みんなの議会

幕別町議会 平成25年第2回定例会 2013年6月12日

危険家屋放置に歯どめを

2013年6月12日、幕別町議会の一般質問で、藤原孟議員が「危険家屋放置に歯どめを」について質問し、町長 岡田和夫、建設部長 佐藤和良が答弁しました。

質問者
藤原孟 議員
答弁者
町長 岡田和夫、建設部長 佐藤和良

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 藤原孟

通告に従いまして、質問いたします。危険家屋放置に歯どめを。人口減少で高齢化に伴う空き家問題は、年々深刻化している。景観、防災、防犯などの面で生活環境が著しく損なわれ、廃屋、危険建築物の対応には十分な対策をすべきである。1、空き家、危険家屋の調査を町内一円で行うべき。2点目、立入調査を行い、管理が不十分な状態の場合に老朽危険家屋等に認定するなどして助言・指導をすべき。3点目、解体撤去支援策の創設を。4点目、更地にすると土地の固定資産税が高くなることへの対応を。次に、スマートインターチェンジを設置する取り組みに参加すべき。道東高速自動車道が釧路圏に向かって延伸されている中で、本町においては、長年の懸案であった札内新道のみずほ通以東の延伸整備が進むことになったことで、さらなる経済、産業の活性化のために帯広空港、札内市街地、道東道を結ぶ道路網の計画を進めることの起点となる事業と考えて、音更町が検討しているスマートインターチェンジ事業に町内の関係機関と協議して積極的に参加すべきと考え、伺います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

藤原議員のご質問にお答えいたします。初めに、「危険家屋放置に歯どめを」についてであります。近年、老朽化した危険な空き家について、「屋根のトタンが飛ぶ」「犯罪や不審火の発生原因となる」などの防犯上の問題や、大雪や災害による損壊や倒壊といった防災上の問題について、大都市などにおいてその対応を求められていると言われております。また、地方にあっては離農した農家住宅が廃屋化したことにより、良好な景観を阻害する原因となっているなど、一部の自治体ではその対応に苦慮しているとお聞きいたしております。一方で、北海道の雄大な景観に憧れ、郊外地の空き家となっている農家住宅を探す移住希望者がいるなど、それぞれの価値観によってはさまざまな捉え方があり、このような住宅を活用した移住・定住の促進施策に取り組む町があるなど、その対応もさまざまであると認識いたしているところであります。また、建築基準法上は、所有者には建物を常時適法な状態に維持する責務があり、「危険」とする範囲をどのように考えるべきか、どのような場合に危険と認定し指導・勧告すべきか、さらにはこれらの建物が個人の財産であることから、解体撤去に係る費用を公費負担とすべきかなど、さまざまな問題があるところであります。ご質問の1点目、「空き家、危険家屋の調査について」であります。本町における空き家状況などの実態を把握する調査につきましては、空き店舗対策の一環として一部行った経過はありますが、これまでに全町的な調査は行っておりません。しかしながら、幕別町全体の世帯数は伸びているものの、地域別では減少傾向を示す地域があること、また高齢者の単身世帯数が増加傾向にあることなどから、潜在的に空き家の数が増加傾向にあるものと推察いたしております。現状におきましては、老朽化した危険な空き家によって防犯や衛生面、生活環境などが著しく損なわれている旨の相談が寄せられている状況にはなく、住民生活に影響する極めて危険な空き家の存在の把握には至っていない状況にありますが、公区長を通じた住民からの情報収集など、実態把握に向けたあり方について検討してまいりたいと考えております。ご質問の2点目「老朽危険家屋等に認定するなどして助言・指導をすべき」と、ご質問の3点目「解体撤去支援策の創設について」、さらにご質問の4点目「固定資産税への対応について」は、関連がありますのであわせて答弁させていただきます。老朽化した危険な空き家に対する取り組み事例につきましては、所有者に適正管理を求める事例と、解体撤去を支援する事例に大別されます。所有者に適正管理を求める事例といたしましては、所沢市の「所沢市空き家等の適正管理に関する条例」が平成 22 年7月に制定されて以降、全国において 40 余りの自治体で取り組まれており、指導や勧告などの取り組みが行われているようでありますが、国土交通省が本年1月1日時点で行った聞き取りでは 138 の自治体で条例が制定されているという調査結果も公表されております。また、解体撤去を支援する事例といたしましては、上限額を設けて助成金や商品券の交付を行っているほか、自治体が所有者から寄附を受け解体撤去を行っている事例があるなど、その対応はさまざまであります。これらの事例につきましては、防犯上や防災上の問題から現に生活環境に影響を及ぼしている状況にあるほか、良好な自然景観や田園景観、歴史的な町並み景観などを観光資源としてまちづくりを進めている自治体において、景観を阻害している原因となっているなど、それぞれの自治体においてさまざまな理由から制度の創設に至っているものであります。このほか、移住や定住を促進させる目的から空き地・空き家の利活用を図るための前進的な取り組みを行っている自治体があるなど、それぞれの自治体においてさまざまな施策が取り組まれております。しかしながら、これらの施策に取り組んでいる自治体では、制度化されるまでにおいて、危険と認定する基準や指導・勧告のあり方、解体撤去を促す支援策など、制定に至るまでには整理しなければならない多くの課題があるとお聞きいたしております。また、住宅用地の固定資産税につきましては、地方税法第 349 条の3の2第2項の規定により、200平方メートル以下の小規模住宅用地については課税標準額を6分の1に、200 平方メートルを超える部分の一般住宅用地については3分の1とする特例措置が適用されております。この特例措置につきましては、建物が現存していることが条件となっていることから、解体撤去により更地とした場合には、同様の特例措置を適用することについては難しいものと考えております。このようなことから、ご質問にあります老朽化した危険な空き家としての認定や、支援策等につきましては、町内の実態把握に努めるとともに、問題点の整理やその対策として解体を促すべきか利活用を図るべきかなど、既に取り組みが行われている他市町村の先進事例や国の取り組みなどについて、調査・研究に努めてまいりたいと考えております。次に、「スマートインターチェンジを設置する取り組みに参加すべき」についてであります。十勝における高速道路網の整備につきましては、一昨年 10 月 29 日の夕張-占冠間が開通し、長年の夢でありました十勝と道央圏が一本の高速道路で直結いたしました。開通後の交通量につきましては、前年を上回る交通量が記録されており、特に道央圏からの交通量が増加するなど、観光を中心とした経済的な効果に期待を寄せているところであります。ご質問にありました「スマートインターチェンジ」でありますが、地方公共団体が主体となって発意し、高速道路への連結許可を受けた施設であり、ETC 車専用のインターチェンジであります。スマートインターチェンジは、通常のインターチェンジに比べて施設が簡易であり、低コストでの設置が可能で、高速道路の利便性向上や地域活性化、観光振興が図られるといったメリットがあると言われております。一方で、設置の要件として、インターチェンジのアクセス時間の改善など十分な社会便益が得られ、高速道路会社が負担する管理運営費の増加分が原則として当該インターチェンジの設置による増収の範囲内になければならないなど、社会的な必要性と採算性の確保が課題であるとされております。十勝におけるスマートインターチェンジの設置につきましては、新得町と音更町において検討を進められており、音更町につきましては音更帯広インターチェンジから池田インターチェンジ間のほぼ中間地点に位置する「長流枝パーキングエリア」において検討されているとお聞きいたしております。本町におきましては、平成 21 年に音更町よりスマートインターチェンジの設置に係る要請活動について近隣市町村として協力していただきたいとのお話があり、これまでに音更町との情報交換だけでなく、帯広商工会議所地域開発委員会が主催する「スマートインターチェンジの事業化に関する説明会」や、「インターチェンジ設置候補地の現地視察」などに参加し、設置に向けた課題等について共通の認識を深めるなど、高速道路会社や関係する市町、商工団体との情報交換の場に参加してきたところであります。今後の取り組みについてでありますが、まずは設置に向けた課題の整理が第一であり、そうした具体的な検討の主体につきましては、スマートインターチェンジの設置箇所が音更町内にありますことから、音更町において進めていくことになるものと考えております。このことから、本町におきましては、設置に向けた課題の整理が一定程度進んだ段階において、一日でも早い事業着手へ向けた要請活動について連携を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。以上で、藤原議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 7番 藤原孟

それでは、再質問させていただきます。空き家、危険家屋の調査を町内一円でという、空き家の不適正管理は所有者のいわゆる単身高齢化や相続問題、それから解体・除去の費用、こういったものが捻出できないと、また自然災害で倒壊するということで放置されているのだろうと思っています。ただ、町内一円でのまずは実態調査、そのことは、実態調査自体はいわゆる立入調査とは違いまして、敷地に入ることも家屋に入ることもできません。いわゆる外目から見るだけですから、そんなに時間と経費がかかるとは私は思えません。いわゆる見た目で、この家は空き家か、または危険だという程度の調査は簡単にできるのではないかと思いますが、町内一円でこの調査をやるべきだとまずは思いますが、いかがでしょうか。

答弁 建設部長 佐藤和良(建設部長は2014年9月まで)

町内に空き家になっているだろうと思われるところは、私も通勤ですとか日常的に見ているところであります。それから、町では、確認申請に対して現場の検査ですとか、そういったことも完了検査もございますので、担当係のほうがそういった状況は見てはおるのですが、ただ議員おっしゃるような全般的な調査としてはこれまで行ったことがございません。それと、例えば冬の場合は家に入られた形跡がないということがありまして、除雪がされていないとか、そういったことで空き家というのは把握していますが、夏場に行ってみると人が住んでいるとか、逆に夏場の場合に人の電気がついていないけれども、冬はどうも帰ってきているようだとか、そういういろんなケースがあると思います。立ち入って入るのがどの程度ということにはなるのですが、危険ということと空き家状況というのは、ちょっとまたその状況は違うのかなと思いますので、その辺今後どんなふうに空き家の確認をしていくのかということについては、もう少し時間が必要かなというふうに考えております。

再質問 7番 藤原孟

将来の予想として、昭和 40 年代前後に建てた家、これらがやはりこれからいわゆる危険建築物のふえる要因になっていくのではないかと私は考えております。特に、オイルショック以前の安く建てられた家がかなりあるのだろうと思っております。これらのことは、やはり早期発見、早期対応、そして予備軍をふやさないということが実態調査の第一歩になるのだろう、そう考えております。ぜひ、町内一円で実態調査をまず第一歩でやるということを望んでおります。また、公区長等を通じた住民情報、その処理ということを考えますと、立入調査をできるかできないかは別にしましても、受け入れ、いわゆる行政側もいろんな情報がこれから入ってくるのだと思います。そうすると、今までは建物だから建築が担当するのだ、それから放火の危険性があるから消防がやるのだ、ごみの不法投棄があるから町民課だ、そういういわゆる担当部署がこの危険家屋に関してはいろんな部署でなされているのだろうと思います。一元化ということが、これからは望まれるのだろうと思います。ぜひ、町側の体制として一元化という考えはないのか、まず伺います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

空き家を調査するとなると、公区長さんにお願いをして現地を確認してもらうと、そういうことになっていくのだろうと思いますけれども、ただ家があいている、人が入っていない、空き家だ、それは全く危険でもなければ今ただあいているのだといった場合に、それも空き家の調査の対象なのかというようなことになってくると、なかなか難しいのかなと。今までほかの町村の事例で、条例なんかを設けているのは、そのままにしておくと危険だから何らかの方策をとらなければならないとか、あるいはそこへ人が集まってきて不法に侵入しているとか、何かがあって空き家だと。たまたまうちの隣の人が引っ越していっていなくなったからそれも空き家の一戸というようなことの調査がいいのかどうかということなども含めて、まずはその定義といいますか、調査をする場合にどういった空き家を調査するのかと、その辺からやらなければならないだろうというふうに思いますし、それに向かって今おっしゃったような課のあるいは係の問題、担当部局の問題ということが出てくるのだろうと思いますので、それらについては当然そういった問題に対応するときのあり方、課のあり方、係のあり方等については検討していかなければならないというふうに思います。

再質問 7番 藤原孟

定義となると、やはり今は建築基準法が多分うちの町では一番メーンの法律といいますか、決まりなのだと思っています。この建築基準法の適用でかなり多くの問題のことが解決できるということにはならないのか、お尋ねいたします。

答弁 建設部長 佐藤和良(建設部長は2014年9月まで)

冒頭町長も申し上げましたけれども、家主には適法な状態にしなければいけない、そういった責務があるということで建築基準法上はうたわれておりますけれども、それが衛生上あるいは構造上ということになりますと、やっぱり中に入ってみるという範囲の建築基準法の場合はそういったことが求められるかと思います。外観から見て空き家であるからすぐに危険家屋だという判断というのは、ちょっと早いのかなという感じもしております。本州なんかの事例では、例えばかなり古い建物が隣のほうに倒れかかっているとか、屋根の部材が例えば落ちそうになっているとか、目に見て危険な状況というのが見受けられた場合については我々のほうで指導に入る、あるいは持ち主にそういったお願いをするということをもちろんしていかなければいけないというふうに思っておりますけれども、現状を見たところでそういった危険の把握については、余り現状ではないのかなというのがちょっと我々の実感というところでございます。

再質問 7番 藤原孟

空き家かその判断は非常に難しいと思うのですけれども、老朽家屋の危険度の判定ということになれば、これはまた少し話が進んでいくのではないかと思います。特にこの危険度の判定となると、客観性を担保としなければならないだろうと、当然建築士だとか弁護士だとか、また経験豊かな技術者などを含めた、いわゆる老朽家屋等審議会などの機関の設置、これもいずれ必要になってくるのだろうと思います。ぜひ、この辺の考えが町として今から持てるのかどうか、お尋ねいたします。

答弁 建設部長 佐藤和良(建設部長は2014年9月まで)

例えば被災した場合についての危険度判定というのはございます。それは例えば柱の倒れ方ですとか、はりのたわみ方ですとか、亀裂の入り方というようなことで、一定のルールに基づいて、評定を青ですとか赤ですとか黄色ですとかという、そういう判定をしますけれども、通常の施設に対して危険度判定をするということになるとさらに詳しい、それは応急危険度判定という被災したときの、継続して住めるかあるいは危険があるかというところの判定なのですが、議員おっしゃる危険度の判定ということになりますと、さらに詳細にチェックをしなければいけないというふうに思っておりますので、目視でできる判定という範囲には入らないのかなというふうに考えております。

再質問 7番 藤原孟

本当にこの特に老朽化の危険度の判定となると、我々が見て簡単に、確かに目視で判断するというのは難しいのだろうと思います。ただ、やはりどうしても俺の家がなぜ危険なのだということになると、客観性というのがどうしても出てくると思います。そうすると、所有者に対してこのまま放置しておけばもっとひどい壊れになるとか近隣に被害を及ぼすという、そういう危険度の判定に加えて、いわゆる建物の将来の行方といいますか、危険度のそういうことの助言だとか指導、これらもやはり所有者または管理者にしていかなければならないだろうと思っております。そうなるとどうしても、いわゆる老朽家屋等の審議会、そういう人たちの知恵を拝借して進めるべきでないかなと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 建設部長 佐藤和良(建設部長は2014年9月まで)

審議会というふうになりますと、まずその題材となる施設がどの程度あるかということの把握に努めなければいけないというふうに考えております。そして、今、先ほど申し上げましたけれども、例えば文科省の場合には危険改築というルールがございまして、その場合については、木造校舎であれば土台の腐れ方ですとか、はりの倒れ方ですとか、それから柱の倒れ方とか、そういった幾つかのルールを数値に基づいて点数化していくというルールがございます。ですから、まず目視でどの程度そういったものがあるのかということと、それと詳細に今度はそれがどの程度の危険状態にあるかということについては、かなり専門的なことになるかと思いますが、審議会をつくるというよりは、まずはそういったその施設がどの程度町内に外観的にあるのかというようなことについて、把握に努めてまいりたいというふうに考えております。

再質問 7番 藤原孟

それでは、解体撤去支援策の創設ということで、きのう BS の8時からこの危険家屋のテレビをやっておりました。その中で、先ほどは百三十何個の自治体が進んでいるとのことですが、きのうのテレビでは 200 近い自治体が、今、何らかの形でこの支援策の検討またということをやって、非常にこの問題は早急に対策していかなければならないということのようであります。何せ我が幕別には、美しい景観の形成という大きな目標があります。ぜひ解体撤去支援事業、これはいわゆる所有者または管理者が好きこのんで置いておくというわけではないのだと思います。やはり費用の面だとかいろんな問題があってどうしても投げている。それに対して町としては、当然補助対象の条件というのが出てくるし、それから費用の上限、今言った幾らかかるのだとかそういうこと、それから所有権の問題、さまざまなことが出てくるのだろうとは思いますけれども、やはり一戸でも二戸でも危険な建物に対して解体するという意欲のある、意思のある人に助成をできる、そういう施策を打つべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

解体する、本来は所有者が解体して更地にして跡地利用を図るということですから、先ほど来お話がありますように、その建物を解体するために町が支援する、その根拠となるものは一体何なのかというところが問題だと思うのですけれども、一昨年でしたでしょうか、岩見沢市が大雪で建物が壊れる、それが隣の家にも影響してくるので危険だと。かなり本州方面へ行きますと、敷地自体が非常に狭いので、そこに1軒ぼんと空き家が出てくると、その周辺の人たちに非常に迷惑がかかったり、子供たちが勝手に出入りしたりする、そういったことですとか、いわゆるそれぞれの町の観光を売り物にするような町にすると、そういったものがあちこちに残っていると新たな観光施策が講じられない、そういったいろんな理由があって支援策というのがあるのだろうというふうに思いますけれども、私どもの町では今すぐにという危険なものがあるというような通報を受けているわけでもありませんし、例えば農家が離農されて、サイロ一つ残っているけれども、あれもどうなのかといっても、別にこれに支援策というようなことにはきっとならないのだろうというふうに思います。そういったことからすると、この支援策を講じるあるいは支援策を適用するような施策を行うとすれば、先ほど来お話がありますように、前段の整理をつけることがまず大切なことなのかなというふうには思っております。

再質問 7番 藤原孟

それでは、4番目の更地にすると固定資産税が上がるという、このことも非常にやはり解体に対してなかなか進められないということはよく聞こえる話です。今うちの町だと余り200 平米以下という敷地は少ないのだと思いますので、大体3分の1のいわゆる特例措置というのですか、それがなされているのだと思いますが、もし積極的に解体するという方が出てきたら、一自治体の特例として、せめて5年間ぐらいは建物がなくなっても特例措置をまた継続できるというような、そういう施策というのは、うちの町で打つことはできないのかなと思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

家が建っていて、家がなくなったら固定資産税が高くなるという解釈と、もともとこの土地の値段は土地の税金は1万円ですよ、そこへ家を建てたから3分の1にしますよと、だから家が建っていなくても、いわゆる更地であっても、もともとは1万円なのです、家が建っていなくても。建てたから3分の1になるのであって、それがもとに戻ったからさらに減免にするということは、今の地方税法の中ではあり得ないというふうに思っております。

再質問 7番 藤原孟

何となく理解のできる、確かにそう言われればそうですけれども、税金を払う側にすればやはり今まで家が建っていて安かったのだから、更地にしたら高くなったのだろうという、そういう気はいたします。それが1割ぐらいの増減ならいいけれども、3分の1という減免ですから3倍ですかね、そういうちょっと、やはり壊れてもいいから家を置いておこうかという感覚になるのかなという気はいたします。一自治体ではなかなかできないことでもあると思いますが、ぜひこれは、今、国に対してこの問題は本当に再建を積極的に進めるということがなっているようですから、ぜひ国に対しての働きかけ、これもやって本町において一歩でも二歩でも進めていただけるようになればいいかなと思って、次の質問に移りたいと思います。それでは、スマートインターチェンジの問題に入りたいと思います。道東高速自動車道が今、浦幌以東の工事が順調に進んで、2014 年度は浦幌-白糠間、15 年度には阿寒まで開通すると予定しているとのことです。工事進捗率は 73%、総事業費で 2,072 億円と聞いております。2011 年には夕張-占冠間が開通して、札幌圏と十勝圏が直結したと。道東道効果が生まれました。その上、釧路圏まで直結となると、十勝圏を中心とした大きな商業圏ができ上がるのではないかと思っています。特に、隣町の音更町においては、経済効果が非常に大きいと聞いております。今や札幌圏から来る人にとって、音更が十勝の入り口だと、玄関口だと位置づけていると聞いております。周辺の工業団地は、アクセスのよさで物流や、それから営業販売の効率化を見込んだ道内外の流通、建設業の業者のほか、食品加工や医薬品の製造業まで、予定していなかったような業種が幅広く進出していると聞いております。我が町にとって高速道路へのインターチェンジへの出口は、池田青山、帯広北、川西と、どこをとっても近くもなく遠くもなく、いわゆる非常に使い勝手のよくない、遠いかといえば遠くはないという、余り決して利用しやすい状況には今はないのだと思っております。これからまだまだ高速道路の整備が進めば進むほど、幕別町は置き去りにされるのではないかなという危機感を私は持っております。そこで今、音更町に新しい長流枝にスマートインターが設置される運動が起きていると聞きました。十勝川温泉、幕別町の温泉、札内の工業団地、それから新田牧場、新しくできる忠類のインターチェンジ、これらを結ぶ縦線の道路網の考えができております。スマートインター設置運動の参加条件の前段として、国道 38 号線、または先ほど決まりました道道昇格の環状線、いわゆるこれはうちの町にとって横のルートだと思っております。縦の道路網を中心とした産業、観光資源再生構想を早急に作成すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

実は、このスマートインターチェンジ、長流枝と新得の問題は、先般も確かに活性化推進期成会の中でも、これは話題となったわけであります。ただ、今年度については、まだまだ熟していないというようなことで、来年以降にまた検討しようということになったのですけれども、どこの町村にとっても重要なこれは要素であると、ぜひ実現すべきだということは共通認識を持ったところであります。ただ、先ほど来申し上げておりますように、いろいろな手法があって、特に今、音更町はインターをつなぐとする場合、これを道道をもって整備してほしいというような要望があったり、もちろん高規格高速道路は公団ですから、公団がその交通量に見合った対策がとれなければ、なかなか許可はしてくれないといった問題、こういったことを含めながらさらに検討を進めたいというのが今の状況です。私どもは、先ほどもお話ししましたように、私も音更の町長から直接言われて、ぜひ参加してほしい、要請には名前を連ねてほしいということでありますので、そのことはもちろん否定するものではありません。もちろんうちもできれば 30 分足らずでそこへつながることにもなるわけですから、そのメリットもまたあるのだろうと思いますから、そのことは全く否定するものではありませんけれども、今すぐどうこう動くという状況にはない、まずは音更のほうで地ならしといいますか、いろんな協議を進め、あるいは道だとか開発だとかとの協議を進めた中から、また私どもにもご相談をいただけるのではないかというふうに思っております。

再質問 7番 藤原孟

確かにまだすぐではないのでしょうけれども、もしこの長流枝にインターチェンジができたら、我が町とそのインターチェンジを結ぶ道路は十勝広域農道という、そういう道路構造令で言う農道タイプでつくられた道路であります。これを我が町とインターチェンジを結ぶ基幹の道路といえば、やはり長流枝のインターチェンジをつくるときの周辺整備の道路の構造としては非常に弱いのではないかなと私は思うのですよ。ぜひ、将来できるであろうということを推定して、やはり十勝中央広域農道、このいわゆる農道タイプの構造令をもっと、高速輸送もできる、大量輸送もできるという路盤構造だとか平面線形だとか縦断勾配、こういうものを要所要所、危ないと思う通りには、先々改良または修繕、国道や道道より立派とは言いませんけれども、それに近い構造令で少しは整備していかなければだめではないかと思いますが、そういう計画を持つ予定はないでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

ご案内かもしれませんけれども、あの広域農道が完成した暁には道道で管理していただきたいというような当時はお話があったわけでありますけれども、いろんな事情があって今日に至って、結局は例えば大橋一つ音更と幕別で管理をしているというような状況であります。そういった意味では、今盛んに橋の改修なんかも行われているわけでありまして、いわゆる国道や道道から比べると、農道という道路の種類ですから、十分でない部分もあるのかもしれませんけれども、私どもは最後まで、これからも道道の昇格に向けてはいろんな機会があるごとにお願いしていかなければならないなというふうに思っておりますし、そのことがうちの新しい道路に 13 号につながっていく一つの計画にもあったわけでありますし、それらも含めながら、これからも音更町とは連携をとりながら対応していきたいというふうに思います。

再質問 7番 藤原孟

確かに音更と幕別を結ぶ、この商圏を結ぶ道路がやはり農道というのは、非常に私は弱いものだなと。今現実に、国道から十勝中央大橋まで舗装されていますけれども、やはり路盤厚も少ない、舗装の強度も弱いものですから、今の道路の傷みは非常に激しいものだと思っております。ぜひ道道昇格なりなんなり、そういう行動は続けてほしいなと思っております。長流枝のスマートインターチェンジの設置の目的ということ自体を考えますと、いわゆる人と物と情報が行き交う、そういうことを期待して私たちは願っているわけです。ぜひ、幕別に縦線の新しいいわゆる道路網、忠類のインターチェンジもできます。もし、音更のそのスマートインターチェンジができたとするならば、横線でなく縦線の道路網を中心にした新しい、新しいというか目線を変えた考え方で産業、観光、いわゆる再生資源というものをぜひ関係機関と協力して考えていくべきだと私は思いまして、私の質問を終わりたいと思います。以上です。

出典:幕別町議会 平成25年第2回定例会 2013年6月12日 議事録 PDF(97ページ) 間違いを知らせる