みんなの議会

幕別町議会 平成17年第2回定例会 2005年6月16日

「少子化対策として乳幼児医療費助成制度の拡大を」について

2005年6月16日、幕別町議会の一般質問で、豊島善江議員が質問し、町長 岡田和夫、教育長 沢田治夫が答弁しました。

質問者
豊島善江 議員
答弁者
町長 岡田和夫、教育長 沢田治夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 豊島善江

通告に従いまして、3点の質問を行います。1点目は、「少子化対策として乳幼児医療費助成制度の拡大を」についてです。一人の女性が、生涯に産む子どもの平均数が、2004年は1.29だったことが発表されました。詳しくは、2003年は1.290、2004年は1.2888で、少子化に歯止めがかかっていない現状が浮き彫りになりました。特に、北海道は、1.19と低く、打開が求められます。エンゼルプランや次世代育成支援行動計画など、国は少子化対策として自治体に計画策定を義務づけてきましたが、解決の兆しは見えてきません。少子化の大きな要因として、若年層の収入が少ないことがあります。若者の多くが否正規職員であり、経済的に不安定であること。そのことが晩婚化につながっているとも言われています。同時に、子どもを育てるのに、経済的負担が大きいこともあります。一人育てるのに2,000万円かかるということが、日本では言われていますが、これはアメリカやイギリスの約5倍にもなります。経済的な不安を一つでも取り除き、安心して子育てができる条件をつくることが必要です。幕別町においても、少子高齢化の傾向にあります。少子化は、これからのまちづくりを考えるときに、大きな課題であり、思い切った対策が必要ではないでしょうか。その施策の一つとして、乳幼児医療費助成制度の就学前までを無料化すべきと考えますが、いかがでしょうか。2番目に、道路整備の促進です。町の総合計画では、道路は自動車のみならず歩行者にとっても安全で快適な空間であることが大切としています。町道の整備、歩道のバリアフリー化が急がれます。1点目、町道の舗装化の促進について。2点目、歩道のバリアフリー化について。3点目、教育行政についてです。ゆとり生き生きパートナー事業は、道の少人数学級実現の先駆けともなり、教育の風は幕別からを実践したものと内外から評価されています。今、全国で少人数学級が進み、さまざまな取組みが行われています。少人数学級が教育効果も高いことが調査からも明らかになってきています。北海道の35人以下学級も道民の要望に応えて、今年から2学年まで拡大されました。町として引き続き少人数学級へ向けた取組みを進めることと併せ、道の事業の拡大が求められます。また、今年度からはじまった事業も多いですが、その効果も出てきていると聞いています。今後の進め方を伺います。1点目、ゆとり生き生きパートナー事業の拡大。2点目、道の35人以下学級の対象を、1学年1学級にも広げる改善を。3点目、全国では、小学校全学年で少人数学級を実施している県もあります。全学年実施に向け、計画を持つよう道に働きかけをすべき。4点目、特別支援教育に対応し、コーディネーターを1名配置をし、効果が現れていると聞きます。現在、札中に配置されていますが、今後、どう全町に発展させていくのか、進め方を伺います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

豊島議員のご質問にお答えいたします。はじめに、「乳幼児医療費助成の拡大について」でありますが、乳幼児医療費助成につきましては、北海道医療費給付事業の助成を受けながら、乳幼児の保健向上を目的に実施いたしております。平成16年10月の北海道の制度改正により、対象年齢を就学前まで引き上げたのに併せて、住民税課税世帯に属する3歳以上の対象者にあっては、1割分の自己負担を導入したところであり、平成15年10月から、3歳以上6歳未満の通院にかかる自己負担額の2分の1を助成しており、通院にあっては、これまでの1.5割の自己負担であったものが、1割に軽減されたことになります。また、北海道の制度に加えて本町単独で初診時一部負担金の助成を行っているため、現在、3歳未満の対象者及び住民税非課税世帯に属する3歳以上の対象者につきましては、医療機関等における自己負担は無料となり、3歳以上就学前で住民税課税世帯に属する対象者につきましては、1割の自己負担となっております。昨今の厳しい財政状況のもと、本制度自体の健全な維持を図るためには、この1割負担分をさらに助成して、全ての対象者の自已負担を無料とすることは、現状、考えておりませんので、ご理解をいただきたいというふうに思います。次に、道路整備の促進についてであります。ご質問の1点目の町道の舗装化の促進についてでありますが、道路整備につきましては、生活環境の向上と交通安全を図り、快適な日常生活を送るために不可欠なものと考えているところであります。現在、町道の延長699.5㎞、これに対しまして、舗装率は56.6%とまだまだ低い状況にあります。また、昭和40年代から50年代に整備されました改良路盤と舗装厚の足りない路線も、二次改築や維持補修が必要となっており、町道に対する整備要望は大変多いところでありますが、逆に、道路事業に対する補助採択も厳しく財源の確保に苦慮している現状であります。道路の整備にあたりましては、二次改築を含め、緊急性、投資効果、地域バランスなどを考慮しながら計画的に推進してまいりたいと考えております。次に歩道のバリアフリー化についてでありますが、道路整備にあたりましては、平成12年度に制定されました交通バリアフリー法に基づき、平成13年度には道路構造令の変更がなされ、高齢化杜会を踏まえて子どもたちや高齢者などのいわゆる交通弱者といわれる方々をはじめ、一般歩行者にも配慮した段差の解消や幅員の確保などに努めているところであります。今後におきましても歩道整備のほか、公園や公共施設整備などにおきましても、誰もが安全で利用しやすい環境の整備に努めてまいりたいと考えているところであります。以上で、豊島議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

答弁 教育長 沢田治夫(教育長は2005年9月まで)

豊島議員のご質問にお答えをさせていただきます。はじめに、少人数学級に向けた取組み及び拡大についてであります。文部科学省は、小中学校の学級編成基準(現行40人)の見直しに関連した調査結果を発表されたところであります。この調査につきましては、今年の4月、少人数指導を導入した学校(小学校477校、中学校478校)で実施され、その結果、一つには、学力が向上したとの回答は小学校で99%、中学校で96%。また、二つ目には、不登校やいじめが減ったとの回答は小学校で64%、中学校で43%。このほか、授業改善への教員意識が高まったなど、効果が見られたとのことでありました。また、今後の課題としては、8割以上の小中学校が「学級人数を引き下げた方が効果的」と答えたそうでもあります。さらに、少人数学級の実施を検討している、文部科学省の「教職員配置等のあり方に関する調査研究協力者会議」の中でも、一つには、障がいのある児童生徒に対する少人数学級指導は非常に効果がある。あるいは、全国的に学校現場から一つのクラスに2~3人の障がいを持つ児童生徒がおり、40人学級では指導は大変であり、人数を減らして負担を軽くすべきであるとの意見も出るなど、障がい児にも少人数学級は有効ということが、今、議論されているところであります。そこで、文部科学省はこうした動きや調査結果から、本年5月、これまで小中学校で全国一律に1学級40人としてきた学級編成基準を改め、小学校1~2年生については1学級35人とする方針を固め、平成18年度から5年問で実施する方向性を示されたところであります。なお、1~2年生の35人学級実施には、教職員9,000人の新規採用を必要としますし、平成18年度から5年間で実現するよう、予算の概算要求に初年度分として百数十億円を計上するとともに、来年度の通常国会に義務教育標準法改正案を提出するとの情報を得ていることから、私どもはこれに今期待をしているところであります。また、中央教育審議会の義務教育特別部会も、教員配置などのあり方を議論し、40人学級を見直して少人数学級を導入すべきとの考えで一致したとの報道もありますので、これらが解決すると、ご質問の1、2の改善拡充策につながるのではないかと、今、私どもは考えているところであります。ご質問の3、全学年実施に向けての要望についてでありますけども、文部科学省は当初、小中学校すべてで35人学級の実施を検討していたわけでありますけども、現実的な問題として、一つには、教職員約4万7,000人の新規採用が必要で、優秀な人材をそろえられないこと。あるいは、二つ目には、義務教育費国庫負担制度に基づく国の給与負担だけで3,000億円程度かかること。三つ目には、学級数の急増な校舎の新築費など市町村の負担が多くなるなどして、実現は困難と結論づけているわけでありますけども、その一方で、先ほども言いましたけども、北海道をはじめ27県で、平成17年度までに少人数学級が実施され、国と都道府県の負担額も1,000億円程度に収まることや、通常1年生の学級が2年生にそのまま持ち上がりになる場合も多いことから、前段申し上げました、小学校1~2年生に限って、5年間で学級編成基準を見直すことに踏み切ったようであります。したがいまして、ご質問の1~3につきましては、幕別町議会はじめ関係者のご努力、熱意によって実現の見通しが、今、出てきたところですが、制度はまだまだ十分とはいえない部分もありますので、引き続き市町村教育委員連絡協議会、あるいは教育長部会などを通しながら、国・道に対し要請活動を続けてまいりたいと思います。なお、町単独事業の「ゆとり生き生きパートナー事業」につきましては、これまでもお話をしてまいりましたけれども、現段階では、これ以上の拡大はさまざまな理由から難しいと思いますし、事業継続につきましては、先ほど申し上げましたいろんな国の動き、これなんかもありますので、これらの動向を見極め、あるいは特別支援教育、平成19年から導入されようとしておりますので、これらとの関連も含め、どんな手法が一番効果的なのか、これらも含めて今後の検討課題とさせていただきたいと思います。次に、特別支援教育の先取り施策である「多様な教育ニーズ推進モデル事業」についてであります。議員すでにご承知のように、特別支援教育とは、「従来の特殊教育対象の障がいだけでなくて、LD、いわゆる学習障がい、ADHD(注意欠陥・多動性障がい)、高機能自閉症を含めて障がいのある児童生徒の自立や社会参加に向けて、その一人ひとりの教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善または克服するために適切な教育や指導を通じて必要な支援を行う」ものとされているところであります。言い換えますと、これまでは障がいの程度に応じて特別の場、いわゆる特殊学級ですが、この特殊学級で行う特殊教育から、障がいのある児童生徒一人ひとりの教育的ニーズに応じて適切な教育的支援を行う“特別支援教育”への転換を図ろうとする試みであります。このためには何が必要になるかと言いますと「校内委員会」や「専門家チーム」、あるいは「巡回相談」といったシステムが、近い将来(平成19年ごろ)すべての小中学校への導入を国おいて今検討されているようでありますけども、LDあるいはADHD、高機能自閉症等の児童生徒への支援は、ある一人の教員だけの尽力に待つのではなく、まさに学校としての全体的・総合的な対応に向かうことになるだろうと私どもは想定したところであります。つまり、これまでの「特殊教育」のように教員一人による支援から、チームとしてのシステムとしての対応が求められ、これらによって障がいのある児童生徒一人ひとりの多様なニーズに応えることが可能になりますし、そうしなければならないと考えたからであります。したがいまして、そのような全体的・総合的な対応が必要となり、多様な支援をつなぐキーパーソンが特別支援教育コーディネーターであるとの考えから、本年度「多様な教育ニーズ推進モデル事業」として、これから2年問実施し、その成果をもとに国・道に対し「コーディネーターは兼任の教員でなく、専任の教員によるコーディネーターの配置を求めていこうと、そういったことで、今回事業を起こしたわけであります。なお、幕別町が考えるコーディネーターの具体的な役割は、一つには、個別の教育支援計画の策定や校内外の関係者、関係機関、団体等の連絡調整。3点目には、関係者との相談窓口の開設。4点目には、担任個々への支援。5点目には、町内小中学校における支援体制の構築。6点目には、巡回相談や専門家チームとの連携。七つ目には、校内委員会への推進役。八つ目には、体制整備に向けてのガイドラインの策定を含めた研修、実践をするとともに、市町村を越えた保護者への支援体制を構築し、幼児期からの相談や訓練・療育などが継続して行われることを、今、期待しているところであります。いずれにいたしましても、モデル事業開始から2カ月余りではありますけども、札内中学校においては校内支援体制の整備と経験豊富なコーディネーター、校長の役割のもと、児童生徒はもちろんのこと、保護者への対応を含め、多様な教育ニーズ支援体制整備に当たっては、障がいを持った児童生徒を中心としながらも、そのことだけにとらわれるのではなく、どの子にとっても学校という「学びの場」で最適な支援を保証するという基本的な学校経営基本理念が大切との考えで、町内13小中学校における教員の意識改革はもとより、地域参画型の全町支援体制を築いていきたいというふうに考えております。その一方で、特別支援教育の実現に向けましては、学級編成基準や教員の定数配置、先ほど言いました専任のコーディネーターも含めながら、国・道は早急にその考えを示すよう、「北海道特別支援教育振興協議会」などを通じながら、今、要望活動をしているところであります。以上で、豊島議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 1番 豊島善江

まず、1点目の少子化対策です。町長のご答弁では、これ以上の拡大はしないという、そういう答弁でありました。これまでもこのことについては、何回か質問をさせていただきました。とりわけ、今回、質問したのは、少子化に歯止めがかかっていないという、そういう現実があります。そのことをまず町長はどんなふうに捉えているのか、まずお聞きしたいと思います。私の質問の中では、経済的負担が非常に大きいということと、それから、若い世代の経済力が今弱くなってきている。不況の中で非常に不安定な雇用のある方が蔓延していまして、そういう経済力が弱くなっているということもありまして、今回はやはり思い切ったそういう経済的援助という形のその政策が必要でないかと思って聞いたのですが、その辺の考え方は、町長はいかがでしょうか。それから、それに至ったというのですか、町民の要望がどうなのかというところで、私はこのニーズ調査集計結果というのを読ませていただきました。本当に細かくいろいろな設問をされていまして、お母さん方こんなことを思っているのだなということも非常によくわかりました。幕別町として、これまでも細かな精神的な支えであるとか、それからひとりぼっちのお母さんをなくすための取組みだとか、いろいろなことをやられてきています。しかし、やはり経済支援が私は足りないのでないかなというところを思いました。特に、この中で経済的負担についてという自由記入欄があります。それのこれは就学前児童の父母の方に聞いているのですが、一番多かったのが、トップが医療費の助成の拡大や負担の軽減をしてほしい、これがトップで29件になっていました。それから、違う場所では、これは小学校低学年の方ですけども、ここで子育て支援環境充実のためにどんなことが必要かということを問われています。この答えのトップ、これも医療費なのですね。子どもが医療機関にかかる費用負担を軽減をしてほしい。これが62.6%になっています。それから、さらにもう一つの方のアンケートで、これも子育て支援環境充実のため、これは高学年に聞いています。ここでも、これは医療費の問題が42.7%と2番目に多いという回答になっているのですね。それで、私は、これまでいろいろな子育て支援ということで国がやられてきたけども、なかなかこういう経済的な不安に対する支援というのが足りなかった、国としての施策も足りなかったと思うのですね。それで、今回この中に非常に要望として強い乳幼児のこの医療費の助成制度、拡大してほしいと本当に願っています。これを思い切って町の施策としてやはり私は取り組むべきだと思うのですね。町長として、そういう経済的な不安があるということと、それから町民のそういう若い人たちの願いをどんなふうに受け止めているのか、その辺をまずお聞きをしたいと思います。それから、2点目の道路整備のことなのです。これは道路整備を計画的に進めていかなければなりませんし、古い、以前に舗装したところも改良が必要になってきているということもわかります。そこで、併せてお聞きをしたいのですけども、例えば、町道の中で区画整理事業などからはずれてしまって、なかなか舗装されないで残されているところ、それから、ずっと私道であったけども、町道になって整備されていないところ。そういうところもきちんとこの計画の中に入れていく。そういう場所がかなり長い間放置されて、砂利が敷かれたままの状態できているわけなのですよね。そういう方たちはずっと我慢して、ほかのところが舗装になっていくのを見ていたわけなのですけども、そういうところもきちんと計画の中に入れるべきだということをお聞きしたいと思います。それから、もう一つ、歩道のバリアフリー化なのです。これも本当に急がれると思うのですね。町は公共施設や何かはバリアフリー化ということで、段差をなくしたり、車椅子で入れるトイレをきちんと設置したりということは、やられてきています。しかし、一番私遅れているのが、その公共施設に行くまでの道路だと思うのですよね。歩道の道路は非常に段差が大きくて、とりわけ古い道路は段差が大きい。公共施設に行くまでに、歩道だけを通っていけるような道路はほとんどないといってもいいと思うのですね。そこの改善が急がれるということと、それから、都市計画の中にこの車椅子で通れる障害のないきちんとした歩道をつくるということを位置付けて、宅地開発されていますけども、そういうところにもきちんと指導をしていくということが私は必要だと思うのですが、その辺はどうでしょうか。それから、3番目の教育行政についてです。これは、今、教育長からお話があったとおりに、今、35人以下少人数学級が本当に当たり前になってきている。以前は大きい方が、たくさんの人数の方が切磋琢磨できるだとかいろんなことを国は言っていましたが、今、ようやくと国が少人数学級が子どもたちにふさわしいのだということで、そういうふうに一歩も二歩も前進するということが見えてきました。そういう中で、1点目の質問なのですけども、ゆとり生き生きパートナー事業、これはそういう道の35人学級、さらには国のそういう少人数学級の大きな先駆けとなってきた町の事業です。非常に喜ばれていまして、1年で事業が切れてしまって、2年にいったときに、本当に大変だということも、たくさんの人から、先生方からも言われています。それで、国の動向なんかも見なくてはいけませんし、国がきちんと18年度から1、2年生少人数学級、35人以下学級ということで、きちんと実施というふうに一遍になればいいですけども、これは段階的になるのかな、ちょっと私もわからないのですけども、そういう動向を見ながら、私はこの町の事業を拡大をする方向で、きちんと頑張っていただきたいなというふうに思うのですね。道の事業もそうなのですが、道の事業も二学級ある場合は、この対象になりますけども、1学級40人というところには対象にならないのですよね。そういうところが幕別でもあります。そこは、その学年はゆとり生き生きパートナー事業の、事業も1年生で終わりますし、道のそういう対象にもならないということで、これはほかの学校と対象になった学校と大きなやっぱりギャップがあると思うのですね。そういうことからも考えて、国の動向も見ながら、拡大をすべきではないかということです。それから、3点目のことなのですが、国はそういう方向で、低学年からということで、だいぶん見通しが見えてきました。今、全国で6年生まで少人数学級を行っているところがあります。山形県では、1年生から6年生まで、これも段階的に2002年度から3年間かけて6年生まで行っています。これの結果も不登校の児童が2割以上減った、また、児童の欠席日数が非常に減ったなど、ものすごく教育的な効果があります。現れてきています。北海道も2年生まで拡大をしました。私はこの道に2年生まででなく、山形で行ったり、長野県で行っているような小学校6年生までの全学年実施ですか。これを段階的に進める計画を、私はもつべきだと思うのですが、そこはいかがでしょうか。それから4点目は、今、詳しくご答弁がありました。本当にこの札内中学の実践を見ていても、先生方、また、あるいは配置された先生、校長先生、父母の方たち、力を合わせて取り組んでいて、実施がはじまって数カ月で目に見えるとこが現れているというのを聞きまして、あ、本当に教育の力ってすごいなっていうふうに思ったのですが、これを教育長がおっしゃられたように、その成果を全町に生かすとともに、国・道に対して要望として伝えていくというふうにおっしゃいましたが、そのことをしっかりと行っていただきたいと思います。4番目のことは答弁はいりません。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

最初に少子化対策にかかわってでありますけども、私も少子化に歯止めがかかっていないという認識は同じくするものであります。ただ、先ほどの佐々木議員にもお答えいたしましたように、少子化に歯止めがかからない、少子化が進行する、その原因はやっぱり非常に複雑多岐にわたってあるのだろう。確かに、経済面に関しても大きな要因の一つであろうというふうには思いますけれども、もちろん雇用の問題もそうでありましょうし、働く条件の問題もあるでしょうし、いろんなことがあって、少子化に歯止めがかからないという現状は、これは現状だと思います。ただ、今言いますように、医療費だけということではなくて、今のお話にありましたように、町民の方々、若いお母さん方が医療費に対しての不安をもっているということも、これもまた私は事実だというふうに思っております。そしてまた、一方では、一時保育をはじめとする施設整備、条件整備というようなことも言われているわけでありまして、私は先ほど言いましたように、やっぱりそれぞれがそれぞれの担う役割を果たしていくこと、それが積み重なっていって、少子化対策につながっていくのだろうというふうに思っております。そういったことで、私ども、当然のことながら医療費は安い方がいいし、お母さん方の負担が軽いのがいいのは、これは、私は当然だというふうに思っております。ただ、そうかといって、私どもの町がすぐ、これらのご質問ありましたように、乳幼児医療を拡大することができるかどうか、これは先ほど言いましたように、なかなか財政的にも難しい問題があるのだろうというふうに思っております。大変厳しい中で、ご負担をいただくことについて、大変なことだというふうには思いますけれども、私どもとしても、今の町財政の中でこれらを拡大していくということが、なかなか困難だろうというふうに思っております。それから、道路についてですけども、これは舗装されていない道路、これは当然のことながら住民の要望もあって、担当の方では全部掌握をしておりますけれども、先ほども言いましたように、かつては、景気浮揚策というようなこともあったのでしょうけども、町が単独で道路整備するために、100%の起債を貸すだとか、あるいはその起債の償還を交付税でみるとかといった、非常に公共事業を増やすために、道路整備にかかる財源手当というのがあったのですけど、今は補助事業もだんだん道路にかかわっては減ってきているのが現状であります。そうしたことから、なかなか道路整備が、今、やりづらい。整備に着手しづらい条件にあります。そのほか、ちょっとお話がありましたように、区画整備事業なんかで、当時、道路を造成したと。それらが砂利で残って、いわゆる道路整備がされないで残っているというようなところもあるわけですけども、これもいろいろな事情があって、片一方の団地ではそれぞれ道路を十分にとって舗装をして、その分が宅地の値段にはね返って団地が整備されている。片一方は、道路幅とてそこへ砂利敷いて、そして安く土地を売買している。そうなると、なんだ、あそこの道路はみんな町が金使って整備して、こっちは俺たちが全部整備して自分たちがお金を払ってとか。あるいは、今までずっと私道で使ってきて、もう今度は管理できないから全部寄附するから町で整備してくれと。いろいろなそれぞれの事情があるわけですけども、そうは言っても現実的な対応としてはやはりできる限り道路整備は進めていかなければならないわけですし、今の公区長さん方の要望書を見ても、一番多いのはやはり道路整備なものですから、それらも踏まえた中で、先ほど申し上げましたように、計画性をもった中で、これからも道路整備をあたっていきたいというふうに思っております。それから、歩道のバリアフリー化、先ほども言いましたように、私どもは大体、もちろん新しく道路を整備する段階では、今の基準にあった整備をしていますし、障がい者の福祉計画を立てるときなんかも、障がい者の方々に現実に道路、歩道等を見ていただいて、指摘を受けて改善しなければならない場面等の提言等もいただいたというふうにも聞いております。もちろん何かこれからでも、こういうところがこうすべきだということがありましたら、決して私どもそれは全くしないなんていうことは申し上げるつもりもありませんし、十分ご意見をいただく中で、できる限りのことは、これからも意を用いてまいりたいというふうに思っております。

答弁 教育長 沢田治夫(教育長は2005年9月まで)

1点目のゆとり生き生きパートナー事業の継続という形でありますけども、これは先ほどお話したとおり、これからの国・道の動き、いろいろ変わっていくでしょうし、ただ、幕別町は単に30人学級ではなくて、ADHD、LD児、こういった子どもがいたところに一人という形でやっていますので、これらも含めて、やはり国に対しては要望していかなければならないだろうと。心配なのは、来年度からスタートするわけですけれども、5年間という形でありますから、5年間の間に幕別町が入らなかったらどうしようかな。そのことを多分心配されるのだと思っておりますけども、こうなったらほかの町のことは別にして、町だけでも白人小学校、これまでモデルもやってきておりますし、今、実質導入もされていますから、この有利性を使って、何とかいけるように努力をしてまいりたいというふうに思っております。それから、道に対して全学年への導入要望と。これは非常に厳しい、道財政からいってもなかなかきついということは私どもわかるわけでありますけども、ただ、要望は要望としてしながら、それが国につながっていくようにということを、これからも努力をしていきたいというふうに思っております。

質問 1番 豊島善江

1点目と2点目と聞きたいと思います。1点目の少子化対策なのですが、今、町長のご答弁の中で、経済的なものも大きいというふうなご答弁もありました。私ももちろんこの医療費の問題が解決すれば、それで少子化は克服されるかというと、それはすべてだとは私も絶対思ってはいません。ただ、その経済的負担を少しでも助けてあげるというか、それも一つの施策として、この乳幼児医療費の事業があると思うのです。そして実際に、ニーズ調査の中でもニーズが多いわけですから、町長は最初から難しいというふうにお答えいただきましたけども、難しいとするところからは絶対に答えは生まれないのですよね。その辺は、私はもっと検討していただきたいと思うのです。なぜかといいますと、全国でいろいろな取組みの事例があります。このことで、若い人たちが増えてきているというような取組みなんかもありまして、例えば、幕別よりも少し少ない、人口2万人ぐらいの規模の岐阜県にある町なのですけども、ここは15歳まで無料化をしました。これまで人口がずっと減ってきたのが、96年から人口増加に転じてきたということが言われています。94年から4年間かけて毎年少しずつ拡大をしてきて、そして人口増加に今はなってきているのだということが報告されていました。これは、この町の予算、一般会計の予算が62億のうち、この助成制度に9,460万円使っているといいますが、こういう事業を思い切ってやっています。それから、町長もご存知だと思いますが、北海道の中で、上磯町というところがあります。ここは幕別よりももう少し大きくて、3万人を超える町ですが、ここでも昨年の10月から小学校6年生まで乳幼児医療費助成制度の無料化を実施しました。これも当初は確か就学前まで無料化だったのを、これを思い切って小学校の卒業まで拡充をしたという、こういうことが出ていました。この中で、一番言われていたのが、やはり子育て支援に対しては、町として思い切った取組みをするということが必要だということと、それから、子育てには待ったということがないのだということも、この二人の町長さんがおっしゃっておられました。もう一つ、すごく、こういうことなのだなと私が思ったのは、これにはもちろん財源が必要です。お金かかります。しかし、こういうふうに若い人がたくさん町に入ってきて、子どももたくさん産んで、そういうふうになりますと、逆に歳入面でも増えてくる。そういうこともあります。例えば、これが助成制度拡充になりますと、高齢化率が下がってくる。それから、若い人たちが入ってきますから、そういう面では税の収入も増えてくるという、そういう歳入の面でも効果があるということも言われていました。私はこういう例を見ても、やはり今この少子化のときに、思い切った、最初から無理だというふうに言うのではなくて、思い切った検討が必要ではないかと思います。これまで、乳幼児医療費助成制度、町も2分の1助成だとか、ご努力はされてきたと思います。この間、道が乳幼児医療費助成制度、昨年の10月から変えて、先ほど町長がご答弁なったように、そういう方向になりましたが、おそらく町の負担は、昨年の10月に道が制度変更しましたから、そのときに、町がこれまで持ち出していた負担はそのときよりも下がっていると思うのですよね。そういうものも活用しながら、段階的にこの無料制度を私は拡充すべきだと思うのですが、再度ご答弁をお願いします。それから、2番目の道路整備の促進の、2番目の歩道のバリアフリー化なのですけども、車椅子で歩いていらっしゃる方、日中はあまり見られないのですよね、町の中で。ところが、5時だとか、朝早くに何人かの方が車椅子で散歩をしていらっしゃいます。それを私はどうして昼間いらっしゃらなくて、いつも朝なのかなと思っていたのですが、みんなそういう方たちは、歩道ではなくて、車の少ない朝、車道を走っているのです。歩道はやはり非常に段差が大きいです。新しく作られた道路、例えば、道道の横の歩道や何かは、かなり広くとってますから、ずっとまっすぐ行けますけども、この町道の横についている歩道というのは本当に狭いのです。狭いし、あちこちで横断する道路があるものですから、そこでガンと下がっている。これは非常に車椅子にとっては歩行がしづらい。そういうふうにも現実にはなっています。私は、今の道路の改良を、やはり計画を何パーセントまでやっていくのかという、そういう年次計画をしっかりと持つべきだと思いますし、それから、新しくできてきている団地、例えば、暁町なんかの団地もかなり整備されていますけども、あそこでも私は車椅子で通るような、そういう状況にはまだなっていないのではないかなと思うのですけども、その辺もぜひ調査研究をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

医療費の無料化の関係でありますけれども、道内外の事例のお話がありました。私どもも押えている段階では、十勝管内でも、南を中心に鹿追を含めて6町村が義務教育の無料化、全道でも40市町村ほどが実施しているというようなことであります。もちろんそれぞれの町の事情があって、あるいは町の施策として取り組んでいるのだろうというふうに思います。全国の事例もありましたけど、何か中学校まで無料にすれば少子化が解消できたということが言われておりますけども、それはどうかわかりませんけども、確かにそうした親として、子どもの医療費にかかる負担というのは大きいのだ。何とかこれを解決してほしい、解消してほしいということは、私ども先ほど言いましたように、十分認識をしているところであります。ただ、そうは言いつつ、先ほど来申し上げておりますように、なかなか町の施策として踏み切れない部分もいろいろあるし、そして先ほど言いましたように、道の助成の中での一部現に対応している部分もあると、そういうようなことから、これからもこうした問題、先ほども言いましたように、これは1町村だけが取り組むよりは、本来的には私は全道・全国的なレベルでの取組みが一番必要なのだろうというふうにも思いますけれども、まずは町村からということも一面では言えるのだろうと思いますけれども、そうしたことも含めながら、当面は今の体制で状況で進めさせていただければなというふうに思っております。あと、歩道の関係は、これは先ほども言いましたけど、団地内の造成は、これは当然区画整理事業者がやるわけですから、特に歩道何メートルをつくらなければ許可なりませんというようなことがないものですから、結局それなりの歩道で団地が造成されて終わってしまう。さらにそれを求めるとなると、結局は町がその分を負担して、歩道を広げたり整備をしていけということになってくるのだろうというふうに思います。そういった意味でなかなか難しい面もあるのでしょうけども、今、言われましたように、何とか車椅子で利用される方の不便にならない、どの程度までできるかわかりませんけども、十分調査はさせていただきたいというふうに思います。

出典:幕別町議会 平成17年第2回定例会 2005年6月16日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる