森町議会 令和7年第1回 9月会議 2025年9月2日
津波発生時の避難対応について
- 聞いた人
- 山田誠 議員
- 答えた人
- 町長 岡嶋康輔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 山田誠
私は1点、津波発生時の避難対応についてということで質問させていただきます。先般カムチャッカ半島沖地震による津波は、令和7年7月31日21時近くまで津波警報が解除されなかった。地域住民に長時間の緊張をもたらす津波となりました。私もすぐに砂原5丁目の避難目的地であるハマナス台場公園に避難いたしましたが、特に痛感した点が数点ございます。1点目は、森町津波避難計画では避難方法は徒歩の避難を原則としているというふうになっておりますが、ほとんどの方々が自動車で避難している。それで、国道や町道は車が通れないほど混雑し、交通渋滞が発生しておったということが現実でございます。それから、2点目は、ハマナス台場公園には防災行政無線の屋外拡声器が設置されていないと。そのために彦澗集落センターに設置された屋外拡声器からの放送しか聞き取れないということで、よく把握できない状況が続いたということでございます。それから、3点目は、砂原5丁目には水産加工場が多く、外国人の従業員が多いため、避難された方々の言葉が通じないということで非常に避難行動に支障を来したということも現実でございます。4点目は、町職員が一人も配置されていないと。避難者に対する指揮が全然皆無であるということで、避難された方が何が何だか、どこで何やったのかも全然把握できていないというのが現実でありました。その他では、避難道路や避難所の新設、前にも質問したことあるのですけれども、やはり避難するための国道、町道は分かるのですけれども、渋滞すると逃げれない。特に彦澗5丁目については、人口が600人ぐらい、600人か700人おりますので、相当混雑するという原因がございます。それでございまして、場所の新設をどうかなと。それから、ハザードマップの周知徹底がされていないなというふう思います。それと、要援護者等の避難の取扱いなどに重点を置いてほしいなと。現実に私第2町内会ですけれども、第3のほうから助けていただきたいという電話がございまして、それで1人一緒に同行して避難したという経緯がございます。それで、こういうものにきちっとした関係で実りある避難訓練を行いまして、町民が避難可能になるよう官民一体として対策が必要不可欠ではなかろうかなと、私はそう思っております。町長には、町民の生命、財産を守る義務がございます。そういうことでございますので、これらについて町長の所見をお伺いします。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えします。1点目の避難時における交通渋滞についてですが、津波の避難方法は渋滞が発生し、逃げ遅れる可能性があることから、徒歩での避難を基本としておりますが、避難行動要支援者等については車での避難も可能としております。今回の避難先についても高台へ避難することを最優先に皆さん判断され、町で想定していない場所へ避難されているケースもありました。今回の対応に関する課題を整理し、2か年で改定作業を進めている津波避難計画において住民の高齢化や避難施設、地域の特性を考慮した車避難のルールづくりや車の滞留場所の確保の検討も併せて進めていき、今後の防災対策向上へつなげてまいりたいと考えております。2点目の町からの津波避難に関する情報につきましては、防災行政無線やホームページ等で行っておりますが、議員ご指摘にもございます防災無線の聞きづらい地域に対する改善策や情報伝達手段の課題も浮き彫りとなっていることから、改善に向けて検討してまいります。3点目の外国人従業員の避難についてですが、改めて従業員の方に当町の危険な災害についての理解が必要であることから、町としては事業所への防災講話や防災訓練の実施について協力を行っていきたいと考えております。あわせて、現在警察、関連団体等と連携し、町が主催する避難訓練への外国人従業員の参加に向けて協議を進めているところでございます。4点目ですが、津波が発生し避難する場合は、対象地域ごとに設定している避難目標地点や避難所、高台へ直ちに避難するようハザードマップで示しております。避難目標地点については、職員の配置計画はありませんが、その部分を含め改めて町民の皆様に対し避難目標地点移動後の必要な対応等についても周知を図ってまいります。議員お話しのとおり、避難道路や避難所、ハザードマップの周知や情報伝達、避難所の要望にお応えできなかった場面など様々な課題が見えてまいりました。今回の避難対応に関する情報や課題を整理し、積み重ね、今後の防災対策の向上に向けて引き続き取り組んでまいります。以上です。
議員の再質問 5番 山田誠
こういう津波等々については、被害を最小限に食い止めるためには、先ほど町長もお話ししておりましたけれども、自助と共助、これは最低限必要であるというふうに町民にやっぱり周知をするべきだと思っています。避難行動要支援の方々の避難行動をきちっと準備しておくことが必要だろうと、そういうふうに思っております。これは、やっぱり町長、町内会の関係、連合会も通して早めに整備させる必要があるだろうというふうに思っております。聞くところによりますと、森町の町内会の整備の関係は2から3町内会しか行っていないというふうに伺っていますので、ここら辺はやっぱり全然話になっていないので、これは早急に整備させる必要があるというふうに私は思っております。それから、避難道の確保ですけれども、これはやっぱり国道は当然先ほど町長でいくと障がいだとか高齢者が車で避難するということは分かるのですけれども、一般の方々も全部来まして、後でスマホも見せますけれども、歩ける状態ではないですよ、全然。これでもし津波が来たら、大変な被害になると思う。たまたま津波が到来しなかったからいいけれども、これ来たら大変な被害になるということをやっぱり町民の方々もきちっと周知すべきだと私は思っております。町長も知っているように、今日本であちこちで地震が頻繁に起こっているわけで、森町も例外でないわけでございます。昨年津波避難特別強化地域に道内で太平洋沿岸の39市町村が指定されました。それで、各施設等の整備しなければならないと思うのですが、これについては先ほど来も話出ていましたけれども、高額な補助とか起債とかありますので、できるだけ条件が整った場合について着手していただきたいなと、そういうふうに思っております。それと、地元の町内会等々の意見を早急に聞き取りをしてまとめるべきだと私は思うのです。役場の職員が来てハザードマップ見てどうのこうのといったって話が合わない。なぜかといったら、地形が分からないからです。そうでなくて、地元の長老の方々とよく膝を交えて話しして、どういう対策が一番いいのか、防災計画がいいのか、やっぱりそういうものを検討していくべきだろうと、そういうふうに思っておりますので、そういうことで意見交換を早めに行って整備をしていただきたいなと。やっぱり町民の生命、財産を守るということが大前提でございますので、町長はこれについて早めに実施していただきたいなというふうに思いますので、いかがでしょうか。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。何点かいただいた中で、避難路が歩ける状態でなかったというお話をいただきました。写真もお持ちということですので、私も含め担当課にぜひちょっと共有していただければなと思います。そしてあと、避難行動要支援者の対応について各団体、町内会等のお話、これは共助の仕組みを早く整備したほうがいいのではないかということだと、そういう趣旨だと捉えております。こちらにつきましては、避難行動要支援者に対しましては今回の一般質問で本当に各議員の皆様からいろんなご質問、ご意見等々をいただくと思っております。その中で量的な対応というところにおいては、やはりこれはかなり精査、整理しなければならないということも大分見えてきております。当然避難時は徒歩で逃げていただく、そのために除雪が必要、また避難路の整備も必要、分かりやすい避難路、そしてまた当然分かりやすい、もっともっと最新のものにアップデートでされたハザードマップ、そのハザードマップをより多くのというか、100%の町民の皆様に周知をしていかなければならない。それは、行政の責務として当然のことだなと思っております。しっかりと進めさせていただく中で、避難路の整備、そしてまた各町内会からのヒアリング等に関しましては、基本的なことはこの数年かけて既に実施させていただきました。そういった基本的なもののベースを基に、また今回の発災における意見を改めて照らし合わせてもう一回聞いてみてはどうかというお話なのかなと思いますので、これは町内会を通じて、効率よくというか、代表者の皆様から効率よくお聞かせいただく方法を考えながら実施させていただければなと思います。改めてまたお話しさせていただきますけれども、この自助、共助、公助、今山田議員のほうからもお話しいただきましたが、これの定義というものをまた改めて定義し直すということが本当に私は必要なのかなと思っています。町内会の対応、共助の部分を誰がどのようにという話に関しても、自助の部分で自助の方々が、自助の対応をしなければならない方々が、この避難行動要支援者の方々も含めどこまでできるのか、どこまでやっていただけるのかというのをはっきりとさせなければ、これはその辺を曖昧にしてしまいますとやはり必要のないところ、必要のない家に避難行動要支援者を助けなければならないがために行く人間というのも出てきます。その辺の結果どうだったかというところも今回整理しておりますので、そういったところも含めてしっかりと自助、共助、公助の仕組みづくりは早急に整備し、議会の皆様はじめ、町民の皆様にもしっかりとお示ししていくと考えております。以上です。
議員の再々質問 5番 山田誠
大分前向きなお話をいただきました。今後今までの経緯、経過を踏まえて、やっぱりハザードマップの見直し、これすべきだと思うのです。これ早めにやっていただきたいなということと、避難する場合に全然標示がないのです、道路の標示が。これやっぱり作っておくべきだということに思います。それと、やっぱり避難訓練を年に1回か2回でなくて、常時黙って目をつぶってでも逃げれると、避難できるというふうな体制を取るべきだと。そういうふうにしないと、今回みたく何時間も警報が鳴って、避難所でだとか避難目標地点に滞在していたら大変なことになるわけです。そうでなくて、そういうものについてもきちっと町民が把握できる、いつもそういうふうなものに慣れたというのはおかしいですけれども、そういうような訓練を大いにやっていただきたい。そうすると、自然に自助、共助等の精神的なものがついてくるわけですので、その辺をひとつ教育的に指導をお願いしたいなと、そういうふうに思っております。あと、避難所の対応の場所、目的の場所、避難所は職員が配置する、避難目的地はない、これはやっぱりおかしな話です。特に砂原の5丁目辺りになりますと相当高台にあるわけなので、一応いろいろ話を聞きますと倉庫だとか、今少子化で家も空いているし、使うのだったら貸してもいいよという方が結構おるのです。だから、避難所を改めて建てるというのに金がかかるのであれば、そういう個々の空き家の問題だとか、そういうものを快く貸してくれると、使っていいよって言われているのですから、それはやっぱり町のほうであっせんして使わせてもらうというふうなことを念頭に入れておいて対応も考えるべきでないかなと。いずれにしても、やっぱり官民一体となって避難計画を作成して早急に安全対策のできる避難活動を行っていただきたいなと思います。再度お願いいたします。
町の答え 町長 岡嶋康輔
お答えいたします。議員お話しのとおり、避難路の標識に関しては私もちょっと課題感とか懸念を持っておりました。周りのお近くにお住まいの方々は結構認知されていて、この間もとある地区に行って独り暮らしのお母さんとか奥様のところにお話を聞きに行きましたら、やっぱりご存じなのです。ですが、道を真っすぐ行ってそこが避難路かどうかというのはぱっと見は分からないと。それは、多分砂原のほうにも同じくそういう場所はあるのかなと思います。今回車で避難されたという方も大変多い中、そうではなく基本は徒歩なのですよというところお話をするのであれば、そういった分かりやすい避難路誘導看板というか、そういったものをちょっと必要なのかなって思っております。こちらは、早急に対応していかなければならないものの一つかなと考えております。そして、訓練は当然必要であると思っております。議員もご承知のとおり、防災訓練というところ、避難訓練実施しておりますけれども、全体の避難訓練では参加者が少し少ないという状況がずっと続いてきておりました。そういった中において全体で行う避難訓練をどのような形でやるのか、先ほど同僚議員の方からちょっとご提案もいただいた防災運動会みたいなところも、これはすばらしい要素だなと思いますので、織り交ぜながらより多くの方に参加していただきつつ、発災時のリアリティーを感じていただけるような、そういった避難訓練にしなければならないと思っておりますし、そういった方向性にいくように検討して進めていきたいと考えております。最後に、避難所、これを使っていない倉庫、家等々を臨機応変に対応すべきではという話もいただきました。一時避難所への中継、目安の避難場所という要素においては雨風もしのげますし、非常に有効なのかなという感じも思う一方、やはり避難所として我々が計画上認知をしておかなければならないという要素に対しては、避難所の張りつけの人員の配置ですとか、そこに対する避難者の数の把握ですとか、様々なことを可能な人的配置の中での関係性においてひもづけて避難所というものは設置しなければならないと捉えております。今後そういった臨機応変にふだん空き家、空いている倉庫等々を活用するには、現状の人的配置とひもづくようなこの状況ではなかなかちょっと難しいのかなというふうに思っています。これが今回のように真っすぐ、真っすぐというか、あんまり大きな災害もなく避難が1日に満たず終わったという状況であれば問題はあまりないのかなと思いますが、これが例えば1週間とか2週間とか、大災害で道が寸断されて本当にそこに孤立してしまうような状況にあっては、どの場所にどういった方々がいるのかというのが避難所の計画として分からないというのは、これはちょっと問題があるのかなと思います。ご自宅にいて道が寸断されてそこに孤立するというのであれば、それはまた別の次元の対策を考えなければなりませんが、そもそも避難所の設営という意味ではどこに誰がいるのか分からないような状況のまま少しそれを進めるというのはちょっと難しいのかな、そこを検討する上では、いろんなものを総合的に検討しながら進めなければならないと思っている、現状としてはそのように考えております。いずれにいたしましても、本当にいろんな課題が出る中にあっては、我々も体制の再整備も含め、もう180度裏と表ひっくり返すようなことをして、今までの既成概念をひっくり返して対応に当たる、また体制を整えなければならないと思っておりますので、その点はしっかりと進めさせていただきたいと思います。また、情報共有については改めて担当課のほうにいただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。