みんなの議会

森町議会 平成26年第1回 6月会議 2014年6月10日

国民健康保険税率等の見直し(資産割の廃止)について

2014年6月10日、森町議会の一般質問で、山田誠議員が「国民健康保険税率等の見直し(資産割の廃止)について」質問し、町長 梶谷惠造が答えました。

聞いた人
山田誠 議員
答えた人
町長 梶谷惠造

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 山田誠

通告のとおり、1問質問させていただきます。国民健康保険税率の見直し、資産割の廃止等についてでございます。森町の国民健康保険税率は、1つは所得割、被保険者の前年度中の基準総所得金額に対するもの、2つ目は資産割、被保険者の固定資産税等に係るもの、3つ目は均等割額、被保険者1人ごとのもの、4つ目は平均割額、1世帯ごとのもの、以上1から4までの合計額でございます。これに基づいて現在の1年間の国民健康保険税となりますが、税負担の公平性を図るため、資産割額を廃止すべきであるというふうに思っております。その理由といたしましては、利益を生まない居住用等の資産にも課税されておるということ、それから資産割は固定資産税と重複課税との捉え方が強いということ、それから所得のない方にも資産割は課税されるため低所得者層の負担ともなっている、それから後期高齢者医療制度では資産割課税は採用されていないといったものがございます。今までの4方式から3方式にし、資産割が廃止されることによって税の不足分は主に所得割が補うことになると思われますけれども、現在我が森町の国保財政は大変厳しい状況になっていることから、課税方式を変更することは各所得者層の負担等にも配慮したバランス重視の対応になるものと思っております。応能、応益の基本的な考え方はあるにしましても、その核心は課税額は納税者の能力に応ずるべきであるという配分原則がございます。財産額が能力をあらわすものとされてきましたが、租税負担能力は個人の給付能力に応じて課税すべきでございます。以上のことにより、次年度、平成27年度より国民健康保険税の公平、公正を確保するために資産割を廃止し、4方式から3方式へ移行すべきと考えますが、町長の所見を伺います。なお、道内市町村では、46自治体が3方式を採用し、渡島、檜山管内では函館市、長万部町、上ノ国町、せたな町、乙部町が実施しております。以上、よろしくお願いいたします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

山田議員のご質問にお答えします。国民健康保険税等の見直しにかかわる資産割の廃止についてでありますが、議員ご承知のとおり、国民健康保険税は医療分、後期支援分、介護分の3つの部分から成り立っており、それぞれ賦課方式、税率が定められています。賦課方式は、地方税法に規定されており、国民健康保険事業に要する費用を医療費等の推計などをもとに税率を設定し、次のいずれかによる方式で案分し、賦課することとされています。①といたしまして、所得割額、資産割額、被保険者均等割額、世帯別平等割額によって案分する4方式、②の所得割額、被保険者均等割額、世帯別平等割額によって案分する3方式、③として、所得割額、被保険者均等割額によって案分する2方式、以上3種類のうち、森町の医療分賦課方式は①の所得割、資産割、均等割、平等割から成る賦課方式4を採用しております。平成25年度の保険税算定額は5億4,509万円で、うち所得割は2億6,648万円で48.88%、資産割は4,130蔓延で7.58%、均等割は1億5,703万円で28.81%、平均割は8,028万円で14.73%となっております。ここから保険料軽減、賦課限度額を超える額を差し引いた保険税調定額は、4億2,764万円となっております。議員ご質問のように、資産割賦課については収益を生まない資産への課税、低所得者層の負担増、二重課税感があるということで、都市部を中心に資産割廃止、資産割の配分化率を段階的に引き下げている自治体の増加については承知しております。国民健康保険税の資産割額は二重課税ではないかとのご意見ですが、二重課税とは一般的に同一の目的で同一の課税客体に税金を賦課することを示すものであり、国民健康保険税の資産割額は国民健康保険に必要な費用に充てる目的で国民健康保険加入世帯に賦課しております。一方、固定資産税は町の行政サービスの費用に充てる目的で固定資産の所有者に賦課しているもので、目的が異なります。以上のことから、国民健康保険税の資産割額は二重課税には当たらないと考えます。国民健康保険税の賦課方式については、長い保険運営の歴史の中で地域の状況に応じて市町村ごとに決めてきた経緯があります。森町は、所得の低い加入者の保険税負担に配慮しながら、将来に持続可能で安定した国民健康保険を運営するために4方式が最も適していると考え、採用しております。しかし、後期高齢者保険制度が創設されて憩う、国民健康保険の加入者は減少し、そのことに伴い、資産割の占める割合は減少しております。また、国民健康保険は国の方針で2017年までに都道府県への広域化が進められているところですが、固定資産税を北海道全体で名寄せすることは困難であることから、これからの議論となりますが、後期高齢者保険同様の賦課方式が考えられるところです。一方、賦課割合は、応能割と応益割、これは50対50に保つ必要がございます。資産割を廃止しますと、その分を所得割に求めた場合の試算では現在の7.5%を約9%への改定が必要となります。このことで中高年を中心に保険税が急激に増加するなどの影響を踏まえ、資産割のあり方について国保運営協議会を初め、議員の皆様とも今後協議を重ねながら検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

議員の再質問 2番 山田誠

若干町長とニュアンス違いますけれども、国民健康保険税率等の見直しというのは、国保会計の健全化を図るというようなことでございます。町長知っているかどうかわかりませんけれども、今森町の国保税の収納率、これ平成23年度でございますけれども、全道町村123町村のうち122番目です。後ろから2番目。一番最下位は新ひだか町。それで、収納率は幾らだといったら、森町は85.96%、新ひだか町は85.92%、若干違いますけれども、1人当たりの調定額というのは森町は8万8,000円くらいなのです。それで、全道の96位なのです。それから、新ひだか町は8万9,000円なのです。そういうようなことを町長は知っているかどうかわかりませんけれども、後ろから数えて2番目というのは全く不名誉な話だと思います。ちなみに、今森町の国保税の収入未済額幾らあるかわかっていますか、毎年滞繰含めて3億あるのです。不納欠損は、毎年2,000万円ぐらいある。相当厳しい財政状況になっているのです。こういうのを町長どう受けとめるかわかりませんけれども、ちょっとその辺もお聞きしたいなと思っています。一方、森町の一般会計から繰り出しているルール分、これは基盤安定負担金とか支援金とか、出産育児一時金とか財政安定化繰入金とか、人件費とか物件費とかいろいろあります。そのほかにルール分以外に幾ら出しているか、毎年1億ずつ一般会計から繰り出しているのです。これは、単純に赤字の補填部分ですよ、町長、赤字の補填部分を出している。そのために一般会計も相当圧迫されているわけですよ、出すために。これは、やっぱりおかしいと思うのです。当然特別会計ですから、企業会計と同じく独自会計で費用を賄うというのが原則なのですよ、通常は。だから、いかに徴収率を上げるか、または上げやすくするかということを考えるべきであります。当然医療費の抑制も出てきますけれども、そういうことを考えるべきだと思うのです。そこで、渡島管内で上手に、町長はさっき安定化方式の4方式を採用したと言っていましたけれども、渡島管内で上手に率を変えて乗り切っている市町村があるのです。北斗市なのです。所得割、均等割、平等割を上げて、資産割を減らしたのです。通常の2分の1にしているのです。これは、23年度から執行しているのです。そして、成績を上げている。均等割額だとか平等割額、これは低所得者層の軽減がございますけれども、税の公平、公正性を求めて総合的にどの階層も税金を納めやすい、納めれる、そういうできる税率を森町も模索すべきだというふうに思っております。先ほど町長は、都市の部分については収益性がないから、みんな資産割を外していますよと言っていますけれども、森町も全くそのとおりなのです。全然収益が上がってこない。低所得者もそうなのです。だけれども、軽減の税率の部分はあるけれども、税金はかかるのです。そういうことをきちっと模索した上で、納税意欲を奨励して、住みよいまちづくりに向けて町民の期待する行政を私は執行すべきだと、そういうふうに思っています。道の国保連合会ございますけれども、先ほど町長は2017年から広域扱いになるだろうという関係ありましたけれども、これもなかなか難しいだろうと思いますけれども、道の国保連合会では全道で3町村についてこれらの関係の調査検討資料をつくってくれるはずなのです。私はそう認識しております。そういう制度があるわけなのです。だから、そういうのも活用すべきだろうと私は思っております。応能、応益の原則も理解できないわけではございませんけれども、さきに述べましたように、現実を直視して現在の4方式から3方式へ内容を精査して国保税率を改正する考えはないか、あるか、再度お伺いしたいと思います。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再質問にお答えをいたします。縷々いろいろと山田議員からのご指摘、ご提言もございました。ご質問と収納率のかかわり、それはまた別物だと、そのように若干考えます。まず、税率の改正、払いやすい保険税のあり方ということでありますけれども、今人口の形態、それから年齢別の形態がどんどん各市町村変化しておりまして、当然団塊の世代が65歳を迎え、今後国民健康保険を利用する方がどんどん減ってくる。そういったものも考えて、いろいろと各市町村模索をしている部分もあろうかと思います。そういう中で、資産を持ち得ているのが高齢者であって、今後保険税の賦課をされる方が資産を持ち得ない、そういう可能性のある方々、市、都会等も含めてそういうところは資産割の賦課を減らしてきているのだろうなと、そのように考える部分もあります。また、資産割を廃止した場合に、先ほどの答弁でも若干申し上げましたけれども、当然違う部分で税収を補わなければならない。そういったときに、議員のご質問の中にもありますように、低所得者の負担をなるべく軽減したいということで議員は提案なさっていますけれども、結局低所得者の負担を増やす可能性が大きい、そういう可能性があります。そういったことを考えれば、議員ご指摘のように資産割合を廃止することが本当に納めやすい保険税の税率改正につながるのかどうか、ちょっとこれは検討しなければならない部分だなと、そのように考えます。それと、今全体、全道131市町村の中で75%の市町村がこの4方式、森町と同じ方式を採用しております。確かに市町村によっては、また地域においては3方式が検討の結果すぐれているという、ちょうど適しているということで今現在も3方式で賦課されている部分がございますけれども、まだまだ大変少ないのと、やっぱり地域的な資産のあり方、それから資産の活用の仕方というのも地域によっていろいろ実情もあるのかなと、そのように思っております。これはあくまでも今後の課題でございますので、私も先ほどの答弁でもお答えしているように、今後この資産割合のあり方については安易にそれを簡単に廃止するということではなく、いろんな方向性、それから今後の国保のあり方についてという観点から総合的に考えていかなければこれはならない、そういう問題だと思っておりますので、今現在のところはこれについて取り組むのではなく、まず検討していく、協議をしていく課題だと、そのように思っておるところでございます。以上でございます。

議員の再々質問 2番 山田誠

再々する前に、町長の認識ちょっと違うのでないかなと思うのは、収納率と賦課方式は因果関係がないような言い方していますけれども、これ違うのです。医療費用がかかれば、医療費が多くなると保険税の医療補助が必要になってくる。だから、保険税を上げるという格好になるのです。かからなければ、例えば保険の医療のほうで各町村一生懸命やっていますよ、病気にならないように。だから、病気にならなければ、保険税要らないのです。例えば森町の住民が一人も病院にかからなかったら、保険税ゼロでいいのです。だから、町長の認識ちゃんと変えてもらわないとだめです。かかれば上げていかざるを得ないのです。それだけ取らなければならないのですから、その辺きちっと頭のどこかに入れておいてください。それから、若干前向きな答弁というか、方向性が見られますけれども、言っておきたいのは、時代の変遷とともに物の考え方、思考的なものが変わってくるわけなのです。だから、旧来のような考え方でいいのだということにはならないのです。先ほど町長言っていましたけれども、応能、応益もある。都市の部分は、収益性がないから廃止すると、当たり前の話なのです。高齢者が増えてきたから資産割が減るということはあり得ない話ですよ、相続するわけですから。若いのが相続するわけですから、課税客体は同じなのです。だから、そういうことも踏まえて、町長、もう少し現実的なもので考えていただけませんか。例えば例挙げますけれども、渡島の振興局に滞納整理機構ございますけれども、これはある町村ですけれども、そこに行った町村の職員が帰ってきてから町理事者とけんけんがくがくと議論して、保険税に対する認識を新たにして、町民にもPRして成績を上げている町村がこの近くにあるのです。だから、町民の指導もあるのです。徴収率が異なるとさっき言っていましたけれども、向かいの豊浦町、あそこなぜ成績がいいかわかりますか、そういうものだという認識が小さいときから離れないのです。だから、税金は払うべきものだ。さっき某議員も言っていましたけれども、住宅料が残ったって関係ないと、催促来るまでいいと、全く同じなのです。簡単に言うと、森の町民の質が私は低下していると思うのです。そうでなくて、知恵を与えて、知識を与えて、まともな考えができる人間をつくらなければだめなの。そして、収納率を上げていただいて、さっき言ったように住みよいまちづくりのために行政を執行していただきたいのだ。そのために町長は入ったのだから、自信を持ってやってください。最後、もう少し進んだ回答をお願いします。

町の答え 町長 梶谷惠造(町長は2020年9月まで)

再度応援のご質問にお答えをいたします。いろいろな部分で議員ご指摘のような部分もございますけれども、町といたしましても私になってからもいろいろな外出支援策ですとか、健康保険税の低減と申しますか、保険なるべくかからないようと、高齢で寝たきりだとこれはどなたの望ましいことではございませんので、少ないながらも議員の皆さん方のご了解をいただいて、冬場の外出支援策、健康の保持につながる、そういった部分は取り組みさせていただいておりました。もちろん温泉の入浴券もそのとおりでございます。タクシー券もそうです。そういった部分も含めまして、いろんな策を講じながら今現在私ども町の方々に保険税の低減と、当然収納率の向上についても取り組んでまいっております。この中で、またそれに対して画期的な、これをぽんとやると1年か2年で改善になると、そういう取り組みというのはなかなかないのは議員もご存じのとおりだと、そのように思います。もと一生懸命行政側にいた人間ですから、それは十分ご理解の上で今回も質問しているなと、そのような気持ちを持っているわけでございますけれども、町全体でみんなが同じ方向、前向きな方向を向いて取り組まなければならないというのは、これは全く同じことでございますので、行政は行政として一生懸命町の方々にいろんな点でアピールをしながら、それから当然支払いをいただく、先ほどの同僚議員のお答えもそのとおりでございます。きちんとした対応をしていくと、そういったことを取り組んでまいりますので、議員の皆さん方も山田議員初め多くの皆さん方が同じ気持ちで町民の方々に納税意識の向上と、それからいろんな健康対策、そういった部分についても取り組んでいただけるようにお願いを申し上げたいと思います。これからも前向きな部分ではとってもいろんな意欲がございますので、これは日々皆さん方といろんな点で協議をさせていただきながら取り組んでまいりますので、よろしくお願いを申し上げながら、最後の答弁としたいと思います。以上です。

出典:森町議会 平成26年第1回 6月会議 2014年6月10日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる