みんなの議会

むかわ町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月26日

最初は、JR日高線の問題でありまして、これの全面復旧、存続を求めるために今どうするのかという点について

2016年9月26日、むかわ町議会の一般質問で、北村修議員が「最初は、JR日高線の問題でありまして、これの全面復旧、存続を求めるために今どうするのかという点について」質問し、町長 竹中喜之が答弁しました。

質問者
北村修 議員
答弁者
町長 竹中喜之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 北村修

第4回定例会に当たりまして、通告に基づいて質問をさせていただきます。最初は、JR日高線の問題でありまして、これの全面復旧、存続を求めるために今どうするのかという点について御質問をさせていただきたいと思います。この7月29日にJR北海道が、今年の、現瞬間でありますけれども、9月をめどにして、このJR北海道の在来線の一部について関連自治体と協議をしたいと、そういうふうな報道をされ、その方向で流れているのかなというふうに思っておりますが、いずれにしても、この鉄道というのは、住民の暮らしにとって、とりわけ北海道の皆さんにとっては非常に大切な機関でありますし、また、そうした中でまちづくりが行われてきたという、これは先回の質問でも申し上げたところでございますが、そうした状況の中で、このたび8月の台風災害ということで、一つには、鵡川苫小牧間もこの静内のケーブル等があって運休するということになりました。この間、高齢者の皆さんや通学をする皆さんは代行バスでの利用となったわけでありますけれども、その影響は非常に大きいものもございました。まさに、このJRがなくなるとどういうことが起きていくのかということが、ここにも示されたのではないかというふうに思っておりますが、それらの点で、町民への影響というのをどのように押さえられておるのか、まず第一にお伺いをしておきたいというふうに思うものでありますし、御存じのように、日高線については、全体については、鵡川以降はいまだかつて運休が続いておりまして、先ほども申し上げた、前段申し上げた話し合いという状況の中では、その存続をも危うくなるような事態が予想されるわけでありますけれども、そうなりますと、この日高沿線、鵡川を含めて、暮らしや地域経済という面にも大きな影響を与えると思いますけれども、改めてそれらの点についても、町としての考え方を伺っておきたいというふうに思います。3点目には、前段申し上げたように、JR北海道が道内の鉄道路線の見直しということを出されたわけでございます。関連自治体への相談といいますか、そういうお話もということでございます。当然、本町にもこれからあるのか、あったのかわかりませんが、そういう状況がいろいろあろうかと思うんですが、どのような見解を持っているか改めて伺っておきたいと思いますし。4番目に、今、日高の皆さんを先頭に、全道の多くの在来線を抱える自治体の皆さん方が、存続を求めてさまざまな運動や行動を起こしているわけであります。そういう中で、そのあり方について、沿線自治体の負担だとか、それから住民の負担、料金の値上げだとか、そういうことも含めていろんな形で出されてきているわけでありますが、しかし基本的には、このJR北海道というのは国鉄の分割民営化が行われた際に、100%国が責任を持ってつくり出された会社であります。それを現時点になって、言ってみれば20年前の国鉄分割民営化という、この方向のこの失敗、これは当時から言われていたことでありますけれども、その失敗の責任をこの地域住民や沿線自治体に持ち出すというのは、これは本来あってはいけないことだというふうに思っておりますが、それらを含めてどういうふうにお伺いになっておられるか、改めて伺っておきたいというふうに思います。

答弁 町長 竹中喜之

JR日高線の全面復旧、存続を求める取り組みについての御質問にお答えをしたいかと思います。1点目の、8月の台風被害による鵡川から苫小牧間の運休による町民皆さんへの影響についてでございます。8月に発生しました台風9号及び10号により、通信用ケーブルの損傷により鵡川から苫小牧間が運休となる事態が生じたところでございます。特に、台風10号による運休は、8月31日から9月15日までの16日間もの期間が運休となり、町民の皆さんの生活に大きな影響が生じたところでございます。町としましては、JRからの運休の連絡があった際に、町民の皆さんの足を確保するための代行バスの運行について依頼し、対応していただいているところでございます。この間、代行バスによる運行がされましたが、上下3便という状況から、特に本町から苫小牧市内の高等学校へ通学、医療機関への通院等にJRを御利用していただいた町民皆さんへの影響が大きく、代行バスの運行時間の関係により、自家用車による送迎を余儀なくされた町民の方々もおり、御家族も含めて御負担と御不便が生じたと認識しているところでございます。2点目の、鵡川以降のJR日高線の運休による沿線地域等への影響についての御質問ですが、鵡川から様似間につきましては、昨年の1月から運休が続いており、鵡川から苫小牧間の運休の状況を振り返ってみても、沿線地域住民の皆さんの暮らしへの影響というのは非常に大きいものと推察しているところでございます。現在、JR日高線の早期復旧に向けて、日高振興局が事務局となり、日高管内7町、JR北海道によるJR日高線沿線自治体協議会において協議が進められておりますが、依然として先行きは不透明な状況とされております。同じJR日高線の沿線にある本町といたしましても、日高方面の交通網の1つが運休していることについては、憂慮すべき事態と受けとめておりますので、多様の連携も視野に入れながら、日高管内の関係自治体からの情報の収集に引き続き努めてまいりたいと考えております。次に、3点目の、JR北海道の道内鉄道網路線の見直しと、4点目の鉄路存続に関する御質問についてでございます。JR北海道は、本年7月29日、北海道の基幹的交通機関として公共交通の一役を担ってきましたが、経営状況が極めて厳しいことから、地域特性に応じた持続可能な交通体系のあり方について、地域と協議をしたいとして、鉄道事業を抜本的に見直す方針を打ち出しました。JR北海道の経営状況が厳しいことは、これまでのJR側の説明により理解をしているところでありますが、広大な面積を有する北海道におきましては、鉄道は単なる交通手段としての役割だけではなくて、観光振興初め地域間連携等々、地域経済を支える重要な役割を担っているものと考えております。赤字解消のため、JR日高線を含め、輸送密度の低い路線を廃止していくこととなれば、道内には限られた路線しか残らず、地域間の格差というのがさらに拡大していくことが懸念されるかと思います。北海道全体の公共交通対策網、これをどのように構築していくか、これは大きな課題とされているかと思います。JR北海道の自社努力は当然必要とされますが、個別の路線や一地域の問題だけではなくて、北海道全体、さらには国としての対応をすべき問題と受けとめているところでございます。今後におきましても、引き続きJR北海道の動きというのを注視しながら、苫小牧総合開発期成会を初め、さまざまな機会を通じながら、関係自治体、関係機関と連携、情報交換をし、早期復旧、さらに苫小牧から様似間、全線のJR日高線存続に向けて、国及び北海道に対して要望活動を努めていきたいと考えているところでございます。なお、国鉄の分割民営化につきましては、国の政策により実施されたものであり、その是非についてはさまざまな御意見があろうかと思います。一自治体としての答弁は控えさせていただきたいと思いますが、今後、安定的な鉄道ネットワークを構築し、JR北海道が鉄道事業者として公共交通機関の役割をしっかりと果たしていくためにも、国、北海道、沿線自治体との協議連携により対応を図っていくことが重要と考えております。御理解を賜りたいと思います。

質問 11番 北村修

るる答弁いただきましたが、今一番最後に述べられたこの20年前の分割民営化、ここに北海道の鉄路問題の、今の現状の基本問題がやっぱりあるのではないかというふうに思うわけでありまして、やっぱりそういう点では、ぜひとも首長としてここに突っ込んだ、もう少し突っ込んだ取り組みがあって、お答えがあっていいのではないかと私は思うわけでありまして。そこで改めて確認しますが、この9月に鉄路見直しの提案をするということでJR北海道が打ち出しているんですが、本町についてはそうした点では何ら連絡はないということになっておるのかどうかということを、まず確認をさせていただきたいというのと、いま一つ、今回の見直しに当たっての各沿線自治体に対する、今言われた経営の厳しいところというところで日高線が入っておられるという意味では、町長の言ったとおりでございまして、そういう点では、我が日高線が含まれるわけでありますから、そこでお伺いするんですが。この相談するという内容を見ると、この鉄道を維持するためには、今後維持するとすれば、駅の廃止や列車の見直し、こうしたことの費用の節減というようなことが言われておりますし、または運賃の値上げ、それから応分の負担ということも言われています。3つ目には利用の促進策を考えてくれということだとか、4つ目には鉄路保有のためには上下分離方式というような形で運営を分けるような、どちらかが地元自治体の負担にしていただくような、そういうようなことを含めてやるということで、本当におよそあり得ない状況の中で、公共交通機関という形の中でこんなことがあっていいのかと思われるような状況として打ち出されているわけであります。当然そういうことが、今はないにしても、私は振られてくる可能性は大だというふうに思っておりますが、そうした点で、こうしたこの内容について、どのように今考えておられるか、またそれに向かっていくか、ぜひ首長としての意見を聞かせていただきたいなというふうに思いますし、そうしたことになれば、さらに通学定期の値上げから含めて、そうした多大な負担にもさらになっていくだろうということが想像されますし、この地方創生と言われている今の施策の中で、こうした方向が本当にいいのかどうか、これはやっぱり考えどころだというふうに思うんです。それぞれの自治体の首長の中にあっては、これではJRは廃止ありきではないかという、非常に怒りの声も上げておりますが、そうした点、改めてこうした状況が予想される中、ぜひ見解を伺っておきたい。

答弁 町長 竹中喜之

まず、7月29日以降でのJRの動きでございますけれども、むかわ町に対する具体的な提示というのは今の段階、現段階ではありません。あわせて、日高線廃止の明言もございません。今の段階です。JRの日高協議会で示された費用負担、16億4,000万円ですか。現実的に考えた場合、各自治体が負担できる金額ではないと思います。これまでの災害復旧費の考え方も不透明な中で、これは認めることはできないのではないかなと。上下分離方式の提示もされておりますが、外国等々で国有から民営、民営から国有といういろいろな事例があるかと思いますが、これまでの被災状況や今後のメンテナンス費用を考えるも、これも現実的ではないのではないかなと考えております。そこで、先ほども御答弁申し上げましたが、町としての基本的なスタンス、繰り返しとなりますが、これまでどおり早期復旧、これはあくまでも苫小牧様似間、日高本線基線としてでございます。早期復旧に向けた取り組みを進めることを基本にしたいと思います。また、JR日高線存続につきましては、鵡川から苫小牧間というのは、その一部の区間、この区間が動いているからよしとするものではなくて、これをしっかり牙城としながら、全線復旧に向けてさらなる取り組みを進めていきたいと思っております。

質問 11番 北村修

時間の関係で次に移りますが、ぜひこの問題、今の立場でお願いしたいと思うんです。この間の9月1日からの運休の間、これを見ても、再開するに当たってもJRの住民周知というのは、私はなかったというふうに思っているんです。ほとんどが知らない。新聞報道にたまたまその日にされて、朝一番から動いているぞというふうな報道です。その前は、いつ復旧するというような、いつまでに復旧させますよということがほとんど示されていないという、非常に公共交通機関として横暴な態度も私は見られたように思っているんです。本当に、そういう中に、この住民の足を守るという点では怒りを感じるところがございました。ぜひとも全面復旧を目指して頑張っていただきたいということを要望して、次に移りたいというふうに思います。2つ目は……。

答弁 町長 竹中喜之

追加で述べさせていただきます。現状のようなJRの動きを見据えた中で、北海道町村会として、10月の初めに国に対し、1つにはJR北海道の経営再建に向けた抜本的な支援を実施せよ、さらに、JR北海道の老朽化した鉄道の施設の保全更新、そして路線維持のための支援制度の創設と安全確保の取り組み、さらに、鉄道輸送体制の確保並びに貨物列車の走行に伴うJR北海道の負担を軽減せよ、さらに、JR北海道が普及に取り組んできている平成28年度台風による被害への支援等々について、改めて国に対して要望要請活動をとり行うものでございます。加えて、先ほど地方創生の話が出ましたけれども、本格的ないよいよ地方創生の実践を迎えている中で、地域間で広域的な取り組みを進める上でも、鉄道の果たす役割というのはさらに大きくなるものと捉えているところでございます。

質問 11番 北村修

ありがとうございます。

出典:むかわ町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月26日 議事録 PDF(66ページ) 間違いを知らせる