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訓子府町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月10日

訓子府町における今後の財政状況

2017年3月10日、訓子府町議会の一般質問で、須河徹議員が「訓子府町における今後の財政状況」について質問し、町長 菊池一春、企画財政課長 伊田彰が答弁しました。

質問者
須河徹 議員
答弁者
町長 菊池一春、企画財政課長 伊田彰

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 須河徹

2点目の質問に、本町における今後の財政状況について伺います。人口減少は産業の衰退を招き、町民活動も衰退し、税収の大幅に減収につながると考えられます。人口減少および施設整備による今後の財政状況を伺いたい。1番目に、若者が高校、大学、就職などで大都市や地方の中核都市に集まり、高齢者は生活環境が整っている地方の都市に居住する。このような状態についての問題点と対応を伺いたい。2番目に、スポーツセンターの建て替えの財源と財政状況を伺いたいという第2項目目の質問に行きたいと思いますけれどもよろしいでしょうか。

質問 2番 須河徹

1項目自体の質問はしませんけれども、関連しているものですから。

質問 2番 須河徹

はい。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「訓子府町における今後の財政状況」について2点のお尋ねをいただきました。はじめに人口減少の財政状況への影響につきましては、歳入では町税、交付税等の減少が考えられます。平成19年度と平成27年度の決算を比較しますと人口で776人、12.9%の減、町税では2,808万円、4.9%の減少にあります。また、地方交付税につきましては、法律では「地方団体が自主的にその財産を管理し、及び行政を執行する機能を損なわずに、その財源の均衡化を図り、及び地方交付税の交付の基準の設定を通じて地方行政の計画的な運営を保障することによって、地方自治体の本旨の実現に資するとともに、地方団体の独立性を強化する」と規定されています。そういったことからは、人口減少に伴い歳出につきましても減少することが考えられ、交付税制度が継続する限りは地方行政の計画的な運営は保障されていると言えます。それでは1点目の「若者が大都市や地方の中核都市に集まり、高齢者は生活環境が整備されている地方に居住する状況について」のお尋ねがございました。若者の都市部への集中は、昭和30年代から始まり労働力供給により地方が日本の高度経済成長を支えていました。時代背景は違うものの現在も多くの若者が仕事を求めて都市部に集中している状況にあります。一方、本町の状況につきましては、先ほどの回答で触れさせていただきましたが、昨年1年間の人口移動では15歳から35歳までの年代で転出が105人、転入が73人で32人の転出超過、平成27年は9人、平成26年は20人と推移しています。また、65歳以上の高齢者の人口移動につきましては、平成28年で転出21人、転入12人と9人の転出超過、平成27年は9人、平成26年は8人で推移しています。また国では、まち・ひと・しごと創生総合戦略で東京在住者のうち50代男性の半数以上、50代女性および60代の約3割が地方への移住の意向を示していることを背景に、東京都の高齢化問題への対応や地方への人の流れを推進することを目的に、高齢者のための福祉施設を整備するのではなく、中高年齢者が主体となって、地域社会に溶け込みながら健康でアクティブな生活を送ることができるコミュニティづくり、まちづくりを行う「生涯活躍のまち」構想を策定し、積極的に地方版総合戦略での実施を進めています。このようなことから議員が言われる、高齢者が生活環境の整備されている地方に居住する状況については、国家戦略として推し進められると思います。2点目に「スポーツセンターの建て替えの財源と財政状況」についてのお尋ねがありました。スポーツセンターの建て替えの財源につきましては、基本設計に関する住民説明会、広報折り込みなどでもご説明していますが、現段階の状況といたしましては、全体事業費概算額が15億6,660万円、国の学校施設環境改善交付金(社会体育施設整備事業)が1億4,600万円、過疎対策事業債借り入れが8億1,400万円、特定目的基金の社会資本整備基金から6億660万円を繰り入れすることで推計しているところであります。あくまで推計でありますので、平成29年度予算で提案させていただいている実施設計の結果や発注時点の経済情勢などにより変動があることはご理解願います。次に、財政状況につきましては、平成28年度末の見込みでありますが、住民の方に説明した公債残高では5,330万円の減、基金残高では1億7,650万円の増となり、若干ではありますが好転している状況にあります。また、昨年11月6日に財務省の「財政状況把握の実地検査」におきましては、平成32年度までの債務償還能力および資金繰り状況について大型事業実施に伴い現在よりは長期化、低下するものの「留意すべき状況にないと考えられる」との評価をいただいているところです。以上、お尋ねのありました2点につきましてお答えいたしましたので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。

質問 2番 須河徹

ただいま若者が都市に集まり、高齢者の方が地方に行くというところの答弁でございましたけれども、ここにですね、若者が移住するというときに、何を条件に移住するかというアンケート調査がございます。その中に他の町に移住をするときに選ぶ項目としては、1番目にですね、住宅の広さ、間取りなどが大事であると。2番目に交通の便がよいことが大事であると。3番目に自然環境がよいことが大事であると。4番目に医療・福祉の充実が大事であると。5番目に治安がよいこと。6番目に商業施設の充実。7番目に地域のイメージがよいこと。8番目に子育て環境がよいこと。9番目に行政サービスがよいこと。これは国土交通省がですね、土地に関する基本的政策という中で個人の意識調査というアンケートの中で出た結果でございます。これは非常に地域行政にとっては厳しいいい方をしますれば、行政管内に住んでいる以外の住民にとってはですね、なかなか行政サービスの高さというのを評価されていないというのもある、一面にあるのではないのかなということが表れていると思います。そのためにですね、決して訓子府の行政が悪いとか、そういうことを言っているわけではなくてですね、次の新たな定住政策として、そういう一面も考えていかなければならないのかなという提言でございます。財政負担が増加してですね、非常に人口の維持、増加の政策としては非常に厳しい状況があるということはもう重々感じているわけでございます。その上でですね、あらためて移住促進を図りですね、人口抑制を考えるのであればですね、やはり町外の人たちが本町に求めているものは何かと。そのことを整備することによって定住が促進される可能性があるという話でございます。そういう面に対してですね、どのように考えるか伺いたいと思います。

答弁 企画財政課長 伊田彰(企画財政課長は2019年6月まで)

ただいま、国交省でアンケート調査の結果も含めてのご質問だと思います。そういった意味では1番目にある住宅の広さ等の部分でいくと非常に、狭いところに住まわれている方なのかなというところからいくと都会の方が多いのかなというような見方もできるかなというふうに思います。そういった意味では昨年も他の議員の方からも、子育て宣言の町まではいっていなかったですけれども、そういった意味の外に対するアピールが一定程度必要ではないかということもご意見として伺っておりまして、可能な限りホームページ等ではですね、子育て支援策の一覧表とかですね、そういった部分を掲載しながら空き家バンクの項目の中で掲載している部分がございますけれども、そういった意味では、このアンケートからいくと、ちょっと働く場所がないというところが、ちょっとどういうふうに考えているかなというのがちょっと気になるところでございますけれども、やはり一番最初はやはり働く場がどうなんだというところがやはり、働く世代としては必要性があるのかなというふうには理解しておりますけれども、移住も定住も含めて進めてまいりますので、そういう意味では発信も含めてですね、今後やっていきたいと思っておりますのでご理解いただきたいと思います。

質問 2番 須河徹

今言われたとおり確かに働く場所等のことも含めてでありますけれども、これはあくまで訓子府町という立地の中で就業する場所が近郊市町村ということを前提にすればですね、働く場所が北見市にある。でも賃貸の中から、先ほど言ったように賃貸の住宅の中から北見市に働きにいっている、訓子府以外に求めている方たちの定住を促進するということです。ですから、この中では商業施設の充実は6番目に入って、そんなに大きな問題ではないんですよ。それはなぜかというとやはり交通の便がいいということで、商業については、その他市町に行ってしまうということの表れでもありますし、非常に危険な状況でもあるんですけれども、このことも踏まえてですね、やはり外から訓子府町をどう見るかという視点も考えて、町のかたち、定住のかたちを考えてですね、これからの行政に一つ入れれるものがあるならば入れてやっていただきたいなと思います。非常に時間もないので申し訳ないんですけれども、急がさせていただきます。最後の質問になりますけれども、これ3月4日土曜日の北海道新聞に若者の住める町へ挑戦ということで財政再建団体の記事が載っておりました。記事の中には該当団体がなぜ破綻したのかという記事が載っておられましてですね、1番に該当団体の企業倒産による従業員退職金の支払いのために土地、家屋等を大きなお金で行政が購入したと。それから2番目に観光開発、リゾート施設等、第3セクターの施設をやはりこれも行政で買い取ったと。それから3番目に借金が膨らんだ状況の中での会計手法に誤りが、誤りがあったと書いていませんけれども、文章をそのまま読みますと、前年出納閉鎖にする5月末までに一時的に金融機関から資金を借り入れ、前年借り入れを返済、この借り入れを繰り返して赤字を隠したと。これ北海道新聞に載っている記事ですから、私が言っているわけではございません。そういう中でですね、この市は向こう10年間26億円ずつ借金を返済しなければならないという記事が載っておりました。本町においてこども園の建設、スポーツセンターの建設など、非常に大きな財政出動を行っているところでございますが、この財政再建団体の財政状態と本町の違いについて所感があれば最後に町長に伺いたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

先ほどの若者が移住する条件で九つの柱立てを国土交通省の方でまとめました。なんのことはない、バランスのとれた行政運営や町をいかにして均衡のとれた町を維持していくのか、あるいはつくり上げていくのかということは当たり前のことを町外者の方も望んでいるのではないのか。私たちが行政の努力、活性化、新しい総合計画も含めて、私は住宅や交通、自然や医療、商業や、それこそ子育てや行政サービス含めて、新たなる挑戦をこの9項目を含めたことをかなりやっていかなければいけないというね、そこがやはり大事なことなのではないのかなと思いますし、ただ企画財政課長がいっていましたように、どうやって発信していくのかということについては、もっと町のアピールを広めていっていいのではないのかということは、これから一つの検討課題というよりも、もう実施していかなければならない状況にきているのではないかなと思います。それから、あらためて道新の夕張を例にとった再建団体に陥った鈴木市政の状況が大きくクローズアップされていました。ともすると私たちは夕張と同じにならないかといういい方をします。ちょっと考えなければいけないのは、やはり国のエネルギー政策の転換ということが大きな問題であります。すなわちそれは炭鉱、石炭産業から石油、化学燃料に変わっていく状況の中で基幹産業が石炭を中心として農業も非常に脆弱な、メロンぐらいしかないという状況の中で夕張が結局は国の政策の中で振興していた、そういった石炭が崩壊していく中で観光に頼っていかざるを得なかったという問題があります。それは中田市長が進めていた状況の中でどんどんリゾート法の関連も含めて観光政策に公共施設が買い取りながら、あるいはあらたなる石炭村等もつくりながら借金をどんどん膨らましていったということがあるのではないでしょうか。さらにまた会計手法の問題であれば、決算期の出し入れの問題や特別会計の出し入れ等も含めて、私はある意味ではここに本当に自治が形成されていたのかと。その点でいうと議会も、あるいは監査委員も含めて、やはり夕張のこの厳しい状況の中ではやはり市制に対する、一つの中田市政に対する信頼があったといえばそれまでですけれども、あらためて一人一人の住民自治が問われているのではないのかという点では決して夕張のことというのは、夕張だけの責任は持てません。これ行政、国や北海道の責任もあります。ですから、われわれは先の工藤議員の質問にも答えましたように、やはりそれぞれの市町村が自治をあらためて住民主体の自治をつくり上げていきながらチェック、あるいは建設的な提案、そして本当にこの町に住んでいてよかったという町をちゃんとつくっていく責任が行政にあるのではないのかと思っていますので、夕張のような状況をつくってはいけないと思いまして、最善の努力をしていかなければならないというふうに考えているところでございます。

質問 2番 須河徹

非常に今の所感については安心するところでございます。非常に最後になりますけれども、菊池町長、より一層の努力を願いまして、非常に大型事業も多い中でございますけれども、町民の理解を受けて本当に町民が住めるまちづくりを推進していただきたいなと思います。これにて、私の一般質問を終わらせていただきます。

出典:訓子府町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月10日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる