みんなの議会

幕別町議会 平成17年第1回定例会 2005年3月9日

町有地の有効利用における住宅政策について

2005年3月9日、幕別町議会の一般質問で、乾邦広議員が「町有地の有効利用における住宅政策について」質問し、町長 岡田和夫、教育長 沢田治夫が答弁しました。

質問者
乾邦広 議員
答弁者
町長 岡田和夫、教育長 沢田治夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 乾邦広

通告に従いまして、3点について質問をさせていただきます。はじめに、町有地の有効利用における住宅政策について。第4期総合計画の中で、町民の望む本町の将来像は、自然との調和を図り、福祉と教育環境が充実した町と位置付け、将来像実現の基本目標六つの中にも、自然と調和した快適で住みよい町、地域の特性を活かした活力のある町、人と人が触れ合う町というように、自然と調和、地域の特性、人が触れ合う町が掲げられております。そうした将来像を描いた上で、基本計画、現状と課題では、若者定住、U・I・Jターンの促進向き住宅、あるいは地域の課題に対応した多様な住宅施策が必要との認識に立って、北国にふさわしい良好な住まいづくりを促進するとしております。そこで、地域の課題に対応した多様な住宅施策が必要との観点から伺いますが、ご承知のように途別小学校では本年度より、十勝管内はもとより道東でもはじめての小規模校特別転入学制度が導入され、平成16年度は1年生一人、5年生一人が入学したことで、1年生と2年生はこれまでの複式から単学級となり、しかも教員増になるなど、このうえない結果となりました。このことは、地域にとっても子どもにとっても、教育効果の向上はもちろんのこと、学校・地域の活気など運営面に大きな好影響を与えていただいております。また、平成17年度の入学希望者を対象に、見学会、説明会、町内外から十数組の保護者、子どもたちが訪れるなど、関心の高さが伺い知れるところであります。結果的に、入学を希望したのは、新1年生3人が入学するとお聞きしておりますが、問題は現行の特認校制度では、町外の子どもは受け入れることができないため、入学を断念せざるを得ないので、住宅が学校周辺にあれば移り入学させたいという話を聞いております。そうした現状、あるいは前段申し上げた若者定住、U・I・Jターン向け住宅策の一つとして、旧学校跡地に公営住宅を建設し、小規模校特別転入学制度のさらなる充実と小規模校の再生、効果、地域の活性化、農村の自然と文化、人情を活用し、まちと農村の均衡ある発展と時代を担う人づくり事業としての町長の考えを伺います。次に、環境教育の推進について、お伺いをいたします。21世紀は環境の世紀といわれ、この世紀を生きる児童・生徒を対象に、学校においても環境教育が行われていることは承知しておりますが、環境教育は教科書や副読本を読むといったことよりも、周りの自然活動や清掃工場、廃棄物処理施設など、あるいは試験・研究機関などを訪れ、目で見たり手で触ったりさまざまな体験をすることも大事なことだと思います。とりわけ、環境問題の中でも、廃棄物は毎日の生活の中から発生する身近な問題であり、例えば、全国の小学校での給食の食べ残しは、1週間で850トン排出されているという試算もあります。現在、給食の残飯は費用をかけて処理していると聞いておりますが、費用をかけずに微生物を利用して、堆肥をつくり、作物を育てることも可能であります。全国の小中学校の中には、このような事業実践プランを取り入れ、有機農法や環境教育を体験する事例もホームページなどで紹介をされております。そこで教育長にお尋ねをいたしますが、教育委員会としても、子どもたちの健康増進を図るため、昨年度から生涯学習の一環として、学校・家庭・地域が連携し、食に関する指導の推進を図ることにしておりますが、このような事例もぜひ参考にしていただきたいと考えますが、教育長の考えを伺います。最後に、教委育委員会の役割について。町教育行政の推進に中心的な役割を担う教育委員会制度、制度化されてから半世紀を過ぎた今日、マスコミ等によれば形骸化しているとの批判が強いことから、国は制度を抜本的に見直すため、中教審に諮問をしたとされておりますが、本町の教育委員会としてはどのように受け止めているのか、教育長の考えを伺います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

乾議員のご質問にお答えいたします。1点目の町有地の有効利用における住宅政策についてでありますが、ご質問にもありますように、途別小学校の小規模校特別転入制度の説明会には、町外1組を含む 10 組が参加したとお聞きいたしているところであり、子どもに最適な環境で教育を受けさせたいという、保護者の気持ちも充分理解はするところでありますし、また、この特別転入制度が大きな効果をあげていることは、大変喜ばしいことと考えております。この制度のさらなる充実を図る施策の一つとして、学校敷地に公営住宅をとのことでありますが、公営住宅の目的の本旨は、住宅に困窮する低所得者に対して低廉な家賃で賃貸するとしているところでありますことから、Uターン、Iターン、Jターンの受け入れや子どもの教育のための居住空間の提供を目的とすることは想定されていないところであります。このため、当該地への公営住宅の整備ということになりますと、当然のことながら、町単費による手法しかなく、この場合は建物本体から道路、水道、合併浄化槽の整備など、相当の経費を要しますことから、現在の本町の財政状況を考慮いたしますと、その実現はかなり難しく、また、住宅に困窮している一般住民の理解を得ることも難しいのかなというふうにも思っているところであります。さらに今後、土地の有効利用の研究は続けてまいりたいというふうに思っておりますが、他の地域とのバランス等の問題もあり、現実的にはなかなか具現化することは難しい状況にありますことを、ひとつご理解をいただきたいというふうに思います。以上で、乾議員のご質問に対する、私からの答弁とさせていただきます。

答弁 教育長 沢田治夫(教育長は2005年9月まで)

乾議員のご質問にお答えをさせていただきます。まず、環境教育の推進についてでありますが、学校教育におきましては、児童・生徒が環境を大切にし、よりよい環境づくりや環境の保全に配慮した行動が取れるよう、発達段階に応じて各教科や総合的な学習の時間などにおいて、体験的・問題解決的な学習を重視するなど環境教育の改善・充実を図ってきているところであります。また、学校におきましては「食に関する指導」においても、家庭、地域と連携し、児童・生徒の正しい食事のあり方や、望ましい食習慣の形成を図るとともに、環境保全の観点からごみの分別や食べ残しを減らす工夫など、環境に関する学習についてこれまでも積極的に取り組んでいるところであります。児童・生徒が、環境教育の一環として学校給食の残食を活用した家畜の飼料や肥料づくりなど、資源の再利用の方法を主体的に学ぶことは意義深いことであり、教育委員会としても、このような先進事例を各学校に紹介するとともに、各種研修会において資源の有効活用などについて教職員の理解を深め、各学校における指導の一層の充実が図られるよう取り組んでいきたいと思います。次に、教育委員会の役割についてでありますが、教育におきましては、その中立性の確保は極めて重要なことであることから、選挙で選ばれる知事や市町村長から独立した合議制の執行機関である教育委員会が教育事務を執行することによって、中立性や安定性、継続性を確保するとともに、多様な民意を反映する仕組みとなっております。国におきましては、市町村合併の進展などに併せて、地域の意向を反映した主体的な教育行政を推進するため、知事や市町村長と教育委員会の関係、あるいは学校と教育委員会の関係のあり方など、教育委員会制度の改革方策について、現在、中央教育審議会に諮問をし、この秋までには答申される予定であると聞いています。幕別町教育委員会といたしましては、これまでも、地域の実情を踏まえ、地域に根ざした主体的で積極的な教育行政を推進するため、「教育ネットワーク推進会議」や「ジュニア教育委員会」を開催し、多くの意見を聞くほか、教育委員会の会議を公開するとともに、来年度からは新たに「幕別教育の日」の制定や「教職員提案制度」、「幼保・小中連携事業」などさまざまな施策を協議、実現するなど開かれた教育行政に取り組んでいるところであります。引き続き、国の動向に留意しながらも、教育委員会制度の趣旨が活かされるよう、教育委員会の活性化に向けた取り組みを進めてまいります。以上で、乾議員の質問に対する答弁とさせていただきます。

再質問 8番 乾邦広

何点か、再質問をさせていただきたいと思います。都市計画マスタープランでも、住民と行政のパートナーシップによるまちづくりと記載されております。まさに、これからの時代、構想・計画段階から住民参加、住民視点によるまちづくりの支援が大事だと思っております。今後、地域の声を聞く機会があってもいいのではないかと思いますが、この点についてどのように考えておるでしょうか。また、私が質問した場所は、旧途別小学校跡地なのですけども、これは都市計画調整区域で、住宅が建設できない地域なのか再度お聞きいたします。また、今現在、この跡地は、今、パークゴルフ場として利用しておりますけども、その管理は長寿会にまかせてお願いしていただいております。これは高齢化などにより大変管理も難しい面も出てくることが予想されておりますので、地域住民との話し合いの場を設けまして、将来、検討することは考えてもいいのではないかと思いますが。また、公営住宅建設が難しいのであれば、今、民間の力を活用して、町有地の売却などするような考えはないのか。この四つについて、再度質問をさせていただきます。また、環境教育について、お伺いをさせていただきます。本年度、食育について大変強力に進めていただいておりますことは、私ども農業者には大変心強いと思っております。この環境教育も大変重要な教育でございますので、簡単にもう一つお聞きしたいと思いますけども、町内の小・中学校で給食の食べ残しの量はどのぐらいあるのでしょうか。また、その食べ残しの処理はどのように処理されているのか、再度お聞きをいたします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

1点目の住民の声を聞く機会、これは私どももちろん否定するものでもありませんし、機会がありましたら、ぜひ、お招きをいただいても結構でありますし、お越しいただいても結構でありますけども、そういう場を持たせていただければありがたいなというふうに思っております。それから、住宅の建設が可能かということでありますけども、都市計画の区域外の地でありますことから、これは住宅の建設は可能であるというふうに思っております。それから、公営住宅が無理ならば、分譲しては云々という話があります。ただ、先ほどの乾議員の言われる、学校の子どもを入れるとするならば、若い人が入ってくる、子どもがいる人たちが入ってくるのに公営住宅と。分譲してしまうと、何年か子どもがいてもすぐ子どもがいなくなって、先ほどの学校とはちょっと結びつかなくなっていくのかなというように思います。これは難しいのは、都市計画区域が設けられて、その中にたくさん住宅を建てる地域があるのに、なぜあえて都市計画区域外のところに住宅を建設して、まちづくりを進めていかなければならないのかと、こういう問題は必ず出てくるのだろうと。まちづくりを進めていくために、そういう線が引かれていて、それぞれの地域のそれぞれの発展を目指していこうと、開発をしていこう、活性化を図っていこうというときに、なぜ、その都市計画区域外のところに住宅を建てなければならないのか。その一つが学校の特殊性だということを先ほど言われたのかなと思うわけでありますけども、そういった面ではいろいろ課題もあります。例えば、これを民間にあそこを分譲して、どうやってくださいといっても、これまた浄化槽からはじまって、相当な資本投資もしなければならないとう問題もあって、なかなか難しいのかな。それでは、途別が良くて、明倫か新和か駒畠か中里から出てきたらどうなのだということも、これはひょっとしたら考えていかなければならない問題なのかなというようなこともあって、なかなか一遍には難しい、解決が難しいのかなと。ただ、前段お話しありましたように、相談をさせていただく。声を聞く機会を設ける。そういったことについては、ぜひ、進めていただければというふうに思っております。

答弁 教育長 沢田治夫(教育長は2005年9月まで)

給食の各学校から戻ってくる残食の量でありますけども、これも大体1日あたり、平均150キログラムということになっているようであります。掛ける200日ぐらいというのが、年間の数字になろうかと思っております。その処分方法でありますけども、この給食残滓の処理につきましては、過去、コンポストによる処置を試験的にやったこともありますけども、結果的には脂分だとか塩分、これが多いやつはなかなかなじまないという結果で、今はそういったことはやっておりません。最終的には、学校から帰ってきた残滓につきましては、水分を十分に抜き取って、生ごみ収集に合わせて処理をしている。いわゆる事業系の一般廃棄物、そんなような形の中で処理をしているということであります。ちなみに処理費用は、聞かれてはいませんけども、先に答えた方がいいかと思うのですけども、36万円ということであります。

出典:幕別町議会 平成17年第1回定例会 2005年3月9日 議事録 PDF(74ページ) 間違いを知らせる