわけですね。北海道でも、ここと釧路方面の2カ所です。ですから学者あたりがこれで博士号をとるとか、あるいは日本のために頑張るとかということになっていないんですよ。その効果が少ないんです。ですから学者も取り組まない。ですから、ししゃもの回遊状況がわからないというか、親魚がどうのこうのなっているわけですから、そこはやっぱり英断を振るって先頭を切って政策実行していただきたいということで、この問題については終わります。

出典:むかわ町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月5日 議事録 PDF(64ページ) 間違いを知らせる