厚沢部町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月7日
農林業の振興について
2017年3月7日、厚沢部町議会の一般質問で、佐々木宏議員が「農林業の振興について」質問し、町長、農林商工課長、副町長、保健福祉課長補佐、保健福祉課長、総務政策課長、国保病院事務長が答えました。
- 聞いた人
- 佐々木宏 議員
- 答えた人
- 町長、農林商工課長、副町長、保健福祉課長補佐、保健福祉課長、総務政策課長、国保病院事務長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 佐々木
それでは、平成29年度第1回定例会、質問をさせていただきます。農林業を中心とする平成28年の厚沢部町は、1年を通して極端な天候変化やたび重なる台風の発生・上陸により、肥培管理等に苦労した年でありました。ジャガイモ、カボチャ、野菜類など全般に出荷量は計画を下回る結果でしたが、相場展開が8月下旬、台風10号災害以降、高値で推移したことにより、JA新はこだてでは311億円、厚沢部支店管内で49億円の農産販売高となりました。平成5年以来の豊かな農業所得が確保できた年でありました。しかし、政治・経済においては、米国第一主義のトランプ大統領の就任や、欧州での極右政党の台頭など、これまでの国際秩序を根底から覆すような混迷と混乱を引き起こす危険性が高まっております。一方、国内では、安倍政権による規制改革推進会議など官邸主導による強引な手法で次々に規制改革、構造改革を断行しております。米国からはTPPにかわる二国間通商交渉が求められ、日米を初め日EUなど、各国・地域とのEPA・FTA交渉においては、重要農産物の関税撤廃・削減など、市場開放圧力が強まっております。地域経済・社会への影響を危惧しているところであります。こうした中、「地域力で育む‟素敵な過疎のまち”厚沢部」の実現を目指し、実施2年目となる厚沢部町まち・ひと・しごと創生総合戦略に取り組んでおります。この取り組みに、町民もその成果に期待しているところです。町長は、この地方創生に向けて、持続的で発展性のある地域づくりに努力していかなければならないと言われております。以下、各分野について質問いたします。町長の施政方針に対しての質問であります。農林業の振興について。政府が昨年11月に策定した農業競争力強化プログラムの実行に必要な関連法案、合計8本が今国会に提出され、法案成立に向け進んでおります。1つ目であります。農地利用・集積の促進を図る観点から、農地中間管理機構を通じた積極的な活用方策が必要であり、活用実績の少ない本町において、どう構築を進める考えかお聞きいたします。ここで区切ると。1つずつやっていきます。
議員の質問 佐々木
はい、わかりました。それでは、質問事項が1個というようなことなので続けていきます。②ですね、収入保険制度の創設に伴い、該当外となり得る農業者等への政策誘導の考えはどうお持ちかと。③廃れた商店や店舗を事業継承する仕組みづくりが必要となっている。その方策の考えは。④交流人口の拡大に向けた戦略は。⑤地域づくりとつながる地域包括ケア体制の歩みはどうなっておりますか。⑥子育て支援3点セット(保育料・給食費・医療費)の無料化への方策は。⑦自然災害に対応した防災・減災対策がこれまで以上に強く求められております。先般発表されました日本海沿岸の津波予想図に対応した施策はどうとり進めるのか。⑧南檜山の医療圏域全体における厚沢部町国保病院の地域医療の取り組みはどうなるか。以上、町長の所見を伺うものです。
町の答え 町長
佐々木議員の質問であります。農林業の振興についてという質問でありますけれども、3番目からは全然農林業じゃない感じがしてちょっと戸惑っているところであります。そんなところで、とりあえずは御回答したいとこういうふうに思います。農地中間管理機構を通じた積極的な活用方策ということでございます。御案内のように、もう農家の方々、皆さん方とのパンフレット等も皆さん方持っているというふうに聞いておりますけれども、担い手に農地を集積して農地利用の高度化及び効率化を促進するために、御承知のとおり平成26年度から農地中間管理事業というものがスタートしております。厚沢部町での利用実績としましては、26年度が4筆の2.6ヘクタール、27年度では2筆の5.1ヘクタール、そして去年、28年度では15筆、6.9ヘクタールと利用実績が伸びたところでございます。29年1月には、地域ぐるみで農地の流動化を進めようという機運が高い区域とされる重点区域の指定を受けたところでございます。これは制度に対する農業者への理解が浸透してきたものというふうに考えておりますけれども、今後も制度内容について周知していくとともに、耕作放棄地の解消に向けた取り組みへの重要性について理解を求めながら、今事業の活用を推進してまいりたい、このように思っております。次に、収入保険制度への政策誘導についての質問であります。これは、国では経営の発展に取り組む農業者を育成するため、自由な経営判断に基づき、品目の枠にとらわれず、農業経営ごとの収入全体を見て、総合的に対応し得る収入保険制度を、平成31年産から、平成31年産からスタートさせます。この制度は、過去5年間の平均収入の9割を下回った場合、下回った額の最大9割を補塡すると、こういう仕組みであります。農業収入がある販売農家では、条件を満たせば誰でもが加入できるわけでありますが、基本的には、条件として、青色申告を5年間継続して、適切に経営管理されている個人または法人ですが、例外としては、青色申告の実績が加入申請時に1年分あれば加入できるとの、こういう特別な扱いをしております。平成29年分の所得から青色申告を始める場合には、3月15日まで、この15日までに最寄りの税務署に青色申告承認申請書を提出する必要があります。一方では、これまでの農業共済制度も継続されますけれども、米と麦は任意加入に変更し、引き受け方式も一部変更されますが、収入保険制度に加入すれば、施設共済を除く農業共済とならし対策、野菜価格安定制度には加入できません。どちらか一方を選択しなければなりませんが、最初に申しましたとおり、収入保険制度に加入するかどうかは、農家個々が自分の経営内容から判断して選択することになりますので、地域の青色申告会との連携や、国から配布されている保険料、さらには積立金の試算に関する参考資料の提供などによりまして対応していただきたい、このように考えております。次に、3番目の廃れた商店や店舗の事業承継する仕組みづくりについてということでございます。長きにわたって商店経営を続けながら、後継者の不在や高齢化、販売不振といった理由で事業の継続を中止しなければならない店舗が今後ふえてくるものと、このようにも思っております。地域によりましては、商店の廃業によって高齢者が買い物難民になるといった問題も生じておりますが、現在、小売り流通事業者による食品などの宅配事業の普及拡大によって解消されつつあります。また、第三者への企業承継の支援や、若者による企業への支援によって、店舗を承継させる取り組みを推進されている地域もありますけれども、これらへの取り組みにつきましては、地域としてのニーズはあるのか、販路の拡大は見込めるのか、さらには、長期的な経営収支の見通しが立つのかといった課題も非常に重要なポイントであります。検討に向けて商工会とも協議していきたいと考えておるところであります。4点目の交流人口の拡大に向けた戦略との質問であります。定住人口が残念ながら減少する中、交流人口をふやし、元気でにぎわいのあるまちづくりを目指すちょっと暮らしのほか、これまで大学のアウトキャンパススタディ、ノートルダム小学生修学旅行受け入れなどを行い、厚沢部町の魅力を現地で体験してもらい、厚沢部町のファンとなってもらう事業を展開してまいりました。また、28年度は東京汐留のアンテナショップへの出店している縁で、青森県田子町と連携して、北海道新幹線を利用した、名古屋から体験ツアーを実施したところであります。さらに、檜山管内7町と東京都大田区との連携事業では、食と観光フェアの交流も引き続き行い、国や道の補助制度を活用しながらも、今後も交流人口の拡大を図ってまいりたいと、このように考えております。次、5番目の地域づくりとつながる地域包括ケア体制の歩みについての質問であります。地域包括ケア体制は、これを構築するには、地域の中で自助・公助の取り組みを入れながら、地域全体で考えていくことが必要になっています。高齢者の在宅生活を支えるために、介護支援ボランティアや多様の事業主体の協力などによる生活支援、介護予防サービスの提供体制を整えていきます。地域住民のニーズと、今あるサービス資源をマッチングさせ、情報を収集して支援体制の協議をする協議体の設立を進めていきます。元気な高齢者が担い手として活躍できる場や役割を考え、交流サロンなどが実現できることで、地域づくりにつないでいきたいと、このように考えております。まずは、協議体の前団体として、協議体立ち上げに向けた研究会を開催し、皆さんの意見を参考にしながら協議を図っていきたい、このように思っております。それから、6点目、子育て支援3点セットについてであります。医療費については、中学生までの初診料を除いた額の医療費助成を実施しておりますし、保育料の無料化2,480万円ほど、学童保育で284万円ほど、給食費の無料化で1,049万円ほどの経費が必要となります。これまで厚沢部町は、他町に先駆け、一定の支援を長年続けてきました。持続可能な行政サービスを提供するには、受益者負担は基本的に必要であるという考えでありますけれども、支援拡大については、周りの町村の動向や今後の財政状況などを総合的に考慮しなければならないものであると、このように思っております。7点目、先般発表された日本海沿岸の津波予測図に対応した施策はというふうな質問であります。災害関係でありますが、2月9日、北海道が公表した津波浸水想定区域図では、厚沢部川河口で最大15メートルの津波が到達すると想定しております。この影響で、河口部から直線3キロメートルほど逆上した国道227号を境に、目名川沿いの一部低地が浸水する予定となっておりますけれども、浸水に影響のある人家や建物はありません。しかし、災害は想定外で起こり得るものだというふうに認識を持ち、日ごろからの備えが必要であると考えておりまして、当町の防災計画やハザードマップの見直しを進めるとともに、町民への情報提供を含めて、関係機関と連携しながら、防災に対しての教育活動を積極的に進めていきたい、このように考えております。最後、南檜山の医療圏全体における厚沢部町国保病院の地域医療の取り組みについてという大変大きな課題であります。佐々木議員が言われているこの医療圏関係でありますが、国は今、平成37年に団塊の世代が75歳に到達しまして、高齢化の加速が予測される中、医療や介護が必要な状況となっても、住みなれた地域で安心して自立した生活を送れるように、切れ目のない医療・介護の提供体制を構築することが趣旨である。地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律を、平成26年6月に成立させました。この中の1つの柱として、都道府県は地域においての効率的、効果的な医療供給体制の目標を示すための地域医療構想を策定することが義務づけられまして、その後、道は平成28年12月に、道内21区域の二次医療圏単位で構想を作成したところであります。御存じのとおり当町は、その区域の一つである南檜山圏域に属しておりまして、江差、上ノ国や乙部、奥尻、5町で構成されております。当圏域内の病院数は5病院で、厚沢部国保病院を初め道立江差病院、乙部国保病院、奥尻国保病院の公立4病院のほか、江差に民間の佐々木病院があります。診療所は町立上ノ国診療所、江差診療所、江差脳神経外科クリニック、勤医協江差診療所の4診療所が設置されておりますけれども、勤医協江差診療所は入院病床がない無床診療所となっております。また、国は、医療機関相互の役割分担と連携の促進、地域の医療ニーズに応えていくため、現在の診療状況を踏まえながら、各医療機関を、高度急性期機能・急性期機能・回復期機能及び慢性期機能の4区分に分類をしておるところであります。当圏域には、高度急性期機能病院はなく、従来どおり第3次医療圏であります函館市内の病院と連携する必要があります。圏域としては唯一の急性期機能と回復期機能を担う病院である道立江差病院をこの中心として、当院も含め、圏域の病院と診療所は地域住民を最後まで地元で生活できるよう、病院間の連携を図りながら地域を支えていかなければならないと、こういう病院であるとこのように考えております。以上、8項目にわたっての回答といたします。
議員の質問 佐々木
どうもありがとうございました。それでは、各項目ごとに、そんなに細部ではありませんけれども細部にわたって質問させていただきます。まず、中間管理機構の重点区域の指定を受けたという御答弁でございますけれども、この受けたことにより、施策を含めてどう変わりどうよくなるのかといった点についてお聞きいたします。
町の答え 農林商工課長
本年1月に重点区域の指定を受けたわけでありますが、現在、国費補助事業の要件に、この重点区域でなければ事業が実施されないという一文が出ております。基盤整備関係の事業にもそういう、重点区域でなければならないという要件がありまして、29年度以降、その事業に厚沢部町が対象になるというようなメリットもございます。
議員の質問 佐々木
町内には、いまだ水田地帯において深く未整備地域があります。基盤整備が不十分な農地は受け手が見つからない。地域は放棄地になるという要素もはらんでおります。今審議され、それぞれ制度が確定していくところでございますけれども、制度内容の周知、農業委員会等が中心になろうかと思いますけれども、土地改良法が改正され、その法案の進捗状況を見きわめ、厚沢部町の農業振興に寄与する誘導策、農地の大区画化や汎用に有効なを含め、そのほか活用方策を進めていくのが大事だろうというふうに思います。そういった中で、やはり、農業委員会がこういった情報を、関係する農業者を含め周知していく手段というのも必要かと思います。その辺が従来の委員会ではちょっと足りないのでないかなというふうに思いますので、その点のとり進めについてどう考えますか。
町の答え 農林商工課長
農地中間管理機構のこのメリットを生かしながら、この制度について、あらゆる機会を通じまして町内の農家の方に周知させていきたいというふうに考えております。また、あわせて、この中間管理機構を活用するメリットとしましては、この機構に農地を貸せば来年度から固定資産税が半額になります。また、あわせてデメリットとしまして、そのまま遊休農地、いわゆる耕作放棄地を放置しておきますと固定資産税の課税が強化されると、現在の固定資産税の1.8倍に増額されることがあるというようなデメリットもございますので、あらゆる機会を通じまして、農業者の方に周知を積極的に図ってまいりたいというふうに考えております。
議員の質問 佐々木
そのように周知していただければというふうに思います。それで、②の収入保険制度というような部分です。これにつきましても不確定要素がいろいろあると。あるということが共済、または従来の制度との比較ということで明確になってこようかと思います。そういった部分も見きわめて、情報提供、よろしくお願いしたいと思います。制度に漏れる農家、漏れない農家という相当の格差拡大につながるといった部分もありますので、その辺、そこもあわせて周知等よろしくお願いするものであります。次に、③の廃れた商店取り組みというようなことでございます。店舗を継承させる取り組みというようなことで、既に取り組んでおられる地域もあるというふうな御答弁もあります。そういった部分について、やはり調査研究を進めて、地域レベルで、小さい商店といえども雇用、そしてまた産業、社会、厚沢部町の社会システムという形で未来につなげていくといったことを、やはりきちんとやっていかなければならないと考えるところであります。農業の担い手対策同様、重要な取り組みであります。本当においしい豆腐が食べられるようになったというふうなことを、このたびまざまざと実感した事例もありますので、そういうような、何か地域の文化がなくなったなどという寂しさもあります。そういうようなこともあります。あわせて、経産省もいろいろな支援策があるというようなこともありますので、商工会とも協議を進め、そしてまた事業継承の体制づくりを確立して邁進していただければというふうに思います。そういうふうなとり進めは、具体的にはどういったとり進めになるのでしょうか。
町の答え 農林商工課長
現在、商工会のほうには事業者リストというものをいただきまして、現在どういうような業種、どういうような業態の事業体がどのぐらいあるのかというのを、現在、農林商工課内では把握して、今後、それらのリストと、あと商工会さんにもお聞きしながら、今後廃業を考えているだとか意向調査みたいなものを行いまして、もしそれが地域にとってなくてはならない事業体だとかそういうものがありましたら、また商工会と連携して、その事業について、町の方の意見も聞きながら、どのように進めていくべきかというのを商工会とも連携しながら協議してまいりたいというふうに考えております。
議員の質問 佐々木
あわせて、事業継承という部分では、町内の経済向上、存続といった部分で、町長やはり、存続に向けたやはりいろいろな方策を取り組んで、やはり雇用の場を確保していかなければならないという点もありますので申し添えておきます。次に、4点目の交流人口拡大といった点でございます。これにつきましては、既に先進地事例として、地域活性化新事業といったようなことで、当別グリーンツーリズム協議会を立ち上げた中で、農家訪問民泊ツアー等を実施している町もありますけれども、一足飛びにそういったようなことにはならないわけであります。そういった中で、過疎づくり会社が主体となって事業展開しておりますアウトキャンパススタディ、小学生の修学旅行受け入れといった、既に厚沢部町には実績があるわけです。その実績をいかに地域経済活性化に結びつけるかということが問われているというふうに思います。その点はどうでしょうか、町長。そういった部分を事業拡大していくのだというような考えについてはどうお考えでしょうか。
町の答え 副町長
これまで数年にわたり交流人口の拡大ということで、今、最初1大学でしたけれども今3大学ということになっております。今までは、来てもらって何か効果があったのかなどうかなというところもあったかと思いますが、実際は名古屋のほうの学生さんがもう卒業されて勤めるようになってくると仕事に入るわけでございまして、1件、居酒屋さんをやっている方もおるそうでございまして、そういう人は、厚沢部町の食材をわざわざ求めに来ていただいて、農家を紹介して、直に今やりとりしていると、こういう例もございます。また、名古屋のほうの子もそうですけれども、東京のほうでも、学園祭等で厚沢部町をPRするということでコロッケを売ったりポップコーンを売ったりしてくれているところもございます。あと、卒業をする機会に、またプライベートでホームステイしたところにまた来てくれる子供たちも数多くいると聞いております。社会人になって……学生のうちは余り効果はないとは思いますけれども、社会人になって活躍するようになると、いろいろとそういうような効果も出てくるのかなということで、ふるさと納税もきちんとしていただければ助かるなと思うところもあるのですけれども、少しでも交流人口を拡大して、少しずつではありますが地道にファンづくりをしていきたいなというふうに思います。
議員の質問 佐々木
2点について、拡大したらどうだというようなことを提言して答弁いただいたところですけれども、町内で事業拡大に向け、なおかつ情報発信を含め、実施する窓口体制、受け皿といいますかそういった部分で、現状の部分でどうなのですか。拡大するとなったら対応できるのか。それとも、また何らかの方策が必要なのか、その点についてはいかがお考えでしょう。
町の答え 副町長
現実に、去年でなくておととし、ちょっと数多く学生さんが入ってきたのですけれども、立て続けに入ってきたものですから、もうホームステイ方、受け入れるほうの農家さんのほうに大分苦労いただいたというところがあります。かつては、ボランティアという形でやっていたのですけれども、入ってきたら、やはり少しでもいいものを食べてもらおうとか、お金も結構かかっているのかなということで、経済的な、1泊幾らという形、1人幾らという形で事業の費用を見て、お礼として支払っているところなのですけれども、なかなかその広がりを見せないというのですか、もう固定化してしまっているということでございまして、何とか受け入れ農家のほうを少しでもふやしていきたいなというふうに考えておりますが、これもなかなか簡単に進む話ではないので、今でぎりぎりなのかなというふうに思っております。ただ、少しでも今の受け入れ農家さんの重荷を解くとすれば、そういう形で新たな受け入れ農家の開拓というのも必要だなと強く感じております。
議員の質問 佐々木
なかなか受け入れの広がりがつくらないことには、受け皿の確立につながらないというふうな話であります。やはり、まずは地元の体制を整備が整った上で、次のステップとして旅行代理店に向けた実施計画提案と、いろいろ、かなりのやはり段階を踏んだ中でないと事業拡大というようなことにならないのではないかなというふうに思っておりますので、大きな課題であるなというふうに思います。こういった部分については、今質問ではおさまり切れませんので、またの機会に掘り下げた中で質問していきたいなというふうに思っております。次に、⑤の包括ケア体制というふうな部分であります。前段、山崎・中山議員等から答弁ありました。ほぼ出尽くしたのかなというふうに思っておるところですけれども、協議会を立ち上げ研究会を開催するという、再度、もう一回答弁しているけれども、再度確認というようなことで、この部分についてお願いいたします。
町の答え 保健福祉課長補佐
もう一度説明させてもらいます。協議会というものを、地域の中でどういうことを、まず地域の中でどんなニーズがあって、どんないいところもある、こういうところはできない、この人だったらできるというものを地域の中で協議体をつくって探るというものが協議体なのですが、それを29年度に実施します。その協議体に向けての準備段階として研究会を立ち上げて今月末に開く予定です。研究会に選ばれたというか、その委員の人たちが、ほぼ協議会のほうにも移行してもらって、あと、協議会をやっていくということになります。例えば、例としまして、今回、江差町のかあちゃん食堂って皆さん御存じかと思うのですが、そこでの活動とかを、今回、3月にもうちの教室に来てもらうのですけれども、私たちも体験してきたのですが、地域の中の小さな店舗を食堂に変えて、そこに高齢者の方とか地域の方が週1回、食堂300円の御飯を食べに、お昼御飯食べに来るのですね。その中で、高齢者の方が、今日も元気だった、来週も来るよということで安否確認やら、そこの中で組織づくりをやっているというかあちゃん食堂をこの間見学してきました。そういう、同じことをできるとは思いませんが、厚沢部町ならではできることというのを、この協議体の中で考えていきたいと思っています。元気な高齢者、できるところがやってもらう。あるいは、高齢者の話し相手ならできる。ごみ投げだったらできる。そういうような小さなところを組織の中で、地域の中で考えていくという、そのもとをつくる協議体ということになります。
議員の質問 佐々木
先進地では、保健・医療・介護・福祉というようなことで円滑な連携、そしてまた小回りきく体制が築かれていますけれども、厚沢部町はまだまだ、2025年に向けて課題があるなというふうに感じたところです。いろいろとステップを踏んだ中で進んでいかなければならない課題だというふうに改めて感じた次第であります。次に、6点目の子育て3点セット、これも前段、質疑というか協議してきた内容であります。その中で、医療費助成を実施しておりますが、これ、勉強不足で申しわけありません。年度ごとの実績というのはどういうふうになっておられますか。
町の答え 保健福祉課長
年度ごとの実績ですね。今、ちょっと手元に資料ございませんので、後ほど。
議員の質問 佐々木
はい、わかりました。
議員の質問 佐々木
この部分、無料化せいというふうなことでの提言でございますけれども、第5次総合計画というふうなことで、21ページですけれども、この中で人口推定というふうなことで、ここで掲げている推計と実態ということで、平成27年につきまして、計画では3,978人といった目標値だったのですけれども、実績では4,167人というようなことで189人が人口増ということで、歯どめかけることができたということにもなっております。そういったことで、先ほど来の答弁等を聞きますと、各種政策の取り組みと、他町に先駆けて子育て支援した、そういった成果のあらわれもあるのではないかなというふうに私なりに判断したところであります。そんなようなことで、どうですか、前段の御答弁以外の保育料無料化というかそういうふうな部分での新たな考えはお持ちでございませんか。
町の答え 副町長
子育て支援ということでございますが、何歳までが子育て支援なのだという気もしております。一番、経験上、一番負担、親が負担かかるのは義務教育が終わった後の高校生なり大学生なのかなと思っております。本当に先駆的に3本の子育て支援をしてきたわけでございますが、このときにどういうことだったかといいますと、3本やりたいという今の町長の時代でございまして、それを提案したときには、いわゆる財源はどうなるのだということを議会のほうから質問されたところでございまして、やるに当たっては、2億円の基金を積みながら、その基金の運用の中で支援していこうということでスタートさせていただいたわけでございます。そのときには、ちょっと私も財政課長だったのですけれども、2億円でどれくらいもつのかという話をされたときに、20年くらいはもつのではないかという話をさせていただいたのですけれども、今、もう、それから9年たちます。9年たって今の基金は、今年度末見込みなのですけれども1億1,000万円あります。9年で9,000万円減ったということなのですけれども、実は1年間、地方創生のお金10分の10つくということで、それを使わせていただきましたので、現実には8年で9,000万円くらい減ったということでございますので、当時、金利、余り高くなかったのですけれども、さらに今は金利低くなっているということで、前に、20年は言ったのですけれども20年はもたないのかなというふうに思っております。ですから、もしそういう体制をやるのであれば、やはりそういうような基金なり何なりをぼんと積んで、そこから財源を生み出していくというやり方でなければ、一度やったサービスというのはもうなかなか軽減できないですよね。非常に、単年度であればできますよ。先ほどの町長の回答からいけば、1年で大体3,600万円か700万円。医療費を除いてそれだけかかるので、単年度でやってくれというのであればできますけれども、それが継続的に続くとなるとなかなか大変だと。今が、今の子育て支援で大体、新年度の予算ベースで1,300万円ぐらい、単年度で見ているわけでございまして、それが3倍以上かかるということでありますので、まずそれを1つ押えていただきたいというのと、先ほどもありましたけれども、これからは水道・下水道の大型事業もあると。それと、認定こども園という大変大きなものもございます。ですから、まずは、優先すべきは、認定こども園のほうなのかなというふうに、今思っているところでございます。
議員の質問 佐々木
2億円の基金で進んできたと。そして、8年で9,000万円というようなことでございます。私も最後の手段に10億円を積み立てして無料化にせいという提言を申し添えておきます。それでは、次、7番、日本海津波です。ここの部分につきましては、町民への情報というようなこと、これは全く大事なことだろうというふうに思います。津波到達時間が8分。そしてまた、国道227号線が浸水するといったようなことで、本当にこの情報提供というのは大事なことだなというふうに考えておるところでございます。あわせて、防災計画、ハザードマップも見直しを進めるということで言っておられます。やはり、今後、浸水する地域、そしてまた河口部からの遡上ということで、これは地域ごとにやはり相当詳細な分析を加えて避難対策というものをつくり上げていかなければならないのではないかなというふうに思っております。15メートルで3キロまで及ぶといったらどこまで来るのですか。3キロまで遡上するということなのですけれども、その3キロというのはどこのどの辺まで、これ上るのですか。
町の答え 総務政策課長
日本海からの津波で、厚沢部川の河口時点で最大15メートルと。そこから、うちは厚沢部川、海岸線ありませんので厚沢部川を遡上するだろうと。その厚沢部川の河口から直線で3キロ程度まで遡上するのではないかという想定になっておりまして、函館に向かってといいますか、国道……(ユニリースの下の声あり)ユニリースの下ですね。ユニリースさんの下、低地の、畑になるのかな、水田になるのか、あの辺が浸水するという想定図になっております。目名尻川の……目名川の川尻の一帯が浸水するという想定図になっております。
議員の質問 佐々木
まだ図面上の話でございますので、相当やはり詳細なる分析を加えた中でまたとり進めていかなければならない部分でないかなというふうに思っております。この部分につきましても掘り下げた論議はしません。それでは、次、最後の8点目であります。厚沢部の国保病院の医療の取り組みといった部分でございます。1つには、地域住民が最後まで地元で生活できるよう病院間の連携を図り、地域を支えていきたいということなのですけれども、まず病床数削減、この部分については、道のほうで二次医療単位という、そういう指定を受けたのですか、ここ決まったのですか。44パーセント削減というようなことも示されておりますけれども。
町の答え 国保病院事務長
今の佐々木さんの質問でございますけれども、道の言う構想で、もう当初から、各圏域ごとに病床数の削減数というのは示されております。目標として、うちの、現在のこの圏域での許可病床数というのは、半澤医院、ちょっと17床というのがなくなってしまったので437床という、437という数があるのですけれども、これを2025年まで245にした案が、これ適正、あくまで適正であるという言い方なのですよ。最初、道は、これはあくまで固定値であって、この数字にこの圏域の病床数を削減しなさいというスタンスで説明を始めていたのですけれども、最終的に各病院の経営にも絡んできます。病床数につきましては。なので、それぞれの医療機関で、自分が、自分の病院は何をすべきかというのをこれから町長とか、あと、各病院の医院長とか医師会とかが入って調整会議というものを持っています。そちらの調整会議で、自分たちの病院のあり方というのを具体的に検討していく形になるので、あくまで、この数字というのは、当課の立場では目安と考えてくださいという状況です。
議員の質問 佐々木
わかりました。調整会議を開くというようなことなのですけれども、その中で、28年度、病院改革というふうなことで院内でとり進めをしておられます。そういった中で療養病床の転換活用といったような部分も当然論議されているところでないかなと思うのですけれども、新たに介護・療養病床への活用というふうなことも国では示されて、またその後、また何か厳しくなってきている部分もあるのですけれども、その辺の取り組みというか改革はどうなっているかわかりますか。
町の答え 国保病院事務長
具体的に、今おっしゃるられたとおり、28年度に振興局、保健所、あとは道立の事務長、函館からそういう、回復期・医療期を扱っている高橋病院のほうから専門的なアドバイザーということで室長を呼んで、あとはうちの病院と、保健福祉課のほうから課長、補佐、参加していただいて、そういうメンバーで構成して、ちょっとうちの実態という病院ちょっと探ってみました。あくまでこれは参集した1回目の会議で、そういうことでちょっと私のほうから要請した部分はあったのですけれども、やはり立場的にどの方も厚沢部の病床について、それがどうだこうだという意見を、立場的に言えるものではないということなので、あくまで参考的な意見として協議をしていただくということを前提に行った形です。先ほど、町長の執行方針もありましたとおり、国は、今は療養病床、こちらは非常に厳しい状態で削減しようとしています。その理由はやはり医療費の削減なのですよ。なぜかというと、やはり社会的入院の方が医療費を使っているだろうということがまず第一前提であって、本来、それを療養病床で診るべきものではあるのですけれども、もう国がそれを診ることを許さないような方向性を示しています。ただ、先ほど言ったように、病院の病床、それからダイレクトにすぐ、直削減するということになると、その病床数というのはもう復活できないのですよ、基本的に。管内での医療機関のその調整というのも、これから、全体の中で具体的に進んでいくものですから、せんだって、先にもうみずからその病床数を削っていくという方向は、出すのはちょっと非常に不利なのかなと、立場的に。なので、結局27年度からあり方検討委員会なりいろいろな方から来ていただいていろいろな検討していただいています。ただ、最終的な方向は、私のちょっと私見ではありますけれども、やはり道立が基幹なので、道立を基幹として、やはり乙部、うちが同じことをやって潰れていくのではあれば、やはり道立の持ち分を発揮しつつ、あと、ちょっと乙部が持てるものというのを今後きちんと考えていかなければならないのかなと。ただ、今の段階では、道立が終わった後に、即在宅に戻れといった場合、受け入れる病院が、もううちと乙部しかないのですよ。乙部はどうかわからないのですけれども、実際、うちの入院にしても、上ノ国からも5人も入院している状態なのです。江差からも1人とかいうふうな形で、実際、他町からのもう入院患者も今受け入れしているような、実際、状況になってきていますので、これからはやはり道立をひっくるめた段階ですね。各病院でどういう患者さんを、どれだけ、どういう形で診ていくのかというものの連携を、連絡なり何なりを一層強化して、その患者さんのルートというかそういう流れをつくってやって、病院経営を進めていかなければならないのかなというところで思っております。
議員の質問 佐々木
我が厚沢部町国保病院見ますと、区分で言うと慢性期機能の対応が主たる入院内容であるというふうなことは間違いない部分であります。今後とも、町長、調整会議に当たっては、住みなれた地域で安心して自立した生活を送るというふうな非常に大変大事な部分であります。病床数削減は最小限に食いとめるという強い決意で調整会議に臨んでいただきたいということをお願いするものであります。最後、まとめになりますけれども、平成28年、昨年も同じく町長の施政方針について質問したところであります。今回も同じく質問した中で数点の前進があったなというふうに感じているところであります。ただ、依然として、前年もそうでしたけれども検討段階でとまっている項目といいますか案件が多い。それをさらに調査研究、さらに前進させて、それぞれに合った体制づくりを進めていただきたいということをお願い申し上げます。あわせて、各種子育て3点セットを含め、もろもろやはり、1割自治の財政の少ない中では難しいというようなことを言っておられますけれども、人口減少に歯どめをかけるといったことが、やはり重点施策になるのではないかなというふうに思っております。議会報告会等でも、いろいろな町民からのニーズ、期待、要望があります。そういった部分に関しては、財政確保している他町の先進事例もあります。また、お隣の乙部町では、職員の手で10分のPR動画を10本作成して、ユーチューブに公開・発信しているというようなことで職員も頑張っておる事例があります。我が渋田町長はリーダーシップを発揮してすばらしいまちづくりを進めております。本当に敬意を表するものであります。今回の、今般の議会答弁も大変力強い返答をして心強く感じた次第ですけれども、ちょっと待てよと。議会終わった後に、随分いい答弁だったのだけれども、実行と行動が伴っていないのではないかということを、改めて今議会でも認識したところであります。町長のリーダーシップとあわせて、職員のやる気でサポートしまして、私どもの住んでいる厚沢部町が、住んでよかった町と、こういうふうな趣で歩むことをお願いします。私ども議会も同じ歩調でとり進むということを申し添えて私の一般質問を終わります。ありがとうございました。