みんなの議会

訓子府町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月8日

第6次訓子府町総合計画後期重点プロジェクトについて

2021年12月8日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「第6次訓子府町総合計画後期重点プロジェクトについて」質問し、町長 菊池一春、企画財政課長 篠田康行、福祉保健課長 今田朝幸が答弁しました。

質問者
工藤弘喜 議員
答弁者
町長 菊池一春、企画財政課長 篠田康行、福祉保健課長 今田朝幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 工藤弘喜

次に、二つ目の質問ですが、第6次訓子府町総合計画後期重点プロジェクトについてということであります。本町は平成29年度から令和8年度までの10年間を計画期間とした「第6次訓子府町総合計画」を策定し、平成29年度から令和3年度までの5年間で重点的に取り組む施策については「前期重点プロジェクト」と位置付けて取り組んでいます。この度、令和4年度から令和8年度までの5年間を「後期重点プロジェクト」とする計画の案が示されましたが、次の点について見解を伺います。1、前期5年間の取り組みの検証はされたのか。それぞれ三つの重点プロジェクトの取り組みにおいて後期に向けた課題はなかったか。二つ目です。これからの5年間を見通すとき、示された三つのプロジェクトはどれも必要だと考えております。しかし、その中で、特に重要と考えるのは「安心して住み続けられるまち」プロジェクトではないかと思います。高齢者や障がいを抱えている方、さまざまな要因で経済的に困窮している世帯など、一般的に生活弱者と言われている方々の状況がより深刻になってくるのは現状から見て避けがたいと思います。プロジェクトで示している高齢者や障がいのある人の活動支援だけではなく、生きづらさを抱えている人たちの暮らしや健康をどう支えていくのかという視点もより求められてくるのではないでしょうか。この点についての見解をお伺いいたします。三つ目です。今後5年間の後期プロジェクトの取り組みにあたって、どのように町民の理解や協力を得て行おうとしているのかをその考えを伺います。以上、3点です。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「第6次訓子府町総合計画後期重点プロジェクトについて」3点のお尋ねがございました。1点目に「前期5年間の取り組みの検証はなされたか。それぞれ三つの重点プロジェクトの取り組みにおいて、後期に向けた課題はなかったのか」とのお尋ねがございました。重点プロジェクトについては、第6次訓子府町総合計画を策定した際、横断的、重点的に取り組む施策について設定したものです。前期重点プロジェクトの検証ですが、各担当課に対してヒアリングし事業の実施状況を通じて内容を検証し、また、同時に課題についてもとりまとめを行ってまいりました。検証の中では、各プロジェクトの事業につきましては、おおむね着手され実施されてきましたが、地元企業の就労促進において、企業や就業者の支援で一部事業内容の見直しの検討やスポーツ活動の推進においては、新しいスポーツセンターが完成しましたが、健康づくりに向けた運動指導事業の福祉と社会教育のさらなる連携強化の必要性、また、自主的な防災活動の支援のあり方など事業の改善や課題が出されました。加えて、国が推進する脱炭素社会への取り組みや自治体のデジタル変革の推進の対応も重点的な取り組みとして課題となっております。それらの課題を後期重点プロジェクトに反映させております。2点目に「後期重点プロジェクトのうち『安心して住み続けられるまち』で示している高齢者や障がいのある人の活動支援だけではなく、生きづらさを抱えている人たちの暮らしや健康をどう考えていくのかの視点もより求められてくると思いますが、その見解について」のお尋ねがございました。雇用形態や世帯構成の違い、性別による賃金格差などにより高齢者や障がいのある方だけではなく、さまざまな理由や事情により生きづらさや将来に対する経済的な不安を抱えながら日々生活を送られている方が近年増加傾向にあることが国の調査からも伺えます。国民生活基礎調査によりますと国民の所得から貧困状態にある人の比率を示す「相対的貧困率」が昭和60年では12.0%であったのに対し平成30年では15.7%、3.7ポイントも伸びております。特に、世帯主が18歳以上65歳未満で子どもがいる世帯のうち大人が一人いる世帯、いわゆる「ひとり親世帯」の区分では、48.3%とかなり高い相対的貧困率となっております。また、雇用形態では、特に非正規労働者を中心に新型コロナ禍が長引く中、収入面で影響を受けている人が多いとされていますし、賃金面では正規、非正規問わず賃金が伸び悩む一方で、最近では食料品の値上げ、灯油価格の高騰などにより生活の厳しさは全般に及んでおり、これらの状況は全国的な傾向にあると思われます。こうしたなか町では、コロナ対策に関しては、庁内でワーキンググループを設置し、職員間での情報や意見交換のほか、アンケートなどを通じて、非課税世帯等を対象とした「冬季生活応援事業給付金」「感染症予防対策くんねっぷ商品券事業」や、所得に関係なく「子育て世帯生活支援給付金事業」町外で生活する学生に対しても「ふるさと小包事業」の実施、全町民を対象とした商品券の発行や町内事業者に対して経営継続を目的とした支援事業など、生活や経済に対するさまざまな支援を講じてまいりました。また、コロナ対応だけでなく、これまで日常的にも、窓口での相談業務や広聴活動などの中で担当を超えた情報の共有を図り、所得状況だけではつかめない町民の対応に努めてまいりました。今後におきましても連携を密にし、高齢者や障がいを抱えている方の支援や生きづらさを抱えている方への対応を続けていくことが必要だと思っております。3点目に「今後5年間の後期プロジェクトの取り組みあたって、どのように町民の理解や協力を得ていこうとしているのか」とのお尋ねがありました。後期重点プロジェクトにおきましても「強いまち」「人を育てるまち」「安心して住み続けられるまち」の三つのプロジェクトで産業、地域防災、教育、文化、福祉、移住・定住など多岐にわたる分野につきまして、限られた経営資源を計画的、効果的に活用し、重点プロジェクトで挙げられた各項目の事業を推進していく必要があります。そのためには職員一人一人が事業目的を意識し、また、同時に各事業の周知や町民ニーズの把握に努め、町民の皆さまのご理解とご協力も得て取り組みを進めていきたいと思っております。以上、お尋ねのありました3点につきましてお答えいたしましたので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。

再質問 9番 工藤弘喜

それでは、本当にこれについても再質問ということで、1、2点になるかもしれませんけども、ちょっと絞った質問をしてきたいと思います。まず、これは先ほど言った、いわゆる施設利用者の負担増の議論とも結構こう被る部分があるんですが、この重点プロジェクト、今回、来年以降5年間の後期のプロジェクトということで、その案のような形で説明受けたことも踏まえて、ちょっと質問しているんですけれども、先ほども前段の質問の中でも言いましたけれども、やっぱり町民の中、皆さん方から寄せられている声の多くはやっぱり、一つはやっぱりみんなも自覚していること、皆さん方も自覚していることなんですが、この5年間にどうこの訓子府が変わっていこうとしているのかというのをやっぱり捉える必要があるのかなと思っています。客観的に見てどう変わっていくのか、それはやっぱり誰しもが思う、いわゆる高齢化の問題、いわゆる高齢化率が、もうおそらく5年後には40数%になっていくというのは、もう明らかではないかなと思います。そしてさらには、経済の問題、いわゆる困窮の問題も含めて、先ほどの答弁にもありましたけれども、今の状況が続くんであれば本当にその困窮世帯というのは、いわゆる非正規の問題も含め、あるいはシングルマザーの問題含め、さまざまな形で、そこにしわ寄せがくるようなことになっていくんではないかなというのは、もう誰しもが考えて、また当事者、その町の当事者の意見の中でも、そういう心配をされている方がやっぱり多いということであります。そういったことも含めて、この重点プロジェクトについて、やっぱり自分もこういろいろ見させていただいて、やっぱりこの三つ目の安心して住み続けられる町、やっぱり訓子府に住んでよかったと思える町をどう作り上げるのかというのが、やはりこの地方自治の原点、趣旨から、本旨からいっても、ここは大事にしていかなきゃいけない。そこをしっかりすることで、本当にこの町に住んでよかったということになる。つながることになっていくということに、やっぱり確信を持った施策の進め方、打ち立て方というのが必要になってくるんでないかなというふうに思っています。それと合わせて、これに伴う、町民に向けての発信の力、いわゆる訴える力。いろいろあるけれども、まずは安心ですよ、大丈夫ですよ、何かあったらという、町を頼ってくださいっていう、そういう発信力も含めた、その工夫も含めた、そういう考え方をこのプロジェクトを遂行していく中で、進行していく推進していく中ではやっぱり求められてくるんでないかなというふうに思いますけれども、まず概略的な、その大きな大枠での、そういう私は考えを持っていますけれども、それについていかがでしょうか。ちょっと考え方があれば。

答弁 企画財政課長 篠田康行

今、ご質問があった部分ですけれども、背景としてはですね、ご指摘のとおり国の進めている経済政策ですとか、社会保障政策、それから雇用の問題が背景にあって、困窮に苦しんでおられる方がこれからも増えていくんではないかといった状況だと思っております。それにつきまして、町としましても、地方自治の本旨の話が出ましたけれども、住民自治、団体自治、そこは意識しながらですね、政策を進めていかなければならないと思っていますけれども、まず行政としまして、今までもですね、町民の相談、これは窓口、日常的な窓口、それから夜間町長室、それから各種、民生委員の方ですとか、各種関係の行政委員の方、それから福祉保健課ではですね、何でも相談室を設置してですね、できるだけ聞き取ろうという努力をしてきてまいりました。こういったこともですね、これからさらにPRしながら、発信力のお話がありましたけども、もし発信力が足りないとすればですね、この辺、もう一度ですね、住民の方にですね、こういった制度があるよということも含めて力を入れていきたいと思っております。

再質問 9番 工藤弘喜

そういった形で、少なくても十分じゃない制度でも活用の仕方によっては、本当に例えばいろいろ生活保護の問題、就学援助の問題、介護の問題、障がい者福祉の問題、やはり国の制度に、今ある制度にもう乗っかかることによって助かる人たちもいるんでありますから、そういった部分も含めて、こういうものが本当にわからない人たち、理解なかなかできない人たちも結構おられるということを十分頭に入れながら、いろんなものを発信していく。あるいは寄り添うという部分も含めて、より求められていくのかなというふうに思っていますので、そこら辺はよろしくお願いをしたいと思います。一つ、具体的な中で、今回のプロジェクトの中で三つ目の今言っている安心して住み続けられるまちプロジェクトなんですが、誰もが安心して暮らせる環境を作るの中で広域的な支援体制ということが出てます。これはいわゆる定住圏の中身だと思うんですが、これも当然、定住圏については、賛否いろいろありますけれども、いずれにしても1市4町で今、進めている中で地域生活支援拠点等の整備というのか、そういうことが何か説明があったんですが、ここら辺の取り組みなんていうのは、今現在、定住圏の中でどのように、コロナがあってなかなか大変だったというのもあるんですが、この方向なんかはどうなっているんでしょうか。

答弁 福祉保健課長 今田朝幸(福祉保健課長は2023年6月まで)

ただいま、1市4町でやっております北見圏域の地域生活支援拠点等の部分の現状のお話がありました。こちら障がい者等の相談窓口等のという部分も含めまして、本年の4月に北見市の方に施設がオープン開始されてございます。そして、先ほど工藤議員もおっしゃってましたけども、コロナ禍の影響でなかなか活動という部分はできていない部分もございますけども、基本的に、こちらの方、障がい者等からの相談窓口、それとあと自治体ですとか、各種事業所等からの困難事例とかの助言を求める相談ですね、そういった部分と合わせまして、あと地域のグループホームですとか、短期入所者の空き状況などを確認して、そちらのセンターで一括そういった情報を把握しまして、緊急に入所が必要ですとか、そういった相談がきても提供可能な状況を整えているという活動をしてございます。あとそのほかに自立支援協議会というような組織も立ち上げまして、地域の課題を共有する場を設けて行ったりですね、あとセンター職員が自治体に出向いて活動の現状報告ですとか、あと自治体の状況等の現状を確認にあたってございます。あと毎月センター職員の方からも自治体の方に困った案件とかはないですかという連絡も随時きておりまして、10月末現在ですけども、こちらの北見地域機関相談支援センター「ささえーる」という名称でオープンしてございますけども、10月までの相談件数が175件あったそうでございます。当然いろんな障がいの方から相談があるようですけども、本町の方からも3名ほどの相談があるというふうに聞いてございます。あとそのほかに、こちらは第1次拠点施設という部分で相談窓口等を担当している部分になりますけども、第2拠点としまして、美幌療育病院の方が第2拠点として整備されてございます。こちらの方では、病院の方に作業療法士さん1名を配置増員しまして、この圏域、1市4町のこども園とか保育園、あと小中学校の方に、その作業療法士さんが派遣で来まして、発達障害等の子どもたちへの対応の状況を確認してもらい、助言をいただくという事業も行っているということでございます。

再質問 9番 工藤弘喜

そうすれば、言ってみれば、この役割というのは、そこに置かれている、拠点として置いている北見にある「ささえーる」というところは、いわゆるコーディネーターというか、そういう調整というか相談窓口であり、調整をしていくという、そういう役割を持っているという、そこには、例えばこれの目的としては、障がいのある人の重度化だとか高齢化、親亡き後を見据えたサービスということの推進ということから考えると、本来であればそこにそういう施設のようなものがあって、なかなか受け入れる部分がないとか、あるいは事情によってはそういうところでみていただきたいというふうな形の施設があるということではないということで捉えていいんでしょうか。

答弁 福祉保健課長 今田朝幸(福祉保健課長は2023年6月まで)

申し訳ありません、グループホームも併設してございます。居室まではちょっと確認できないですけど、男女別のそういったグループホームの部分は設けてございます。申し訳ありません。

再質問 9番 工藤弘喜

これは自立圏の中での協議ということになりますから、なかなか各自治体が直に運営するとかということにはなりませんけれども、運営に関わるということは難しい面があるかと思いますけれども、当然ここに特別交付税という形で、中心市には8,500万、そして1市4町の4町には1,500万ほどの交付税入れるという話になっていたんではないかと思いますんで、そういうことも含めて考えると、やはりここの機能というのは、もうちょっとこう充実させるというか、さらにね、充実させるような方向で、やっぱり各町からもっともっとこう声を上げていくというか改善に向けた努力を一緒になってやっていくということなんでしょうけれども、していくことが、そういう心配事を抱える人たちの悩みに応えていけるような、そういうものにしていってほしいなと思うんですが、そういう点も含めて、時間もありませんので最後にしたいんですが、町長からの答弁いただきたいんですが、そういう面も含めて、先ほど言いましたけれども、やはり今、求めているのは、町民が求めているのは、皆さん方が言うように、ある一定程度の、いわゆる何て言うんですか、ハードはいいだろう、もう見えてきたねと。やっぱり残るのはソフト面。どうやって私たちの命や暮らしや、もっと言えば、毎日の日々の暮らしというか生活、このことに対しての安心感がもたしてもらえるのかなというのがやっぱり切なる思いの方々がたくさんいる訳ではないんですが、訓子府ね、約2千弱の世帯、そして人口四千数百人の中の多く8割、9割がそういうことじゃないんだけれども、でもやっぱり何割、何%かは、やっぱりいるのは確実なんですよ。たまにこの間もあったのが、もう年金だけではどうにも食っていけなくなったから生活保護なんとかならんべか、相談のってくれないかという話もきたばっかりなんですが、そういう男性の方もいたということも含めて、やっぱりそういう人たちは、なかなか自分から表に、役場に行って相談するということにも向かないんですね、そういう傾向の人はやっぱり誰かがいって聞いてくれといってはじめて言ってくれるような、そういう方たちでありますので、そこらに対する対応も含めて最後に町長の考え方を聞かさせていただいて終わりたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

新しい総合計画の後期の重点プロジェクトの中で安心して住み続けるまちをどう作っていくのかという意味での提案だというふうに思いますので、大切な視点だということは、私も変わりありませんし、今後もそれらを多くの人たちが安心して住み続けていけるような状況をどう作るのかということをさらに深めて広げていきたいというふうに考えています。広域圏の定住圏の話も出ましたから、ちょっとそこの部分は触れておきますけども、一つは、ささえーるの問題です。これはね、僕も行ったことないんですよ、職員にね、連れて行きなさいって今言っているんですけどね、多くの人に施設見てもらってね、そして、どんな機能をさらに充実していけるのかって具体的なやっぱ提案していく必要があると思います。これはね、これからも努力していきます。それから広域圏の問題でいくと、例えば新型コロナワクチン接種ですね、これはね、定住圏ならずね、今回のこの出来事では、この1市4町の協同した取り組みというのがあったからね、うちは安定的にワクチンの接種と、そしてその体制ができたということも事実ですから。ワクチンの余ったものについては、北見に提供して、私どもの町でも受けていない人たちが北見で接種ができるような状況も作り上げたということはね、やっぱりこの広域圏の力だと思いますし、これから予想される点では、高校の配置の問題です。これは1市4町それぞれの課題抱えていますから、訓子府高校だけではなくて、道立高校の配置の問題を市町村長が協同してどう捉えていくかということが一歩踏み出そうとしていますので、こういったことも含めてですね、それぞれの町の自治体のあるべき論もさることながら、さらに1市4町が共同でできることの可能性をですね、これからも深めていきたいというふうに思っていますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。昨日の道新で道内の5市町村が限界自治体なんていうことを65歳以上が50%を超えるという、これは大野晃さんがとんでもない論文を発表しちゃったから、これもう使うんだけどね、だけど、うちの町も40%うんぬんというのは事実ですから、しかし自治体として、高齢人口が増えたから機能しないなんていうことになりませんので、ここは確信を持ってですね、前へ進めていきたいと思います。ご理解賜りたいと思います。

再質問 9番 工藤弘喜

これで、まだちょっと十分じゃない、自分なりにはまだあったんですが、これで時間もきましたので終わりたいと思います。

出典:訓子府町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月8日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる