訓子府町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月12日
パブリックアートによるまちづくり事業について
2017年9月12日、訓子府町議会の一般質問で、山田日出夫議員が「パブリックアートによるまちづくり事業について」質問し、教育長 林秀貴、社会教育課長 高橋治が答弁しました。
- 質問者
- 山田日出夫 議員
- 答弁者
- 教育長 林秀貴、社会教育課長 高橋治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 山田日出夫
それでは2点目に移りたいと思います。パブリックアートによるまちづくり事業についてお伺いします。彫刻作品のレクリエーション公園移設で町内世論を喚起した中でスタートした本事業は、町民も未体験のユニークな各プログラムが実施され、一定の成果を上げたと考えております。今後の有意義な事業展開に向けて3点伺いますので簡潔な答弁を求めたいと思います。1、各プログラムの町民と大学側の参加者数とその傾向について伺います。2、総体的な成果を伺います。今回のですね。また反省する点があるとすればどのような点か伺います。3、今後、プログラムの実施に向けて、いかに多くの町民の理解と参加を求めていくのか伺いたいと思います。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
ただいま「パブリックアートによるまちづくり事業について」3点のお尋ねをいただきましたので、お答えさせていただきます。昨年度策定した「次代へつなぐ訓子府町文化芸術活動方針」に基づき、今年度より武蔵野美術大学と連携しながら「彫刻作品公開制作」や「黒板ジャック」などさまざまなプログラムを実施し、多くの町民の皆さまに参加していただき、その様子は各報道機関で大きく取り上げられたところです。まず1点目の「各プログラムの町民と大学側の参加者数とその傾向について」のお尋ねがありました。一つ目として「彫刻作品公開制作」につきましては、8月8日から26日までの19日間、公民館の敷地内で武蔵野美術大学造形学部彫刻学科助手の山本麻璃絵氏により、昨年8月の台風で倒れた訓子府小学校の保存樹木であったハルニレの木を使った彫刻作品「くわ・くわ・くわ」を制作していただきました。公開制作ということで、ハルニレの丸太が3体の彫刻作品に変化していく姿を延べ約200人の方に見ていただくことができ、作品は現在、公民館に展示しております。二つ目の「彫刻体験ワークショップ」につきましては、8月12日、公民館において、公開制作の作者であります山本麻璃絵氏を講師に、小学生を中心に30人が参加しました。公開制作で出たハルニレの端材を材料に、子どもたちの個性豊かな作品が作られました。三つ目として「黒板ジャック」につきましては、8月20日制作、翌21日公開で、武蔵野美術大学の学生9人により、訓子府中学校では全6クラス、訓子府小学校と居武士小学校ではそれぞれ一つの教室に一般公開用として黒板にチョーク絵を制作していただきました。鑑賞者は各小中学校の児童・生徒と教職員で440人、8月21日から23日の3日間の一般公開で145人と、多くの皆さまに鑑賞していただき、誰もが驚きと感動に包まれておりました。四つ目の「対話型作品鑑賞会」につきましては、黒板ジャックを制作した学生9人と公開制作の山本氏の10人により、8月19日には一般の方々を対象に32人、21日には訓子府中学校1・2年生と教職員105人を対象に実施しました。学生の本物の作品を教材に参加者が自由に発言したり作者の考えを聞いたりして芸術への興味・関心を広げることができました。五つ目として「キッズアート体験」につきましては、子育てサークルOHANAのお母さん方による企画で、8月11日と12日の2日間、レクリエーション公園の水本修二氏彫刻作品「関係空間」の前の敷地で実施し、未就学児と保護者など88人が参加しました。道路にのびのびとチョーク絵を描いたり、手や足を使って和紙に絵を描いた和風ランタンを制作して、親子で遊びながら楽しく芸術に触れる機会となりました。今回のプログラムでは、全体で延べ千人ほどの参加がありましたが、今回の参加傾向といたしましては、子どもを対象とした事業が多かったこともあり、幼児や小中学生の子どもたちが8割、大人が2割の参加状況でありました。次に、2点目の「総体的な成果と反省点」についてのお尋ねでございます。武蔵野美術大学との連携事業としては、初年度ということもあり手探りの中での実施でありましたが、町民の皆さま、各小中学校やこども園などの関係機関・団体の理解と協力を得ながら、多くの皆さまに参加していただいたことにより、事業を通して芸術文化への理解が深められたと感じております。特に、形としてなくなったハルニレの木が彫刻作品やワークショップの作品という形として残せたことは、本町の歴史や文化を次代につなげていくことでは大変意義深いと感じております。また、子どもたちを中心とした各事業につきましては、驚きや感動により芸術への興味・関心を深めることができ、さらに芸術の多様な価値観や考え方に出会い、創造性やコミュニケーション能力が育まれたのではないかと考えております。課題といたしましては、事業初年度のため、まずは子どもたちへの機会提供を図ることを考えていたため、大人の方々の参加割合が少なかったことや、8月に事業が集中したことなどがあげられます。次に、3点目の「今後、プログラムの実施に向けて、いかに多くの町民の理解と参加を進めていくのか」についてのお尋ねでございます。本年度のプログラムの成果や課題をしっかりと検証し、各関係機関・団体との連携を図りながら今後のプログラムに生かし、さまざまな媒体で広く周知し、わかりやすく関心を持てるよう町民に伝えながら、多くの皆さまが参加できる機会を提供していきたいと考えております。以上、お尋ねのありました3点についてお答えいたしましたので、ご理解賜りますようよろしくお願いします。
質問 10番 山田日出夫
ありがとうございました。私はこの事業は訓子府で初めてというか芸術や文化を真正面から取り上げた事業はなかったと記憶しておりますし、非常にそういう点では実施そのものがよかったと思います。彫刻の移設だけだったらちょっと話にならないんだけれども、この事業がずっと10年間されることによって、子どもたちの心に、特にですね、子どもたちの心に種をまいてですね、そして10年間の間に水をやっていただいて子どもたちの多様ないろいろな感じ方が花咲いていくんでないかと。そういう点では、道路を作ったりですね、建物を建てたりという事業とは、また別な非常に重要なことだと思って評価をしているし、これからもそういう評価をされる事業であってほしいと思っているわけです。それで今回参観させてもらって感銘も受けたし、私個人的にはプラスの思考で評価していますけども、このプログラムを選ぶときにですね、町民の何か意見とか何か意思というのは、反映された過程はありますか。端的にお願いします。
答弁 社会教育課長 高橋治(社会教育課長は2020年3月まで)
ただいま、山田議員の方から、このプログラムについて、町民の意見の反映についてということでお尋ねがありました。これらにつきましては私どもが原案を考えてですね、社会教育委員会議などでも協議をさせていただきましたが、なかなか初めてということもありですね、概要だけをお示ししたようなかたちとですね、具体的には、その後大学との協議の中で進んでいったということですので、そのようなことでご回答させていただきます。
質問 10番 山田日出夫
最初のことでもありますしね、まずプログラムを固めて成功させるということが大事なので、そういうかたちでもやも得ないと思います。ただあとこれから長い間やりますんですね、ぜひ社会教育委員ももちろんそうお役目ですからご意見を聞くということは大事ですけども、町民の意見を、アンケートやなんかを会場に置いてあったのかな、そういうことも含めてですね、さらに町民の意向というか意見をですね反映して、みんながやっているんだと、私も参加した、私の考えもここに入っているんだよというような流れを少しずつ何年かかかるかもしれないけども、そういうようなことをしてほしいと思いますけども、教育長その辺どうでしょうかね。
答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)
例えば先ほど紹介した事業の中でも、昨年「関係空間」を移設した後に文化芸術シンポジウムを開催した後に、その参加者から自分たちも自らそういうことをやりたいということでキッズアート体験につながったことや、まだ一部そういうところで冬のお祭りに向けてやりたいというお話も聞いていますので、その中でより来年度以降に向けてですね、さまざまな方からご意見を伺いながら充実した文化芸術活動の特にアート・タウン・プロジェクトに向けて武蔵美大と連携しながらしっかりとやっていきたいと思っております。
質問 10番 山田日出夫
今、教育長から回答いただいたことだと思うんですよね。ぜひとも、主役は町民ですから、常に町民の意見、町民の参加、町民の評価というか、町民に成果が表れるように、これからも配慮していただきたい。それを述べて私の質問を終わりたいと思います。