みんなの議会

釧路町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月4日

投票率向上対策について

2019年6月4日、釧路町議会の一般質問で、倉井俊勝議員が「投票率向上対策について」質問し、選挙管理委員会委員長 矢代雅寛、教育長 辻川尚志、選挙管理委員会事務局長 西村哲弘、社会教育課長 南條秀人が答弁しました。

質問者
倉井俊勝 議員
答弁者
選挙管理委員会委員長 矢代雅寛、教育長 辻川尚志、選挙管理委員会事務局長 西村哲弘、社会教育課長 南條秀人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 倉井俊勝

次、2件目に入ります。2件目ですけれども、投票率向上対策についてということでお伺いするわけですけれども。大変、参議院選挙前で忙しいところを選管の委員長おいでいただきまして、ありがとうございます。当町のみではなくして、全国的な傾向としまして投票率の低下が進んでおります。なかなか若者の投票率が上がらないというのが現状です。特に、直近の、ついこの前の道知事選挙におきましては、当町は50.15%と、全道平均が58.34%ですから、全道一低い投票率であったということで、50%を切らなかったからちょっと幸いだったのかなみたいな、逆に何とも言えない感想を持ったわけですけれども。私は、小松町長と同じく、平成3年10月の選挙で当選をさせていただきました。そのときの投票率が78.69%なのです。それから6回選挙がありました。投票率が、その後、72.98、69.69、62.50、そして無投票、そして56.84、そして直近ですが56.39%ということでどんどん下がっていまして、最初から直近のやつ見ますと22.3ポイント減っているわけです。逆に、投票しなかった人見ると、平成3年は2,920人、これは約です。平成7年が4,220人、平成11年が5,020人、平成14年が6,420人、平成19年は誰も投票していません。平成23年度は6,840人、そしてこの前、直近の町議選で7,180人。平成15年をピークに有権者数がふえているのですけれども、それでも棄権者はふえていっていると。人数がふえているからふえているのかもしれませんけれども。ちなみに、この春の知事選では8,200人以上の人が投票していないということになります。棄権者を減らして投票率を上げるためにさまざまな対策を講じておられますし、さらなる対策を講じていかなければならないと思います。そこで、20歳、1946年、20歳以上の普通選挙から70年ぶりで、平成28年に選挙権の拡大ということで18歳投票権が施行されております。そこで、質問としまして、1つ目として、平成19年以降の各種選挙の投票率と年齢別投票率の推移はどうなっているのかということで、資料要求をさせていただいております。2番としまして、選挙権年齢の引き下げ実施の前後における投票率の向上対策と内容はということでお伺いします。3つ目としまして、投票率向上に向けた直近の対策と中長期的な対策はと。そして、最後に④としまして、投票率向上に向けた学校現場における取り組みはということでお伺いをいたします。答弁のほう、よろしくお願いいたします。

答弁 選挙管理委員会委員長 矢代雅寛

11番の倉井議員の投票率向上対策についての御質問にお答えいたします。1点目の平成19年以降の各種選挙の投票率と年齢別投票率の推移はについての御質問でございます。お手元に配付させていただきました資料に基づき、主な選挙についてお答えいたします。当町の主な選挙における投票率は、釧路町議会議員選挙で、平成23年は56.84%、平成27年は56.39%となっております。次に、北海道知事選挙は、平成19年は53.18%、平成23年は51.63%、平成27年は55.51%、平成31年は50.15%となっております。次に、衆議院議員選挙小選挙区は、平成21年は73.36%、平成24年は57.34%、平成26年は57.23%、平成29年は55.03%となっております。次に、参議院議員通常選挙選挙区は、平成19年59.15%、平成22年は58.63%、平成25年は49.86%、平成28年は52.37%となっております。平成19年以降の主な選挙で投票率が最も高かったのは、平成21年執行の衆議院議員選挙小選挙区で73.36%、最も低かったのは、平成25年執行の参議院議員通常選挙選挙区で49.86%でありました。本年4月に執行された北海道知事選挙での年齢別階層別投票率は、50代から70代は投票率が高く、10代から40代の投票率は低い傾向となっております。2点目の選挙年齢の引き下げ実施の前後における投票率向上対策の内容と効果についてでありますが。平成28年からの選挙年齢の引き下げは、選挙制度の歴史においても大きな転換期であり、選挙管理委員会では、この機会を捉えてさまざまな啓発活動を行っているところです。1つとして、明るい選挙啓発ポスターコンクールへの参画として、町内の小中学生を対象に啓発ポスターを募集し、児童生徒を通じた啓発を行ったほか、学童用広報パンフレットを小学生に配布しております。選挙年齢の引き下げ後初の選挙となった平成28年参議院議員通常選挙での18歳、19歳の投票率は、全体の投票率より約16ポイント下回る結果となりました。その後の選挙でも同様の結果であることから、今後も継続して若年層啓発の推進を継続してまいります。3点目の投票率向上に向けた直近の対策と中長期的な対策はについてでありますが。投票率向上に向けた取り組みにつきましては、これまで街頭啓発活動や防災無線を通じた投票の呼びかけを行うほか、ホームページ等を活用して選挙情報の発信などを行ってきたところです。また、若年層への働きかけとして、新成人や学校を通じた学童向けパンフレットの配布を行っております。また、平成30年度執行の選挙から投票所入場券に投票所の場所を地図入りで載せたほか、小中学校児童を対象に選挙啓発ポスターの作品を募集し、将来を担う子供たちに対し、主権者としての自覚を促しております。募集のあった応募作品は、本年3月から町内大型商業施設に選挙啓発ポスターの展示を行っております。しかし、結果として、本年4月執行の北海道知事選挙の当町の投票率は50.15%で、全道市区町村で最低となっております。期日前投票所は、平成27年から2カ所に増設しており、期日前投票者数は順調に伸びておりますが、投票率は低下となっておりますことから、新たな対策として、町内大型商業施設内に期日前投票所の設置を検討しております。

答弁 教育長 辻川尚志

11番、倉井議員の投票率向上対策についての御質問の中で、4問目の投票率向上に向けた学校現場における取り組みはについての御質問ですが。町内の小中学校では、選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられたことにより、これまで以上に子供に国家、社会の形成者としての意識を醸成する主権者教育の推進が求められております。そのため、子供たちが課題を多面的、多角的に考え、自分なりの考えを形成する力を育むことが重要なため、教育活動全体を通して公民としての資質能力を育む指導を行うことが重要となっております。したがって、具体的には、従来から学習しておりました小学校6年生の社会科の政治の学習や、中学校公民的分野の政治の学習に加え、小学校中学年の社会科における地域の人々の生活を支えている人々の学習の中で、自分には何ができるかを考えたり、道徳科の内容項目、規則の尊重の中で、権利を正しく主張するとともに、自分に課せられた義務を果たすことを考え、話し合ったりするような学習など、主権者教育の視点を加えた実践を進めていくところであります。以上であります。

質問 11番 倉井俊勝

ありがとうございました。指導いただいておりまして、またその指導についても詳しく御説明をいただきました。それで、19年以降の資料を出していただいておりますけれども、やっぱり高くはないし、下がっているなという全体のものでありますし、例えば平成23年10月の町議選が56.84%と、そしてその次の年の衆議院選挙が57.34ということで、一番身近にある議員選挙がこの衆議院の選挙に負けているという、これは、私たちというか、私含め議員がどうなのかなということを私自身、自分で反省しなくてはならないところなのですけれども。国政も道も市町村もそうですけれども、やっぱり最近いろいろな政治家がおりまして、政治不信というのがどんどん募っている部分もあります。そして、投票しても変わらないという無力感もあります。そういった中で投票率が下がるのかなと思いますけれども、国としては低年齢、世界の流れに合わせるということもあるでしょうけれども、選挙権年齢を引き下げたということです。引き下げたけれども、なかなか投票率が上がらないと。では、どうしたらいいのだろうというのが現状のところだと思うのですけれども。これは、なぜ上がらないのだろうかという部分をどのように考えておられるのかを、もしよかったらお聞かせいただきたいなと思います。

答弁 選挙管理委員会事務局長 西村哲弘(選挙管理委員会事務局長は2022年6月まで)

投票率の低下、低いということに関しても、釧路町は、本当、相当、全道的にも低い状況であります。毎回毎回選挙ごとについても低下しております。それは、釧路町だけではなく、本当、全国的にも同じような傾向となっております。釧路町だけでの分析にはちょっと至っておりませんので、御了承願います。

質問 11番 倉井俊勝

過日、釧路市の投票結果の分析という、割合を出した新聞もありましたけれども。いずれにしましても、投票権は本人が持っているわけなので、その人の自覚をしっかりと持っていただくということしかないのかもしれないのですけれども、そのための施策はさまざまと、やれる範囲ではやっているということでございまして、総合的に選挙しましょうということをやっぱりお知らせしていかなくてはならないのかなということになってくるかと思います。そういった意味で、2番目の選挙権年齢の引き下げの前後の部分ですけれども、これについても先ほどいろいろと御説明をいただきました。それで、春の地方統一選挙でいつも感じることなのですけれども、3月に卒業して、4月に地方に進学とか就職とかされます。そうすると、釧路町で選挙権を持ちながらも、地方に行っていると。そうすると、なかなか投票がしづらいと。できないわけではないです。不在者投票の手続をすればできるわけなのですけれども。例えば、短期間の選挙であればもう間に合わなくなったとかということで、なかなか投票できないような感じなのですけれども。就職、進学者のみならず、親御さん自身も長年もう選挙権を行使している人にとっても、なかなか不在者投票というのが理解されていない部分もあるのではないかと思うのですけれども。この統一地方選挙と、私は逆に日にちをずらしたほうがいいのではないの思うぐらい、非常に際どいところである選挙で、投票率を私全体的に下げてしまっているのではないかなと思うぐらいなのですけれども。そういった意味で、不在者投票の状況というのは、期日前投票とありますけれども、不在者投票というのは年齢の高い方が多いのか、あるいは就職あるいは進学をした人たちが多いのか。もし、数字というか、分析がされているのであればちょっとお伺いしたいなと思うのですけれども。

答弁 選挙管理委員会事務局長 西村哲弘(選挙管理委員会事務局長は2022年6月まで)

大変申しわけございませんが、不在者投票の状況について現在資料を持ち合わせておりません。済いません。

質問 11番 倉井俊勝

高校卒業して、あるいは社会人になって、初めて投票する。投票したかいかんによって1回目からやっていると、欠かしたことはないという誇りを持ってほしいと私は思うのです。1回行かないと、何か、まあいいやとなってしまうような感じもしています。いろいろな機会でざっくばらんに集まった、例えば焼肉しながらでもいいのですけれども、皆さん選挙へ行っていますかと聞きますと、ほとんどの人が、ちょうど子育て世代の人が、選挙行っていない人が結構いらっしゃるのです。ですから、選挙は誰に入れてもいいから行ってくださいという話をするのですけれども。選挙権年齢を引き下げただけの問題ではなくて、その以前の問題が必要ではないのかなというふうになります。その辺につきましては、4番目の学校現場でもかなり努力をされておりますけれども、投票率向上に向けた直近の対策ということで、投票環境向上対策はいろいろとやっておられるということで今お話もありましたし、期日前投票も新たに大型商業施設をいうことで御答弁もありました。これもデータをとっていかなければ、場所を移したことによって全体的な底上げになったのか。例えば、今、雪裡支所でやっていますけれども、ただ移行だけだったのか。そういったことによって1つがいいのか、別々がいいのか、あるいはどこかもうちょっと違うことを考えていいのかということもつながってくると思うのですけれども。これについては、新しい期日前投票所ができるということであれば、町民の皆さんにしっかりと。先ほど入場券の中に刷り込んでいるという部分もありましたけれども、案外、見ない方もいらっしゃるので、その辺もPRをしていただきたいというふうに思いますけれども。特に、18歳、19歳、二十歳前後に向けての投票率アップの特別な手法というのはないのかもしれませんけれども、各町村の手法を見ていただきながらやっていただきたいなというのが思うのです。やっぱり、ほとんど、今、高校生全入的な部分ですから、やっぱりそういう意味では初めての選挙年齢に達する方々というのは高校教育の中なのです。ですから、やっぱりそれぞれの学校がすごく教育をしやすいところだと思うのです。そうすると、さっきの話ではないですけれども、釧路町は東高校しかない。ですから、これもまた広域的に各学校がやっぱり連携して、きちんとした主権者教育というか、選挙をするのだという部分、あわせて家族も巻き込んで選挙するような働きかけをしていかなくてはならないと思うのですけれども。その点は、釧路町のみならず管内とかの選挙管理委員会の会議とか何かではどういうふうに話されているのか、わかれば教えていただきたいと思います。

答弁 選挙管理委員会事務局長 西村哲弘(選挙管理委員会事務局長は2022年6月まで)

釧路管内でも、選挙管理委員会の総会とかは毎年開催されていますけれども、そういう投票環境の向上については、最近の総会ではちょっと出ておりません。投票環境の向上対策については、総務省のほうでも日本の各市町村の事例集を出しておりますので、釧路町としましても、それらの事例を参考にしながらできるものがないか検証を進めていきたいと思っております。

質問 11番 倉井俊勝

ぜひ、管内挙げて、管外にも当然行っている子供さんいらっしゃいますけれども、比較的、釧路町出身の方は管内の方に割合は多いのではないかなと思うので、その辺のところを学校の中での教育というものをしっかり取り組んでいただくように申し上げていただければありがたいなと思います。それで、4番目に入ります。学校現場ではということで、学校現場でもいろいろとやっていただいておりますけれども、これ、釧路町では選挙における出前講座というのは行政としてやっているのか。やっているとしたら、学校側でそういった活用したことがあるのかどうか、お伺いしたいと思います。

答弁 社会教育課長 南條秀人(社会教育課長は2021年12月まで)

社会教育のほうの一環として、これまで地域の教育力向上事業の中で、今年度からまちじゅう先生という形で登録していただいて、それぞれの学校の教科等課外授業とかPTA活動の中で活動ができるよう選挙管理委員会事務局のほうに協力いただいて、登録をして、学校側で要請があればそちらのほうに行ってもらうという形はとっております。ただ、社会教育のほう単独で事業を起こしているという状況では今ありません。

質問 11番 倉井俊勝

学校現場での教育というのも限界があると思うのです。ただ、やっぱり共通して子供たちに等しくこの選挙に対する理解をしてもらう。小学校、中学校、教育委員会管轄でしょうけれども、やっぱり子供たちがお父さん選挙行ったのと、行こうよというこの一声というのはやっぱり親を動かすのではないかと思うのです。例えば、子供が集まるイベントに親ががさっとくるのです。それは、逆に子供たちがお父さん、お母さん選挙行こうよというようなことをやっぱりしていかなければ、することによって、お父さんやお母さんの投票率も上がるし、その子供たちがやっぱりそういう思いを持った子であれば、卒業した後も自分たちも投票に行くようになるのではないかなというふうに私は思うのですけれども。もうそういった意味では、総合学習等々、社会科の時間とかもかなりいろいろなので時間が食われていると思うのですけれども、やっぱり学校でもそういったことに少し力点を置いていただけるような時間の設定というのはできないものなのか、その点、ちょっと教育長にお伺いしたいです。

答弁 教育長 辻川尚志

ただいまの質問でございますけれども、例えば小学校、中学校といいますと、児童会、生徒会の役員の選出する場合の校内選挙みたいなのも取り組んでおります。これは、昔からやっている部分でありますけれども。一時期、小学校では投票活動みたいなのがなくなった時期もありますけれども、徐々に復活してきている状況でもあります。そういう模擬的な投票活動なども通しながら、そういう関心を高めるというような取り組みをしている状況もあります。それから、東高校にちょっと伺ったら、本物の投票箱をお借りして模擬投票のようなことも取り組んでいるというようなことも伺っております。そのように、直接的に投票率の向上につながるかどうかはちょっとわかりませんけれども、子供たちのそういう投票あるいは政治の仕組み等、社会の仕組みみたいなものに目を向かせたり関心を高めるというようなことで、新学習指導要領の中にも位置づけられていますので、主権者教育という視点で取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上です。

質問 11番 倉井俊勝

以前は、乳幼児は親と一緒に投票所に行けたのですけれども、小学生、中学生、高校生というのは行けなかったのです、昔は。今は、18歳、選挙権ありますけれども、18歳未満も一緒に選挙権がなくてもいけるようになった。これも年齢引き下げのころだと思うのですけれども。ですから、やっぱりさっき言った家族ぐるみで選挙をするというのは、そういった意味では、やっぱり子供の言うことは親は案外聞くので、それ学校に責任を押しつけるわけではないのだけれども、子供たちがそういった中できょう投票だという部分を知っていれば、お父さん行ったの、行かないのというのは、これはかなり私は大きいと思う。そうすると、子供たちに、逆に、選挙だからお父さん行くから一緒に行かないかということで一緒に行くことによって、その雰囲気を理解してもらうと。そういったのが子供たち社会の中で、私お父さんと行ってきたよとかという話というのが、またいろいろと波及効果が出てくるのではないかなと。もうとにかく年齢も引き下げられたのですけれども、もう今はその引き下げられて期待をされたところがなかなか投票率が上がらないという矛盾した点があるので、長期的展望になるかもしれないけれども、やっぱり子供さんたちにしっかり応援をしていただいて、あなたたちが大きくなったときのまちづくりをするのだよという部分を含めて、学校教育の中で、今言われた児童会とか生徒会等の選挙、あるいは東高校での模擬投票もやっているということでございますけれども、親を巻き込むような形で。これで投票率の年齢別を見ますと、やっぱり若い年代のお父さん、お母さん方というのは、やっぱり投票率が低いと思うので、子育て世代の方が自分たちの子育て環境を改善等も含めて、投票と大事なのだということも理解していただくような、これはもう選管のほうでもそういったものをどんどんPRしていただきたいなというふうに思います。いずれにしましても、投票率は、これは選管とか町民だけのものではなくて、私たちと言ったら失礼なので、私自身の議会議員として、やっぱりしっかりとした活動をして、町民の方が関心を持っていただく、あるいは自分が議会議員になるのだというような、そういったものを醸成していかなくてはならないのかなというふうに思いますので、ともに投票率を上げていく努力をしたいと、していただきたいなということを申し上げて、終わりたいと思います。

出典:釧路町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月4日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる