みんなの議会

紋別市議会 平成22年第3回定例会 2010年9月14日

(1)新しい福祉のあり方について/(2)疾患等の対策予防について/(3)児童虐待について/(4)安養園問題について

2010年9月14日、紋別市議会の一般質問で、梶川友子議員が「新しい福祉のあり方について」「疾患等の対策予防について」「児童虐待について」「安養園問題について」について質問し、市長 宮川良一、社会福祉課長 木村直人、健康推進課長兼保健センター事務長 松村芳則が答弁しました。

質問者
梶川友子 議員
答弁者
市長 宮川良一、社会福祉課長 木村直人、健康推進課長兼保健センター事務長 松村芳則

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 梶川友子

おはようございます。21の会の一員として一般質問をさせていただきます。質問に入ります前に、私、公明党の梶川友子は、市民の皆様の真心のご支援をいただき2期目の当選をさせていただきました。主婦として、母として、また働く女性の一人として、市民の皆様の声を市政に生かせるよう、どこまでも誠実に努力してまいります。先輩議員の皆様、市長、そして理事者の皆様にはご指導いただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。安養園問題につきましては、さきの鈴木議員、宮川議員と重複いたしますが、私なりに質問をさせていただきます。初めに、新しい福祉のあり方について。福祉は、社会福祉法第1条の目的、第2条の定義に見られるように、実に複雑多岐で、制度の仕組みとして長い間実施されております。生活保護法や児童福祉法に始まり、介護保険法や障害者自立支援法など多面的、また横断的に各省庁に機能し、福祉サービスとして国民に利益保護の役割を果たしております。さらに最近では、地域福祉の推進など共助の精神の強化も図られており、市民共同体の色彩を強めております。紋別市におきましても、地域福祉の推進を理念とする地域福祉計画を国からの義務づけにより策定しており、今回特に、市民と関係する機関、団体、行政が一体となって切れ目のない支援体制づくりを構築することが必要であるという視点から見直しが行われました。最近の経済や社会構造の変化に相互して、少子・高齢化の避けることのできない波の中において、施設福祉に比べ、在宅福祉に変化の兆しが見えます。障害認定もできず、本人たちや家族だけで苦しむ、いわゆる精神疾患の病気の多発的傾向性であります。つまり、現在の福祉制度のはざまにいる人たちであります。精神的な病であり、国民病とも言われているうつ病の問題であります。うつ病は年々増えております。有病者数は推計250万人に上ると言われております。この病気によって、ひきこもり、不登校、更年期障害、自律神経の不調、さらには対人恐怖症や働きたくても働けない、外出もできないという不安感につながり、本人も家族も悩む状況になってまいります。また、発症する原因や病気の形態もさまざまであり、複雑であります。これらの精神治療には薬物療法が主軸のために、現代医学の治療にもある一定の限度があると言われております。もちろん、この病気を克服された方もおりますけれど、この病気の広がり傾向を見ますと、能力を持ちながら社会でそれが発揮できないことは人材の財産損失と言わざるを得ません。それだけではありません。この病気に付随した社会的な心の病気では、ドメスティック・バイオレンスの相談件数は過去最大を記録し、高齢者の孤独死、また自殺者は年間3万人を超え、さらにひとり暮らしの高齢者の数が増え続けていることも見逃せません。地域社会とのつながりが希薄になる中、単身世帯の6割が孤独死を身近に感じ、不安を覚えております。また、100歳以上の高齢者で所在がわからないことが判明した人の数は、9月3日現在、全国で297人に達し、大きな社会問題になってきました。一方、私たちは安定した雇用環境があってこそ、安心して生活を送れます。しかし、今や労働者の3人に1人が派遣等の非正規雇用であることから、不安定な雇用の改善が急がれています。そこでお尋ねいたします。1点目に、見えにくい心の病気への対応策が新しい福祉の視点として重要と考えますが、福祉の光が届きにくい人たちへの公助や共助を含めた新しい福祉についての市長の考えをお尋ねいたします。2点目に、紋別市におけるうつ病、有病者数とひきこもりの実態をどう認識しているのか、お尋ねいたします。3点目に、紋別市の雇用の実態をどのように認識しているのか、さらにその取り組みについてお尋ねいたします。4点目に、紋別市における高齢者所在確認業務の実態と高齢者所在不明のような事実があるのか、お尋ねいたします。次に、疾患等の対策予防について。子宮頸がんや細胞性髄膜炎などの病気から女性や子供を守るワクチン、こうしたワクチンの接種は任意のため、全額自己負担が原則ですが、経済的負担を軽減するため、公費助成に取り組む自治体が広がっていることが厚生労働省の調査で明らかになりました。調査は今年3月、厚生労働省が都道府県を通じて全市区町村を対象に、定期や任意を含む予防接種への公費助成の実施予定も含む事業状況などについて、1,744市区町村から、(一部6月に再度追加調査を含む)回答を得ての集計結果によりますと、子供の細菌性髄膜炎の原因となるHib(インフルエンザ菌b型)の予防ワクチンについて、公費助成を行う自治体は204自治体、11.7%に上ります。公費助成を始めた市区町村は、2008年度は4自治体だったのですが、2009年度には57自治体、2010年度には143自治体に急増しております。また、Hibに次いで細菌性髄膜炎の原因となっている肺炎球菌の小児用予防ワクチンに公費助成を行う市区町村は11自治体あります。一方、子宮頸がん予防ワクチンについても114自治体が公費助成を行っております。市民の健康を守るために予防に先行投資することは、医療費の削減プラス市民の安心を確保する上でも有効と考えますことから、お尋ねいたします。1点目に、特に予防できるがんが子宮頸がんであり、検診とワクチン接種を併用すれば、ほぼ100%発見できるとされています。来年度も乳がん、子宮頸がん無料クーポンの継続を実施し、我が紋別市も子宮頸がんゼロへ挑戦すべきと考えますが、見解をお尋ねいたします。2点目に、女性特有の子宮頸がんで、予防ワクチンの接種費用を公費で助成する市町村が増えております。道内でも179市町村のうち、既に22市町村が助成を始め、19市町村で今後実施されることになっております。本年第2回定例会において、我が紋別市も積極的に取り組むべきとの質問をさせていただきましたが、市長は実施に向けて検討してまいりたいと考えているというご答弁をいただきました。しかしながら、本定例会の補正予算にも組まれていないことから、今後どのような予定になっているのかお尋ねいたします。3点目に、男性特有の前立腺がんについて、この検診につきましても、本年第2回定例会において質問をさせていただきました。アメリカでは既に、10年ほど前から男性のがんの中で最も高い発症率となっております。日本ではまだ患者数は少ないのですが、近年急激に増え、日本人の前立腺がんによる死亡者数は、2015年には2000年の2倍以上、1995年の約3倍になると推定されております。前立腺がんを発見するためには、直腸診を行わなければならず、また早期発見も難しかったのですが、近年PSA検査でかなり早期から発見できます。ご答弁では、簡単な血液検査だけで発見可能なことから、検診元との協議をとのことでございました。検診を受ける年齢の目安は50歳と言われております。その後の協議状況をお尋ねいたします。4点目に、紋別市において、高齢者の肺炎を予防するために肺炎球菌ワクチンの予防接種費用の一部を助成しておりますが、Hibワクチンや小児用肺炎球菌ワクチンについてはどのような認識をされているのか、お尋ねいたします。5点目に、妊婦健診時におけるヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型(HTLV-1)の抗体検査導入について、私は平成20年の第4回定例会において質問をさせていただきましたが、そのときの答弁では、一般的になじみがない疾患ということもあり、今までに実態については把握していない、今後は国が行う調査を待って対応するとのことでした。成人T細胞白血病(ATL)や脊髄疾患(HAM)の原因ウイルスであるヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型は、輸血や性交渉、また母乳を介して感染します。キャリアは120万人以上に上ると推定されております。このウイルスの特徴は、発症するまでの期間が四、五十年と長いことで、そのため自分がキャリアであることを知らずに母乳を与え、我が子に感染させてしまうケースが出ています。全国で年間1,000人以上の方がこの病気で命を落としていますが、昨年8月、私の友人もこの病で54歳の若さで亡くなってしまいました。昨年やっと難病指定も受け、今後の医療整備に期待しているところでございます。今できることは、この病気のことを周知させることと、母乳感染も防止するために妊婦健診項目のHTLV-1抗体検査導入が最も有効と考えますが、見解をお尋ねいたします。6点目に、日本は世界有数のがん大国であり、がん対策の柱である検診について、がん対策基本計画では2011年度までに受診率50%以上という大きな目標を掲げております。無料クーポンで少し上がっても全国平均は24.5%です。目標年次まであと1年半、我が紋別市の受診率アップの取り組みについてお尋ねいたします。次に、児童虐待について。小さな命がまた奪われました。3歳と1歳の児童が23歳の母親に数カ月遺棄され、亡くなるという事件がありました。飢えの中、母親を求め続けただろう子供の叫びが私の耳に響いてくるようです。3月4日には埼玉県蕨市で、2年前に4歳の力人ちゃんを衰弱しさせた父母が逮捕されています。病院に運ばれ急性脳症で亡くなった力人ちゃんは歩けないほど衰弱し、部屋からは大人のどなり声や子供の泣く声が響き、お水を下さいと哀願する声が聞こえていたと言います。3月3日には奈良県桜井市で、5歳の智樹ちゃんが親から十分に食事を与えられずに亡くなり、両親が逮捕されました。智樹ちゃんの体重は6キロで、1歳児の平均に満たなく、体はやせ細り、紙おむつをつけて寝かされていたと言います。1月末にも東京都江戸川区で、7歳の男の子が親から暴行を受けた末に死亡した事件もありました。育ち盛りの子供が両親に見放され、命をそぎ落とされる、そのむごい様子を思うだけで胸がつぶれる思いです。環境をみずから選ぶことができない無力な子供の心情を思うとき、母として、また子供を深く愛している人間として座視できない現状であります。児童虐待の相談件数は19年連続で増加しており、2009年度は4万4,210件で、過去最多ということでした。これは10年前に比べると約7倍で、児童虐待防止法が施行された2000年と比べても2.4倍になります。経済苦や不安定な就労、ひとり親家庭、夫婦間の不和、望まぬ妊娠、育児疲れ、さまざまな要因が浮かびますけれど、そこに共通するのは孤独です。職を失い、借金を抱え、生活費や居住費に事欠いても、かつては親族や友人が頼りになりました。しかし、このような安全網がほころび、相談したり救いを求めたりする場は乏しく、あっても見つけにくい、解消されない苦しみや焦りを抵抗できない子供たちに向かわせる、そんな姿が浮かびます。今年になって相次いで発覚した事件は、虐待を防ぐための連携体制がいまだに不十分であることを浮き彫りにしております。桜井市の事件では、亡くなった子供は生後10カ月のときを最後に乳幼児健診を受けておりませんでした。市役所の健診担当課は、電話などで両親に受診を促しましたが、それ以上は立ち入らず、虐待の担当課にも連絡していなかったといいます。江戸川区のケースも、区の子供家庭支援センターから小学校へ情報が提供された後はほとんど連絡がなく、学校だけの判断で状況を軽視していました。厚生労働省がつくった専門家の検証委員会によりますと、虐待死事例の6割近くは関係機関と何らかの接点があり、情報が迅速に共有され、有効に対処できれば救えた命は多いはずとしております。未来ある大切な子供たちを虐待から救える手だてはなかったのか、自治体がもう一歩を踏み出す手だてはなかっただろうか、近所の方々の知らせをもっと生かせないものかと心が痛みます。本年2010年8月には、児童虐待致死の多発を受け、児童相談所にも臨検が認められることになりました。そこでお尋ねいたします。1点目に、紋別市における児童虐待の実態についてお尋ねいたします。2点目に、市民や行政、民生児童委員などの連携のあり方が問われております。子供の安全確保優先の対応についてお尋ねいたします。3点目に、母親の育児不安や孤立化が虐待の温床になっていることも可能性として考えられることから、相談事業の充実も必要であります。この事業は全国展開がされていて、昨年2009年度までに全国の市町村の84.1%が実施されております。生後4カ月までの乳児がいるすべての家庭を訪問し、子育てに対するアドバイスをすることを事業化する考えはないか、お尋ねいたします。最後に、安養園問題について。8月22日、介護老人福祉施設安養園において、短期入所サービスを利用されていた高齢者の方が2階から転落し、救急搬送されました。しかし、収容先の病院で数時間後お亡くなりになるという痛ましい事故が発生いたしました。本当に残念であり、また絶対にあってはならないことであります。あってはならないことがなぜ起こってしまったのかという思いであります。ご遺族様には心からお悔やみ申し上げます。安養園は本年4月に、紋別市直営から社会福祉法人慈愛会に移管されたところでございます。管理監督権は北海道であるとお聞きしておりますが、紋別市に対して事故発生についての報告はあったのかどうか、さらに報告があったのであればどのような形でされたのか、お尋ねいたします。また、内容につきましても支障のない範囲でよろしいですので、お聞かせください。以上で私の質問を終わらせていただきます。再質問は留保いたします。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

おはようございます。それでは、梶川議員のご質問にお答えいたします。初めに、新しい福祉のあり方についてであります。1点目の福祉の光が届きにくい人たちへの福祉についてでありますが、近年、少子高齢化の進行や家族構成の変化などにより、人や地域とのきずなが希薄化してきており、いわゆる無縁化が進行しているところであります。このため、市民一人ひとりが家庭や地域を見直し、地域福祉の担い手として支えていくとともに、関係する機関、団体などと連携、協働しながら安心して暮らせるまちづくりを目指していくことが必要であります。本年度に見直しました紋別市地域福祉計画におきまして、安心して健やかに暮らせるまちづくりを基本理念に掲げ、市民がともに支え合う地域福祉社会づくりなど4つの基本目標を定め、地域福祉の向上に努めるものであります。具体的な施策の展開といたしましては、地域の高齢者世帯の安否確認や相談などを行う地域ネットワーク推進事業や、地域福祉活動を担う民生委員、児童委員との連携、ケアマネジャーや施設、病院などとの調整役である地域包括支援センターとの連携を行い、福祉サービスにつないでいくことが、制度のはざまにいる人たちを支援する方策の一つであると考えているところであります。また、一人ひとりのライフステージにおける必要なサービスを安定的、効率的に提供する保健・医療・福祉の連携したサービスの提供体制の整備を図り、健やかに暮らせる仕組みづくりを目指しております。さらに、これらを推進していくために、高齢者福祉、介護保険事業、障害福祉、次世代育成支援などの各個別計画を横断しながら施策を実践し、すべての市民が安心して暮らせるよう取り組んでまいりたいと考えております。2点目のうつ病有病者数とひきこもりの実態につきましては、確認できない実情にあります。本市におけるうつ病を含む精神通院医療者は、本年8月末現在で337名おり、そのうち精神障害者保健福祉手帳の所有者は120名となっております。また、うつ病や統合失調症、妄想性障害、気分障害、てんかんなどの精神通院医療につきましては自立支援医療制度があり、原則1割の定率負担で、所得にもよりますが、ひと月当たりの上限額が設けられ、負担についての軽減策が講じられております。さらには、精神障害者の相談支援事業所として、紋別市社会福祉協議会や相談支援事業たんぽぽによる情報提供や助言などの福祉サービスの支援を行っておりますとともに、NPO法人ねこやなぎが旧紋別医師会看護高等専修学校に移転したことにより、精神障害の方々に対する相談事業などの拡充に期待をしているところであります。今後も制度内容の周知を図りながら、精神神経疾患患者の方々の健康回復などに努めてまいりたいと考えております。3点目の福祉の雇用の取り組みについてでありますが、長引く経済の低迷や円高などによる国内生産が伸び悩む中、雇用の促進も進んでいない状況にあります。このような中、昨年末より市とハローワークが連携を図り、安定的な就労機会の確保や就労の自立に向けた取り組みを行っているところであります。また、障害者の雇用につきましては、一般企業も厳しい状況下ではありますが、精神障害者の方が就労を希望し雇用が成立した場合に就労者と事業所に奨励金を交付する精神障害者職親制度の活用や、障害者の職業相談、紹介、訓練などの援助や指導などを行っているハローワークとの連携を図っているところであります。さらに、就労支援や就労継続支援などの障害福祉サービスの活用につきましては、障害者、事業所の理解と協力を得ながら事業開始に向けて協議を行っているところであります。4点目の高齢者所在確認業務についてでありますが、国及び道から、老人の日記念事業の実施に伴う100歳高齢者等関係調査の依頼がありました。本市におきましても、9月から10月に各地区で行われます敬老会の出席案内送付により、毎年在住の確認をしているところであります。8月末現在の住民基本台帳上では、105歳を最高齢者として、100歳以上の方が9名おられます。内訳といたしましては、在宅1名、市内に入院中2名、施設入所中6名で、そのうち1名が管外の施設に入所されております。市内に在住されている100歳以上の高齢者の方々とは直接お会いをさせていただいており、管外入所者の方につきましては施設担当職員と電話でお話を伺い確認をとらせていただきました結果、不明の方はおりません。今後も毎年、前段申し上げました敬老会のほか、各種の地域福祉活動、福祉サービスの提供などにより確認してまいります。次に、疾患等の対策予防についてでありますが、初めに、乳がん、子宮頸がん検診無料クーポンの継続につきましては、紋別市では国の女性特有のがん検診推進事業として、昨年度から特定の年齢に達した女性に対して無料クーポン券を送付し、がんの早期発見と正しい知識の普及啓発を図っているところであります。対象者は、乳がんにつきましては40歳から60歳まで、子宮頸がんにつきましては20歳から40歳まで5歳ごとに実施しており、今後も引き続き本事業を実施し、がん撲滅のため、早期発見と予防に努めてまいりたいと考えております。次に、子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成につきましては、子宮頸がんは20代から30代で多く、発症率は乳がんや卵巣がんを抜いて最も高い状況となっております。この予防には、10代の早い時期でのワクチン接種が有効と言われておりますが、接種料金が高額のためになかなか普及していないのが実情でありますことから、紋別市では、さきの第2回定例会で実施の方向でご答弁をさせていただいたところであります。また、Hibワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチンにつきましても、同時に接種することで細菌性髄膜炎予防に非常に有効で効果が高いワクチンでもありますことから、早期予防や将来の少子化対策の一環として、子宮頸がんワクチンとともに新年度からの実施に向けて、手法等を含めて検討しているところであります。しかしながら、これらのワクチン接種は本来国の定期接種に組み入れるべきものであり、今後、機会あるごとに国に対して要請を行ってまいりたいと考えております。議員におかれましても、事あるごとに上部組織へ強力な要請をお願いするものであります。次に、前立腺がん検診につきましては、現在のがん検診の中で受診の機会を設けますので、希望される方は個人対応でお願いしたいと考えております。次に、妊婦健診項目へのHTLV-1抗体検査導入につきましては、昨年度より既にこの検査が実施されており、母子感染予防につながるものと期待しているところであります。次に、がん受診率アップの取り組みにつきましては、従来から広報や新聞等を通じて受診勧奨をしているところでありますが、本年度からは特定健診と一体となり、保健センターでの検診や町内での出前検診の実施、さらに受診率の低い50歳代へ個別にはがきでの受診勧奨や、女性特有のがん検診につきましては旭川へバスでの受診を1回から2回に増やすなど、さまざまな取り組みを行い受診率向上に努めているところであります。次に、児童虐待についてでありますが、1点目の紋別市の実態につきましては、昨年度は7件の通報があり、うち4件に虐待が認められ、身体的虐待が2件、心理的虐待とネグレクト、いわゆる育児放棄の虐待がそれぞれ1件となっております。残り3件につきましては、虐待の疑いはあるものの虐待とは言い切れず、経過観察中となっております。本年度は8月現在5件の通報があり、うち3件に虐待が認められ、心理的虐待が3件となっており、経過観察中が2件となっております。なお、虐待が認められたケースにつきましては、児童相談所による一時保護などの対応とともに、保護児童への必要な支援を継続して行っているものであります。2点目の子供の安全確保優先の対応についてでありますが、児童虐待への対応は福祉、保健、教育の各機関や地域住民のネットワークによる活動が不可欠であり、関係機関等の連絡調整、情報共有や連携した対応が求められるものであります。児童虐待の一義的窓口は市町村と位置づけられておりますことから、平成18年10月に本市の保健福祉部、北見児童相談所、紋別保健所、紋別警察署、教育委員会、紋別医師会、紋別市民生委員・児童委員連絡協議会、紋別市町内会連絡協議会など25の関係機関から成る紋別市要保護児童対策地域協議会の設置により、ネットワークの充実を図っております。児童虐待の通報を受けた場合には、常に子供の安全確保を優先に、子供の最善の利益を考慮しながら市の担当部署による調査、情報収集を実施し、虐待の疑いが認められる場合には、児童相談所に相談し調査を依頼するとともに、児童相談所による一時保護などの対応と並行して地域協議会による個別ケース検討会議を市が主催し、保護児童の今後の支援について対応を検討しているものであります。今後、子育て支援センターの機能拡充を図るとともに、なお連携を強化して対応してまいります。3点目の生後4カ月までの乳児がいる家庭への訪問事業化につきましては、本市では生後4週間までの新生児について、地区担当の保健師が自宅へ訪問し、育児不安の解消や育児方法についてアドバイスや相談業務を行っているところであります。また、4カ月相談や母親教室も保健センターで行っており、子の発育発達の確認や親の育児不安の解消を図り、健やかな成長を支援しております。これらの支援とともに、7カ月児、1歳6カ月児、3歳児につきましては健康診査を行い、子の異常の早期発見にも努めております。さらに、生後4カ月までに一度も状況把握ができない家庭につきましては、手紙や訪問などを行い、積極的に未受診者への支援体制をとっているところであります。今後とも乳幼児家庭への訪問や相談業務の充実強化を図り、子育てに関するアドバイスや虐待予防に努めてまいりたいと考えております。次に、安養園問題についてでありますが、さきに鈴木議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。以上で答弁を終わらせていただきます。

質問 7番 梶川友子

まず、新しい福祉のあり方についてという部分なんですけども、地域住民の中でも特に民生委員の役割と紋別市の体制ということについてお尋ねしたいと思います。

答弁 社会福祉課長 木村直人(社会福祉課長は2012年3月まで)

お答えいたします。今、市内には民生委員さん、児童委員さん78名の方がいらっしゃっております。それは民生委員さんの独自の訪問調査、それから私どもの市の部分での相談業務、そういうような部分と、それから今民生委員さんには、ここでもありますけども、地域ネットワークの推進事業の部分でも高齢者の方々の世帯を回ってもらっていろんなご相談等にも乗っていただいてございます。民生委員さんは厚生労働大臣の委嘱を受けてございますので、独自の地域の福祉の発展という形で貢献をしていただいてるのが事実です。また、市の事業等も含めながら、連携、共同を図って民生委員さんとの部分、それから市のほうのさらなる事業の部分の連携等を図っているところでございます。

質問 7番 梶川友子

はい、わかりました。それでは、疾患等の対策予防につきましては、Hibワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンについては来年度から実施していただけるということで、本当によかったと思います。ありがとうございます。子宮頸がん予防ワクチンは6月議会でも実施に向けてということで、また今日も同じご答弁だったんですけども、具体的に来年度とか、いつごろということがちょっと示されてなかったように思ったんですけれども、その辺はいかがですか。

答弁 健康推進課長兼保健センター事務長 松村芳則(健康推進課長兼保健センター事務長は2010年12月まで)

お答えいたします。この子宮頸がんワクチンにつきましても、Hibワクチン、それから小児用の肺炎球菌ワクチン、これ一緒に新年度から実施に向けて今検討をしているところでございます。

質問 7番 梶川友子

ありがとうございます。あと児童虐待について、3点目の生後4カ月までの――私たち公明党のほうでは、こんにちは赤ちゃん事業ということで全国展開をしていくように全国の各自治体に呼びかけておりまして、84.1%まで上がってきております。当市におきましても、先ほども、前回もそうだったんですけど、生後4カ月ということですと4週間ですかね、4週間までには新生児訪問という形で家庭訪問をされてる、里帰り出産の場合に関しては、戻られたときに文書で保健センターのほうに戻ってきましたよという、そういった文書でお母さんのほうから知らせるというそういう体制が組まれてると思いますけれども、私もちょっと市民相談を受けた中で、子供を産んですぐ転勤してこられた方だとか、また従来からここに住んでおられる方も何人かの方からちょっと相談を受けたんですけれども、保健センターの4カ月相談には行きますと、行ったら保健師さんたちも本当に、男性の保健師さんも1人いらして、本当皆さん一生懸命に相談業務をされてると、ただその場で大勢の中で相談しにくいこととか、また順番を待ってるので自分だけ長い時間をとることができないということで、「何か相談ありませんか」とか保健師さんは本当にいい対応で優しく言ってくれるんですけれども、言い出せる状況ではないっていう部分をね、1人だけではなくて多くの方から私相談受けてたものですから、この部分に関しては、保健センターのほうでそういった部分、いや、いいですって言われたら多分いいのかなあと思ってそのままになってるんじゃないかという懸念もあるもんですから、そのあたりはどのような認識をしておられるのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。

答弁 健康推進課長兼保健センター事務長 松村芳則(健康推進課長兼保健センター事務長は2010年12月まで)

お答えいたします。今言われました4カ月相談につきまして、地域ごとに担当を決めまして相談業務を行っておりますけども、その際には個別相談室っていうのもございまして、そこで相談させていただいてますけども、今言われたようなことは、来られた方が何でも気兼ねなく相談できるような体制に、改めてしていきたいと考えております。

質問 7番 梶川友子

すいません、そういうふうに努力していただいてるっていうのはよくわかるということで、それでもなおかつできないと、どうしてほしいんですかっていうふうに聞いたら、やはり全員っていう、私はこんにちは赤ちゃん事業ということで、新生児プラス4カ月ぐらいまで、4カ月を過ぎてもいいですけど、個々に家庭訪問をされてその事情を聞くということが大事なことじゃないかなと。本当に相談事業をしてるということで、保健センターに来てくださいということなんですけど、うちのほうに来ていただいたら忌憚なく相談業務もできますと、そういった部分を言われてましたもんですから、そういった部分でね、例えば全戸にはならないっていうふうに、急にはならないかもしれないんですけれども、そういった対応も私は必要でないかなというふうに感じるんです。ですから、例えばいろんな方法はあると思うんですけれども、そういった部分を検討していただきながら、そういった悩みを持っているお母さんにもぜひ対応していただきたいと。順番待ち、子供も長くなるとぐずって相談するどころではないと、そういった部分もあるようです。ですから、そういった部分を酌み取っていただいて、本当に優しい言葉がけはしていただけるんです。すぐ話したい状況なんですけど、そういう気持ちはいっぱいなんですけど、そういう状況にはないというそういった部分も理解していただきたいというふうに思います。保健師さんも本当に人数も2人ほど増えまして、とはいっても、なかなか足りないかと思うんですけど、ぜひそういった部分で、心の部分でお母さんのケアもしてあげたらありがたいなっていうふうに思います。これは答弁よろしいです。あと安養園問題ですけど、昨日も鈴木議員さん、それから宮川議員さんも言われましたけど、私のほうからも、本当に今後このようなことが起こらないように、紋別市民の代弁として本当に強く強く――何か本当にもう、1日、2日という部分で預かっていただいた母が帰ってこなかったという、そういう部分では本当に胸が詰まる思いです。ですから、市民の代弁として強く望みますので、よろしくお願いいたします。以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:紋別市議会 平成22年第3回定例会 2010年9月14日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる