みんなの議会

厚沢部町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月4日

住まいの確保と情報発信で定住促進を

聞いた人
佐々木宏 議員
答えた人
町長、建設水道課長、政策推進課長、副町長、住民税務課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 佐々木

それでは冒頭、ウクライナ、中東ガザ地区の戦争終結、そして平和な世界を切望するとともに、岩手県大船渡の山林火災関係者にお見舞い申し上げますとともに、鎮火し、地域の人々が安心して生活できる日々の訪れを願いながら、令和7年第1回定例会一般質問をいたします。質問項目は、「住まいの確保と情報発信で定住促進を」です。本町では「素敵な過疎のまちづくり」をテーマに様々な事業に取り組み、交流人口、関係人口の創出に施策を展開しています。令和6年11月、国土交通省は新たな地域マネジメントの構築として二地域居住を促進する改正法が打ち出されました。地方に活力を取り戻し、安全・安心で個性豊かな地域を全国に広げ、地方への人の流れを創出・拡大するとしています。一方、移住相談の窓口となっております、有楽町にございますけれども、ふるさと回帰支援センターでの移住相談件数が6万件を突破しております。その中には、就労の場として農業との関わりを希望する人もおります。居住整備は優先順位となっています。また、町内の職場に町外より通勤している方がたくさんいるところです。町内の空き部屋となっている公営住宅の改修や空き家整備で多様な住まいを確保した中で、それらを含めた厚沢部町の魅力発信が必要と考えますが、以下、町長の所信を伺うものです。1番目に、町営住宅の建設に対し、民間活用の手法も考えられますが、その取組についてです。2番目、町営住宅の空き家の有効活用です。3番目、町内建設業者などによる町営住宅の指定管理制度の創設についてであります。4番目、町内の空き家の活用実態です。5番目、空き家バンクの活用等のデータベース化の進捗状況についてです。6番目、畑付き空き家等の情報発信が必要でないかと考えますが、以上、御答弁をお願いいたします。

町の答え 町長

佐々木議員の「住まい確保と情報発信で定住促進」についての御質問であります。まず、1点目の「町営住宅建設における民間活用」についての御質問であります。従前より町営住宅の建設につきましては、町が事業主体で設計から建設までを行っております。民間による設計から整備、管理運営までを行う方式もありますが、本町のような小規模な町営住宅を整備する場合には経済性が低く、本方式を行う民間企業が参入する可能性は低いと思われますので、従来どおり町が整備をしたいと考えております。次に、2点目の「町営住宅の空き家等の有効活用」についての御質問であります。本町では、令和6年度から令和15年度までの10年間を計画期間とした「厚沢部町公営住宅等長寿命化計画」に基づき、将来人口を見据え、現在329戸ある住宅戸数を230戸程度まで削減していく計画であります。建設から50年以上経過している住宅もあるため、随時退去者が生じた場合には取り壊しを前提として、入居を行わない政策空家としている住宅もあります。ただ、維持・補修を行うことにより長期間利用できる住宅については、引き続き町営住宅として利用していきます。次に、3点目の「町内建設業者等による町営住宅の指定管理者制度の導入」については、1点目の「民間活用」の質問同様に、町営住宅管理業務全般を指定管理業務として委託することが難しい状況が想定されることから、現状では考えておりません。4点目の「町内の空き家活用の実態」、5点目の「空き家バンク活用等のデータベース化の進捗度」についてですが、令和3年度に素敵な過疎づくり株式会社が町内全域の空き家を調査しております。その結果として206件の空き家を把握しておりますが、様々な条件により活用可能な住宅は限られているのが現状です。把握した情報はデータベース化し、利用可能と思われる物件については随時所有者と交渉しており、移住相談を通じた空き家活用件数は4件あります。6点目の「畑付き空き家等の情報発信」についての御質問であります。農地が付随した空き家につきましては、現時点で町の空き家データベースに登録されている物件はありません。農地付き空き家については、空き家の取得に加え、農地法に基づく手続を経た上で農地を取得することが必要です。農地の取得につきましては、令和5年4月の農地法改正により、所有農地の下限面積2ヘクタール要件は廃止されましたが、農地を取得した場合には、農作業の従事等の要件を引き続き満たす必要があります。また、家庭菜園付きの空き家については、今後ニーズを把握した上で対応してまいります。

議員の質問 佐々木

1点目であります。建設コスト等が上昇している中で町財政と費用対効果を考え質問したところですけれども、町長おっしゃられるように、町内の現況を鑑みたときには、やっぱり従前の方式が最良の選択でないかなというふうに判断するものですが、地域内経済循環を考えた整備を進めていただきたいと思っているところであります。次に2点目であります。町住の空き家の部分でございます。町民の方々より、町営住宅が空いているのにどうして入居させないのとの質問、そしてまたそういった声がたくさん聞かれます。一体どうなっているのと。建設から50年経過している赤沼とか南館といった古い部分については、政策空家というようなことで解体して整備していくんだというようなことは理解されるわけですけれども、どうもそういった声の強い部分がございます。そこで、1つ目に町住の対応年数、この基準はどういうふうなことになっておりますか、お願いいたします。

町の答え 建設水道課長

ただいまの耐用年数に関しての御質問でございますけれども、木造であれば30年、簡易平屋というか木造混合ですね、準簡易平屋というような形のものについては45年、鉄筋コンクリートについては70年です。

議員の質問 佐々木

分かりました。それで、次に耐用年数手前の松園、緑町、鶉町、館にありますね、住宅。経年劣化の箇所等の維持補修を急ぐべきでいないかというふうに思うんですけれども、その取組についてです。

町の答え 建設水道課長

長寿命化計画ですけれども、昨年度一応策定して、令和6年から令和15年まで一応10年間ということで、町内にある住宅の維持管理について方針をある程度定めております。それで、まず優先すべきというものが、まず最優先が高見団地ということになっておりまして、そちらのほうをまず、あちらのほうも昭和48年ぐらいから築が始まっていまして、もう50年超えになっております。そちらのほうには公住のほかに職員住宅であったり教員住宅、そちらも一応今混在しているような状況でございます。こちらを一応町民のほうと協議、説明とかを進めながら順次取り壊し、建て替えしながら進めていく予定でありまして、その後に順次維持管理が必要な住宅とか、そういう部分を設定もしておりますので、そちらを洗い出して早急に急ぐようなものから順に、徐々に手をつけていきたいなというふうに考えております。以上です。

議員の質問 佐々木

今の御答弁を聞きますと、高見団地は解体やむなしの項目ですよね。そういうことになると、耐用年数手前の町営住宅については相当着手が遅くなるなというふうに判断したところです。そういうようなことを含めて、まちづくり座談会、当然農家の人手不足で外国の方々の住まい確保が難しい、それと林業関係者の住宅がないという意見が出ておりました。用途廃止物件を含め、地元の企業等へ譲渡するといったような考えはできないものなんでしょうか。

町の答え 町長

町営住宅の空き家問題ということであります。午前中に中山議員のほうからもありました保育園留学で町内に移住の件ということもありましたけれども、保育園留学の中でもやっぱり厚沢部町に移住したいという方は結構おられます。そのためには住むところがないということでありまして、今、空き家とマッチングをしておりますけれども、なかなか条件が合わないということであります。今の町営住宅の空き家、空いている部分ということで、修繕をしたら住めるんじゃないかということもあります。今、耐用年数等ありましたけれども、公住の要件ということで、入居する要件として所得制限、それから家族構成等、いろいろな条件があります。それをクリアしないと入居できないということでありますので、今、担当のほう等に指示しておりますけれども、公営住宅のまだこれから活用できるという住宅を用途変更できないか、用途廃止できないかと、そしてそれを、今佐々木議員が言われた農家だったり、町内で働きたい、あるいは今これだけ住宅建設に経費がかかって、数千万円かかるということで家を持てないというような人たちにも住んでもらえるような制度設計ができないかということで、今検討しているところであります。町が民間を活用するということもありますけれども、取りあえず町が公営住宅をアパート代わりのようなものに、所得制限がなく、できて入りたい人には入れるような、そういう制度ができないかということも今検討しているところであります。

議員の質問 佐々木

公営住宅法を捉えると大変入居が厳しいということなんですけれども、町民感情からすると、空いているのにどうして入れないのというような部分もございます。公営住宅特例除外というような制度を鑑みると、何ら問題ないというか、いろいろ制度的な折衝があると思うんですけれども、そういったような部分の取組をやった中で、ぜひとも入りやすい、やっぱり住宅整備というのを進めるのが大事でないかなと私は思います。定住には住まいだけでなく仕事も伴いますけれども、現状を見ても通いの方を含め、入れなくてやむなく他町に行っているという事例も何件も私知っておりますので、町住の入居の修繕、そういった部分の取組を進めていくのが大事だなと思います。そこで、次に3点目の指定管理者です。ここの部分についても、よく、町住に入っておられる方々から修繕が遅いと、どうなっているのというような苦情も何回も受けたことがございます。この部分については入居業者への修繕の迅速なサービス対応、それと町住の営繕と管理を考え合わせたときには、有益性に値する課題と受け止めていただいて、ぜひともそういった考えも機会を捉えて進めていただきたいというふうなことを申し添えておきます。次に、4点目の空き家活用、空き家バンクの部分であります。これについては、当町は保育園留学で全国にテレビ放映され、知名度が大変高まっております。保育園留学関係者に限らず厚沢部町に興味を持って検索した結果、何ら私の項目に当てはまる項目がないということです。今回は本当に千載一遇のときであるにもかかわらず、そういった方々を無視されているんじゃないかというふうに思うところです。当然、定住・移住が遠のくというふうに判断します。その中で、平成3年に過疎会社が町内会協力の下に調査をしたということで、令和3年3月定例会でも空き家の部分で質問がございました。そういった部分では204戸があって、うち再利用可能な住宅が104戸ありますよという答弁でありました。その後、過疎会社から、104戸あるんであればもっと詳しく建設課のほうに移行して、所有者の特定、連絡網の整備を進めていると思うんですけれども、それは全て業務は完結されたんでしょうか。

町の答え 政策推進課長

令和3年度の空き家調査に関してですが、このデータベースの完結というのはちょっと最終的にはないのかなと思っています。やっぱり随時調べて、随時更新していって、随時利用するということになりますので、その中で現実的に令和4年から実施している保育園留学、一般利用の方で4名の方が移住につながっていくということで一定の成果は得られているのかなとは思います。今後につきましては、令和7年度から二地域居住に関しましてちょっと取組を強化したいと考えておりますので、その中で再度精査していくような形にしたいと思います。また、持ち主の特定なんですけれども、それについても活用できそうな空き家はその都度当たりまして、持ち主を特定していくということで、それでないとちょっと非効率的なやり方になってしまうのかなとは考えております。以上です。

議員の質問 佐々木

株式会社キッチハイクに空き家プロモーション業務というのを委託してございますよね。この取組というのはどういった取組なんですか。

町の答え 政策推進課長

保育園留学の事業の中の一環で、やはり移住を前提としまして、空き家調査の中で使えそうな物件をきちんと保育園留学利用者にPRしていきながら、利用までつなげていくというような事業でございます。以上です。

議員の質問 佐々木

私ばかりでなく何人もの方が前回の定例会でも、今回の特定空家に関しての質問がございました。そういった中で私なりに考えましたけれども、空き家業務体制の明確化が必要でないかなというふうに思います。活用等の部分については、答弁いただいた部分でまずまず納得はするんですけれども、問題は管理です。管理面でございます。従前、厚沢部町においても町民からの苦情がありまして、新町商店街通りと同じく新町の太鼓山付近の物件について、解体、撤去した実例がございます。大変行政側としても苦労して、そういった撤去の事例があります。特措法との整合性もあるんですけれども、空き家管理については所有者、当事者の意識醸成が必要であります。管理に当たっては、特定空家にならないような発生の抑制、定期的な見回り等、解体したくてもどうすればいいのという、そういった相談体制の整備が考えられるんですけれども、その辺の取り進めはどうなっておりますでしょうか。

町の答え 副町長

空き家に対する対策についてということでございます。先ほどありましたとおり、令和3年の調査で204件、住めそうなのがうち104件ぐらいということで、ほか建て直しか大規模改修が必要という、素敵な過疎づくり株式会社の調査結果がありました。なかなか空き家に対しては、所有者と利用者のマッチングについてもいろいろ差があるといいますか、意識にちょっと違いがあるというところもあります。例えば売買希望でありますと、所有者が売買希望であっても、利活用の人が賃貸借で借りたいですとか、また空き家であっても家財道具とかもろもろが置いてあって、そもそもが貸し出す気がない空き家というところも、そういった状況の空き家もあるところであります。空き家の発生予防につきましても当事者意識の醸成というところで、条例を制定しているほかの市町村におきましても、取組が十分に発揮できていないというのが現状ではないかと推察されるところであります。先ほどの繰り返しになりますが、空き家につきましては所有者が第一責任者と、責任は第一所有者が持つということで、所有者に適切な管理について、繰り返し啓発や指導を行っていくとともに、町で実施しております、もし購入される際には中古のリフォームですとか、助成などの対策も積極的にPRしていきたいと思っております。管理が必要ではないかということではありますが、所有者の責任が第一ということもありまして、町で見守って管理するですとか、見回った際に危険な物件等についてはこちらで把握して所有者に伝えるということもあるかもしれませんが、あくまで所有者の責任で管理をしていただくという考えの下、やっていきたいと思っております。

議員の質問 佐々木

副町長、答弁勘違いしている。私の管理というのは、所有者の空き家をきちっとするための、やっぱり連絡、例えばはがきでもいいです、電話で聞くことなら電話でもいいんですけれども、そういうふうな管理をしてくださいよということの管理です。あくまでも副町長言ったように空き家の対策は個人の責任です。ただ、今答弁聞いた中で冒頭課長もおっしゃられたんですけれども、その都度所有者の特定は当たっていくよということになると、全然データベースが完結しているというふうな判断にはならないんですけれども。どうなんですか、それ。建設課の職員も途中で中途退職したというようなことで、そういうふうな部分であればあれでないですか。渋田町政からの宿題事項じゃないですか。きちっと宿題はやってしまわないとならないんじゃないですか。

町の答え 政策推進課長

ちょっと私の先ほどの答弁の素敵な過疎が調査したデータベースでの所有者の特定のお話かと思いますが、素敵な過疎の調査につきましては、あくまで特定空家等を特定するための調査ではなく、利用可能な物件を調査して、利用が可能な物件だけの所有者を特定していくというような調査になっていますので、そういった中で利用を前提とした調査ですので、そういった意味で全ての所有者等を登記簿を見て調べるということはしていないということになります。

議員の質問 佐々木

それじゃ町政として、平成27年に空家特措法ができているんですよ。それにのっとったやっぱり厚沢部町の体制で進むべきでないんですか。その前提となるのは、やっぱりきちっと所有者の特定、連絡網をきちっと明確にするというのがやっぱり宿題事項ですね。それはやっぱりきちっと解決していくのが当然だと思いますけれども、その取組はどうされるんですか。

町の答え 政策推進課長

特定空家の管理につきましては、あらかじめ全てを感知する、調査するというのではなくて、あくまでその判断基準等とかございまして、あとは管理されていない苦情があるとかという事実を把握した段階で、きちんとした調査で特定空家に指定したことによって、町は立入り検査等の権限が出てきますので、それ以降に具体的な、本当に解体が必要なのか、そういった調査をすることになります。現時点でデータベースをつくっただけで私たちは立入り調査とかできませんので、現時点でデータベースをつくっただけで指導していくということにはならないような法律になっています。以上です。

議員の質問 佐々木

前回の定例会でも言われているように厚沢部町には特定空家はないんですよ。ないから、今後、令和3年の段階で利用可能な104戸も含め、そのほかにまだあるわけでしょう。そこを特定空家にしないための手だて、管理、関係者へのそういった通知とか、そういう整備をきちっとしなきゃいけないでしょうということについての取組はないんですかということなんですよ。

町の答え 副町長

そういった手だてをするということもあれですけれども、これは令和3年度の調査ということであります。相当このときよくても、今きっと状態が悪くなっているものもあるかなと思いますので、再度、もう一度調査をしたいと、その中で検討していきたいと考えております。

議員の質問 佐々木

副町長おっしゃったように、本当に綿密な再調査ということを進めるのは当然だろうなというふうに思います。それで相続登記の義務化という部分が出ていますけれども、そういった流れの中では、空き家とかそういうふうな取組というようなことはあるんでしょうか、事例として。

町の答え 住民税務課長

相続登記の関係で、特定空家とかそういう空き家は今のところないです。以上です。

議員の質問 佐々木

それで、来年度4月からもう登記の義務化というのは、法務局が主体的な業務、登録手続しなければ、あとペナルティーありますよね。罰金とか超過金とか、そういうふうなことになるということなんでしょうか。

町の答え 住民税務課長

そのとおりであります。義務化になっておりますので、所有者が死亡した場合は相続人が相続するような手続を取らないと罰則規定があるという規定でございます。

議員の質問 佐々木

法務局がやるよということなんですけれども。町は一切、眺めているというか、何ら業務的な部分では取り組まなくてもいいものなんですか。そういうふうに理解してよろしいんでしょうか。

町の答え 住民税務課長

今、所有者が死亡した場合、その相続人に相続登記しなければならない旨を相続人に通知しております。以上です。

議員の質問 佐々木

いい方向に取り組んでいただきたいというふうに思いますとともに、次に6点目の畑付き空き家というようなこと、物件がありません。また、そういった家庭菜園のニーズに対応した、あるんであれば取り組みますよというようなことですけれども、厚沢部町の空き家は90パーセント畑ついていますよ。問題は、要するに冒頭に戻りますけれども、データの調査不足、やる気の問題でじゃないですか。この規制、問題解消に向けた取組をどう考えているんですか。

町の答え 町長

この佐々木議員の質問は畑付き空き家等の情報発信という内容であります。要するに担当のほうでと協議した中で、畑付きということは農地ですよねと、農地が空き家にくっついているかどうかということは、基本的に今農地が集積したり、きちっと利用されていて、空き家になって農地が利用されていないというようなことはほとんどないというふうに思っておりますし、また今回の我々がそういうのを把握していないというのは、空き家バンクのほうには農地つきの空き家があるというような調べをしていないということであります。ただ、家庭菜園つきということで、それは農地とは違って家庭菜園ということをやりたいという、そしてそういう空き家が欲しいという人がいるということであれば、それもこれから調査の対象にしていきたいということであります。

議員の質問 佐々木

今農地法も改正になって、面積要件なくなったんですよ。それもいろんな畑付き住宅に住みたいということであれば、所有者との理解も得られれば無理なことではないなというふうに思います。その中で、これもまたキッチハイクさんのほうに、昨年12月に二地域居住推進の実証調査業務を委託していますけれども、どういう内容でどの程度の進み具合なんでしょうか。

町の答え 政策推進課長

12月定例会の中でも御質問あった二地域居住の実証実験事業でございますが、まず、今年度につきましては二地域居住を進行というか、進めるための施策というよりは、その前段となる二地域居住に必要な要件だとかの調査、そしてデータベース等、入り口となるシステムですね、二地域居住の、そちらの整備ということで現在進めている最中でございます。今年度中に完了するものでございます。以上です。

議員の質問 佐々木

そうしたら、キッチハイクさんのほうで所有者も連絡網もきちっと整備されると理解してよろしいでしょうか。全ての空き家についてですよ。

町の答え 政策推進課長

キッチハイク社は空き家のデータベースとかを整備するのではなくて、そちらは来年度以降、素敵な過疎づくり株式会社で整備していくような形になります。キッチハイク社の役割としましては、今の保育園留学のように、まず最初の申込みと相談、そちらのほうを進めて、あとは物件だとか、町内の必要な資源とかとつないでいくような形で、町外から町内への入り口をつくるような仕事のイメージでいただけるといいかと思います。以上です。

議員の質問 佐々木

あくまでも保育園留学が主体的な取組になるよということで理解しました。それで、次に厚沢部町は平成21年6月に素敵な過疎のまちづくり基本条例を制定しました。そのような流れを受けて過疎会社を立ち上げました。そして移住体験住宅を4棟整備されました。本当に過疎会社が管理してあちこちからたくさんの視察者が訪れました。まさに二拠点居住の先駆け、本当に先駆的取組を進めてきております。ただ、残念なことに、いっぱい体験暮らしするんですけれども、移住と定住には結びついていないという結果です。そして、また厚沢部町の例を倣って、北海道も全道一円にちょっと暮らし住宅が普及しました。やっぱり先駆者であるんですけれども、やっぱり戦略不足が定住に結びつかないというふうなことが顕著に表れているんじゃないかなというふうに思うんですけれども、その辺はどう考えますか。

町の答え 政策推進課長

御質問いただいたとおり、移住体験住宅はかなり早い段階から厚沢部町は取り組みまして、実績も道内では高いほうということで進んでおりました。その一方で、じゃ、それが移住に結びついたかというと、事実上結びついた事例はございません。それ以前に夏場だけの体験がメインでございまして、夏以外はかなり住宅が空いているということで、利用方法にもちょっと問題があったのかなと思っております。そういった中で、令和4年度から保育園留学を実施し始めまして、移住体験住宅をフル活用、そして現在は移住につなげていくということで切り口にしております。以上です。

議員の質問 佐々木

それは十分理解します、4棟整備から進んで、その次が日本版のCCRC構想で移住を進めたと。その結果、ゆいま〜る施設ができたというのは一つの成果であったというふうに思うところですけれども、そういった一連の流れで、ちょっと暮らしから生まれた保育園留学ということで本当に結果としていい取組になっているなというふうに思うところですけれども、保育園留学についても、冒頭おっしゃられたように、厚沢部町って知名度いっぱい、本当に電話来ますよ。九州の親戚からもすごいね、厚沢部町ね、取組と。そういったニーズある中で、やっぱりいろんな方がいるわけですから、メニュー含め、情報発信、その充実ですよ。いろんなメニューをつくった中での情報発信を進めなければならないんじゃないかということです。そこで、戦略不足解消に向けて取組姿勢の問題があると私は思う中で、情報発信専任担当者人材確保と、そういったようなことでの取り進めについてはいかがでしょうか。

町の答え 町長

九州の方からもお問合せがあるということであります。情報発信が少ないと言われておりますけれども、私はそうは思っておりません。どこへ行っても厚沢部町すごいですねと、やっていますねということは、情報発信されているんだろうなというふうに思っています。キッチハイク社のほうとも連携を密にして、今、執行方針のほうでもちょっとお話しさせていただいかました、海外からも来ていると。これも情報発信で、それは町が海外にやったわけじゃなくて、厚沢部町でこんなことやっているというのをキッチハイク社、それからそれを利用した人たちがネットの社会でいっぱい宣伝してもらっているというか、情報を出してもらっています。それで厚沢部町に海外からも保育園留学ということで来ていただいております。ただ、保育園留学をする人が全て移住をしたいかと、そうではないですね。だから自分の小さい子供さんが都会のコンクリートの園庭で遊ばせているということから考えると、この厚沢部町の広いところで、自然豊かなところでそういう経験をさせたいと、小さいうちにさせたいという方がたくさんいるということで、この事業がうまく回っているんだろうなというふうに思っています。情報発信の担当をつくるのかどうかということでありますけれども、既存の職員の数も限られております。キッチハイク社とも協力しながら、これからも保育園留学について情報を発信し、まだまだ利活用していただくように取り組んでいきたいというふうに思います。

議員の質問 佐々木

町長の御答弁は十分に理解するんですけれども、あくまでも保育園留学ですよと、主体ですよということなんですよ。それだけじゃちょっと物足りない、戦略不足の部分があるんじゃないですかということです。保育園留学に付随した波及効果を町内に取り込むには、やっぱり情報発信の戦略も必要だよと。それと前段申したように、そういった部分を情報発信するための整備をした中できちっとやっていったらどうだということを申しておるところであります。本当に一連の過疎会社のちょっと暮らしに始まり、CCR、そして保育園留学というふうに来ています。本当に保育園留学については関係人口ということで大きな成果がありますけれども、なかなか定住のほうにつながっていないという、残念ではないですけれども、期待する部分も大きいんですけれども、もう一つ今後の一連の取組をした流れの中で、厚沢部町としてはやっぱり起業者の定住、もう既に1件誕生しているんですけれども、そういったような部分の取組、そしてまた自主財源が少ない中でもふるさと納税につながるような手だての、二地域居住も含め、定住促進のそういった考え、それに情報発信の拡充が必要だというふうに思うんですけれども、その辺の部分の、しつこいようですけれども、御答弁お願いいたします。

町の答え 政策推進課長

まず前段のPR部分ということなんですけれども、町長の答弁にも若干触れていたんですけれども、やはり取組が自然に広くいろんなところに伝わるということがございまして、私もちょっと直前まで知らなかったんですけれども、たしかJALかANAの機内誌とかにも載せられていたりとか、あとはよくニュースでいきなり流れたりとか、そういったこともございますので、情報発信につきましてはキッチハイク社も取り組んでくださっておりますが、それ以上にいろんなところから注目を浴びてと、保育園留学に関してはPRされていると思います。そして、これからの定住ということで、実際農林課のほうでも担い手協議会とかをつくりまして、就農フェアとかに出展しまして農業の担い手を募集する中で、いろいろその方、就農体験とかもしつつ相談されているということで、窓口は何も政策推進課だけではございませんので、いろんな方策を練りながら移住・定住に最終的に結びついていけばいいのかなとは考えております。以上です。

議員の質問 佐々木

冒頭申し上げた部分に戻りますけれども、有楽町の回帰センター、前町長とこういうふうな部分ありますよというようなことで、実際に訪れてどういう取組をされているのかというようなことを私は見てきております。移住回帰センターには北海道全部のパンフレットがあります、全市町村。そういった中の情報発信、保育園留学も当然あり、農家のやりたい方はこういうふうな、物件といえば失礼なんですけれども、こういうふうな取組ができますよ、そしてまた畑付き住宅もありますよといったようなことで、少なくともそこにはパンフレットといいますか、そういう形で最低限はやっぱり置いた中での取組も必要じゃないかなというふうに思うところであります。何遍も申し上げておりますけれども、このたびのまた第2弾の二地域居住政策、そういった部分の積極的な活用、そしてまた何遍も申し上げておりますけれども、町の魅力を含めた情報発信の拡充、第6次計画にも盛り込んでおりますけれども、町にちょっと手を加えてやれば本当にもっとすてきなまちづくりに進んでいくんでいないかというふうに思うんですけれども、最後に町長、その辺の取組についてお願いいたします。

町の答え 町長

町の魅力を情報発信していくべきだということであります。当然そういうことになるかなというふうに思っております。今、前段でも申し上げましたけれども、国の交付金の事業で、二地域居住のということで今申請しております。早ければ今月中に内定になるかなと思うんですけれども、それは国の判定でまだどうなるか分かりません。認められれば、当然国も厚沢部町の取組を認めるということでございますので、今、佐々木議員が言われたいろんな情報発信も積極的に取り組んで、一軒でも多く厚沢部町に移住してくれる方が増えるようなように取り組んでまいりたいというふうに思います。

議員の質問 佐々木

本当に厚沢部町はフロントランナーで走っていますので、それに付随した、やっぱり移住者も喜ぶ以上に、住んでいる方がやっぱり厚沢部町は頑張っていい町になっているなというような取組で進んでいきましょうということで、議会も協力するということを申し添えて、私の質問を終わります。ありがとうございました。

出典:厚沢部町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月4日 議事録 PDF(77ページ) 間違いを知らせる

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