幕別町議会 平成16年第3回定例会 2004年9月7日
農村主要町道の道路用地の草刈りについて
2004年9月7日、幕別町議会の一般質問で、伊東昭雄議員が「農村主要町道の道路用地の草刈りについて」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 伊東昭雄 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 18番 伊東昭雄
通告に基づきまして、農村主要町道の道路用地の草刈りについて質問いたします。本町の第4期総合計画に基づき、昨年度は幕別町都市計画マスタープラン並びに幕別町緑の基本計画が策定され、十勝管内の中核都市として、また発展的な農村都市としてのまちづくりが進められており、誠に喜ばしい限りであります。さて、申し上げるまでもなく、本町は農業を基幹産業として、しかも恵まれた自然環境を背景に発展してまいりました。特に平坦な十勝平野の中で、丘陵地が波状に広がる農地とその地形は本町の特徴でもあり、富良野方面の農村景観を彷彿とさせてくれます。近年の農業技術の飛躍的な発展と農家個々の血のにじむ努力によりまして、畑に雑草が一本もないほどによく手入れされた農地は見事です。畑作物や野菜は発芽から開花、収穫まで多様な変化を繰り返し、その広大で鮮やかな作物生育の景観は訪れる人々や車窓から眺める方々に無休の感動を与え、心を和ませてくれます。しかしながら、現状はよいことばかりではありません。残念なことに道路用地にはヨモギやアカザ、ヨシなどの長大雑草がはびこり、農家は手が回らず、8月ともなるとせっかくの農村景観に影を落とし、決定的なダメージを与えているわけであります。また、交差点やカーブの多い地形か、交通安全事故防止対策上憂慮される面が多々あります。そこで提案するわけでありますが、私はまず都市計画に添った農村景観づくりのために、農家の方々の惜しみない努力と意志改革を図ることが大事であると考えます。また、雇用対策も重要な課題と考えます。繁忙期で多忙感極まる7月頃、地元農家の協力を前提として(町道愛護組合や農村景観づくり実行委員会などを結成するなど)、町財政資金援助のもとで、道路用地の草刈りを実施していただきたいと考えます。このことこそが、住民と行政の血の通ったまちづくり協働の実践であり、将来目標である町と農村を結ぶ田園都市づくりにつながることではないでしょうか。農村の発展なくして明日の幕別町発展は望めません。農村と都市の一体化、調和のとれたまちづくり計画の具体化に向け、農村主要町道用地の草刈り実施計画を樹立し、ぜひともその計画を実行していただき、町道用地に雑草のない景観づくりを実現するよう強く申し上げ、私の質問を終わります。以上。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
伊東議員のご質問にお答えいたします。農村主要町道の道路用地の草刈についてであります。今、伊東議員のご質問の要旨にもありますように、本町は農業を基幹産業とし、しかも恵まれた自然環境を背景に、自然と調和した快適で住みよいまちを基本目標にまちづくりを進めているところでありますが、ご質問の農村主要町道用地の草刈りについては、現在、交通安全の確保のために、主要町道を中心に 23 路線 118 ㎞を年3回、その他 163 路線 347 ㎞を年2回実施いたしております。なお、この他に交差点やカーブ等で見通しが悪く交通安全上危険と思われる箇所につきましては、随時パトロールを行う中で対応をいたしているところでありますが、平成 12 年度からは草刈り機械を1台増やしまして、3回刈る路線の延長と作業の迅速化を図ってまいりました。また、町道用地に雑草のない景観づくりの実現でありますが、現在、郡部路線は全て機械刈りで行っておりますことから、路肩及び道路側法面のみ実施をいたしておりまして、機械の構造上、反対側法面については実施できない状況にあります。つきましては、今後におきましても現状の回数と手法の中での実施とならざるを得ない状況にありますが、農村景観と交通の安全を確保するため実施時期を調整するなど、より注意を払い対応してまいりたいと考えております。さらに、ご提言いただきました地域との協働、あるいは愛護組合、あるいは実行委員会の設置等を含めまして、これらに関しましては農村部公区長さんをはじめ、地域の皆様の声も聞かせていただきながら、今後検討させていただきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。以上で、伊東議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 18番 伊東昭雄
ただいま、町長が町道については2回ないし3回刈っていると。それは、私は十分承知はしておりますが、私が言っている町道用地というのは、機械が2回刈っても今の機械の構造上、上から1メールから1メートル20ぐらいしか刈れないのです。それから残りのはびこるもの、それがその景観を非常に悪化していると。それを協働で刈ってはどうかと、そういう意味でございまして、非常に町は努力して刈っていることは認めておりますし、そのことを私は言っているのです。道路用地というのはそのことを言っているのです。そこで、私は、道路用地の草刈りは道路管理者と、また基幹産業を守る農家の意識改革にあると思います。道路用地に雑草が長大しても、また農家の屋敷が非常に機械や古タイヤが散在しておりましても、農家の所得には何の影響もないわけで、経済的には影響がないので何ら気が付かないと。しかし、ほかから見れば非常にイメージダウンをしているというのが事実だと思います。こうしたことは、やはり意識の問題でありまして、行政と共に意識改革を図ることが大切でなかろうかということを私は述べているわけです。私はパークゴルフ場、また公園管理も大切なことだと思います。これらもほかから見て見やすい景観で遊んだり楽しんだりすることが非常に大切だと思っております。それで公園の管理費は総経費としていくらぐらいかかっているのかとお尋ねしましたら、約7千万円かかっていると。パークゴルフ場が3千万円。それぞれが管理費としてかかっているわけですが、それでは主要道路の草刈り、私が言っている機械で刈れないところを刈ったらどれぐらいの費用がかかるのかということを私なりに推計いたしました。それは広域農道をはじめとして10路線、西幕には大体主要道路というのは3路線ぐらいあるだろうと思いますし、南には3路線があると思います。私は一昨年、家庭の事情で地先の町道の道路の草を刈っていただきました。その支払額を参考にすると、大体、1キロ4万5,000円から5万5,000円の計算で支払いました。先ほど申し上げました主要道路というのは大体100キロくらいあるわけでございまして、これを、私のやった計算ですからきちっとした数ではございませんけども、およその目処として100キロで450万円から500万円ぐらいかければ、その機械で刈った残りを刈れるのではないかなという私なりの計算でございます。この額を、町行政に全部やってくれということは非常に財政問題がありますので、地域と行政が一体となって協働でこの草刈りを実現したならば、素晴らしい農村景観ができあがり、先ほど申し上げました農村都市としての具体化、または調和のとれたまちづくりになるのではないかと思っております。申し遅れましたけれども、平成9年から町で雑木を切り始めました。以前にもやっておったのだろうけども、切るよりも大きくなる方が多くて目立たなかったけれども、車両センターが委託をしたことによって、その益金で木を切りはじめまして、非常に道路が見やすくなって地域の人も大変喜んでおります。また、私、数年前に、会派で旭川の方面に視察に行ったときに、驚いたことには道路用地の草が全部刈ってありまして、非常に景観が素晴らしかったと。これは、水田地といえば平坦で道路も起伏もないために、そんなに盛り上がらずにして、今の機械で刈ればほとんど残りが50センチぐらいしかないので、それは農家の自先の人が刈っているのであろうと思っておりました。これも、西幕別の依田地区とか途別地区はほとんど刈っております。その景観を見たときに、その高台あるいは起伏のあるところの機械で刈れないところの雑草が景観を阻害しているということを私は常に考えておりまして、そうしたことで、ひとつ刈ることを望んでいるわけであります。こうしたことで、やはり全町的に見たときには、高台は起伏が多くて機械で刈った残りを刈るということは農家では刈れないという実態があるので、今の町が一体となって、このことを実現に向けていただければ非常に景観がいいのでないかと、こんなように思っておりますので、今一度、町長の考えをお聞きいたしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほども申し上げましたように、町道の草刈り、今はほとんどが機械で実施をしている状況であります。今、伊東議員のご質問は、機械で刈ってそれで終わらない部分、機械で対応できない部分を手で刈ることがいいのでないか、刈るべきだというようなお話でありました。確かに試算もお聞きしましたけども、非常に農村部の町道、大変距離があるだけになかなか大変だと思います。特に、今お話のありましたように、地域の皆さんの協力がなければ当然やっていけないものだろうというふうに思います。かつては、道路愛護組合というような名称でそれぞれの地域にそうした道路の、当時は砂利敷きを中心にした愛護組合もあったのですけども、今そうした組合もないというような状況であります。そうした中で、この景観を大事にするという観点から、町道の草刈りを手刈りでやることについて、これは内部でも検討はさせていただきたいというふうに思いますけども、やはりまずは地域の皆さんの協力を得られるかどうか、これが大事だろうというふう思いますし、そうしたことからすると、公区長会議なんかの機会を通じながら、あるいは地域に出向いた特にいろんなご意見を伺う中で、これから対応していかなければならないというふうに思っていますけども、とにかく、今、お話ありましたように、主要町道、なかなか位置付けも難しいものがあるのだろうというふうに思いますし、また、草刈りが必要なところ、これが1回だけで終われば何百万円で終わるのかもしれませんけども、これがまた2回、3回というふうになってくると、いわゆる景観を維持していくためには、年に何回かの草刈りを手でやっていくということも考えていきますと、また大きな費用にもなってくるのだろうと思いますし、何といっても、今、伊東委員さんが言われますように、地域の方が大変お忙しい中に、そうした奉仕といいますか、協力をしていただけるかどうかといった場合も、大切なことであろうというふうに思っておりますの、それらを含めた中で十分検討させていただきたい、協議をさせていただければというふうに思っております。
質問 18番 伊東昭雄
町長の言われることはよくわかりますけれども、私の言っているのは、手狩りを2回なり3回刈れということは考えておりません。まず、7月中に1回刈れば、後は秋までは景観が阻害するような2番草が出てでも、それはございません。私も自分のところは刈ってよく経験しておりますけれども、1回さえ刈れば、今、そういう見苦しい景観はなくなるということでございまし、金額もそんなに莫大な金額ではないのではないかというふうに考えております。それから、もちろん、これは行政だけでやれということは困難でございまして、これは地域の方が、先ほど申し上げましたように、そういう組合というものを作りながら、協働、あるいは地域ぐるみで、そういうやれるところからやっていってはどうだろうかなと。そうしたことも、もちろん農家自身も考えなければなりませんけれども、行政として意識改革という観点から、やはりその指導という言葉は当てはまりませんけれども、ひとつ、いつか前川議員が何でも農家に頼んでみてくれと、遠慮なくという言葉は心臓に残っておりますが、やはりこれは、行政が本当にこのパンフレットに書いてあるように、景観を大事にする町と都市との一体化の調和のとれたまちづくりということを真剣に考えているのならば、やはり行政自らそうしたことに前向きで、農家の人にもやはり声をかけて、どうだろうかという、そういう前向きの姿勢が私は必要でないかと。これは道路管理者がやらなければならないことですけれども、それは全部、先ほど申し上げましたように、平らなところであればできますけれども、非常に手刈りが多くなりますので、そうしたこともひとつ指導というか、行政の役割を少しずつ啓蒙して働きかけていただきたいと、こんなふうに思っておりますので、今一度ギャップがありますので、2回、3回刈れというこではございませんので、その辺もひとつご理解していただいて、町長の考えを今一度お聞きいたします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
行政の責任で、あるいは道路管理者の責任でということであります。ただ、私どもは、今も交通安全という観点からは、先ほど来申し上げておりますように、機械でもって町道の草刈りは2回、3回と実施している。それを手刈りにすることによって、どれだけ景観が維持されるのかどうかわかりませんけども、その必要性について、やはりいろいろご意見を聞いていかなければならないのだろうというふうに思っております。先ほど来申し上げましたように、主要町道、どこの範囲まで主要町道とするのか、その辺の問題もあるのだろうと思います。1回でいいということですから、1回で、先ほど申し上げたような金額で終わるのかもしれませんけれども、それにいたしましても、それ相応のお手伝いをいただかなければならない問題もあるわけでありますし、町のお金を使うということになると、そこまでいけるかどうか、そして、景観を大事にするということで、どの辺の範囲までが町として、あるいは道路管理者としてやらなければならない仕事であるのかどうか。そういったことも含めながら、これからも協議・検討をさせていただきたいというふうに思います。