訓子府町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月13日
今後の行政見通し
2023年3月13日、訓子府町議会の一般質問で、西森信夫議員が「今後の行政見通し」について質問し、町長 菊池一春、農林商工課長 大里孝生が答弁しました。
- 質問者
- 西森信夫 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、農林商工課長 大里孝生
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 西森信夫
2番、西森です。通告書により一般質問を行います。今後の行政見通しは。4期16年の長きにわたり、町政執行の先頭に立ち、尽くされたことに敬意を表するものであります。数多くの改革や老朽化した構築物の建て替えなど、手腕を発揮され、国の補助金などの活用による町民の負託に応えられました。しかし、行政サービス、町民の暮らしは日々続いていくわけであり、今後のことは、次期町長に託すことになると思います。今回の質問は4期町政を終えられる町長に、これからのこうあってほしいと思われる質問となります。ご意見を伺います。1、今後における現町長から見た本町の行政課題は。2、「何もない町訓子府」と言われるほど、観光資源も他にめぼしい資源もない中、本町での資源活用は何か。3、訓子府町の「地の利」は何か。お伺いいたします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「今後の行政見通し」について、3点のお尋ねがございましたのでお答えをいたします。1点目に「今後における現町長から見た本町の行政課題は」についてお尋ねがございました。行政課題につきましては「人口減少と少子高齢化」「町内会・実践会などの地域活動の担い手不足」「地域経済の活性化」「脱炭素社会に向けての取り組み」「地域公共交通の維持」「高齢者の足の確保」「老朽化した公共施設や道路や橋などの維持・更新」「災害対策」国が推進する「デジタル技術を活用した社会の変革の対応」や「高齢者をはじめとする除雪対策」など、他にも多岐にわたる課題が山積していると思っております。2点目に「『何もない町訓子府』といわれるほど、観光資源も他にめぼしい資源もない中、本町での資源活用は何か」とのお尋ねがございました。資源の定義は広くあるかと思いますが、訓子府町は、盆地特有の寒暖差のある気候や常呂川に広がる肥沃な大地を生かし、過去から農業基盤整備事業によるほ場整備に多額の投資をしてまいりました。また、畑作農家の麦稈ばっかんと酪農家の堆肥交換による土づくりが継続的に行われ、気象条件にも恵まれていることから、オホーツク管内で戸当たり経営規模が最小でありながら高い生産性を誇る農業が大きな地域の資源と考えています。さらに、試験研究機関も充実しており、地方独立行政法人北見農業試験場は、現在道内八つの農業試験場の一つとして、畑作から牧草に至るまで幅広い試験研究を行っており、訓子府農業と結び付きが強く、農業試験研究課題の委託や農業後継者に対する講座が開講されるなど地域と密着した基礎研究施設がございます。ホクレン訓子府実証農場では酪農と畑作の技術実証が行われており、酪農分野では高速通信技術を活用した牛の健康管理や個体識別を目的とした研究実証を本町をはじめ関係機関と取り組んでいるほか、畑作分野では、トラクターの自動操舵や可変施肥、ドローンの活用などスマート農業の実証を担う研究施設ともなっており、町外から多くの視察者が訪れるなど、農業分野は充実していると言えます。企業につきましても、味の素食品や訓子府石灰工業をはじめ中小・小規模な企業も多数存在し、特産品として、うどん、みそ、はちみつ、しそジュースやコンビニエンスストアで期間限定にもなった「たれかつ丼」などもございます。また、公共施設では、源泉かけ流しの天然温泉の「温泉保養センター」多様なスポーツの拠点「スポーツセンター」や「温水プール」「パークゴルフ場」などのほかに、街並みが一望でき、遊具や彫刻作品などが設置され、町内外の多くの方々が利用されているレクリエーション公園など、本町の資源には、農業をはじめとする産業や特産品、スポーツやレジャー施設など多彩な魅力ある資源が存在すると思っております。3点目に「訓子府の『地の利』は何か」とのお尋ねがございました。訓子府町の「地の利」は、人口11万人を超える北見市に隣接し、乗り換えをせず、バスによる公共交通機関で移動が可能であり、高校、大学、専門学校等の教育機関への通学や通勤のほか、買い物や各種レジャー施設の利用、北見赤十字病院をはじめとする多くの医療機関への通院など都市機能を利用できる距離に位置し、自然環境に恵まれながら、日常生活の利便性が高いことだと思っております。以上、お尋ねのありました3点につきましてお答えいたしましたので、ご理解賜りますようお願いいたします。
再質問 2番 西森信夫
ただいま、町長からお答えをいただきましたので、何点か再質問をさせていただきたいと思います。今回で菊池町長への質問は最後になるわけでありますが、私も議員になって8年目になります。1年に4回ほどの定例議会がありまして、32回目の定例会、一般質問ということになります。1回休みましたから今日が31回目の町長とのやり取りになるということになります。今日が最後になります。ただ、その中で31回目の一般質問の中で道の駅構想、さらにキャンプ場、農業基盤整備事業、酪農関係の事業、大変こう多くの一般質問をさせていただきました。町長との思い出の質問の中には、光回線の話を3回ほど続けてやらせていただきました。この光回線に関しては非常に大変な事業でありましたが、ラッキーなことであって国の500億の事業に関することが国の事業ではできるということで、町民にとってIT時代における遅れることのない情報を手に入れるということができて、非常に良かったなという案件がありました。今回の行政の見通しにつきましては、町長が今回でおりるということを聞きまして、ぜひ町長に今までの経験を踏まえた中でのお伺いをさせていただきたいということで質問させていただきました。まず、1点目の質問に対して、今後における現町長から見た本町の行政課題ということに対しては、非常にたくさんの課題があるという回答をいただきました。まず、先ほどからも出ておりましたように、人口減少と少子化、高齢化問題、それから町内会、地域活性の担い手の不足がある。さらに地域経済への活性化、脱炭素社会に向けての取り組み、それから地域公共手段の維持、高齢者の足の確保、老朽化した公共施設や道路、橋などの維持、更新、災害対策、さらにはデジタル技術を活用した社会の変革の対応や高齢者をはじめとする除雪対策など、非常にたくさんの課題が山積しているというふうに町長からお答えていただきました。この中には何点か、以前、一般質問をさせていただいた案件も含まれております。これだけ行政課題がまだ山積してるという中で町長が勇退されるということに関しましては、ちょっと惜しいような気がします。まだ手腕を振るっていただいて、何点か菊池体制の下で片付けていただきたかったなというふうに感じますが、町長として、これらの案件に対して、これはやりたかった。これは何とかしたかったという案件があれば、答えていただきたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
地方自治体は小さな政府であります。俗に言うとガバナンスです。防衛と外交以外は自治体は小さな政府であります。ですから、課題は多岐にわたっているというのは、それぞれの行政分野においての課題は山積していると言って過言ではないと思います。特に、これからの町長、町政を担う者に期待したいというか、これから当然起きてくるであろう大きな課題としては、やはり農業政策がこのままいくかどうかということが非常に気になるところです。災害の問題もしかりですけれども、成し得なかったというよりも、これがある程度の限界だと感じるとこまでやらせてもらいました。しかし、即解決するような課題ではないと私は思いますので、次の方、その次の方含めて、将来的な見通しを持ちながら解決にあたっていただきたいというふうに思います。学校の統合の問題、訓子府高校の維持の問題、もう軒並み教育問題等々も含めてございますけれども、やっぱり町民本位のまちづくりをどう進めるか。医療費は中学生まで無料にしています。私は高校生までぜひやるべきだと思います。安心して子育てができる環境の一つにはやっぱり医療費の町民に対する保障の問題があると思います。給食費しかりです。まだまだ教育の町訓子府と言いながらも人口増対策も含めた対応につながっていくだろうとこういう教育関係の拡充がもっと必要ではないかなと思います。たくさんありますけども、時間がございませんので、とりあえず考える一端を述べさせていただきました。
再質問 2番 西森信夫
町長から答えられた農業政策なんですが、国の農業政策、非常に私も危惧しているわけですが、本町は農業の町といいながら、非常に他産業がないということで税収も町の活性化、全てにおいて農業を中心にやっぱり今までやられてきたという経過があります。国の政策ひとつによって、本町の税収も変わるぐらい、やはり農業の比率が高いという中では菊池町長の後を引き継がれる町長がいかにこの農業政策を引き継いでいただいて、さらに基盤整備から新たなドローン、これからの時代にあった政策を推進していただくかということにかかってくると思います。非常にもうちょっとやっていただければなという感じがしてなりません。それと学校問題でありますが、常に私が議員になったときから町民の方々から訓子府町に小学校がなんで二つあるんだという常にそういう討議をされてきました。お互いの学校の児童数も少ない中で、これは触らぬ神に祟りなしではないけども、やっぱり学校問題を論じていくと地域がおかしくなるという問題もございまして、なかなか手をつけられなかったという問題であります。ただ、今、菊池町長が言われましたように、この学校問題も子どもらの将来を考えると、いつかはどこかで手をつけていかなきゃならん問題ではなかろうかと私も思います。これに関しては、ぜひ菊池さんにやっていただきたかったなという感じがしてなりません。さらに医療問題でありますが、訓子府クリニックは健在で残っておりますが、医療問題に関しましては、私も以前質問させていただきました。高度医療、旭川、それから札幌に行って高度医療を受けたいんだけどという質問をさせていただきましたが、なかなか現状では、そういうシステムにはなっていないという中でお年寄りが病院に通うためには、足がなかなか自分では車を運転していけない、どうしたらいいんだろうということで医療問題を抱えながら訓子府にいたいと思いながら訓子府にいれなくて、やはり北見だとか札幌だとか都会に病院のそばに移住するしかないというお年寄りが私の回りにも何人かいました。この問題も避けては通れない近々のうちに片付けなきゃならん問題だと思います。これら答えていただきましたが、課題として私も受け止めて次の町長にきちんと方向は示していただこうというふうに思っております。次に、2点目に「何もない町訓子府」ということでお尋ねしましたが、このお尋ねに対して非常に訓子府はいろいろあるんじゃないかという回答をいただきました。回答されたことを聞きますと、なるほどな自分では気がつかなかっただけのやっぱり訓子府には魅力があると。その魅力をなぜ発信できなかったんだろうというのが今非常に不思議に思えるんですが、これだけの魅力がたくさんありながら、広報がされなかったと。ここら辺のなぜできなかったのかをお伺いしたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
まず農業の関係からお話させていただきます。もう何度もお話していますけども、今回の酪農業の問題からしてみると国のとってきた政策というのは、実にあいまいで生産者を小馬鹿にこいてる政策が本当に多い。例えば、牛乳を搾れ搾れと言っていながら、そして畜産クラスターで2分の1の補助をしていながら、しかし実際には、もう今度は生産制限をかけてきている。おまけに個体販売がもう全然駄目だと。訓子府でも酪農家が何人かやめざるを得ない状況もやっぱり出てきているということを考えていると本当に食料安保といいましょうか、食料の安全確保の問題も含めて、生産に携わっている人たちがどうやってやっていくのかという点では、やっぱり国政に対して、国やあるいは北海道に対してきっちり声を届けていくということは僕は大事なんじゃないか。私もどこの町長にも負けないぐらい大きな声を出してやってきたつもりですけども、そのことが訓子府の農業、あるいは訓子府の暮らしを高めていく第一義的な問題じゃないかなというふうに思います。次に、学校統合であります。学校統合は、なぜ2校あるのか。これはいろんな理由がありますけども、居武士小学校はくんねっぷ発祥の地です。この地が今、頑張って優れた実践をしているという状況の中で、令和10年になると子どもの数が減少するといろんな状況がもう見えてきている。こうした中で居武士をいつまで残せれるかどうかということがありますけども、現時点では、居武士小学校は統合をしないという方針を貫いてまいりました。これから今後、今、令和5年ですから、5年後に向かってどうしていくのかということです。それから訓子府高校ももちろんそうですから、訓子府高校も北海道教育委員会にずいぶん強いことを申し上げてきました。おかげさまで今年度については31名の受験者を確保することができました。それは足の確保やジャンボタクシーを配置したりしながら、北見の西地区の子どもや留辺蘂の子どもが訓子府高校に通えるような政策を打ってまいりました。すなわち、これからの教育問題は地域で子どもを担っている親、地域の人たちの意見を共有しながら学校のありようを義務教育をどうしていくのか、あるいは高等教育、訓子府高等学校をどうしていくかということが問われてくるんではないかなというふうに思います。医療の問題です。2医院あったのが1医院になりました。訓子府クリニックは今、伊東先生が頑張っておられる。今回のコロナワクチンの接種において、日赤の研修医のお力も借りたと同時に伊東先生の努力なくしては今回のワクチン接種は実現できなかった。そういう点では、非常に私は感謝、地域医療をこれからも充実していかなきゃならない。さらに第三次医療圏と言われている日赤とうちの町は非常に連携が強い。ですから、日赤の医院長含めて医師会の会長も含めて本当に総合的な力をお貸しいただいているというのが実態です。さて、その峠を越えなければ高度医療が受けられないという問題は日赤の建て替えのときから、当時の医院長にも私は申し上げておりました。おかげさんで周産期の問題、歯科治療の問題、PET-CTの導入等々、かなりの部分で私は日赤がそのセンター的な役割をしていると思います。今、北見医師会は高齢化しています。ドクターの高齢化というのが具体的な問題として出ていますので、これらも含めて医療圏の問題をこれから具体的にどうするかということが問われていますので、積極的に、何て言うんですかね、声を上げて、そして一緒になってやっていかなきゃならないなと思います。確かに議員おっしゃるように訓子府の住民が北見で治療を受けたい。あるいは旭川で治療を受けたいということは理解できない訳ではありませんけども、まずは訓子府、北見の医師会を中心とする北見日赤や二次医療圏の勤医協とかいろいろありますけども、こうしたものと連携しながら強固な医療の体制を一層作っていくということが大事なんではないかなというふうに思います。
再質問 2番 西森信夫
今、町長から回答がありましたように本町の農業というのは、農業の町ですが、管内で決して広い耕作面積をもった地帯ではありません。非常に管内と言えども北海道と言えども非常に小さな面積の町です。ただ、網走管内でも個別体の所得が非常に高い。所得率が高い地域です。北海道でいう伊達紋別というのが非常に北海道でも所得が高いという地域になっておりますが、オホーツク管内の伊達と言われるほど訓子府町というのは所得が高い町だと。それもやはり歴代の町長が基盤整備事業、農業の基盤整備事業をやっていただいたおかげだというふうに思います。さらに、先ほど町長が答えていただきましたが、酪農業が非常につらい、昨年からつらい状況にあるという中で、何軒か私の部落でもやめましたし、何軒かの牛屋さんが方向転換をしてやめているという現状であります。非常に自分の乳量の枠は持ってながら、乳量の枠を搾ってしまうとペナルティがかかってきて、次の年の乳量が搾れないという状況にあります。また、こっこを産ませなければ乳量が出ない。種付料、それからこっこを売る個体販売の金額で何とか今までやってこれたのが個体販売の価格が落ちちゃって種付料も出ないという現状にあります。だから早くにはこっこを薬殺してでも、やっぱり自分のところに置いておくと経費がかかってしますということになりますから、非常に牛屋さんが苦渋の選択をして何とか生き残ろうとしてやっております。やっぱり牛屋さんだけでなく、農業もそうです。そういう研究機関は本町に農業試験場、それからホクレン実証農場がありますが、非常に先ほども報告がありましたが、いろんな研究機関があって、訓子府の二つの研究機関、ホクレンと農業試験場が残っているという中で、これをもっと有効活用すべきでないかと私は思います。先ほど町長からも回答ありましたが、まだまだ将来に向かって技術的なもの、それから活用の仕方があろうかと思います。その活用の仕方をひとつ考えていることがあればお願いたいと思います。
答弁 農林商工課長 大里孝生(農林商工課長は2024年3月まで)
今、ご意見のありました地元にある北見農業試験場とホクレン実証農場、そういった部分をもう一歩先に活用を進めてはというようなご意見がありました。この3年間はちょっとコロナということもありまして、私どもがこれまでやってきた試験場とのチャレンジアッププロジェクトであるとか、農業後継者の講座というのは中断しております。ホクレンさんとは今、酪農家というような部分も関連してきますけれども、先ほどの以前の議員の答弁でもあげた高速回線を使った牛の管理技術とか、そういった部分も、うちの酪農家の方に関わっていただいているということもあります。そういったもの足掛かりとして、酪農部門においては、どうやったらこの厳しいとこを頭使って困難に打ち勝っていけるのかというあたりもホクレンであるとか、そういった部分に講師になっていただいて、勉強会とかそういったものを企画して今後にちょっと備えていきたいなと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
再質問 2番 西森信夫
今、課長の方から農業の後継者の講座の話が出ましたが、以前やっていた後継者講座が3年間コロナでできなかったという経過にあろうかと思います。この農業後継者、今の農業後継者、非常に時代がよくなりまして、玉ネギを作って投げるという時代は既に終わっております。世界中物が足りない人口が増えている。特に中国、インドあたりでは人口が増えているという中で、玉ネギが日本へ送ってくる、以前、中国から送ってきた玉ネギがインドだとか自国で消費してしまっているという中で、なかなか入ってきません。そういう状況から、やはりなぜ訓子府で玉ネギがこれだけ増えたかということは、親が言うよりは、やはり農業試験場なり、そういう機関、JAあたりが、やはり後継者教育をしていかなければ、次の世代につながっていかないというふうに私は思います。ぜひ、これは協力的に講習会を開いていただいて、次の経営者を育てていかなければならないということでありますので、やっていただきたいなというふうに思います。次に、農業はいろいろありますが、スマート農業あたりの実証を行いながら研修を取り入れていっていただきたいなと思います。それから、訓子府に唯一ある企業、味の素だとか石灰、これをもうちょっとやっぱコマーシャルをして、訓子府には味の素の会社がありますよというのを北見あたりでもあんまりこう熟知している人がいない。北見から従業員が来ているはずなのに訓子府に味の素の企業があると。訓子府石灰工業は何をしている会社ですかという、石灰を作っている、ただ、石灰は何に使うんですかというような漠然としたそういう話が出る中で、やはり訓子府にある企業の説明、それから訓子府石灰、昔からある訓子府石灰、それから訓子府でそんなに有名ではないにしても、やはり訓子府の小さな商店、味噌が有名だよ、それからシソが有名だよ、いろんなものがありますハチミツがありますよ、それをもっともっとやっぱり広域的にコマーシャルすべきではないかというふうに思いますがいかがでしょうか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
全くそのとおりだと思います。これは訓子府石灰工業も味の素食品北海道についても相当の資本力と従業員を抱えておりますから。そして味の素については海外からも年間千人近い視察者が来たりとかってこともありますし、これは農業試験場も同じでありますけども、こういう先進的な技術や知識を持っておられる施設に対するアピール、これは味の素は入口のところに訓子府コーナーを設けてもらったということがありますけども、さらにこういったことを飛躍、発展させる状況を作っていかなきゃならないと思います。私は3月の22日から茨城の旧関城町、それから続いて味の素の本社で社長と懇談してまいります。それは訓子府工場を何としても、もっと発展させてほしいという要請を味の素にしてまいりますし、さらにまた津野町に行って、先ほどから出てる物販の交流だとか、こういったこともさらにさらに進めてほしいというふうに思っております。農業試験場等含めて後継者教育では、ホクレンも本当によくやってくれているというのは本当でないでしょうか。そして普及センターも先般の4Hクラブの全道大会に出てまいりましたけれども、フランスでやっている地質調査を綿パンツで土壌分析をするとかですね、その前は土壌の凍結と踏み込みによって活着がどうなのかということをあれして全国出場したり全道に出たりしています。こういったことはやはり試験場やホクレン等々の力があって実現できたんではないかなと思います。さらに参考になればですけども、基盤整備のお話もたくさん出ています。令和元年から令和4年までの投資額でいくと56億6,700万、そのうち町の負担は1億8,633万6千円です。あとは借金ももちろんありますけれども、これは北海道の力をお借りしながらやっているという現状です。今、日出の山林川の工事を行っておりますけども、全体的に令和元年から令和4年までで21億4,300万の資本を投入しているというところです。そして、町の負担が2,488万うんぬんですけれども、いずれにしても、やっぱり北海道や国の力を借りながら財政的に無理のかからないような中で整備を今後も進めていかなきゃならない。とりわけ今、紅葉川が長年の懸案でありましたけども、国土交通省、それから農水省が動き始めて、調査設計に入っておりますので、事業化はできるんではないか。それから、私も再三お願いをしていますけども、農業試験場の建て替えは、いよいよ令和6年から訓子府の北見農試の建て替えが始まるということですので、これらについても積極的に研究機関とも連携しながらまちづくりを進めていかなければいけないと考えておりますので、よろしくお願いします。
再質問 2番 西森信夫
今、町長から農業試験場の建て替えの話がいただきましたが、農業の町訓子府にとって、やはり北海道の中でも訓子府に行けば北見農試があるというぐらいの位置付けをきちんとしていただいて、後世にまでつなげていっていただきたいなというふうに思います。それから、訓子府で非常に有名なたれかつ丼、われわれの仲間もたれかつ丼を作って出しているんですが、たれかつ丼が今テレビやなんかで有名になっても、やはり元祖になるのが、早かったのが訓子府ではなかろうかという感じがします。地方から例えば私の知人が九州だとか横浜にいるんですが、来ても、まず開口一番にたれかつ丼が食べたいという話がされます。これはどこにでもあるもんでなくて、やはり限られた場所にしかたれかつ丼がなくて、たれが特有な味がするんだという話をいただきます。ぜひこれも訓子府の名物として育て上げていってほしいなというふうに思います。さらに町長が施設整備をしていただいた中でスポーツセンター、それから温水プール、それからパークゴルフ場などが非常に整備されて、昨年ある議員からパークゴルフ場の芝が傷んでいるということで早速手当てをしていただいたという中では、近隣町村だけでなくて、やっぱり町民が非常に良かったなということで喜んでおります。温泉も特に訓子府の温泉は温度が高くていいんだという固定客がいるという中ではぜひこれらも有効に使っていただいて、さらにこの観光の一途になればいいなというふうに思いますので、今後とも活用方法をいろいろ考えていってほしいというふうに思います。最後になりますが、これ『訓子府の「地の利」は何ですか』と聞きました。訓子府の地の利というのは、北見市に近いと。バス1本で行けますよという回答をいただきました。バスによる交通機関で移動が可能であり、それから高校、大学、専門学校への教育機関への通学や通勤も非常に早いし、買い物、レジャー施設の利用、それから病院などもすぐ行けるという回答をいただきました。当然これはもちろんだと思います。ただ、私は訓子府の地の利というのは、道東のやはり農業の中心の町ではないかというふうに思います。道東に行ったらどこへ行ったらいいでしょうかって観光会社がもし聞いたとしたら、訓子府へ行ってくださいと言えるような町になってほしい。訓子府はやはり北海道の農産品のなんでもある町だよという位置付けをしていただきたい。農産品から野菜、大体のものは採れる町です。それは土地、天候に恵まれて、雨が少ない。それから観光の中心になるというのは、道東観光の中心になるというのは、西は大雪山を眺望できます。それから東は知床連峰、北はオホーツク海があり、南は阿寒国立公園がある。その真ん中にあって、なぜ訓子府が知名度がないんだろうというふうに思います。ぜひ、訓子府を観光、大体訓子府に観光課がない。観光を目指すものがないというのは非常に私、不思議でなりません。ここひとつ町長に聞きたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
阿寒国立公園、知床国立公園、大雪国立公園の中心に位置する訓子府町、地の利的に言うと本当に車で1時間半から2時間でこうした国立公園に行ける町ですから、その点ではもっとアピールしてもいいんではないのかと。それから、観光課がないというのはですね、次の方に委ねなければならないですけども、例えば今、ピーチが女満別空港にある。そこの経営として女満別空港、蒲生さんという社長があそこ、民間の経営をしています。やっぱり観光イコール空港という考え方があるんですけど、私どもの町は観光地ではないけれども、しかし優れた農業生産力と研究機関、関連会社がある町という点では、そこも意識してもらわないと女満別空港の発展はありませんという主張を私はしています。ですから、今後これから観光を含めてどうするかというのは、一つの行政課題になり得るかどうかというのは、ちょっとまだ分かりません。宿泊施設が1か所しかないということもありますので、含めてですね、総体としてガバナンス、すなわち小さな政府のありようを検討する時期にきているんではないかなと思います。
再質問 2番 西森信夫
これらをですね、有効に使って訓子府を盛り上げていくということが大事かなというふうに思います。問題点は非常に距離が都心から離れているということですね訓子府はね。それでも、やはり北海道観光、毎年、コロナ前は国内では沖縄か北海道かというぐらいに異国へ来るような感じで北海道観光を目指してきます。大雪山の西側と大雪山の東側ではどこが違うかというと本当に内地に行った人とそれから海外へ行った人ぐらいの違いがあると言われるほど大雪山を挟んだ東側、こちら側は違うそうです。われわれはよく感じませんが、たまに来る人に言わせてみると北見、網走、釧路あたりは全然違うというふうに言います。ぜひこれをうまく利用して訓子府観光につなげたい。訓子府の発展につなげたいというふうに思います。町長が辞めるから言っても意味がないんじゃなくて、ぜひ次の町長につないでいただきたいというふうに思います。16年やった菊池町長の言葉を次の町長もきっと受け継いでくれるはずなんで、ぜひとも伝えていただきたい。所信を最後にお伺いしたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
「光陰矢の如し」と言いますけれども、60ちょっと以前でデビューして、もう既に76歳になりました。全力投球でまちづくりを進めてきたというのが本音でございます。誰からも愛される誰からも慕われる訓子府町でありたいという願いから、まずは夜間町長室やあるいは町長室のドアを全部開けるようにしてきました。それは、あそこを通る町民の方々が手を振ったり、あるいは気楽に入ってこれるような町長室であってほしいという目線を町民目線にしていくということを自らに言い聞かせながら今日までやってまいりました。先ほどから出ていますように、いろんな課題はありますけれども、こんな素晴らしい町はないと私は思っています。私も本当のことを言うと51年前にこの町と出会って、3年たったら札幌に帰ろうと思ってました。しかし、やっぱりこの町の魅力の凄さというのは、人が素晴らしいということもそうですし、自然環境、また生産物が大変おいしいということもありますし、すなわち農業は多面的で多様な可能性が持っているというふうに私は思いますから、ぜひこの地の利、西森議員で言っている地の利と持っている潜在的な力をもっと顕在化させながら、この町を発展していただけたらいいなというふうに思っています。明日もまた質問がありますから、いろいろな角度からお話させていただきたいと思いますけども、あらためてご支援いただいたというよりも町民の皆さんに心から感謝を申し上げて私自身の4期16年間の町長生活を終えたいと考えております。
再質問 2番 西森信夫
以上で私の質問を終わりたいと思います。