みんなの議会

幕別町議会 平成20年第2回定例会 2008年6月17日

環境基金創設について

2008年6月17日、幕別町議会の一般質問で、藤原孟議員が「環境基金創設について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。

質問者
藤原孟 議員
答弁者
町長 岡田和夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 藤原孟

通告に基づきまして、質問いたします。環境基金創設について。北海道サミットの開催が近づき、地球温暖化問題が主たる議題となることで、ここにきて注目されております。政府は、2050年時点で温室効果ガス削減目標を、現状比60%削減すると驚くべき方針を固めています。この長期目標は、抜本的な技術革新がなければ達成しない。また、次世代を担う青少年の高まりが必要である。特に、子どもたちが行動を起こすためには、知識を教えるより体験されることが実に7倍の効果が出るといわれる。その行動支援や必要な資金をつくるために、まずフィフティフィフティ、半分半分の仕組みを提案いたします。学校などで省エネに取組み、電気や水道立代を節約できた分のお金を、すべて自治体に返すのではなく、半分は学校で受け取るか、環境学習の資金として積み上げておく。それにより、子どもたちには身近な対策が目に見える教材や体験学習に変わったりで、省エネ教育、お金の節約、環境対策と一石三鳥の効果を、この考えを家庭や企業に理解をしてもらい、我慢し、節約で得たお金の一部を子どもを環境対策の主役に育てるために使うなどとしたら、少々の痛みも大きな楽しい目標へと変化していくのではないか。大人として、今やれることから始める。現状の自然環境のもとで、得ている楽しさや健康を癒し、仕事などの価値観をお金に換算してもらい、その一部を基金として積み立てる。その方法について、官も民も合同で、特に企業では車関連企業、リサイクル業、建設林業、個人ではゴルファーや農業者と知恵を出し合う。北海道サミット関連開催で意識が高まっている今のうちに、まちづくり基金条例とは、動機や目的が一味違う環境基金創設を行い、環境を守る次世代の子どもたちを育てるべきである。町長の考え方を伺います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

藤原議員のご質問にお答えいたします。「環境基金創設について」であります。先ほど、芳滝議員のご質問にもお答えいたしましたが、地球温暖化問題につきましては、21世紀における人類最大の課題と言われているところでもあります。本町におきましては、地球環境問題の解決へ向けた地域ぐるみの対策推進の指針として、これまで「幕別町地域省エネルギービジョン」や「幕別町地域新エネルギービジョン」を策定したところであり、第5期幕別町総合計画の中においても、その方向性をお示ししているところであります。すでにこれまで、町民の意識向上のために、町の広報紙で省エネに関する記事を連載してきたほか、町民などから構成する「幕別町エネルギー対策推進委員会」を設置し、町全体での地球温暖化対策に取組んでいただくことになっております。また、学校に対しましては、これまで出前講座などで省エネ普及指導員が訪問し、学校や自宅で省エネ対策に取組むことの意義を、生徒や先生方にお話をさせていただいております。ある学校では、授業の中で省エネについて学んだ内容を壁新聞としてまとめるなど、子どもたち自ら環境意識を広げる動きが活発になってきております。ご提言あった「フィフティ・フィフティ」の仕組みづくりについてでありますが、この制度は、子どもたち自らが学校で省エネ対策の一環として光熱水費の節約に努めた結果、一定の対価が補償されることとなり、省エネへの動機付けの観点から有効な手法の一つであると理解できるものであります。しかしながら、省エネ対策は、広く町民や国民、さらには多くの企業の参加の元に進めていくことを理想とし、その取組みによって得た利益はより多くの方々にお返しすることも、教育の観点からして大切であろうと考えております。学校での子どもたち一人ひとりの小さな省エネの取組みが大きな輪となって広がり、そこで節約されたお金や資源が、結果として広く町民に還元され、あるいは限りある地球資源の有効活用にもつながることの大切さと喜びを理解していただければと思っているところでもあります。このようなことから、今後も先進地の事例等について調査をさせたいと思いますけれども、現状においては、フィフティ・フィフティの仕組みづくりやこれに係る基金の創設については、難しいものがあろうというふうに思っているところであります。ご理解をいただきたいというふうに思います。以上で、藤原議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 4番 藤原孟

残念ながら、現状では導入は難しいという答弁をいただきました。それでは、私なりに資金のつくり方について、絞って質問いたします。それを聞いていただき、また、考えをお願いしたいと思います。今流行の、いわゆる低炭素社会実現のために、行政は町の姿勢を改めて住民の新しい発見や活動を起こすために、施策を能動的に打ち出す。そういう時代がきている。それが不可欠だと思っております。特に、環境に付加をかける企業に対して、再利用のできる資源、これは今はたくさんありますが、身近なものとしては、古新聞だとか情報を得た後の古雑誌、また、解体材、建設残土など、これらを徹底的に管理して、その中から、使えるものは換金してもらい、その代金を、過去においては、今までは町内会等、子ども会等で使っていたことが多いと思いますが、そのお金を半分半分の方式で環境基金として積み立ててもらう。そのようなことを、町長が積極的に基金について、地域や企業に示すことで、この町に具体的にCO2削減化に向かう、そういう方向が出るのでないかと思います。町長の考え方を伺いたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

お話は大変よくわかるわけでありますけれども、今、お話ありましたように、例えば、公区で実施いただいております資源回収資金。これは町から交付金として支払いをして、公区の皆さん、あるいは、地域の子ども会等で使っていただく、活用していただくということであります。このうち、半分を町が積立金にして半分を支給する。あるいは、今お話ありましたように、企業の方が残土を売却したと。あるいは、企業があまり新聞販売する売却というのはないのかもしれませんけども、そういった資源を売却した資金を、自分たちが半分で、町に基金に積み立ててほしいからということで寄付していただく。でも、現実にはなかなか難しい問題があるのかなというふうに思います。もちろん、それはやってみなければわからない部分もありますでしょうし、企業、あるいは多くの住民の皆さんの協力がいただければ、可能だということも言えるのかもしれませんけども、当面は先ほども言いましたけども、今言われるフィフティ・フィフティなる制度がどのような普及を今しているのか。あるいは、先進自治体ではどのようなことでそれがうまく活用されているのか。そういったことも十分調査研究をさせていただいて、また、対応を考えさせていただきたいと。ご提言については十分理解をさせていただきたいというふうに思います。

質問 4番 藤原孟

それでは、簡単な方法を一つご紹介いたします。温暖化対策として、環境省は一村一品知恵の輪づくり事業を実施しているところがあります。これは、温暖化対策だけでなく、環境や地域振興につなげようというねらいがあります。北海道は今年は、沼田町の冷熱システムが選ばれたと思っております。本町においては、当然パークゴルフが該当します。そこで、そのパークゴルフ自体がストップ温暖化の効果にどの程度あるか計算してみました。まず、日本芝草学会会員であります九州大学の荒田教授によると、ゴルフ場の芝は毎年刈り取りを徹底しているので、効率の高い表面積が維持され、芝と樹木から発生する酸素は、1ヘクタール当たり40人分の年間必要とする酸素を出すということです。もちろん、パークゴルフ場は以前も公園ですから、これの2割ぐらいが該当するのではないかと思います。それと、パークゴルファーが5時間家を空けてプレイをすると仮定しまして、その間、テレビをつけない。いわゆる電気消費量を計算しますと、5時間で200グラム二酸化炭素を削減となります。年間50回やれば、1万グラムで、これは樹齢10年の木が1年間二酸化炭素を吸収する量になります。いわゆる、夫婦で年間100回パークゴルフをやっていただければ、アンテナの数より幕別町には樹齢10年の木が立つ。そういう評価が、以前はパークゴルフ場、また、普通のゴルフ場も、環境破壊の悪の1番バッターでしたが、評価は変わってきております。という中で、発祥の力、世界に向けてプレイを普及させるという幕別の記事が出ておりましたが、同時にCO2の削減に貢献するデータを持って、先進的な役割を果たさせる。そして、その行動資金として、プレイヤーから、自然や緑からの大きな恵みをお金に換算してもらい、基金として積み立てる。特に幕別においては、団体ツアーに対し、貸切予約を受けております。これは公共用地の占用、いわゆる普通財産貸与に該当するわけですから、当然使用料が発生してもいいのではないかと。もちろん、いまさら個人から芝生の維持管理費として料金をとるという、これは発祥の地としては難しいことかと思っております。しかし、ストップ温暖化に役立つことが、パークゴルフ場は役立つということがわかったわけですから、その料金を次世代の子どもたちを育成するために、料金として積み立てる。そういう地域の資源や知恵を利用すること。これは、そんなに難しいことではないのでないかと思います。町長の考え方を伺います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

いろいろなご提言をいただきました。特にパークゴルフにかかわってのいろんなお話であります。確かに、今、パークゴルフを通じてのいわゆる環境問題、よりよい方向性があるのだということについては、確かなことなのだろうというふうに思っています。ご案内のように、札内川の河川敷のゴルフ場を利用される方、国際ゴルフ場もそうですか。一人100円の寄付をいただいておりまして、これを積み立てて、現在、環境整備に使わせていただいている事例があります。そういったことから、今後考えられますふるさと納税にかかわっての寄付金条例とか、いろいろな条例の中に、パークゴルフにかかわってのそういったことも、今後、検討していくことにはなるのだろうというふうに思っております。いずれにいたしましても、今、お話いただいたようなこと、パークゴルフの造成によって、あるいは、パークゴルフ場によって、大きな環境のよい効果があるのだと、よりよい効果があるのだと、そういったことを普及啓蒙できるように、さらに努力をしてまいりたいというふうに思っております。

質問 4番 藤原孟

これは幕別観光物産から最近出たパークゴルフの紹介文であります。これによりますと、幕別といえばパークゴルフ発祥の地、気持ちいい太陽のもと、子どもからお年寄りのいわゆる太陽のもとで、これを強調して宣伝。幕別味わい見聞録から引用したものですが、手軽さと楽しさが受けて、愛好家の急増、これに二酸化炭素削減にも高い効果があるというデータを整理して広げれば、ますますいい結果が出ると。いわゆる町長の答弁と同じ。もちろん、私の言いたいのは、ゴルフは太陽のもとで、日の出から日没まで、その間にプレーをする。それが森林浴と同じ効果やリフレッシュ増進という医療的効果も出てきております。しかし、残念ながら、当町には夜間照明をつけてパークゴルフをやっている。いわゆる、これから環境にいいパークゴルフを推奨するとなれば、相反する施設になるのではないか。発祥の地で、いわゆる植物が二酸化炭素と酸素の交換作用を乱す施設を使うということは、ただちにやめてもらい、その削減した電気代の半分を環境基金として積み立てていただきたいと。これは、明日にでもスタートできることではないかと。この行政の第一歩の歩みによって、環境対策のため、町の姿勢が積極的に賛同される。支持もされるのでないかと。そして、証明施設が負の遺産とならないようにしていただければと考えて、最後の質問ですから、町長の考え方、伺いたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

パークゴルフ場の照明のお話がありました。やめることによっていろいろな効果がある。環境の面で効果がある。それはそういうことも言えてくるのだろうというふうに思います。ただ、一方では、短い夏の期間を、愛好者の皆さんに楽しんでいただく。日中お仕事でお疲れの後、夜、好きなパークゴルフをやっていただきながら、また、明日の鋭気を養っていただきたい。そういうような思いでのパークゴルフ場の照明であります。あるいは、ソフトボールもありますし、冬になればスキーの照明もいろいろあるわけであります。これはいずれも、環境とはまた別な角度から、いわゆる町民の皆さんに楽しんでいただく。健康増進に、あるいは鋭気を養っていただくための施設ということでの利用をお願いしているわけであります。そういった中で、いきなりパークゴルフ場の照明を明日から消すというようなことには、なかなかなりづらい部分はあるのだろうというふうに思います。もちろん、一時からすれば、時間的に短くなりましたし、絶えず利用者の状況等を見ながら、節減にも努力はこれからもしていきたいというふうに思いますけれども、これは環境問題とは相反するというお話ではありましたけれども、私どもとしては、そういう町民の皆さんへの利便性というようなことの観点から、引き続き実施をさせていただきたいというふうに思いますので、ひとつご理解をいただければというふうに思います。

出典:幕別町議会 平成20年第2回定例会 2008年6月17日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる