釧路町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月5日
図書施設の充実について
2018年6月5日、釧路町議会の一般質問で、川村真一議員が「図書施設の充実について」質問し、町長 佐藤広高、教育長 佐々木喜代孝、公民館長 宮越一宝が答弁しました。
- 質問者
- 川村真一 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤広高、教育長 佐々木喜代孝、公民館長 宮越一宝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 川村真一
2件目に移らせていただきます。図書施設の充実について質問させていただきます。1項目め、公民館図書室、学校図書室の充実度をどのように捉えているか、こちらは資料の請求をさせていただいております。2項目め、今後の改善点はどのように計画をしているのか。3項目め、町立図書館の建設予定はあるかどうか、こちらを御答弁いただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)
2件目の質問の中で、町立の図書館の建設予定についてのお尋ねでございますが、第5次釧路町総合計画後期基本計画におきましては、町立図書館の建設予定というものはございません。
答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)
図書施設の充実についての御質問で、教育委員会にかかわる1問目の、公民館図書室、学校図書室の充実度をどのように捉えているのかとのお尋ねでございますが、教育委員会といたしましては、図書管理において充実度という指標を現在持ち合わせておりませんが、公民館図書室における蔵書につきましては、平成29年度末で3万6,305冊、町民1人当たり蔵書数は1.83冊であり、平成30年度も昨年度相応の増冊を見込んでおります。したがいまして、第5次総合計画後期計画における蔵書目標値1.9冊は年度内に達成されるものと考えております。学校図書館に関する目標値としましては、文部科学省基準の学校図書館図書標準で定めた蔵書数の基準としており、第5次総合計画最終年、平成33年度の充足率、目標値を74.8%と定めております。なお、平成29年度3月末現在、充足率は町内全小中学校合計67.3%となっております。次に、2問目の今後の改善点はどのように計画しているかとのお尋ねでございますが、公民館図書につきましては、貸し出し冊数や利用者の増加を目指し、図書検索システムの導入やホームページの設置による利便性の向上に取り組みたいと考えています。蔵書につきましては、町民のリクエストに応じながら増冊に取り組み、読書活動の活性化に努めてまいります。また、学校図書館につきましては、平成33年度までに町内全小中学校が目標蔵書数を達成できるよう、計画的な図書の整備に努めてまいります。次に、3問目の町立図書館の建設予定はあるのかとのお尋ねでございますが、図書館の建設につきましても、これまでの議会におきまして第6次総合計画において位置づけを図り、実現に向け努力してまいりたいと御答弁申し上げてきたところです。平成29年度には雪裡図書室の蔵書と書架等の増設を行い、機能の充実を図っておりますことから、現時点での図書館建設の計画は持ち合わせておりませんので、御理解願います。なお、検討を進めるに当たり、単に書籍を収蔵するだけではなく、情報や資料収集、提供及び電子書籍や点字書籍の対応も公表しなければならないと思っております。したがいまして、多様化する利用者ニーズに対応するためには、図書館単体としてだけでなく、さまざまな機能をあわせ持つ施設の検討や、学校図書館を含めた広域的なネットワークの構築も視野に入れ、総合的な検討を行い、判断する必要があるものと考えております。以上であります。
質問 9番 川村真一
御答弁ありがとうございました。まず、資料請求させていただきました資料の中から読み取れるものについて質問をさせていただきます。ただいま御答弁にもありましたけれども、蔵書目標値1.9冊、これが一つの目安になってきているかと思いますけれども、実は釧路市の例でいきますと、釧路市の全ての図書館、図書室にある蔵書数は30万冊なのですよ。人口が約17万で計算して、1.76にしかならないのです。これは釧路市でこの目標数を掲げると、全然達していないことになりますし、今後その1.9というのをクリアするためには、相当な数がないとこれはクリアされません。それに比べて釧路町は、もう1.9冊間近ということで、すばらしいのかなと思ったら、よく考えたらちょっと違うと思うのです。釧路町の人は釧路町の、例えば、図書館しか使えなかったとします。そうした場合に、蔵書数を見ると、3万6,000冊から選ぶことしかできないのですよ、本を。釧路市の方は30万冊の中から自分の見たい本を選ぶことができるのです。だから、あくまでこの目標値1.9冊というのは、国が定めているのかあれなのですけれども、そのまちの人口に対しての冊数でしかないので、本当に多くの知識を知りたいとき、多くの教育をさせたいとき、多くのことを学びたいとなったときには、やはり多くの本の中から選んで知識をつけるというのが、これ図書のあり方だと思うのですけれども、そういった部分、その目標数値の設定に関して、本当にこのまま1.9冊になったらクリアできると考えるのか、今、本当にその目標数値を達成することでいいのかどうかというのを、その考えしかないのかというのをお聞かせ願いたいと思います。
答弁 公民館長 宮越一宝
今現在、総合計画に掲げております1人当たりの数値1.9冊、この目標値についてのお尋ねでございますけれども、釧路町読書活動推進計画というものもあわせて私たちは持ってございます。その中では一応2.0冊を目指そうというようなことが示されておるところでございます。読書活動推進計画におきましては、平成26年から平成30年度までの5カ年計画でありまして、今年度中に見直し作業を行うという予定になってございます。その中で5年後、釧路町公民館、図書室が目指すべき目標数値というものを改めて検証していきたいと、そのように考えてございます。
質問 9番 川村真一
私が言いたいのは、やはり釧路町民の方、釧路町の子供たちにより多くの本を見ていただきたい、図書を通して人生観を学んだりとか、学びを得るといった部分でいきますと、より多くの本の中から選んでもらうのは必要だと思うのですけれども、そこで、釧路市図書館が新しくなったわけですけれども、そちらの図書施設を町民の方にも利用していただこうというような話し合いとか動きが今、実際教育委員会の中であるかどうか、お聞かせ願いたいと思います。
答弁 公民館長 宮越一宝
公立図書室につきましては、図書館につきましては、行政界というものが存在しませんので、町民であり市民であり、市の図書館あるいは町の図書室、自由に借り受けることができることになってございます。したがいまして、個別の協定というか、話し合いというのは、今現在、持ってはいない状況ではございます。
質問 9番 川村真一
いや、そこに隔たりはないのはわかっているのですけれども、これ隣接している釧路町だから、ちょっと平和だと思うのですけれども、これやはり厚岸とか標津あたりのちょっと離れたところに、これ図書館とかというのは設置しているわけですよ。それが釧路市図書館に簡単に通えないからなのです。釧路町の人は、釧路市に簡単に通えると思います。ただ、それは本当住民任せではなく、やっぱり行政のほうからも、そういった図書館に通いやすい環境をつくってあげるのも一つなのではないかなというふうに思います。それでもって、この前段で定住自立圏形成というのを話をさせていただいたのですけれども、例えば、釧路市図書館に行くまでのバス賃をある程度負担するとか、小学校、中学校からシャトルバスを出すといった、そういった話し合い、そういったものが実際教育委員会の中で一つも言葉にも出てきていないのか、実際考えはするけれども、これ町として動くのは難しいからとなってとめているのか、まず話が出てきているかどうかというのをお聞かせ願いたいと思います。
答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)
市立図書館のほうまでのシャトルバス等の考え方ですけれども、それにつきましては、教育委員会内部としては話は出ております。ただ、内部は、別の話といたしまして、例えば、少年団のバスですとか、そういうもの、全ての検討の中で、そういう位置づけも教育委員会として考えなければならないと考えてございますので、今すぐどう考えるというのはできない状況でございます。
質問 9番 川村真一
いろいろやりたい選択肢があって、その中でも重要度を選んでいかれると思いますけれども。釧路市に図書館バスというものがあるのですけれども、そちらの存在は御存じだったでしょうか。
答弁 公民館長 宮越一宝
釧路市には2台所有されております。1台が釧路中央図書館所属、もう1台が阿寒の図書館所属の2台でございます。承知してございます。
質問 9番 川村真一
その図書館バスを釧路町のほうにも来てもらえるような働きかけはできないかという部分で、したことはありますでしょうか。
答弁 公民館長 宮越一宝
今まで話し合いを全くしていないということではなく、過去に話し合いをした経緯はあるように聞いてございますけれども、今としては直接打ち合わせをしてはいない状況でございます。
質問 9番 川村真一
そういう話は出るけれども、実際、市と協議をして、そういうのが可能かどうかというところの話まで行っていないということですね。例えば、定住自立圏形成の中の一つとして取り組んで、市のほうにお願いしたら、これ可能なことではないかなというふうに思うのですけれども、その定住自立圏形成の協定のテーブルに上がるところまで行っていないわけですよね。それは誰がそこでとめているのか、なぜそこまで話を持っていかないのかという部分をちょっとお聞かせ願いたいと思います。
答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)
定住自立圏は、まず基本的に釧路市、釧路町のほうで進んで、今、管内の自立協定になっています。当初、平成24年にコアかがやきですかね、利用率が十何%町民が使っているということもあり、市議会のほうで議論になり、その中で、この定住自立圏に向ける前に、当然、町民に対して応分の負担は必要でないかという市の議会の議論が出まして、その中での話と中央図書館の1年後ですけれども、町内委員会を開きながら進んで、老朽化と耐震化を含めて。そういう話を進めていったのですけれども、私たちの記憶があるのは、川村議員が思う自立圏の中にお話しできないかということなのですけれども、当初の自立協定につきましては、こういう応分の負担をお互い、相互利用ということを施設の目的にした定住自立圏ですので、釧路町の分が負担だとか、そういうものは定住自立圏としてはのせないという形で進まれています。私、ちょっとその詳しいとこはわかりませんけれども。したがいまして、今、1市6管内を入れていますよね、そうなると、うちだけが市との応分の負担という形の定住自立圏というのはあり得ないものですから、もし川村議員が言われる定住自立と違いますので、そこは釧路市とか釧路町の応分の負担という形になってきますので、ここは定住自立とちょっと違うということを理解していただきたいと思います。ただ、これを私たちが今持っていくと、図書館の負担金、賃借料だとか、そういう指定管理料、るるの負担の話が出てくるかなというふうに想定されます。これ推定でございます。議論はしておりませんので。ですので、慎重に扱わなければならないということで御理解願いたいと思います。
質問 9番 川村真一
釧路町で図書館の建設予定はないわけですよね。私も釧路町に図書館をつくるべきではないと思っています。今、公共施設の老朽化でそれらを直したりとか、新しい建設となったときに、今、町の財政では賄えない状態になっていて、これが5カ年とか10カ年計画で施設を改修していくというような計画にもなっているわけでございます。20年前、30年前に釧路町で運営できると思っていたものができなくなってきている。いわゆる箱物をどんどんつくって、今になって負担が来ているわけですよ。これを今後やっぱり、私、図書館をつくるべきではないと思うのは、私たちの今度子供たちの世代に、そういった負担をさせたくないと思いが一番あります。私たちの世代、多分恐らく一番負担を受けているのではないかなというふうに思います。バブルも知らないですし、景気のいい時代を知らなくて、いつか景気がよくなるだろうと思ってやってきているわけですけれども、これをさらに自分たちの子供たちのときになったらどうなっているのだろうと考えたら、簡単にそういった施設はつくるべきではないと思いますし。だからこそ、あるものを共有して、釧路市・釧路町の子供たちはそこに隔たりを感じないような政策をしていくべきだと思っております。教育長から答弁をいただきましたけれども、言葉の中に、まず定住自立圏形成の中に当てはまらないのではないかと、お伺いもまずしていない時点ですので、ぜひ今後、その負担は釧路町もやっぱりするべきだと思います。図書館を使わせてもらうからには。でも、釧路町に図書館をつくるよりは、そちらにお金を使ったほうがよっぽど使い方がいいというか、本当に子供たちのため、町民のためになると思います。先ほど言った図書館バスも、実は検索システムで30万冊の中から本を選んで、その選んだ本を図書館バスで、週に何回と決まっているのですけれども、そこにバスが来たときには、その子供にその本が渡るようになっているわけですよ。そういったすばらしいシステムも釧路市で行っていますので、ぜひそこの部分は早急に対応していただきたいなというふうに思いますけれども、本当に現時点でそこの話は無理なのか、今後ちょっと話だけでもできる、まだ段階にあるのかというところをお聞かせ願いたいと思います。
答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)
先ほど申し上げましたように、定住自立圏の中で負担するという話の中の定住自立圏の協議はできないと思います。当初のスタンスの基本的なものが、そういうふうに双方負担のない中で相互協議というふうになっておりますので、これを理解していただきたいと思います。それと、先ほど言いましたように、図書館バスと言われたとしても、応分の負担は出てくるのかなと思います。図書館法の、平成24年度に改正がありまして、24年度に公立図書館の設置及びその運営基準というのができまして、やはり公立図書館は、できるだけ図書サービスを含めて、地方自治体の責務というふうにうたわれていますので、私もこれはぐっと来るとこで、やはり独自に持つというのがやはり、先ほど第1回で答弁しましたけれども、第6次の総合計画の中に反映できるような形で検討させていただきたいと思います。ただ、私たちとすれば、図書館よりまだ学校現場のほうの、例えば、学校の耐震化は終わっていますけれども、老朽化の対策はまだこれからです。その対策を含めて、来年も検討しながらやっていきたいと思いますので、まずそこを踏まえて、次のステップに臨んでいきたいなというのが私の今の考え方でございます。
質問 9番 川村真一
教育長が言われたとおり、定住自立圏をなしにしても、ぜひ子供たちにそういった環境を与えてほしいなというふうに思います。例えば、今、図書館バスで山花小中学校には行っています。ということは、山花小中学校の生徒は30万冊の中から本を選べているわけでございますから、釧路町も、図書室とか図書館に本をどんどんそろえていくのも大事なのですけれども、もしかしたら、釧路市の図書室も利用させてもらって、町独自の図書館バスというのも一つかと思います。そうすることによって、各小中学校の子が30万冊の中から本を選べるようになるわけですから、そういった部分もちょっと早急に進めていってほしいなというふうに思います。というのは、今、釧路市の図書館自体も、今30万冊と言いましたけれども、これほかの土地から比べたら非常に少ないわけでございます。例えば、帯広市49万冊、苫小牧市53万冊とかなのです。同じ人口規模でもこれだけ差が開いてきています。これ釧路町がそういったことに乗り出すことによって、釧路市図書館の蔵書数をふやす動きになるかと思いますので、ぜひ急いで行っていただきたいなというふうに思います。早急にそういった部分で取り組んでいただきたいと思いますので、最後に教育長から力強いお言葉をいただいて、終わりにしたいと思います。
答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)
いいお答えはできないのですけれども。まず、するべきものはきちんとしていきたいと。まず、学校現場も貸し出しだとか、そういう意味でも、非常に読み聞かせも行っておりますし、私たちもやはり学生時代は勉強するといったら、学校の図書室へ行って調べたり、そういう気持ちはあったと思う。今もその分は不足しているとかではないと思いますので。ただ、全体のパイとして30万に対して、うちの部数など、それは少ないかもしれません。でも、先ほど言いましたように、充足度については、今、少しずつ目標に向かっていますので。ただ、総合計画は年度内に達成できます。その充実は図ってまいりたいと思いますので、御理解願いたいと思います。