豊浦町議会 令和6年定例会3月会議 2024年3月6日
ふるさと納税寄附額アップによる自主財源確保について
2024年3月6日、豊浦町議会の一般質問で、大里葉子議員が「ふるさと納税寄附額アップによる自主財源確保について」質問し、町長 村井洋一、政策財政課長補佐 宮崎優亮が答えました。
- 聞いた人
- 大里葉子 議員
- 答えた人
- 町長 村井洋一、政策財政課長補佐 宮崎優亮
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 大里葉子
5番、大里葉子です。議長の許可をいただきましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。本町は、毎年繰り返されるバイオガスプラントほかの赤字を抱え、大変厳しい財政状況が続いています。どうにかしてこの収支不足を解消したい。真に健全な財政の取り戻しを実現するためには、外貨を稼ぎ歳入を上げていくしかありません。基金が底をついてしまわぬよう、町民の生活、町民のサービスに影響を及ぼさぬように、安定した持続可能な行政運営のために、豊浦町の生き残りをかけて取り組んでいただきたく、ふるさと納税寄附金額アップで自主財源確保について質問します。ふるさと納税は、少子高齢化などで苦しんでいる地方の市町村を応援でき、地域の自主財源を確保するための重要な手段になります。寄附者が自分の出身地や思い入れのある地域に寄附を行うことで、特産品や観光資源の返礼品を受け取ることができ、本来住んでいる自治体に納めるはずの税金を任意の自治体に寄附することで住民税が控除されるふるさと納税は、年々、人気が高まっています。令和4年度、全国でふるさと納税を利用した人は890万人余りです。自治体に寄附された総額は9,600億円余りでした。総務省によりますと1年間にふるさと納税を利用し、令和5年度の住民税の控除を受けた人は891万1,000人で過去最多を更新し、利用者は10年連続で増加しています。そして、令和5年度は、何と寄附総額が初めて1兆円を突破することが確実視されています。利用率は15%程度に過ぎず、市場はまだまだ伸びるでしょうと言われています。直近3年間で上位自治体による寡占度合いも強まっていて、最上位の自治体の顔ぶれは固定化されつつあり、自治体間の格差拡大も深刻です。皆さんご存じかと思いますが、令和4年度ふるさと納税寄附金額ランキングの1位は宮崎県都城市、2位は紋別市、3位は根室市、4位は白糠町、5位は大阪府泉佐野市と、上位五つの自治体のうち三つを道内の市と町が占めています。紋別市は194億円余り、根室市は176億円余り、白糠町は148億円余りと、この半分が自治体の自主財源になります。本町の年間予算を考えたとき、あまりの金額に想像を絶するところです。私は、100億円を超えたい、何十億を目指したいなどとは言いません。3億円でも5億円でもいい、ただ、どんな魔法をかけたらこうなるのか、あやかりたいです。そこで、本町のふるさと納税の現状と、さらなる取組について伺うものです。豊浦町のふるさと納税の寄附額の推移は、令和元年度は約4,100万円、令和2年度は約5,100万円、令和3年度は約4,600万円、そして、令和4年度は3,964件の8,212万6000円で、納税実績8,000万円を突破し、北海道ふるさと納税ランキングでは127位でした。令和5年度の本町のふるさと納税金額もある程度数字が確定していると思いますが、8,000万円超えからさらに大きくアップしていることを願っているところです。そこで、一つ目は、令和5年度ふるさと納税見込額と件数について伺います。二つ目は、今までのふるさと納税寄附金の使い道と活用実績について伺います。三つ目は、ふるさと納税、本町の総合計画での位置づけ、また、令和4年度から旧地方創生推進室から政策財政課へと担当が替わって、職員の体制について伺います。四つ目は、企業版ふるさと納税の現状について伺います。五つ目は、体験型ふるさと納税についてです。今、体験型の返礼、ふるさと納税が大変目立ち始めています。この3年間で体験型は 1.8倍に増えています。若者に人気で注目されています。ふるさと納税の返礼品が、モノからコト、体験型へと多様化しています。体験型の返礼はたくさんのアイテムがありまして、見ているだけで楽しくなるようなものから、えっと驚くようなものまであります。そこで、地域の特性を生かしたアイデアが必要ですが、豊浦町でなければ、豊浦町だからこそできる体験があると思います。今後、体験型の返礼も検討されているのか、伺います。最後に、ホタテの返礼をお待たせしている寄附者の皆様方へ、豊浦町への思いが今後も変わらぬように、ビフォーアフターフォローの対応はどうなされていましたか、伺います。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
ふるさと納税寄附額アップによる自主財源確保についてお答えいたします。ふるさと納税の本町の現状についてですが、令和4年度からの返礼品数やポータルサイトの数の増加、寄附者のニーズに合った返礼品の開拓といったこれまでの取組が奏功し、令和3年度の寄附件数1,753件の寄附額4,520万8,000円から比較すると、令和5年度は、令和6年1月末現在で、給付件数5,177件、寄附額1億5,639万6,000円となっており、過去最高を更新しております。次に、寄附金の使い道と活用実績についてですが、小幌応援基金、まちづくり整備基金、教育、文化及びスポーツ振興基金、使い道はお任せの四つの使い道を寄附者に選択していただくこととしておりまして、それぞれの基金の趣旨に沿った事業に活用させていただいているところでございます。次に、本町の総合計画における位置づけ及び職員体制についてですが、第6次総合計画後期基本計画の基本目標4、健全な行政運営の実現、施策2、健全な行財政運営の推進において、ふるさと納税の取組充実を位置づけており、新たな財源確保の重要施策としております。このことから、令和4年度から組織体制を改め、担当課を総務課から地方創生推進室に変更し、兼務の職員を2名配置しておりましたが、令和5年度から政策財政課に改組し、兼務の職員を1名増員し、3名体制で取り組んでおります。次に、企業版ふるさと納税についてですが、地方公共団体が民間資金を活用して、地方版総合戦略に基づく事業を積極的に実施し、地方創生の取組をさらに加速化させていくため、地方公共団体が実施する地方創生事業に対する企業の寄附を促すものでございます。また、総合戦略を基に地域再生計画を作成し、内閣府から認定を得ることで募集ができる制度となっております。本町においては、令和5年9月に策定しました第2期豊浦町総合戦略に基づく地方創生事業を地域再生計画に位置づけ、令和5年11月17日に内閣府から認定を受け、企業版ふるさと納税の受入れを開始したところでございます。今後は、トップセールスで企業からの寄附を募っていくとともに、本町の地方創生事業に対し、民間企業から応援していただけることは、財源確保という面からも有益であると認識しておりますので、社会貢献等の民間企業のメリットとつながるような本町の地方創生事業を積極的にPRしていきたいと考えております。次に、返礼品の競争力を高めるための体験型返礼品についてですが、返礼品の充実を図るために、引き続きモノ消費の返礼品の拡充に取り組んでいくことで、本町の返礼品の魅力を高めていきたいと考えておりますが、コロナ禍を経て、コト消費の返礼品に対して寄附者の関心が高まっております。本町におきましても、体験型返礼品拡充の重要性を認識しており、現在、しおさいの施設利用券を体験型返礼品として取り扱っておりますが、既に観光協会と連携を図り、ホタテ釣り体験セットや体験観光プログラムなどの新たな体験型返礼品として取扱うことで協議を進めてございます。最後に、ホタテの返礼品をお待たせしている寄附者への対応についてですが、現在、噴火湾における活ホタテに出荷規制がかかっており、本町においても、昨年12月から本年2月の間に発送する活ホタテを返礼品として希望した寄附者にお待ちいただいている状況であります。お待ちいただいている寄附者には、活ホタテがお届けできないことのおわびとともに、令和6年3月の発送を予定しているものの、さらに発送がずれ込む可能性があるため、出荷規制の状況が分かり次第、別途ご案内することをお知らせしたところでございます。寄附者に活ホタテの返礼品をお届けするまで、このような対応を引き続き丁寧に行うことによって、今後も本町を応援していただけるものと考えております。
議員の再質問 5番 大里葉子
細かい三つの質問が全てふるさと納税に関することなので、再質問の中で前後することがあるかと思いますが、ご了承いただきたいです。令和5年度は、寄附件数5,177件、寄附総額1億5,639万6,000円と、また過去最高を更新されたとのご答弁をいただきました。ありがたいことです。それでは、ポータルサイトの数、協力事業者の数、返礼品のアイテム数は今はどれくらいですか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課長補佐 宮崎優亮
お答えいたします。現時点でポータルサイト数につきましては、17サイトに返礼品のほうを掲載させていただいているところでございます。あと、返礼品事業者数につきましては、今、30事業者ほどにご協力いただいている状況でございます。また、返礼品の数につきましては、時期によって前後するのですけれども、現在は 340ほどを返礼品として取り扱わせていただいているところでございます。
議員の再質問 5番 大里葉子
分かりました。ポータルサイトも今は17ということで、返礼品のアイテム数も増えていて、5,000万円を超えたとき、また今回、1億5,600万円を超えてきましたが、返礼品数やポータルサイト数の増加、寄附者のニーズに合った返礼品の開拓など、これまでの取組が着実に功績を上げてきた結果かと思います。そこで、豊浦町へ思い入れを込めてふるさと納税をしていただいている全国からの寄附者の皆様に大変感謝ですけれども、そのふるさと納税制度は、寄附という形で外から入ってきたお金を地域内で循環させ、自立可能な地域をつくるための仕組です。この仕組に地場産業の発展があります。ふるさと納税は地場産品の支援にも有効です。今後も、さらにふるさと納税寄附額アップを目指して、寄附者のニーズに合った民間事業者における返礼品開拓、また、新たな開発に取り組んでいただきたいです。令和4年度の寄附額を踏まえて、令和5年度は、ある程度目標額を設定されて取り組まれて1億5,000万円超えかと思いますが、今年度の寄附額を踏まえて、令和6年度のふるさと納税寄附額の目標金額はどれくらいですか。また、今後の展開はどう見据えて取り組まれていきますか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課長補佐 宮崎優亮
まず、令和6年度の寄附額の目標額につきましては、令和6年度予算のほうにも上程させていただいておりますが、1億8,000万円を目標として考えております。また、今後の取組という部分でございますけれども、まず、基本的に現在人気の海産物を積極的にPRしてさらなる寄附を伸ばしていきたいと考えております。また、現時点では、獲れた海産物をそのまま送るというものが非常に多くなっておりますが、令和6年度に限ったことではございませんけれども、今後は加工品についても取り組んでいきたいと考えておりまして、本町としても全くないわけではなくて、現在はサケの切身やあんこうの切身、後は野菜なのですけれども、ボイルトウモロコシ、こういったものを加工品として出させてはいただいておりますが、今後につきましては、ふるさと納税の人気返礼品の動向を踏まえながら、例えば、ボイルホタテやホタテの干し貝柱など、こういった加工品や、また、本町の今の返礼品の中の豚肉や野菜に対しても、物すごく寄附をいただいておりますので、こういった加工品につきましても、寄附者のニーズを見極めながら返礼品事業者様と一緒に取り組んでいきたいと考えております。また、観光協会のほうでも、現時点ですいしゃのほうが指定管理を受けられていますが、こちらのすいしゃの活用も返礼品の事業者様のほうには促させていただいて、どのような加工品を開発していけるのか、きちんと協議、連携しながら取り組んでいきたいと考えております。
議員の再質問 5番 大里葉子
本当にそのとおりです。本町は、加工する場がなかなかないですけれども、ふるさと納税は、例えば、豊浦で取れたものをほかのところで加工して、また戻して、それで返礼品につながるということですので、そういうふうにしてまたさらに寄附額アップにつなげていただきたいと思います。それで、次ですが、ふるさと納税寄附金の使い道と活用実績についてです。豊浦町のホームページから見てみると、平成27年度、平成28年度、平成29年度は、豊浦町ふるさと応援寄附金総額は、それぞれの年で何件あって、寄附金総額は幾らで、日本一の秘境駅の小幌駅の存続応援基金、まちづくり整備基金、教育、文化及びスポーツ振興基金、お任せしますの方たちはそれぞれのどこかに振り分けられるのですが、それぞれに幾ら幾ら一時積立しております。また、寄附金の一部を使わせていただいた事業を写真つきでアップされています。例えば、これは平成27年度の教育、文化スポーツの振興に関わる事業で、豊浦小学校の大規模改修事業に寄附金の一部が使われています。現在のきれいになった校舎です。たくさん入っていたひびを補修し、思い切って色を変え、明るいイメージの外壁となりました。子どもたちがより元気にのびのびと学習に取り組める環境整備が図られましたとのコメントがあります。それで、平成30年度から令和元年度、令和2年度、令和3年度は準備中で、令和4年度は何も書いてありません。それで、平成30年度からのホームページの中で、ふるさと納税寄附金の使い道と活用実績がずっと報告されていないのはなぜですか、伺います。
町の答え 政策財政課長補佐 宮崎優亮
使い道の実績という部分でございますが、こちらに関しましては、単純に掲載が滞っている状態でございます。大変申し訳ございません。寄附先の公表に関しましては、民間企業の調査等を私のほうで拝見いたしますと、ふるさと納税を行った理由の中で、やはり税金の使い道を指定することができるということにメリットを感じられて寄附されているということが、調査結果でも表れているのは拝見させていただいております。寄附者が、寄附したふるさと納税をどのように使われるかという感心が非常に高いと思っておりまして、それをしっかりと公表することによって、多くのリピーターの獲得もできると考えておりますので、今は滞っておりますが、今後はこの町のホームページでも過去に行っているものと同様に、寄附金の活用実績をしっかりと公表させていただくことが重要と考えておりますので、しっかりと対応させていただきたいと考えております。
議員の再質問 5番 大里葉子
私も思い入れのある自治体にふるさと納税をするときに、どんな使い道があるのか、そして、そこからどんなふうに活用されているのかと関心を持っています。また、寄附をいただいている側の、例えば、豊浦町であれば、豊浦町の町民の方も全国の寄附者の方からいただいているふるさと納税の使われ方を知ることができます。なので、大事なことかと思います。令和5年度も入れると5年分あるのですけれども、それはいつ頃できるのでしょうか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課長補佐 宮崎優亮
いつ頃という部分では、明確に時期をお伝えしにくい部分もあるのですけれども、過去をさかのぼっていろいろと確認させていただく作業等もございますので、可能な限り早く掲載する形でご理解いただければと思います。よろしくお願いします。
議員の再質問 5番 大里葉子
分かりました。また、次の質問にも絡んでいくのですけれども、3名体制で取り組まれていて、もしかしたら手が足りなくて、納税の寄附金の使い道と活用実績の報告がつくれなかったのかと思いました。次ですが、今、ふるさと納税で人気が急上昇している町があります。人口は1万5,000人弱、一方、牛の数は11万頭以上、酪農だけでなく漁業も盛んな別海町です。令和2年から令和3年にかけてぐんと伸び、その後も目を見張る急成長ぶりに私はずっと注目していました。昨年の12月定例会の一般質問でも思っていましたが、まだ12月の段階では令和5年度の寄附金総額もまだ確定しないと思い、今回、3月に質問させていただいています。また、選抜高校野球21世紀枠で初出場する別海高校に出場決定の翌日の町議会で、好調なふるさと納税の寄附金を財源にした総額5,000万円の補助を可決されました。ぽんと5,000万円の拠出を決定できる別海町、勝ち進み、経費が増えた場合には、さらなる支援拡大も辞さない姿勢と、とにかく別海町のふるさと納税の急成長ぶりに、道内だけではなく全国の自治体からも注目を浴びています。私もずっと気になって見ていました別海町のふるさと納税は、ずっと前からすごかったのではなく、平成30年、令和元年は、5,000万円台を推移してきました。そして、令和2年度、1億4,960万円、令和3年度、ここから24億5,874万7,000円と一気に24億円を超え、さらに令和4年度69億4,340万1,000円と、この年、北海道で4位、全国で12位になりました。そして、令和5年度は140億円弱、130億円を超えてきたと伺っています。今、ふるさと納税でとっても熱い別海町です。ここ数年、寄附額が倍々ゲームのように増えています。その別海町も、かつては、ふるさと納税寄附額5,000万円台を推移して、令和2年度の約1億5,000万円で、この寄附額は令和5年度の豊浦町と同じくらいです。そして、次の年は 24億円を超えてきましたが、それで、また70億円弱になっていきまして、この令和3年度の24億円を超えたときに、一体何があったのだろうとすごく気になっていました。本当にふるさと納税にどんな魔法をかけたのか、どうしたらこうなるのかと思い、いろいろたどって調べていくと、何でも、ふるさと納税を担当する課長は、行政畑にはいないようなすごい人なのだそうです。まだ私は実際にお会いしたことはないのですけれども、彼がふるさと納税を担当する課長になってから、寄附額がぐんぐん急成長、うなぎ登りです。それで、別海の知人に、この3年間の急成長ぶりは、別海町のふるさと納税にどんな魔法をかけたらこうなったのかというお手紙を送りました。すると、民間の方ですけれども、その担当している課長さんをよく知っている方にご紹介いただいて、お電話でお話を伺うことができました。今、別海町のふるさと納税はもちろんですが、その担当されている課長さんが注目を浴びていて、各地の自治体のふるさと納税を担当する職員がお話を伺いに別海町を訪れているそうです。そして、今回、ふるさと納税について一般質問することで、担当の宮崎係長と話したときにも、既に別海町、白糠町に数年前に行ってきて、ふるさと納税についてお話を伺ってきていらっしゃると聞きました。さすが、目のつけどころが早い、そして、動きが早いと思います。そこで、そのときにどんなふうに感銘を受けたのか、お話を伺いたいです。
町の答え 政策財政課長補佐 宮崎優亮
私は、令和3年度に視察に行ったのですが、そのときはふるさと納税の担当ではございませんでした。あくまでも企画の担当者として勉強しに行ってきたところでございます。当時は、ふるさと納税の担当ではなかったので、本町において、どういった取組ができていて、できていなかったかということをあまり理解していない段階でお話を伺ってきたのですけれども、やはり、一番感銘を受けたところは、しっかりと明確な戦略を持って、スピード感を持って取り組んでいたというところを物すごく印象に思いました。また、役場のみが一生懸命動いても全然結果は出てこないと、これに関しては、事業者様や議会の皆様方の理解をいただいた中で進めていく、この重要性もその当時に学ばせていただいて、そういったものを、今、担当としては頭の中に置きながら進めてさせていただいているところでございます。
議員の再質問 5番 大里葉子
分かりました。ありがとうございます。ぜひ、今、担当されている課長に会いに行って、お話を聞いていただきたいと思います。昨日、町長の令和6年度町政執行方針の財政確保の取組推進のお話の中で、ふるさと納税については返礼品、事業者の拡充や寄附者のニーズに合った返礼品の充実を目指すとともに、事業者、団体、行政等が連携して、寄附額のさらなる伸張に向けて戦略的に取り組んでまいりますとありました。そこで、伺います。事業者は分かります。行政は分かります。団体というのは、噴火湾とようら観光協会でいいでしょうか。それとも、まだほかに団体があるのかを伺います。
町の答え 政策財政課長補佐 宮崎優亮
答弁書に書かせていただいている団体に関しましては、先ほども別のご質問で答弁させていただいた観光協会をはじめとして、やはり返礼品事業者様が様々な返礼品を用意していただくところが非常に重要だと思っておりますので、例えば、商工会のお力をお借りしたり、農協さん、漁協さん、こういったところとも連携、情報共有しながら一緒に何を取り組んでいくことが可能かというところを絶えず考えていきながら取り組んでいきたい、団体という部分では、そういった産業団体や観光協会を指させていただいているところでございます。
議員の再質問 5番 大里葉子
ぜひ、そのいろいろな団体と連携協力していただき、もっともっとふるさと納税寄附金額アップにつなげていっていただきたいと思います。あと、本町の総合計画における位置づけと職員の体制について、令和5年度から政策財政課に改組して、3名体制で取り組んでいると答弁いただきました。別海町が急成長してきた一つの理由、それは、課長にも、ほかの周りの人にも聞きましたが、係ではなく、課を設置したことです。ふるさと納税を任されて、町長からも、周りからも厚い信頼の下、ふるさと納税の担当課長は類いまれな、行政畑にはいないような方で、彼は、前任は議会事務局にもいらっしゃったと伺っています。そして、課を設置したことによって機動力を持って動ける、任せられる、役場の中で専門の部署をつくる、それはスピード感につながって、自由にやらせてもらえる、動ける専門部署の設置がとても大事ですと教えていただきました。そして、ポータルサイトは、今、5から25になっているということです。返礼品のアイテム数を増やす、アクセス数を増やす、優秀な民間企業とタイアップしていく、また、現在担当する課があるとして、どうやって動いているのですかと聞いたら、外から人を入れて、地域おこし協力隊を採用してやっているとおっしゃっていました。ここで、豊浦町も、ちょうど別海町が約1億5,000万円から約24億円超えになった、ちょうど同じようなところです。10億円、20億円は別としてでも、ふるさと納税の担当課を設置していただけないかと思います。町長、どうですか、お伺いします。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
ふるさと納税は非常に大切な事業であり、有望なものであると捉えております。先ほど宮崎課長補佐も答弁しましたけれども、返礼品の種類の多さ、また、バラエティーに富んだものをいかにそろえることができるかというのも、その町のふるさと納税が伸びる、伸びないの大きなウエートを占めているものだと思ってございまして、先般、誰とは言いませんけれども、内緒で話をさせていただきました。実は、役場の中だけでなくて、先ほども話が出ていました商工会や観光協会、また、そのほかの団体に入っている人、また入っていない人も、やはり若い人たちの感覚、それから、昔はあったけれども今はもうなくなりつつある事業を継承してほしいものもあるだろうし、新たな豊浦の産物を生かした返礼品を開発するということも、非常に大きな問題であります。そういったことを考えて、課を設置するか、しないかも含めて、これから発展的なふるさと納税に取り組んでいくことに、まずはスタートを切らせていただきたいと考えてございます。
議員の再質問 5番 大里葉子
まずはスタートを切らせていただきたいというところは、分かりました。もちろん、行政だけではできません。いろいろな団体と連携協力してやっていかなければ駄目ですが、やはり、この課を設置するということは、すごく大事だと思うのです。というのは、係長だったら、そんなにやりたいこと、課長さんたちが、勝手にやりたいことをやっているかとも取れるので、そういうことではないですけれども、課長さんになると、ある程度やはり自由に動けることもあるでしょうし、それで、その課長さんが言っていました、2年間、24時間と言ったら大げさでしょうけれども、多分、そのぐらい働いていらっしゃったというのは、常にふるさと納税のポータルサイトを見たり、いろいろな返礼品のことを考えたり、そういうことをやってきたそうです。類いまれな方ですけれども、でも、ぜひスタートを切って、本来は動き出すのが、今でも多分遅いぐらいなのです。始まったところとすごく差がついてしまっているので、本当に早い段階で、ぜひ、課の設置をお約束していただきたいと思います。この3月、4月には無理かもしれませんけれども、お願いします。町長、どうですか。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
私も、できるだけ早くということを願っております。ただ、私は、こうも感じております。やはり、こういう事業が成功する鍵というのは、役場が主導ではなかなか難しい、やはり民間の、特に、30代、40代の方々の感覚というのが、私は大事であるというふうに思っています。それと、そういう組織、また、これからの組織の流れといいますか、つくり方、それから、ふるさと納税をどうやっていったほうがスムーズなのか、効果があるのかということも、役場職員としての大きな務めが出てくるものだと思ってございます。いずれにしても、豊浦の次世代を担うということもありますけれども、そういう人たちが、こぞって熱く燃えて、夢を語って、行動を起こすということが絶対に必要です。何もしなければ何も生まれない。何かを生むことによって動いていかなければ駄目だというふうに捉えております。あまり私の口からは言えないですけれども、失敗を恐れないで、あちらこちらで研修しながら、明るい未来に向かって進んでいきたいと思っています。そういう豊浦のこれからの推進役として、ふるさと納税課になるのでしょうか。そのような方向性を持って取り組んでいきたいと考えてございます。
議員の再質問 5番 大里葉子
取りあえず、分かりました。それでは、次に移ります。体験型返礼品について、ホタテ釣り体験セットや体験観光プログラムを取扱うことで、観光協会と連携を図り協議されていると答弁いただきました。そのホタテ釣りという答えを私は待っていました。例えば、前向きに検討しますなどではなくて、本当に実施に向けて協議をされているということで、豊浦町だからこそできる体験ですし、豊浦町でなければできないのがホタテ釣りです。世界ホタテ釣り選手権大会の豊浦 町です。ぜひ、ホタテ釣り体験に、豊浦だからこその食の体験、例えば、イコリでグランピングなどいろいろあると思いますが、セットにして、魅力ある豊浦町の体験型返礼品をつくっていただきたいと思います。私も前からずっと、どんな体験型の返礼があるのかと見ていたとき、本当に数多く、様々なものがある中で、えっと思ったことが1日町長体験です。1日町長とは何をするのかと思ったら、まず、その返戻金額がすごいのです。体験型のふるさと納税は、まず寄附額が大きいです。例えば、普通のうなぎが2匹入って1万2,000円、1万5,000円とすごく高いです。この1日町長体験ですが、宮城県利府町は50万円、愛知県設楽町は100万円、山形県真室川町100万円、群馬県川場村100万円、それで、何をするかというと、1泊2日で、公務を体験する、また町内を視察、食事、宿泊、お土産も付きまして、観光大使になれるところもありました。その中で、実際に寄附された方のお話を聞くと、例えば、豊浦町出身で、もうずっと離れている、実際に寄附された方にお話を聞くと、例えば、豊浦町出身でずっと離れているけれども、この一日町長体験に来て、あちらこちら、多分もう今は無い小学校や住んでいたところをめぐったり、そういう思い入れも込めて、例えば、100万円くらいを払っても来ていただけることがあるのだと思いました。それで、豊浦町の一日町長なんて嫌だと思われないような、もっとほかに楽しいセットを付けたら楽しくていいのではないかと思っていますし、寄附額も高いですが、町長はどう思いますか。一日町長体験をぜひやってくださいというのは、どう思いますか。お尋ねします。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
私も分からなかったのですけれども、体験型で、一日町長体験ということでございます。非常に面白い企画、また、そのまちの特色ある体験 型の1こまができるのかなというふうに思っております。先ほど言われましたネットを見ながら、研究してみたいというふうに思っております。実は、中学生との学習で中学校へ行ってきて、中学生は中学生らしいいろいろなアイデア募集といいますか、こういうことをしたらいいね、こういうものがあったらいいねということを懇談してまいりましたけれども、それも一つの流れなのかなと思ってございます。そういったことも、中学生あたりに、豊浦の体験型のふるさと返礼品の募集も、いろいろ聞いてみても面白いと思っています。中学生の柔らかい頭でございますので、いろいろなアイデアが出てくるのかなと思うので、近いうちにやってみたいと思ってございます。
議員の再質問 5番 大里葉子
ぜひ、これからの世代を担っていく若い学生たちに聞いていただきたいと思います。先ほども同僚議員が言っていましたが、今後、ふるさと納税がアップしていっても、バイオガスプラントに使うというわけにはいかず、ちゃんと使い道が決まっています。もしそういう想定をするのであれば、また別に項目をつけるなど、いろいろあると思いますが、例えば、今、自治体で行っているクラウドファンディングがあります。それで、羅臼町ですが、ヒグマと共存・人との大事な境界線創出プログラム、電気柵で市街地を完全包囲、それに3,237万3,900円が寄附されています。また、全国の殺処分ゼロ、これは神 石 高 原 町 が すごくて、3億299万2,492円がクラウドファンディングで入っています。あとは、白馬村の美しい景観や観光客の安全をナラ枯れ被害から守る、これは554万7,000円が入っています。こんなふうに、クラウドファンディング型のふるさと納税もあり、洞爺湖町でホタテのクラウドファンディングを始めました。風評被害に負けないホタテ養殖基盤づくりに皆様のご支援を、目標金額700万円で、現在75万4,000円寄附されているそうです。これは二番煎じにはなるかもしれませんが、ホタテだけではなくても、そういうお考えはありますか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課長補佐 宮崎優亮
ふるさと納税のガバメントクラウドファンディングにつきましては、本町としては、まだ実績はございませんが、先ほど議員がおっしゃられたような洞爺湖町で既にやられているということは、私どもも報道等で確認させていただいております。今後につきましては、先ほど答弁させていただいたように、寄附される方はやはり使い道を物すごく重要視されている方が一定数いらっしゃるというところを踏まえまして、本町が課題解決を行っていく上で取り組んでいる事業、令和6年度でも予算計上させていただいている事業に、例えば、一般財源を活用しているものをこのクラウドファンディングで、取組として全国の方から寄附をいただいて、いただいた寄附を財源に充てさせていただくと。あとは、補助事業等がなくて予算計上にちゅうちょしてしまっているものもございますので、そういったものがあれば積極的に、全町的に原課とも連携しながら、もし財源を探されているようであれば、このふるさと納税のガバメントクラウドファンディングといった手法もあることを紹介させていただいた中で、しっかりと寄附を集めて、そういった事業に充てて取り組んでいくということも今後に向けては必要かなと考えているところでございます。
議員の再質問 5番 大里葉子
ぜひ今後に向けて取り組んでいただきたいと思います。ふるさと納税は熱意とストーリーが重要と言われています。この豊浦町のストーリーをつくって、さらなる取組が、収支不足も解消できて、地域活性化につながっていくことを熱望します。最後になりますが、ホタテの返礼品をお待たせしている寄附者への対応についてです。おわびとともに、出荷規制の状況が分かり次第ご案内する、引き続き丁寧に行うことによって、今後も本町を応援していただけると答弁にありましたが、本当にそれだけで大丈夫なのかと思います。ふるさと納税は、返礼品の魅力はもちろんですが、自治体のファンになっていただき、寄附をしていただく、それで、地域をよく知ってもらってファンになってもらうことももちろん大事で、なってくれた寄附者に今後はリピーターになっていただくよう、どう大切にしていくかというところが大事になってくると思うのですけれども、このままの対応で、例えば、クレームや納得しないなど、そういう方はいらっしゃらないのか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課長補佐 宮崎優亮
今、議員からご質問いただきました部分につきましては、答弁書に書かせていただいているとおりで、活ホタテが出荷規制になっておりまして、どうしてもお届けできていない状況でございます。その都度、その都度、状況等は、寄附者の方にお知らせさせていただいているところではございますが、それについて、多くの方には何とかご理解いただいているという判断をさせていただいておりますが、そういったお知らせを読んでいただいた方から、かなり少数なのですけれども、そもそもその案内を読んでいただけていなくて、配送はいつになりますかというような確認があったり、実際に出荷規制というものが具体的にどういうものなのかというところを確認したいですということを寄附者の方からご連絡いただいたりもしております。そういった方々に関しましては、私どもも個別に対応させていただいておりまして、かなり深く踏み込んだ状況等をご説明させていただいております。その後に特にご不満等をいただいておりませんので、今後につきましても、出荷規制がどうなっていくかというのは不透明な状況ではございますが、きちんと、その都度、その都度、状況を寄附者の方にご説明し、また、その説明に対してまた何か疑問等を持たれた寄附者に関しましては、個別に丁寧に説明していくことによって、豊浦町に対してのイメージというところを損なわないように進めていきたいと考えております。
議員の再質問 5番 大里葉子
分かりました。今回、お待たせしている寄附者の方ではなくて、通常の返礼の場合でも、寄附者へのアフターフォローが今後にもつながっていくでしょうし、大切になるのではないかと思うのです。寄附に対する礼状と、寄附金受領証明書、また、寄附金活用事業の概要などを一緒に送付する、また、初めての方には、町の観光パンフレットや町のPRを行う、また、近々、町でイベントがあるならばご案内のチラシ、また、協力事業者の中には、返礼品送付時に自社のチラシや注文書なども同梱してPRしている事業者もいらっしゃいますが、もし自分もふるさと納税をして返礼が来て開けたときに、ちょっとした礼状が、市や役場の担当者が考えていらっしゃるのか、その言葉一つでもいいなと思うことがありますので、そんなところはどんなふうに考えていらっしゃるか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課長補佐 宮崎優亮
寄附者の方へのアフターフォローという部分でございますけれども、寄附された方は、当然、確定申告等で寄附金控除を活用されるということでございますが、まず本町の今の対応という部分につきましては、確定申告していただく方とワンストップ特例を利用される方がいらっしゃいます。令和5年度から、この辺りの利便性を図る上で、このワンストップ特例をオンラインでできるような形で、こちらのほうとしては、今、対応しておりまして、寄附者の方があまり手を煩わせることなくスムーズに手続を取っていただくように対応させていただいております。また、現時点で返礼品事業者の皆様方と説明会等を開かせていただいている中では、今、議員がおっしゃった、やはり返礼品の中にこの事業が、例えば、その特産品を活用するに当たって、レシピやお礼の言葉など、こういったものは、寄附者の方からは非常に喜ばれますということで、私ども役場としてもそういったお話を事業者様のほうにはお伝えして、ご対応を検討していただいている状況でございます。また話が戻ってしまいますが、寄附をいただいた際には、役場からも受領証明書を発行させていただいております。その封筒の中に、あれやこれやとパンフレットを入れてしまうと送料がかかってしまいますので、現在行わせていただいているのは、豊浦町の公式LINEアカウントに町外の方、道外の方も含めてぜひ登録していただいて、豊浦町の情報を受け取ってくださいということでご案内させていただいております。引き続き、他自治体のやり方等をしっかりと勉強させていただきながら、さらなる豊浦町の魅力向上に取り組んでいきたいと考えております。
議員の再質問 5番 大里葉子
分かりました。まだ、先ほどの前につながるのですけれども、クレーム処理についてです。クレームが来る場合もゼロではないと思います。例えば、100億円を超えてきている、大きくふるさと納税をやられている自治体は、外部にあるそうです。そこから自治体それぞれに来るそうなのですけれども、豊浦町の場合は、窓口は役場なのか、何かあったときに責任や補償は誰がするのか、クレームは誰が受けるのか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課長補佐 宮崎優亮
クレーム処理の関係でございますけれども、本町につきましては、民間の事業者さんのほうに、配送管理や寄附者の対応の関係は、一部委託をさせていただいております。よって、仮に何か返礼品等でトラブルがあった場合には、コールセンターのほうにご連絡をいただいて、委託させていただいている事業者が私ども役場のほうや返礼品の事業者のほうに連絡を取っていただいて、対応方法を検討して進めている状況でございます。補償につきましても、配送の部分での何か返礼品の棄損なのか、そもそも出すタイミングでの破損なのか、そういった状況をしっかりと確認した上で、どちらで対応するかというのも合わせて協議しながら、現時点では進めているところでございます。
議員の再質問 5番 大里葉子
分かりました。たくさん丁寧にありがとうございました。ただ一つ、課を設置していていただきたいです。町長から、すぐにしますとはお答えいただけませんでしたが、さっき一つ言い忘れていました、体験の返礼の中で、近隣の室蘭市です。例えば、魅力的な農水産物がないと嘆いてはいけません。近年、返礼品として宿泊券やイチゴ狩りチケット、マラソン出走権など、体験型のものが伸びてきていますが、室蘭では、タクシーを使った工場夜景ツアーはどうでしょうかと出しています。体験型の返礼は、幅広くいろいろなことが考えられると思いますので、ぜひ、ふるさと納税アップで自主財源を確保していただきたいと思います。町長、最後によろしくお願いします。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
先ほど答弁の中で言いましたけれども、いろいろな組織なり年代なりいろいろな方の参画をいただいて、新たな魅力ある豊浦町の返礼品を含め、体験型も含め、一度、皆さんとじっくり話をしてみたいと思っております。その中で、いろいろな意見が出てくるものと思っておりますので、切れ目なく定期的に会議を行うことによって、より魅力的な豊浦町のふるさと返礼品、ふるさと納税につながっていかせたいと思っております。
議員の再質問 5番 大里葉子
ぜひ、宮崎課長補佐ほか担当課の方々には、別海に行って、その課長だけではなくて、その周りにつながっている民間の方々もすごく面白い方々がいらっしゃるので、ぜひお話を聞きに行っていただきたいとお願いして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。