豊浦町議会 令和4年定例会3月会議 2022年3月9日
まちづくりについて
2022年3月9日、豊浦町議会の一般質問で、山田秀人議員が「まちづくりについて」質問し、町長 村井洋一が答えました。
- 聞いた人
- 山田秀人 議員
- 答えた人
- 町長 村井洋一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 1番 山田秀人
一般質問をいたします。まず、第1にですが、質問通告書に基づいて、順次質問したいと思います。第1点目は、まちづくりについてであります。村井町政の第3期目がスタートいたしました。本年1月に執行された町長選の結果などをどのように受け止められたのか。また、これまでの8年間の総括とこれからの町政の在り方、そして事業展開を伺うものであります。ご所見をお願いいたします。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
1点目、まちづくりについてお答えをいたします。投票率は64.3%で、前回より16.88%下がりました。無効投票総数は91票で、前回の22票を大きく上回りました。期日前投票は754票、有効投票総数の70.77%をいただいたものの、一方では、25.9%の方々のご批判をいただいたものと思っており、反省するところは反省し、よりよいまちづくりに向けた事業展開を図っていきたいと思っております。8年間の総括につきましては、第1に、廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反に係る強制捜査を受けたところであり、本来、指導・監督しなければならない立場でありながら、このような事態を招いたことに、町民の方に多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことに、改めて心よりおわびを申し上げる次第でございます。主な事業でありますが、地方自治体の一番の責務は、町民の生命、健康を守ることであり、新型コロナウイルス感染をいかに防ぐかであります。昨年2回のワクチン接種を行い、今年もできるだけ速やかに3回目の接種を行っており、多くの町民の方に接種していただくとともに、マスクの装着や3密防止をはじめ、周知の徹底を図り、感染対策に万全を期してまいります。人口減少・少子高齢化が進展し、厳しい財政運営の中、大岸保育所の整備をはじめ、福祉灯油の給付や高校生までの医療費無償化や学校給食費の半額及び通学費等の半額助成などの子育て支援策の実施、水産業においては、耳づり自動穴あけ機や高酸素機導入、豊浦・礼文両漁港の補修工事による効率的な安定的漁家経営に取り組んでまいりました。農業においては、ブランドであるとようらイチゴをはじめ、担い手不足等に伴い、農家戸数の減少により、遊休農地化が懸念されていることから、いちご分校を開設するとともに、新規就農者制度により、その効果を高めてきております。また、安定的な農業経営を目指すため、営農用水施設整備や、大原二期土地改良事業等を実施するとともに、畜産に関しては、草地更新事業や牛舎環境改善整備事業等を行ってきております。観光振興につきましては、一般社団法人とようら観光協会が、DMO候補法人として登録され、ジオサイトや日本一の秘境駅の小幌駅、道の駅とようらや天然豊浦温泉しおさい等と連携し、取り組むとともに、全国的に豊浦町の名を知らしめる事業展開を行ってきました。防災につきましては、町民の生命と財産を保護するとともに、生活に欠かせない情報伝達を速やかに行うため、デジタル防災行政無線を整備するとともに、避難施設等への備蓄品の整備を進めております。また、独り暮らしの高齢者の方が増えてきていることから、そよ風団地を整備し、公営住宅の高齢化改善事業・長寿命化改善工事を実施し、住環境の改善を図るとともに、足の確保として、コミュニティバスの開設と増便を図ってまいりました。地球温暖化による気候変動を抑制するとされている森林整備は、欠かすことのない事業であり、未来につなぐ森づくり推進事業をはじめ、森林整備に胆振西部森林組合と連携し、取り組んでまいりました。さらに、医療体制を確保するとともに、障がい者福祉の充実を図り、高齢者福祉や健康づくくりにつきましては、社会福祉協議会等と連携して取り組んでまいりました。町政の在り方、事業展開につきましては、冒頭に申し上げましたが、選挙結果を踏まえ、反省するところは反省しながら、各種事業に取り組んでまいります。そのため、議会との協議をもって進めるとともに、各種団体やふれ愛トーク・出前トーク等をはじめ、各種団体との懇談や協議も実施し、町民の声を町政に反映するよう、取り組んでまいりたいと考えております。総合戦略・第6次総合計画の推進をはじめ、懸案となっているホタテ残渣物から発生する残渣水の適切な処理と運営管理、今後の農業振興に資するバイオガスプラントの安定稼働と適切な運営のための今後の取組が課題となっており、関係機関等と協議しながら、よりよい施設運営を目指してまいりたいと考えております。当町は、農業・漁業の1次産業の振興を図っており、その推進を進めるとともに、アイヌ文化体験交流施設、イコリが4月に開設されることから、他施設との連携強化により、観光振興を推進し、雇用の創出につなげ、関係人口増を図り、地域活性化に結びつけていこうと考えております。病院、やまびこにつきましては、国の医療制度改革にのっとり、新改革プランにより、他病院ややまびことの連携強化を図り、町民の皆様の医療・福祉を充実させ、信頼され・喜ばれる施設と併せて運営改善を目指してまいります。また、厳しい財政状況であることから、事務事業評価等による計画策定と実施をはじめ、公共施設の維持補修等の在り方については、優先度を定め、無駄を省くとともに、行財政改革等を行ってまいります。豊浦町が地方自治体として、持続可能なまちづくりを推進してまいりますので、ご理解をお願い申し上げます。以上でございます。
議員の質問 1番 山田秀人
まちづくりについて、午前中に町長からとうとうたる答弁をいただきました。今回の選挙は、何がどういうふうな結果だったのかということを述べておられました。それでやはり、この町長選の結果を踏まえて、結局、投票率、これは低下したということで、その中でも、全投票数の25.9%が一つの批判票ともなったということであります。それで、8年間の総括、これを町長が述べられまして、町政の在り方、事業展開を述べておりましたが、福祉や住民サービスの後退、大岸保育所や廃校施設を改修した新規就農研修施設の過大な建設費、さらには観光事業として、観光協会へ年間約5,000万円の投資をするなど、さらには国保税の負担増加、上下水道の値上げ、介護保険の値上げなど、このような町民の願いに反する行政が行われてきたことも、一つの住民の立場から言わせると、そういう事実もあったということであります。これが恐らく批判票につながったのではなかろうかという、見方もあるわけであります。そこで、今回の町長選挙で町長はどのように訴えたのかが、なかなか見えて来なかった。2021年度の執行方針、これは大きく分けて3本柱の方針ということで、昨年の執行方針に述べられておりましたけれども、今回は何が争点で、どういうふうな格好で選挙に臨んで町民に訴えたのか。これが一つのまちづくりの基本となるということでありますので、そのあたりの感想、それから、今後の考え方、ここにも先ほど述べられておりましたけれども、それらを通じてどういうふうにお思いですか、伺います。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
まずは、豊浦町の産業の育成ということで、振興ということで、農業・漁業の振興を図っていくということになります。それと併せて、観光振興による関係人口の増加、それを移住・定住にいかにつなげていくか、そういった産業を振興することによって、雇用の創出も生まれていくと、そういうことを目指しているわけでございます。そればかりではございませんけれども、そういったことをやりながら、財源を元に、やはり福祉の充実、子育て支援だとか、それらを維持していくということにしていきたいというふうに思ってございます。それと併せて、やはり財政状況から見て、無駄を省きながら、事務事業などを見直しながら、財源確保を図って、その財源を元に福祉の振興を図っていく、住民生活に寄り添いながら、その辺はやっていこうという考え方でございます。
議員の質問 1番 山田秀人
村井町長が町政を運営して8年を迎え、9年目になりますが、もう事務事業のこういう羅列的な展開、当然、いろいろな事業を展開するわけですけれども、それはもう当然の話であります。さらに、培った2期8年を3期目には花咲かせる、町長というのは、大体こういうシナリオになるのですね。それはご存知だと思います。そういう中で、今回の選挙の結果と今までまちづくりとしてやってきたことを考えますと、今回の町長選挙でも、私は一つの争点だったと思うのですが、やはりストアの問題なのですよ。買い物施設、これが高齢者を中心として、やはり買い物が不便だと。そういう中で、町政としては、買い物環境という、バスを通わせたり、そういう交通手段に特化していったと。それで、肝心の住民にあったストアがなかなか得られないと。それが私は一つの争点だったと思います。それで、やはりこういう問題が、ストアでなかなか買い物ができない。そうすると、子育て支援やら定住対策にしても、なかなかうまく有機的につながっていかないという、そういう問題があったのではなかろうかと、こういうような考え方をしております。そして、一定程度の町民の批判がここに盛り込まれたということではないだろうかということでありますが、今回の町長選を戦ってみて、こういう争点、ここら辺のご認識はどうなされましたか。どうですか。特に買い物ストアです。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
買い物環境については、町民の方々も考え方をそれぞれお持ちになっているというふうに思います。買い物ストア、要するにスーパー等でございますけれども、やはり私自身もあったほうがいいというふうには思ってございます。当然のことでございます。しかしながら、何回も答えておりますけれども、やってくれるところがないという状況でございます。これらは、町内及び町外の企業にも話をおかけしまして、どうしても無理であるということでございました。そういったことから断念をしたということでございます。当然のことながら、JAとうや湖さんとも話を詰めておりましたけれども、町が建物を建てても、スーパー営業はしないということになったわけでございます。その辺はしかるべき手順をちゃんと踏んできたというふうに思ってございます。いずれにしても、そういった状況でございますので、買い物環境については、施設、スーパーを建てて営業するか、それから届けるか、それとも足の確保をするかという、三つの選択があるわけでございます。そういったことから、建てるということは難しいというふうになったわけでございます。また、届けるということにつきましては、既に民間の複数の会社がやって いるということでございます。残るは足の確保、交通の便を確保して、移動しやすい環境を整えるかということでございまして、そういったことで、今コミュニティバスをはじめ、足の確保の充実を図っているということでございます。
議員の質問 1番 山田秀人
足の確保を図っているといっても、やはり満足に買い物ができる施設がなければ、いくら交通環境を整備したところで、結局は何人が乗っているのか、ただぐるぐると回っているだけではないのかという、そういう町民のご批判もあるわけですよ。ですから、大元は、そういうようなきちんとした買い物施設、生鮮品がきちんとあって、それなりのものが得られる。かつては、そういうJAのスーパーがあったわけですから、これをもう一度呼び起こしてやるという、これがやはり町民の一つの願いではなかろうかということであります。町長は、このことについてはずっとオウム返しのように、もう既にこれは決着が着いたことだということで述べておりますけれども、これは永遠に町民の方の願いというのは、要求というのは、絶えることがないということだけ申し添えておきます。それで、このまちづくりの一番の基本は何かということは、町民の暮らしと安全、これを維持するのだと。これは当たり前の話であります。しかし、これを維持するための推進役というのは何かということなのですよ。それで、今回のこのホタテの汚水ですよ。残渣水の違法処理の問題に端を発して、やはり町の事業を展開する牽引者となる町の職員、この人たちが知恵を合わせて町民の健康と安全・安心な事業を展開する。そういう意味でのところが欠けているのではなかろうかというふうに、私は思うのです。ですから、確かに違反した人はきちんと襟を正さなければならない。それはあるのです。しかしながら、そういうような、違反するようなところまで追い詰めるような職場環境というのはもっと大事にしなければならない。これはやはりメスを入れて、町民の信頼を得るということが、まちづくりにとっては一番大切なことではないかと私は思うのですよ。(「そうだ」と言う人あり)そういう意味での渡辺議員の午前中の質疑、町職員の研修も含めて、やはりきちんとここはやらないと。そして、もう一度、役場の職員が、町の職員が団結して事業に進んでいく。職務に専念していく。ここがやはり必要ではないだろうかということなのですよ。そのためには、職員の声をちゃんと聞くということが私は大事だと。ですから、上の人にばかり忖度をして、下のほうを見ないというのではなくて、もう末端の人たちが、現場で働いている人がどういうふうな境遇にあって、そして、皆さんそれぞれが協力し合って町民のために奮闘するかという、そこがやはり一番必要ではないだろうかと、そう思うのです。町長、その辺のところの考え、まちづくりの一番のところというのは、その一つではなかろうかとそう思うのですが、いかがですか。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
私もそのように考えてございます。幹部職員ばかりでなくて、若い人たちの声を、職場の声を聞こうということで、懇談会等々もこれからやっていくと。そういった中で、その職員のやる気を出させる。また、職員の公務員としての育成を図っていきたいということから、町民の声を聞きながら、また若い職員の声を聞きながら、それを町政のほうに反映していくということに尽きるのかなというふうに思ってございまして、その辺は私も新年度になりましたら、聞いて、またいろいろな人の話を聞きながら、それを生かしていく。町政に反映していく。そういったことが町民のためになるよう、そのような施策に特化していきたいなというふうに考えてございます。
議員の質問 1番 山田秀人
町政を担うトップとしては、周りにイエスマンだけ置いておいても駄目なのですね。私は時代劇ドラマが好きでして、徳川家康がなぜ300年も続いたか。徳川時代。やはり、きちんと批判する人、自分と考えが違う人でも、きちんとそこに置いておくということが、一つの自分の政権を長く維持できると。そういうことで、自分のやっているところの欠点をちゃんと言ってくれる人、そういうところをやはり置かなければならないということですよ。ですから、町長はいまだ副町長の選任をやろうとしているけれども、なかなか来ない。そういう目途というのを含め、どういうふうに考えていますか。副町長の選任問題、これもまちづくりの一つの牽引となる、一つの大きな歯車になるのだろうと思うのですけれども、そこのところはどういうふうに考えていますか、特にめどについて。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
当然のことながら、副町長というポジションは特別職で、ある意味、車の両輪ということで思ってございます。今、副町長の選任の日程等についてでございますけれども、それは今、道のほうと調整中でございますので、できるだけ私とすれば、協議を進めながら、皆さんにできるだけ早く説明するような機会を設けたいというふうに考えてございます。
議員の質問 1番 山田秀人
政策予算が4月ないし、5月にはまた議会が開かれて、また新しい2022年度の事業執行が始まるということになりますから、その肉づけ予算、政策予算がつくられたときには、既に副町長がもう存在しているということですか。伺います。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
繰り返しになりますけれども、できるだけ早く、こちらとしては、お願いしているということでございますので、そういうことでご理解をいただきたいというふうに思ってございます。5月の連休明けに肉づけ予算ということになりますので、そういったことも含めて、できるだけ早期に、皆さんに説明できるようにしたいというふうに考えてございます。
議員の質問 1番 山田秀人
北海道の職員の派遣というのは2年と伺いました。その中で、この2年間の中で村井町長の右腕になるというのは、なかなか大変なことだと思います。恐らく優秀な方が来られて、縦横無尽に町長の政策を展開してくれるだろうと。そして、職員もそれにしっかりとついて、忌憚のない意見を述べながら、行政の執行を図っていくのだろうと思います。期待しておりますので、そこら辺のところは、十分町長も、これまでの町民からの信頼を損なうような、こういうようなことをまずしないように、そして、信頼を 得るよう、まちづくりに励んでもらいたいなということであります。まずは、このまちづくりについての牽引者となる町職員の育成、そして、お互いにみんなで意見を出し合って、団結してやると。ここをまず訴えて、一つ目の質問を終わります。