妹背牛町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月30日
子供の貧困全国調査の件について
2019年9月30日、妹背牛町議会の一般質問で、渡辺倫代議員が「子供の貧困全国調査の件について」質問し、健康福祉課長 河野和浩、町長 田中一典が答弁しました。
- 質問者
- 渡辺倫代 議員
- 答弁者
- 健康福祉課長 河野和浩、町長 田中一典
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 渡辺倫代
(登壇) 通告に従い、質問いたします。まず、子供の貧困全国調査の件について質問いたします。今年8月14日の新聞に、来年度2020年に子供の貧困に焦点を当てた初の全国調査が実施されると出ていました。さらに、今年6月には改正対策推進法が成立し、これまでは都道府県を対象としていた貧困対策計画策定の努力義務が市町村に課せられたという記事でございました。これらは、文科省でも厚生省でもなく内閣府が調査し、その内閣府が来年度に予定する調査では、子供の貧困率に加え、食事や学習熟度、地域社会などのかかわりなど、子供をめぐる幅広い項目について質問が用意されております。さらに、例えば食事がとれていますか、冷蔵庫はありますかというような生活の充足度を確認する剥奪指標というものを用いて、より具体的に丁寧な実態把握を進めるようにされております。この実態調査に関しまして、妹背牛町の認識と役場庁舎関係部署でのどのような対応がなされるのか、また調査結果にかかわらず市町村の努力義務となった計画策定にはどのように対応されるのかお伺いいたします。次に、午前中に鈴木議員からの防災に関しての質問がございましたが、私からは特に福祉の面からの防災の対応、仕組みについてお伺いいたします。昨年9月に胆振東部地震が発生し、道内全域で停電が起きました。我が町におきましては、建物の崩壊の危険などはなく、停電も長期にわたらなかったために日常に戻れましたが、それは結果であり、当日はこのまま停電が続けばどうなるのかと不安でもありました。昨年の停電、断水に当たり、特に援護が必要なひとり暮らしの高齢者の方、高齢者のご夫婦の方、障がい者の方などへの対応はどのようになされたのでしょうか。日ごろの福祉活動が災害対応と通じていると思いますが、一町村では対応できないような想定外の災害が発生したときのことはまた別問題といたしまして、昨年の地震により新たに見つかった課題も含めて、福祉の面からの防災対策、防災対応の仕組みをお伺いいたします。再質問を留保し、1回目の質問を終わります。
答弁 健康福祉課長 河野和浩(健康福祉課長は2023年3月まで)
私のほうからまず1点目、子供の貧困全国調査についての対応、今後の施策についてご答弁を申し上げます。1点目の議員ご指摘の都道府県を対象として貧困対策策定における市町村の努力義務とされた点におきましては、本町におきましても貧困対策の中で教育や生活支援、さらには保護者の就労、経済的支援等において当然必要と考えていますが、計画策定においては現在のところ対応は進んでおりません。ちなみに、6月に実施されました全道のこの策定状況調査でも、空知管内は全ての自治体で今のところ未策定という調査結果をいただいております。そうした中で、本町は現在策定審議中の第9次総合振興計画や本年度策定しなければならない子ども・子育て支援事業計画において、議員ご指摘の貧困問題や生活困窮の実態を町として関係機関と連携しながら把握して、計画に何らかの形で反映、対応しなければならないと考えております。もう一点の2020年の全国調査につきましても、議員の通告にもありましたように全国規模での比較的分析がしやすくすることを目的に、内閣府が予算概算要求に盛り込む予定との情報は町のほうにもありましたが、道のほうにも確認した次第ですが、まだ詳細は示されておらず、今後の経過を見た中で対応したいと考えていますが、もし実施となれば、担当部署は道の担当からいうと健康福祉課になるものと考えていますが、前段申し上げた貧困対策からいいますと教育委員会をはじめ関係機関との横のつながりを密にしながら、対策を講じていく必要があると認識しておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の福祉の視点からの防災の仕組みづくりについてご答弁申し上げます。現在健康福祉課では、災害時の要援護者としておひとり暮らし、高齢者世帯、障がいを持たれた方をリストアップし、支援が必要である緊急度に応じてA、B、C、Dとランクづけをした中で、特に緊急性のあるA、Bの方におきましては個別の支援プランを作成した中で迅速に対応できるよう把握しており、民生児童委員にも情報提供をさせていただいております。本年度5月現在ですが、216名が対象となっており、Aランク10名、Bランク94名、Cランク104名、Dランク8名でございますが、その中で当然身体状況等が変われば適宜修正し、対応させていただいております。当然このリストをもとに、昨年9月6日には保健センターの保健師や地域包括支援センターの職員が手分けをした中で、支援の優先順位の高いほうから訪問状況を確認させていただき、あわせて民生児童委員にも担当地区でおひとり暮らしで日ごろより心配なケースを訪問していただくよう協力要請をしたところでございます。その中で、停電で地下水を利用できず、民生児童委員がお水をタンクで運ばれたケースもありましたが、お水を運んでもあのタンクから水を出すだけの力のない方もいたよという報告をいただいておりますし、役場で水を提供しておりましたが、そこまで来れない人もあったと民生委員、児童委員からの報告を受けて、今後何らかの対応が必要でないかと考えております。役場としても福祉的な視点で前段お話ししたように災害時に必要な方を把握しておりますので、今後は民生児童委員が現在作成、取り組んでいる地域支え合いマップを活用した中でしっかり状況を把握して、町内会でもある程度共有した中で自主的な防災支援体制も課題ではないかと考えており、あわせて生活支援体制整備事業における関係機関とのネットワークも活用した中で対策を講じていきたいと考えております。本町は、災害が少ないという認識が町民の中にあるかもしれませんけれども、昨年の停電等、今年の千葉県のような長期的な大停電を踏まえても、議員ご指摘の福祉の面での防災支援体制の確立と、午前中鈴木議員がご質問になりました町としての総合防災対策の強化は今後ますます必要と考えていますので、関係部署と連携しながら迅速に対応させていただきますので、ご理解賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 2番 渡辺倫代
まず、1点目のほうからですが、現在のところ対応は考えていないということでした。そして、空知管内は計画も立てていないということなのですが、道のほうにも情報が届いていないというお答えでございました。それが私も道のほうの取り組みをいろいろ見ましたときに、道は対策計画を策定はしているのですが、その後実態調査というのも例えば空知では三笠と滝川だけで、結果報告はホームページだけで出しているのです。あと、教育委員会を通じてチラシを配っているのですが、それも教育委員会を通じて配ってもらうだけというような、この2つのチラシだけなのです。それで、例えばいろいろな支援があるのですが、子育て応援ガイドとかとなっているのですが、お問い合わせはお住まいの市町村、全てそうなのです。お住まいの市町村、そうでなかったらあとは振興局に聞いてくださいというような感じなのです。ですから、余り道に情報がないからといって、道を余り頼るのもよくないのではないかなと思います。あと、いろいろ共同で実施した調査もあるのですが、ほぼ北海道大学の研究班と共同で実施した調査があったり、それから例えばひとり親家庭の実態調査もしているのですが、これも北海道大学の大学院に委託して、本当に丸投げ感を感じるのです。だから、都道府県でやりなさいよと言われたことを自分たちが北海道でこれだけやりましたというのしかやっていないような印象を受けます。なので、市町村が何か例えば情報をもらおうとしても、余り当てにならないと言ったら申しわけないのですが、それをすごく感じました。それで、先ほど課長もお答えの中に言われたのですが、内閣府のを調べてみましても北海道で策定しているのは泊村と、それからあと第5次の総合計画に盛り込んでいたのが芽室町です。なぜだろうと思いました。例えば所得は低いけれども、原発の交付税であるとか固定資産税で大変豊かな泊村が何で策定しているのだろう。それから、所得が高い豊かな芽室が何で策定に早いのだろうというその疑問がすごく残って、自分の気持ちの中では非常におさまりがつかなかったというか、それでいろいろ内閣府のほうを見ましたら、全然名称が変わっていたのですが、貧困という名前は出ていなくて、地域子供の未来応援交付金というのがございました。この地域子供の未来応援交付金というのが非常にこのたびの6月に発表された計画であるとか、それから調査にリンクしているのです。その辺のところは情報としていかがなのかなというのを1つお聞きしたいと思います。それから、先ほどいろいろお答えいただきましたが、福祉のほうからの防災の件ですが、いろいろリストアップをされ、ランクづけをし、それに基づいて去年の9月のときに対応をなさった。その対応なさったことはとてもすばらしいなと今お答えを聞いて感じました。行政側からすると、伝達方法を考えるのは大事なことですし、町民の方からすると災害に関する情報って今度はどうやって入手するかというのもすごく大事なことになってくると思うのです。だから、こちら側は伝えることを考えますし、私どものほうはどうやって入手するかというのが大事になってきますので、その辺も考えて対策を立てていただけたらありがたいなと思います。それから、昨年9月の地震で感じたことを民生委員の方にも私も後日お聞きしましたときに、やはり民生委員の方々は見回りの地域を持っていらっしゃるので、それぞれ担当で回られたそうですが、役場の職員の方にももう少し気になる家とかを入り込んで把握していただいてもらったらありがたかったなというのがありました。火災などが起こる心配もあるので、自立できない人、困っている人を助けられるような仕組みをさらに考えていただきたいなというようなご意見でございました。もしも本当に大変な災害が起きたときには避難所での対応を職員の方は負われると思いますので、私どもは例えば議員も今議員の研修費とかでは防災意識を住民の方々と共有して、議員にも災害対応の学習や議会のかかわり方のルールづくりが求められている昨今でございますので、今後いろいろ町の中での防災対策、特に福祉の面からございましたら私たちのほうにも早目に詳しい情報を流していただきたいなというのが1点ありますので、再々質問を留保し、2回目の質問を終わります。
答弁 健康福祉課長 河野和浩(健康福祉課長は2023年3月まで)
まず、1点目の再質問に対し、ご答弁申し上げます。確かに道からの情報というのはないという形で前段答弁させていただきましたが、うちのほうの押さえ方としてはこの貧困対策の特徴というのは、その家庭に貧困の自覚がなかったり、それが表面に出てこないという、そして孤立している中で支援が受けられないという、その世帯なり、子供の直面するそういったニーズというのが異なる中で今後そういった対応に向けていかなければならないということで、担当部局としては認識しております。妹背牛町の場合、どっちかというと高齢者のほうに視点が置かれて、子供の数が少なくなっている中で、そういった子供への支援が手薄に思われがちですけれども、いろいろな町としても助成支援をさせていただいておりますけれども、そういった実態を健康福祉課だけでは押さえ切れない部分がありますので、教育委員会なり、学校とも連携した中で、そして今子供子育て世代包括支援センターの中でいろんな相談を受けておりますので、そこからの情報をもとに子供の貧困対策については、道だとか全国からのそういった調査を待たずに実態把握をしていく必要があると認識はしてございますので、ご理解をいただきますようお願いいたします。もう一つの防災の部分ですけれども、民生委員、児童委員の事務局を持っている中でいろんな情報交換をさせていただいております。今議員お話しされたもう少しいろんな情報欲しいということで、今回それでこの支援プランが毎年見直されているわけではないものですから、今回新たな支援プランを民生委員さんに情報提供させていただきました。そして、その中で民生委員さん自身が作成している地域支え合いマップにしっかりそこを落としていただいた中で、どういったつながりがあるかというのを把握してほしいということも事務局のほうからお願い申し上げています。この地域支え合いマップを本当にフルに活用して災害援護に当たっている先進地の事例も民生委員さん聞いてきておりますので、この支え合いマップ事業、民生委員さんと一緒にやってからまだ2年しかたっていないものですから、その経過を踏まえた中で本年度ちょうど12月から一斉改選で新しく民生委員さんかわりますので、そういったかわった中で再度この辺の防災の部分を含めて福祉的な支援を迅速に行っていきたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 2番 渡辺倫代
では、1番目の問題についてつけ加えさせていただきたいと思います。先ほど申し上げました地域子供の未来応援交付金という概要なのでございますが、これ通告書を出すまでは私もまだ気がつきませんでした。それで、内閣府が5年たって法律を改正して、そしてより市町村に策定義務を課す、それから調査をする、何かあるのではないかなと本当に思いました。それで、いろいろ見ておりましたら、ここには貧困という文字はどこにも書いていないのですが、地域子供の未来応援交付金、どのようなものかといいますと、本当にリンクするのです。本年6月には子どもの貧困対策の推進に関する法律の改正により市町村の計画策定が努力義務化され、市町村をはじめとする地方自治体の果たす役割はますます大きくなっています。地域子供の未来応援交付金では、子供たちの支援を結びつける事業、連携体制の整備など、地方自治体のさまざまな取り組みを支援していきますと書いてあります。この交付金をぜひ活用して、子供の貧困対策を推進していただきますようと書いてあるのです。ということは、全く文言は違うのですが、これを使って対策を考えてほしいという内閣府の言いたいことだと思うのです。その中で自治体の皆さんにお願いしたいことというのもありました。自治体の皆さんにお願いしたいこと、この交付金を活用していただくと書いてあります。今までは実態調査と計画策定が条件だったのですが、実態調査だけでも交付金が活用できますと書いてあります。それで、実態調査をするだけでも交付金が活用できると書いてあって、実態調査とはどうなのだろうと思って見ましたら、この中に交付申請の用紙も入っておりました。市町村は、交付申請の用紙を書き、添付書類をつけて、北海道だったら道に上げます。道は、取りまとめて内閣府に送る。それが要件が合えば交付金がおりてくる。それは、例えば調査するための印刷費であったり、消耗品費であったり、賃金であったり、会議費であったり、そういうものが幾らかかるというのを出して、それがおりてきているのです。上限は300万です。それで、150万だったのが今4分の3ということになっておりました。それで、空知ではどこも本当に策定していないし、実態調査もしていないのですが、8月1日現在で北海道の中でも21の市町村、札幌は政令指定都市ですから、20の市町村がもうこれに応募して、交付金を受け取っております。多分こういうことが何年間にわたって行われていたからこそ、今回の2020年の全国調査が可能であると思って、出てきたのではないかと私は考えます。それで、いきなり出てきたこのことではなくて、これは5年間かけて内閣府が行ったこと、そしてそれでより細かな実態がわかり、いろいろな支援に使えるということが多分わかったのだと思います。それで、全国調査ということになったのだと思います。それで、交付決定は年3回なのですが、例えば当初予算に出すためには1月に開始して2月に締め切り、5月に交付決定、2回目は5月に開始して8月に決定、3回目は8月に出して11月に交付決定ということは年3回受け付けいるのです。そうしてみますと、今空知ではまだ一件もないのですが、きちっと実態調査をし、そして交付金を受け取り、計画を立てたところがそれは一覧表になって内閣府のホームページに載っておりました。その実態調査というのは、いろんなまちがあるのですが、多分同じような形で同じような文言で整理されております。例えば和寒、和寒は3,000ちょっとの妹背牛よりもちょっと大きいぐらいな町ですが、もう実態調査を30年の前に終わり、30年度には計画策定がされております。やりますから交付金を下さいというシステムですので、実際に回収した例えば実態調査のアンケートが70%であろうが、60%であろうが、それは求めていないのです。その対応が例えば教育委員会、総務課、産業振興課、建設課、だからそういう全ての課と協議して実施いたしましたとか、それからあと文言としては今後に計画推進体制の構築を図るためにやりましたと。だから、こういうのが北海道でももう20出てきております。これが8月の締め切りですので、きっと来年度に向けてもっと多くの町村が計画を策定し、実態調査をし、内閣府から来たときにはもう体制が整っているというまちが多くなるのではないかと思います。なので、これは早急に進めていただきたいと思います。そしてまた、その考え方ですが、仕事もふえますが、このまま待つだけで果たしていいのかなという感じがいたします。内閣府の全国調査に関しても、努力義務となった計画策定にしましても町長は今どのようにお考えになっているかお聞きして、終わります。
答弁 健康福祉課長 河野和浩(健康福祉課長は2023年3月まで)
まず、議員ご指摘の地域子供の未来応援交付金につきましては、これは政府のほうで平成27年に補正した形で、随時交付金の活用という形で行政のほうにはおりてきております。そうした中で、今詳細に交付金の内容の実態調査を含め、あと子供の支援事業だとか体制整備事業なんかもその交付金の中に入っておりますので、その辺のところが本町において必要不可欠となれば、内容を精査した中で関係機関と協議した中でそういう交付金の活用は担当部署としてはありかなとは思っておりますので、今後の町全体に関して町長の考え方もあるかと思いますけれども、一応交付金の活用につきましては全く活用しないという形の中で考えておりますので、空知でまだないけれども、別に周りを意識してではなく、妹背牛町として子ども・子育てのそういう支援体制をつくっていく上での活用できる部分があれば大いに活用していきたいと思っておりますので、私からの答弁とさせていただきます。
答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)
渡辺議員からのご指摘ありましたこの子供未来のことに関しまして、27年から稼働しているということでお話を伺いました。現在健康福祉課におきましては、その必然性があるやなしやということを今お話しされましたけれども、先ほどおっしゃいました教育委員会、建設課、それから横断的に子供の貧困調査にかかわる部署が1カ所に決まるわけではなくて全体として振り返りながら、健康福祉課がトップとなって、全体的にまとめる中でこれが本当に必要かどうかということを精査させていただきまして、この問題に取り組んでいきたいと思っております。