訓子府町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月13日
排水路と治山施設の保全と管理について
2017年12月13日、訓子府町議会の一般質問で、須河徹議員が「排水路と治山施設の保全と管理について」質問し、町長 菊池一春、建設課長 山内啓伸、農林商工課長 遠藤琢磨が答弁しました。
- 質問者
- 須河徹 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、建設課長 山内啓伸、農林商工課長 遠藤琢磨
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 須河徹
8番、須河です。質問通告書に従いまして、排水路と治山施設の保全と管理について伺います。平成28年の台風被害での復旧作業が終了しましたが、平成29年7月の集中豪雨でも多くの被害が発生しました。発生箇所の中で、特に紅葉川は、平成28年と同じ被害を受けました。近年の気象変動により、局地的集中豪雨による排水路断面積の不足が要因であると思われます。毎年発生する災害に対して、災害復旧費用の削減も含め、災害再発防止対策の強化が必要であります。災害再発防止対策の考えを伺います。一つ目に、平成28年度に災害復旧工事を実施した、紅葉川・山林川・豊坂川の現状を伺いたいと思います。二つ目に、治山施設の現状をどのようにみていられるのか伺いたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「排水路と治山施設の保全と管理について」2点のお尋ねをいただきましたのでお答えをいたします。1点目の「平成28年度に災害復旧工事を実施した、紅葉川・山林川・豊坂川の現状」についてのお尋ねですが、1河川ずつ説明してまいります。まず、紅葉川については、28年8月台風で大きな被害を受けたため、「農業用施設災害復旧事業」、いわゆる農業災事業として、春から復旧工事を実施しておりましたが、今年7月16日の局地的降雨によって、ほぼ同じ区域で被災し、一部では再工事を余儀なくされる事態となりました。これら被災部分の復旧工事ついては、復旧工事中の被災ということで時間を要しましたが、12月4日に査定を終了し、平成29年農業災事業として認定されましたので、今後、速やかに新たな被災部分も含めた工事を再開し、来年夏の完成を予定しております。山林川については、昨年、台風災害前の8月3日に降った大雨による被害を受けたことから、町単独事業として2か年事業で改修工事を実施し、既に落差工7か所の改修工事、西18号排水合流点の強化工事を終了したところでございます。次に、豊坂川については、昨年の台風によりまして、一部、河岸が洗掘され、今年の春、大型土のうを設置いたしましたが、7月の局地的降雨で、施工した場所以外が大きな被害を受けました。復旧工事に当たっては、既に29年農業災の認定を受け、現在、工事を進めており、年度内の完成予定であります。議員ご指摘のとおり、近年雨の降り方が変わってきており、一部排水路では断面が不足しているとの認識を持っています。そういう観点から、山林川においては道営事業での再整備工事に着手しておりますし、度重なる災害を受けている紅葉川については、国営事業での再整備要望や「災害復旧における現状復旧の原則」に対する問題提起について、関係機関や各政党に対し積極的に要請活動を行っておりますのでご理解を願います。次に、2点目の「治山施設の現状をどのようにみているか」とのお尋ねでありますが、現在、訓子府町に復旧治山、小規模治山合わせ延べ79か所において治山施設が建設されております。治山施設の機能は、山間の沢地に治山ダム、土留壁、沈砂池、水路を造成し、土砂流失を防ぎ山林内の浸食を防ぐことを機能としておりますので、既に整備されている治山施設は、治山ダムの機能が発揮され山林も安定している状態であると認識しております。一方で近年の異常気象によりまして、局地的な集中豪雨などが発生しておりますが、治山施設においては、大きな災害を想定した施設整備となっていないことから、上流からの排水流下や新たな土砂流出などにより下流施設への影響が懸念されており、現在の施設で不都合が生じているものに対し、地域からの改善要望が出された場合、施設管理者である北海道と現地確認や協議を行い、必要に応じては、改善要請などを行っていきたいと考えております。今後も関係機関に対し、粘り強く要望活動を行ってまいりますのでご理解を願います。以上、ご質問のあった2点についてお答えさせていただきましたので、ご理解賜りたくお願いいたします。
質問 8番 須河徹
私は一般質問でですね、排水路、治山施設災害復旧についての質問はですね、平成27年第4回定例会、それから28年第4回定例会、そして今年の今現在ということで関連してですね3回目の質問となります。私はですね、平成18年、19年、訓子府またはこの北見地区にですね降雹被害が発生したころからですね、本町のふるさとまつりが行われる前後にですね、非常に集中豪雨とか雹 害ひょうがいの発生が多くなってですね、小河川、それから治山施設での氾濫、溢水いっすい、土砂の流出、非常に被害の発生が多くなること、また多くなっていることを大変懸念しておりました。残念ながら平成28年と29年度の被害状況は大変件数も多くですね、補修工事終了後の再被害発生もあります。やはり被害の再発防止対策がより必要な時代に入ったんではないかなと考えているわけでございます。紅葉川の災害復旧工事において、再発防止対策が何か施されているんであればですね、伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。
答弁 建設課長 山内啓伸(建設課長は2018年3月まで)
どうしても災害復旧で国費の入れる工事になりますと、かなり現況復旧というかたちが多くなる部分がありますので、どうしても今回の紅葉川なんかもそうなんですけども、同じ箇所がやられる部分もあります。ただ状況に応じては現状の元々のブロック高よりも氾濫した水位までブロックを上げる、そういうことが認められて、一部ですけども認められたりしていますし、あと単独事業でいったら、例えば山林川でいいましたら落差工について6か所、今年入れますと7か所になりますけど、7か所の町単での整備をするといったようなかたちで工夫はしているところではありますけれども、やはりこの頃の集中豪雨によって、かなり同じ箇所もやられているというのも実態であるということでございます。
質問 8番 須河徹
紅葉川の質問については平成28年度に質問したときにですね、答弁の中でですね、自民党の政調会においてですね、現状に即した計画高水位への見直しの必要性などをですね、現制度の問題点を指摘したというぐあいな答弁をされております。この高水位の要求に対して今回は何か変化ありましたか、全く変わらない状態で進められているのかお聞きしたいと思います。
答弁 農林商工課長 遠藤琢磨(農林商工課長は2020年3月まで)
ただいまご質問ありました自民党の移動政調会の部分で昨年、それから一昨年につきましては、今、言われたとおり災害復旧事業現況復旧の答弁書にも書いてございますけども、制度の見直し等について強く要望してきたところでございます。今年につきましても先月移動政調会がございまして、その中ではですね、災害復旧事業の制度ではなくて抜本的な改修、国営によります抜本的な改修について町長の方から強く要請をしたところでございます。
質問 8番 須河徹
例えばですね、高水位のやつの対策を求めていたと、28年度ですね、政調会に対して、そのことの対策は受け入れられたんでしょうか。それとも全く原状のままの復帰になったということなんでしょうか。
答弁 農林商工課長 遠藤琢磨(農林商工課長は2020年3月まで)
高水位に対する対策に関しましてはですね、基本的に災害復旧事業につきましては、議員ご承知のとおり現況復旧、河川につきましても農地につきましても道路につきましても現況復旧というのが前提、大原則というふうになってございますので、そういった中で町の方から洪水、新たに被災された部分についての復旧に関して要請は行っておりますが、それがすぐに認められたということではございません。町長もですね、東京に行った際には農水省の方に寄っていただいて、その旨も強くお話をしてきていただいている経過もございますけれども、正直なところ災害復旧事業という事業制度の中では現況復旧というのが原則でございますので難しい。ただですね、査定官が来て査定を行いますので、場所によってはですね、一部、例えば単費でブロックを積んであったり、単費で大型土のうを積んであったりしながら行っているところが被災された場合について、ここもやらなければ、また同じような被害が起きるというような箇所についてはですね、洪水までのブロックを張り直すというようなことも認められるケースもございますけども、基本的には現況復旧ということで、その制度については変わっていないということでご理解願いたいと思います。
質問 8番 須河徹
28年度に紅葉川が復旧されてですね、今年もまた29年度の災害復旧もされるということで、原状復帰ということが原則で進められるということであればですね、やはり紅葉川の場合は非常にブロックより上の位置までですね、水が上がって、当然流されていくと、ブロックも崩されるという状況だということはもう十分理解しております。その中で、ただですね、山林川を見ますればですね、山林川の17号線、日出の町から真っすぐ上がっていったところですね、それが9線と10線の間で17号線と並行して走る部分があります。そこのところは非常に山林川は水があふれてですね、そこに架かる橋の根本がこうえぐられててもですね、ブロックはしっかり残っているんですよね、そこのところと紅葉川が何が違うといえば、やはりそこの山林川は上部までしっかりとブロックが張られている工事がされているという状況なんですよね、ですから道の言うことも当然わかりますし、原状復帰という原則はわかるんですけども、このことを繰り返していけば最初の質問の中で災害復旧の予算も削減していかなければならないと、これ非常に酷な言い方なんですけど、毎年同じことをやっているということがどれだけ多くのお金を使ってしまうのかなということもありますんでですね、これ原状復旧型では限界がある。これもう町長が一番よくわかって、一番それに対して努力されているということも理解しております。一つだけ聞きたいのは原状復帰型で工事が終わった後にですね、単債でその部分の工事というものはやれるのか、やれないのか、また交渉次第では今やれるという話もありましたけども、やる気があるというのは質問がおかしいかもしれませんけど、やる気があるのかどうかちょっと伺いたいと思います。
答弁 建設課長 山内啓伸(建設課長は2018年3月まで)
実際に査定で切られた部分ですとか、そういった部分について単費で工事をするということは可能ですし、実際にやっている部分もございます。ただ根本的な言われているような対策というのはなかなか難しくて、どうしても議員言われるような根本的なやり方を変えるということになると、やはりもうそうなると災害復旧じゃなくて再整備という考え方にもなってしまうという部分もあるんで、それについては先ほど遠藤課長からも答弁したとおり元々国営で整備された河川ということもあるので、それについては元々そういうかたちの再整備、それは下流からということになります。当然真ん中をやることによって下流に影響与えるということになると大変なことになりますから、そういったことを今回の要望では主として要望させていただいたということでございます。
質問 8番 須河徹
非常にしつこいようなんですけども、要望されていることはもう十分わかっています。理解もしております。努力に感謝しているところでございます。ただそれを繰り返していく中で非常にお金もかかる工事になっているということで、やはり全ての改修ではなくてですね、被害を受けた部分の、そういう部分的なものを町単独でやる考えがあるのかないのかということはどうでしょうか、伺いたいと思います。
答弁 建設課長 山内啓伸(建設課長は2018年3月まで)
確かにもう今回の特に紅葉川についてはもう工事をやっている最中に被災を受けるという事態で、もう査定についてもずれ込みました。未満災という言い方をするんですけども、ですからかなり何て言うのか無力感は感じることは確かに感じます。ただ今回のもし今回の雨を止めるまでの措置をするとすれば単費でやる域を相当超えた整備をしなければできなかっただろうというふうに担当としては考えています。ですから単費でやる部分というのは、もうあくまでも限られた部分でしかないのかなというふうに思っています。ですから紅葉川について、もし今回の雨で、国営でやったから今回の雨を止めれたかどうかというのはもうそれはわかりませんけども、再整備ということで国に要請していきたいというふうに考えています。
質問 8番 須河徹
非常に再整備という考え方から抜け出れないと。災害工事で復旧したと。それはもう現状も何も変えない状態での復旧。その後にですね、町単債での、単独での工事を考えていただきたかったんですけども、非常に残念な答弁だなというぐあいに感じております。それとですね、今、全体を改良していかなければ下流部で非常に大きな被害も出るということでですね、例えば紅葉川の上流部の西33号でですね、昨年横断管が流されてですね、断面積大きくして横断管を入れましたよね、そのときに通行止めにもなってですね、今年も同じような状況が出たと。これは現実でございますからあれなんですけども、そうなるとまた横断管サイズの問題など検討事項も出てくると思います。ただですね、昨年の定例会においてですね、断面を大きくする復旧にはその下流域全体に関わる問題となることもありですね、改善が進まない状況となっていますと。今後も関係機関に対し粘り強く要望活動を行ってまいりますという答弁いただいているんですけども、結局そういうことになればですね、下流域の町民の皆さまと改善対策とかをもう今時点から始めていかなければ、片側で要求はしているわ、片側で全く現場の調整ができていないわということも何か不思議な話なんですけども、現在の下流域町民との方々との意見交換というのはやられているのか、やられていないのかお伺いしたいと思います。
答弁 建設課長 山内啓伸(建設課長は2018年3月まで)
33号線が流されたというのは去年の話ですね、去年、今年の話しです。これについては33号線の復旧については一応横断管の径は大きくすることは認められたということで横断管をでかくしたんですけども今年またやられてしまったという部分があります。そういったこともありますけども、昨年度の話ということで、とりあえず復旧事業を行ったということで、特に下流部、33号線の下流部の方々と整備について話し合ったという経過は今のところはないということです。
質問 8番 須河徹
ここからは要望になるとは思うんですけども、非常に全体的な紅葉川の改修も要望していかなければならないということになれば当然並行してですね、下流の地域のみなさんとも協議、どうするんだというのを協議もされてですね、できるだけ早い時期に青写真とかを道なり国なりに提出できるような、そういうことを申し訳ないけど急いでやっていただきたいなと思っているところでございます。今の単独の事業について町長の方から何か一言ありませんでしょうか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
須河議員は大体十分知っていて質問してくれていると思っております。うちの方の職員の方からお話しているように、紅葉川はこの過去10年間にわたってですね、私が町長になってから何度も決壊している。根本的に言うと下の方から、下流側からやはり基盤整備事業をやって暗渠をやってきている。それが上流まで届いた段階で上流から出てくる排水というか地下水、そういったものがですね、やはり今の枡ではもう間に合わなくなってきているというのがもう全町的に皆同じ状況ではないのかと。紅葉川については特に何回も同じ箇所が、特に北栄の山本さん周辺がひどくやられてですね、うちとしても原状復旧を原則としてやっても前年のときはもっと上まで被災しているとかですね、そうすると籠積みもブロックもばらつきが非常に出てきていると。これはね、やはり現実的な災害対応にはならないということで、今年の原状復旧じゃなくて一番今までの最高水位のところまで復旧を全面的にやるべきだと主張しているんだけど、なかなか認められない。だからうちの町単費である一定のところまでの蛇じゃ籠かごを積んだりしながらですね、かさ上げをしながら実施してきたという経緯ありますし、下流域の方でいったら道営事業も入れてですね、少し枡を広げたりなんかして対応してきているというのが今のところです。しかし去年の災害を見てもご覧のとおり、もう今、北栄の南さんのところから災害復旧の関係出していますけど、根本的に言うと駒里の33号のもっと上の方からですね、含めて抜本的な改築をしていかないと駄目だと。こういう主張をこの間の自由民主党の移動政調会のときに私は図面と写真を見せながらやったわけですね、それは代議士も含めて重々よく知っているということだったんですけれども、開発があらためて私のところに来るということだったから、あのときも議員同席していたからおわかりだと思いますけども、今までの過去の訓子府町のやりとり含めて、よく顛末を読んでから来いという話をしたと思うんですけれども、読んできましたわ、本当に。読んできてですね、申し訳ないって謝りましたね、すなわちやる線の整備から面的な整備も含めてやらなきゃならないということを言っていながらいまだにやられていない。こういうですね、開発行政というのは問題ではないのかと。だからもうそんなね、気休めのような答弁はしてほしくないと。だから現実的にこうすると、こういうかたちのこういう事業でやるんだということをするべきだということをこれは強く言っていますので、これは開発の今の担当次長をですね、含めてですね、最善の努力をすると、やらせてもらうということですから、うちで単費使って整備して下流の人たちとの話し合いをというよりも、まずは抜本的な事業の見直し含めてですね、国が何らかのかたちでやるという方針をどうやってやはり下ろさせるかと、それは地元選出の代議士なんかも、あの問題についてはよくわかっていますので、あらためてですね、さらに後ろから開発を押していくようなかたちをとりながらですね、できるだけ早く、状況によっては地元の対応が必要だという状況が出てきたときにはですね、説明会やあるいは協力なんかの要請も、土地の提供とか、いろいろなこと出てきますから、含めてですね、これからやっていかなきゃならないことじゃないかなというふうに考えていますので、ちょっと今の時点ではこの程度しか答えることできませんけども、今後も引き続き努力してまいりますので、お力添えをお願いしたいと思います。
質問 8番 須河徹
非常に大変ご苦労されているということは十分理解できたところでございますけども、現実にですね、例えば小河川があふれると、あふれたところから70m先まで80m先までですね、60cmのかさ上げをしたと、5、6年前に。ところが去年と今年の雨がですね、その80m先でね、今度水があふれるわけなんですよ、60cm高くしたんですよ、そうしたらこの次何をするかといったら、もうまったく個人ですけども、個人でその先からまた50m、60mを60cmかさ上げすると、そういうことをどんどんどんどん続けていかなきゃならない状況です。それはやるのは構わないです。ただ、それだけ本当に時間がない。非常に大きな水が出ているということだけ、当然町長は理解されていると思うんですけれども、今後ともですね、そういう努力を続けていっていただきたいなと思います。次に、治山関係の質問なんですけども、治山施設に関してはですね、治山施設の機能はですね、沢地に治山ダムなどを作り、土砂をためることによって山林内の浸食を防ぐことを機能としておりますので、既に整備された治山施設は土砂が満杯状態となってですね、山林が安定している状態と認識しておりますという答弁いただいたんですけれども、この見解は今も変わらないのかということの質問とですね、治山施設の大方がですね、保安林指定になっているわけでございますけれども、この指定の目的はなんなのかということも伺いたいと思います。
答弁 農林商工課長 遠藤琢磨(農林商工課長は2020年3月まで)
まず治山の機能の認識、1点目でございますけども、基本的には答弁でも言ったように、雨等によりまして浸食が行われ、山の沢地がえぐられる、それによって下流側にも土砂が流入する。それを防ぐための治山というのが目的でございますので、土砂の流出を防ぐというのが最大限の目的になってございますので、現状で言えばですね、現状の中で言えば、今、既に整備された治山については土砂が土留壁、それから治山ダムの中で満杯って言うんですか、治まっている状態でございますので、治山の機能としては山が安定している状態、山、山林側からしてみれば安定しているというような状態での認識はもってございます。ただ須河議員がご指摘されるように、その後も当然雨は降る、雨が降れば沢水が出てくる、治山施設で直したところも当然排水が流れてきてえぐられたり、下流側で土砂が流入したりというのがあるという部分に関しては、そういう部分については当然懸念はしているということでございます。それから保安林指定の目的についてはですね、これはあくまでも今言ったように山林を守るための治山ということでございますので、保安林指定、要件になっているのが一つなんですけれども、保安林指定をすることよりまして、木の伐採、当然治山ですので民有林、個人の方の所有の山林のところに作るというのが大体多いんですけれども、そういう部分に関しては個人の方が治山をした後に木を伐採して、はげ山ということはないですけれども、伐採してそのままにしておくと、当然またそこから崩れたり、土砂が流出したりということがございますので、そういう部分を防ぐというようなことが最大の目的での保安林指定というようなことになるかと思います。要するに制約はつけるというようなことが目的ということでございますので、ご理解願いたいと思います。
質問 8番 須河徹
今の保安林指定の話でありますけども、保安林の指定になっているがためにですね、なかなか保全整備ができない。勝手に立ち入りもできないし、許可がなかなかでないんだというような報告が多々受けてあるわけでありますけども、この保安林もしくは治山のですね、主たる管理責任者というのはどの部署になるのでしょうか、伺います。
答弁 農林商工課長 遠藤琢磨(農林商工課長は2020年3月まで)
管理責任の部署、基本的に治山事業については北海道でございますので、北海道の担当、オホーツク振興局でいえば農政部の森林整備課等が管理主体というようになるかと思います。それから保安林の指定に関しましてはですね、保安林につきましては、林務の方の関係になりますので、東部森林室、北見にございますけども東部森林室等が保安林の管理というような部分になるかと思います。
質問 8番 須河徹
道の林務部林務課、もしくは整備課の主管であるということで、これですね27年の答弁のときにですね、治山事業について、答弁の中でですね、鍋嶋の沢では道庁はですね、治山でできたダムが埋まったのはこれで事業が完了だということを言われ、また事業が完成だといっても上から石が流れてくるのでなんとかほしいという要請を本町はしたと。ところが道の方はこれはできませんというような答弁を受けたそうでございましてですね、本町の行政も道、国、支庁との交渉に大変苦労されていたということがありました。この治山の事業完成についての認識なんですけども、私自身はちょっと違和感を感じております。それはどうこう聞いてもですね、これまでの答弁では治山の土砂が満杯になったら事業が完了なんだという答弁のゆえにこれ以上の修理とか保全はできないというような答弁のように感じております。ところがですね、治山施設事業の完成というのは、治山施設の効果によってですね、やはり法面が崩れない、土砂が流出しない、木がきちんと、保安林も含めて木がきちんと生えて、草木も生えてきて安定した状態になると。それが完成形だというような認識を持っているわけでございます。なんで土砂がごろごろ転がってきて、下の排水を埋めるような治山が完成なのかなと。全く理解しがたいわけでございます。それでですね、今、本町にも先ほど何十か所かの治山があるという説明がございました。それで私も何十か所かの治山を調べてみました。そうするとですね、本当に全く法面が崩れなく、土砂の流出もなく、安定した治山ももう何か所もあります。その反面にですね、いまだ法面は崩れている、土砂が出てくると、そういう不良治山といいますかね、私から言わせば完成されていない治山がそれも何か所かあります。それでこの二つの治山の違いは何かというとですね、治山の目的の中にですね、落ちてくる水をきちんと水路をつけて出しましょうということもあるんですけども、土砂が崩れてきているところには水路工が設置されていないんですよね、これ何人かの方というか聞いたら、いやそれはどうしてそうなったのかわかりませんという答えが返ってきたんですけれども、完成治山の施設はですね、水路工がしっかり作られておるんですよ、これは上からの水をきちんと下まで落としていると。水路工はね、コルゲート水路、それから吹き付けされているところ、それからポリエチレンのU字型工っていうんですか、それらがあります。全く土砂が出て暴れているところには、そういうのが全くないというところであります。不完全型こういう水路工の設置していない治山ダムにですね、水路の必要性があるとは思うんですけども、どのように考えますか、伺います。
答弁 農林商工課長 遠藤琢磨(農林商工課長は2020年3月まで)
治山施設の設計っていうんですか、施工というんですか、その部分の違いを今、ご指摘を受けましたけれども、須河議員がお調べになったとおりですね、やはり水路工があれば、そこのところに排水等が流れて周りに越水していかないと。その結果、土砂も当然流れてこないというような部分というのはもう当然そういうことだと認識はしてございます。ただ水路工があるところ、ないところ、この違いに関しましてはですね、先ほども言ったように治山事業については100%北海道の事業でございますので、北海道が調査をし設計をしその中でどういう形態なのか、どういう構造が必要なのか、そういう部分での施工となってございますので、町の方から、今まではですね、町の方からそういうような要請等というのはできなかったのかしなかったのか、ちょっとわかりませんけども、そういう部分であるところとないところがあったのかと思います。やはり、でも須河議員おっしゃるとおり何かがあれば、水路工があれば多少は防げたり、水路工がないおかげで大量の水が流れてきたときに治山全体に水が走り土砂が流出していくというようなことは考えられますのでご理解を願いたいと思います。
質問 8番 須河徹
今の答弁でですね、これは水路工の要請をしますというような答弁までいただけなかったのがちょっと残念だなと思うところでございますけども、これについては十分ですね、そんなに数は多くないです。今暴れている治山というのは。ですからやはり道との協議の中で水路工をしっかり設置していただければですね、中に入ってユンボで土砂を上げるとか、そういうことはしなくて済むと思います。だからぜひですね、この工法のものも含めてですね、要望していただきたいと思います。それとですね、もう1点、今年の春にですね、ポリエチレン管が五、六十cmはずれている個所があったんですよ。それを建設課にも申し上げたんですけども、今50cm離れているところをですね、1mぐらいでつないでしまえばですね、まだまだ使えるんですけれども、離れているがためにそこから水が落ちてですね、根元をえぐられ、もう排水路が駄目になっていくと。もうそれは素人が見てもわかるんですけども、そういう場所のですね、対応をどのように考えているか伺いたいと思います。
答弁 農林商工課長 遠藤琢磨(農林商工課長は2020年3月まで)
今、施設の中で、例をいいますとポリエチレン管が外れていたりしている部分、それに関しましてはですね、実は過去にもですね、そういうところがございまして、何年前だったですか、治山の担当の方にですね、町の方から要請をした経過はございます。そのときにも町の単費でも直してもいいかどうかというような問い合わせも当然している顛末もございますので、そうした中でそういう軽易なものに関しては町の方でやっていただけるんであればいいというような、多分、管理者の方からは返答があると思いますので、そうした中でそういうのが出たときには再度ですね、現地を見てもらったり、写真を提示したりしながらですね、町の方でその部分を補修していいのかどうか確認をしながら、町の予算もございますので、必ずできる、できないというのはちょっと今この場では言えませんけども、そういうことは進めていくことはできると思いますのでご理解願いたいと思います。
質問 8番 須河徹
今のようにですね、50cm離れているということも、いろいろ点検していってわかったわけでございますけども、今、その前に聞きましたね、主たる管理者どこかというと道がという返答でございましたので、多分、町の職員の方が見回ってはいるとは思うんですけども、多分そこまで上がって見るということの機会は少ないと思うんですよね、ですからできるだけやはり地先の方もかなり真剣に見ておりますのでですね、そういう点検の方法も道と協議するなり、地先の人の話をですね、聞いて、この箇所もですね、早急に補修をお願いしたいなと思うところでございます。治山についてもですね、非常に気象変動に関わってですね、集中豪雨、台風などがあってですね、大変なときになっているとは思いますけども、異常な集中豪雨だというものの考え方からですね、今後はやはり異常だという考え方でなくて、もう恒常的にこれからはこういう雨の量が出てくるんだという視点に立ってですね、防災対策をしていただきたいなと思うわけでございます。それから、あまり一つの個所が大きく被害を受ける前にですね、細かいところで補修をしていただきたいなということでございます。そういう面も含めまして、町の単独事業の必要性もお願いしたいわけでございますけども、全体を通じてこの辺の町長の考え方を伺いたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ちょっと時間いただけますか。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
今、治山事業に対する現実的ないろいろな対応について、議員の方からご指摘がございました。一つは大きい件でいいますと、治山ではないんですけども、先ほどの紅葉川のことも含めて、今、山林川を抜本的な常呂川の末端から柏丘の方まで全面的な整備をしていこうということを今やって、もう既に始まっています。これは町河川といいながら、道の事業を整備事業を入れながら町が2割ぐらいの負担で実施していくということですけども、当初10億円の事業費が今大体35億円から40億円近い金になっていると。これは紅葉川ってことになると、もっといくんじゃないかと。そうするとわれわれが町で成し得ることというのは復旧にプラスアルファで何とかそのところの対応ということでやっているんですけども、これは抜本的な解決にはならないということでご理解いただきたいと。ですから国、管理している当初施工した国の責任においてやってもらうんだということが1点、それからもう1点でいいますと、治山でいきますとですね、確かにご指摘のとおり私、前の答弁で鍋嶋川の例を話して、どんどん治山、川が山が治まるという上を大きな石がごろごろ転がっていくと、これで完成といえるかどうかって、これ議論になりました。それであのときの災害ですから、ダムのところの土砂を全部取り除くと。これは道庁顔色変わりましたね、治山事業の根本的なところが変わってくると。俺は逮捕されてもいいから地元の住民救うためにはやれって、こう職員に命令しました。こういう現実の対応というのはやはりね、随所で出てきているんですよ、治山事業70か所ぐらいがあって、実は河川整備か治山かといったときに、工法する整備の手法ってそんなにないわけですよ。そうすると私どもはあまた多い流末の整備で道の林務部にお願いをして、そして治山事業を入れてくださいと、して町有林を民有地の山をちゃんとやりますからとお願いしてやってきたという経緯があります。そのとき道の設計なり状況から行くと、今、議員が言ったように水路工はなくてもやっていけるだろうと、こういう僕は設計だったと思うんですよね、今もう前からも言っているように、上流部というか、上の方が平になってきているわけですよ。そうすると水の流れが変わってきている。そうすると水路工は当初なくてもよかったのが、どんどん畑の水が流されてくる。そうするともう従来の設計や治山ではもう対応できないということが今の原状ではないのかというふうに思います。あらためて今の農家の耕作や畑の状況をきちんともう1回捉えて、この治山事業の復旧なり、あるいは強化なり、さらに加えてこの、議員がご指摘のとおり水路工を設置するかどうかと、こんなことの要請も含めてですね、あらためて畑作の状況というか、私どもの農業の状況が変わってきている中で対応できる治山事業についてですね、一緒になって考えていく世論を形成していかなきゃいけないと思っています。それと同時に、とはいいながらも、もう時間がないんだと、これを町で成し得ることっていうのはどこまで成し得るかということはこれはこれから私どももやはり考えていかなきゃならないことですので、どこまで期待に応えれるかどうかっていうのはわかりませんけども、そういう防災の観点からも含めてですね、現状に合った対応の仕方をこれからも一層やっていきたいというのが考え方です。
質問 8番 須河徹
ただいま町長から非常に心強い答弁をいただきましたのでですね、ぜひそういう方向で進んでいただきたいと思います。それでは、2点目の質問に入りたいと思います。