みんなの議会

妹背牛町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月9日

地方公務員法第29条に規定する懲戒処分すべきものと判断した事案について

2021年9月9日、妹背牛町議会の一般質問で、渡辺倫代議員が「地方公務員法第29条に規定する懲戒処分すべきものと判断した事案について」質問し、総務課長 滝本昇司、町長 田中一典が答弁しました。

質問者
渡辺倫代 議員
答弁者
総務課長 滝本昇司、町長 田中一典

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 渡辺倫代

(登壇) 通告に従い、質問させていただきます。現在のコンプライアンスは、法令等遵守とされ、単なる法令遵守にとどまらず、法令を超えた社会規範や社会道徳、住民の期待に応えることなど、広く捉えられるようになってきています。地方公務員のコンプライアンスの確保、推進を条例に定める自治体や条例以外に倫理に関するルールを規則、訓令、指針などで規定を設ける例は少なくありません。国の国家公務員倫理法、平成11年8月の第43条で地方公共団体等の講ずる施策の規定があり、国の公務員に準じて必要な措置を講ずるよう努めなくてはならないとあります。空知管内の例を取りますと、月形町では月形町職員の公正な職務の執行の確保に関する条例及びその条例に基づき月形町倫理規則が策定されております。また、北竜町では、地方公務員法第29条に規定する懲戒処分すべきものと判断した事案について厳正かつ公平に行うために北竜町職員の懲戒処分等に関する基準を詳細に設けておられます。そこで、妹背牛町のコンプライアンスに関する条例及び関連規則等は、時代に即して整備されているのかどうか、現状についてお聞きいたします。また、日頃から不祥事の起こらないように万全の体制を整えられているとは思いますが、仮にルール違反、職員の職務について、あるいは違法行為が疑われる事案があった場合にしかるべき処分を検討、決定するまでの具体的な過程をお聞きいたします。そして、コンプライアンス体制の保持と推進についても具体的にお伺いいたします。次に、町長の組織管理について次の観点から質問いたします。まず、田中町長の地方自治体の長としてのコンプライアンスに関してどのようなお考えなのかをお伺いいたします。また、田中町政の4年間で内部統制にどのように取り組まれたのかをお伺いいたします。再質問を留保し、終わります。

答弁 総務課長 滝本昇司(総務課長は2021年12月まで)

本町におけるコンプライアンス体制についてご答弁申し上げます。ご質問のコンプライアンスに関しては、その多くが法令等の遵守義務などを定める地方公務員法に基づいておりますが、町としても職務上のルールを定める職員服務規程や法令違反など適正な処分を科すための職員分限懲戒審査委員会規程、あるいは交通事故等に対する処分基準など関係規程を設けてございます。また、コンプライアンス違反があった場合、例えば業務上のミスや不祥事の場合には理事者で判断した処分内容が降任、休職などの分限処分または戒告、免職などの懲戒処分に当たらないと認める場合には口頭注意などの処分とし、分限、懲戒処分に当たると認める場合には町長が分限懲戒審査委員会に処分内容を諮問し、委員会はその処分を審査、その結果を町長へ答申するという流れで処理をしてございます。本町では、これら不祥事対策としてのコンプライアンスに限定した条例等は特に制定はしておりませんが、コンプライアンスの推進という面では職員研修の実施など法令遵守はもとより、倫理の向上に努めることでその体制を確保するよう取り組んでございます。その職員研修でございますが、平成27年度に全職員を対象とした外部講師によるコンプライアンス研修を実施して以降、毎年コンプライアンスに関連したモラルやマナー、町民サービスの向上などを目的として継続的に実施しているほか、空知町村会主催でコンプライアンスに関する研修、例えば新規採用職員を対象とした基礎研修、採用後2年目の職員を対象とした初級研修など、該当者があれば受講をさせてございます。また、私ども総務課担当者でも新規採用職員を対象に奉職前の3月に法令遵守をはじめ、モラルなど町職員としての心構えや服務規律について研修を行っているところでございます。このほか、昨年からの取組になりますが、各課親睦会など職員が管理する任意団体の会計処理について帳簿や通帳の確認など不祥事のないよう努めているところでございます。以上、答弁とさせていただきます。

答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)

議員の質問にお答えいたします。私のコンプライアンスの考え、それからこの4年間の内部統制にどう取り組んだかというご質問でございます。まず、コンプライアンスの考えでございますけれども、私がまだ議員のときに妹背牛町役場におきまして不祥事がございました。そのときにコンプライアンス重視ということで、やっぱり研修を行うべきではないかということで、今議長であられます方から妹背牛町にそういう検討を求められる一般質問もございました。そんな中でコンプライアンスの研修を恐らく妹背牛では初めてやったのではないかと思っております。その後に今度はアンガーマネジメント、つまり人間と人間ですから、そこに怒りが湧いたときにどういうふうに自分をコントロールして町民、あるいは職員同士、あるいは業者との関係でスムーズな関係をつくれるかという研修会も行ってございます。私としましては、そのときに経験した妹背牛町の役場職員の大きな衝撃がいまだに生きておりまして、非常に注意深くいつも仕事に向き合っているということを現在まで確認してきております。私が町長になりました2017年12月3日からでございますけれども、毎月1度の課長会議、それからその中で訓話というわけではございませんけれども、毎回起こっている出来事、それからこれから1か月間気をつけなければいけないこと、毎回そのときに訓話のような形で職員には自分たちの公務員としてのプライド、それから公僕としての仕事の在り方、そういうものを個々に即して時宜に応じて語ってきたところでございます。私が新人の町長であることもありまして私自身も緊張しておりますし、職員もまたそこにおいて一緒に妹背牛町の町政に対して真摯に向かっていこうという姿勢をずっと維持してきていただけていると思います。近隣では、いろんな不祥事が起こっておりますけれども、私のところでは幸いそういう大きな事故は今のところ起こっておりません。ただ、これに関しては、私は油断しているのではなく、日頃から皆さんが充分注意してこのことに当たっていらっしゃること、それから議会の皆さんが目を光らせてそういう事態を見ていただけていること、そして町民の信頼を勝ち得るために役場職員と一緒に頑張っていることをご報告させていただきたいと思います。

質問 2番 渡辺倫代

総務課長と町長よりのお答えをいただきましたが、私がまずこの質問をしようと思いましたのは、6月、月形町での不祥事がございました。それから、8月が北竜町でございました。月形町も北竜町も自分たちの条例、あるいは基準に基づいて公表されていたわけです。本人が特定されないように、年齢であるとか男女が分からないように一応公表されておられました。それで、今町長がお答えのように、幸いうちでは起こっていないというお答えでございましたので、大変それは私も幸いなことだと思いますが、今妹背牛町職員分限懲戒審査委員会、これを大きな事案が生じた場合のみに設置されているのではないかと思います。懲戒処分のうち、例えば戒告、減給くらいの処分の折には設置されているのかどうかというところもすごく疑問でございます。それとも、妹背牛町自体に違反自体が存在しないという解釈でよろしいでしょうか。それから、先ほど課長からいろいろ研修会が行われているというお話を伺いましたが、例えば新人さん、採用職員2年の間にその研修をするというのは大変大事なことなのですが、ある意味当たり前のことを時間を割いて研修をするというのはブラックジョークのようなことでありまして、日々のよい習慣が積み重なってきちっとコンプライアンスが守られるということになるのではないでしょうか。1件の重大事故の背景には29の軽い事故で、それから300件のヒヤリ・ハットと言われております安全工学のヒヤリ・ハットの法則もございます。それで、ほぼ懲戒処分に至らない指導上の注意は、例えば交通違反などではあったと思うのです。交通違反の事故に関する処分規定を見ましたときに、例えば先ほどありました16万7,000円と、それから37万円ですか、それを当てはめてみましたら、運転責任があって損害額が50万円以下であるなら5点ですから、注意は20点以上で40点未満と書いてありますので、先ほどの専決処分の事案はそもそも注意にも当たらないのだなということが分かりました。何かあった場合、それを町民に直接伝える場合は明るみに出ますけれども、庁内のみであったとして職員間でもあれはどうなったのだろうという疑心暗鬼になる心配があるのではないかなと思います。正しく法令遵守している職員の方のモチベーションが下がらないようにしていかなければならないということがあると思います。今国がつくった複雑な制度の下に自治体は置かれていますから、税制度についても先日もありましたが、他の町では課税ミスのニュースが後を絶ちません。しかし、複雑な仕組みからミスではなく、例えばこういう例があります。これは、十勝の池田町の例です。タクシー使用料の支払いの遅れ、それを隠すために私費による支払いというのがございました。遅れたから、自分のお金で払ってしまったということです。当該事実を隠蔽するために私費で支払うという不適正な会計処理を行った総務課の主事、20歳代の人なのですが、例えばそういうことがないとは思いますが、滝本総務課長ならどのような判断されますか、こういうことがあった場合。例えばきちっと詳細な基準が定められていると、判断を迅速に行うことができるのではないでしょうか。これは、処分は減給5%、1か月となっておりました。これは、池田町の減給処分の8段階の2番目に軽いほうになります。詳細な基準が記されておりますので、妹背牛の場合はどうなのかと見た場合、減給については僅か1行です。それは、何かあったときにまた対応されるのでしょうが、1日以上6か月以下の期間、給料の月額10分の1以下を給料から減ずる、非常に分かりにくいです。その都度先ほど言いましたように対応されるのでしょうが、そもそもタクシー代の私費支払いが分かったときに口頭注意だけで処分にも当たらないのではないだろうかと一瞬思ってしまいました。1件だけだったらまだいいのですが、これは本州のある市の例ですが、新聞代の二重払いが問合せにより判明しました。要するに新聞代の支払いのやり方が分からなくて、自分の口座から私費で新聞代を払っていたのです。その調査中に実にその方が担当していた施設修繕業務委託13件、230万円の私費支払いが分かったわけです。遅れている支払いは43万円、後ほど市会計から公費支払いによる入金の後、職員に返金してもらうということが起こりました。それは、小さな新聞代から発覚したのですが、この方の処分は本人の減給10分の1、1か月です。ほかに、管理監督者の上司が3名、戒告処分を受けておられました。しかしながら、これは明らかに公開するというのにのっとって公開されておりますので、それが明るみに出ますけれども、その明るみに出すということは非常に大事なことだと思います。これは、妹背牛のほうも整備する必要を感じます。8月、北竜町では、発表のときにこのように新聞にも載ったのですが、地方公務員法第29条第9項の規定に基づき、職員の懲戒処分を次のとおり行いました。北竜町懲戒処分等に関する基準第9条、処分の公表に基づき下記のとおり公表いたします。ですから、きちっと条文に処分の公表に基づき公表しますとあります。そして、新聞にも出ましたけれども、ホームページには例えば指定管理の方だったのですが、停職6か月であったというのがきちっと明記されたわけです。月形町の件も先ほど言いましたが、一応仕事をほっておいて、雪で壊れたところをほっておいて遅くなった、その処分が新聞にも出ておりました。ですから、振り返ってこちらの事案が妹背牛では起こらないと思います。先ほど本当に町長が言われたように、日々皆さん努力されておりますので、起こらないと思いますが、仮に起こったと考えたときに妹背牛の条例で迅速に公正に対応できたのかどうかということを考えてしまいます。もちろん先ほど答弁いただきましたように、地方公務員法29条に基づき対応いたしますと答えられると思いますが、詳細な公表基準も妹背牛にはありません。かつての免職事案以来、先ほどおっしゃったように不適正な会計処理も懲戒処分相当な事案はないとお答えですから、全てのことに口頭注意、何かあってもそんな大きなことはなかった、それで済ませてよいものだろうかということになると思います。組織の中へ向けて隠蔽になるような、後で分かったときに信頼回復は大変難しくなります。事実の正確な確認に基づいて、その後の適切な取組の方向を背景に迅速な公表ができるように、その公表に関しても整えていくべきではないかと思います。次に、町長のコンプライアンスに関してお答えいただきましたが、町長は議会選出の監査委員も経験されておられます。町長立候補の折には、役場改革も唱えられておられました。その観点から、コンプライアンスに関しては大変高い認識をお持ちだと思いますが、内部統制という言葉の意味がちょっと私とは違っておりましたので、内部統制というものをどのように捉えられておられるのか分からないのですが、内部統制ということはきちっと国が整備され、内部統制は政令指定都市であればそれを設計するガイダンスもできております。リスクを低減する仕組みである内部統制という発想というのは御存じだと思いますが、それを整備して運用していくということなのですが、非常に首長であるトップである人の考え方が最も大きな影響を与える重要なものであります。町長は、多分分かっていられると思いますが、内部統制というのは言葉で言いますと、地方公共団体における内部統制というものは地方公共団体における事務が適切に実施され、住民の福祉の増進を図ることを基本とする組織目標が達成されるよう事務を執行する主体である長自らが行政サービスの提供等の事務上のリスクを評価及びコントロールし、事務の適正な執行を確保することが内部統制であるとうたわれています。長の意識が最も大きな影響を与える重要なものであるということでありますので、町長が今何も起こっていないから大丈夫であるということではなく、この内部統制を進めていくことにより不正とか事故とか発生防止ばかりではなく、見方を変えれば究極の行政改革のさらなる推進のための仕組みであるので、それは非常に住民から信頼される妹背牛町の実現になるのではないでしょうか。それに関して町長からまたお答えをいただきたいと思います。それから、次なのですが、町長のコンプライアンスに関する考え方なのですが、一応妹背牛町の町長としてどういうふうにお考えでしょうかという先ほど質問させていただきましたが、町長が、全世界の人が使うクオーラというネットのサイトがございます。それは、良質な質問がお互いにやり取りされるQ&Aサイトなのですが、ハンドルネームではなく実名で登録してやり取りをされております。個人で参加されているサイトですので、何を発言されても結構ですし、ただコメントごとに妹背牛町の町長職となっております。私見を述べられていると拝察はいたしますが、そのときの内容によっては例えば目にされた職員の方の中には困惑されて部下としてモチベーションを下げられている方もいらっしゃいます。ここでは、議事録に残りますので、詳細は申し上げませんが、町長職の公人としてのコンプライアンス的にどうお考えなのかなということをここでちょっとお聞きしたいと思います。また、そのサイトの経歴のところに和光大学卒業と記されておりまして、町の広報の経歴とちょっと整合性が取れないと思われますので、この点は簡潔で結構ですので、お答えをいただきたいと思います。以上です。

答弁 総務課長 滝本昇司(総務課長は2021年12月まで)

再質問にご答弁申し上げます。まず最初に、審査委員会の関係でございますが、交通事故等で口頭注意というような分限懲戒審査委員会の審査を要しない案件につきましては毎年のように発生しておりますが、審査委員会の審査による分限処分あるいは懲戒処分といった不祥事につきましては平成27年が最後という状況でございます。また、専決処分の関係でございますが、今回専決処分ということで報告させていただいた案件につきましては指定管理あるいは委託に対する業者の起こした事故でございまして、車両が町所有のものということで今回保険を適用したところでございます。それぞれ事故を起こした職員に対する処分につきましては、雇用側で行っていると聞いてございますし、町側でも事業所へは注意を促しているところでございます。それと、コンプライアンスという面では、議員のご指摘のとおりやはり常に考えなければならないと思いますし、町民から望まれる職員像を意識しながら職務中のみならず、勤務時間外の私生活においてもその立場を認識しなければならないと考えます。また、コンプライアンスに限定してはおりませんが、懲戒処分の公表につきましては妹背牛町人事行政の運営等の状況の公表に関する条例というものがございまして、この中で職員の分限及び懲戒処分の状況ということで件数のみの公表となりますが、公表はしてございます。また、公表に関する基準というものは本町にはありませんが、他町を参考にこれらについても整備の検討をしてまいりたいと考えます。以上でございます。

答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)

議員の再質問にお答えいたします。まず、地方自治体の職員、組織というのは民間企業の位置づけと異なり、地域全体に対する貢献者として公平、中立な姿勢が求められていると思っております。そこで求められるコンプライアンスの姿勢は、異なる価値観、また利害関係に真摯に向き合う地道な姿勢が必要となると思っております。また、特に地方自治体では、多様な価値観との協働関係を形成し、維持することが求められていることから、より高く強いコンプライアンスの形成が必要となると考えております。もちろんコンプライアンスの実践的な核となりますのは、法令に基づく自治体経営の展開でございますし、国、地方自治体を問わず公務員、そして公的組織の根本原則は法令に基づく職務の展開にあると、この点は当然と言えるものでございます。さらに、法令の根底にある倫理、また社会規範などを意識することも重要でございまして、倫理とは人間行動に関する選択を規制する内面的な規範でございまして、規範の内面化には客観的な社会規範としての価値観の習得が前提として必要となります。加えて倫理観には、現在妹背牛町に外国人の方が居住されておりますが、そういうことも含めましてどこの国、どこの地域、いかなる時代にも共通した規範、国、地域や時代等で倫理的価値観が異なると同時に多様化が進んでいる現在、この倫理的価値観の多様化、グローバル化の進展とともに、様々な出てくる可能性のある対立なども緩和しなければいけないと。特に地方自治体の場合は、先ほど議員指摘なさったように法令では直接カバーされていない領域や法令の適用において実質的にかなりの裁量権を有する場合が多うございます。この裁量権というのは、簡単に言いますとグレーゾーンということでございます。その意味から、現場と接している地方公務員の倫理観や使命感等は、地域のグローバル化が進む中で多様かつ一層高い水準が求められることになると思っております。私は、先ほどの議員質問の中で何かの基準をつくることによって自分たちの裁量権が恣意的にゆがめられないようにしたほうがよろしいのではないかと。つまりある基準を決めることによって、自分たちのコンプライアンス意識が高まるのではないかというご指摘を受けたと感じております。このことに関しましては、担当課に持ち帰ってきちんと検討をしていきたいと思います。ただ、私も議員時代に学ばせていただきましたことは、職員の幹部の方から言われたことが今思い出されております。職員の仕事、それから人間としてのお付き合いの根本にあるのは人を信じる心だと、そういうことでおっしゃられた話を今思い出しておりました。もちろんその信じるということの中には、恣意的に規則をゆがめたりするということは許されることではございません。それに関して私は、かなり厳しい考えを持っておりまして、現在までいろんな不祥事が起きないようにしてきた中の一つは、役場の職員の方が持っておられる町民と一緒に活動しているグループ、あるいは内部での私的なグループの金銭の管理について報告を1年に1回してほしいと、そういう話を出しておりました。それは、先ほどおっしゃいましたように大きな目に見える事故の後ろにはたくさんの見えないヒヤリ・ハットがあるということを私も考えておりましたし、そういう意味では絶対にそういうところから崩れていかないように指導をしてきたつもりでございます。以上をもって答弁とさせていただきます。

答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)

これは、私がクオーラというSNS上の質問サイト、それに答えるサイトに参加しておりまして、その中で私が職業欄に妹背牛町長と書いているのは事実でございます。それから、和光大学、私は5年で中退しておりまして卒業しておりません。それ入れたのですけれども、中退という欄がどうもなくて、あれがあのまんま書かさっているということで、それはクオーラのほうに言って削除してもらうようにしたいと思います。以上でございます。

質問 2番 渡辺倫代

先ほど総務課長、そして町長からお答えいただきましたが、今回の一般質問に関しまして町長のお考え、町のお考えを伺いました。妹背牛町のコンプライアンス体制については、今後の整備も含めて推進体制を注視させていただきたいと思います。加えて、例えばですが、月形町では公益通報があった場合に、公益通報というのは昔でいうと内部告発というあまりよくない雰囲気で言われる言葉なのですが、今は公益通報といっております。それで、公益通報があった場合の調査を行うこととか、町長が措置することに対する意見を言うこと、それから法令遵守の推進を図るため必要な場合に意見を言うこと、そんな役割の法令遵守委員会が設置されております。ですから、何かあったときに言っていける、内部からも言っていける、外部からも言っていける、それをつくっておられます。やはりここにワンクッションあると、大変こういうものがつくってあると動きやすいのではないかなと思うわけです。今いろいろ深川で、しっかりとした資料がありませんが、よく新聞に出ております一応内部告発といいますか、公益通報した人が、その人もハラスメントがあったと、そのハラスメントで訓告を受け、異動させられた、その方はその異動を不服として公平委員会に上げたのですが、公平委員会に却下された、それで今裁判になっておるのがよく新聞に出ております。ですから、公平委員会ということがあるのですが、何もないと上司にも言えない、処分が決まってしまったら何も言っていくところがないのです。だから、そういう救う面でもこういう法令遵守委員会みたいなのがあると、非常に物も言いやすいのではないかと思います。物が言いやすいということは、組織の風通しがよくなるということですので、ぜひその点も整備されるときにいろいろ他町村とか見られて進めていただきたいと思います。それから最後に、国から地方公共団体における内部統制制度の導入実施ガイドラインであるとか、それから公益通報者保護法を踏まえた地方公共団体の通報対応に関するガイドラインというのが平成29年に出ております。こういう国からのガイドラインが出たときは、まずは政令都市がやりましょう、それから努力義務ということがほぼ通例なのですが、こういうものが出ますと必ず調査があります。例えば内部通報者保護法を踏まえたガイドラインは、もう調査が行われていて、もちろん県は全部100%なのですが、未設置というのが47.6%なのです、市町村の。愛媛県と徳島県に至っては、モデルケースで100%と書いてありました。ということは、こうやってすぐ何年もたたないうちに調査が行われると。公益通報は、これは消費者庁ですが、いずれ義務化されるかもしれません。この2つに関しても念頭に置いていろいろ進めていかれたらよいのではないかと思います。その点に関して町長のお考えをお伺いいたします。次に、先ほど町長が人を信じる心に関してお話をされて、思い出をされておりましたが、それをされましたので、ちょっとコンプライアンスとは外れるかと思いますが、基本的に底に流れるものだと思ってお聞きください。地方公務員法第32条を御存じだと思います。法令及び上司の職務上の命令に従う義務ということでございます。明白な違法性がない限り、権限のある上司の職務命令に対して職員から意見は言えます。不満の表明をすることは認められますが、最終的な判断権は上司にあるとされています。それが第32条です。今議場におられる副町長はじめ、教育長、課長、局長、参事、全員の職員の方々が様々な場面で主事のときから不満だけれども、仕方ない、命令だから、上司だからという経験を何度も重ねてこられて現在の立場で部下を持っておられます。役場組織の中で経験値のないトップの町長は、その分先ほど言われたように人を信じる心、そして思いやり、想像力を発揮されながら風通しのよい組織を目指してコンプライアンス体制を整備されることが肝要かと思います。余談ですが、日本酒造りも誰も町長へノーとは言えなかった、そういう32条だと私は思っています。この辺に関していかがでしょうか。以上です。

答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)

議員に再々答弁をさせていただきます。内部通報者の保護法に関してのガイドラインが来ていると思いますけれども、私はこれは賛成でございます。今最後におっしゃられた風通しのいいというのは、何か不都合なことがあったときにやっぱりこれを出さなければ組織として腐ってしまうと、そういう判断を偉い立場だとか、そういう立場ではないということによって発言が封じられることがないようにするべきだという法令という意味では私はこれ非常に検討する必要のある、させてほしい内容だと思っております。それから、もう一つ、私が人を信じるということのお話をさせていただいたことは何かといいますと、それはちっちゃなことだから隠していいとか、おまえは頑張っているのだからこういうことはいいとか、そういうことではないのです。私は、どちらかといいますと人間としては本当は厳罰主義の人間なのです。というのは、そのことによって迷惑をかけることがあったときにそのことをしっかり反省してほしいから、そういう意味では私は役場の中に対しては役場の職員よりも厳しい目を持っている部分がちょっとございます。ですから、先ほど言いましたように表には出ない私的なグループ、あるいはグループの中で使っているお金に関しても役場職員が扱っているものに関してはきちんとチェックをしてほしいと課長に伝えてまいりました。それから、もう一つは、コンプライアンスの中身に関して厳しい内容というよりも、私たちが町民とどういうふうに向かい合っていくかというときに町民の幸せ、あるいは町民の権利というものをどういうふうに守っていくか、あるいは高めていくかということが自分たちの仕事にも返ってくるものだと考えております。それに関しましては、今回ご質問いただいたコンプライアンス、その32条ということの自治体の中で決まっている上司の命令にはよほどのことがない限り従うというこの規則は私は正しいと思っていますし、その分上司はその責任を負わなければいけないということの中で今いる役場幹部職員も育ってきたと思っております。このことと、それから先ほどの公益通報者保護法ですか、内部通報者を守るというこの2つの車輪がうまくかみ合ってコンプライアンスを維持できる町としてこれからも頑張ってやっていきたいと思っております。以上です。

出典:妹背牛町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月9日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる