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真狩村議会 令和7年第1回定例会 2025年3月11日

高齢者の暮らしやすい環境について

2025年3月11日、真狩村議会の一般質問で、大平愼一郎議員が「高齢者の暮らしやすい環境について」質問し、村長 岩原清一が答弁しました。

質問者
大平愼一郎 議員
答弁者
村長 岩原清一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 大平愼一郎

一般質問の通告書に基づき、質問させていただきたいと思います。村長の村政執行方針では、「誰もが暮らしやすい未来志向の真狩」「高齢者が住み慣れた地域で自分らしい生活を続けられるように」など、高齢者に暮らしの安心を与えられるような文言が散りばめられています。しかし、具体的施策としては、国の助成による「帯状疱疹予防接種」費用の一部助成以外は本文中には見出せませんでした。そこで、高齢者の暮らしやすい環境についての質問をさせていただきたいと思います。程度の差はありますが、高齢者は、一般的には生活が不活発となり、社会的孤立状態になることが多く、身体・体力、認知機能の減少が始まります。合わせて、当村の社会環境は、商店店舗などが減り、高齢者のみの世帯が増加をしております。結果として、多くの方が「住まいの除雪が大変」「移動手段や日常の買物に困窮している」など、少し前、若い時はできたことも難しくなってくることが増えてきます。二世帯・三世帯同居や近くに家族がいる方はいいのですが、近年は、村を離れる高齢者、高齢者世帯が後を絶たない状況です。お子さんの所など、行く先のある高齢者ばかりではありません。行く先のない高齢者のほとんどは、この地で住まいを続けていくことになります。そこで、健康・医療の対策は別にして、高齢者を主として対策を講じなければならないことは、生活環境の問題であり、その最たるものは、「除雪対策、移動や買物対策」であると思います。若者世代・中間層の世代は不便と感じられないことも、一部高齢者にとっては本当に生活できるかどうかの瀬戸際に立っているのです。その辺の不安を少しでも解消するため・少しでも安心を与えるため、この2点についての村としての対策・お考えをお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 村長 岩原清一

それでは、ただいまの大平議員の質問にお答えしたいと思います。高齢者の暮らしやすい環境づくりについては、御質問のとおりと考えるところであり、高齢者の中には、心身の状況に関わらず、日常生活において支援を要する人がおり、その内容や程度は一人一人異なり、負担軽減に向けた支援を講じてきたところであります。高齢化の進行により、家庭内に除雪の担い手となる者がいない高齢者世帯が増えており、加齢による身体等の低下により、在宅生活をする上で大きな課題の一つとして捉えております。また、地域の除雪作業を担ってきた建設事業者においても高齢化等が進み、その影響によりまして、作業機械のドライバー不足や除雪作業に携わる人材不足も深刻な課題となっております。除雪の需要に追いつかない状況にあるとも認識しております。村としましても、日常生活支援の一つとして、非課税かつ収入が一定以下の高齢者のみの世帯に対し、除雪介護サービス事業を社協に委託し実施したり、企画情報課においては、除雪の担い手不足の解消を目指し、除雪機械運転免許等の取得に対する補助事業を令和5年から行うなど、対策を講じておりますが、課題解消までにはまだまだ至っていないと感じているところです。次に、移動や買物対策でありますが、本村における村民の移動手段については、公共交通機関として路線バスやハイヤーなどその選択肢が少なく、利便性がないことから、その多くは自家用車による移動が中心となっており、運転ができない高齢者などの移動手段については、地域の課題の一つであると認識しております。村では、医療機関や商店の利用のために、週3回の福祉バスの運行や、障害のある方や免許返納者などを対象とした福祉タクシーの利用助成事業を行っています。また、社会福祉協議会においては、高齢者世帯等を対象に愛の送迎サービスを、北海道福心会では、身体機能の低下などにより病院の通院ができない方を対象とした福祉移送サービスが行われており、移動が困難な住民へ各機関の協力をいただきながら、できる限り移動手段の確保を努めているところでございます。高齢者の買物については、村内にあるコンビニエンスストアや商店の他、移動販売や宅配を利用し、必要最低限の食品、日用品を購入することはできる状況であるものの、村内商店の減少や縮小により買いそろえることが難しい商品も出てきており、不便を感じているのではないかと思っております。社会福祉協議会においては、行事開催の際に、村内で調達することができない商品を購入できる機会を設けるなど、尽力をいただいております。いずれにしましても、地域の資源に限りがある地域では共通する課題でありますので、利便性改善に向けて各種取組を進めてまいりたいと思います。

議員の質問 1番 大平愼一郎

ありがとうございます。私は昨年も予算委員会の総括質疑の中で、高齢者対策について類似した質問をさせていただきましたが、この2点につきましては、今高齢者が求め、御苦労をし、必要とする対策と考えており、今回質問のテーマとさせていただきました。人口減少・高齢化により、あらゆる担い手の不足が生じ、支援を必要とする人が増えてきております。近年は、住宅に高齢者が一人二人残されている状況が目立ってきております。除雪介護の制度があっても、その人材も少なくなってきております。重機所有の業者も、業務が飽和状態の状況にあるように見受けられます。結果として、雪の少ない環境を求め、そればかりではありませんですけれども、転出する高齢者が後を絶たない状況に見受けられます。このままでは、高齢化の進行とともに、それを支援する担い手がますます少なくなり、福祉への需要に応えることができなく、難しくなってくるように思います。そこで、一つの対策としての考えでございますけれども、先の委員会の中で、地域おこし協力隊のお話が出ておりました。ここ数年採用していないその協力隊の活用はできないものかなと私は考えたところでございます。隊員は一人最長3年間ですが、経費のほとんどが特別交付税で手当され、その業務は地域支援などの地域協力活動も含まれているようであります。以前、テレビで冬期間除雪介護をする協力隊の映像が映し出されておりました。いろんな協力隊員の取組があります。希望される方がいるかどうかは分かりませんが、一つの大きな検討材料と思いますが、いかがでしょうか。さらには、これも昨年の総括質疑でちょっと触れさせていただいたのですけれども、今大勢の外国人労働者が農業を中心に村内に住まいをされております。冬期間の実態は私は分かりませんですけれども、それぞれの雇用主との関係もありますが、雇用主との協議も含めて冬期間の就労の場として活動を広げてもらうなどの対策を村として行う、そのようなお考えがないのかどうかお聴きいたしたいと思います。

答弁 村長 岩原清一

ただいまの質問にお答えしたいと思います。執行方針の方でも書きましたが、2025年問題というのがございまして、団塊の世代の全ての方が75歳に到達する年だということです。この中で、やはり一番問題なのが社会保障費の増大、それからやはり介護保険の体制、医療の体制の確保、人材不足ですね。これが一応問題になっているところでございます。そういった中で、地域で住み慣れたところでいつまでも元気に暮らすということにつきましては、地域ケアシステムの構築ということで、どこの町村でもそうですが、真狩村でも力を入れているところでございます。そんな中で、それはどういうふうに長く住むような、住み慣れた地域に住むようなことができるのかということになりますと、できる限り高齢者の方も長く元気でいていただく。それから、他の方々も支える、生活支援の担い手となっていただくということが大切なのかなというふうに思っております。そういった中で、支え合う体制づくり、これが大切だというふうに思っておりますので、地域のボランティアの活動を作って、連携をする。それから地域の人材や資源を活用すると、そういった関係の中で、真狩村生活支援予防体制整備推進協議会というのが社協の方におかれまして、生活支援についての取組、それから社会参加への取組を、各代表が集まりましてしているところでございます。それから地域ケア会議というものに持ち上げて生活支援の状況について確認しているのかなというふうに思っております。そういった中でも努力はしているのですが、今議員からお話がございました協力隊の利用につきましては、先ほどの買物の方でございますが、今回の協力隊の利用につきましては、村内の商店の承継を目的として、雇っていく人材を作っていきたいなというような気持ちでございます。そういった意味で、今これは試しの試みでございますが、そういうようなものも含めて協力隊の方を入れていくというような試みを今すぐにはできませんが、だんだんにやっていきたい。何年か後にそういうことができるような協力隊を育成していきたいなというような考えでもございます。そして今言いました外国人の方でございますが、外国人の方が夏は農業の関係で農家の方が来るのですが、それは実習生というような、農業実習生というような判断になりまして、今のところ農林水産省、それから外務省の方で農業実習生をやめるというような、冬期間に違うことができるというような扱いにしたいということですが、今はまだなっていないような状況でございます。そういった中で、ゆくゆくはそういうことも考えられるのですが、今の段階では法的に冬に除雪に携わることができないというようなことでございます。ですから今そういった中で、早く地域の方と地域ケアシステム、そういう問題を提起して、問題を洗い出して、地域の中で解決できること、どのようにやっていくかということを今検討しながらやっていきます。確かに、すぐ一朝一夕でできる問題ではございませんが、これから末永くこの部分につきましては検討、それから進めてまいりたいと、地域ケアシステムの構築に向けて進めていきたいというふうに願っているところでございますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

議員の質問 1番 大平愼一郎

ありがとうございます。まず、生活支援体制整備事業、地域ケアシステムの構築、この辺で協議をされているという部分で、多分皆さん関係者は御苦労されて、なかなか難しい問題の解決に向けて対策を講じているのかと思います。ただ、この事業のトップは村長であります。そういう中で村長がリーダーシップを取って対策を取っていただければ、物事は早く進むのかなと思っております。さらに、ちょっと末永くとかそういうお言葉が村長からあったのですけれども、実際にこの除雪問題とか買物・移動の問題については、なかなか高齢者にとって、ちょっとしばらく待ってもらうというような問題ではないような気がいたします。なるべくこれは早急に進めなければならないのかなと私は思っておりますので、先ほど村長の答弁にありました支援隊員とか外国人労働者についてはいろいろ制限もあるようですけれども、そこら辺も含めて対策を講じていただきたいなと思っております。さらに次に、移動・日用品の購入の関係でございますけれども、今村には、先ほど村長が答弁されたように、温泉バスと言われている福祉バスと、あと社協の愛の送迎サービス、障害者や免許返納者への福祉タクシー、介護保険制度に基づく有償移送サービスなどがあり、あとは真狩村にハイヤー会社もありますし、路線バスは真狩から倶知安へは、平日は往復7本、土日は6本走っているようであります。運賃は片道1000円弱なのかなと思っております。そのように選択肢は多くあり、利用している方も大勢いるとは思いますが、それぞれの利用条件の面、金銭面などもあり、高齢になっても移動のために免許を返納せずに、自ら運転をしている方もまた大勢おります。よくテレビで、操作ミスから高齢者が事故を起こすケースが報道されております。高齢によって、自分の意に反し加害者になる、このような悲劇は人ごとのようには思えないような状況に思います。移動手段に事欠かない都市部では、免許返納者や免許を持たない者、さらには自家用車を持たない者も増えていると聞いております。移動についての選択肢、選択の幅は多いほど利用者にとっては便利なことと思います。既存の制度の改正、例えば、福祉タクシーの障害の種類での制限の見直し、免許返納後3年限定期間などの条件の緩和、またさらには一方方向で走る福祉バスの回り方の検討、さらには、これは陸運局との協議が必要かもしれませんが、先ほど申し述べましたように、地域おこし協力隊による福祉の援助、これは他町村が行っている、これは他町村社協ですかね、有償ボランティアによる近隣町村への移送サービスなど、村・関係者などが知恵を絞っていただき、少しでも、これは徐々にでも移動環境は良くなるように御検討いただきたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 村長 岩原清一

それでは、ただいまの御質問にお答えしたいと思います。議員の言われたとおり、いろいろなサービスにつきましては、なかなかそのニーズに直接応える、一つ一つ応えることが難しいというのが現状でございます。そういった中で、できるだけこの状態、それから要望、それから問題点、それにつきましては先ほど言いました介護予防体制整備推進協議会のメンバーと協力しまして、その洗い出しに努めていきたいと。どういった形がいいのか、それからどういうことができるのかも含めまして、これから検討させていただきたいというふうに思います。ただ、除雪につきましては、やはり町内会なりボランティアの方の力が必ず必要になってきます。そういった意味で言うと、ボランティアの町内会の方の手伝い、それから若い方の手伝い、隣近所の方の見守り、その他等があって初めて細かくできるのかなというふうに思いますので、そういうような雰囲気を作っていく、そういうようなことも併せてやっていかないといけないと思います。ちなみに買物でございますが、買物につきましては、今のところ、大きな所で買物をする楽しみというのはいろいろございます。必要品がそろうということが最低限度かと思いますが、なかなかいろいろあると思います。その中で、今村内のストアでは御用聞きをしていただいて配達もしていただいているストアがございます。それからコープ札幌においては、カケル君が週2回こちらの方に来ている。それから買物代行としては、介護ヘルパー、これが今できるように、別料金でも取ってもできるように生活支援のゴミ出し、それから電球の取替え等も含めてできるように、今特養の方と調整をしているところでございます。その他にトドックというようなものもございまして、宅配をしてくれる所もございます。そういった中で、できる限りそういうような民間の力も借りながらやっていきたいというふうに思っておりますので、御理解のほど、よろしくお願いしたいと思います。(大平議員「終わります。」)

出典:真狩村議会 令和7年第1回定例会 2025年3月11日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる