訓子府町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月18日
プレコンセプションケアの充実について
2025年6月18日、訓子府町議会の一般質問で、渡邉智大議員が「プレコンセプションケアの充実について」質問し、町長 伊田彰、教育長 高橋治、福祉保健課業務監 関口好子が答弁しました。
- 質問者
- 渡邉智大 議員
- 答弁者
- 町長 伊田彰、教育長 高橋治、福祉保健課業務監 関口好子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 渡邉智大
続いて、大項目、二つ目のところにいきます。プレコンセプションケアの充実について。プレコンセプションは、直訳すると「妊娠前」という意味ですが、妊娠計画の有無に関わらず、性や妊娠に関する正しい知識を身につけ、ライフデザインを考えて健康管理を行うプレコンセプションケアの取り組みが全国的に広がっています。こども家庭庁もプレコンセプションケアの普及啓発を行うプレコンサポーターを新設し、今後5年間で5万人の養成を目指すとしています。これらを踏まえて、本町でのプレコンセプションケアの充実について伺います。1、現在の小・中学校での性や妊娠に関する授業の時間数と内容は。2、プレコンセプションケアに関する講座の実施やブライダルチェックへの助成をする考えは。3、婚姻届提出時や転入時にプレコンセプションケアに関するリーフレットを配布するなど、認知度の向上を行う考えは。以上、町長と教育長に伺います。
答弁 町長 伊田彰
ただいま「プレコンセプションケアの充実について」3点のお尋ねがございました。教育長へのお尋ねもありますが私の方からお答えをさせていただきます。1点目ですが、小学校では、各学年で年間2時間、性教育について学んでいます。さらに4年生は、体育事業の保健分野で「体の成長と私」の単元において4時間、成長に伴い、男性と女性の体で変化することを学んだり、5年生では理科の授業で「人の誕生」の単元で5時間、母親のお腹の中でどのように赤ちゃんになっていくのかといった内容について学習をしています。中学校では1年生で「生殖機能の成熟」の単元において、1時間から2時間、生理、射精、卵子、精子、受精、着床、妊娠といった生殖器の働きや仕組みなどを、3年生では「性感染症とエイズ」の単元で1時間、性的接触によるクラミジア、エイズといった性感染症に関することなどを学習をしています。性教育については、性や妊娠に関する正しい知識を身につけるための学びを児童生徒の成長に合わせ段階的に深めていくような内容で実施をしています。2点目の質問について、プレコンセプションケアはあまり聞き慣れない言葉ですが、コンセプションは受胎の意味で、お腹に新しい命を授かること。プレコンセプションケアとは性別を問わず、適切な時期に性や健康に関する正しい知識を持ち、妊娠、出産を含めたライフデザインや将来の健康を考えて健康管理を行うという考えです。言葉は新しいのですが、学校の保健の授業や学活等を活用して児童生徒の学年の発達段階に合わせて、性に関する内容だけではなく、飲酒、喫煙、性感染症の予防や心と体の健康など、プレコンセプションケアに関する内容が含まれています。また、保健事業では、20歳以上の町民の方を対象に特定健康診査と同等の検査内容で検診が受けられる町民健診や子宮がん検診では、オプションで卵巣のエコー検査やHPV、ヒトパピローマウイルス感染症検査や妊婦の歯科検診などに取り組んでいます。学童期や思春期は健康に関するさまざまな情報に触れ、自分の心身の健康に関心を持つ時期でもあります。生涯を通じた健康づくりの大事なスタートとなります。そのような時期に健康に関する正しい知識を身につけることは、非常に大切であります。プレコンセプションケアに関する講座の実施についての考えでありますが、現在、社会教育課と福祉保健課が連携し、年に1から2回、食生活や運動など、健康づくりをテーマに青年講座を開催しておりますが、プレコンセプションケアの概念の周知をあわせて行うなど、検討をしてまいります。次に、ブライダルチェックは、妊娠を意識し始めたのをきっかけに子宮や卵巣の病気、性感染症など自覚症状が出にくいものや放置しておくと不妊症につながる病気を見つけ、必要があれば治療を行うことを目的としています。助成につきましては、医療機関の実施体制などの課題もあり、必要性につきましても検討をしてまいります。3点目ですが、プレコンセプションケアという言葉や概念を多くの世代の人に知ってもらうことが必要であります。国のプレコンセプションケア推進5カ年計画でも、若い世代におけるプレコンセプションケアの概念の認知度を5年間で現在の1割以下から80%まで向上させると目標値を掲げています。また、北海道では「令和7年度北海道子ども計画」において、プレコンセプションケアの普及啓発と取り組みの推進について検討を進めるとしています。具体的な取り組みの内容はまだ示されていませんが、今後はプレコンセプションケアの理念を踏まえ、広く普及啓発し、認知度を向上させていくことが必要であります。国立成育医療研究センターのホームページ上に「プレコンノート」というものがあり、とても分かりやすい内容であります。今後、さまざまな媒体を用いて、妊娠届出時や両親教室、各種検診の際などでの活用を検討をしてまいります。以上、お尋ねのありました3点についてお答えをいたしましたので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
質問 8番 渡邉智大
プレコンセプションケアは、なかなか聞きなじみのない方も多くいらっしゃるかと思います。回答の中でもありましたしけれども、元々プレコンセプションケアは、そのまま単語の意味のとおり妊娠前の女性の健康にのみ注目したものだったんですけれども、現在では生涯通じて幅広いものになっているものです。また、妊娠・出産に関わる部分なので、出生率や出生数を上げるというところが目的かと思われることもあるんですけれども、あくまで正しい知識をつけて、健康管理、ライフプランを考えてもらうというのが目的のものです。ということで、まず一つ目の小・中学校の授業に関する部分ですけれども、全国的な問題として、小・中学校での教育で望まない妊娠をしないということに重きが置かれていて、いざ年齢重ねたときに、年齢重ねて子どもが欲しいってなったときに知識がないということ。あと月経異常だったり子宮の異常だったり精巣の異常とかあった場合に十分な知識がなく、また恥ずかしいという思いが混ざってしまうために、医療機関への受診が遅れるということも指摘されています。先ほどの回答の中では、各学年で2時間の性教育の内容は、おそらくそれ以外の内容が書かれていて、性教育の内容については書かれてなかったかと思うんですけれども、そのあたりについて現状どういった性教育の授業の方ではどういったことが行われているのか。また、事業の開始前なので難しい部分はあるかと思うんですけれども来年度以降、要請始まるプレコンサポーターなど、外部の人材活用したライフスタイル全体を見通した性や妊娠に関する授業などの実施、小・中学校で考えているのか教えてください。
答弁 教育長 高橋治
今、ただいま、学校における性教育のことということでお尋ねがありました。学習指導要領上もそうなんですが、学校において性教育という教科はないということでまずご確認をいただきたいと思います。性教育に関する授業ということでは、先ほど回答にもありましたとおり、特に保健体育の分野、それから理科の分野、それからお互いを尊重するですとか、そういう社会的な部分、気持ちの部分については、特別活動ですとか道徳教育などでやっておりまして、それを総合的にまとめて性教育ということで捉えていただきたいと思います。それから、もう1点、人材活用ですね、現在、人材活用については、各そういった教育については担任も含めて、それから養護教諭も含めて実施をしております。基本的に性教育の原則的なことをちょっと先にお話をさせていただきますが、まず、児童生徒の発達段階に応じたもの。それから学校全体で共通理解を図る。学年に応じてという部分もありますし、こういうことをやるので全体的にちょっと教職員の中で留意をしてくださいというようなことが必要かなと思います。それから、保護者や地域の理解を得る。この辺はなかなか大事な部分なのかなと思います。それと集団指導と個別指導を区別する。ケースによっては個別に指導しなきゃならない部分もありますので、そういったものは全体ではなくて個別に指導するということに心がけているところです。人材活用につきましては、現段階では学校の中での授業とか指導ということになるかと思いますが、今後は先ほども出ておりましたが、プレコンセプションケアのサポーターという部分が、詳細がまだちょっと私どもわかってはいないんですが、学校とも協議をしながら、そのような人材活用も含めて、今後、学校と相談しながら検討していきたいと考えております。
質問 8番 渡邉智大
また先ほども言いましたように見えてない部分あるので難しいかと思うんですけれども、昨日の泉議員の一般質問の中で健康教育について話ありましたけれども、成長期の過度な痩せ、あと過度の肥満がもう妊娠ならびにその後の健康全般に大きな影響を与える部分もありますので、健康教育として、そういった部分についてもぜひプレコンセプションケアを通じて指導、授業だったり講座なりで取り上げてもらえたらなと思います。続いて、小項目、二つ目のところです。実際の全国的な事例としては、東京都で一昨年に東京プレコンゼミというのが一昨年から始まってまして、18歳から39歳を対象に無料の講座を開催して、講座受講者のうち希望する人には、各種検査や専門家の助言が受けられるというものを実施しています。福岡市や茨城県笠間市でも同様に検査への助成行ってます。やはり実際の医療機関の体制なども含めてのところなので難しいかとは思うんですけれども、プレコンセプションケアに関する講座については、先ほどあったとおり青年講座等を通じて行っているかと思いますけれども、健康月間での健康講演会だったりといったところでも取り上げることができるいいテーマではないかなと思うんですけれども、そのあたりについてはいかがでしょう。
答弁 福祉保健課業務監 関口好子
健康月間等での周知のことですが、この言葉自体がまだ私たちも耳に入ってきたのが二、三年前というところで、なかなか現場でも理解が進んでないというところもありますが、実際その中身を見てみると健康づくりに関する内容になってますので、そういうところでは、健康月間とか、そういうところでこういうものがあるよってことは、紹介するのにはとてもいいんじゃないかなと思いますので、今後検討させていただきたいと思います。
質問 8番 渡邉智大
ぜひ多くの町民の方の役に立つ内容だと思うので、ぜひよろしくお願いします。最後に小項目、三つ目のリーフレットの配布などについてですけれども、医療法人浅田レディースクリニックっていうところが昨年行った妊活中の女性への調査ですと、妊活に関して「専門家の意見がほしいか」という問いに対して9割以上の方が「ほしい」という回答をしている一方で「不妊かもしれないと不安になった経験がある」と回答した人のうち54%が「自身もパートナーもクリニックに通っていない」ということで、不妊治療に対するハードルの高さがうかがえる調査であったんですけれども、プレコンセプションケアについて知ってもらうことはもちろん、本町の場合は町内にそういったことを扱う医療機関もないので、近隣の医療機関の周知などをすることも一つ重要なことになってくるかなと思います。実際に不妊治療を受けられた方からは、少しでも早く不妊治療について知りたかったってことで、早く治療を始めればよかったという声はよく聞かれることですけれども、もちろん妊娠について、まだ考えてない人になかなかそういったパンフレット等というのは難しいとは思うんですけれども、実際に福岡市のプレコンセプションケアに関する案内ですと「大事な体のためにプレコンセプションケアに取り組んでみませんか」というタイトルであったり、浜松市のプレコンセプションケアの講座の案内ですと「未来の自分を考える講座」というようなタイトルになっていたりして、あくまで、言ったように健康全般のこととして受け入れられやすい形でのパンフレットなどもできてますので、そういった形で何らかの今後先ほど言った健康講演会の中での講座として、そういったことを扱う場合には、そういう講座の案内と、あと相談先として福祉保健課だったり近隣の医療機関の案内などを合わせて紹介することで正しい知識をまずつけてもらう。そういったところとまた副次的な要素で不妊治療のハードルもそういった相談先が分かることで下がってくるかなと思いますけれども、まだちょっと見えてない部分も多いので難しいとは思うんですけれども、具体的な周知を今後どのように考えていく予定かお願いいたします。
答弁 福祉保健課業務監 関口好子
これからの周知についてなんですけれども、私たち保健師の活動の中では、若い方と出会える機会っていうのは、青年講座もそうですけれども、いろんな健診を通じて面談をしたりとか、そういう場面もありますので、そういう機会には一つ、健康づくりのきっかけとして、こういう健康チェックの仕方があるよということも周知させていただきたいし、この言葉自体をどのように普及していくかというところもありますので、いろいろとSNSを活用するとか、そういうことをしながら、また、特に妊娠に関しては、特に町にその不妊の相談というのは、まず医療機関につながって、それから町に助成の申請に来るというパターンが多いので、どこの医療機関に受診したらいいかとか、そういう妊娠に関しての相談、直接の窓口にはちょっとなりづらいんですけれども、いろんなこういう事業もやってるし、若い頃からこういうことを考えていくことが必要だということは、いろいろな人と接する場面で周知を図っていきたいと考えます。
質問 8番 渡邉智大
少しでも多くの方に知ってもらいたい概念ですので、ぜひぜひお願いします。最後にプレスコンセプションケアの周知全般について町長からの考え、お願いします。
答弁 町長 伊田彰
いや実は私も初めて通告書を見て初めて見た聞いた言葉でございました。国のこども家庭庁で令和7年5月に、この1カ月ほど前に基本計画が策定されたということで、なかなかこういう最先端部門ではないですけど、言葉としては、最先端の部門のものがもう一気にこの議会で1カ月後に出ること自体が、いやすごいなと思いながらあれしました。しかし、そういった意味では、いろいろ今の福祉保健課業務監とのやり取りの中でも出ましたけれども、実態としたら今までやっていた部分も含めた中で一本のプレコンという項目の中に入れていろいろやっていこうというところだと思いますんで、そういった意味では、今後おそらく国からいろいろな努力義務も含めてですけど、働きかけがあると思いますんで、そういった意味では、適時、的確に捉えていろんな形で実施をしていきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。