みんなの議会

幕別町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月10日

町民の町内での個人消費拡大策について

2009年9月10日、幕別町議会の一般質問で、藤原孟議員が「町民の町内での個人消費拡大策について」質問し、町長 岡田和夫、経済部長 飯田晴義が答弁しました。

質問者
藤原孟 議員
答弁者
町長 岡田和夫、経済部長 飯田晴義

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 藤原孟

通告に従いまして質問をいたします。町民の町内での個人消費拡大策について。道内の北洋と北海道銀行が8月に道内経済見通しを発表しました。道内総生産の成長率は、マイナス2ポイントの下降修正であり、補正予算などで公共投資が増加に転じるものの、個人消費や企業の設備投資の落ち込みを補えれない、先行き不安が払拭されず、家計企業とも消費投資行動は、引き続き慎重になる。持ち直しのテンポは全国より緩慢で、内閣府は経済活動が底入れしつつある、下げ止まっていると示されたが、そのような状況を感じることはありません。特に地元の小規模店にとっては、個人消費の動向が一番売上を左右するものであり、本町では、7月の補正で遅れながらもプレミアム商品券が発売されると決まりました。しかし、町民にとって定額給付金を原資として、実施されると思っていた施策が今になって、今さら実施されることに戸惑いを感じています。とは言いながら、商店街の現状は厳しいものであり、今年の夏の低温長雤による作柄不良が農業者の購買力を抑制しそうとか、勤労者の給料も1年前に比べ4.7%減尐し、家計支出が依然として抑制されています。このような経済状況の中で、大型店の値下げ戦争があり、地元の店の馴染み客がどんどん奪われております。その対策として行政が地域の活性化のために、商店街を巻き込みつつ町民の家計に直接、目に見える対策を行う。そして町民のため、町民が求めることを期を逃さず実施することであると思います。最近の町行政の進め方を見ると、前例のある件は良いが、新規の案件に対しては、住民への説明不足で混乱をさせたり、対応時期の遅れなど、行政劣化現象が始まったかのように見えます。しかし、年末の景気対策においては、このような劣化現象があってはなりません。年末の家計の出費抑制が高まるので、個人の可処分所得を増やす、さらなる大型の予算を組むべきと考え2点について町長にお伺いいたします。1つ、定額給付金の地元での経済効果。2つ目、プレミアム商品券販売の現状と今後について。以上です。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

藤原議員のご質問にお答えいたします。「町民の町内での個人消費拡大策について」であります。ご質問の1点目、「定額給付金の地元での経済効果について」でありますが、8月末現在での定額給付金の給付状況につきましては、対象世帯数1万1,221世帯に対して給付済み世帯数は1万968世帯、率にいたしまして97.75%、金額では4億2,040万円に対して4億1,518万円、率にして98.76%を給付いたしたところであります。また、子育て応援特別手当につきましては、対象世帯376世帯に対して374世帯、金額で1,422万円を給付いたしたところであります。これらの給付金が町内でいかに使われ、どのような経済効果があったかにつきましては、調査したものもなく、具体的な数値をお示しすることができない状況にありますが、私どもが周囲の人々、あるいは来訪者などにお聞きしたところでは、多くの方が「日常の生活に充当した」と言っておられますことから、今回の定額給付金が町内での消費行動を押し上げたとは言い切れないものがあるのかと思います。生活面での手助けになったことだけは、間違いないのかなというふうに感じているところであります。なお、これらの給付時期に合わせてプレミアム商品券が発行されることにより、町内での消費の高まりが期待できたとの考えもありますが、事業主体であります商工会におきまして、十分な議論を重ねた、検討された結果、「一時的な効果しか見込めない卖発的な事業よりも継続性のある商工振興策に予算を使うべきである」との結論が出されて、発行が見送られた経緯につきましては、先の第1回定例議会でのご質問でお答えしたとおりであります。町といたしましては、引き続き商工会との連携のもと、できる限り経済効果が町内で循環するような施策の推進に努めてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「プレミアム商品券販売の現状と今後について」でありますが、7月の臨時議会で補正予算の議決をいただきましたとおり、現在、商工会におきまして、継続的な商工振興策の1つとして、年末の大売出しに合わせてプレミアム商品券を発行すべく、販売に向け準備を進めている状況とお聞きをいたしております。プレミアム商品券発行事業の内容につきましては、額面500円の商品券12枚6,000円分を1セットとして5,000円で販売、1人10セットまでの購入を限度とすることとしており、幕別パークプラザと札内、忠類の商工会支所で11月の中旪に発売を開始し、使用期間を本年12月から来年2月末までの3ヶ月間とする計画となっております。さらには、商品券を購入していただいた方の中から、抽選により賞品が当たるダブルプレミアムを予定しているとのことであります。商工会といたしましては、本年度の実施状況を見極めた上で、来年度以降の実施内容を決めたいといたしておりますが、継続して実施することにより、尐しでも地元商店街での消費を回復させたいとの意向を持っておりますので、町といたしましてもできる限り支援をしてまいりたいと考えております。なお、このほか、プレミアムは付きませんが、北海道が創設しました「どさんこ・子育て特典制度」の一環としまして、商工会の工業部会に属する会員の事業所において商品券をもって割引することとしており、商品券が広く町民に定着することにより、町内での消費喚起に弾みがつくものと期待をいたしているところであります。以上で、藤原議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

再質問 4番 藤原孟

それでは、再質問させてもらいます。まず、定額給付金約4億近いお金が給付されるということです。当然この事業の計画したころ、また給付ということになれば基本的な効果額、これは推定しているのではないかと、特に三大基本計画と言いますか、それはまず一つ目は直接効果額、二つ目は総付加価値効果額、三つ目が生産誘発効果額。せめてこれくらいの数値は、当然発行者として押さえているものだと思いますがこの辺の数字について、まず質問させていただきたいと思います。

答弁 経済部長 飯田晴義(経済部長は2013年3月まで)

定額給付金発行者ということになりますと、根本は国なのだろうというふうに思っております。国におきましては、この定額給付金を給付する際に、当時の財務担当大臣が国内総生産GDPを0.2%ほど押し上げるといったような考え方を見込みを示しておりましたけれども、その後、定額給付金まだ給付途中でありますけれども、政府においてはそういった見解もありませんし、民間のシンクタンク等においても、そういった結果というものはインターネット探しても見当たらないとこであります。私どもとしましては、なかなか効果を測定するというのは難しいものがあります。民間のシンクタンクに委託をすればできないことはないのでしょうけれども、なかなかそこまでは現状至っていないというのが実態であります。

再質問 4番 藤原孟

それでは、真水で4億ですから、50%と計算しても2億、特に直接効果額というのは、だいたい6割でないかと推定しております。それぐらい大きなお金がこの地域を循環してある。これを行政側が、ただ卖に支給するだけでなんの追跡もしないとなれば、特に今回の選挙で新政権は、非常に直接個人的に内需主導型と言いますから、家計、直接給付を導入する、こういうことが言われております。特にこれから、そういう形がどんどん増えるとなれば、やはり今回の給付金のデータというのもしっかり押さえて、それが必要ではないかと思います。また、本町においては、定額金に合わせて大売り出しをした店もこれからありますから、いかにその店が売り上げに対して効果があったかということも個々の店では押さえているのではないかと思います。ぜひ効果額、せっかく国にしてもどこにしても給付金があったこの地域にどれだけ循環されるか、それをやはり調査してデータとして押さえて、今後のデータの整理としてほしいということ思いますので、その辺今後やっていただけるかどうかお伺いいたします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

今おっしゃられた定額給付金が、町内でどのように使われたか、これは先ほど来申し上げておりますように、非常に難しいわけであります。というのは、商品券でお渡ししたとか、現金で渡してどういうふうに使われましたかというよりは、今回は、それぞれの口座に振り込まれていますから、それを実際下ろしてきて何々の目的のために使った、そういうことはなかなか調査の段階では、お店に行っても出てこないだろうと思います。自分たちのことを考えても、なんとなく口座に入ったままで、それが生活費の一部に使われてしまったというケースが多いのかな、そういうふうに思っておりますし、先ほど言いましたように、うちはほとんど97%くらいいっていますけれども、札幌市あたりはまだ50%くらいの執行でありまして、全道、全国的にみたトータル的な経済効果というのも、まだ現実には出ていない状況であります。そういったことで、私たちの方でも例えば1戸各戸にアンケート調査みたいなものをやって、その集計結果を出すというようなことは可能かもしれませんけれども、今の段階でお店屋さんを調査する、あるいはほかにどんな調査方法があるか、ちょっと分かりませんけれども今現在では難しいのかなというふうに思っています。なお、いい方法あるいは内部において、ちょっと検討はさせていただきたいというふうには思います。

再質問 4番 藤原孟

それでは、2番目のプレミアム商品券の販売の現状と今後についてという。まず、取扱う商業者のことでまず伺います。地域の小規模事業者の商いというものは、非常に年末に向けても明るい材料は尐なく、特に大型店は今は半額競争をやっている。当然7月にプレミアム商品券を決めた、その頃よりもさらに厳しい状況でないかと思っております。しかし頑張っている地元の商店の応援となる事業は、これはやはりプレミアム付きの商品券の販売、特に本町において、使う側お客様を引き付ける、その為には今は1円でも安く売って対抗する。そういうときに、経費の2分の1を負担させるという、それに特にこの事業はこれからも持続的に行うと示されれば、なおのこと実際にプレミアム商品券を取扱う末端の店にとっては不満が起きている。こういうことを心配しております。町の姿勢として、第2弾これをもし行われることになるのでしたら、町内に拠点を置く商業者全店に経費無料の参加を呼びかけ、継続事業となるのだから、町の商店街一つのモール化として考えて商業者に一体化させ町民にはどの店で使えるとか、そういうわずらわしい気遣いをさせないで買い物をさせる、そういう利便性を高めて問題点を整理して継続事業とするならするで、販売を進める。そういう考えがないかお尋ねをいたします。

答弁 経済部長 飯田晴義(経済部長は2013年3月まで)

確かに町の支援というのは大切なことだと思います。しかしながら基本的には、やはり商売をやっておられる会員の方、商工会の意思がまず一番大切だというふうに思っております。いくら町でやりなさいと言っても、商工会として、あるいは会員として取組めないというそういうこともありますので、まずは会員の皆さんが、商工会がその気になっていただくというのが一番大事だと思います。でそこに町としては、必要な支援をさせていただくと。いわゆるその町と行政との連携を密にしながらやっていくことが大事だというふうに思っております。その中で、参加については商工会の方で会員に対して呼びかけている、呼びかけるということであります。これを一つの、組織、強化の事業にもしたいと。つまり会員限定にすることで、消費が増える、売上が上がるということを誘い水としまして、会員も増やしていきたいと、そういうような意図も持っていらっしゃるというふうにお聞きをしているところであります。従いまして、今後においてもあくまでも商工会がどういったことをやっていきたいのだということのお話をいただいた中で、我々としては、お互い協議をしながら事業に取組んでまいりたいというふうに思っております。

再質問 4番 藤原孟

会員とは商工会員を増やすということだと思いますけども、その辺は理解することであります。それでは、当然プレミアムを買う個人としての考え方なのですけれども、今、勤労者の年収が約4.7これも減収。また本町の基幹と言われる農業の非常な天候不順ということで、作柄不良のため、たぶん年末に向けては消費の抑制傾向が強まるのではないかと、そういう心配はしております。特に年金者個人というのは、長期的なやりくりの中で生活防衛をしながら、今流行りの言葉で言うとバーゲンハンターとなって、安い店に向かっていく。当然プレミアム商品券を買う行為というのは、小さな先行投資型の行為でありますから、プレミアム率が高くなければ魅力ある施策という捉え方はできないそう思います。今年の3月、4月いわゆる定額給付金が支給されたことは、その給付金プラスプレミアム率これが大きなお得感と考えていたので、非常に町民は大きな期待をしました。しかし本町では、一過性の事業はやらないとバッサリと切り捨てられ、町民の多くは失望の中で、また反逆心を持って、大型店や町外への買い物客となって流れていったのではないかと、そう思っております。そういう中で、なんで今さらプレミアム商品券販売なのかという不満もあると聞いております。ただ、可処分所得が増える政策が町が打つ。プレミアム率が全道一になるとか、50%くらいの大きなものを付ける。こういう施策を町独自でもし行っていただければ、町民から圧倒的な支持を受けると思います。特に町が導入した、250万円のお金、今はそれですけれども、もっと大きなお金になれば個人と商店との間で、大きな循環効果が出るのではないかと考えますが、その辺の町長の考え方と言いますか、何か一つ目玉になるようなこと、やれるようなことはないかお伺いをいたします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

あの誤解があるのかもしれませんけれども、春にプレミアム商品券の発行をしなかったのは、決して町がやったら駄目だとか、町が補助しなかったからできなかったとかというのではなくて、あくまでも商工会の内部の中で、皆さんが話合いをされてその結果今回は見送るということで、12月年末になったということですから、私どもが一方的にやめなさいとか、やりなさいとかどうしなさいと言ったわけではないということ、これはご理解をいただきたいというふうに思います。それと、今回250万、これはプレミアム分が200万、そして事務費的な分が50万ということで、これは当然のことながら商工会の方でも、それなりの負担があって今回プレミアムを歳末の大売出しと合わせてやろうということでありますので、これらについては、町としては事業主体である商工会に対して支援をするという立場から、こういう事業が行われようとしている、今準備をしている状況であります。後、消費の拡大については先ほど言いましたように、道の施策、あるいは町としても今後いろいろ子育て支援に関わってそれが商店街振興に消費に繋がる施策、そういったことも当然考えなければならない場面もあるのだろうというふうに思いますけれども、今の段階でこれらのプレミアム商品券12月に向けてのこれからの事業を見ながら、また私どもも対応を考えていきたいというふうには思っております。

再質問 4番 藤原孟

最後ですけれども、今、今回計画しているプレミアム商品券の販売、これはいわゆる十勝では一番遅くて、十勝では一番尐額の予算でないかと思っております。一言で言うなら乗り遅れた列車にトロッコで追いかけているようなものです。つまり消費者にとって、小出しでスピード感の無い気を失ったそのような施策であるということにしか写っていない。厳しい個人の財布です。財布の紐を緩めさせるような、施策ではない、そのような気もいたします。貴重な財源の投入いたしますので、ぜひ個人消費の意欲を高める、先ほど答弁でありましたが、呼び水そういう役になる、そういう予算の使い道をもっと深く考えできましたら給付金の3分の1くらいは地域で取込めるような、そういう独自と言いますか、消費者にお買い得感を強く感じさせられるような施策をぜひ打っていただければと思います。最後の質問ですので、答弁はいりません。その辺、お含みおきいただければとよろしくお願いいたします。以上で終ります。

出典:幕別町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月10日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる