訓子府町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日
バイオマス発電
2019年12月11日、訓子府町議会の一般質問で、西森信夫議員が「バイオマス発電」について質問し、町長 菊池一春、農林商工課業務監 大里孝生が答弁しました。
- 質問者
- 西森信夫 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、農林商工課業務監 大里孝生
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 西森信夫
6番、西森です。通告書により一般質問を行います。バイオマス発電について、町長にお伺いをいたします。町内の畜産・酪農家からの声で、バイオマス発電についての要望がありました。個人での取り組みはなかなか大変で、特に資金面での調達に苦慮するとのことでした。また、酪農業も規模拡大化が進み、本町でも100頭、150頭と飼育頭数増の一途をたどっています。そこで、次の点につき伺います。一つ、取り組みへの要望はどれくらいあるのかお伺いをいたします。二つ目、バイオマス発電について将来に向け町が計画していることはあるのかどうかお伺いをいたします。三つ目、畜産業・酪農家の今後の糞尿処理の見通しと取り組みはどうなっているのかお伺いをいたします。4点目、バイオマス発電による電力充足率はどのくらいになり、その効果はどのぐらいなものかをお伺いをいたします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「バイオマス発電」について、4点のお尋ねをいただきましたのでお答えをさせていただきます。まず1点目です。「取り組みへの要望はどれくらいあるのか」とのお尋ねがございました。バイオマス発電は、動植物などから生まれた生産資源を直接燃焼したり、ガス化にするなどして発電するもので、本町では家畜糞尿などが資源として想定されています。本町の酪農家は計画生産に基づき生乳生産を行っておりますが、高齢化や労働力不足および後継者不足による戸数減少の中で計画目標を達成していかねばならず、規模拡大や多頭化を志向する酪農家にとって、排出量が増大する家畜糞尿をいかに処理するかが問題となってきます。現在、バイオマス発電や家畜糞尿の処理に関して相談を受けている件数は3件程度ですが、今後も規模拡大が進むことが想定されることから、本町として重要な課題であると認識しているところです。2点目に「バイオマス発電について将来に向け町が計画していることはあるのか」とのお尋ねがございました。本町の総合計画では、家畜糞尿の適正処理のため、環境対策の推進を掲げておりますが、発生する家畜糞尿の処理は、個々の酪農家で対応するという考え方が基本でございます。しかし、その一方で、多頭化する飼養形態においてフリ-ストール牛舎からの家畜糞尿を堆肥化し、有効利用することが難しい側面も理解しております。バイオマス発電について将来に向け町が計画していることは現時点でありませんが、今後において、酪農家の方々や農協、普及センター等の関係機関と連携しながら、家畜糞尿処理問題全般に関しての情報収集に努め、本町単独だけではなく広域的処理を視野にさまざまな検討を進めなければならないと考えておりますので、ご理解願います。3点目に「畜産業・酪農家の今後の糞尿処理の見通しと取り組みは」とのお尋ねがございました。1点目の答弁でも申し上げましたとおり、生乳の計画生産のため、酪農家の規模拡大は今後も進むものと見通しておりますし、それには牛舎整備等の設備投資も伴うことから、大規模酪農家と中小酪農家に二極化していくことが予測されます。また、本町の酪農家は畑作農家との間で堆肥と麦稈ばっかんを交換する耕畜連携の関係が根付いており、持続型農業の推進のためにその連携を妨げることにはならないと考えております。一方で、酪農家は平成16年の「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」の本格施行を経て、家畜排せつ物の発生量などの年間記録を残すことが義務付けられ、同法の管理基準を遵守しているところです。今後も基本的には個々で家畜糞尿を適正管理し効率利用に努めていただくことになりますが、近年の規模拡大により堆肥舎や尿溜の貯留能力不足等が生じているところには、行政と農協連携の上、何らかの検討が必要と考えておりますのでご理解願います。4点目に「バイオマス発電による電力充足率はどのくらいになり、その効果は」とのお尋ねがございました。個人で整備した酪農家では、バイオマス発電により営農における消費電力をほぼ賄うことができ、売電までを行っている事例もあると伺っておりますが、電力充足率に関しては、発電に用いる家畜糞尿の量がどの程度なのか、電力をどれだけ供給するかによって異なってくるため、明確な回答はできかねます。導入効果としては、糞尿のリサイクルにつながることはもちろんのこと、糞尿の臭気を抑える効果や水質汚染の防止、地球温暖化ガスの削減効果などが挙げられます。以上、お尋ねのありました4点につきまして、お答えいたしましたので、ご理解賜りますようよろしくお願いします。
再質問 6番 西森信夫
ただいま、町長の方から回答をいただきましたが、何点か再質問させていただきたいと思います。まずバイオマスについてですが、バイオマスとはなんぞやというくだりで説明をいただきましたが、バイオ、非常にバイオというのは普段よく使われているんですが、ただ、ここにあるように、動植物などから生まれた生産資材ってありますが、単純にそれだけではないような気がします。もう一度、バイオとはなんぞやという定義をひとつ教えていただきたいと思います。
答弁 農林商工課業務監 大里孝生
それではご質問のありましたバイオの定義ということで、バイオマスというものの分類というものが大きく三つに分かれます。乾燥しているもの、乾燥系と申します。そういったものが具体的にどういったものか細かく説明差し上げると、乾燥系の木質系、間伐材とか林地残材とかそういったものが一つ挙げられます。農業畜産水産系で農業残渣、玉ネギの皮ですとか、豆殻ですとか、ここの中に家畜排せつ物も含まれてきます。で、乾燥系の中の農業からちょっと遠ざかりますけども、もう一つの分野として建築廃材系、そういったものに分かれます。あとは湿潤系っていうものがありまして、湿潤系の大きなものとして食品加工から出る、工場からの廃棄物ということで、読んで字のごとく、液体とか湿気があるものと。そういったものが挙げられます。あとその他、製紙工場から出るセルロースとか、そういった紙にする時の廃棄物とか、そういったものが挙げられます。またビート工場とかからも砂糖にする行程の中で廃棄物とか出ますし、そういったものもその他ということで分類されます。以上です。
再質問 6番 西森信夫
ただいまの説明非常にわかりやすいと思いますが、俗に言う石油など化学製品を除いた残渣類、自然エネルギーというふうに考えてよろしいですか。
答弁 農林商工課業務監 大里孝生
そのとおりでありまして、今、私が説明差し上げたものは、元々光合成をしながら二酸化炭素を吸収しているという概念で、それをエネルギー源として燃やしても二酸化炭素を発生しないという京都議定書の考え方に定義されて、そういったバイオマスの考え方がきております。
再質問 6番 西森信夫
そのバイオを使って発電をしたいと。これは牛屋さんからの切なる願いなんですが、回答にありましたように、それじゃ何件、訓子府町でそういう要望があるんだということを知りたかった訳ですが、回答書にありますように、相談を受けているのが3件程度だと。現在、町内には39戸の酪農家がいると思います。そのうちの3件というのは、非常に確率からいって少ないんですが、それでも3件というのは非常に大きな牛屋さん、規模が大きな牛屋さんではないかと思うんですが、これいかがですか。
答弁 農林商工課業務監 大里孝生
3件の内訳を申し上げますと、バイオマスを個人でやるべきかどうか考えて、その辺が迷っているんだというようなことで相談に来られた方が1件、あとは大規模化に伴って、家畜糞尿の処理に最近悩んでますと。そういった部分で行政とか農協から今後情報提供をいただきたいと。そういっていろいろと考えていきたいというような相談を受けているのが2件ということになっております。
再質問 6番 西森信夫
中身は3件のうちの中身はわかりました。非常にバイオマスっていうのは聞き慣れないし、牛屋さんにとっては、これ当然、毎日のことだから、将来的にはバイオマスなんとかやってほしいと。発電までいかなくても処理に関しては、もうバイオで何とか処理をしていきたい。将来的にはしていきたいという要望があるようです。それで本町も以前には本町酪農家と職員と後継者たちとで興部町、先進地の興部町のバイオマスを視察したと聞いてはおりますが、その結果がもしわかれば教えていただきたい。
答弁 農林商工課業務監 大里孝生
興部町に行った時の話はちょっと私の方では残念ながら持ち合わせておりません。ただし、他にうちの職員ときたみらいの酪農家の方々と最近行った話をちょっとさせていただきますと、鹿追ですね、鹿追の集約型のバイオマス発電をやっておりまして、そちらに平成30年度に視察に行っております。また平成27年度には一番この中では規模が大きいと思いますけども、別海町の、これも集約型ですけども、バイオマスの発電センターに行って視察研修をしてきているというような情報を私の方では持っております。
再質問 6番 西森信夫
視察に行ったというのはわかるんですが、中身を聞きたかったんですが、各、鹿追においても別海においても非常に酪農の本業地帯なんですね、ここね、訓子府町は酪農、本業地帯では決してありません、耕種の方が圧倒的に多い地域であって、ただ、訓子府町の地形、皆さん当然わかっておられると思いますが、常呂川を挟んで南側は非常に山手の傾斜地の酪農には向いている。耕種農家には向いてないような地域があります。ただ、南部地区だけが牛屋さんがいるのかというと、そうでなくて、やっぱり各部落に昔から酪農家は点在していまして、今でも点在していまして、4代目、5代目と、牛屋がいいんだと。酪農がいいんだということで、営々というこう続いている現状にあります。ただ、やっぱり毎日の、先ほど説明もありましたように、毎日の糞尿の排出ということを考えると耕種農家との麦稈ばっかんとの交換ということも今行われている訳ですが、将来的には非常にこれが続くのかなという不安があります。やはり酪農においても耕種農家においても人が足りない、人手が足りない。で、一家の中で働くのは、そこのご主人一人だと。奥さんはどこか勤めに出ていると。で、年寄りが働けないという現状がもう目の前に見えています。夫婦共々やっているという農家はまだ現在8割、9割いますが、やっぱり何年かすると息子たちに経営移譲をする。そうなってくると、息子たちのお嫁さんたちはほとんど酪農にはまず14、5年は携われない。子育てに専念するという状況になって、畜産業、特に畜産業は糞尿の処理はもう自分たちではできないわ、そして餌の処理はTMRにまかせて、餌は土地は貸してTMRから賃料をもらって餌は買うと。TMRから買う。糞尿は将来的にはバイオで処理すると。やっぱりこう尿と糞を一緒にしてタンクに流し込んで、そこでバイオ発電、発生させた電力で自分のところの牛舎の電力を賄い、さらに余ったものは北電あたりに売電するという流れがこれからこようかと思います。その点についてのご見解がありましたらお聞かせ願いたいと思います。
答弁 農林商工課業務監 大里孝生
先ほどの視察の説明が至らなかったので、その辺を補足させながら説明していきたいと思います。鹿追町については全部の酪農家が参加している訳じゃなくて、鹿追は集約型のバイオマスプラントなんですけども、ごく一部、街場の酪農家の家畜糞尿処理に困って、そういったバイオマスのプラントを作っています。それに対して別海町はほぼ大体全ての酪農家が参加するような形のバイオマスプラントを作っております。中でもバイオマスの発電をするにあたって、フリーストールから出る水分量の多い家畜糞尿がどれだけ出るかというのが一つのポイントになってきまして、それを発酵させて熱と電気というような形でエネルギーをとっていく訳ですけども、訓子府の現状を申し上げますと、先ほど39戸、酪農家いらっしゃるということで言われてましたけども、その中で今、フリーストールでそういった状態の糞尿が出てくるのが8軒いらっしゃいます。だからその方たちは糞尿の処理に各自困われている部分もあるし、個別で今のところはやられているというような形でいらっしゃるんですけども、そういった部分で8軒でどれぐらいのバイオマスになるのかというようなところが施設と発電量と、あと集約型で考えるならば、毎日とはいいませんけども、それを定期的に集めてプラントに入れてやってガス化させなきゃなんないっていう過程を踏まなきゃなんないんです。だからそういった部分の運搬コストとかの試算をした上で、そういったものを慎重に考えていかなければなりませんし、39戸の8戸はそういったフリーストールなんですけども、それ以外は普通のつなぎでね、つなぎで牛をつないで、スタンチョンといいますけども、スタンチョン牛舎で飼っています。だからそちらの方は敷きわらが十分に牛のベットにありまして、それと混ざった状態で糞尿が出てきますんで、そちらは堆肥化するというような形で、その辺の分けて考えるというような形で、先ほど町長の答弁にもありましたけども、規模はみんなそれぞれ増えていくとは思うんですけども、大規模でフリーストール化はしていく酪農家、何とかストンチョンでも増頭、増頭でわずかに増頭していって今の堆肥化の形態で進む酪農家、そういった方々のちょっと動向を踏まえないと、一概にそれをというような形にもならないかと思います。先ほど議員の質問の冒頭にもありましたように、個別でそれを整備するとなれば、かなりのコストがかかります。単純にすぐ黒字になるとかいうようなものではありませんので、個別でも今のところ国の補助事業とかももちろんありますけども、そういったものを活用しながら、個別でいくのか集約型を検討するのかというのも関係機関で今後とも検討しなければならないと考えております。
再質問 6番 西森信夫
ただいま課長の方から業務監の方からフリーストールが8戸でスタンチョン、つなぎの牛屋さんが31戸ぐらいだと。当然、スタンチョンでつないでいる牛屋さんの堆肥というのは耕種農家と麦稈との交換ということが現在行われている訳ですが、将来的にはやはり麦稈を集めて持ってきて、それを格納庫に入れて、それを敷いてという、非常に手間がなくなる、将来的には。それでフリーストールスタイルの牛舎になっていくだろうというふうに、これ5年後、10年後にはなっていくと思います。それまで私は生きていると思いますけども、わかりませんが、多分なると思います。そうすると、そうなった時に非常に今言われた経費ですね、個人で自分でそれじゃバイオマス発電、バイオやるかとなっても、訓子府で1戸、バイオやっている酪農家、大きいとこあるんですが、その当時で2億円ぐらいかかったそうです。ただ、今、バイオ事業をやるとしたら、個人でやるとしたら4億円ぐらいかかるそうです。倍ぐらいね。とてもじゃないが個人ではまずこの事業は無理だと。やはりこれはJAとやっぱり生産者と行政が三位一体でやらないとこの事業はできないんだというのが牛屋さんのやってほしいという方々の本音であります。ぜひこれ今すぐは当然こう無理な話で、将来的、3年後、5年後ぐらいにやっぱりまず考えてくれる。土俵に立たないとまず駄目なことであって、それから一つ非常に心配になるのが北電の送電量のフィットの問題なんですが、それ仮に、バイオ発電するとしたら、そういう容量は訓子府の場合、十分にあるのかどうかもひとつ聞きたいと思います。
答弁 農林商工課業務監 大里孝生
お二つほど質問あったかと思いますけど、それに関して回答いたします。まず、今、最後に質問のあったフィットの関係なんですけど、現行のところバイオマスのこの家畜糞尿由来の発電の買い取り価格というのは1kw39円ということで、ご存じかと思いますけども、そういったことでやっております。国の固定買取制度の概念として、電力会社が一定期間の間そういった発電のコストがかなりかかるようなものをどんどんどんどん発電の手法の多様化というの求めてますんで、それがある程度、どんどんどんどん出てくるまで一定期間は買取するよっていうもので、風力とか太陽とか、そういうようなことで単価を別立てにしてやっております。ただし、その固定買取制度の財源というのは我々の電気料の負担からなっているものでありまして、今の国のホームページとかで拝見しますと、いずれはそういうコストの目途が立ったならば、そういった部分から脱却したいというような国の表現がみてとれるかと思います。だからその辺ちょっと今後において不明確な部分が、この部分にあるというのと、もう一つあった訓子府の容量はというところまでは残念ながらちょっとこちらとしては情報を持ち合わせておりません。ただし、今、バイオマス発電をやっている方々の話を聞くと、全量売るとか、全量までは売らないとか細かな制限とか電力会社との接続の間である程度事前の協議をやらなければいけないということになっていまして、全部発電したから全部買い取るというような中身には、ちょっと今後なってはこないのかなということで認識しております。
再質問 6番 西森信夫
非常に説明でわかりましたが、なかなかこうやりたいといっても簡単に国がこの事業を認めてくれるかというのが、まずとっかかりの問題だと思います。それからやるとしても事業採択を受けるためには、地方公共団体、それからJA、生産者の団体あたりがやっぱり固まって要請を上げないと個人でなかなか個人での補助事業もあるんですが、規模がある程度何人か固まって大きな規模にしたいというバイオ発電を考える時には行政を中心としてやっぱり固まっていかなきゃならんということなんで、これは将来的に向かって本町の行政がバイオ発電に向けて取り組むか取り組まないかということになってこようかと思います。そこら辺の考え方を聞きたいと思います。
答弁 農林商工課業務監 大里孝生
取り組むか取り組まないかについて、本日この場でちょっと明言することはできません。それはちょっとご理解いただきたいと思います。あとちょっと補足なんですけども、我々がそういった先進地視察をしている時に重要な課題がありまして、今のところ酪農家の認識としては、家畜の糞とか尿とかは貴重な資源として売れるものだというようなことの認識の方が多いのかなと思っております。ただし先ほど議員が言われたようなバイオマス発電をやっていくというようなことになっていって、どんどんどんどん人手も足りないよというようなことになってくれば、そういった糞尿を実際鹿追とかではそうなんですけども、糞尿の処理料として逆に酪農家から手数料をいただきながら、その施設を賄っていかなければならないと。そういった運用をされている訳です。だからそういった酪農家の方の考え方をいろんな部分で合意形成を図らなければ、なかなかちょっと難しいのではないかと思っております。だから基本的に最初の答弁にありましたように、管理は個別にちょっとやってはいただきたいんですけども、段々段々そういった問題が出てこいば、もちろん我々も今も検討を進めているところですし、そういった形でバイオマス発電の可能性として検討していきたいと思います。
再質問 6番 西森信夫
これバイオマス発電、最終的には発電までもっていきたい訳ですが、とりあえずは毎日発生する堆きゅう肥、糞尿処理の問題、これが1日も待てない状況にあります。なぜかというと大雨が来て、あんま今、堆肥舎は整備されています。コンクリートでね、屋根もついて、ところが飼育頭数が増えてすぐ堆肥舎を増築する訳にもなかなかいかない状況にあります。そんな中で大雨が降ると、訓子府を水源とする北見市あたりが上水をとっている訳ですね、そうすると、こういう文章が生産者に流れますね、うちにも来た訳ですが、家畜糞尿および畑に持ち込まれる未完熟堆肥からの液汁の河川流出防止についてと。これは訓子府町JAきたみらい訓子府事務所がこう出したものです。これがやっぱり雨降ったり台風が来たりすると、液汁が流れ込む、だからやっぱり毎日処理しなきゃならん酪農家はその堆肥、それから糞尿をタンクにためて、やっぱりこう省力化して手掛からないようにして、やっぱりタンクに放り込む、そして最終的にはそこから出たバイオガスで発電に持っていきたいと。で、余った残渣については畑にスラリーあたりで還元していくと。将来的にはそういうふうにもっていきたんだと。で、すぐ売るとか何とかという話でなくて、今のところは残渣の処理なんだということで、個人では無理なんで何とか行政一体になって考えてほしいという要望がありましたので、町側に要望としてお伝えをしておきたいと思います。何かありましたら、町長からひと言お願いをしたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
非常に現状を把握された質問をいただきました。酪農がTPP等々含めて非常に厳しい状況だと。今、生乳の価格等が大変安定的にこの1、2年推移していますから、いいといたしましても、いずれにしても多頭化の時代に入ってきたと。すなわちフリーストール等含めて、畜産クラスターで2分の1の補助をもらって、今まで60頭ですませていた牛を120頭にして、そしてロボット化する。そして2極というよりも親夫婦と子ども夫婦がそれぞれの牛群を管理していくという状況がやっぱり出てきている。それと一方ではやっぱり地域農業とか家族農業でいっている酪農家の支援をどうしていくのかというのも大きな課題として上がっているところです。そしてJAきたみらいと行政が一緒になってですね、地域の懇談会、全実践会の懇談会、最近やりましたね、加藤マネージャーとうちの大里業務監が中心になってやった。その中で出てきてる声はやっぱりコントラクターなんですよ、餌や何かは全部行政なり農協でやってくれと。そして基本には搾り専業で酪農家はこれからやりたいんだという意見が圧倒的に多い。こういうこともですね、この間、農水省の生産局で私話ましたよ。それから小規模酪農家に対する支援も使い勝手のいい支援もこれからどんどんしていかなきゃいけない。といいながら経産省も行ってきました。今、出ていた大里業務監から出ていた別海、それから鹿追、それにここで言ったら西興部、興部も含めて経産省の政務官とも話してきました。やっぱり売電の関係でいったらやっぱり非常に厳しいものがあって、どうも北電と生産者の電力がうまくいかないという問題もやっぱりある。それから先般デンマークにも行ってきましたけど、やっぱり規模が違い過ぎるというか、国の考え方が非常にやっぱり積極的だということも含めていくと、なかなか今の状況ではバイオマスをやりながらですね、熱効率の低い牛の糞尿だけではどうなのか、生ごみは、西興部あたりは生ごみなんかも入れてますね、そうすると、うちの堆肥の形態も家庭から出る生ごみも含めた電気バイオマス化ということを改めてまた5年後先、10年後先を見通しながらやっていかなきゃならないだろうと。それと1戸では無理だと私は思っています。で、やっぱり10戸以上の固まらないと、やっぱり西興部なんかも10戸以上だったと思いますけども、それにしてもやっぱり1億や2億の金ではないということになりますから、当然、行政はもちろんですけど、農協や国の熱い支援がなきゃ駄目だと。とりわけ今、定住圏構想の中で1市4町が共同してやれることはないのかという話をしています。その中に私はやっぱりバイオマスの問題について広域的な課題として取り上げる必要があるんでないかという提案をもうしてますし、これからもしていかなきゃならないだろうと思う。それからやっぱり農協は知らない顔できないでしょうと。これ畜産、酪農家の深刻な問題だというふうに考えていくと、農福連携もさることながら、こういったバイオマスの問題も生産組合、あるいは農協等、我々行政も含めてですね、議員がご指摘のとおり今後の大切な課題としてですね、検討、前へ進めていかなきゃならない状況だということで、私も認識しておりますし、これからもまたさらに具体化に向けて努力していきたいというふうに思いますので、ご理解願いたいと思います。
再質問 6番 西森信夫
それでは質問を変えていきたいと思います。