みんなの議会

幕別町議会 平成20年第3回定例会 2008年9月10日

道路の推持管理について

2008年9月10日、幕別町議会の一般質問で、藤原孟議員が「道路の推持管理について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。

質問者
藤原孟 議員
答弁者
町長 岡田和夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 藤原孟

通告に従いまして、質問いたします。道路の推持管理について。与謝野経済財務担当大臣が、この役職につく前に日本の将来について次のように嘆いておりました。お金を切り、日本は向上心の持てないみじめたらしい国になってきている。この言葉は、幕別でも強く感じる場面が多く見られます。特に主要道道幕別大樹線の維持管理状況です。過去の北海道の管理は、品質の良い施工であった。しかし、近年の糠内駒畠忠類間の悪さは、交通安全の上でも問題があります。住民や旅人の多くは、誰が管理しているかを認識して利用をしてはいません。道路の草刈りも十分にできない貧しい町を通過したとの悪い印象だけが残ります。ようやく駒畠地区が食の観光地として脚光を浴びて、往来が増えると考えられる時に、今の状態では事故が起きる要因を放置することになります。一時的とはいえ、雑草木の枝が車道端に伸びていたり、歩道や縁石を覆いかくしている状況等。歩行者や自転車利用者にとって危険であります。このままで対策をしなければ、悲しく、痛ましい事故が必ず発生いたします。そこで、以下2点について伺います。一つ、道道の維持管理者に求めること。管理は北海道であるからと、町は対策がとれないと消極的な姿勢を持つことなく、管理精度を高めるよう強く働きかけるばかりでなく、現状の不都合を示し、先を読んだ解決策に予算の付いた管理の権限委譲を求める。二つ目、敏速、確実な維持管理を行なうために、町は新たなる施策として、へき地保育所に給食供給や通学区域の変更など、交通路の確保が前提の上で考えています。しかし、今のままの市街地を起点とする体制では、初動の判断や障害除去の敏速処置に欠けます。また、道道と町道の一貢した維持をしなければ、子どもたちに安全安心な交通の確保ができません。地域の保安対策として除排雪機材駐留所を幕別のへそに当る糠内に設置する。以上2点について、町長の考えを伺います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

藤原議員のご質問にお答えいたします。道路の維持管理についてであります。道路の維持管理につきましては、道路法により高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道という種類区分に応じて、国と地方の間で整備、管理の役割分担がなされております。ご質問にあります幕別大樹線につきましては、帯広土木現業所が管理する道路であり、道路管理者自らのパトロールのほか、地域の要望や町から要請などにより維持管理や再整備が行なわれているところであります。なお、合併後の平成18年度から糠内中里間、約2.6キロメートルの拡幅整備のほか、昨年から2カ年にわたり軍岡地区の約2.4キロメートルの歩道の再整備を実施していただいたところであります。ご質問の1点目、道道の維持管理者に求めることについてであります。北海道におきましては危機的な財政状況にある中、財政立て直しプランのもと経費節減を図っており、数年前から路肩の草刈については全道的に年1回の実施と定めているというふうに伺っているところでありますが、交通安全の確保が必要な部分につきましては、さらに要望を行なってまいりたいと考えております。なお、都道府県道の維持管理に関する権限委譲につきましては、地方分権改革推進委員会において検討されているところであり、昨年11月の同委員会の中間的な取りまとめにおいて、面的な管理の観点から、地域において市町村道と一体として管理することが効率的な都道府県道の管理権限については市町村に委譲すべきであるというふうに述べられております。また、本年5月の一次勧告においても、町村について、その道路管理の状況等も踏まえ、都道府県道の管理を行うことができるようにするというふうにもされておりますが、現時点では、ご案内のように、国の出先機関の見直しが先行しておりまして、今後、市町村への権限委譲についての詳細な説明があるものというふうに思っております。ご質問の2点目、敏速、確実な維持管理を行なうことについてであります。現在、幕別町における冬季の除排雪体制は、委託及び借り上げ機械により幕別市街地区7台、札内市街地区17台、農村部11台、忠類地域7台の体制により冬道の安全確保に努めているところであります。それぞれの地域での駐留所は、その地域ごとの事業所からの初動となっていますことと、さらに昨年の冬から、忠類地域に駒畠、美川、中里の一部を含めた体制への見直しを行ったところであり、迅速な対応ができるものと考えております。ご提言にありましたように、仮に糠内地域に駐留所を配置いたしますと、除排雪機械の駐留施設やオペレーター待機施設などの整備が必要なことや、現状の駐留所体制においても大きなトラブル等もなく稼動しておりますことから、現時点においては、糠内に除排雪機材駐留所を設置するというような考えは持っておりませんので、ご理解をいただきたいというふうに思います。以上で、藤原議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

再質問 4番 藤原孟

それでは、再質問させていただきます。北海道が管理する道路の維持の状態というのは、その悪さについては、利用者、また、町民が最近は特に不快である。事故発生を心配している。そういう現状であります。最近のことでありますが、駒畠地区の農業と食の観光スポットがテレビ放映され、美食を求めて道内外から3倍の人が押し寄せているという情報が入りました。おいしい料理においしい風景。舌で感じるだけでなく、目で感じる。美食家たちの主流であります。しかし、駒畠まで到達する道中の景観は、残念ながら雑草の生い茂った道ばかりで、マイナス要因が目に入るだけです。この写真を見ていただきますように、これでは自転車はどこを走るのか。2番目の写真、歩道が花畑なのか。3番目の写真は、縁石なのか柳の木でつくっているのか。これが現状であります。私は富良野、美瑛のような農村景観を目指せとは言いません。しかし、民間人が努力して新しい食の観光地をつくりあげても、官が邪魔をしているのではないか。そのような気がいたします。しかるに、町民が喜び、安心を感じられるように、北海道の維持管理を町に委譲させるため、熱意を持って継続的に探るべきでないかと思っております。リレーとして、すでに空知管内の二つの町では、道の出先機関と協議し、町道と道道の一貫性のある管理を先行し、試験的という言葉で権利委譲をやっている町があります。テストケースという形でありますが、権利委譲に近い形で考えております。法律を上から下へ縦読みするだけでは、上からの指示を待つだけと、町民のためにやるという施策、姿勢は何も生み出すことはできないと思います。道内ですでに町道と道道の一貫した管理をやっている町が二つもあるということを、この事実を踏まえて、委譲の方向性に対し、町長の再度の答弁をお願いいたします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

道道に関しての整備状況が大変悪いということ。特に草が伸びて、歩道なんかが子どもたちが歩いていても大変だ。実は昨年の秋の公区長会議でも、子どもがその草で怪我をしたというようなことも言われました。私ども、再三土木現業所の方に、整備についてお願いをしているのが現状であります。ただ、申し上げましたように、土木現業所も道の出先期間でありますから、限られた予算の中での対応しかできない。大変困難なこと、悩みもあるのだろうというふうに思います。お話ありました空知管内、奈井江町と浦臼町、これは先ほど言いましたように、あくまでも権限委譲のモデルケースとして、今、この二つの町が道からの委託でやっております。委託ですから、権限が委譲されたでなくて、あくまでも管理を、お金をもって、委託費をもらって管理をしているということになります。先ほど申し上げましたのは、今、国道が三桁国道と言われる、何百何十何号線という三桁の国道を、都道府県に委譲したいというようなことが今言われております。これらが整理されて、次に、今度は都道府県が市町村へ次の段階が、委譲が出てくるのでないかということは、今言われているところでありますが、もちろん、まだ国と道との関係が整理がついていませんから、国と都道府県の整理がついた後の、さらに後年時になってくるのだろうというふうに思います。ただ、お話ありましたように、私どもの町として、あるいは地域ごとに、今の段階で道との協議の中で、そういったことが管理ができるようなことがあるのかどうか。これらについては引き続き研究してまいりたいというふうに思いますけども、例えば、除雪で、私も町長になったときにいきなり怒られたのですけども、札内の駅前、あれ道道なのです。ところが、国道から、スタンドから渋谷さん、太田さん、加藤スーパーの前通っていくのはあれは町道で、あそこはきれいに排雪したら、駅前だけ残った。何だって怒られたことがある。あっちは道道だと。それでは、道道は排雪しないで町道だけきれいになった。今度、ここきたら逆です。古い役場の前から五差路、そして、駅前の糠内行くのは道道だと。まっすぐ千葉さんの家の前通って踏み切り行くやつは町道だと。これらを一緒にやらないと、片一方は道道、片一方は町道で、排雪した後残るのは目立つというようなことで、これらもできる限り道との協議をしながらやって、あるいは一部受けていると。もっとあれは、広域農道、十勝川温泉行く橋は、橋の真ん中で音更町と幕別町が分かれますから、半分ずつ除雪するわけにはいきませんので、音更町にお願いして、負担金を払って音更が13号の国道まで除雪の管理をお願いしている。そういったことで、ケースバイケースで、これからもそういったものがでてくるのだろうというふうに思いますけども、できる限り住民の皆さんに迷惑にならないように、もちろん町としてもより効率的な道路の管理運営に努めてまいりたいというふうに思っております。

再質問 4番 藤原孟

質問2番目の件です。現状の体制ではトラブルもなく、糠内地区に駐留所の考えはないということですが、仮にこの除雪、機材を4セット、いわゆる幕別のへそに当たる糠内に置いたと、そういうシミュレーションをしてみますと、多くの利点が考えられます。特に冬期間の明倫、駒畠、五位等の高台の地吹雪対策。これはいわゆるその地域での事業所からの初動となると、時間もかかります。また、移動経費もかかります。それらがはるかに経費が安く、そして、早く撤去することができ、通勤通学者に安心感が与えることができる。また、給食の件でありますが、保育所の子どもたちに、給食を確実に、一度も休むことなく供給するということは、やはりそれぞれの市街地からの初動では厳しいことが起きるのでないか。それと、農村青年の今は、大型特殊運転技能者、免許を持っている方がかなり多くおります。冬期間限定といえ、雇用のチャンスが起きれば、元気の出る源とされて歓迎されるのではないか。最後ですが、町道でなく、今言いました道道と一貫した管理ができるようになれば、町の判断で、いわゆる自前の判断で敏速に住民サービスができること。そうすれば、南幕別の冬は変わると思います。以上のシミュレーションの結果から得た内容を判断していただき、町長のさらなる前向きの答弁を期待したいと。どうぞよろしくお願いいたします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

糠内地区に車両の駐留所というお話でありましたけれども、ご案内のように、昭和50年でしたでしょうか。今の緑町の車両センターをあそこへ設置をいたしました。あそこへいわゆる土木機械を集中管理するということでスタートしたわけであります。それは、さらにこの糠内地区に駐留所をつくる。いわゆる車両センター的なものを設置するということは、大変な経費が要することをあります。さらにご案内のように、かつてと違って、今は町の車両センターに係る職員がほとんどいなくなってまいりました。やがては0に近くなるわけですから、そういった状況の中で、新たに糠内地区に駐留所を設けるということは、かなりの投資が必要になってきて、その分が本当に活かせれるかというと、まだまだ現実の対応の中でやりきれるものはたくさんあるのだろうと思います。給食の問題もお話ありましたけども、仮に給食の車があそこにあったって、必ず給食センターまでは取りに来なければならないわけでありますから、あそこからすぐ学校へ給食を運ぶということには、これはならないわけでありますし、もう一つ地域の方の限定で除雪体制。これも昔からいろいろありました。いろんなトラクター組合ですとか利用組合なんかがあることにお願いすることによって、本当にすぐできるのでないかといったこともあったのですけども、これもいろいろ保険の問題、事故があったときの対応の問題、いろんなことがあってなかなか難しいのでないかという判断があって、今日にきているのも実情であります。もちろんいろんなことにチャレンジしながら、いろんなことで考えながら検討していくというのは、これからも大事なことであろうというふうに思っておりますけれども、今現在で糠内地区に駐留所ということは、私としては考えておりませんことを、重ねてご理解をいただきたいというふうに思います。

出典:幕別町議会 平成20年第3回定例会 2008年9月10日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる