紋別市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月11日
(1)欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)について/(2)「確かな産業を育てるまちづくり」から/(3)市政の要である市役所の組織・機構改革の意図/(4)改正消費者安全法と消費者教育/(5)Jアラートと情報伝達ミス
2017年9月11日、紋別市議会の一般質問で、青木邦雄議員が「欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)について」「「確かな産業を育てるまちづくり」から」「市政の要である市役所の組織・機構改革の意図」「改正消費者安全法と消費者教育」「Jアラートと情報伝達ミス」について質問し、市長 宮川良一、農政林務課長兼参事兼木質バイオマス火力発電所推進室参事 石田明久、水産課長 奈良憲一、副市長 棚橋一直、市民協働課長 益田好仁が答弁しました。
- 質問者
- 青木邦雄 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、農政林務課長兼参事兼木質バイオマス火力発電所推進室参事 石田明久、水産課長 奈良憲一、副市長 棚橋一直、市民協働課長 益田好仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 青木邦雄
私は、未来の会の一員としてさきに通告しております項目の順に従って質問をさせていただきます。質問に入ります前に、私も通告でJ-ALERTの関係の質問を予定しておりましたが、さきの山中議員、横内議員の質疑答弁で了解いたしましたので、これはあらかじめ取り下げさせていただきます。それでは初めに、欧州連合EUとの経済連携協定EPAについて、その合意内容と地域産業への影響、産業基盤の強化と支援などについて見解をお伺いいたします。7月に大枠合意が宣言されたEUとのEPAについて、最も衝撃とされたのは環太平洋戦略的経済連携協定、いわゆるTPPでも譲歩をしなかったソフト系チーズについて、当初は低関税枠を設け最終的には無税にするといういわゆるTPPプラスを受け入れたことにあります。EPAは、アメリカの離脱宣言で先行き不透明なTPPと同じく関税の撤廃など、自由貿易協定を柱とする経済連携協定であり、いずれも基盤の脆弱な我が国農業に及ぼす影響は明らかです。合意成立で、品質が高く日本人の嗜好に合う乳製品の価格が下がることは、消費者への恩恵であり、ホタテ貝や日本酒などの輸出拡大なども期待されますが、経済規模と効果では自動車などの見返りにEUからの乳製品、畜製品に対する門戸を大きく開放しており、とりわけ道内農業に大きな打撃が懸念されます。国内審議の過程で、反対や批判が高じても、再交渉のテーブルが用意されることはあり得ないので、今後の関心は生産者の先行き不安を払拭する支援策のあり方に移ると思いますが、いずれにしてもTPPに比べて交渉過程での情報不足は歴然で、世論の関心にも大きな落差があるように思えます。そこで1点目に、このEPA交渉が開始された背景と時期、批准手続を経て発効に至る時期の見通しについてと大枠の意味するところをお聞きします。TPPでは、米などの聖域を設け、国益として死守する立場を貫いて大筋合意となりましたが、EPAはTPPの陰に隠れて秘密を通した印象があり、日本の基本的な目標や戦略とは何だったのか今もって伝わりません。互恵の原則に基づきつつも、国益として死守すべきは何であったのか、国内で行き詰まりが指摘される成長戦略の新たな柱として外交成果を急ぎ、ともかく大枠というくくりで決着させたのではという思いもありますが見解をお聞きします。2点目に、農業への影響と支援策についてお聞きします。最初に、道内農業への影響額の試算が、例えば北海道から公表されているのかをお聞きします。関心の多くは酪農になりますが、段階的に関税率や上限量が見直されるとともに、消費動向など困難もあると思いますが、把握されていましたら最初にお示しください。農業の成長産業化の試みとして、チーズを柱にした6次産業化が道内にも多く広がり、今では食や観光産業の魅力を担う大きな存在となっています。関税が最終的に無税になって輸入が拡大しても、国内の消費量がそれを補う形で拡大すれば影響は最小限にとどまる理屈ですが、現実的ではなくむしろもともと品質に定評あるEU産が割安感を高めれば、関税にかかわらず国産品のシェアをさらに奪うことも十分あり得、中小規模が多いチーズ工房では競争激化で価格が下落する不安も大きいと思います。そこで2つ目に、近年のチーズの国内消費量の推移と国産、輸入の内訳、輸入品では主要な地域もしくは国別に上位2位ないし3位までの数量をお聞きします。また、製造方法で異なるのは当然ですが、一般論としてチーズ製品にして1トン当たりに必要な原料の生乳の量についてもお聞きします。3つ目にTPP内の有力な酪農国であるオーストラリアなどからEUと同じ条件に再交渉を要求される可能性について、それによっては国産品はさらに苦境に陥ることも考えられますが見解をお聞きします。市内の生乳は、ほとんど加工向けで、これがEPAやTPPで加工向け需要が減少に転じても新たな用途の発掘、開発は容易ではなく、そもそも人口の減少によって生乳の需要自体が縮小していくことは自然の成り行きです。今年に入って、JAはまなすでは4戸が離農と地元紙にありましたが、関税撤廃で消費者の選択肢が広がれば、乳価引下げの圧力や行き場を失い、余剰として生産調整を強いられる可能性も考えられるわけで、先行きへの不安から産業の衰退に拍車がかかることも懸念されます。輸出促進やさらなる高付加価値化、規模拡大、経営の効率化促進など、どのような支援を講じることが困難な状況の打開に可能性や大きな期待が持てるとお考えか最後にお聞きします。3点目に、国の林業成長産業化地域創出モデル事業の先進的モデル地域の一つに網走西部流域が道内で唯一選定され、重点的な予算支援を受けての活性化策の一つに付加価値を高めた製材、製品の販売促進を位置づけています。具体的には、森林認証取得による林産品の付加価値向上と販路開拓を指すと思いますが、森林認証が素材などの品質に優位性を保証するものではなく、消費者が選び、購入する動機は品質とともに価格によるのが普通でしょうから、地域材の販売促進は容易なことではありません。一方、道内では近年カラマツ材を使用し、新たな木材建築の可能性を広げる高強度の構造材、いわゆるCLTの活用が拡大していますが、EPAで関税が撤廃されることでEUの優位性が一段と高まることは明らかです。今でも価格競争力に大きな差があるとされる中、成長産業化に向けて産業基盤を強固にしつつ、新たな用途の開発や規制の見直しなどにどのような対策や支援が効果的と思われるか見解をお聞きします。4点目に、この地域に数少ないメリットの一つとして、EUへのホタテ貝柱の関税が撤廃されるため、資源が回復基調にある浜にとっても輸出拡大の好機となります。しかし、EUには、以前から厳しい安全基準があり、これを障壁として関税とともに緩和することはあり得ないことなので、加工業界には何よりも先を見据えた設備投資などの計画と努力が必要になります。そこで、市内でEU向けのHACCP基準の認証を取得している工場の有無と近年の輸出実績について、好機はどこにも平等であり、品質でも生産地全てがライバルですから、業界として小異があっても他の産地に先んじて地域の魅力、特色をアピールしていく戦略の構築と方法、支援について現時点で考えがあればお聞きします。最後、5点目になりますが、合意宣言後に安倍首相は、特に農業への影響を考慮し、できる限りの総合的な対策を実施すると強調しました。先月、昨年度の食料自給率が公表されましたが、目標の45%を大きく下回る38%となり、輸入拡大はさらなる低下につながるもので、食料の安全保障を根底から脅かすものです。国が明言する総合的あるいは万全な対策について本市においては何が不可欠と考えるのか、担い手の意欲をつなぎとめ、経営の維持に資するには所得補償制度や補助金も有効ですが、これだけで前途の不安が払拭されるでしょうか、見解をお聞きします。また、TPPでは、市長も議会などでたびたび明確に反対の意思表示をしておりましたが、今回のEPA合意について見解を改めてお聞きします。次に、確かな産業を育てるまちづくりに関連して何点かお伺いいたします。潜在力や可能性を有する本市の基幹産業を確かなものに育て、次世代に引き継ぐ責任を果たすため、第5次総合計画や総合戦略に設けた目標や指標がより高いレベルで実を結ぶよう、たゆまぬ支援や施策の集中を期待しますが、EPA以外の幾つかの話題についてお聞きします。初めに、新たな水産基本計画と規制改革実施計画に関してお聞きします。水産基本法では、おおむね5年ごとに水産基本計画を見直すこととされ、本年4月に新たな水産基本計画が閣議決定されましたが、そこには漁業の成長産業化を掲げ、総合的かつ計画的に講ずべき施策の主要事項の一つとして魚類、貝類養殖業等への企業の参入を明記しています。具体的には、漁業者が必要とされる技術、ノウハウ、資本等を有する企業と連携を図ることは重要とし、国として企業と浜との連携、参入を円滑にするための取り組みを行うとともに、必要な施策について引き続き検討するとしています。同じように規制改革推進会議が、養殖生産量が世界では漁業生産の5割に達するが、日本は2割にとどまるとして見直しを含め検討を開始し、早急に結論を得る、その時期は平成30年に結論、以降速やかに措置と答申し、6月9日に閣議決定された規制改革実施計画では、漁業の成長産業化等の推進と水産資源の管理の充実について重点的に取り組むとしました。成長産業化には、旧弊や旧慣を改めることで国民の利益に寄与するという耳ざわりよく期待感を伴いますが、規制改革と一体となって民間企業側により多くのもうけの配分を求める手前勝手な都合よさや危うさを少なからず抱きます。水産基本計画の改定では、漁業団体などに対して素案をあらかじめ提示し、賛否やコメントを募って見直しや修正などを経て決定する仕組みと思います。長い年月、国民に安心な魚食の供給責任を果たし、制度として安定も機能もしていると私は思いますが、これを見直し、企業参入を進めることでは道内ではホタテ貝の区画漁業やカキ貝の養殖などもターゲットになり得ると思いますが、それによって浜はどう変わるのか、そのイメージも示されていたと思いますが、その内容について1つ目にお聞きします。また、現行の制度下でもハマチの養殖に民間企業が参入するなどの事例があると思いますが、企業参入に障壁があるとする見解の根拠と規制改革に必要な施策の内容、漁業者、漁業団体からの賛否を含む意見のあらましなどについて、及び企業参入に対する市の見解とともに2つ目としてお聞きします。次に、水産加工について1点だけお聞きしますが、製氷施設が1つに集約され、加工協の工場跡は更地になり、新たな利用計画もあるように聞きます。ところで、旧工場には、海水の取水施設が設置されていましたが、現在も使用されているのか、その場合の管理等の状況についてと撤去済みの場合、海水を必要とする企業はどのように調達しているのか、新たな施設からとすればその施設の設置者、利用者の費用負担の有無と料金体系などについてお聞きします。次に、仮称森林環境税についてお聞きします。昨年末の与党の税制協議会では、平成29年度税制改正大綱に仮称森林環境税の創設を平成30年度改正で結論を得ると明記しました。温室効果ガス削減目標の達成を目的に、森林吸収源対策としてバイオマスなどの木材利用と市町村が主体になって実施する森林整備等の推進に必要な財源に充てるとし、個人住民税均等割の枠組みの活用を含め、都市、地方を通じて国民に等しく負担を求めることを基本に、地方公共団体の意見も踏まえ、具体的な仕組み等について総合的に検討するとあります。新たな税が構想されたのは、必要な手入れをせずに放置された山林が九州北部豪雨のように深刻な土砂災害の誘因となる可能性も高い一方、所有者にかわって自治体が整備するにしても予算が限られるため、自由に使える財源確保を国に求めてきた経緯があるようです。そこで1つ目に、およそ10年ぐらい前と思いますが、北海道で独自に法定外目的税として同様の新税の条例化を検討していたように記憶しますが、その後の経過についてと、道外の府県で過去あるいは現に条例化している事例の有無、年間の収入実績についてお聞きします。2つ目に、温室効果ガスの排出規制と森林吸収源としての森林整備は、本来は排出事業者や業界により多くの財源の拠出を求めるべきと私は思いますが、それはともかく、安易に新たな税負担を求めることには慎重であるべきでしょうが、森林整備の現状や背景を踏まえて、国民共有の財産としての理解のもと、法制度化することは妥当と思いますが、市長の見解をお聞きします。次に、4期目市政推進のかなめである市役所の組織、機構改革の意図などについてお伺いいたします。さきの議会の所信表明で、市長は希望と感動のまちづくりへの決意を明らかにされましたが、行政には明確な目標のもと、継続性や安定性が求められる一方で、停滞があればちゅうちょせず見直すことも当然で、4期目がこれまでの12年間の延長ではないとする覚悟もまたしかりです。その上で、定例会の副市長選任に続き、機構改革を伴う8月1日付の人事異動についても所信表明に沿った当然の流れと思います。その機構改革の要旨として市長は、政策立案及び情報収集発信の迅速化を強化するとし、新たな横断的組織として市長政策室を設けたことと、主要施策及び課題については随時この政策室を中心に全庁的な組織を編成し推進することを上げました。本年3月の市政執行方針では、新たな取組段階に移行の時期にある3つの再生や緒についたばかりの地方創生の取り組みの本格始動が急務とされています。視点を変えれば、市長は政策立案や情報収集発信の現状に関しては満足されていない、4期目に当たって市政のトップとしての強い意志とリーダーシップのもと、一段と加速を促す決意の具体化と思いますし、このかなめがかなめとして持てる能力を余すことなく生かし切ることに期待しつつ、今後を注目していきますが、改めて何点かお聞きします。1点目に、まちづくり推進室の再編についてですが、中心市街地、中心商店街の再生、活性化については、歴代の市長にとって変わることのない重要課題ですが、今後の事業計画に変化や見直しがあるのか関心が高まります。市政執行方針や所信表明では、都市機能や日常生活での利便性を持続的に保ち、快適な生活環境を創出する視点も重要とし、長期的かつ計画的に効率的な都市基盤整備を進めることが必要としております。そこで1つ目に、推進室の前身を含めて、当初の設置目的と時期、中心市街地活性化基本計画の進捗度と当面の事業スケジュール、なぜ今再編が必要だったのか、さらに新たな体制の陣容についてお聞きします。次に、主要政策などは、随時機構図にあらわれない全庁的な組織を編成し推進するとありますが、会見で市長は、新たな構想として中心市街地に増えてきた遊休施設の活用を模索しているとありました。この新たな構想について、可能な範囲で市長が思い描く計画の一端と政策を迅速に進める不可欠な機構図にあらわれない組織が既に編成されているのか、あるいは近く予定されているのか2つ目としてお聞きします。2点目に、市長政策室は、市長直轄として各種プロジェクトを強力に推し進める体制の柱であり、大学跡地利用や避暑地化構想などをスピード感を持って取り組むとしております。新たな横断的組織との位置づけであり、何より対外的には看板施策の中核的担い手と衆目が一致する部署ですから存在感を存分に発揮することを期待しつつ以下お聞きします。1つとして、その期待と看板にふさわしい組織として専任の部長職を充てない理由について、総務部長の兼務は一時的なものかお聞きします。2つとして、大学跡地利用についてさきの議会での石田議員の指摘を踏まえたものであれば、まさにスピード感を目の当たりにするところですが、こうした大きな課題を政策的に位置づけるに当たって、短期間にどのような着地点、目標が庁内などで議論され、あるいは構想され、事務をこれからどのような体制で取り組もうとしているのかお聞きします。次に、改正消費者安全法と消費者教育の取り組みについてお伺いいたします。今年上半期において、全国の警察が認知した刑法犯の件数が戦後最少、通年でも戦後最少を記録した昨年を下回るペースとありましたが、知能犯については前年同期を10%以上上回るとされています。代金だけを受け取って商品を渡さない売りつけ詐欺の増加が主な要因ですが、振り込め詐欺や架空請求詐欺、還付金詐欺などの特殊詐欺の被害額は同期間で186億円余りとなり、被害者の7割以上が65歳以上の高齢者です。紋別警察署管内にあっても、今年7月までに事実に基づかない有料サイトの利用料などをだまし取る架空請求詐欺などで3件320万円の被害が発生とありました。繰り返される詐欺被害に対して完璧な防止策はなく、地道でも迂遠でも消費者教育の推進等を通じて市民一人ひとりが常にリスクを意識し続けることの重要性は明らかです。そこで、昨年4月から施行された改正消費者安全法について、市のこれまでの対応や検討の状況について何点かお聞きします。改正法では、国及び自治体に消費者教育の推進等を通じて消費者の安全の確保を図ることを責務として明記し、具体的には消費相談等の事務の実施、消費生活センターの設置と消費生活相談員の配置、地域協議会を組織することなどを定めています。この多くは、市も長年類似の事業を取り組んできていますが、1点目として現在の紋別市消費者センターについて、設置者と設置年度、設置の目的と業務の内容及び実績、配置されている相談員などの運営体制、相談員の身分と雇用の形態、資格の有無、消費相談員としての経験年数についてお聞きします。改正法では、名称を消費生活センターとして組織運営については内閣府の基準を参酌して条例整備を必要とし、配置する相談員については資質向上のため新たに導入した国家資格制度の合格者としております。このほか基準では、職員の研修機会の確保や個人情報の管理に関する必要な措置のほか、高度な専門知識を有する人材にふさわしい処遇の確保に必要な措置を行うことを定めております。国家資格制度は、全国どこに住んでも一定の質の消費者相談を受けられる体制を築くことが目的であり、苦情相談のほか、消費者と事業者を仲介したりすることを定め、相談員の権限を明確にしたものにほかなりません。これらを踏まえ、今回の法改正に対する市の対応計画の有無や時期の見通しについてと、それを前提に消費生活相談員の確保や処遇改善の考えなど2点目としてお聞きします。3点目に、詐欺被害者の多くが高齢者であり、ひとり住まいの世帯が増え、真偽の確認や相談する相手も身近に存在しないことが多いことから、高齢者などに対する地域の見守りネットワークの構築と見守り活動によって得た情報を活用するための基盤整備として地域協議会等の組織化を促しています。市、消費者協会、警察署などで構成される消費者被害防止ネットワーク会議について以前の地元紙に掲載されておりましたが、改正法ではこうした機関のほか、福祉、医療、保健、司法教育、民間事業者、町内会などの民間団体なども構成員と想定した幅広い地域協議会としています。これによって、消費者の安全確保にとどまらず、防災などさまざまな地域ネットワークとも効果的に連携を図ることへの期待もあるようで、いずれにしても法の趣旨に沿って消費者行政全体の検討の中で進められるべきは当然ですが、検討状況と見通しについてお聞きします。以上で私の質問を終わりますが、再質問は留保いたします。
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、青木議員のご質問にお答えいたします。初めに、欧州連合EUとの経済連携EPAについてであります。1点目の日EUのEPA交渉が開始された背景と時期につきましては、日本とEUのパートナーシップを一層強化し、貿易や投資の自由化を推し進め、双方の雇用の創出や経済成長に寄与することを期待し、平成25年日EUのEPA交渉が開始され、これまで4年間にわたり交渉が続けられてきたと認識しているところであります。発効時期の見通しは、両者の主張の隔たりは依然として大きく不透明であると伝えられております。このたびの交渉では、大枠合意という言葉が使われておりますが、これは日本、EU双方の隔たりが大きい難航分野を切り離して早期妥結に道筋をつける狙いから使われた表現方法で、TPP交渉時に使われた大筋合意と比較し、完成度が低いという意味合いで使われたものと言われております。2点目の、農業への影響と支援につきましては、北海道は今月4日、日EU、EPA交渉の大枠合意に伴う北海道における影響と必要な対策の中間報告を公表しましたが、国はTPP交渉の際に公表していた品目別影響額について試算をしていないことや現状において詳細な情報が少ないことから、影響額の試算は行われておりません。チーズの国内消費の推移と国産、輸入の内訳は、直近3カ年で見てみますと、国内消費は平成26年度が約29万8,000トン、このうち国産が約4万9,000トン、輸入が約24万9,000トン、平成27年度が約32万トン、このうち国産が約4万9,000トン、輸入が約27万1,000トン、平成28年度が約32万1,000トン、このうち国産が約5万トン、輸入が約27万1,000トンとなっております。輸入の主要地域上位3カ国は、平成28年度で申し上げますと1位オーストラリアで8万5,000トン、2位EUで7万8,000トン、3位ニュージーランドで5万1,000トンとなっております。また、チーズ製品1トン当たりに必要な生乳の量は、約10トンとなっております。オーストラリアなどからEUと同じ条件で再交渉を要求される可能性は現状において詳細な情報は少ないですが、その可能性は否定できないと考えております。支援策について、国はこのたびの大枠合意の内容を踏まえ、TPP交渉時に制定された総合的なTPP関連政策大綱を改訂することで体質強化対策等を確実に実行することを担保とし、国内対策に万全を期すことが極めて重要としており、特に本市農業の中核である酪農への影響が大きいチーズを中心とした乳製品への対応については原料となる生乳の低コスト化、収益力向上に資する生産性向上対策、生産拡大対策のさらなる充実が必要であると考えております。3点目の林業への影響につきましては、EU産木材の関税の撤廃までには一定の期間が設けられましたが、この地域ではEUから輸入されるホワイトウッド集成材と価格差がほとんどないカラマツ構造用集成材への影響が大きいと考えております。これに対抗するためには、国産材の安定価格で安定供給できる仕組みづくりが急務であり、このためにもさらなる高密度路網の整備や高性能林業機械の導入の推進を図っていくことが重要であると考えております。4点目のEU向けホタテ貝輸出につきましては、市内にはEU輸出認証を受けている水産加工場は2社あり、輸出実績は平成26年度49トン、平成27年度80トン、平成28年度28トンであり、今後もEU輸出認証の取得を考えている水産加工場もあるとお聞きしております。EUとのEPAにより輸出拡大も期待されるところでありますが、EU輸出認証を得ることで国や北海道のホームページへの掲載やパッケージにEU・HACCPと表示することなどのアピールにより、企業からの注文が増加したなど、効果を水産加工業者から伺っており、国内での販売力の強化につながっているものと考えております。また、支援につきましては、HACCP対応施設の改修等に係る国の水産物輸出倍増環境整備対策事業の活用や本市の産業誘致推進事業による支援を行っているところであります。5点目の国の明言する総合的あるいは万全な対策につきましては、生産現場では十分な情報提供がないまま、今般の大枠合意がなされたことについて大きな戸惑いと不安が広がっていると認識しております。また、最終的に関税撤廃が予定されるチーズと比較すると、影響は低いと言われております脱脂粉乳、バターにつきましても北海道が国内生産の8割以上を占め、生乳需給の調整弁として重要な役割を担っている主要な乳製品であり、特に本市に所在するよつ葉乳業オホーツク北見工場が主力製品としてこれらを生産しておりますことから、その影響について心配しているところであります。今後、措置されると思われる国内対策が実情に即したものとなるよう、関係団体等と緊密に連携を図りながら、国に対して強く要請していくことが重要であると考えております。