みんなの議会

訓子府町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月14日

町民への高度医療の今後の対応について

2022年9月14日、訓子府町議会の一般質問で、西森信夫議員が「町民への高度医療の今後の対応について」質問し、町長 菊池一春、福祉保健課長補佐 関口好子が答弁しました。

質問者
西森信夫 議員
答弁者
町長 菊池一春、福祉保健課長補佐 関口好子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 西森信夫

2番、西森です。通告書に従って一般質問をいたします。町長にお伺いします。町民への高度医療の今後の対応は。本町に住み、北見市や近隣の病院に通院している子どもから高齢者まで多くの町民がいます。また、住民の高齢化に伴い、足の確保が困難なため、転出を考えている声も聞こえてきます。通院しながら病の改善が図られず、旭川市や札幌市の総合病院、専門病院での治療を受けたいと考える町民への対応につき伺います。一つ、町民の受診意向に寄り添った医療相談窓口はあるか。二つ、町の福祉保健課が病の相談に最適の病院の紹介や診察予約などの業務を行うことはできないか。お伺いをいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「町民への高度医療の今後の対応について」2点のお尋ねがありましたので、お答えいたします。1点目に「町民への受診意向に寄り添った医療相談窓口はあるか」とのお尋ねがありました。医療機関とは異なり、町には医療相談窓口はございませんが、病気や健康上の心配事に関する相談に、毎週火曜日に健康相談日を開設し対応しており、電話による相談も行っております。また特定健診や各種がん検診を実施していますので、健診の結果、医療機関の受診が必要になった場合など、保健師が受診してもらうよう指導や相談を行っています。医療機関によっては、医療相談室や地域連携室を設置し、患者さん、あるいはご家族の抱える病気に対する相談や経済的な悩みなど、医療ソーシャルワーカーが相談対応しているところもあります。また、相談内容によっては、保健師が病院に配置されております医療相談室や医療連携室等への調整ができる場合もあります。2点目に「町の福祉保健課が病の相談に最適の病院の紹介や診療・予約などの業務を行うことはできないか」とのお尋ねがありました。1点目のご質問でもお答えしましたが、町が直接、医療相談を行ったり、医療機関への紹介や診療予約は行っていません。議員が心配されているように、地元の医療機関では治療が困難な高度医療を受けるために遠方での治療を余儀なくされえいる方もいらっしゃると思いますが、医療機関の中でも高度医療を担う医療機関、かかりつけ医など、それぞれに役割が分かれています。より専門的で高度な医療が必要な場合は、医療機関同士での医療連携システムがあり、患者さんの症状にあった適切な医療を効率的に受けられるよう、連携が図られております。また、受診にあたっては、かかりつけ医等からの紹介状が必要となる場合がありますので、主治医がいる場合は、まず主治医としっかり相談していただくことが大切であると思います。以上、お尋ねのありました2点についてお答えいたしましたので、ご理解賜りますようお願いいたします。

再質問 2番 西森信夫

何点か再質問をしていきたいと思います。ただいま町長の方から病気や健康上の心配に関する相談については、毎週火曜日に健康相談日を開設しているという回答をいただきました。また電話による相談も行っているという非常に、私ちょっとうかつでした。そういうことをやっているんだという回答をいただきました。それで、今までにどれぐらいの相談があって、そして実際、高度医療につながったケースがあるのかどうかをお伺いをしたいと思います。

答弁 福祉保健課長補佐 関口好子

健康相談に関しては、その都度、受けていますので、毎週火曜日ということにはなっているんですけれども、随時というか来て相談されに来た場合は対応しています。なので件数については、それほど多くはないですけれども、それで高度医療につながったというところでは、どのような症状とか病状とか、それにもよるんですけれども、どこの病院がいいかというよりは、どこの診療科、そこを紹介することはできるんですけれども、具体的にこういう病院がいいというところまでは、なかなか難しいところで、がんとかであれば、その専門のところのがん相談センターとか、そういうところの相談につなげることもあります。

再質問 2番 西森信夫

非常に進んだ取り組みがなされているというふうに感じました。普通のかぜだとか、ちょっとしたけが、骨折などは訓子府や北見市で十分だと思います。しかし、重篤な疾病、それから地元とかかかりつけ医でこれ以上はもう治療できませんと言われた方が非常に困っている訳ですね。今回の質問はそういう方々に代わってお聞きするということで、町民が病院で非常に困っているんだと。そのときに町民の参考の一つとして、町がお手伝いをしていただけないかという発想で今回の質問をしている訳です。それでまず、どこかの自治体で、訓子府町以外の自治体でこのような取り組みを行っている市町村があるのかどうかをお伺いをしたいと思います。

答弁 福祉保健課長補佐 関口好子

私の知る限りでは、町がそのような対応をとっているところは聞いたことはないです。高度医療に関しては、医療機関同士での連携のシステムがありまして、そこで治療ができないとか、そういう場合は、できる病院を病院同士で紹介し合うというか、がんの治療でも、そこの病院にそういう設備がない場合は、その設備のあるようなところに紹介されると思います。あと治療のこれ以上できないとかっていうところは、ちょっと難しいんですが、いろんな緩和ケアとか、そういうものも整ってきていますし、北海道内でも 2 次医療圏でそれぞれの役割の持った病院が設置されていますので、そこで対応されていると思います。

再質問 2番 西森信夫

今この回答いただきましたが、まず訓子府や北見市への通院で、町民が通院していて思うような病状回復が図られないと。旭川や札幌、遠くは東京の専門大学の病院あたりで受診を希望したいんだという方もおられます。そこで町の福祉保健課で今までの事例を、あの時はこうだった、あの人の時はこうだったというのが多少なりともあろうかと思いますので、町民のそういう相談に乗れるんでないかということでお聞きをしている訳です。ただ、今ですね、現在、書店、特に全国チェーンになっておりますコーチャンフォーなんかに行きますと国内、道内の医療、病院、紹介の本が売られております。例えば頼れる病院ランキングという本あたりは、これはプレゼント社が出しているんですが、非常に病院名だとか、症状名、それからがんにはこういう病院が非常に実績を上げていますというような本になります。それから道新が出しております北海道の病院という、これも道新で出している本なんですが、これも札幌を中心に恵庭あたりの病院も紹介されています。専門病院や症状によって実績を上げている病院を紹介した本になります。これは商業ベースで出してるのかなというふうに思うんですが、やはりそれをやっぱり頼りに、いろんな病院に行って治ったという人も実際いるわけですね。そのお手伝いをやはり福祉保健課あたりができないのかなって、これ漠然と思うわけですが、一つそこら辺をお聞きしたいと思います。

答弁 福祉保健課長補佐 関口好子

具体的にどこの病院がよいかというところは、町の方からその病院に受診してよいかとか、そういうような対応はちょっと難しいかと思うんです。症状によっては、その人にはあってもほかの人にはあわないとか、病状がわからないままどこの病院がいいよということにはならないかと思いますので、しっかりそこは、もし今の診断に矛盾とか不安を抱いているようであれば、セカンドオピニオンとか、そういう制度もありますので、そういうところに相談につなげたりとかという対応はできるかと思います。

再質問 2番 西森信夫

いろいろ相談する窓口はあっても、やはりこっちの地方では、いい病院がないと。いい医者がいないと。医者を批判するつもりはまったくありませんが、やはり都会に行けばお医者さんの数が圧倒的に多いと。いろんな分野のお医者さんが揃っているという中では、やっぱりこっちで見放された症状でも、札幌の北大病院では治りましたという人も出てくる。旭川医大に行って見てもらったら、これは手術できますという症例もあるという中では、ぜひそこら辺をやっぱり町民が頼りにしている町の福祉保健課あたりがやっぱり他の町村に事例がないということであっても、やはり先頭を切ってやるべきではないのかなと。将来に向かってやるべきではないのかなというふうに思います。それをやることによって、やっぱり訓子府はいい町だ。福祉行政もやる。それから教育もやる。やっぱり住んでて安心だ。年とって病気になっても安心だということにつながるのではないかと私は思う訳です。ぜひやってないからできないんじゃなくて、一歩踏み出してどういう方法すればそういう診察が受けれるのかなという、ひとつ前へ一歩踏み出していただきたいというふうに思うんですが、まずそういう意思があるのかどうかを伺いしたい。

答弁 福祉保健課長補佐 関口好子

先ほどもお答えしたんですけれども、そういった紹介とそういう具体的なところではなくて、その方がどういうことで悩んでいるかというところと、そこを十分お聞きしまして、必要があれば、その病院の相談室を通じて主治医の先生と今こういうことで悩んでいるとか、こういうことを患者さんは困っているということをお伝えして、どうしたらいいかということを一緒にその後の対応について検討して支援することは可能だと思います。決して相談には乗らないわけではなくて、その方がきちんと適切な医療が受けられるような支援はしていきたいと考えております。

再質問 2番 西森信夫

今、課長補佐が言ったことは非常に現段階では最高の対応をしていただいているというふうに思うわけですね。ただ、医療機関もそうだと思いますが、学閥みたいなのがあって、旭川医大系列だから、北大系列だとか、もう医療機関によって、先生によって非常に学閥があるわけですよね、どんな立派な先生に見てもらいたい。この先生に見てもらいたいと思っても、主治医だとか、かかっているところの医者の学閥が違えば、あの先生には私は口は聞けませんというのが結構あったり、いろんな流れがあるんですね。それを乗り越えた、やはり対応をできるのがやっぱり行政じゃないかなというふうに私は思うわけです。だから今は仮に無理だとしても、まず一歩を進めていただきたいというふうに思います。今すぐやれと言っても、それは無理だと思います。今、課長補佐が言われたような対応で十分かなというふうに思います。それを一歩進めて、やはり明年度、次の次年度は一歩つながって何人かが希望する医者に診てもらえるようになったと。助かったという事例が当然そうなれば出てくるような気がしますので、ぜひともそういう流れを作っていただきたいなというふうに思います。次に、2問目の町の福祉保健課が病の相談に最適な病院、これ1問目と被りますが、診察予約などの業務を行うことができないが。業務そのものは個人に代わって申し込むということはできないんでしょうか。

答弁 福祉保健課長補佐 関口好子

診療予約ということですよね、その方によっては、ご自分でやはり病院に受診の手続きとかできない方もいらっしゃいます。病気によってもですが、そういう方については、やはり保健師の方でご支援することもできますが、基本的には、まずは、いきなり高度医療というか、日赤みたいなところでありますと紹介状がないと診てみらえないというか、ところもありますので、まずは普段かかっている先生にきちんと相談していただいて、そこで紹介状を持って受診するという形になるかと思うので、そういうところのかかりつけ医の先生に対して、こういうことで、こういう症状で困っているということを伝えて紹介状を書いてもらうとか、そういうところのご支援はしております。

再質問 2番 西森信夫

今、補佐の言われたことは当然、今、決まりの中でやっていただいている最高の手順だと思います。ただ、若い人だとか、スマホをいじれる人、パソコン使える人はインターネットやスマートフォンで完全にこう調べることはできるんですよね。ただ、高齢者や全然そういうSNSあたりはまったく分からないという人に関しては調べることすら無理であって、どこにどんな病院があるのか、それから担当医にかかりつけ医に相談しても、いやそれはもう年だからもうしょうないねって言われるのがおちで、いい病院で診てもらいたくても行けないんだというのが現状なんですね、だからできればやっぱりかかりつけ医にかかっているんだけれども、もっといい医者に診てもらいたいんだけど、日赤に行きたいんだけど、紹介状がないと日赤では診てくれないんだというのが現状です。すぐ日赤に行けるんだったら、かなりの人が日赤で診てもらうはずなんだけども、まず地元の医者へ行って紹介状がなきゃ北見の日赤は診てもらえない。小林病院に行って、本当は小林病院じゃなくて日赤行きたいんだけど、紹介状がないといけないというのが現状なんですね。そうじゃなくて、例えば旭川行きたい。旭川の病院で診てもらいたい。札幌行って札幌の病院で診てもらいたい。北見の病院で見放されて、日赤で見放されて、これ以上は治りませんよってはっきり言われた人が先生とけんかしてでも、先生に紹介状を書いてくれと。札幌でどうしてもうちの家族を診てもらいたいといって、札幌に無理くり紹介状を書いてもらって札幌に入院して半年いて助かって今は健在で訓子府に住んでいるという人もいるわけですよ。ぜひ、これはね、やっぱり一線を越えていただきたいというふうに思いますが、再度お尋ねいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

気持ちは分かりますけど無理です。保健師の力量や保健師の専門性からみて、どこの医療機関がいいかどうかということをアドバイスするとかどうだということは無理なんです。そういう医療行為をもっている専門職ではありませんから、ただ、情報として、今あなたの健康相談については、こうですよということは言えたとしても、医療を病院を紹介し、そしてそれをあっせんするというのはやっぱり第3次医療は赤十字病院です。第2次医療が小林病院とか勤医協とかいろいろあります。第1次医療は、うちで言ったら訓子府クリニックがそうだと思います。それはそれぞれの役割があって、昔のようにぱっとすぐ日赤に行けば診てもらえるかどうかということにはなっていないから、今、西森議員がおおっしゃったように第1次医療圏に行って日赤なり、そういったものの紹介状を書いてくださいという仕組みが変わってきています。その点でいうと確かに直接、旭川医大や札幌医大、北大などに行くっていうのは非常に難しい状況があるというのは分かりますけども、かといって、うちの福祉行政がそれを担う、医者を紹介する、そういったことは無理だというふうにご理解いただきたいと思うんです。非常に苦しい答弁を職員たちは書いています。できないんです。で、一例あげると私は55歳の時にうちの脳ドックで脳動脈瘤があるというふうになりました。何年かたって4cmぐらいになっていると。これは菊池さん手術しなきゃ駄目だというふうに北見の脳神経外科で言われました。私はここの医者を信じられませんでした。それで紹介状を書いてくださいっていうことで旭川日赤の名医のところに行きました。名医のところにいったらこれは手術しなきゃ駄目だと。だけども私はセカンドオピニオンで地元の脳神経外科から紹介されたものは逆に言うと戻ってくださいと。私自身の意見を書いてそこの病院に行きますと。それでたまたまその旭川医大の先生はうちの脳神経外科の恩師だったもんですから、そこで手術をすることになったんですけども、そういうキャッチボールみたいなのはやっぱり必要でして、北見日赤が建て替えするときに、いくばくかの寄付をしてほしいと地元に要請がありました。今、名誉委員長になっている吉田先生なんですけども、私は何点か吉田先生にお話をした経緯がございます。高度の医療が必要なものは峠を越えなかったら治療を受けられない。そういうことでは困るということが1点。それから今、安くうちで補助金を出してるPET、それを置いてください。それから障がいを持った子どもたちが歯医者の治療を受けられないんですよ。全部旭川とか札幌行ったり帯広行ったりする。これを何とかしてください。それから周産期医療の問題も何とか日赤がもう1件言ったのは鎌田實さんの言っているあそこの病院のようなですね、地域とともに歩むような日赤になっていただきたいという話をした経緯がございます。今そんなそれをちゃんとやっているかどうかということはいろいろありますけども、日赤も大変、高度医療機器も入ったり、医師も充実していますので、なおかつそれでやっぱり駄目だと。事例としては、西森議員もご存じのとおり私も知っています。札幌に行って胃の手術を受けて何とか元気になって帰ってこられたという事実もありますけども、それはやっぱり当事者がドクターにやっぱりあそこの病院の紹介状を書いていただきたいと、やっぱり医療機関同士の連携ということがありますので、そこが大変難しい私どもよく理解してますけども、よろしくご理解いただきたいと思います。やっぱり医者と住民の信頼関係をどうやって築き上げながら、そして次の高度医療の方にもっていっていただくかということも含めてですね、状況をしていかなきゃならないなというふうに思います。

再質問 2番 西森信夫

今、町長からの答弁で決定的に決まったなというふうに、無理だということでしたが、私ここで諦めたくないと。将来に向けてね、つなげていきたいと思うのは、やはり、われわれだったらいいんです。もうあと10年か20年でいなくなるんだから、もうがんにかかって死んでもいいんですが、やっぱり訓子府に残る後継者たち、子どもたちですね、その子どもたちにやっぱりいい医療を伝えたいというふうに思います。今はできなくても、やっぱり一歩を踏み出してほしい。一つの事例でいいんですよ。一歩を踏み出してほしい。今、訓子府で腰が悪ければ恵庭の病院行け。これは通説になっていますね。そして、がんになったら札幌の白石のどこどこのなんだか病院に行け。これは治るんですよ。本当に治るんです。嘘ぐらいに。北見で死ぬことないと。札幌行ったら助かるんだというのが定説になってますよ。やはり、そこの道を風穴を開けていただきたい。やっぱりこれは今、福祉保健課長の力でぜひ前に一歩でも半歩でもいいです。進めていただきたいというふうに思います。

出典:訓子府町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月14日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる