みんなの議会

訓子府町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月9日

訓子府福祉会への支援について

2020年3月9日、訓子府町議会の一般質問で、山田日出夫議員が「訓子府福祉会への支援について」質問し、町長 菊池一春、福祉保健課長 谷方幸子が答弁しました。

質問者
山田日出夫 議員
答弁者
町長 菊池一春、福祉保健課長 谷方幸子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 山田日出夫

7番、山田です。通告書に従いまして、町長にお伺いをしたいと思います。訓子府福祉会に対する支援について。我が国でも老後の生活や活動の充実、福祉・医療の進歩などが相まって、平均寿命が延びています。一方、加齢や疾病、社会変化などから老後への不安が増大し、我が町でもその例外ではありません。日頃、私が多くのお年寄りから聞いているお声に「安心して人生を全うするための福祉施設の充実」が予想以上に多くあります。我が町では、その拠点が特別養護老人ホーム静寿園等を運営する訓子府福祉会ですが、近年、国からの介護報酬の引き下げ等により収支バランスの均衡が崩れるなど、運営の危機に直面しております。昨年6月議会で訓子府福祉会への積極的な支援を求めた私の一般質問に対し「経営アドバイス委託費補助を予算補正し、その結果を見て判断する」と回答があり、今回その支援策が示されました。訓子府福祉会への支援についてお聞きいたします。1、経営アドバイスの委託先、委託概要、アドバイス結果について。2、町の老人福祉における訓子府福祉会に対する認識について。3、今回示された支援案の根拠について。4、今後の支援を含む町の対応について。以上です。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

4点のお尋ねがありました。まず経営アドバイスにつきましては、社会福祉法人訓子府福祉会が平成30年度に経営診断業務を実施した「株式会社 吉岡経営センター」に業務委託をしております。委託概要につきましては、契約期間は令和元年7月1日から令和2年3月までの契約ですが、引き続き6月まで再契約をして決算業務支援まで委託すると聞いております。業務内容は財務会計顧問業務であり、月次の訪問による会計処理チェックや経営会議運営支援などとなっています。アドバイス結果につきましては契約期限を迎えていないことから結論は出ておりませんが、効果といたしましては、データの収集、会議や現場における経営課題改善に向けた活動計画に対する助言をいただいていると伺っています。また、訓子府福祉会からは、経営アドバイザーからの助言を基に、毎月の収支状況やベッドの稼働状況、収入増を図るための取り組みを多職種連携により検討することが定着し、職員の意識も変わってきているとの報告を受けているところです。次に、2点目の福祉会に対する認識についてですが、訓子府福祉会が運営する施設は、特別養護老人ホーム静寿園、老人デイサービスセンター、軽費老人ホームケアハウスがありますが、それぞれ町内唯一の施設であり、高齢者福祉施策上、重要な施設であると認識しておりますので、今日の経営状況に至った経緯なども考慮し、新年度の予算に運営費補助を計上したことをご理解願います。3点目、今回示された支援案の根拠。平成30年に実施しました経営診断によりますと、訓子府福祉会の経営逼迫ひっぱくの要因は、介護報酬の引き下げなどの介護保険法の改正と付加価値に占める人件費の割合を示す労働分配率が高いことと分析されております。全体の経営の中でも特に人件費の占める割合が高いとのことでありますが、地方においては高い給料でないとなかなか専門職に定着してもらえないという懸念もあることから、給料等を下げることもままならない状況にあることは理解できます。そこで、町としては経営を圧迫している人件費に対して助成することが望ましいとの判断から、今年度については人件費の1割を算定の根拠としております。本来であれば、3月に経営改善計画が提出されることになっていますので、その結果をもって予算の提案をするべきところですが、令和2年度末の基金残高が事業活動収入の2か月分を下回ることから、令和2年度から運営費補助の決断をさせていただきましたので、ご理解いただきたいと思います。4点目、今後の支援を含む町の対応です。社会福祉施設を支援するため、平成30年度から介護保険の保険者機能強化事業の一環で、介護職員の確保に向けて、実際の介護現場の状況を確認し、一緒に施策を検討してきました。具体的には、職員募集広告費に対する助成制度の創設、また、職員の学習の場の確保やスキルアップのための専門職の研修会を開催しております。今後も職員確保に向けた取り組みや研修会の開催について支援をしていきたいと考えています。運営費補助については、令和3年度の介護報酬の改定がどのようになるのかによって、今後の収支計画が大きく変わることになります。また、現在、取り組んでいます経営改善の結果も期待しながら、支援内容を検討していきたいと考えています。今後、訓子府福祉会と協議を進めて行く中で、送迎車の更新、施設老朽化による配管工事等の大規模修繕が見込まれるなど、経営的にはますます厳しくなっていくことが予想されます。将来的な施設のあり方を含めて、訓子府福祉会とは連携を密にしながら長期的な町の対応を考えてまいります。以上です。

再質問 7番 山田日出夫

それでは、引き続き、再質問をさせていただきたいと思います。まず1点目の経営アドバイス結果等について、今、町長から答弁あったように、最終的な結果は出てないけども、2か月分の経費を下回る状況になってきたので早めにした。これは大変結構なことだったかと思います。私はですね、昔から何て言うんでしょうか、施設から福祉課を通じて町に対してはおそらく、想像ですけども、いろいろな支援の要請があったんではなかろうかなと推測しているんですよね。去年の6月議会に対しても要望書が出されましたけども、それが唐突に出てきた訳ではないだろうと。そこに至るまでの経過があって、やむにやまれず、おそらく施設は文書を持って、町と議会に対して要請を出されたんではないかなと思っている訳です。そういう経過はありましたか。

答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)

平成26年に大規模改修をしまして、特別養護老人ホームの10床、それとショートステイの2床、これを増床することによって経営が担保できるというようなお話で、大規模改修に対して町が改修費に対しての支援をしてきたところでございます。そしてその後、介護報酬等が下がってきた。単価が下がったということで、平成28年度には口頭で打診を受けておりました。正式には、文書としましては、平成29年度の8月に第1回目の要請文があったかとございます。その後、昨年の6月にも要請の文書をいただいているところでございます。

再質問 7番 山田日出夫

私ども議会には去年の6月ということで理事長さんほかがみえて文書で要請があったところでございますけども、なかなか逼迫しているんだなと思いました。当然町は今、経過ありましたように、相談なりを受けていたということですから、去年の答弁、アドバイスの委託費を補正、そしてその結果なり、改善計画をもって、結果をもって補助を決めるかどうかと答弁ありました。でも早めにしたと。今回はそれだということで一定の理解をしているつもりですけども、そもそもですね、そのように早くから福祉会から町に支援の相談要請がありましてね、あったということでありますから、まずは町自らですね、状況を把握、理解できる訳ですから、まずは支援を先行させてですね、改善計画、アドバイスなり改善計画は並行して同時に行えばよかったんでないかなと素人なりにそう思う訳です。だからステップを設けることは場合によっては必要ですけどもね、そのステップを設けることをちょっと意識し過ぎて結果として必要な支援を1年なり、28年、29年とある訳ですから、数年間、先延ばしに結果としてなったんでないですか。私はちょっとそういう危惧を持つんですけど、町長どうですか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

先ほど課長からも言いましたように、26年の施設建設のその以前は大型改修事業については半分の助成をする。そういう約束事でありました。当時、山川所長だったと思いますけども、特別養護老人ホームの個室化を図りたいと。これについて、ぜひ町の理解をいただきたいということで、議会にも説明をさせていただいて、最終的にはこのことによって経営が改善されると。当時補助もなかったですから、ユニット制を導入すると補助はあったんですけども、ユニットになると経営の職員もバラバラにならなきゃいけないと。独自にしなきゃいけないということもあって、私の方でわかりましたということも含めて個室化、それからデイサービスの増床を図ったということで、その時にお話したのは、今後こうした施設改修等については、基本的には基金を充当して自分たちで解決してほしいと。ただ老朽化している施設の大型改修については町としても相談に乗っていこうということの約束をしてたという経緯があります。そうした中で26年にその施設ができた。28年になってあらためて文書で立ち行かなくなったという文書がありましたので、その原因は何だと。民間的な考え方でいえば、町にすべてその赤字になっている部分を町が補填するということに即なるだろうかということも含めて、一つは経営改善を原因と経営改善とそれから職員が一体的に、全職員がこの状況をきちんと把握してるかどうかと。こういったことを独自の努力をしていただきたいと。それは生活改善の問題で言うと歯科医師会の会長をやられている松浦歯科医師も含めて、経営の改善、経営の中身の改善を、それを大変な努力をしながら今日に至っている経緯がありますので、私たちは自助努力も含めて、そういう努力が法人としてやったという形、そして結果として表れている、表れるかどうかと見定めが行政が私は必要だったと判断しました。

再質問 7番 山田日出夫

26年以降、今、町長の説明あったことはそのとおりだと思うし、よろしいかと思うんですが、私が言っているのは介護報酬というのは、もう根幹をなすもんですよね、収入の、そこに国の手が入ってきた後から、もう数年経つ訳ですよ、その期間のことを言っておりますので、このことをずっと触れておく時間的な余裕が今回はありませんので、私は大きな分岐点があった後のことを特に聞きたかったということであります。それはまた機会があるかもしれません。2番目のですね、福祉会に対する町の認識ということで、重要な福祉施設だということであります。今後も連携して対応したいということであります。そうでしょう、そうであるべきだと私は思っていますし、今までも町はそうされてきたと思っていますよ、全然されてないとかって思ったことは一度もありません。ただ、福祉会っていうのは、あれですよね、平成元年に福祉会というか特養ですか、開設するまで町が一切の事務を福祉課で、当時は福祉課だったか、ちょっと名前忘れましたけど、福祉係ですかね、そこで対応しました。その一員に私はいましたんで、忘れもしませんけども、そして移設して団体営になっていった訳です。いわゆる設置は町の政策であり、私は長い間ずっと準町営施設だと思っていました。今でも思っています。そうであるならばですね、このほど作られて皆さんに配布された、この6計ですね、6計、3章に、基本計画の第3章に、いつまでも健康に暮らせるまちづくり、その第2節に、ページで言えば54、55ページに、高齢者福祉がある。いろいろ政策載ってます。だけどどこ見てもですね、我が町唯一のって、町長が答弁でおっしゃってる介護の拠点施設である福祉会、あるいは特養等々の、訓子府福祉会のくの字も静寿園のせの字もないんですよね、54ページ、55ページ、これってあれですか、団体営だから町の計画に載らなかったんでしょうか。ちょっと教えてください。

答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)

今の質問に答える前に、先ほどの要請があってから時間があり過ぎたのではないかということについて、町長からも答弁しましたように、私としましても、基金が当初要請された時には何千万円もありましたので、その段階で要請ということにはならないんじゃないかということで、内部で経営改善に向けて考えていただきたいということで時間をとっていたという経過があることをご理解いただきたいと思います。そして、今の総合計画の計画の中に介護の拠点となる訓子府福祉会の施設がないのではないかということですけれども、議員おっしゃいますように、その施設については民間の施設だということで、町の計画自体ではないっていいますか、町が計画、勝手にできるものではないということで、名前を載せていないということでございます。

再質問 7番 山田日出夫

おそらくそういうことだろうと思って、質問している側も一定の理解をしながら質問しているんですけども、果たしてそれでいいんだろうかという疑問を持ちながら質問もしている訳ですね、一方でね。確かに団体営でありますけども、在宅介護が進んでいる一方で施設介護の必要性は何ら減ってないんですね、先ほども言ったように長生きする中で、健康寿命かどうかっていう事もありますんで、施設の必要性は依然としてある。産業建設常任委員会だったかな、関係団体と懇談会やった時、農業関係団体の役員さんからも自然と出てました。農業における施設介護の大切さ、お年寄りは非常に心配しているんだということもありましたし、福祉計画立てる段階でのアンケートで町の認識で施設介護の必要性はあまり希望がないんだという、確か答弁あった記憶、僕はあるんですけども、去年だったかな。お年寄りのアンケートというのは若い家族の方が書いている例も結構あるって私は耳にしてますしね、必ずしもあの数字がそのものズバリお年寄りの意見かどうかっていうのはちょっと慎重にかからなければならないと私は思っています。そういう中では非常に私がこう接している中ではすごく特養に対する心配、守ってほしいだとか、充実してほしいっていう話がすごくあるものですからね、町はその、先ほど私の準町営認識も含めてですね、ここの答弁にあったように、あの答弁からいったら、ここに載らないというのおかしいですよ、誰が考えても。今載ってないんだからしょうがないけども、今後ですね、今後、団体だから載らないなんて、そんなことはないですよ、そしたら団体営や個人営業に対する補助や事業たくさんやっているじゃないですか町は。そんなことないんですよだから。だからここに載っていないことは今さらしょうないけども、意識としてですね、町長の答弁があったように、一歩進めて、何て言うんでしょうかね、自分の町の大事な施設ということで主体性、もう少し一歩踏み込んだ、主体性を持った認識をとっていただきたいなと。ただ私は回答を信じますから、そういうことだということで理解をして三つ目に入ります。さて、2千万円の補助金の根拠は人件費の約1割だよということで答弁ありました。私がもらった、その6月の要望書しか私は知りません。特養に行ってあまり施設長のところ押しかけてですね、いろいろすると施設としてもこそばゆい面もあるでしょうから、私はちょっと遠慮しながら、その資料しかありませんから、数字は若干動くのかもしれませんけども、3施設の人件費総額で2億5千万円強だと。支援額は2千万円、1割には達してないと思いますね、今、1割という回答を聞いて、「おっ」と思ったんだけど、8%割っていると思います。若干小さい数字の動きはあっても、2千万円という金額はどう考えても理論がわかんない。1回目だから、まあつかみ金って言ったら言葉悪いけど、2千万円、切れのいいとこもあって2千万円だったんでないかと。支援の額の支援の姿勢とこの2千万円という額、理論とビジョンがちょっと薄いんでないかなと私は思います。人件費が66%占めるんですよね、支出の65か66、いわゆる人材が全てと言ったら大げさだけど、建物があって、設備あったら、あとは人材なんですよ、だから低いという低額、これ私の言う言葉ですからね、低いという意味での低額、足切りという定額、根本的な人件費の補強になる補助金を、2千万円には反対しません、しませんけども、今後そういう視点で補助金を考えていただきたいと思いますがいかがですか。

答弁 福祉保健課長 谷方幸子(福祉保健課長は2021年3月まで)

今回につきましては、あくまでも経営改善計画といいますか、経営アドバイザーから出てくる結論を待てなかったということで、それでもまだ若干基金は年度末には残るということもありますので、人件費が2億、ちょっと今金額探しているんですけど、見つけられないんですけど、2億ちょっとなんですよね、それに対して1割ということで今回は算定根拠としております。ただし次年度以降につきましては、経営アドバイザーから出ました経営診断といいますか、改善計画ですね、そういったものをもう一度精査しまして、次年度以降の算定はまた新たに考えていきたいと思っています。

再質問 7番 山田日出夫

私は6月、去年の6月の数字だから、その数字は間違いないと思うけど、移動はしているでしょう、多少ね、それで今も課長の方からあったように、アドバイザーから出てくる結果、そして改善計画を団体は作るでしょうから、訓子府福祉会は作るでしょうから、それを見て来年度以降はっていうのは、それはわかります。多分、これ前の質問の時にも気にしたけども、答弁にもあったように、今日の答弁にもあったように、経営コンサル、あの支出見たら、人件費高いっていうことは誰が見ても想定できる。一方で優秀な人材、マンパワーの確保があの施設の命なんですよね、静寿園だけじゃやありません。すごく流動化しているのご存じですよね、引き抜きなんて言葉もあるぐらいで、働いている方もやはり恵まれた環境、労働環境の方に流れるの、これしょうがないことだし、そういうことを考えた時に、アドバイザーの予想される、または団体がやむなく表現するかもしれない人件費の抑制っていうことに簡単に町は迎合げいごうというか、「ああそれはいいことだ」ということで乗っていくと、元も子もないことになるんでないかということを私はもう常々心配しておりますので、その点は町長どうですかね。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

10%の妥当性の問題も含めて出ています。それともう1点でいいますと介護報酬がこの間にどのぐらい削減されてるかということでいきますと、約10%弱なんですよ、そういうことを考えていくと、確かにこの部分でいっているのは労働分配率が80%超してますから、これは人件費率が高いというのは明らかな訳ですよ。しかし介護報酬がこれだけ削られているという状況に、どうやっぱり法人として努力してるかっていうことと、人がなかなか集まらないと、辞めていくということに機敏に対応していかなきゃならないということが1点あります。もう1点でいきますと、国はですね、平成27年からと言った方がいいと思うんですけど、介護職員の処遇改善で加算の制度を設けている。大体民間でいくと道庁でこの間行って来て確認をしましたら、この加算の利用とあわせて経営改善をやってきているんだということですから、その点でいくと、今回の2千万円の妥当性と、それからさらにまた6月までの経営診断を見つめて客観的にもやっぱりこういう支援が必要なんだという、こういった額を判断していかなきゃならない。それと同時に類似施設でこの10年間の中で変わってきたというのは、はるるが誕生しました。これは地域密着型の施設、事業施設でありますけども、これらの人件費や募集状況、いろいろ全体で考えて今静寿園があるべき論を我々は一緒になって静寿園と考えていかなきゃならない時期だというふうに考えています。

再質問 7番 山田日出夫

これで質問終わりますけども、私は静寿園の職員と何らかの相談をして、この場に立っておりません。そのことをあえて言って、述べて質問を終わりたいと思います。今後とも静寿園の支援については、私の言い方で言えば準町立ということを意識してお願いをしたいと思います。以上です。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

静寿園の幹部職員7名が夜間町長室にやってまいりました。それから所長とも日常的な相談も含めて具体的に詰めながら妥当性をみんなで考えていくという状況でありますのでご理解いただきたいと思います。

出典:訓子府町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月9日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる