妹背牛町議会 平成29年第2回定例会 2017年6月20日
寺崎町政における施策の核とその検証について
2017年6月20日、妹背牛町議会の一般質問で、廣田毅議員が「寺崎町政における施策の核とその検証について」質問し、町長 寺崎一郎が答弁しました。
- 質問者
- 廣田毅 議員
- 答弁者
- 町長 寺崎一郎
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 広田毅
(登壇) 通告に従いまして、質問をいたします。今定例会におきましては、寺崎町政における施策の核とその検証についてお伺いをいたします。さて、寺崎町長、2期目の任期も残すところ6カ月余りとなりました。次期改選時には正式に立候補の表明もされております。また、第1回定例会におきましては平成29年度町政執行方針について言及もされております。その第4章、協働による自主・自立のまちづくりの中で、妹背牛町まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく、移住定住支援事業、子育て支援事業など施策を継続するほか、医療、福祉、教育など多岐にわたる分野において地域の元気づくりに向けた諸施策を着実に積み重ね、「人輝き、笑顔あふれるまち・もせうし」、みんなで支え合う福祉と協働のまちづくりを目指し、町民とともに諸施策を実現し、町の活力を見出すため努めてまいりますと述べられております。町のトップリーダーとして、目標と現実を検証し、必要な手だてを講ずることが常に求められる立場と考えております。これらのことを踏まえた上で、次のことについてお伺いをいたします。1点目、寺崎町政ではさまざまな施策が実施をされております。福祉、医療、子育て支援、移住、定住支援など、これらの事業につきましては検証されていることと思いますけれども、平成28年度の検証結果についてお伺いをいたします。また、事業の存廃についてはどのようなプロセスで決定されているのかもお伺いをいたします。2点目、平成29年予算査定の際、財政上の問題で実施を見送った新規事業があるのかないのか、あるとすればどのような事業であったかを差し支えなければ申し述べていただきたいと思います。3点目、今後のまちづくりを考えたとき、現在この役場を中心としたペペル温泉、カーリングホールがあるような地区、また診療所、りぶれ、直売所などがある地区、いずれも町内では人の流れが多い地区でございます。しかし、一方では道道47号、深川雨竜線、かつてのメインストリートである地区の疲弊が目立っております。今後なお一層の空洞化が進むおそれがあると考えております。まちづくりを進める上でこの地区の果たす役割、また思い描いていることがあれば町長の考えをお伺いいたしたいと思います。再質問を留保して質問を終わります。
答弁 町長 寺崎一郎(町長は2017年9月まで)
それでは、私のほうから答弁をしたいと思います。まず、1番目の福祉、医療、子育て支援等に関する質問でございますが、平成28年度の検証といいますか、実態を調べてみました。福祉灯油をはじめ、高齢者の水道助成あるいは配食サービス、除雪サービス、外出支援ということで、単費で約800万ほど計上させていただいておりました。また、医療費全額助成ということで、ゼロ歳児から高校、18歳まで計550万円の単費を出費しております。また、子育て支援、水道助成、妊婦健診、出産育児、高校通学、学校給食費半額助成など子育て支援につきましては計868万円の単費を助成しておりまして、横ばいから微増ということで、特に学校給食費半額助成におきましては給食費の未納世帯がゼロになったということで、子育て世代からの感謝の声が大きいと聞いておりますし、それにあわせまして保育料の2人目半額、3人目無料まで入れますと約300万ほど追加になっておりまして、2,500万を超える単費でそういう福祉、医療、子育て支援をしているところでございます。また、このような存廃のプロセスでございますが、もちろん私の施策もありますが、町政懇談会等の質問、要望もありますし、各種団体、例えば商工会関係ですと商工会青年部、女性部、あるいは街頭放送など5つぐらいの総会がありますし、1区町内会長の新旧の会合、あるいは老人クラブ、あるいは文化連盟、体育協会などの総会にできる限り出席をし、総会の後懇親会で各団体の声を聞いておりますし、もちろん各定例会での一般質問もまちづくりを含めた町民の声と受けとめております。また、第8次妹背牛町総合振興計画と照らし合わせ、早急な事業には前倒しも含め、緊急的なものには予算措置を講じております。また、医療の存続、廃止に当たっては、事業の効果を検証する一方、できる限り多くの町民の声を大切にしながら、議会の行財政等調査特別委員会の意見も踏まえ、事業の決定に及んでおり、今後もそうした姿勢で取り組んでまいりたいと思っております。また、29年度財政上の問題で実施できなかった新規事業が存在するのかということでございますが、平成29年度当初予算要求額につきましては、普通交付税などを中心とした歳入見込み額が35億1,400万に対し、各課からの歳出要求額は総額で38億2,400万円となり、3億1,000万円の歳出超過という状況から予算編成をスタートいたしました。収入確保、経常経費の削減は無論のこと、町道改修、舗装、橋梁補修など要望箇所の精査、または公共施設のLED化は年次計画を立てて単年度の事業費の縮減を図るなど緊急性を高い事業を優先し、予算査定を行っております。そのような意味で申し上げますと、当然単年度の財政収支上の関係で実施できない、また先送りしている事業はございますが、優先順位の高い公営住宅建設など事業計画に沿っている点や特目基金を含む基金残高は現在12億1,000万円となり、これは平成21年、私が就任時との比較で6億3,000万ほど増加していることからも効果的な財政運営が行えていると考えております。また、29年度に廃止した事業の中には、公用車車庫整備工事、役場庁舎LED照明改修工事、温泉送迎車購入費、庁舎非常用バッテリー改修工事、芽生川管理道路棟上げ工事、町道北3条線道路改良舗装工事、町道山一線道路附属物撤去工事、町道川一線補修修繕工事、橋梁補修工事、小学校情報教育ICTの備品購入費、中学校施設等修繕料、総合体育館折り畳み式バスケットゴール装置購入費などを先送りとして見送っておりまして、全体で約1億5,000万円ほどカットをしているところでございます。3番目、道道47号線でございますけれども、一部工藤議員さんの答弁と重なりますけれども、現在商工会からの協力のもと、商店街の緑化運動として歩花灯の設置、あるいは花壇整備、人の往来、商店街の活性化を図るための遊歩市、かかしコンクール、収穫感謝祭、盆踊りなどを実施し、少しでも多くの人が往来しやすくなることを行っております。また、空き家対策の一環として、Aコープ跡地をわかち愛ひろばとして多くの町民が気軽に寄り合える居場所として定着をしてきているところでございます。まちづくりの一環としても取り組んでいる空き家、空き地対策を推進していく中で、商工会とも連携し、旧バスターミナル、高校跡地も含め、老人保健施設りぶれ及び診療所まで町並みを切らさない景観をつくり出さなければならないと考えております。先ほども申しましたが、温泉、公園で人が集い、帰りに町の中に立ち寄って買い物、飲食、散策ができるような町並みができればと考えております。以上です。
質問 5番 広田毅
今町長のほうから答弁をいただきました。私も二、三日前近隣の町のホームページで財政状況を改めて確認をさせていただきました。前からお聞きしていますとおり、近隣の町の中では妹背牛町、決して財政状況がいいとは言えない状況だということは充分理解しております。そんな中、29年度予算査定の中では各課から当初予算より3億1,000万ほど超過した事業が上がってきているというお話でございました。また、今妹背牛町で行われている事業につきましては、町長お話しのようにある程度実績も私も感じているところでございます。そこで、再質問でございますけれども、このところ田植え作業も忙しくてなかなか私も新聞を読む時間もとれない状況でありましたけれども、なるべく朝刊だけは読むようにしておりまして、見出しだけしか読んでいないときもあるのですけれども、近隣の町がこのところメディアで取り上げられる機会が多く感じられて大変気になっているところでございます。沼田においては、ご案内のとおりアベノミクス成果のモデルケースとして、沼田町農村型コンパクトエコタウン構想が全国135地域の中から33地域の一つとして選ばれております。たしかこれは5月の28日か、29日だったと思います。また、秩父別については、これまたご案内のとおりちっくるの開設、また町としてバラ園を運営されておりますから、全国ばらサミットへの参加というような、メディアが報じておりました。また、北竜町では日清オイリオグループとコラボレーションによります、ヒマワリユではなくてアブラだそうです。燦燦ひまわり油の商品化、これにつきましても札幌のポールスターでしたか、あそこで商品の発表会がされたそうでございますけれども、大勢の人が集まって大変盛大にされたそうでございます。いずれにしても、これらのことにつきましてはそれにとどまらず、多方面への派生が大いに期待される事業だと考えております。とはいえ、本町においてもGPSを使ったIT農業先進地域として全道的にも認知されるようになりました。しかし、本町で実施されております各種事業につきましては、これは批判をするわけではありませんけれども、内向きの事業が多く感じられます。他町村と比べまして事業の内容にそれほど差異が余りないような状況に感じられます。どちらかといいますと、寺崎町政は外向きな事業が少なく、おとなしい町政運営ではないかと思われます。ある意味では、堅実な行政運営といったことも言えるのではないかなと思いますけれども、先ほども申し上げましたけれども、決してよい財政状況とは言えない中でもこれから国営事業費の償還など重い荷物を背負っているわけでございますけれども、そのことによって町政が必要以上に萎縮することはないと考えてございます。財政状況も勘案しながら、外向きの事業にも着手していく必要があると考えます。新規事業を着手するに当たっては、その環境、またタイミングにも大きく左右されると思います。平時からまちづくり、町の活性化に対する触覚をさらに研ぎ澄まして、少しの動きも見逃さないトップリーダーであってほしいと考えてございます。財政の健全化を図りながら魅力のあるまちづくりを進めることは簡単なことではありませんけれども、このことはどなたが町長さんになっても避けて通れないことは必定でございます。町長の任期を6カ月余り残した現段階ではありますけれども、寺崎町政における核と検証について次のことをお尋ねします。1点目、平成29年度町政執行方針で「人輝き、笑顔あふれるまち・もせうし」、みんなで支え合う福祉と協働のまちづくりを目指し、町民とともに諸施策を実現すると述べられておりました。町民とともに諸施策を実現するためには、何が一番必要だと考えておりますか。2点目、第1回定例会一般質問に対する答弁の中で、11月の町長選挙について言及されております。その際、町には多くの課題が残っていると述べられております。町長が考えておられる課題とは、一体どのようなことでございましょうか。3点目、2期8年、寺崎町政におけるまちづくりの核とは一体何でしょうか。「人輝き、笑顔あふれるまち・もせうし」のフレーズが町民に本当に浸透しているとお考えでしょうか。また、このことが現時点で実現できたとお考えでしょうか、それとも道半ばとお考えでしょうか。2期8年の総括とともにお伺いをいたしたいと思います。以上で一般質問を終わります。
答弁 町長 寺崎一郎(町長は2017年9月まで)
それでは、再質問にお答えしたいと思います。まず、町民とともに施策を実現すると述べて町民とともに施策の何が必要かということに対してでは、まずこれから20年、30年は出生率が多少上昇しても日本全体の人口減少は避けては通れません。確実に進みます。それは、子供を産む世代の人口が既にもう決まっているからでありまして、将来の社会の仕組みを維持していくためには、人口が減ると困る、何とか食いとめようではなく、人口減少の中で皆が幸せになる、町民が幸せになる持続可能な仕組みに変えていくことが必要と考えておりまして、何をやり、何をやめるのか適切に判断する必要があり、こうした方向性をしっかりと地域住民、町民への提起する勇気と町民の合意形成をつくり出すことが求められると私は考えております。徹底して町民と向き合い、地域の人たちがみずからの頭で考え、創意工夫し、みずからの責任で決定し、実行する。これからの時代は、国からではなく町民から出発していきたいというふうに考えているところでございます。また、2番目、3番目若干逆になりますけれども、2期7年半の総括ということで先に申し上げたいと思います。先ほど基金の話をしましたけれども、本当に自由に使える基金は財政調整基金、私が就任当時1億でしたが、今は3億にふえております。また、同じ自由に使える減債基金は平成21年は2億でしたが、現在は5億8,000万までふえておりますし、国営農地再編整備事業の基金ということで先ほど報告ありましたけれども、総額2億700万円を基金に積んでいるところでございます。そんな中、国営農地再編整備事業の完了が見えてきました。また、道営農地整備事業による妹背牛東地区、桜川第2地区、千秋第2地区及び大鳳永宮地区用水路についても予算が確保され、予定されている工事は順調に進むと予想されますが、今後とも早期完成に向けて安定的な予算の確保ができるよう関係省庁に強く要望し、効率性、採算性の高い農業の展開を目指し、土地改良基盤の強化に努めてきたところでありますし、IT農業の推進ではRTK―GPS基地局を建て、均平システム、自動操舵の実証など、ガイダンス自動操舵システム導入に当たり今年度からGNSS研究会によるRTK―GPS普及リース事業に今年度から3年間支援しているところであります。また、米穀乾燥集出荷施設には、出荷時間の短縮を図るため、荷受け所の増設、あるいはシーケンサープログラム等の増強工事も行っております。商工業については、何といっても地域内の消費の向上対策が重要と考えておりまして、妹背牛町まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく移住定住支援事業、子育て支援事業など商工会商品券での支援事業を継続し、活性化を図ってきました。あわせて住宅環境整備支援事業など、買い物おもてなし事業助成、モスピーカードのポイント贈呈の支援継続やお買い物タクシー助成、町営住宅建てかえなどにまちづくりを総合的に鑑みて平成29年度の予算編成になっているところでございます。また、医療、福祉の助成では、私が町長就任時はゼロ歳から6歳まででしたから、段階的に18歳まで医療費の全額助成を行っております。また、今年度新たに子育て世帯支援応援米ということで20キロをこの秋から贈呈をすることになっておりますし、高齢者世帯の水道料及び下水道料の助成も継続しているところでございますし、生活環境の整備につきましては新たに今年度から私道砂利道路維持管理助成ということで、私道対象9路線に対して砂利の提供を予定をしているところでございますし、今後も安定した財政基盤の確立を進めながら将来を見据えた町政運営を再認識しているところでございます。また、課題と今後につきまして答弁をしたいと思います。ちょっと先ほども触れましたが、幸いにAコープ跡地はNPO法人、わかち愛もせうしひろばとして食堂、ふまねっと運動、ほっと茶屋、総合支援事業、あるいは手打ちそば倶楽部によるそば食堂として利用があり、本当に町民の居場所として定着してきたものと思います。空き地、空き家という大きな課題も存在する中で、特に高校跡地については焦らず、かつ迅速に進めていきたいと考えております。道との無償譲渡を含め、適正な価格表示があれば購入に向けて検討したいと思いますし、前回も答弁したとおりその上で町民交流ゾーンとして町民会館、郷土館への移設先として生涯学習センターの建設も考えているところでございます。また、そうした中、農業関係では今後も効率的で生産性の高い展開を目指し、基盤整備事業の強化を進めていきたいと思いますし、IT農業の推進ということでRTK―GPS普及リース事業の継続をしたいと思っております。また、先ほど議員ご指摘のとおり、国営農地再編整備事業完成により平成32年に約9億近い国営農地再編の償還金があります。先ほどのとおり、また2億700万円しか基金がありません。財源の確保に向けて慎重に取り組んでいきたいというふうに考えております。また、もう一つ農業関係では、ライスセンター増強工事、色彩選別機あるいはもみすり機等の更新などにも着手していきたいと思っております。また、これも質問でありましたけれども、ペペル温泉、医学的見地から療養効果が実証され、温泉水を利用した料理など差別化、ブランド化を図り、安定した経営を目指していきたいと思いますし、ネットあるいはSNS等でも発信をしていきたいと考えております。また、計画的な町営住宅建てかえということで、稲穂団地解体終了後、今度は黄金団地の住みかえ後、解体を予定しております。新たに地域優良賃貸住宅、普通の町営住宅ですと月額給料15万8,000円入りますと、高額所得者で町の町営住宅には入れませんが、この地域優良賃貸住宅でありますと給料月額15万8,000円から48万円までの方が入居できるという、このことについても高校跡地を含め考えているところでございます。また、子育て支援、移住、定住、福祉、医療の充実、商工会への継続支援、住宅撤去費助成など生活しやすい環境づくりを目指しますし、特に小学校、中学校における特別支援教員の職員の加配も考えているところでございます。町民が幸せになるために、協働で何ができるかを考えるまちづくりを進めていきたいと考えておりますし、「人輝き、笑顔あふれるまち・もせうし」、みんなで支える福祉のまちづくりはまだ道半ばと考え、この状況を解決すべく町民が主権者の理念のもと、さらに鋭意努力し、人口減少に負けないまちづくりを進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
再々質問 5番 広田毅
再々質問といいますか、再質問の際に一般質問をこれで終わりますと言いましたので、再々質問はありませんけれども、今答弁の中で総括というか、課題に、この2期、町長、7年半と言われましたけれども、それについての反省といいますか、そういった部分が聞かれなかったのですけれども、その点についてもしか町長、答弁があればお聞きしたいと思いますけれども。
答弁 町長 寺崎一郎(町長は2017年9月まで)
もう一回。今までの課題。
再々質問 5番 広田毅
これからのことをお話しになって、町長、いろんな分野で、商業あるいは農業、それぞれについて今答弁いただいたのですけれども、この2期7年半のことの総括というか、何ができなくてどうだという話が余り伝わってこなかったのですけれども、その点についてもしお考えがあればお聞きしたいと思います。
答弁 町長 寺崎一郎(町長は2017年9月まで)
とりあえずは、先ほども言いましたけれども、1期目すぐ国営農地再編整備事業の予算が落ちたということで、もう東京のほうに何回も足を運び、昨年ようやくめどがついたということで安堵をしておりますし、道営のほうも引き続き力を入れていきたいと思いますし、やはりカントリーの増強工事には期待に応えられないという、またいい資金、補助金もないということで、この秋からは農政課を中心に勉強会を開きながらカントリーの増強工事ができなかったことが一番悔いに残っているところでございますし、商工関係につきましては今まで毎年毎年予算を計上をふやして、何とか地元商店街は地元町民が守るということで守ってきましたけれども、これからも商工会には継続した支援をしていきたいと思いますし、商工会青年部におきましては道外研修が一回もないということで、今まで聞いていないということで、次年度以降もし私がいれば2年に1度ぐらいは商工会青年部の道外視察研修も取り入れて視野を広くしてほしいなというふうに考えているところです。簡単ですけれども。