次に、確かな産業を育てるまちづくりについてであります。1点目の閣議決定された水産基本計画と規制改革実施計画につきましては、新たな水産基本計画による浜のイメージは現在のところ国から示されておりません。今後、広く国民、企業等から寄せられる規制改革に対する要望が規制改革推進会議において検討されることとなっておりますことから、その内容について十分注視してまいります。企業の参入に係る障壁は、現行の漁業法では第10条において漁業権の設定を受けようとする者は都道府県知事の許可が必要であり、第11条第4項により利害関係者である漁業者、漁業協同組合などの意見を聞かなければならず、第12条において海区漁業調整委員会の意見を聞かなければなりません。漁業者、漁業団体からの意見は、国から明確な施策や法的改正について明示されていないことから、紋別漁業協同組合からも現在の漁業に影響がある場合には企業参入は難しいとの考えを伺っております。本市といたしましても、同様に企業参入は難しいと考えているところでありますが、漁業者及び紋別漁業協同組合の意見を踏まえ、企業参入による地元漁業への影響について情報収集を行ってまいります。2点目の、港内での海水取水の状況につきましては、紋別市水産加工業協同組合の海水の取水施設は昨年8月に給水ポンプが故障し利用できなくなり、本年5月に製氷工場を解体した際に撤去されております。当該取水施設を利用していた水産加工業者6社に対しましては、紋別市水産加工業協同組合から第1船溜西物揚場の紋別漁業協同組合市場横に設置されております取水施設の利用について周知されているところであります。また、市場横の取水施設は、北海道開発局が設置し、市が管理しており、利用者から給水ポンプ電気料として1トン当たり100円を納付していただいております。3点目の仮称森林環境税につきましては、北海道が以前条例制定を検討したことについては、世界的な景気低迷や導入の目的である新たな森林環境政策の対象としていた長期間手入れがされず放置されている人工林の間伐などが国の経済危機対策により可能となったことから導入が見送られた経過にあります。他府県における課税状況と年間の収入実績は、現在37の府県と1つの政令市が森林環境や水源環境の保全を目的とした住民税超過課税を実施しており、その税収は平成27年度決算額で約319億円となっております。法制度化することに対する見解は、今後人工林資源が本格的な利用期を迎える中、環境に配慮した森林づくりを推進する本市においては、地域の特性に応じた森林整備を着実に進めるとともに、森林資源の循環利用による林業の成長産業化を実現するための施策の充実強化を図ることが必要であります。このたびの法制度化に向けた取り組みは、市町村主体の新たな森林整備を進める財源確保の観点はもとより、市町村にとって使いやすい制度の構築が必要であると考えております。次に、市政のかなめである市役所の組織、機構改革についてであります。1点目のまちづくり推進室の再編につきましては、平成9年7月にショッピングセンターの見直しや中心商店街等の進行対策を速やかに積極的に推進することを目的に、中心商店街振興対策室を設置、平成11年4月にまちづくり推進室に名称変更したものであります。中心市街地活性化基本計画の進捗度と当面の事業スケジュールにつきましては、平成12年に中心市街地活性化基本計画を、平成25年には中心市街地における将来像と実現のための基本方針を示すまちづくりビジョンを策定しております。その具体的な取り組みとしては、民間ホテル、複合施設オホーツク氷紋の駅、道営住宅、借上公営住宅の建設推進、博物館等の公共施設の整備、老朽空き店舗の除去、障害者相談支援事業所の整備支援、地域包括支援センター及び紋別地域訪問看護ステーションの中心市街地への移転、民間病院の建替支援、中心商店街の空き地、空き店舗補助による商業者支援、ラベンダーガーデン事業によるにぎわいの創出、中心市街地担い手グループが取り組んでいるまちなかゼミナールの育成と支援などを充実してきたところであります。今後は、まちなか市営住宅の整備を進め、中心市街地の居住人口の拡大を図ることにより、経済活動が促進されることを期待するとともに、にぎわいの創出やコミュニティの形成を目指してまいります。再編の必要性につきましては、4期目の任期を始めるに当たり、縦割りの組織体制を転換し、総合的な情報の共有と意思決定の迅速性、柔軟さを有する組織運営として、部の垣根を越え横断的に取り組むため、市長政策室を設置し、私が陣頭指揮をとっております。新たな体制の陣容につきましては、地方創生に向けた本市の重点施策、成果指標の再精査、具体的な事業内容の協議、事業実施部署と管理部署の業務分担を明確にした上で事業を推進していくため、私を中心とした庁内関係部署で組織する横断的なプロジェクトチームを設置し、取り組んでまいりたいと考えております。2点目の市長政策室につきましては、専任部長職を配置しない理由はさきにお答えいたしましたとおり、私が直接陣頭指揮に立ち、縦割りの組織体制の転換を図っており、私自身執務室に机を配置し、極力市長政策室で執務を行うなど、職員との連携、情報共有と業務の推進に努めております。また、大学跡地利用につきましては、昨年サテライトキャンパス等の誘致を目的とした旧道都大学有効活用事業が地方創生加速化交付金に採択され、東京芸術大学の音楽学部との交流事業、美術学部とのアートプロジェクト事業を実施したほか、これまで映像技術者養成学校の誘致など、国内外への企業への働きかけを行ってまいりましたが、残念ながら誘致には至らず、また本年4月には日本語学校の活用を目的とし、大学跡地利活用の全体構想策定費と改修調査費を地方創生推進交付金に申請しましたが、不採択となり、現在のところ跡地利活用の見通しは立っておりません。これらのことから、大学跡地利用につきましては、これまで行ってきた企業、学校等の誘致や不採択となった補助金等の結果を踏まえ、事業検証を進めるとともに今年度新たに実施しているベトナム青少年短期留学ツアー事業などで得た海外の情報も参考としながら、地方創生の一つの柱の事業として私を中心としたプロジェクトチームにおいて取り組んでまいります。次に、改正消費者安全法と消費者教育についてであります。1点目の紋別市消費者センターにつきましては、本市において催眠商法や訪問販売などの消費者問題が多発している中、昭和50年4月に紋別市消費者生活相談所として市民集会所1階に開設されました。その後、昭和63年4月に消費者保護の立場から、事業者と消費者の契約等、消費生活に関する相談や苦情を受け、できるだけ速やかに、また適切に処理し、市民生活の安定と向上に寄与することを目的とした紋別市消費者センターへ改称されております。現在は、まちなか休憩所の一角を仕切り、平日10時から16時30分までを開設時間として、消費生活にかかわる各種講習会、講演会の開催、相談及び苦情の処理、商品の簡易テスト及び実験実習、資料の展示のほか、消費者への啓発に必要な事業を行っております。過去3カ年の相談実績は、平成26年度の総件数は108件、主に携帯電話、パソコンなどのサイト関連のトラブル、公的機関をかたった電話や訪問に関する相談が多く、平成27年度は99件、主にスマートフォンサイトやネットプロバイダー変更契約に関するトラブルの相談が多数を占め、平成28年度は107件、主に不用品買取りに関するトラブルと有料動画サイト利用料金など、架空請求に関する相談となっており、相談者の年齢別では70歳以上が最も多く、次いで40歳代と60歳代となっている状況であります。本センターは現在、嘱託職員と臨時職員の2名を配置して業務を行っており、嘱託職員の相談業務経験年数は約4年で、消費生活専門相談員の資格を有しております。臨時職員の経験年数は約2年で資格は有しておりませんが、主に嘱託職員が出前講座や研修または会議で不在となる際などに勤務する形態となっております。2点目の改正法への対応計画や時期の見通し等は、組織、運営体制について内閣府の基準を参酌し、相談員の適正な配置人数や体制、報酬等の処遇、情報管理に伴う施設整備などについて規定し、平成30年度中の条例化に向けて進めてまいります。3点目の、地域協議会につきましては、現存する消費者被害防止ネットワーク会議との協議を含め、条例の整備にあわせ検討してまいります。以上で答弁を終わらせていただきます。
再質問 8番 青木邦雄
ありがとうございました。それでは、何点か再質問させていただきます。最初にEPA関連であります。EPAもTPPも同じ目的、経済自由貿易協定をベースにした交渉事で、なぜ片方が、TPPのことを指しますけど、あれだけ情報がそれなりに提示されていたのにEPAに関しては全くそれがなかったのか。さらに、なぜ大枠という形で合意を急いだのかという懸念はありますが、そのことは市長の答弁を伺えば、そう思わざるを得ないということであります。それで、私も9月4日の道の中間取りまとめ、これをホームページで入手しまして一通り読ませてもらいました。この中で、それぞれの輸入品目ごとに必要とする主な対策で、例えばチーズに関して言えば国内乳製品が確実に再生産可能になるように万全の体質強化あるいは安定供給を図るための経営安定対策等々を並べておりますが、どうなんでしょう、これで、先ほど言いましたように、農業者の皆さんが先行き安心して取り組めるという担保になると、正直思うかどうかを最初にお伺いしたいと思います。
答弁 農政林務課長兼参事兼木質バイオマス火力発電所推進室参事 石田明久
お答えいたします。これで先行き不安が払拭されるのかという部分でございますけれども、まだ国のほうが、いわゆるTPPの大綱をつくったものを改訂をすると言っているんですけれども、まだその改訂大綱の中身がきちんと示されていないという部分がございまして、ここに記載されている部分だけでははっきりと払拭されるということを言えるかどうかというのは申し上げられない状況でございます。以上でございます。
再質問 8番 青木邦雄
確かに、情報というかそれが不足するというのは私も外から見て十分理解はできます。それで、当然、今回の道のは中間取りまとめですから、これが流れとすれば最終的な取りまとめになり、それが、今後、総理大臣が言う、いわゆる万全の対策とマッチングさせてぶつかっていくもんだと思うんですけれども、例えば北海道としてこの対策を今後どのような熟度を高めていくのか、国として今後その言う支援策、1つの話では秋口までにはまとめて、今後補正予算等の編成に入るというような話も何かで散見した記憶がありますけども、そこら辺の情報はお持ちでしょうか。
答弁 農政林務課長兼参事兼木質バイオマス火力発電所推進室参事 石田明久
お答えいたします。今、青木議員がおっしゃったとおりで、秋口に向かって国のほうがTPPの政策大綱の改訂案を示し、それと同時ぐらいに予算的なもの、補正予算を組んでいくというような情報が新聞報道等ではなされている状況でございます。私どもといたしましては、そちらの情報をきちんと入手をしながらその後の対策の部分を考えていかなければならないのではないのかなというふうに考えてございます。以上でございます。
再質問 8番 青木邦雄
質問の中でも私触れましたけども、例えばチーズの国内消費、確かに3カ年比較しても少しぐらい伸びてますけども、ほとんどが国内消費ではなく輸入品の拡大に終わってます。ということは、幾ら旗を振ってもなかなか難しい部分がありますでしょうし、特にEU産という部分でブランド信仰の強い日本人ですから、例えば年間2万トンなり3万1,000トン特別枠といいますと、EUからの輸入実績の3分の1から半分近くを占めるわけで、そこら辺を占めていくと、例えば2万トンを道産の牛乳でつくろうと思えば20万トンの原料が正直行き場を失うんじゃないのと、最終的に30万トンに近づくんじゃないのかと。そして、さらにオーストラリアとかニュージーランドが、ここはTPPの諸国ですから、このEUの条件が当てはまるわけじゃないですけども、2国間交渉でも黙って指をくわえて見てることはないと思うんですよね、現実には。TPPプラスじゃないわけで、EPAに合わせた水準を要求してくればさらにチーズ業界というのは苦境に陥るのかなと、例えばそういう意味で国内メーカーが今の乳価から2割、3割原価を下げれとか、あるいは正直言って余剰になるという、規模拡大を追い求める一方で余剰という現状が現実にないのか、そこら辺の短期的に、長期的にはもちろんあり得るんですけども、どういった支援策、対策を今考えるべきと担当のほうは思われているのかお聞きします。
答弁 農政林務課長兼参事兼木質バイオマス火力発電所推進室参事 石田明久
お答えいたします。どういうことを考えているかという部分でございますけれども、現状の部分だけで申し上げますと、現状では生乳自体は非常に生産量が足りないというのがございまして、現実的な話を申し上げますと、加工向けではなくて飲用向けということでこちらの地域で生産をされている生乳が今実態としては府県のほうに、飲用向けということで送られているという事実がございます。そういう事実を鑑みますと、このEPAの部分でチーズの部分の関税が撤廃されてしまったとしても、その短期的な部分では生産調整であるとか、要するに酪農家の人が生産を抑えなければならないようなことにはならないのではないのかなというふうに、担当の私たちといたしましては考えているところでございます。以上でございます。
再質問 8番 青木邦雄
確かに、飲用向けに道外出荷されてるということも聞きますけども、たまたま過去の経過からいけば恐らく道外の府県と道内は一種のすみ分け、加工用と飲用という形ですみ分けがこの先も野方図に行くとは思えませんので、そこら辺はちょっと私も心配をしています。それでは、当然EPAですから相互に機会が増えるということは、例えば日本からもチーズの輸出が可能という理屈は成り立つんですが、1つお聞きしたいんですけども、例えばいわゆる第三国リストという形で、牛肉はたしか今登録されてるから、いろんなこれからクリアしなきゃならないものがあるんですけども、乳製品については、まだ第三国リストに登載される段階に至っていないということが、それは今回の関税交渉とは別の次元でやっているという話も聞いてますので、そのことはさておきまして。道内に160ぐらいあるチーズ工房、ほとんど小規模だと思うんですけど、ここら辺が例えばEUに第三国リスト以降に輸出をしようとする場合、それぞれHACCPの認定というのは必要になるのかならないのか、なるとすれば、相当なまた費用負担もかかるんじゃないかと思うんですけども、紋別には多分ないですよね、ないと思うんですけども。例えば、6次産業化を旗振ってる立場上、そういうものが出たときに、やはりそういうEU輸出も視野に展開するのが相談を受ける側にとっても、国内専用に済ませなさいとは言わないと思うんですけども。ただその1点だけ、EU・HACCPの取得というのは、例えば雪印であれなんであれ、そういう工場も同列で必要なのかどうか、わかれば教えてください。
答弁 農政林務課長兼参事兼木質バイオマス火力発電所推進室参事 石田明久
お答えいたします。私は、その部分を今把握してございません。以上でございます。
再質問 8番 青木邦雄
私も正直言って深く覚えてるわけじゃないので、水産物のことは何となく頭にありますけども、そこら辺についてはまた調べてもらって、いずれ答弁をいただければと思います。EPAはこれで終わりまして。次、産業の関係で、水産業の企業参入に関して、答弁はそれでお聞きしましたが、水産業のそういう規制改革というのは実のところ今に始まったことじゃなくて、例えば10年ぐらい前から、当時水産業改革に関する高木委員会試案というのがありまして、漁組の関係者の皆さんは多分鮮明に認識されてるかと思うんですけども、そのくらいの期間を十分に置いといて浮上してきたと私は思ってるんです。そのとき、10年前というのは、多分養殖業ですとか定置網漁業とかへの企業参入という言い方をされてたんですが、今回は具体的に魚類貝類養殖漁業という、ターゲットをかなり絞り込んできたものと感じるもんですから、答弁なり認識をお聞きしますと、例えば漁業法でこういう制約があるから難しいという認識の方法というのは、もう一つ逆に言えば、規制改革だからそういう規制を取っ払うのが本来の趣旨だと思えば、もうちょっと危機感もあってしかるべきかなと思うんですが、いずれにしても、平成30年度に結論を出すということはそれほど時間ありません。何か特段その後の、いろいろ質問を通告してから時間は大してありませんけども、今後の考え方も含めて今お持ちのものがあればお知らせ願いたいと思います。
答弁 水産課長 奈良憲一(水産課長は2017年9月まで)
お答えいたします。このたびの規制改革の内容につきましては、基本的には浜とそれから民間企業との両方が求め合うマッチングといいますか、そういったものがございまして、その後に企業参入が大枠ではなされると。今件につきましては、漁業法の漁業権ですとかということで市長のほうからも答弁いたしましたが、根本的には浜の状況、地元の漁業者また漁業協同組合、実際に受益者といいますか、そういった方々のご意見がまず優先されるものだろうというふうに考えてございます。その規制改革会議のほうでも来年以降結論が出るということのお話もありますので、私どもといたしましてもその内容に沿った形、またはその内容を検討して考えてまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。
再質問 8番 青木邦雄
規制改革に関しては、例えば昨年1年間、農協改革を見ても正直挙げた手を下げることはないというか挙げっ放しで、何としてもかち取るというのが国のスタンスだと思いますので、情報収集漏れのないように相互に情報、漁業協同組合とか団体等も含めて連携はきちっとしていただきたいなと思います。それでもう一点、海水について5月から電気料としてトン当たり100円いただいているというふうな数字をお伺いしました。1年たってみないと実績というのはとれないでしょうから、それはいいんですけど。そのトン100円の根拠といいますか、これは市の収入として受けるということなんでしょうけども、トン100円の根拠なり、何が100円なのか。例えば、水だったらわかるんですよ、水だったらトン幾らとかとわかるんですけど、トン100円と設定した根拠というのは何にあって、それを市の歳入である以上、例えば条例化されて受けているのか、そこら辺をちょっと頭の中で理解できなかったもんですからお聞きいたします。
答弁 水産課長 奈良憲一(水産課長は2017年9月まで)
ポンプのトン100円といいますのは、給水する際の電気料金ということで納付をいただいてるということでございまして、雑入で受けているということでございます。
再質問 8番 青木邦雄
すいません、例えば市の予算科目上、雑入ということなんでしょうけど、100円取りますという根拠の裏づけは特に必要ないんですか、これは、受ける場合に。
答弁 水産課長 奈良憲一(水産課長は2017年9月まで)
申しわけございませんでした。このトン当たり100円というのが、実際に、先ほど市長の説明にもございましたとおり、開発局が設置をしまして市が管理する上で、加工業者が給水のためにポンプを使用すると、その際の費用弁償としてトン当たり100円をいただくということの取り決めでございます。条例等にはうたってございません。以上でございます。
再質問 8番 青木邦雄
私なりにもう少しその辺は勉強したいと思いますけども、ただ聞くところによると、利用されている加工屋さんからも聞いたんですけども、ほとんど自主申告でやってるんだよと。トン100円が例えば10分でくまさるもんか1時間かかるものか、それはわかりませんけども、例えば何トンとったかも、それは時間換算なのかもわかりませんけども、そこら辺についても自主申告でやってるんだというような話を聞いたもんですから。今後きちっとした、なかなか個別メーターをつけるわけでも、例えばカード式に差し込んで給水、閉水がわかるような仕組みでもないようなんで、余り手間かけてもしょうがないとは思うんですけども、そこら辺ルールというか、やっぱり使用するに当たってのルールというのが、今はたまたま加工業者の海水なんですけども、そういう意味でそこら辺正しく申告されてないとかという不協和音が出ないような手当てというか措置はしていただきたいというふうに思います。
答弁 副市長 棚橋一直(副市長は2019年6月まで)
もともとこの開発局がつくった施設の根拠は、屋根つき岸壁の除雪、さらには清掃というふうなものを目的にきれいな水を持ってくるというところで沖出しをして持ってきてます。それの水を、せっかくのきれいな水ですから利用者も副次的に使わせていただきたいというふうな関係の中であれができておりますので、がちがちに管理のことについては、使う方の代表として私ども市が前面に出てるというようなことも含めて、そういうような関係の中で進めておりますので、副次的なといった部分のご理解をいただければなというふうに思っているところであります。以上です。
再質問 8番 青木邦雄
ただいま副市長の言ったとおり、副次的なということは重々理解をしております。たまたま聞いたのが、当初9の施設で6件いたものが今何件使ってるかは、その後倒産だとかで減ってる可能性もあるし現状何カ所かというもよくわからないんですけども、たまたま自主的な申告という裏腹にみんな正しくしてるのかみたいな言い方もちらっと聞いたもんですから、そこら辺の話であって、副次的という意味で、なおかつ外海からするわけですから、従来の水から見たら品質も格段にいいというのは十分理解できますので、そこら辺のことについては私なりにもうちょっとそしゃくできるように頑張りたいと思います。機構改革に関する部分については市長から、市長を長としてという意味でその位置づけもわかりましたし、当然市長が4期目の4年をとりあえず一つのベースに物を考えて、ただ常設的というよりは市長の4年間の政策実現のための横断的組織という位置づけはよくわかりましたので、本当にその成果を期待してまいりたいと思います。最後に、改正消費者生活安全法で、参考までに、来年平成30年度中ということでスケジュールをお伺いしましたので、管内でいえば、例えば網走市、北見市、あるいはこの管内の4市町村で直近の事情が、その相談員の国家資格の有無も含めて、もし把握されてるんでしたら最後にお聞きしたいと思います。
答弁 市民協働課長 益田好仁(市民協働課長は2020年3月まで)
お答えいたします。今、私のほうでわかっている範囲、北見市と網走市ということになりますけども、そちらのほうでお答えさせていただきます。まず、条例化の整備につきましては、北見市、網走市ともに改正法に伴って改正は終了しているというふうに聞いております。あと地域協議会、こちらのほうにつきましては、北見市のほうではもう整備と設置という形で、ただ地域協議会ということではなくて消費者被害防止ネットワーク、こちらのほうの構成員を整理しまして、改正法にあわせて整備したというところでやっているという形になっています。また、網走市のほうは、今同じくネットワークの中を整備して進めるというふうな話を聞いてございます。続きまして人員配置、こちらのほうでございますけども、北見市については今4名配置されているということになってます。そのうち有資格者、こちらのほうは国家資格の消費者生活相談員、この正式な国家資格のほうの資格を持っている方が2名という形で配属されております。ただ、窓口が2カ所でありまして、交代制で勤務をしているというように聞いております。網走市のほうが、5名の配置となってございまして、有資格者2名、この2名につきましては紋別市と同様、消費生活専門相談員と言いまして、国民生活センターのほうの資格というもので2名が取得していると、窓口1カ所で、ここも交代制で対応しているということになっておりました。ちなみに、北見市のほうにおきましては、今後まだ数名増やしたいというような話をして、その後整備をしているというふうにも聞いてございます。以上です。
再質問 8番 青木邦雄
ありがとうございました。特に、人材確保が大変な課題かなとは思います。国家資格をすんなり所持できればいいんですけども、当然専門員等の民間資格を市長が認める者ということで、たしか5年間に限りというような縛りはあるかもしれませんけれども、今平成30年度の開設が現実的なものであればそこら辺についての質の高い消費生活相談になるように期待をしております。以上で質問を終わります。