みんなの議会

紋別市議会 平成22年第2回定例会 2010年6月14日

(1)休日夜間急病センターについて/(2)紋別市の救急搬送について/(3)紋別市地域福祉計画について

2010年6月14日、紋別市議会の一般質問で、円角光議員が「休日夜間急病センターについて」「紋別市の救急搬送について」「紋別市地域福祉計画について」について質問し、市長 宮川良一、健康推進課参事 志子田悟、紋別地区消防組合事務連絡室長 船木哲夫が答弁しました。

質問者
円角光 議員
答弁者
市長 宮川良一、健康推進課参事 志子田悟、紋別地区消防組合事務連絡室長 船木哲夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 円角光

おはようございます。私は未来の会の一員として、さきに通告しております事項について質問させていただきますが、質問事項の中で「保健医療福祉連絡推進協議会」とありますが、正しくは「保健医療福祉連携推進会議」と訂正させていただきます。それでは、質問に入らせていただきます。このたび、北海道立紋別病院の移管に係る北海道と西紋5市町村との大筋の合意ができたことにつきましては、宮川市長並びに近隣町村の首長の方々、関係部署の皆様の懸命のご努力によるものだと感じ、敬意をあらわすところであります。紋別市の人口も2万5,000人を切り、人口の減少に歯どめがかかりません。人口の減少や流出を抑えるきっかけの一つとして、病院の設立に関心が高まるところであります。今後の地域医療の中核を担う大きな役割として、広域連合立病院が来年4月に移管される予定となっておりますが、地域のセンター病院として機能の充実がなされるまでにまだ時間がかかるのではないかと考えられます。その中で、現在の地域医療の重要な役割を担い、市民の不安を軽減するために去年の8月に開設されたのが休日夜間急病センターです。受診患者は原則として紋別市民を対象としておりますが、各近隣の町村からも来られると聞き、その重要性は高まりつつあります。そこで、休日夜間急病センターについてお尋ねいたします。1点目は、市民が思う急病センターは、一般の病院と同様の機能を有しているというイメージがあるようです。ですが、実際には入院できる設備もなく、医薬品にも限りがあるため、限られた応急処置的な医療行為しかできないのが実情です。市として、市民に対する周知不足があるのではないでしょうか。このように、市民が急病センターに求める認識と急病センターで行える医療行為の現状との違いについてどのように考えているのかお聞かせください。次に、急病センターの患者対応についてお尋ねいたします。基本的なルールは、スムーズな受診を受けるために、来院される患者さんは最初に急病センターに電話連絡をして、看護師に病状の相談を行います。このことにより、緊急的に対応しなければいけないと判断された場合には、担当医の判断により来院していただくシステムとなっています。これは、医師やスタッフの負担軽減や医療が満足に受けることのできない地域として、市民にもっと自己管理意識を持ってもらい、夕張のような予防医療を促すことによってコンビニ受診を減少させ、医療スタッフの少ない地域における意識改善の効果もあると伺っております。そこでお尋ねいたします。2点目は、急病センターにおいてその日の担当医により対応が異なっているという話を聞きました。そうであれば、患者さんの混乱を招くおそれがあると思いますが、その実情と対応についてお聞かせください。次に、紋別市における救急搬送についてお尋ねいたします。現在行われている搬送の順序としては、消防署に連絡が入り現場に駆けつけ、担当医に運ばれ、患者さんの状態を判断し、場合によっては2次医療機関、もしくは3次医療機関への搬送となります。緊急性のある脳疾患や心疾患の場合には時間との闘いとなります。そこで、3次医療機関への搬送は網走管内では北見日赤病院が名乗りを上げています。迅速に患者さんを3次医療機関へ搬送する場合には、メディカルコントロールを取り入れることによって時間の短縮を行うことができるのではないでしょうか。つまり救急救命士が現場に到着し、現場の状態を担当医に連絡し、医師の指示のもとに各医療機関への搬送することができれば、大幅な時間の短縮ができるのではないかと考えます。1点目は、今後メディカルコントロールの導入について検討されているのか、どのように考えているのかお聞かせください。次に、ドクタージェットの導入についてお聞きいたします。5月に道航空医療ネットワーク研究会というのが札幌で発足し、小型ジェットを使用し、今までカバーしにくいエリアを減らすために検討されているという話を聞きました。紋別市には、幸い空港も完備され、ジェット機の離着陸も可能です。患者さんを搬送する場合においても、ヘリとは違い天候に左右されにくく、航続距離や時間の短縮にもつながり、大幅に活動範囲が広がると考えられます。しかし、メリットばかりではなく、年間の維持経費が約2億5,000万円ほどかかることや24時間体制で空港が使えること、着陸先の空港から現地の医療機関まで30分から、場合によっては1時間ほどかかることもあります。そこでお尋ねいたします。2点目は、今後ドクタージェットの導入についてどのように考えているのかお聞かせください。次に、ドクターヘリの利用状況についてお聞きいたします。現在では、旭川赤十字病院を基地とし、道北圏エリアと空知支庁の一部と網走支庁の一部のエリアをカバーするために配備されています。地域医療が危機的状況に瀕している現在においては、3次医療機関と地域を結ぶ画期的なシステムだと思います。そこでお尋ねいたします。3点目は、昨年秋よりドクターヘリが紋別市において利用可能となりましたが、出動回数やその成果についてお教えください。次に、このたび配布された紋別市地域福祉計画に掲げられている保健医療福祉連携推進会議についてお尋ねいたします。紋別市の高齢化も日々深刻さを増す中、保健医療福祉の重要性が高まり、その中で平成21年度より保健医療福祉連携推進会議が立ち上げられました。確かに今の紋別市に必要なのは連携体制だと感じます。保険医療機関や医療機関や福祉機関が独立した活動を行っているのが今までの紋別市でした。しかし、3つの機関は密接に関係する業務内容であることから、今後の保健医療福祉連携推進会議に期待が集まるのではないかと感じます。そこでお尋ねいたします。保健医療福祉連携推進会議はどのような機関であるのか、今後の方向性としてどのような目的を持ち、将来の目指す方向性はどのように考えているのかお聞かせください。以上、質問を終わります。再質問については留保いたします。

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

それでは、円角議員のご質問にお答えいたします。初めに、休日夜間急病センターについてでありますが、休日夜間急病センターの機能といたしましては、通常診療とは異なり、休日夜間における急病の患者に対し必要な応急措置を行う医療機関であります。昨年8月から開設して以来、現状の医療体制の中で1次救急の範囲にこだわらず対応しております。このことが市民に対し休日夜間急病センターが一般の病院と同様であるという誤解を与える要因となっているとも考えられます。現在、利用に当たってのお願いを本市ホームページや広報、またセンター内の掲示板などで市民への周知を図っておりますが、まだ十分理解されていない市民も見受けられますことから、今後も引き続き一層の周知を図り、理解と協力をお願いをしてまいります。2点目に、休日夜間急病センターを利用されます患者の対応につきましては、事前の電話連絡で病状などの情報をいただき、準備を含め、迅速な治療の対応ができるようにしております。また、緊急性がないと判断される場合は、自宅で経過を見ることをお勧めすることもあります。当初、休日夜間急病センターは常勤体制がとれず、多くの医師の交代制によって運営してきたところであり、受診に関する対応は患者の症状などにより担当医師が個々に判断することから違いが生じたものであります。今後、患者への対応につきましては、本年4月に2名の常勤医師が着任し、徐々に診療体制が整備されてきており、医師を中心に職員全体の打ち合わせ会議の中で病状に応じた基本的な対応を検討し、患者に対して十分な説明を行うなど、混乱を招かぬように適切な対応ができるように努めてまいります。次に、救急搬送についてであります。1点目のメディカルコントロールの導入についてでありますが、オホーツク管内には北見赤十字病院を中心に北見、紋別、網走、遠軽の各医師会、各消防本部、オホーツク総合振興局がメンバーとなり、オホーツク圏メディカルコントロール協議会を平成15年3月に設立しております。この協議会は、地域における救急救命士に対する指示、救急隊員に対する指導、助言、事後検証、病院実習などの調整を図るとともに、メディカルコントロール体制の構築を目指しており、特定行為をはじめとする医師の指示については、地元の医療機関からの指示を基本として運用しております。ご質問にある脳疾患、心疾患の救急搬送については、これまでも何度か議会でお答えしておりますが、搬送時間が長く、また搬送中に急変する可能性も高く、救急隊員は医師、看護師と違い、行える処置に法的制限が大きいことなどから、一たん地元医療機関に収容し、その後管外搬送している状況にあります。2点目のドクタージェットについてでありますが、議員からお話のあったとおり、メリット、デメリットがあると言われております。市といたしましては、ドクターヘリ同様あるいはそれ以上の救命効果が期待できると考えていることから、先月設立された北海道航空医療ネットワーク研究会の設立総会にも出席をしております。ネットワーク研究会では、8月の1カ月間、研究運航を計画し、飛行時間や現地の医療機関との連携の方法などを検証する予定となっていることから、これらの推移を見定めたいと思っております。3点目のドクターヘリについてでありますが、昨年10月7日から旭川赤十字病院に配備され運用が開始されております。紋別市では、現在までに要請実績はなく、紋別地区消防組合全体でも滝上町の2件のみで、1件は天候不良で出動できず、また1件も天候不良のため愛別町まで救急車で搬送し、ドクターヘリに患者を引き継いでおります。このように、ドクターヘリは気象条件や日の出、日没など、出動時間帯に制約もありますが、救急発生現場近くに離着陸でき、医師が直接応急処置することができるなど、救命効果を向上させる搬送手段としてはなくてはならないものと思っております。次に、保健医療福祉連携推進会議についてでありますが、保健医療福祉の各分野の代表で構成する代表委員会と、同じく各分野で活躍されている方々で構成するワーキンググループ会議から成っており、必要に応じて各専門分野の関係者から意見を求めるワークショップを設置しております。その目的は、市民のライフスタイルに合ったよりよい保健医療福祉サービスを持続的に提供するためのシステム、いわゆる安心しあわせプランを構築することであります。昨年度は、代表委員会やワーキンググループ会議での検討を開始し、市民フォーラムでは医療をテーマに4回開催しております。本年度は、これらを引き続き開催するとともに、ワークショップや対話方式による地域懇談会を行うことで広く市民の意見を聞き、将来の保健医療福祉の連携のあるべき姿であるグランドデザイン骨子の大筋を作成する予定となっております。来年度からは、この骨子の具体的な内容を検討し、システムの構築を進めてまいります。以上で答弁を終わらせていただきます。

質問 1番 円角光

それでは、何点か質問させていただきます。急病センターについてですけれども、急病センターについてのできることというのをホームページや広報で周知してるというふうなお話を伺ったんですけれども、どうも現在でも余り浸透していないんじゃないかなというふうに感じます。それで、周知の方法なんですけれども、ここでもう少しやはり市民の方々にわかりやすくするような、例えば絵による説明だとか、見てもわかるような説明というのが必要になってくるんではないかなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 健康推進課参事 志子田悟(健康推進課参事は2010年12月まで)

お答えいたします。議員のおっしゃるとおり絵での説明なんかも大変有効ではないかと考えております。以上です。

質問 1番 円角光

今後ともそういうふうにわかりやすく市民に知らせていただくというふうなことが、年配者の方々にとってみても非常にわかりやすい方法であるというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。あと、メディカルコントロールの導入についてなんですけれども、今後メディカルコントロールというのをいろんな協議会を通じて議論をされているというふうに聞いたんですけれども、例えば2次医療機関である機関がないとなかなか難しいとは思うんですが、広域連合立病院が例えばできた場合については、メディカルコントロールというのはどういうふうに導入されていく、また検討されていくというふうなことについては、何かお話はないかなと思うんですが、いかがなものでしょうか。

答弁 紋別地区消防組合事務連絡室長 船木哲夫(紋別地区消防組合事務連絡室長は2010年6月まで)

それでは、メディカルコントロールの関係について若干お話を申し上げさせていただきたいと思います。先ほど市長の答弁の中にもありましたとおり、メディカルコントロール協議会、これはもう網走、北見管内、紋別ももちろん参加をして網走管内をカバーしてつくられております。その中で、メディカルコントロールの体制を構築をしていこうという目的を持った協議会であります。今一番問題になってるのが、いわゆるプロトコール、医師の指示出し、それを受けた救急隊員の役割というものを明確化にしていこうと。いろいろな処置についても手法がいろいろあると思うんですが、これを各地域のメディカルコントロール協議会がつくらなければならないことになっております。それの見本となるのが、全国で今つくられておりまして、北海道で全道の模範となるようなものをつくりたいということ、それを受けて各地域協議会がさらにそれを地域に合ったものにしていこうというふうにしてるんですが、大変これが非常に難しい問題になります。先ほど言った距離の問題ですとか、医師の技量あるいは救急隊員の技量の問題もあります。そういったことを含めて今検討してるということで、これは結構時間がかかるものになるのかなあというふうには考えてるんですが、まずそのプロトコールをつくろうということが今最大の課題になっておりますので、そういったことを踏まえて整理がされていくんだろうというふうに思っております。以上です。

質問 1番 円角光

わかりました。一日も早いメディカルコントロールを導入することによって、また新しい医療の分野だとか、そういうふうな拡大に努めていただきたいと思っております。あとドクターヘリのことについてちょっとお伺いいたします。ドクターヘリ、呼ばれてもなかなか、天候によって使えないというふうなことがやはりあるようなんですけれども、特にドクターヘリ、例えば車で搬送しなければいけないというか、呼んでも車で搬送しなければならないような状況というのがどうやら起きてるようですけれども、特にドクターヘリを要請するに当たって、例えば今であれば、普通は3時ぐらいまでしかドクターヘリの場合だと有視界でしか飛べないというのであったかもしれませんが、今の場合では少し日も長くなってきてますので、もう少し長くは飛べるかと思うんですけれども、これからドクターヘリの活躍っていうのは期待されると思うんですけども、特にどういった重篤な患者さんもしくは緊急性を要する患者さんに対してドクターヘリを要請をしていこうとしているのか、お教えください。

答弁 紋別地区消防組合事務連絡室長 船木哲夫(紋別地区消防組合事務連絡室長は2010年6月まで)

やはり冬期間というのは日も短いということで、有視界飛行が原則になりますので、出動時間あるいはそういったことが、飛行時間の問題もあって、非常に利用しにくい、なおかつ天候、峠を越えなければならないということで、非常に難しさはあると思うんですが、そういった冬期間を除いた今の時期ということは、非常に日も長くなっておりますので、有効利用ができるだろうというふうに思っております。特にか、私どものほうではやはり心疾患、脳疾患をはじめとして外傷性のもの、交通事故による外傷性による重篤患者、こういったものについてはやはりドクターヘリを最優先して考えるべきだろうというふうに考えております。

質問 1番 円角光

わかりました。外傷性というのは、多分いろいろとあると思うんですけど、例えば事故によって手が落ちてしまっただとか、そういうふうな場合ということでよろしいんでしょうか。

答弁 紋別地区消防組合事務連絡室長 船木哲夫(紋別地区消防組合事務連絡室長は2010年6月まで)

もちろんそういった部分もありますし、交通事故による内臓疾患もありますので、その辺は現場のトリアージも含めていろいろ検討していかなきゃなんないんでしょうけども、疑いがある場合にはやはりドクターヘリ、やはり場所が20分、市内の病院に搬送するだけで20分もかかるような状態であれば、そこから患者を動かすことよりも、そこに直接ドクターヘリが来ていただくという方法のほうがより救命率の効果が上がるのかなというふうに考えておりますので、そういった場合には優先をしてドクターへリ、要請をしていこうということになるかと思います。

質問 1番 円角光

わかりました。それでは、保健医療福祉連携推進会議についてお伺いいたします。先ほど答弁もありましたように、各分野の代表者によって集められた会議だというふうにお伺いいたしました。この会議というのは、ちょっとまだイメージとしてよくつかめないんですけれども、例えば市民の声をいろいろと広く集めたり、もしくは現場レベルのいろいろな事例の解決を行うことによって、円滑に今後進めていかれる、そんな会議を目指してるというふうなことでよろしいんでしょうか。

答弁 健康推進課参事 志子田悟(健康推進課参事は2010年12月まで)

お答えいたします。議員のおっしゃるとおりでございますが、この連絡推進会議の中には各代表でできます代表委員会のほかにワーキンググループとしまして、それぞれ各分野から委員が出ていただきまして、いろんな展開の方向から議論していただいております。さらに詳しく専門分野の方々にさらに分けまして、ワーキングショップという形でさらに意見をいただく。そして、また今年考えております市民フォーラム、さらに地域懇談会などを通しまして、地域の方々も含めて意見をいただくと、そういうふうにやっていこうというふうに考えております。

質問 1番 円角光

いろいろな取り組み、すばらしいと思います。今後医療や福祉、そして地域の発展ためにあらゆるところで協議をしていただいて進めていただきたいと思います。また、市民の方々に対する情報の周知というのは、若干やはり不足しているのではないかなと思いますので、その点も含め今後ともよろしくお願いしたいと思います。以上で私の再質問を終わらせていただきます。

出典:紋別市議会 平成22年第2回定例会 2010年6月14日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる