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訓子府町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月11日

パブリックアート事業の今後の考え方

2019年3月11日、訓子府町議会の一般質問で、河端芳惠議員が「パブリックアート事業の今後の考え方」について質問し、教育長 林秀貴、社会教育課長 高橋治が答弁しました。

質問者
河端芳惠 議員
答弁者
教育長 林秀貴、社会教育課長 高橋治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 河端芳惠

河端です。通告書に従いまして、一般質問を行います。パブリックアート事業の今後の考え方につきまして、教育長、町長に伺います。平成28年に、本町出身の水本修二氏の彫刻作品「関係空間」の移設に伴い急遽策定された「次代へつなぐ訓子府町文化芸術活動方針」に基づいた「パブリックアートによるまちづくり事業」は3年経過しました。この件については、12月定例会で余湖議員からも同様の質問がありましたし、私も何度か伺っていましたが、改めて今後の考え方を伺います。この事業は、5年間の長期的な武蔵野美術大学との連携事業として毎年200万円程度を予算化されていましたが、今までの経過を踏まえて今後どのように考えていますか。以上、お伺いします。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

ただいま「パブリックアート事業の今後の考え方」についてのお尋ねをいただきましたので、お答えをさせていただきます。平成28年度に策定した「次代へつなぐ訓子府町文化芸術活動方針」に基づく「パブリックアートによるまちづくり事業」は、武蔵野美術大学と連携を図りながら実施した「彫刻作品公開制作」や「黒板ジャック」など、さまざまなプログラムに多くの町民の方々が参加し、文化や芸術に触れる貴重な機会を得ることができたと考えております。まず、今までの経過について説明させていただきます。平成28年度に、本町出身の彫刻家水本修二氏の彫刻作品「関係空間」の移設と、武蔵野美術大学の先生による講演会、町内の関係者を交えてのシンポジウムを開催し、平成29年度からは、次のような事業を展開してまいりました。「彫刻作品公開制作」では、町の開拓期をテーマにハルニレの倒木を素材にして、彫刻家山本麻璃絵さんが「くわ・くわ・くわ」を制作し、町の発展期をテーマに石を素材にして、彫刻家松尾ほなみさんが「うんま」を制作いたしました。見学した町内外の方からは「作者が制作している姿を間近に見ることができる貴重な機会だった」など多くの感想が寄せられ、公開制作の目的が達成されたと感じております。「彫刻体験ワークショップ」については、ハルニレの倒木材や、粘土によるワークショップを実施し、彫刻への関心を持つきっかけとなりました。武蔵野美術大学の学生による「黒板ジャック」は、すべての学校で実施し、黒板にチョークで絵を描くという日常が非日常に変わる驚きと感動を一つの芸術活動として子どもたちに伝えることができました。こうした流れに刺激を受けて、子育てサークルなど町民自らが企画して、ロードアートや和風ランタンづくり、行灯づくりを行い、小さいころから芸術を気軽に体験できる機会の重要さを感じてもらうことができました。「パブリックアート入門講座」では、彫刻家である小川研氏の案内による「パブリックアートめぐり」を行い、町内にある身近な彫刻作品の理解が深まったと感じております。次に「パブリックアート事業を今後どのように考えていきますか」のお尋ねがありました。今までさまざまな事業展開を図ってきた中で、芸術に接する機会が少ない地方であっても町民が芸術を身近に感じたり直接触れたりする機会により、芸術への興味・関心を広げ、感性や創造性、表現力を豊かにすることができ、また、子どもたちにとってはさまざまな芸術に触れる機会が増えたことにより、教育的効果が大変高まったと確信しております。このような状況から、武蔵野美術大学との連携による「パブリックアートによるまちづくり事業」につきましては、当初の計画どおり平成29年度から平成33年度までの当面は5年間を目途に事業を継続していく考えでおります。彫刻作品公開制作につきましては、本町の開拓期、発展期、飛躍期、現在、未来という五つの時代区分を5年間の基本テーマとして進めていく予定です。また、武蔵野美術大学の学生による黒板ジャックは、すべての学校の黒板に絵を描くことができ、多くの児童・生徒が作品を鑑賞することができましたので、今後は鑑賞から制作に発展をさせ、子どもたちと大学生による工作ワークショップによる作品づくりなどを実施したいと考えております。他に、町民が芸術に親しむアート入門講座や体験活動などを継続実施し、既存の社会教育事業との連携も図りながら事業を展開してまいりたいと考えております。また、今まで以上に各事業に町民の方が参加できるようなPRと、事業に関わっていただくような体制づくりを図っていきたいと考えております。以上、お尋ねのありました2点についてお答えをいたしましたので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。

質問 9番 河端芳惠

当初この事業の方針としまして、町民や町内出身者による発表の場と文化財を活用した学習機会の提供と次世代への継承が必要で町民とともに文化芸術活動に取り組み、まちづくりにつながる総合的な事業展開をするということで最初は10年ていう話だったんですけど、後に5年を目途に見直すということだったんですが、この提携事業、武蔵野美大とのこの提携事業はどのような内容で提携契約ていうのをされているんでしょうか。口頭で今後どのような内容で申し合わせとか提携契約をされているのか伺います。

答弁 社会教育課長 高橋治(社会教育課長は2020年3月まで)

ただいまパブリックアート事業における武蔵野美術大学との契約といいますか提携内容についてのお尋ねがございました。大学の方とは当初からもお話をさせていただきましたが、武蔵野美術大学彫刻学科との専門の先生とお話をさせていただきながら、逐次、単年度で契約をさせていただいております。概ね構想にもありますとおり彫刻、公開制作でいきますと彫刻、それから学生の参加する旅するムサビにつきましては、今後どうしていくかということは、またそれぞれ単年度でですね、大学側と協議をしながらということですが、基本的には協定書みたいなものは特には交わしておらず、5年間こういう構想でいくということをお互いに確認をしながらですね、単年度契約で進めているということでございます。

質問 9番 河端芳惠

単年度契約ということでしたら、今までの3年間みて、これが当初の目的を達していないような部分があるとこちら側が認めた場合は次年度はこういう事業は行わないとか、そういうこともできるということですか。

答弁 社会教育課長 高橋治(社会教育課長は2020年3月まで)

事業の契約につきましては、いつからいつまでこういうような内容でということですので、特に5年間という部分のことについては、当初お話し合いで話をしたことでございますので、今言われております達成をできなかったら契約変更ということは特に単年度の中では盛り込んでいる中身ではございません。

質問 9番 河端芳惠

単年度契約ということの中には前年度思うようなことにならないから次の年度は継続しないとか、そういうようなことはできないということですか。

答弁 社会教育課長 高橋治(社会教育課長は2020年3月まで)

事業達成につきましては、2年間実施をしておりますが、基本的には事業達成をできていると。こういう素材でこの期間に他の公開制作であれば作品を作ってほしいと。それからワークショップをしてほしいと。それから学生については黒板ジャックをして対話型鑑賞会を実施してほしいということで、2年間の中では成果があるということもありまして、次年度に向けてもまた準備を進めたいと思っているとこでございます。

質問 9番 河端芳惠

このパブリックアートによるまちづくりというのは提携が武蔵野美大との連携という前提があってなのか、あと昨年行われたような小川研さんの彫刻講座だとか、また町内にも道展に入られたような方もいますし、そういう方を講師にする、そのパブリックアートのまちづくりとか、そういうような考え方というのはできないでしょうか。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

まず前段、武蔵美大との関係性についてでございますけど、お答えしたように、今までもお話したように、平成28年度の本町出身の水本修二さんの彫刻作品の移設に基づいて、その時、武蔵美大との関係性も深まったということで、まずそれで本町の中でもそういう芸術活動を武蔵美大と連携をしながらやっていこうということで事業を今展開しているとこで、契約自体は単年度契約でやっている問題ですけど、概ね5年間の中でそういう展開をしていこうというとこを今進めているところで、今、実際上、武蔵美大と連携でいえば、今2年目で来年3年目になるというような考え方で、何を持ってこの成果をね、評価するかというところの意味合いがちょっと私にはちょっと理解できないんですけど、その辺のとこは私どもと、そういう私たちの意向に基づいて、その内容で契約して、それに基づいて単年度ごとにその成果を私どもの中で発揮してもらうというような内容となっていますので、その辺のとこは、まずはご理解いただきたいと思います。それと今、町内にも、そういう芸術の造詣に深い方もいるということでのお話でしたけど、もちろん武蔵美大だけで、事業を展開するということではなくて、そういう方々も含めたパブリックアートによるまちづくりも考えておりますので、その辺も、もしそういうことも含めて、今後事業展開してまいりたいというふうに考えております。

質問 9番 河端芳惠

28年というのは彫刻作品が移設された年で、その年は5年間の中に入らないということなんですか。そしたら今2年目終わるということで、私は28年から含まれるのかなと思ったんですけど、私これにちょっと違和感、最初から感じたのは、やはり先にこちらに持ってくるという結論がありきで、その後、担当者の方、私いろいろなことを言って、大変ご苦労されて、急遽、いろいろな計画だの指針だとか、いろいろなことを作られて、大変ご苦労されたと思います。だから事前にそういうものがあって、それでその中で芸術作品を移設してというんでなくて、先に作品の移転がありきで、泥縄というのか、何かそういうような感じもしたものですから、あえてお伺いしました。この事業は、あくまでも武蔵美大との連携で5年間、あとこれから3年間ですね、それは今までどおり年間200万円程度の予算をみて継続するというような考えなんでしょうか。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

再度のお答えになるんですけど、水本修二さんの作品があったから、この事業を展開するかどうかというとこではなくて、それをきっかけとしながら、お答えしているように、町民にやっぱそういう触れる機会が少ない、こういううちの町の中でそういう機会を増やす部分ということで、そういうとこで始めたということですので、そこの中で武蔵美大がありきかどうかというのは武蔵美大という、そういう専門性を持っている方のノウハウというか、そういうとこを含めながら、うちの中で取り入れながら事業展開をしてくということで、今、前段お話したように、今までもお話しているように、それを5年間を目途にして今やっていこうというのが、うちの考えですんで、だから武蔵美大を主体的には中心的な部分の連携しながらやりますけど、先ほど来、お答えしたように、町民が主体的な例えば事業展開をしていただければ一番いいんですけど、その辺のとこも含めて展開を図っていこうというふうに今思っているところでございます。

質問 9番 河端芳惠

先ほど申しましたけど、北見の彫刻家の小川さん、また町内にいらっしゃる絵や写真など、いろんな分野で活躍されている人、そういう人たちを巻き込んだパブリックアート事業というんでなくて、あくまでも今のお話でしたら、武蔵美大との連携による事業に特化して、あとこれから3年間という、それはもう固まっているということで、検討の余地っていうんですか、何かそういう余裕というか、その辺はまだあるんでしょうか。

答弁 社会教育課長 高橋治(社会教育課長は2020年3月まで)

ただいま、町内の方を巻き込んでの事業展開はどうなのかというご質問だったかと思います。従前からも町内の方、例えばイラストをされている方を講師に招いてイラスト教室をしたりとか、町内の方の道展やいろいろな作品展をされている方々の公民館のロビー開放事業などで、定期的ではないですが、作品を出していただいたりとか、鑑賞機会を設けたりということは従前からもやっております。もちろんその方々も巻き込んで、この事業を展開していくということは、先ほどの回答の中にも既存の社会教育事業とも連携を図りながらということありますが、そこと離れてこの事業展開をしていくのではなくて、当然、武蔵美大が中心にはなりますが、町内のさまざまな作家の方、関係者の方ともですね、交えながらですね、またはその方からもご意見を聞きながら事業展開していくということで、今も進めているところですし、今後も進めていきたいと考えております。

質問 9番 河端芳惠

そうすると今、あえてこの事業、武蔵美大との提携、連携事業を撤退なり、やめるとか、そういう考えというのは今のとこないということですか、そのあたり。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

なぜ武蔵美大から撤退しなきゃならないというとこが、その疑問なのか私自身にはちょっとわからないんですけど、当初言ったように、そういう2年間やりながら、効果があって、これからも私どもとしては武蔵美大と連携しながら事業展開を図っていきたいというふうに今考えているところでございます。

質問 9番 河端芳惠

やはり、特に芸術というのは、いろんな考え方、感じ方があって、その人それぞれあると思いますが、ただ、今までのあり方、それがどうなのかなって、私の中でもちょっと疑問に感じたものですから、これからの提携のあり方とか、そういうことを伺いました。あえて伺ったのですが、とりあえず5年度を目途に事業を総括して継続のあり方だとか、そういうことを決めるっていうことで、今ちょうど真ん中の年になりますね、そのあたり、これからのやり方というか考え方は、もう一度お願いいたします。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

河端議員おっしゃるように芸術については人それぞの考え方とか見方だとか、その時代の背景だったり、それがどう効果が表れるかって、なかなか難しいとこでありますけども、今、前段、私がお答えしたように、今、事業を続けながら、町民の方が芸術や文化に関心が高まったり、そういう感性が豊かになっているふうに、多くの方から私たちの方にも感想も寄せられていますし、その辺のとこをこれから、前段申し上げたように、武蔵美大と連携を図りながら、また町内のそういう方々たちと一緒になって芸術に触れるまちづくりに進めてまいりたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。

質問 9番 河端芳惠

芸術といっても彫刻、絵画、写真、いろんなものがありますし、武蔵美大とは彫刻に限った連携ということで、絵画とか写真とかそういう方の派遣とか、そういうことはないということなんでしょうか。

答弁 社会教育課長 高橋治(社会教育課長は2020年3月まで)

現在も黒板ジャックとかもそうですが、その彫刻学科の先生からご紹介を受けて、いわゆる教職課程、美術大学教職課程の生徒さんを中心に、そこの生徒さんというのはさまざまです。絵画学科もいらっしゃれば、映像系の学科もいらっしゃいますし、当然、彫刻系の学科の学生さんもいます。そのような方々が来ていただいて黒板ジャックですとか、先ほど言われた対話型鑑賞会などという、そういうもの、これは彫刻に限らず、もちろん平面もございますので、そういう部分で継続をしてやっていまして、大きな成果が生まれているんではないかなと思っておりますので、ご理解を願いたいと思います。

質問 9番 河端芳惠

今いろいろお伺いしました。教育委員会側としては事業の実績にかなりの成果があるというふうに認めて、これからも続けようと、とりあえずは5年間はということのようですが、やはりいろんな考えがありまして、たまたまあれはということで私もいろんなお話をされたりしてたものですから、あえて何回もしつこいぐらいな、ちょっと質問の仕方になりました。ただ、今いろいろお伺いして、事業は単年ごとっていう、これは費用の関係だと思うんですけど、単年度、単年度できちんと総括して把握して、そして反省をして、じゃ次年度はどういうふうにするとか、そのあたりをきちんとしていかなきゃいけないのかな。そして5年後にきちんと今までの経過を踏まえて、5年後じゃ遅いんですよね、きちんと話し合いを武蔵美大とも話し合いをできるようにしていかなきゃいけないと思うし、町内のいろんな方も巻き込んだ芸術活動というのも必要じゃないかなって思いますが、そこをもう一度お願いします。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

議員おっしゃるように、私どもも毎年そうやった事業の展開した中身を検証なり、その辺のことを反省しながら次年度に向けて、こういう事業展開を図っていこうだとか、町民の方々が多く参加できるように、また町民が主体的にですね、そういう事業展開を図るような形で進めることが一番いいと思っていますし、それが長く芸術文化がうちの町に根付くものだと思っていますんで、それらのことを踏まえながら、これからも事業展開を図ってまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 9番 河端芳惠

今いろいろ伺いましたが、きちんと単年度で総括をして次年度に向けてどういうふうにする、そのあたりをきちんとして、5年というのがちょっと気に、年度設定したというのがちょっと気にはなってはいるんですけど、やはりそれは外せないということなんですね。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

繰り返しの回答になるんですけど、私どもとしては、当初、始める時に5年間をもってということで進めた事業で、それらを先ほど言っているように、その中の事業の中での検証なり、進めながら、よりよいものを5年間の中でやっていこうという考えですので、まずは5年間を目途としながらやっていきたいと思っていますんで、その辺のとこをご理解いただきたいと思います。

質問 9番 河端芳惠

しつこくちょっといろいろ聞きましたが、やはりこれからあと3年あるということですね、その中できちんと総括して訓子府のパブリックアートにふさわしいような事業展開をしていただきたいということでお願いします。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

そのような形で町民が喜ばれて、町民が主体的になるような芸術活動に取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

質問 9番 河端芳惠

パブリックアートについては、今、お答えいただいたので、今、私が申し上げたことを踏まえてやっていただきたいなと思います。

出典:訓子府町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月11日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる