豊浦町議会 令和6年定例会9月会議 2024年9月18日
防災対策について
2024年9月18日、豊浦町議会の一般質問で、大里葉子議員が「防災対策について」質問し、町長 村井洋一、政策財政課主幹 武田貴博、総合保健福祉施設事務次長 阪下克哉が答えました。
- 聞いた人
- 大里葉子 議員
- 答えた人
- 町長 村井洋一、政策財政課主幹 武田貴博、総合保健福祉施設事務次長 阪下克哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 大里葉子
次に、2番目の質問に移ります。防災対策について伺います。先日、9月13日に中央公民館で、令和6年度地震津波防災訓練に伴い、訓練前に防災学習体験会があり、参加してきました。住まいの耐震改修講座と、内閣府から情報提供、日本海溝沿い、千島海溝沿いの巨大地震について、また、豊浦町での防災について大事なことという題で講演をいただきました。ワークショップではグループに分かれて、「大地震発生!!津波から逃げ切ろう!」ということで、津波による犠牲者ゼロを目指す防災シミュレーションゲームをしました。カードをめくり、さいころを振って、地震津波災害時避難場所にたどり着くまでの課題を体験し、迅速な避難行動や日頃からの事前準備の大切さを学ぶことができました。ぜひ、今後、学校で子どもたちの防災教育に、また、自治会でも、「大地震発生!!津波から逃げ切ろう!」のゲームを貸し出して、町民の皆さんに体験してもらい、避難の際の事前準備の重要性を再確認していただきたいと思います。それでは質問に移ります。防災対策について。1、個別避難計画の策定が自治体の努力義務となりました。体の不自由な高齢者など、自力での避難が困難な人、一人一人の避難計画をあらかじめ決めて、町として把握されていますか。2、福祉避難所、やまびこ高齢者コミュニティセンター、2次的な避難所である福祉避難所の利用条件の対象者、利用の流れ、事前調査、持ち物について伺います。3、女性に配慮した避難所対策、地域住民の助け合いで運営される避難所生活ですが、一方で安心して生活するためには、犯罪抑止や秩序維持も欠かせません。避難所内での女性の性被害や暴力やDVについてどのような対策を検討されているのか、伺います。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
2番目の防災対策についてお答えいたします。1点目の個別避難計画の策定についてですが、個別避難計画は、「だれ一人取り残さない防災」を目標として、身体的な理由などで、家族以外の人の支援がなければ災害から身を守ることが困難な人に対し、避難支援を行う人や、避難において留意しておくことをあらかじめ定めておく個人ごとの計画であり、自治体内の対象者の計画を令和8年5月までに完成させることが努力義務とされております。本町では、社会福祉協議会が作成しておりました要援護者マップを町の個別避難計画 で取り扱っておりましたが、令和5年の豊浦町防災計画の改定と合わせて避難行動要支援者避難支援計画を策定し、改めて町として個別避難計画を作成すべく、今年度から取組を開始しているところでございます。対象者は全体で30名ほどとなっており、やまびこの地域包括支援センター、保健センター、保険福祉係と政策財政課交通防災係が連携し、順次、計画作成に向けたヒアリングを行っているところでございます。2点目の福祉避難所についてですが、本町における福祉避難所は、総合保健福祉施設やまびこと隣接する高齢者コミュニティセンターを指定しております。一般の避難所につきましては、利用者に向けた職員用のマニュアルが整備されておりますが、福祉避難所につきましては、利用に必要な設備や人員、利用の要件などを定めたマニュアルはまだ整備できておりません。今後、建物を所管する総合保健福祉施設やまびこと、防災を所管とする政策財政課交通防災係、また、現在、高齢者コミュニティセンターを使用している豊浦町社会福祉協議会や豊浦町高齢者事業団、放課後等デイサービスを運営しているNPO法人ぽけっとと協議を行い、福祉避難所利用に向けたマニュアルの整備を行ってまいります。3点目の女性に配慮した避難所対策についてですが、過去に災害が発生した被災地の避難所において女性の性被害の報告がありまして、避難所運営における課題として認識しております。今年1月に発生しました能登半島地震の避難所におきましても、女性の避難者が性被害を受ける事件が起きておりまして、避難所での女性の性被害を防止する取組や、プライバシーが確保された避難所の在り方が全国的に課題となっておりますが、本町におきましては、まだ具体的な対策が取れていない状況でございます。女性の性被害防止のためには、避難所の中でプライバシーが確保されるような建物内の区分けや、個人別、世帯別で使用できるプライバシーテントの導入などが考えられますが、それだけではなく、防災施策を検討する上で、女性の視点に立った意見を頂戴する機会の創出が必要であると考えております。そのため、地域防災会議の委員の推薦につきましては、以前に同様のご指摘がありましたことから、次回の委員委嘱の際には女性委員の推薦に配慮をしていただくよう関係機関に求めることといたしますが、それ以外にも、女性の視点での意見を頂戴する機会として、女性向け防災ワークショップの開催や、女性団体との意見交換会の実施など、備品の充実と併せまして、他の自治体の取組を研究し、検討してまいります。
議員の質問 5番 大里葉子
1点目の「だれ一人取り残さない防災」を防災目標とした個別避難計画ですが、今年から取組を開始して、対象者は30名ということです。この30名という人数が豊浦、礼文華、大岸、また北部も入っているのか、伺います。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
個別避難計画の対象者ですが、大里議員がおっしゃるように、全町で対象者が30名ほどと見込んでいるところでございます。
議員の質問 5番 大里葉子
それでは、この個別避難計画は今年から取組が始まったということで、では、これから取組を進めていく上で人数が増えていくことも想定されますか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
まず、対象者は事前に選定が必要ということでございまして、そちらにつきましては、総合保健福祉施設やまびこの保険福祉係や地域包括支援センターに対象となる方をピックアップしていただいております。こちらの対象になる要件が複数ございまして、例えば、要介護認定ですと3以上の方とか、肢体不自由の方の1級または2級という要件がございまして、そういう要件に該当する方を対象としておりますが、その中でも、特に津波の浸水地域とか河川の洪水の浸水推定地域の在宅をまず優先しながら計画の策定を進めているところでございます。
議員の質問 5番 大里葉子
それでは、福祉避難所の収容人数は、やまびこ、高齢者コミュニティセンターそれぞれで何人ですか、お尋ねします。
町の答え 総合保健福祉施設事務次長 阪下克哉
お答えします。コミュニティセンターのほうは資料がないのですけれども、やまびこに関しては、1階と2階を合わせて64名の収容人数で計画してございます。併設している国保病院についても、36名の収容人数ということで計画してございます。
議員の質問 5番 大里葉子
この福祉避難所に避難される方は、対象者と家族とか付添いの方が1名入れるのですね。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
町長の答弁でもお伝えしたおり、実はまだ福祉避難所のマニュアルがありませんので、具体的な利用要件が定まっておりません。今のところ、もしこの時点で災害が発生した場合の想定している使用方法としましては、まず、一般の避難所に避難された方の中で、お体の調子が悪かったり、一般の避難所での生活が困難な方を福祉避難所ないし病院に搬送するような流れを想定しているところでございます。
議員の質問 5番 大里葉子
福祉避難所のマニュアルはこれから整備されていくということですが、先ほど言われていた対象者の要介護3以上とか、身体障がい者の方とか、そういうところはもう想定されて、決まっていらっしゃるのですか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
個別避難計画の作成対象者の方につきましては、我々はやまびこと連携しながら、まずは個別でお話をお聞きいたしまして、確かにこの方は一般避難所に避難されても避難生活を送るのがなかなか難しい方も中にはいらっしゃいますので、そういう方には、直接、福祉避難所に避難していただくことを計画の中に盛り込んでいきたいと考えています。あわせて、そういう方が避難されたときに、福祉避難所としてどういう機能が必要かを並行して読み取りながら、福祉避難所として必要な設備等をそろえていきたいと考えているところでございます。
議員の質問 5番 大里葉子
例えば、家の中では手すりを伝ったり押し車を使って何とか生活できていて、病院等の外出には車椅子を利用されているという方は、災害時にどこの避難所に行ったらいいのかと思っていましたが、そういう方は、一度、一般避難所に行って、そこからどちらかに振り分けられるということでよろしいですか。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
個別避難計画の対象ではない方や、もしかしたら一般避難所での生活が可能であると考えられる方については、まず、一般避難所に一時的に避難していただきます。個別避難計画策定の段階で、一般避難所での生活がなかなか難しい方につきましては、一般避難所には行かず、真っすぐ福祉避難所にということを計画に盛り込む想定です。
議員の質問 5番 大里葉子
福祉避難所の対象者ではないけれども、一般避難所で生活ができない方でも、どちらにも行けない避難難民が出ないように、「だれ一人取り残さない防災」を目標にマニュアル整備を進めていただきたいなと思います。次に、地域防災の委員については、次回の委員の委嘱の際に、女性委員の推薦に配慮いただくよう関係機関に求めるとするという答弁をいただきましたが、次回の委員の委嘱はいつですか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
次の委員の委嘱でございますが、委員の委嘱期間が3年になっていたと思いますので、更新の際に、女性の委員の推薦について関係機関にご配慮をお願いすることを考えております。
議員の質問 5番 大里葉子
東日本大震災、熊本大震災、能登半島地震の後、女性だからという理由で理不尽な目に遭ったり、女性特有の不便さを感じることが多々あったとメディアでは報道されていますので、避難所の開設運営マニュアルの作成においても、女性リーダーの設置や女性に配慮した運営を定めて、女性が避難所運営に積極的に参加できるよう計画や施策を町として考えていただきたいと思います。お伺いします。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
大里議員がおっしゃるように、いざ災害が起きたときの避難所には女性リーダーが必要であると考えております。そのためには、日頃から防災分野における地域の女性リーダーの育成が必要であると考えてございます。具体的にどういう中身でということはこれからの検討ではあるのですけれども、女性の防災リーダーの育成に取り組んでいきたいと考えてございます。
議員の質問 5番 大里葉子
事前に通告書に書いていないので、答弁は要らないですが、伝えたいことがあります。女性に配慮した避難所の対策として、女性のニーズへの配慮として、男女別のトイレ、トイレは今は別であると思いますが、授乳室や母子、妊婦、乳児の避難スペースの設置、更衣室、女性用物干場の設置が挙げられます。女性のスペースは、防犯上の観点も配慮しなくてはなりません。ぜひ、備品の充実と併せて女性リーダーが生まれるような環境をつくっていただきたいです。これで、2番目の質問を終わります。