妹背牛町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日
決算に当たっての財政運営の考え方等について
2024年9月10日、妹背牛町議会の一般質問で、成瀬勝幸議員が「決算に当たっての財政運営の考え方等について」質問し、総務課長 北口信彦が答弁しました。
- 質問者
- 成瀬勝幸 議員
- 答弁者
- 総務課長 北口信彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 成瀬勝幸
(登壇) 通告に従いまして、一般質問いたします。令和5年度の決算が確定し、その中で決算統計における一般会計の数値では歳入歳出差引き7,394万6,000円、前年度の5,862万4,000円と比較すると1,532万2,000円の増となり、おおむね良好な決算であったように思います。そこで、決算に当たっての財政運営の考え方等についてお伺いします。1点目、令和5年度の決算対策として基金への積立てを行っていますが、その内容及び考え方について。2点目、他会計に対する繰出金の各会計ごとの繰り出し基準額と基準外の金額について。3点目、多額の負担を要するりぶれ、温泉、診療所の3施設について、その負担金等について伺います。以上、再質問を留保し、終わります。
答弁 総務課長 北口信彦
それでは、私から成瀬議員ご質問の財政運営についてご答弁申し上げます。まず、1つ目の令和5年度決算における基金の積立てになりますが、農業振興基金、国営土地改良事業費償還基金など6基金につきましては、積立て及び取崩しにルールがある目的基金でございますので、説明は省略をさせていただき、ふるさと妹背牛応援基金、学校建設整備基金、財政調整基金の決算時における積立額及び次年度への繰越額の考え方についてご説明申し上げます。令和5年度の決算時におきましては、まずふるさと妹背牛応援基金について整理を行いましたが、寄附額の3億1,596万7,000円から返礼品など運用に係る費用などの充当分を除いた3,609万6,000円を積み立て、年度末残高を4億3,948万3,000円としました。その時点で決算余剰金が1億2,400万円ほどであったため、そのうち令和5年度より設けました学校施設整備基金で既に積立済みの2,000万に加え1,000万を追加し、3,000万円。次に、令和6年度予算への補正財源となる繰越金について7,394万6,000円を見込み、財政調整基金の積立てを4,000万とし、年度末基金残高が7億3,531万3,000円となったところでございます。これらの基金への積立ての考え方でございますが、ふるさと妹背牛応援寄附につきましてはPR費用や返礼品など、おおむね寄附額の5割となる運用費用に加え、寄附者が希望した使用目的に併せて当該年度に実施した充当対象事業に対する費用を差し引いた残額を積み立ててございます。寄附金を充当する事業につきましては、移住定住事業や子育て施策、観光及び産業振興関連施策など現在のまちづくりに欠かせないもののみを対象としてございます。しかしながら、寄附金への過大な依存は将来一般財源に影響を及ぼし、必要な事業の継続が困難となるおそれがあることから、単年度の寄附額を上回らないよう充当事業を精査しているところでございます。次に、学校施設整備基金につきましては、令和4年度に検討の結果、先送りをさせていただいた小中学校の建設、もしくは改築事業に必要な財源として令和5年度より積立てを始めたもので、建設年度に発生する前払い金などの支払い現金や校舎解体費など町単独費に係る財源の一部として準備し、整備年度における財政の安定化を図ることを目的としております。積立額は毎年度最低2,000万円の積立てを行い、建設時までに2億から3億円を目標としてございます。財政調整基金につきましては、後年次の一般財源に不足が生じたときに必要な財源として可能な限り積立てを行っているもので、ここ10年間の推移では平成28年度の基金残高が5億8,380万3,000円でしたが、その後3年間取崩しが続き、令和元年度末では4億3,775万8,000円まで減少、令和2年度以降は新型コロナ感染拡大の影響による歳出の抑制などもあり、継続して積立てを行えたことなどから、令和5年度末では7億3,531万3,000円まで回復してございます。本基金につきましては、変動する町の財政状況に対応しながら単年度赤字を補填するものであることから、健全な財政運営のためにできる限り積み立てておく必要があるというふうに考えてございます。次に、令和5年度決算における他会計に対する会計ごとの繰り出し基準と基準外繰入れの金額についてご説明申し上げますが、全ての会計で基準が明確にされているわけではないことをご理解願います。まず、国民健康保険特別会計は、繰出金3,040万円のうち基準内が2,630万円、その他の事務費が410万円、後期高齢者医療費特別会計では繰出金2,432万2,000円のうち基準内が2,030万円、その他事務費分が402万2,000円、介護保険特別会計保健事業勘定は繰出金6,280万1,000円のうち基準内が5,251万5,000円、その他事務費が1,028万6,000円、介護保険特別会計(サービス事業勘定)は、繰出金1億4,573万1,000円のうち基準内が5,020万8,000円、老人保健施設りぶれ及びデイサービスセンターの赤字補填分が合わせて9,552万3,000円、簡易水道事業特別会計は基準内が1,413万1,000円、基準外が674万1,000円、農業集落排水特別会計は1億5,300万円のうち基準内が7,146万3,000円、基準外が8,153万7,000円となっており、国民健康保険特別会計以外はここ5年間では基準内外いずれも増加傾向にございます。将来的にも地方財政を圧迫する可能性が高いものですので、基準外の繰出金の内容につきましては、予算時点でも充分な精査をさせていただいているところでございます。最後に、3つ目、老人保健施設りぶれ、ペペル温泉、診療所の3施設についての負担金などでございますが、老人保健施設りぶれにつきましては、繰出金の説明と重複しますが、令和5年度の決算ベースで赤字分の補填がデイサービスセンター分1,279万3,000円、老人保健施設りぶれ分が8,273万円の合わせて9,552万3,000円となっており、特に老人保健施設りぶれについては平成30年度以降赤字に転じ、年々増加の傾向にございます。次に、ペペル温泉の助成金につきましては、令和5年度は入湯税としての収入分49万6,000円を含み3,503万円でございますが、こちらは改修工事に伴う閉館中の助成となっているため通常時の助成とは性質が違うものとなっており、また令和2年度から4年度につきましては新型コロナウイルスの影響が大きく、いずれも比較に適さないことから、それらの影響のない令和元年度の決算ですが、入湯税451万9,000円を含み3,542万7,000円を助成しているところでございます。最後に、診療所への指定管理料でございますが、平成28年度以降3,000万円を3,500万円に増額し、燃料や電気料、除雪費用など敷地内施設の共用部分の公共料金などとして500万円程度の追加負担をしており、実質年間約4,000万円の支出となってございます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 4番 成瀬勝幸
ただいま北口課長さんから丁寧な回答をいただき、誠にありがとうございます。次に、気になった2点について再質問をさせていただきます。1点目の実質収支額について、過去には5,000万円程度が適当であると言われており、令和5年度は過去最高である7,394万6,000円と大幅に5,000万円を超えていますが、その考えについて伺います。2点目の令和5年度の決算対策について、財政調整基金へ4,000万円積立てを行っていますが、これはこれでよいのですが、私の考えとしては今後必要な基金は学校教育施設整備基金だと思っており、特に学校建設の補助残については起債が充当されますが、新たな備品購入費や現存の施設解体費は単費扱いになると思いますので、多額の費用も想定されることから、せめて1校分の解体費は優先的に積立てしたほうがよろしいかと思いますが、その考えについて伺います。以上、再々質問を留保し、終わります。
答弁 総務課長 北口信彦
それでは、再質問の1つ目、実質収支となる次年度繰越金についてご答弁申し上げます。議員ご指摘のとおり実質収支額となる次年度繰越額、繰越金につきましては、これまでおおむね5,000万円をベースにしてきております。令和5年度決算では大幅に増額をしてございますが、その理由としましては令和6年度予算に未計上でございました学校建設整備基金への積立てを行うための補正財源とすることが1点。さらに、近年の情勢から過疎債の充当率が減少するという可能性が高く、もしも充当減となった場合の財源確保も必要であるということから、例年とは比較して大幅な増額と今年度させていただいたものでございます。次に、再質問の2つ目、学校建設整備基金への重点を置いての積立金の考え方ということでよろしかったでしょうか。議員ご指摘のとおり、校舎の解体については建て替えでなければ多額の町単独費用を要することとなります。そのことも学校建設整備基金の設立の理由でもございまして、将来における財政負担の軽減を目的とするものでございます。しかしながら、近年増大する光熱水費をはじめとする経常経費や、経年劣化により改修などが急務となっている役場庁舎や他の公共施設の改修費用など、財政を圧迫する材料が非常に多いということから、直近財政の安定化を図るために財源の確保は重要であるというふうに考えております。そのため、現時点では財政調整基金の積立額に重きを置き、学校建設整備基金につきましては繰り返しとなりますが、毎年度過度な積立てを設定せず、毎年最低2,000万、建設時までに2億円から3億円の目標としているものでございます。今後におきましては、議員ご指摘のとおり将来費用の確保を行うことも重要であるというふうに考えております。当該基金の予算化、そして単年度決算の状況に応じた学校建設整備基金の追加積立ても検討してまいりたいというふうに考えてございますので、ご理解賜りますようお願いを申し上げまして、答弁とさせていただきます。
質問 4番 成瀬勝幸
ありません。