みんなの議会

訓子府町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日

林野火災への対応について

2024年12月11日、訓子府町議会の一般質問で、大野良弘議員が「林野火災への対応について」質問し、町長 伊田彰、総務課参与 髙橋誠、農林商工課長 篠田康行、総務課長 硯見康之が答弁しました。

質問者
大野良弘 議員
答弁者
町長 伊田彰、総務課参与 髙橋誠、農林商工課長 篠田康行、総務課長 硯見康之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 大野良弘

9番、大野です。よろしくお願いします。それでは、一般質問の通告書に基づきまして、二つの点につきまして、ご質問したいと思いますのでよろしくお願いいたします。まず一つ目が、林野火災の対応について。林野火災への対応につきましては、訓子府町地域防災計画における林野火災対応計画にもありますとおり、関係機関と連絡・連携が必要となります。令和6年、今年の7月には隣町の置戸町で大規模な林野火災があり、自衛隊への派遣要請でヘリコプターによる消火活動等が実施されているところでございます。そのような訓子府町における林野火災の事例、これまでの事例や課題について、今後の考えを伺いたいと思います。一つが、訓子府町における林野火災の発生事例は。二つ目に、他町の林野火災から学ぶことは。三つ目に、林野火災への対応の今後の課題は。以上、よろしくお願いします。

答弁 町長 伊田彰

ただいま「林野火災への対応について」3点のお尋ねがございましたのでお答えをいたします。1点目の「訓子府町における林野火災の事例」につきましては、北見地区消防組合が発足しました昭和47年から今日までの52年間で6件となっております。出火原因につきましては、子どもの火遊び、たばこの不始末、枝切りやごみ焼きの飛び火となっております。なお、時期といたしましては、4月が4件、5月が1件、7月が1件で、特に春先に多く集中している傾向があります。2点目の「他町の林野火災から学ぶこと」につきましては、直近の事例で申し上げますとオホーツク管内消防署長等研修会におきまして、今年7月に置戸町で発生しました林野火災の事例発表等を通じて、管内の消防署長等の間で情報交換を行っております。その中では、町、消防、警察、自衛隊、林野庁、森林管理署、オホーツク振興局、開発局等といった多くの関係機関との連携はもちろんでありますが、特に、その連携の円滑化を図るため速やかに各関係機関から現場間の調整役となる担当者を選任することの重要性が報告をされました。また、早期の空中消火活動の要請、その他、火災現場までのルートを検索するための地形の把握ならびに報道機関への対応などが挙げられました。毎年3月に各実践会長、町内会連絡協議会会長、オホーツク総合振興局東部森林室長、北見地区消防組合消防長、訓子府消防団長、新世紀森林組合長など関係者の皆さまにお集まりいただき、訓子府町林野火災予消防対策協議会会議を開催しておりますが、実際に火災が発生したときのため、組織として備えるとともに、今回の情報交換から得られた知見を参考に町と関係機関と連携を図りながら対応をしてまいります。3点目の「林野火災への対応の課題」につきましては、今回、火災現場に向かう際に、最短距離で現場に到着するため林道開削用の資機材および人員搬送を行うための重機等の確保、携帯電話不感地帯における現場間の情報共有のためのトランシーバーの整備、また長期間に及ぶ消火活動になった場合の活動隊への炊き出しの支援体制の確保などが挙げられました。広範囲の被害や鎮火まで数日間と長期間に及ぶ可能性があるのが林野火災であります。今後におきましても、訓子府町林野火災予消防対策協議会会議などを通じ、予防意識の啓発に努めるとともに、これらの課題につきましては、林野火災対策はもちろん、防災対策という大きな視点も含めながら対応してまいります。以上、お尋ねのありました3点につきましてお答えいたしましたので、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

再質問 9番 大野良弘

それでは、再質問の方させていただきたいと思います。まず一つ目の発生事例ということで、昭和47年から52年にかけて6件ということで、それから今までの間で訓子府において火災がないことは非常に安心できるところでございますが、なにせ火災の事例が少ないだけに、過去の火災の概要だとか、対応したときの状況だとか、そのときの担当者が、いざ火災や山林火災があったときに前の書類を探して見つけること、それを読むことが最初にあると思うんですけど、どうだったかということで、それで公文書の保管の期限についてちょっとお伺いしたいと思いますが、大規模な火災の場合の公文書の保管期限が永年か永年でないのか、それと、ちょっと小規模なぼやみたいな火災が起きたときの山林火災の書類というのは顛末書なりは何年の保管期限になっているか教えていただきたいと思います。

答弁 総務課参与 髙橋誠

ただいま、訓子府町の林野火災発生事例について質問がありました。先ほど町長がお答えしましたとおり北見地区消防組合発足、昭和47年から本日まで林野火災は6件発生しております。6件の林野火災につきまして、発生日時、発生場所焼失面積、損害額、出動車両および出動人員、出火原因について、それぞれ詳細をご説明させていただきたいと思います。まず、1点目でございますが、昭和47年5月14日午後3時30分覚知、発生場所は日出、焼失面積は10a、損害額は2万2千円、出動車両4台、出動人員43名、出火原因は子どもの火遊びとなっております。続いて、2件目でございますが、昭和49年7月24日12時28分覚知、発生場所は福野、焼損面積は不明、損害額は5万円、出動車両3台、出動人員43名、出火原因は、たばこの不始末となっております。

答弁 総務課参与 髙橋誠

詳細ではないですか、すいません申し訳ありません。火災の出動報告書につきましては、永年保存で保管しているとこでございます。

再質問 9番 大野良弘

それでは、町の役場の方での林務担当の方での何か出動状況なりそういう文書は残ってるのかどうか、まず聞きますが、必要がなくてないのか、そこら辺をちょっと教えてください。

答弁 農林商工課長 篠田康行

過去の文書で言いますと直近で言いますと駒里で発生した当時の書類が残されておりまして、それを機に「初動マニュアル」というのも整備して保管してございます。

再質問 9番 大野良弘

今の説明のありました「初動マニュアル」というところは僕もちょっと重要視してまして、担当者も変わりますし、林野火災の期間が例えば50年たった70年たったとなると、どこにその書類があるのかということで、担当者が困らないように保管の状況だとか、どこにあるのかとかという引き継ぎという観点が必要だなと。そういう観点で文書の保管方法についてお聞きしたいと思います。どのような保管をしてますでしょうか。

答弁 総務課長 硯見康之

公文書の保管の方法ということでございます。役場の公文書につきましては、全てすべからく永年から短いものにつきまして全て書庫の方に各担当ごとで仕分けして保存をしているところでございます。

再質問 9番 大野良弘

それでは、次に、他町の事例から学ぶことということで、消防担当署長会議があって、その中でいろいろな詳しい情報のやり取りを行いましたということで町長からご報告を受けまして、安心しているところでございますが、役場の方の林務担当者間、そういう火災のあった、事例のあった市町村の林野担当者、それと訓子府の林野担当者が、それについて消防と同じような情報交換会なりをする機会というのはありますでしょうか。

答弁 農林商工課長 篠田康行

林務の担当者間での情報交換というのは行っておりません。

再質問 9番 大野良弘

行っていなければ、私も置戸の火事の関係でどんな情報が公開されているのかということをネットで調べたところ、置戸町の9月議会の行政報告の中で詳しい内容、現場の傾斜地が40度ぐらいあって危険だった場所もあったとか、消防隊員が現場に行って水をそこの現場まで上げるのに、頂上付近だったもんですから、苦労した話だとかが議会の行政報告を見れば詳しく分かりました。ただ、分からないことがたくさんあったのでありますが、できれば役場の林務の担当者も、火災の消火活動は消防隊員が早く鎮火させるということでいいんですけれども、それが長期になると炊き出しの話も町長からありましたけど、それの準備だとか、それだとか、トイレをどうするのかとなったときに、トイレは誰が準備するのかというようなことも長期になれば必要になってくることも考えられると思います。置戸ではちょっとそこら辺の情報が分からなくて、訓子府では何か長期になった場合、まずトイレだとか、炊き出し、そして、炊き出しも火災の時間、夜中だとかとなってきたら、炊き出しすぐ対応できないと思いますので、その場合にどうするのかという視点で、例えばですけれども、コンビニなりスーパーと提携か協定か何かをしていく中で、食材なり飲み物の手配、それを役場がやることになるのか、別な機関がやるのか、そこら辺を教えていただけないかなと思います。

答弁 総務課長 硯見康之

火災の規模とかにもよるかと思うんですけれども、こと災害ということになりますと町の方で用意することになろうかと思います。そうなった場合にトイレにつきましては、即時に用意するためには、まだ経験はないんですけれども、レンタルをすると思います。北見の業者、おそらく北見業者からレンタルということで、工事現場に置いてあるようなトイレを用意するというような形になろうかと思います。炊き出しについてでございます。お弁当という話がありましたけれども、今年度の予算でも計上しているんですけれども、食糧費で50人分、賄い材料費で100人分というような予算をとってございます。そういう災害が発生した場合、まず、規模にもよると思うんですけれども、少ない人とかでありましたらお弁当で対応、50人ぐらいだったらお弁当で対応していくというような感じで、ちょっと出動人数が多い、100人いるよという場合でしたら、賄い材料の方を購入して炊き出しをするというような流れになろうかと思います。

再質問 9番 大野良弘

それでは、山の中での火事を想定したものですので、町長の答弁にもありましたけれども、携帯電話がつながらない、防災無線がつながらない、現場と対策本部といいますか役場との連絡が直接できない、そういうことは予想されますが、現実的に防災無線がどの地域が通じないのか、どこが通じるのかというのを地図上に落とし込みというか、現場確認というか、そういうことはされておりますでしょうか。

答弁 総務課長 硯見康之

本町でも防災無線通じないですとか通じにくいというような箇所ございます。そちらについては、全て担当の方で確認しております。場所的には常盤、開成、美園、駒里、弥生、福野の山間の一部、あと大谷と緑丘の山間の一部など、点在してございます。そちらについては、全て地図の方で通るとこも通らないとこもあるんですけれども、範囲としてこういうふうに区分けをして、ここら辺は不感地帯であるというような感じで地図に落としてございます。

再質問 9番 大野良弘

それでは、例えばでいいんですが、常盤の牧場の近くで山火事がありましたと。そしてそこが携帯もつながらない、防災無線もつながらない、直接本部とやり取りできない、こういうケースがあったと想定しまして、連絡体制はどのように現場の状況なり、現場でこれが足りないから手配頼むという連絡はするのか、具体的な方法論を教えてほしいと思います。

答弁 総務課長 硯見康之

防災無線がつながらないですとか、携帯電話がつながらないですとかというような状況にあたりましては、まず、消防の方で整備しております衛星電話がございますので、そちらの方で通信の確保をまず最初に図るというような体制になろうかと思います。

再質問 9番 大野良弘

衛星電話というのは僕もちょっとあまり聞き慣れない言葉でもあるし、どんな性能があるのか分からないんですけど、町内全部カバーしてもらえるのかどうかが分かれば教えてほしい。

答弁 総務課参与 髙橋誠

今ご質問ありました衛星電話の関係でございますけども、一応このぐらいの小さなアンテナありまして、それを南西方向に向けて、通信可能な電波を拾いまして、それで通信可能となっております。一応全域カバーできるものと思っております。

再質問 9番 大野良弘

そしたら次に移りまして、今回、置戸の事例では、消防隊員だけの力では消火できなくて、道の防災ヘリへの要請、それでも消火できなくて、自衛隊へのヘリコプター要請をしまして、そして、空からの消火活動をしています。そして置戸では異例のことなんですけど、近くにダムがあるもんですから、自衛隊のヘリコプターがダムの水をくんで、そして、現場が近いですから、上から消火活動をやったということなんですが訓子府はそうはいかないと思うので、訓子府の場合でもし山火事があってヘリコプターに水を給油、ヘリコプターが持っているタンクに水を給油するとしたらどのような方法になりますでしょうか。

答弁 総務課参与 髙橋誠

ヘリコプターでのバスケットの給水方法でございますけども、一応、二通りとおりございます。今回、置戸のように自然水流を利用した取水方法と訓子府のように、そういった取水できるところがないところでは消防車によりホースによる給水ということで活動するかと思います。

再質問 9番 大野良弘

その消防ホースは、どの場所にヘリコプターは離着陸することになりますでしょうか。

答弁 総務課参与 髙橋誠

ヘリコプターの着陸地点なんですけども、原則としては、ヘリポートでございます。ヘリポートに着陸するか、もしくはホバリングで、道の防災ヘリで約500リッターもしくは800リッターの給水なので消防車で数分で給水可能かと思われます。

再質問 9番 大野良弘

そのヘリポートというのは、消防にあるヘリポートというふうに理解していいでしょうか。

答弁 総務課参与 髙橋誠

ヘリポートでございますけども、原則バスケットを抱えている状態での活動になりますと、道路を横断してはいけないということになっていますので、直近のあるヘリポート、もしくは広い場所での給水になるかと思います。

再質問 9番 大野良弘

それでは、僕も現場見たことあるんですけど、たまたまなんですけど、レクリエーション公園のソフトボール場で、おそらく野や鼠そ駆除く じ ょなんかの剤を山林にまいて、ヘリコプターがそこに着陸してたんですけど、例えばそういうことでしょうか、場所は。

答弁 総務課参与 髙橋誠

そのとおりでございます。

再質問 9番 大野良弘

次に移ります。それではまず、今度は防災訓練の話なんですけど、林野火災を想定した防災訓練の事例はありますでしょうか。

答弁 総務課長 硯見康之

林野火災を想定した防災訓練をした実績はございません。

再質問 9番 大野良弘

それでは、その林野火災を予想した防災訓練の必要性についてはどう考えておりますでしょうか。

答弁 総務課長 硯見康之

そうですね、防災の訓練という考えのもとでの林野火災に特化した訓練ということについては現状検討したことはなかったです。それ以外の防災訓練、大きな避難ですとか、そういうものの訓練の方に特化してまいりましたので、現状はしたことがありませんでしたし、発生件数の方に比べましても、やはりそれ以外の訓練の方に注力していくべきではないかなというふうに考えております。

再質問 9番 大野良弘

私がちょっと必要と感じるのは、住民を巻き込んだ林野火災に対する防災訓練ではなくて、町の担当者の役割分担、これを想定した防災訓練というのをちょっと必要性を感じておりまして、というのは、どこどこで大規模な火災が発生したぞ、職員集まれって集まって、何々課は、これをやれ、何課はこれを準備すれ、そして現場消火がなかなか収まらないから連絡、例えばですけど、国有林や道有林なら所有者がはっきりしてるし、連絡先、担当者もはっきりしてるから問題ないんですけど、民有林の場合だと、土地の所有者のおそらく住所しか分からないと思うんですよね。そうなったときに土地の所有者が自分の持ち物である財産の山がどうなってるかも分からない中で消火活動は鎮火させなきゃなんないから優先するからそれが鎮火してからの話になると思うんですけれども、そこへの連絡はどうするんだという話になると思うんですよね。だから、それはおそらく想定したことないと思うんですよ。それを想定したようなこと、あと先ほどの炊き出しのこと、場所のこと、用具のこと、点検のこと、いろいろあると思うんですよね。僕は必要性を感じると思うんですが、今の段階では、先ほどの答弁のとおりということでよろしいでしょうか。

再質問 9番 大野良弘

山林火災を想定した・・・

答弁 町長 伊田彰

今、隣町の山林火災の関係で、それを教訓にこうした方がいいんじゃないかとご意見いただきました。いろいろ訓練含めてございますけども、先ほど答弁でも申し上げた火災予消防協議会、ここでおおむねのラインは作られております。ただし、規模によるというのが実態でございまして、役場の職員出ていくっていうのは、農林商工課の林務係しかございません。あとは消防でございます。ですから、そこのつながりどうするんだ。道の防災ヘリは町長名でいけますけども、自衛隊の派遣なんていうのは、知事から要請をしなければならない事項ですので、そこを知事に要請をしなきゃならないというのが実態としてはそういうこと。あとは何て言うんすか、水利の問題もさまざま出てましたけども、そういう意味では、これ大きくは言えないですけど、50年で6回、そこをどう捉えるかというところかな。おそらく、人命に影響する部分が出てくると、ちょっと事は大きくなるかなと思いますんで、ただ、うちの山の形態でいくと、あまり住宅地に向かって火が来るというのは、あまりないかなというのは、ちょっと地形的に言うとそういう感じで捉えているところでございます。林野火災については一応そういうようなスタンスで、今後についても教訓は教訓として担当レベル、来年3月の予消防の協議会の中では、再度また、隣町の状況を見ながら、そういった役割の確認をさせていただくというような形になろうかなというふうに思います。

再質問 9番 大野良弘

それでは、林野火災についての1点目につきましては、これで再質問は終わりたいと思います。

出典:訓子府町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる