みんなの議会

訓子府町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月14日

パブリックアートによるまちづくり事業の今後の具体的方針について

2016年9月14日、訓子府町議会の一般質問で、余湖龍三議員が「パブリックアートによるまちづくり事業の今後の具体的方針について」質問し、教育長 林秀貴、社会教育課長 高橋治、町長 菊池一春が答弁しました。

質問者
余湖龍三 議員
答弁者
教育長 林秀貴、社会教育課長 高橋治、町長 菊池一春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 余湖龍三

6番、余湖です。通告に従いまして、一般質問を行いますのでよろしくお願いします。一般質問の一つ目は、パブリックアートによるまちづくり事業の今後の具体的方針についてということでお聞きいたします。訓子府町出身の芸術家の彫刻の移転に端を発した訓子府町の芸術文化活動は7月の臨時会での可決により一連の活動方針と彫刻の移転については認められたものと思います。ただ採決については、賛成5、反対4という結果が示すとおり、そのことについては今後に対しても大きな問題を含むものとして考えなければならないと感じています。5月の全員協議会において、この事業の来年度からのパブリックアートによるまちづくりの事業として武蔵野美術大学彫刻学科との産官学プロジェクトということで交流を進めることに対して10年間の計画が示されましたが、臨時会では10年じゃなくて5年やって5年見直しというようなことも言っていましたが、そのことについての予算というか具体的な金額については来年度なのでということで中身に対してもどれぐらいの予算、お金をかけるのかも示されていません。このことの今後についてお尋ねいたします。一つ、彫刻移転と今後の武蔵野美術大学との連携について、どのように考えているのかお尋ねします。二つ、具体的な内容はどのようなものなのか、どのくらいの予算を考えているのかお尋ねします。三つ、この事業に対して、町民の理解は得られているとは思いません。今後の町民への説明・理解・納得をどのように得ていくのかお尋ねします。以上、よろしくお願いします。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

「パブリックアートによるまちづくり事業の今後の具体的方針について」3点のお尋ねがありましたのでお答えをいたします。先の臨時町議会でご説明いたしました訓子府町文化芸術活動方針につきましては、開基120年を迎えた今、あらためて本町の文化芸術振興の方向性について策定したもので、文化芸術活動が歴史・生活・文化の「過去」「現在」「未来」をつなげ、郷土を形成していくという基本方針を策定いたしました。まず、1点目の「彫刻移転と今後の武蔵野美術大学との連携についてどのように考えるのか」についてのお尋ねでございます。文化芸術活動方針の取り組みの一つとして、多彩な文化芸術活動に触れる機会の提供と人材育成として「パブリックアートによるまちづくり」を今後展開していくこととしておりますが、水本修二氏の彫刻作品「関係空間」の移設に伴い、水本氏の出身大学であり、後進への指導をしていた武蔵野美術大学の関係者から多くの支援をいただき武蔵野美術大学との関係を築くことができました。武蔵野美術大学につきましては、日本を代表する芸術に関する専門的な学術研究・教育機関であり、大学と連携することにより本町の町民や子どもたちの文化芸術活動の充実が図られると考えております。次に、2点目の「具体的な内容はどのようなもので、どのくらいの予算を考えているのか」についてのお尋ねでございます。一つ目といたしまして、水本修二氏の彫刻作品「関係空間」の移設とともに、町民の文化芸術に関する関心や理解を深めるために、芸術とひとづくりやまちづくりに関する講演を行ってまいります。二つ目として、平成29年度以降に武蔵野美術大学産官学プロジェクトの協力を得ながら学校や地域において子どもから大人までを対象としたワークショップ的な事業を展開し、「表現すること」「感じ取ること」の大切さを学びながら、子どもたちにとってはふるさと訓子府での貴重な体験の一つ一つが郷土愛を育むもので夢と希望を与えると考えております。三つ目として、武蔵野美術大学から推薦いただいた学生の作品を町内に設置し展示することを考えております。この取り組みは平成29年度から当面は5年間実施し、途中見直しを図りながら継続を考えております。また、当初は彫刻中心に展開をしていきたいと考えておりますが、武蔵野美術大学とも協議を行いながら、絵画などさまざまな芸術分野にも広げていきたいと考えております。四つ目として、町内に設置されている彫刻等の作品の清掃や修繕を含めた適正な維持管理を行い、貴重な文化資源を町民と共に保存していくことを考えております。こうした芸術鑑賞や創作活動、文化資源の保存などの機会を通じて、町民や子どもたちの心を育む教育活動を進めることによって、ふるさとの歴史や自然・文化を大切にし、受け継いでいく人材育成を図ることが重要と考えます。予算的なことでありますが、現在のところ学生の芸術作品の材料費などの制作支援や、ワークショップ等のソフト事業の経費が予算として考えられますが、現段階では、大学側と詳細について協議を行っているところでありますので、ご理解をお願いします。次に、3点目の「今後の町民への説明・理解・納得をどのように得ていくのか」についてのお尋ねでございます。今後の町民への説明につきましては、生涯学習情報誌などで事業の周知を図っていくとともに、文化団体や子どもたちなど町民の皆さんにも企画段階から参画をいただくことで、町民の理解を図っていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。以上、お尋ねのありました3点についてお答えいたしましたので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。

質問 6番 余湖龍三

ありがとうございます。お答えの中にですね、私が一番聞きたかったことが全然入っていませんので再度お聞きしたいと思います。このことにつきましては、7月の臨時会で大まかなところは可決されたということで、こういう事業を進めていくんだということについては、私はなんの問題もないのではないかなと思います。ただこれが可決されて町民に知らされた場面が、議会だよりとか私の広報紙の関係で町民の中に知らせた場面があるんですけれども、これによって、やはり町民の方からの反響といいますか、かなりのものがあります。まず、第一番目にお聞きしますけれども、3点目として、今後町民にどのようなことで理解とか納得するようなことを考えているのかということをお聞きしましたけれども、まずは現在の段階で町民の理解はどれぐらい得られているというふうに考えますか。

答弁 社会教育課長 高橋治(社会教育課長は2020年3月まで)

今、余湖議員からお尋ねのありました町民にどのくらい理解が得られているかのご質問の答えでございます。私どもも9月1日発行のまなベルですとか、それから今後におきましては文化団体の役員会、それから社会教育委員会議などを通じてですね、理解を広めていきたいと考えておりますし、引き続き、まなベルにつきましては、シリーズ化をしてこういった事業の説明をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を願いたいと思います。

質問 6番 余湖龍三

それはこれからそういうふうに進めていくということで、どれぐらいの人が実際にこのことについて納得しているのか、納得はきっとしていませんけれども、まず周知の段階でこの事業についてどれぐらい理解しているのかということのお答えを聞きたかったんですけれども、私から言わせますと、本当に町民の3割、4割の方がこのことを知っていて、1割、2割の方が中身のことを何とか知っているのではないのかってその程度ではないかと思います。非常にまだ理解については乏しいのではないかと思います。それでは私はこの質問の中で具体的な数字を聞きたいということを通告書にお書きしたんですけれども、その答えはまだ協議中などというようなことで具体的な数字の回答はございませんでしたけれども、ただこの間、可決された中で、要するに本年度については彫刻の移設について890万円、それに対する講演会について30万円、要するに920万円というお金をこの事業にまず使うのだという数字が出ました。この数字だけでも非常に町民としては驚きの数字ではなかったかと思いますけれども、今教育長にこれからお聞きしても教育長としては当然これぐらいかかるだろう、これぐらいのものは普通じゃないかというような返答をなさるのだと思いますけれども、これ今度町民にとっては要するに1千万円近いお金を訳のわからないという言い方はあまりしませんけれども、自分たちが見たこともない彫刻を移設することに対して、それだけのお金をかけるということに対する驚きはすごいものがあると思うんですけれども、そういう反応はお聞きになっていませんか。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

まず、町民への周知の部分でございますけど、芸術文化の部分でいいますと今までもお答えしていますように、この開基120年と総合計画を含めた、この契機を含めまして、あらためて教育委員会として文化芸術の振興についての方針を定めさせていただいたことをまずはご理解いただきたいと思います。その中でその一つとしてパブリックアートのまちづくりというものを今後展開していくということで、まず第一弾として可決いただきました水本修二さんの「関係空間」を本町に移設した中でさらなるそういうことを含めた文化芸術を図るということを考えているところで、お金の問題と町民からどのような反応があったかという部分でございますけど、私どもとしては芸術文化を進める中で、この作品を含めた中の芸術振興を図っていくことで町民の多くの方の理解を得ながら、その辺を進めたいと思っていますし、その890万円に関する経費に対して高いか安いかという、いろいろなさまざまな議論もあるかと思いますけど、私どもは貴重なそういう作品を移設するにあたって適正な価格だと思っていますので、その辺のことをご理解をいただきたいと思います。

質問 6番 余湖龍三

きっと教育長は立場上そういう返答になるのだと思います。もちろん。890万円が高いか安いかなんてことは私もわかりませんし、そういうものを実際にやるにあたって、それだけかかるんだと言われればそれはそうなのかもしれません。ただ、今、教育長が言っていましたけれども、これを開基120年を機にして今後の芸術文化の振興を図るんだという意味合いは非常によくわかります。ですからそれはある意味、この間の可決でそれは納得した面ですけれども、ただ考えてみてほしいんですけれども、この問題というのは、はっきり言いますと5月に突然出てきた話でありまして、去年から開基120年の話をする間の中では、かけらも出てこなかったようなお話だと。その認識だけは持ってほしいと思います。それは町民も一緒です。ですからびっくりしたんですよ。これがやはり長期の計画の中で2年、3年の計画の中で開基120年になったら芸術文化をそれ以降進めるというようなことで、これぐらいの経費がかかるかもしれないけれどもやっていこうと思っているんだという、そういう前段があればこれは何の問題もなかったのではないかと思います。ただ、あまりにも唐突の中で議会でもいろいろ問題があったように、町民にとっては、これ920万円というお金が突如として現れて、「いやぁ俺の飯の種にもならないような彫刻を移設するのに920万円はすごいのではないのか」という反応はこれ間違いなくあるんですよ、本当に。名前は別ですけれども、前回の議会の傍聴したある方なんかの感想の中には本当に「プールの入場料もただにしないのに、何が芸術に八百何十万円だ」なんていう話も中にはありますし、実際に私も町民の方からそういうふうに「これにかけるぐらいなら、他にお金をかけるところがたくさんあるのではないか」というようなお話もたくさん聞きますので、これはやはりそういう意味での町民の理解というのは非常に必要ではないかというふうに感じています。それはあれですけれども、ちょっとこれは非常に教育委員会もいろいろと検討して今後のことについての数字は5月の段階で、あのときに言っていたのは確か年間200万円から250万円というようなお話をしていたのではないかと思いますけれども、本当に私はこの間、7月の採決のときに反対させていただきましたけれども、これはひとえになぜ反対したかと言いますと、来年度からかけるお金についても、今回の移設を承認したことによって、それにお金をかけるんだということに対しても承認したようなかたちになっては困ると思ったんですよね。要するに八百何十万円というのは、もうそれは約束した中で訓子府に持ってくるということで、これはまた悪い話ではないなという気持ちもしますし、それが八百何十万円かかるんでしたら、それは仕方ないと思いますけれども、これは来年からかけるお金というのは、やはり別物ではないかと思います。芸術文化を振興するにあたっても、お金をかけなければいけないのか、何百万円もかけて、10年間も計画しなければいけないのかということが、それも白紙委任をするというような、その可決で全て決まってしまうというようなかたちでは困ると思うので、私は前回は反対させていただきましたけれども、やはりこれは来年度からのことを説明する上でも、どういうことを実際にやってどれぐらいのお金をかけるんだということの心づもりがきっとあると思うんですけれども、それを発表することの大事さというのはあるのではないでしょうか。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

前段の中で、この作品の移設を含めた私どもが作成しました文化芸術活動方針について、5月の時点ではそういうものもない中で唐突感があるのではないかというお話もありましたけど、先ほど来、私が説明しているように、やはり社会教育、生涯学習を進める上で、芸術文化というのは大事な部分ということもございます。後ほど河端議員からのご質問にもある部分でもお答えいたしますけれども、私どもとしては平成27年度に社会教育中期計画ということで、中期的な今後の社会教育の方向性についての計画を立てた中で、その中でさまざまなご意見をいただいた中での文化芸術に町民が期待するものとか、例えば、そういう貴重なものもご意見をいただいた中で、この作品をきっかけとし、先ほど来言っています開基120年を契機とした中で、やはり私たちが先人から受け継いだものや貴重な知の財産としての訓子府町にあるものを受け継いだ中で、これから町民の潤いと安らぎを与えることが大切だということで、まず活動方針を作ったことをご理解いただきたいと思います。また、今お話ししている来年度以降のパブリックアートの武蔵野美術大学との関係の経費の問題でございますけれども、再度同じお話になりますけど、200万円というお話があるような部分もありますけど、私どもとしては先ほどお答えしましたように、例えばワークショップみたいなことをやりながら、子どもたちと町民等含めた、そういうときのソフト事業に係る経費、それと今考えているのは学生の作品を私たちの町の中で設置、展示した中での、その辺の制作支援に対する経費、例えば材料費とか、製作にかかる経費を含めた中での経費を考えて、今その辺の詳しい内容について産官学プロジェクトの内容も含めて今、大学側と詰めている段階で、それらの経費なり内容が詰まった段階で再度その辺の経費も含めた、内容も含めたことをお示ししていきたいと思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 6番 余湖龍三

最初に考えたときには、きっと何百万円もかかるんだろうということで考えていたんだと思うんですけれども、具体的に聞きますと、これ訓子府が初めてのことではないと思うんですよね、学生の制作費を出したりとか、学生の彫刻を持ってきてとか、そういうようなことは他の町でもやっているということで資料の中にも出ていましたけれども、もちろんそういうのがありますので、そういうものにかかる経費というのは、やはりある程度つかんでいるのではないかと思いますけれども、よその町ではどれぐらいのものをかけて、そういうものをやっていらっしゃるんですか。

答弁 社会教育課長 高橋治(社会教育課長は2020年3月まで)

ただいま、他の町はどれぐらいの経費がかかっているかということでございますが、その市町村によって経費がかかる部分については、まちまちでございます。本当に数十万円からですね、数千万円まで幅が広くなっています。それはいろいろな距離的なものとか、お金のかけようによると思いますので、その辺もよく研究をさせていただきながら、あと人数的なことも考えながら今後、大学側と詰めてまいりたいと思います。

質問 6番 余湖龍三

ですから、大学側と協議しながらというのではなくて、そういうね、よそでやった、なんぼかかったんだよと、これぐらいのものをやれば、これぐらいのものがかかるんだよと、何人やればこれぐらいかかるんだよというのは、当然つかんでいるはずですし、それを今もう9月ですから、きっと10月か11月には来年度の予算の中でやろうと思っていることですから、当然つかんでいるのではないですか。ですからその規模というのをやはり少しでも早く教えてくれて、町民の中にそういうものが浸透して理解を得ないと、これまた何百万円もかかるんだよ、何百万円も考えているんだよというようなことになると、非常にまた問題になってくるのではないかと私は思うんですよね。ですから考えているものは包み隠さず、わかっていることは教えてもらうというのがいいのではないかと思うので、訓子府町ももちろん何千万円もさっきの話じゃないですが、何千万円もかけられるわけではないんですから、当然一人にこれぐらいのものがかかって、これぐらいの人数でいきたいんだよと、学生支援に関しては。それぐらいのものはもっているんじゃないかと思うので、お金がかかるといえばそれが一番じゃないかなというふうに今の回答ではありますけれども、そこら辺、再度お願いします。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

それらの内容を詰めながら、さらにそういう先進地的なことも参考にしながら、その辺の内容を詰めた中でですね、早急な中でその内容が詰まった段階でお示ししていきたいと思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 6番 余湖龍三

本当にこの事業に関しては、もしくは来年度の予算に入れたいんだったら、やはり早め早めにね町民の理解を得るための、そういうものを出して、何で急にって、議会にとってもそうですよね、これ仮に来年度の予算ですから、3月にならないとわからないんですよという話になってしまいますと、これまた議員の10人個々の反応があると思いますけれども、私はこれが急にじゃぁ200万円で10年もやるんだなんてこと、とりあえず5年やりますよとかということになると、町民以上に反感を持ってしまう事案になるのではないかと非常に気にしています。ですからやはりなるべく早くわかって早く対応して何とか変えていっていきたいなというようなことを考えていますけれども。それでですね、そういう事業を考えているというのはわかるんですけれども、はっきり言いますと訓子府の場合、こういうパブリックアートについては、最近そういう資料をたくさんいただきましたのでわかりますけれども、町内の中にもたくさんそれに匹敵するような芸術作品ですとか、いいものがたくさんあるというのは、教育委員会はもちろん資料を出しているんですからすごいわかっているんだと思います。実際にですからこれに対する活用というのが今までなされていなかったと。ましてや掃除から始めるんですよ、補修から始まるんですよってね、これ書いてあるぐらいですから、全くそれに関しては無関心と言っていいぐらい何もやっていなかったのが、これ急にこれをやらなきゃいけない格好になったのだと思うんですけれども、やはりこれに関して、要するに今までの訓子府にあるパブリックアートを使った中で、主体となる事業というのはどういうものを考えていますか。

答弁 社会教育課長 高橋治(社会教育課長は2020年3月まで)

既存の町内にある作品の活用方法でございますが、今、余湖議員が言われたとおり維持管理、メンテナンスということも含めて、これからやっていかなければならないかと思っています。この点につきましては、他の市町村を参考にさせていただくのはもちろんですが、武蔵野美術大学といろいろな今回のお話をする中でやはり芸術作品を今後に生かすためにはどうしたらいいのだろうかというようなお話を伺った中でも発案させていただいたということをご理解いただきたいと思います。あと他に学校の授業の中でも作品を絵画で作成をしたりというケースがあったように思っておりますので、そんなことで学校教育の方では活用されていたのではないかなと思っております。今後につきましては、これを契機に本町の作品を活用して維持管理も含めてですね、町民にいろいろな例えば絵ですとか写真ですとか、そのようなかたちで興味、関心をもっていただいたり、そういった作品を例えばでございますが、公民館に展示をしたりというようなことで活用させていただきたいなと思っております。

質問 6番 余湖龍三

まずね地元にあるものを十分に活用した中で武蔵野美術大学のそういうアドバイスを受けながらというのも一つあるんだとは思うんですけれども、やはりそれに対する思いの深い職員もいらっしゃいますので、そこのところで頑張っていただいて、まずできることからやるというような体制というのは必要ではないかと思います。私は先ほどから数字、お金の話ばかりしていますけれども、これは町民理解を得る上で、お金の話というのは非常に大きな問題です確かに。ですからこれは今回の920万円についてはわれわれ議会が認めた中でもちろん進めていかなければいけないことだと思うんですけれども、今後のことについては、やはり一歩下がった段階で、この芸術文化をこれから進めていくんだというような体制というのは必要ではないかと思います。ですからできれば私は来年度については、そういう学生の支援、大学の先生方を呼んでの講演とかいろいろ考えているんだと思いますけれども、まずお金のかからない事業で一歩進んでもらえないかなと。それで1年間、そういう地道な活動をこなした中で次年度からやはりこういう活動をやりながら本当に実際にやる子どもたち、学校等の希望が多いので、やはりそういう方向性ももっていった方が町民の中にも、文化連盟関係の中にもやはりそういうものも必要だというようなことを起案していただくようなかたちをとった中で、何百万円の予算をとるような事業を組んでいくというような方向がいいのではないかと思うんですけれども、来年度はとりあえずお金をかけないでというような方法、思いはないでしょうか、教育長。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

私たち町内の中でも、さまざまな芸術活動なり文化活動をしている個人や団体も多くあります。先日も管内オホーツク美術展において最優秀賞を獲得した町民の方もおられます。そのような町民の方も含めまして、今お話ししているパブリックアートのまちづくりをですね、一つのきっかけとしながら、発展的にそういう活動をされている方や、これから子どもたちや町民が芸術や文化に参加しやすい環境づくりをするためにパブリックアートによるまちづくり、そして武蔵野美術大学との産官学プロジェクトを進めながらですね、その辺のところを図っていきたいと思っていますので、今の考え方としては、来年度からですね、その辺の事業展開を図りながら今後多くの町民ならびに団体ともお話をしていきながら、その辺の参画を含めた中でのお話をさせていただいて理解を得ながら進めたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 6番 余湖龍三

やはり理解を得られないので質問するんですけれども、やはり先ほどから何か同じことばかり言っていますけれども、やはり920万円のお金というのは今回町民にとっては非常にショックといいますか、大きな衝撃があります。これは間違いないことです。これからいろんな町民の方に説明していくんでしょうけれども、これについては、もっと喧々囂々けんけんごうごうと、きっとどこへ行っても言われる話じゃないかと思います。これは心に留めていただきたいと思います。それでかつまた来年から、年間の数字を言ってくれないのでわからないですけれども、よその、はっきり言いますと、よその町の大学生に、もちろん芸術文化のためですけれども、年間何百万円のお金を支援しながら、そういうものを進めていくのだということが唐突に転がって出てくるということは、非常に町民にとっては許し難いとまで言うのかどうかわかりません、納得し難い話じゃないかと思います。これについてはやはり一歩引いた中で、やはり地道な活動を1年間やって、そういう下地をつくった中で、私も決して大学生を育てるということが悪いことではないと思います。いいことではないかと思いますけれども、あまりにも唐突な中のこういう進行というのは町民の理解を得るためには非常に大変じゃないかと。これはやはり町長は政治家で、町長は住民から選ばれる人間ということになっていますので、やはり今後の町長のそういう政治方針の中にも、非常にある意味、町民の何十%かは「菊池町長、何やっているんだ」というような話になってくるんじゃないかと思うので、私はぜひともこの来年度からのものについては、1年延期を考えた中で、育てていくということを考えたいんですけれども、このことについて町長いかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

いろいろなご意見があることについては、私も承知しております。あながち反対ばかりではなくて、賛成だという方の意見も聞いていますから、余湖議員の意見も参考としてとどめておきたいというふうに思います。一つは、われわれの行政が執行する、提案する中にはいろんなケースがあります。例えば総合計画や社会教育計画の話も出ていましたけれども、5年、10年のスパンの中で事業として長期的に取り組んでいかなければならないということもあります。それから年度、来年度に向けて新しい新規事業をこれは3月議会に提案をするということになりますけれども、10月ぐらいから内部的な議論はもちろん始めていきますけれども、各団体や町民の皆さんのご意見を聞いて12月前後をめどにして新年度予算の骨子を行政的には固めていく。そして3月の議会で提案し、ご議論いただいて、そして新年度の事業として展開していくという、こういう二通りの考え方。もう1点は、唐突という言い方がいいかどうかはわかりませんけれども、行政は状況によっては、時間があまりないとか、慎重に議論をした中で今やらなければならないという中での提案をしなければならないというのはあります。例えば今回のことについては、去年の暮れの段階で遺族の方からお話があった。しかし所有権は国が持っている。国は3月の国の予算の審議を経なければ公開はできないという中で私どもは春以降の4月、5月の段階から内部としての考え方を議員の皆さまに提案しながら、町として今回のこれはご遺族の意思を受けて寄付を受けるというかたちをとる方針をいたしました。もちろんその段になって、郷土出身のふるさと出身といわれている水本修二さんのその作品をうちで受けるというところになった、その経費をどうするのかという議論も内部的にはもちろんございましたので、それが最終的にご提示した金額になったということで、皆さん方にご提案し、そして議決をいただいたと。これは今議会でもこれからいろいろなことがあります。例えば追加提案しますけれども、農業災害が出ている、他の町はやらない、だけどうちの町はやる。何百万円も、あるいは1千万円を超える単位で提案し、緊急時を含めて皆さま方のご意見をいただいて即時に対応しなければならないということももちろんあります。そう考えていきますと、議員の言葉を借りれば、飯にもならないなんて言い方はありますけれども、しかし寄付をいただく、国の判断等、時間的な状況の中でも行政はこの彫刻を受けたいという提案する権限を持っています。これで提案をさせていただいた。しかしこれは町民の何%の方に理解されているんだとお聞きですけれども、それはアンケート等をとらない限りはなんとも言えません。これはご理解いただきたい。しかし私たちは提案し可決させていただいた以上はできるだけこの事業をどう発展させていくかということを丁寧に説明し、事業的な展開をこれからやっていかなければならないということでありますから、これは新年度の中で武蔵野美術大学の産官学プロジェクト、一体になった計画と、うちが今このパブリックアート、すなわち水本作品を含めて、こういった文化芸術活動をどう発展させていくかという一つの構想の中で、新年度の29年度予算で教育委員会は私どもの方に提案し、私どもも予算として議会に提案するという事務でございますから、決して怠っているとか、そういうことではないと私は思いますので、あくまでも余湖議員のご意見は参考意見として聞かせていただきます。

質問 6番 余湖龍三

今、町長が言うことは非常によくわかります確かに。ただ、大事なところは、先ほど町長もおっしゃいましたように、町民の理解を調べるのにアンケートをとらなきゃわからないというのは全く正式な数字をとるんだとしたら、そういうことになるのではないかと思います。ただ、今までもいろんなことをやるにあたって、結果、結果で町民のアンケートをとっていくなんてことは、あり得なかったですし、そんなことをしなくても、ある意味、賛成だ、反対だ、いいことだ、悪いことだというような町民の意向というのは、ある意味わかってくるのではないかと思います。ですから私も今回の、そういう今、町長が説明されました事情ですとか、彫刻に関すること、移設に関することについては、この段階では納得は私はしています。私自身はそれこそ5月からいろいろな話を聞いた中で、そのことについては十二分とはいきませんけれども、現物を見てませんしね、置いたときにはもっと納得するのかもしれませんけれども、そういう意味では、まだまだですけれども、ある意味納得しています。ただ、町民の方にとっては本当にこれまた、そういう細かくわかる話ではないですけれども、いろいろな反応の中では、なかなか理解というのは難しいのではないかなと私は思っています。ですから今回920万円というお金がかかったんだよ、かけるんだよというようなことを町民に知らせて、これが決まってしまって進めていきますよと。ただ、私も芸術文化のこれからのこういう計画を見せていただいて、非常にいいことで頑張っていけば本当に何十年後かに、いい芸術家が育ってくるのかなとか、そういうものに接した子どもたちというのは、きっと書いてある言葉ですけれども、ものの豊かさではなく心の豊かさであると、こういうことでひとづくりを進めるんだというね、教育委員会で作ったものというのは非常に意味があるものだと思います。ただ、これシビアな話で、お金の金額というのは非常に大きなもので、台風の災害で1千万円だ、2千万円だ、町が出すということは、これまた町にとっては大変なことでしょうけれども、住民にとっては理解できる、「いやぁ訓子府町、頑張っているんだな」って、そういう逆に言うと、もう応援されるようなことではないかと思います。他でやらないようなことを訓子府は自分のお金を使ってやるんだというような、これは非常に評価に値することです。ただ、この芸術文化に関しては、もちろん長い目で見ていくという、長いスパンで物事を考えているんだよということはわかりますし、今日やって明日道路が直るんだというのとは、ちょっと訳が違うというのはもちろんわかります。だからこそ町民に対する理解というのは必要ではないかと思います。これが毎年、5万円か10万円かけながら10年ぐらい考えているんだよということになれば、これは町民の方も別にどうってことではないと思いますけれども、これきっと前回の話からいきますと、きっと100万円単位のお金を考えているのではないか、100万円以上のものがきっと出てくるのではないかと思いますけれども、そういうものに関しては、やはり先が長いだけに今回も焦らずに地道な町としてあまりお金がかからない、それを育てるような活動をした中で進めていって、そういう意味のある大学との産官学プロジェクトの学生支援ですとか、大学の先生方と造詣を深めていくということがベストではないかと思うんですけれども、最後に教育長よろしくお願いします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

何度も同じ質問をされていますから、それらの意見も含めて参考にして、新年度予算に臨みたいと思いますので、これは新年度の提案の中で、またご質問をいただきたいと思います。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

芸術文化については、余湖議員がおっしゃるように長期的な視点に立ちながら、やはりひとづくりやまちづくりに努めなければならないと思いますので、町長もおっしゃったように、余湖議員の意見を参考にさせていただきながら、よりよい芸術文化振興に努めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

質問 6番 余湖龍三

ぜひ参考にして予算を立てていただきたいと思いますが、本当に3月の予算の段階で出されまして、皆さんご存じのように一括提案になりますから、これまた一つだけに対して反対しなければいけないというようなことになってしまうと、議会も今いろいろと活性化の関係でいろいろと勉強もしていますので、いろんな方法を考えていくのではないかと思いますけれども、やはりそんなことをするよりは、やはり少しでも早い段階で議員の中にそういう心づもりを提示していただいて、理解を得て、やはり3月の予算に出してもらうというのがやはり丁寧なやり方ではないかと思いますので、そこら辺もお考えいただきまして、慎重にこの問題については進めていただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

過去の議会をみていただいてもおわかりだと思いますけれども、一括提案をします。しかし、議会として、この案件だけについては修正を求めるということも議会全体の意向として出た場合については、われわれ提案した側も真摯にそれを受け止めて訂正、もしくは削除、そういったこともあり得ますから、それはお互いの行政と立法府の責任において審議していかなければならないことだと思いますので、その点もご理解いただきたいと思いますし、ぜひ建設的で、そして積極的なご意見をいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。

質問 6番 余湖龍三

当然、議会として、議員として、そこら辺のところは、私個人も考えますし、議会全体もきちんとそのことについては考えていくと思いますので、今後そういう面では、またよろしくお願いしたいと思います。

出典:訓子府町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月14日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる